JPH06310263A - シーズヒータ及びその製造方法 - Google Patents
シーズヒータ及びその製造方法Info
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- JPH06310263A JPH06310263A JP11935693A JP11935693A JPH06310263A JP H06310263 A JPH06310263 A JP H06310263A JP 11935693 A JP11935693 A JP 11935693A JP 11935693 A JP11935693 A JP 11935693A JP H06310263 A JPH06310263 A JP H06310263A
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Abstract
ドが断線することのないシーズヒータ及びその製造方法
を得るにある。 【構成】 内部発熱線の端部とリードピン間を結ぶリー
ドを両者間の最短距離より大きい迂回路に沿って配置し
た状態でシーズヒータを組み込み、その後スエージング
するシーズヒータ及びその製造方法。
Description
造方法、特にスエージ(縮径)されるシーズヒータ及び
その製造方法に関するものである。
示し、1はステンレス系の金属からなる金属パイプ、2
はマグネシアから成るコアガイシ、3はこのコアガイシ
2の内部にコアガイシ2に対し偏心して設けた小孔内に
挿通したリードピン、4は上記コアガイシ2の周囲に巻
回し、その端部を上記リードピン3に接続した内部発熱
線、5は上記コアガイシ2と金属パイプ1との間の空間
部分に充填せしめたマグネシア等の耐熱性の絶縁物であ
る。このようなシーズヒータはスエージングによって成
形される。
ージング工程前図17,図18に示すように上記内部発
熱線4の端部を、通常内部発熱線4の延長部によって形
成されるリード6によってリードピン3に最短距離で接
続している。即ち偏心位置にあるリードピン3に最も近
いコアガイシ2の外周面の位置Aと、この位置Aからコ
アガイシ2の軸方向に延び上記コアガイシ2に巻回され
た内部発熱線4に接する点B間を結ぶ線7に沿って上記
コアガイシ2の外周面に平坦な、または傾斜する溝8を
形成し、上記内部発熱線4の端部から延びるリード6を
上記溝8を通して延ばし、その端部を上記リードピン3
が挿入されているコアガイシ2の小孔内に差し込み緊張
固定せしめている。
の小孔に挿通する代わりにリードピン3に巻き付けスポ
ット溶接により固定したものを示す。
のもののようにスエージング工程前内部発熱線4の端部
とリードピン3間をリード6によって最短距離で接続し
たものでは、スエージングによって成形した場合、スエ
ージ率、即ち(1−(スエージ後の直径/スエージ前の
直径))×100%が例えば14%の場合、コアガイシ
2の軸方向長さが1.15倍に伸び、上記リードピン3
と内部発熱線4の端部間の距離が大きくなり、リード6
が過剰に伸長されて断線する事故が多かった。
るリード6の過剰な伸びによる断線は上記スエージ率を
小さくすればその発生する危険は少なくなる。然しなが
ら、スエージ率を低くすれば金属パイプ1内に充填され
たマグネシア等の絶縁物を介しての内部発熱線4と金属
パイプ1間の熱伝導が低下し、放熱が悪くなるため、シ
ーズヒータの寿命が短くなる。従って上記スエージ率を
あまり低くするのは好ましくない。
である。
は、耐熱絶縁物製のコアと、このコアに巻回された内部
発熱線と、上記コアに固定したリードピンと、このリー
ドピンと上記内部発熱線の端部間を接続するリードと、
上記コアと内部発熱線とリードとリードピンとより成る
組立体を挿入した金属パイプと、この金属パイプと上記
組立体間に充填された耐熱絶縁物とより成り、上記リー
ドが上記リードピンと内部発熱線の端部間を結ぶ最短距
離より大きい迂回路を通して延びていることを特徴とす
る。
ている。
に巻回した内部発熱線の端部とリードピン間を最短距離
ではない迂回路を通して連結する工程と、上記内部発熱
線とリードピンを充填剤と共に金属パイプ内に挿入した
後スエージングする工程とより成ることを特徴とする。
記迂回路を通るリードが、スエージング工程前上記コア
に形成した溝または孔によって保持されている。
記溝または孔が、スエージング工程前円周方向にずれた
複数の位置に形成されている。
記溝が、スエージング工程前上記コアの端面に形成した
溝と、上記コアの外周面に軸方向に形成した溝とを有
し、上記端面における上記溝と上記コアの外周面上の溝
との間に形成される角度が大きくなるよう上記端面にお
ける溝が折れ曲がっている。
記迂回路を通るリードが、スエージング工程前上記コア
の外周面上に接着剤または糸状物で固定されている。
記迂回路を通るリードが、スエージング工程前上記コア
の端面または外周面に形成されたピンによりガイドされ
ている。
記迂回路を通るリードが、スエージング工程前上記コア
の端面に固定された管状部材によって保持されている。
記迂回路を通るリードが、スエージング工程前上記コア
の端面に固定されたE型部材の溝間を通る。
記迂回路が、スエージング工程前コイル状またはジグザ
グ状部分を含む。
る。
ガイシ2に内部発熱線4を巻回すると共に、リードピン
3を上記コアガイシ2に対し偏心して固定し、上記内部
発熱線4の端部とリードピン3間を従来のように最短距
離で結ぶ線に対して迂回路となる線に沿ったリード6に
よって接続せしめる。そのため本発明においては、偏心
したリードピン3に対して最短距離とならないコアガイ
シ2の外周面の位置Cと、この位置Cからコアガイシ2
の軸方向に延び上記コアガイシ2に巻回された内部発熱
線4に接する位置D間を結ぶ線9aに沿って上記コアガ
イシ2の外周面に軸方向に延びる平坦な、または傾斜す
る溝10を形成し、この溝10を通して延びるよう配置
したリード6によって内部発熱線4の端部とリードピン
3間を緊張状態に連結せしめ、このようにした組立体を
金属パイプ1内に挿入し、この金属パイプ1と上記組立
体間に耐熱絶縁物5を介挿した後、これら全体をスエー
ジングせしめる。
本発明におけるリード6のたどる通路を対比して示した
説明用斜視図である。図2において7´はリードピン3
と上記位置A間を結ぶコアガイシ2の端面上の線素子、
9bは上記リードピン3と上記位置C間を結ぶコアガイ
シ2の端面上の線素子、9cは上記コアガイシ2の外周
面上における上記位置AとD間を結ぶ線素子である。
上記の通りであるから、図2に示すように従来のもので
はスエージング前のリード6の長さは(7+7´)であ
るのに対し、本発明のものでは(9b+9a+9c)と
なる。図2から明らかなようにリードピン3はコアガイ
シ2の中心に対し偏心した位置にあるため、線素子9b
は線素子7´より長く、線素子9aは7に等しく、結局
本発明の場合にはリード6の長さが、(9b−7´)+
9c=Lだけ長くなっている。スエージングによってコ
アガイシ2が縮径された場合には、上述のようにリード
6が伸ばされるようになるが、このとき溝10が壊さ
れ、図3に示すようにリード6は内部発熱線4の端部と
リードピン3間を最短距離で結ぶ位置に近づくようにな
り、結局スエージングによってコアガイシ2の軸方向長
さが延長されても、上記長さの差Lに近い長さだけスエ
ージングによるリード6の伸びが緩和され、それだけリ
ード6の断線を防ぎ得るようになる。
2に貫通孔11を設けた本発明の他の実施例を示す。
上記リード6を上記リードピン3から上記コアガイシ2
の外周面上の位置Cにガイドするため上記溝10に連な
る溝12を形成し、この溝12を直線上ではなくその途
中で若干折れ曲がる形ならしめ、この溝12とコアガイ
シ2の外周面上の位置Cとのなす角αが上記溝12を直
線状とした場合に比べ十分に鈍角となるようにした本発
明の他の実施例を示す。この実施例によれば、上記コア
ガイシ2の溝10と12の加工時に上記コアガイシ2の
外周面上の位置C部分が破損するのを未然に防ぐことが
できる。
く、上記迂回路に沿って延びるリード6をコアガイシ2
の外周面上に無機接着剤13で固着せしめた本発明の他
の実施例を示す。
く、上記迂回路に沿って延びるリード6をコアガイシ2
の外周面上に石英、またはセラミックの糸状物14で縛
りつけて固着せしめた本発明の他の実施例を示す。
く、上記迂回路に沿って延びるリード6をコアガイシ2
の外周面上に埋め込み等によって固定したセラミック、
または金属のピン15によってガイドせしめるようにし
た本発明の他の実施例を示す。
属のピン15をコアガイシ2の外周面ではなく端面に形
成した本発明の他の実施例を示す。
ラミックの管16にリード6を通すことで迂回路を形成
した本発明の他の実施例を示す。
型のセラミック体17の溝にリード6を通すことで迂回
路を形成した本発明の他の実施例を示す。
面上に円周方向に離間して複数個設けて迂回路を形成し
た本発明の他の実施例を示す。
成し、この部分をコアガイシ2に接着剤等により固定す
ることによって迂回路を形成した本発明の他の実施例を
示す。
形成し、この部分をコアガイシ2に接着剤等により固定
することによって迂回路を形成した本発明の他の実施例
を示す。
は、図13,図14に示すようなリード6のコイル状部
分やジグザグ状部分をコアガイシ2に形成したコイル状
やジグザグ状の溝内に埋設固定せしめる。
10,12,貫通孔11の形状や数や位置は上記実施例
以外に任意に定めることができる。また本発明はコアガ
イシ2が円筒状のもののみならず、断面が三角、四角等
の多角形状のものにも同様にして適用することができ
る。
5がコアガイシ2に対して偏心した場合であるが、上記
図10〜図14に示す実施例は、同様にしてリードピン
15がコアガイシ2の中心に位置するものにも適用でき
る。
その製造方法によれば、スエージ率を高めてもリードの
断線を防ぐことができる大きな利益がある。
斜視図である。
タにおけるリードのたどる通路を対比して示した説明用
斜視図である。
明図である。
明図である。
明図である。
明図である。
明図である。
明図である。
明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
図である。
図である。
図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 耐熱絶縁物製のコアと、このコアに巻回
された内部発熱線と、上記コアに固定したリードピン
と、このリードピンと上記内部発熱線の端部間を接続す
るリードと、上記コアと内部発熱線とリードとリードピ
ンとより成る組立体を挿入した金属パイプと、この金属
パイプと上記組立体間に充填された耐熱絶縁物とより成
り、上記リードが上記リードピンと内部発熱線の端部間
を結ぶ最短距離より大きい迂回路を通して延びているこ
とを特徴とするシーズヒータ。 - 【請求項2】 上記リードピンが上記コアに対して偏心
している請求項1記載のシーズヒータ。 - 【請求項3】 コアに巻回した内部発熱線の端部とリー
ドピン間を最短距離ではない迂回路を通して連結する工
程と、上記内部発熱線とリードピンを充填剤と共に金属
パイプ内に挿入した後スエージングする工程とより成る
ことを特徴とするシーズヒータの製造方法。 - 【請求項4】 上記迂回路を通るリードが、スエージン
グ工程前上記コアに形成した溝または孔によって保持さ
れている請求項3記載のシーズヒータの製造方法。 - 【請求項5】 上記溝または孔が、スエージング工程前
円周方向にずれた複数の位置に形成されている請求項3
記載のシーズヒータの製造方法。 - 【請求項6】 上記溝が、スエージング工程前上記コア
の端面に形成した溝と、上記コアの外周面に軸方向に形
成した溝とを有し、上記端面における上記溝と上記コア
の外周面上の溝との間に形成される角度が大きくなるよ
う上記端面における溝が折れ曲がっている請求項4また
は5記載のシーズヒータの製造方法。 - 【請求項7】 上記迂回路を通るリードが、スエージン
グ工程前上記コアの外周面上に接着剤または糸状物で固
定されている請求項3,4,5または6記載のシーズヒ
ータの製造方法。 - 【請求項8】 上記迂回路を通るリードが、スエージン
グ工程前上記コアの端面または外周面に形成されたピン
によりガイドされている請求項3,4,5,6または7
記載のシーズヒータの製造方法。 - 【請求項9】 上記迂回路を通るリードが、スエージン
グ工程前上記コアの端面に固定された管状部材によって
保持されている請求項3,4,5,6,7または8記載
のシーズヒータの製造方法。 - 【請求項10】 上記迂回路を通るリードが、スエージ
ング工程前上記コアの端面に固定されたE型部材の溝間
を通る請求項3,4,5,6,7,8または9記載のシ
ーズヒータの製造方法。 - 【請求項11】 上記迂回路が、スエージング工程前コ
イル状またはジグザグ状部分を含む請求項3,4,5,
6,7,8,9または10記載のシーズヒータの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5119356A JP2701192B2 (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | シーズヒータ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5119356A JP2701192B2 (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | シーズヒータ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06310263A true JPH06310263A (ja) | 1994-11-04 |
JP2701192B2 JP2701192B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=14759469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5119356A Expired - Lifetime JP2701192B2 (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | シーズヒータ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2701192B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11913365B2 (en) | 2016-10-31 | 2024-02-27 | Watlow Electric Manufacturing Company | High power density insulated exhaust heating system |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5132120U (ja) * | 1974-08-31 | 1976-03-09 | ||
JPS5523382A (en) * | 1978-08-09 | 1980-02-19 | Nippon Denso Co Ltd | Air to fuel ratio controller |
-
1993
- 1993-04-23 JP JP5119356A patent/JP2701192B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5132120U (ja) * | 1974-08-31 | 1976-03-09 | ||
JPS5523382A (en) * | 1978-08-09 | 1980-02-19 | Nippon Denso Co Ltd | Air to fuel ratio controller |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11913365B2 (en) | 2016-10-31 | 2024-02-27 | Watlow Electric Manufacturing Company | High power density insulated exhaust heating system |
Also Published As
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---|---|
JP2701192B2 (ja) | 1998-01-21 |
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Legal Events
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