JP2598709Y2 - 差動変圧器の巻線構造 - Google Patents

差動変圧器の巻線構造

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JP2598709Y2
JP2598709Y2 JP1993023599U JP2359993U JP2598709Y2 JP 2598709 Y2 JP2598709 Y2 JP 2598709Y2 JP 1993023599 U JP1993023599 U JP 1993023599U JP 2359993 U JP2359993 U JP 2359993U JP 2598709 Y2 JP2598709 Y2 JP 2598709Y2
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JP
Japan
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winding
differential transformer
stepped
winding structure
portions
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JP1993023599U
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JPH0682829U (ja
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毅 菅沼
昌二郎 大室
秀夫 青木
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、差動変圧器の巻線構造
に関し、特に、渡り線を設けることなく複数の階段状巻
線部を形成するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の差動変圧
器の巻線構造としては、一般に、図2で示す構成が採用
されていた。すなわち、図2において符号1で示される
ものは円筒状をなすボビンであり、このボビン1の外周
面1aには、1重巻きによる第1階段状巻線部2が巻き
始め部2aから巻回され、この第1階段状巻線部2の第
1終端部2bで第1渡り線3を介して第2階段状巻線部
4が形成され、第2終端部4bで折り返し部5を介して
第3階段状巻線部6が形成されている。
【0003】前記第3階段状巻線部6の第3終端部6b
は第2渡り線7を介して第4階段状巻線部8が形成さ
れ、この第4階段状巻線部8の巻き終わり部8bは外部
へ導出されている。
【0004】従って、前記各階段状巻線部2,4,6,
8は、各々異なる巻幅において階段状に形成され、2個
の渡り線3,7及び折り返し部5を介して連続した1重
巻き10で各々構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来の差動変圧器の巻
線構造は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、各階段状巻線部を接
続するためには複数の渡り線を必要とし、この渡り線は
表面に露出されているため、この渡り線の切断事故を防
止するための被覆処理をしなければならず、製造工程が
複雑化していた。また、この渡り線がある故に、巻線の
自動化が難しく、大量生産によるコストダウンを達成す
ることが困難であった。
【0006】本考案は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、渡り線を設けることなく複
数の階段状巻線部を形成するようにした差動変圧器の巻
線構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案による差動変圧器
の巻線構造は、巻幅が長手方向において順次に変化した
複数の階段状巻線部を有する差動変圧器の巻線構造にお
いて、前記各階段状巻線部は偶数段のみの重巻きに構成
されかつ少なくとも1個の折返し部を有すると共に、前
記各階段状巻線部間には渡り線を有しない構成である。
【0008】
【作用】本考案による差動変圧器の巻線構造において
は、各階段状巻線部に少なくとも1個の折返し部を有し
ているため、各階段状巻線部は2重巻きとなると共に、
渡り線を用いることなく各階段状巻線部を連続して形成
することができ、自動巻線を行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、図面と共に本考案による差動変圧器の
巻線構造の好適な実施例について詳細に説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説
明する。
【0010】図1において符号1で示されるものは円筒
状をなすボビンであり、このボビン1の外周面1aに
は、第1階段状巻線部2が巻き始め部2aから巻回さ
れ、この第1階段状巻線部2は第1折返し部20を介し
て逆方向に2重巻きで巻回され、第1終端部2bで折り
返されて第2階段状巻線部4が巻回されている。
【0011】この第2階段状巻線部4は第2折返し部2
1を介して逆方向に2重巻きで巻回され、第2終端部4
bで折り返されて第3階段状巻線部6が巻回されてい
る。
【0012】この第3階段状巻線部6は第3折返し部2
2を介して逆方向に2重巻きで巻回され、第3終端部6
bで折り返されて第4階段状巻線部8が巻回されてい
る。
【0013】この第4階段状巻線部8は、第4折り返し
部23を介して逆方向に2重巻きで巻回され、巻き終わ
り部8bとして外部に導出されている。従って、各階段
状巻線部2,4,6,8は2重巻きに構成されると共
に、各々少なくとも1個の折り返し部20,21,2
2,23を有している。
【0014】なお、前述の実施例では、各階段状巻線部
2,4,6,8を2重巻きすなわち2段とした場合につ
いて述べたが、各々2重巻き以上の4重巻き(4段)又
は6重巻き(6段)等の偶数段のみの重巻きとした場合
にはこの折り返し部20,21,22,23の数も増加
することになる。また、各階段状巻線部2,4,6,8
の長手方向(軸方向)における巻幅D1,D2,D3,D4
は順次変化し、各階段状巻線部2,4,6,8によって
径方向の巻線厚さが異なる階段状の形状を構成してい
る。
【0015】
【考案の効果】本考案による差動変圧器の巻線構造は以
上のように構成されているため、次のような効果を得る
ことができる。すなわち、各階段状巻線部が偶数段のみ
の重巻きに構成されているため少なくとも1個の折り返
し部で済むことになり、従来の渡り線を用いることなく
1本の線で階段状の巻線構造を得ることができ、自動巻
線機による巻線を可能とし、大幅なコストダウンを達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による差動変圧器の巻線構造を示す要部
の断面図である。
【図2】従来の差動変圧器の巻線構造を示す要部の断面
図である。
【符号の説明】
1〜D4 巻幅 2,4,6,8 階段状巻線部 3,7 渡り線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−119732(JP,U) 実開 昭49−56418(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 27/28 H01F 30/00 H01F 41/06 G01B 7/00 G01D 5/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻幅(D1〜D4)が長手方向において順次変
    化した複数の階段状巻線部(2,4,6,8)を有する差動変圧
    器の巻線構造において、前記各階段状巻線部(2,4,6,8)
    は偶数段のみの重巻きに構成されかつ少なくとも1個の
    折返部(20,21,22,23)を有すると共に、前記各階段状巻
    線部(2,4,6,8)間には渡り線(3,7)を有しないことを特徴
    とする差動変圧器の巻線構造。
JP1993023599U 1993-05-07 1993-05-07 差動変圧器の巻線構造 Expired - Lifetime JP2598709Y2 (ja)

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JPH0682829U JPH0682829U (ja) 1994-11-25
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