JPH0741142Y2 - 放電灯用安定器 - Google Patents

放電灯用安定器

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JPH0741142Y2
JPH0741142Y2 JP1986130121U JP13012186U JPH0741142Y2 JP H0741142 Y2 JPH0741142 Y2 JP H0741142Y2 JP 1986130121 U JP1986130121 U JP 1986130121U JP 13012186 U JP13012186 U JP 13012186U JP H0741142 Y2 JPH0741142 Y2 JP H0741142Y2
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JP
Japan
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ballast
discharge lamp
iron core
unit
conventional example
Prior art date
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Application number
JP1986130121U
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English (en)
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JPS6336020U (ja
Inventor
清作 小林
幸男 杉山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
この考案は中央部が中空とされる鉄心を備える電球形放
電灯の口金部内に装着される放電灯用安定器に関する。 この種の放電灯用安定器の使われ方は、例えば、第1図
に示され、中央部が放電灯の電極の通路用の中空とされ
る鉄心を備える放電灯用安定器10がランプの外殻グロー
ブ11の上部の電球口金13内に収納されその中空部を通し
て湾曲形状の螢光灯12の電極を貫通させている。このよ
うに中央部が中空とされる放電灯用安定器10は、電球形
螢光灯を形成するために近年よく用いられるようになっ
ているものである。 このような目的に適合した放電灯用安定器の代表的な構
造の二つの従来例を第6図、第7図に例示すると、まず
第1の従来例として第6図示のように中空円柱状巻鉄心
を中央で切断し分割鉄心14a、14bを構成し、それぞれの
分割鉄心に2ヶの単位コイル15a、15bを施した上、両者
を安定器のインピーダンス値を所望値に設定する空隙g
をおいて接合したものがある。このような方式のものは
安定器全体をコンパクトに纏め上げることができる点に
特徴をもつ。例えば必要な内径を20mm、また鉄心巾、コ
イル厚さをそれぞれ10mm、4mmとすると安定器全体の外
径は、4mm
【外側コイル】+10mm
【鉄心】+4mm
【内側コ
イル】+20mm
【内穴】+4mm
【内側コイル】+10mm
【鉄
心】+4mm
【外側コイル】=56mmとなり、後述の第2の
従来例よりもコンパクトに纏め上げることができる。然
し乍らこの方式のものは同時に次の三つの難点を持つ、 鉄心の絶縁処理のコストが高い。 即ち、成形ボビンで鉄心を覆う場合は鉄心が湾曲してい
るために成型ボビンの形状が複雑となりコスト高につ
き、また鉄心をテープで巻いたり粉体塗装をしたりする
と非常に手間がかかったり大型設備を要するなどの不都
合がある。 鉄心自体のコストが高い。 即ち、第6図示のようなカットコアでは鉄心の加工費が
一般の打抜積層鉄心に比較して格段に高く、一方、半円
形状の単位鉄板を積層する方式は第8図示のように歩留
りが悪い。他の方式との歩留りの比較は後述の説明によ
り明らかとなるがこの方式によるものゝ歩留りは第8図
の参照において 巻線工程のコストが高い。 即ち、上記したとおり鉄心が湾曲しているために巻線が
しにくゝ巻線工程の生産性が極めて低くコスト高につく
不都合がある。 次に第2の従来例を第7図示にて説明するとこの方式に
よる放電灯用安定器はU字形状の分割鉄心16a,16bを互
いに突きあわせて構成される中空形の鉄心に2ヶの単位
コイル17a,17bを施したもので前述の第2の従来例にお
ける及びの難点をもたないものであるが次の別の問
題点をもつ、 装置が大型となる。 即ち、この方式によると、コイルが鉄心の全周に巻かれ
る第1の従来例の場合と比べてコイルが鉄心の局部に巻
かれるためコイル厚さは第1の従来例の場合と比べて大
きくなる。いまこの方式によるコイル厚さを6mm(第1
の従来例の場合のコイル厚さは4mm)とし、その他の条
件を第1の従来例の場合と同様とすると安定器全体の外
径は、{6mm
【外側コイル】+10mm
【鉄心】+6mm
【内側
コイル】+20mm
【内穴】+6mm
【内側コイル】+10mm
【鉄心】+6mm
【外側コイル】}/cos20°=68.1mmとな
り、第1の従来例の場合と比べて大きくなるものであ
る。ここでの20°は、図中の角度θを指す。 また、この第2の従来例にあっても第1の従来例の難点
を依然としてもっている。 即ち、第9図示のようなU字形状の鉄心の場合の歩留り
は第7図の参照において、〔1−{(2×16×10)÷
(20×26×2)}〕×100=69.2%であり第1の従来例
と同様歩留りが低い。 この考案の目的は生産性の高い巻線方式がそれ、且つコ
イルと鉄心との絶縁処理がし易く(安価な成型ボビンや
紙ボビンが使える)、且つ鉄心の歩留りが高く、且つ小
型化が可能であって上述の第1、第2の従来例における
問題点〜を解決しうる放電灯用安定器を提供すると
ころにある。 第2図は、電球形放電灯の口金部内に装着される放電灯
用安定器として発明者らが最初に考えた放電灯用安定器
の例であって、それは、その屈曲角度が90°であるく字
形の単位鉄板を複数枚積層した2ヶの単位鉄心1a,1bを
互いに突きあわせて構成される中空四角形鉄心1と各々
の単位鉄心毎に装着された4ヶの単位コイル2a,2b,2c,2
dとより放電灯用安定器を構成するものである。 この例によると巻線は4ヶの単位コイルに分割されてい
るので必要なコイル厚は第1の従来例(第6図)の場合
と同様に4mmとして、安定器全体の外径を求めると、{4
mm
【外側コイル】+10mm
【鉄心】+4mm
【内側コイル】
+20mm
【内穴】+4mm
【内側コイル】+10mm
【鉄心】+4
mm
【外側コイル】}/cos20°=59.6mmとなり、また、鉄
心の対角部における外径も鉄心のコーナーでの曲率を10
mmで設計したとすれば10mm
【鉄心コーナー部】+2×
(10mm
【内穴半径】+4mm
【内側コイル】)
【鉄心コーナー部】=59.6mmとなり第1の従来例の場合
(56mm)と比べて若干は大きいが第2の従来例の場合
(68mm)と比べて可成り小さくできる。 一方、この例によるものの歩留りは第4図の参照におい
であって、第1の従来例の場合(63.8%)及び第2の従
来例の場合(69.2%)と比べて顕著に改善される。 更に、この例では鉄心の絶縁処理のコスト面、巻線工程
のコスト面における第1の従来例の難点を含まない。即
ち、鉄心は第1の従来例の場合のように湾曲することが
ないので標準的な成型ボビンの使用が可能であり、また
成型ボビンへの巻線の実施および成型ボビンの鉄心への
装着が標準的な装置によって行なわれ得る。 しかし、この例(発明者らが最初に考えた放電灯用安定
器の例、第2図相当)にも難点がある。それは、中空円
柱状巻鉄心を使用する第1の従来例に較べてその磁路長
を充分に採ることができず、そのために電球形放電灯の
口金部の限られた円形内周部内に大容量の安定器を装着
することができないものであった。 第3図は、この考案の実施例を示し、その屈曲角度が60
°であるく字形の単位鉄板を複数枚積層した3ヶの単位
鉄心3a,3b,3cを互いに突きあわせて構成される中空六角
形鉄心3と各々の単位鉄心毎に装着された6ヶの単位コ
イル4a,4b,4c,4d,4e,4fとより放電灯用安定器を構成す
るものである。 この実施例によると巻線は6ヶの単位コイルに分割され
ているので必要なコイル厚は第1の従来例(第6図)の
場合と同様に4mmとして、安定器全体の外径を求める
と、{4mm
【外側コイル】+10mm
【鉄心】+4mm
【内側コ
イル】+20mm
【内穴】+4mm
【内側コイル】+10mm
【鉄
心】+4mm
【外側コイル】}/cos12°=57.3mmとなり、
第1の従来例の場合(56mm)と比べて若干は大きいが第
2の従来例の場合(68mm)と比べて可成り小さくでき、
また第2図の例の場合(59.6mm)と比べて若干小さくで
きる。 一方、この実施例によるものゝ歩留りは第5図の参照に
おいて{2×(242−142)tan30°}÷{2×(14+10c
os30°)×(10÷cos30°)}×100=83.8%であって、
第2図の例の場合(90.2%)より若干低いが第1の従来
例の場合(63.8%)及び第2の従来例の場合(69.2%)
と比べて顕著に改善される。 更に、この実施例でも鉄心は第1の従来例の場合のよう
に湾曲することがないので、第2図の例での説明と同様
に鉄心の絶縁処理及び巻線工程のコスト面における第1
の従来例の難点を含まない。 更に、この実施例での鉄心形状は、第2図の例の場合と
比べて電球形放電灯の口金部の円形内周部に添うために
口金部の限られた円形内周部内に大容量の安定器を装着
することができるものである。 以上実施例に基いて説明したとおりこの考案によれば、
中央部が中空とされる鉄心を備える放電灯用安定器を製
作するに当って、その屈曲角度が60度であるく字形の単
位鉄板を複数枚積層した3ヶの単位鉄心を突きあわせて
構成される中空六角形の鉄心と各々の単位鉄心の直線部
分毎に各1ヶずつ装着された単位コイルを直列あるいは
並列に接続して成る巻線とによって放電灯用安定器を構
成したので、鉄心の巻線装着部に湾曲部をもつことなく
従って標準的な成型ボビンの使用が可能となり成型ボビ
ンへの巻線の実施および成型ボビンの鉄心への装着が標
準的な装置によって行なわれ得てこのため鉄心の絶縁処
理及び巻線工程が従来の一般的な放電灯用安定器の製作
と同条件にて行うことができコスト高を招くことがな
く、また、積層すべき単位鉄板をく字形状としているた
め鉄心作成時の歩留りが高く鉄心を安価に製造でき、更
に、各単位鉄心がく字形状を呈するため各単位鉄心毎に
2ヶの単位コイルを装着できその結果巻線を鉄心全体に
分散させることができコイル厚さを小さく抑えることが
できること、及び鉄心を点対称に配置できること、及び
その鉄心が電球形放電灯の口金部の円形内周部に添うた
めに口金部の限られた円形内周部内に大容量の安定器を
装着することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置の使用例を示す概略図、第2図は
参考例の正面および側面を示すモデル図、第3図は本考
案の実施例の正面および側面を示すモデル図、第4図は
第2図参考例の材料取りの説明図、第5図は第3図実施
例の材料取りの説明図、第6図および第7図は異なる従
来例のそれぞれの正面および側面を示すモデル図、第8
図は第6図従来例の材料取りの説明図、第9図は第7図
従来例の材料取りの説明図である。 1……中空四角形鉄心、3……中空六角形鉄心 1a,1b,3a,3b,3c……単位鉄心 2a,2b,2c,2d,4a,4b,4c,4d,4e,4f……単位コイル 10……放電灯用安定器、11……外殻グローブ、12……螢
光灯、13……電球口金 14a、14b,16a,16b……分割鉄心 15a、15b、17a,17b……巻線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電球形放電灯の口金部内に装着されその中
    央部が放電灯の電極の通路用の中空部とされる放電灯用
    安定器であって、その屈曲角度が60度であるく字形の単
    位鉄板を複数枚積層した3ケの単位鉄心を突きあわせて
    構成される中空六角形の鉄心と各々の単位鉄心の直線部
    分毎に各1ケずつ装着された単位コイルを直列あるいは
    並列に接続して成る巻線とより構成される放電灯用安定
    器。
JP1986130121U 1986-08-26 1986-08-26 放電灯用安定器 Expired - Lifetime JPH0741142Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986130121U JPH0741142Y2 (ja) 1986-08-26 1986-08-26 放電灯用安定器

Applications Claiming Priority (1)

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JP1986130121U JPH0741142Y2 (ja) 1986-08-26 1986-08-26 放電灯用安定器

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JPS6336020U JPS6336020U (ja) 1988-03-08
JPH0741142Y2 true JPH0741142Y2 (ja) 1995-09-20

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ID=31027319

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5760814A (en) * 1980-09-30 1982-04-13 Matsushita Electric Works Ltd Leakage flux instrument with winding

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JPS6336020U (ja) 1988-03-08

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