JPH0944862A - 音飛び警告装置 - Google Patents

音飛び警告装置

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Publication number
JPH0944862A
JPH0944862A JP19552995A JP19552995A JPH0944862A JP H0944862 A JPH0944862 A JP H0944862A JP 19552995 A JP19552995 A JP 19552995A JP 19552995 A JP19552995 A JP 19552995A JP H0944862 A JPH0944862 A JP H0944862A
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JP
Japan
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vibration
sound
warning
optical disk
acceleration
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JP19552995A
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English (en)
Inventor
Koichi Asaka
宏一 淺香
Naokazu Susa
直和 須佐
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音飛び発生の危険性を使用者に事前に警告し
て外部振動を軽減する行動をとるように促し、音飛びを
回避する。 【構成】 自動車の走行中の状況により、CDプレーヤ
本体1のトラッキング方向に過剰な振動が加わり、トラ
ッキングサーボ回路6からのトラッキングサーボ誤差信
号は、外部振動の周期に同期して変動を起こす。トラッ
キングサーボ誤差信号は振動帯域フィルタ3を通過し、
ウインドウコンパレータ4で音飛びの限界値として設定
されるウインドウと比較判定され、時間ウインドウ監視
器5から振動検出信号として出力される。振動検出信号
はトラッキングサーボゲイン増加手段7に入力されトラ
ッキングサーボ回路6のゲインを増加させ変動に対する
応答性を向上させる。同時に電子音発生源10に入力され
電子音で使用者に音飛びの危険性を警告し、振動を軽減
する行動を促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクから音楽ま
たは音声等を再生する光ディスク装置内に設置し、使用
者に音飛びの発生を事前に警告する音飛び警告装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の音飛び防止装置は、図7に示した
ように構成されている。図7において、1は光ディスク
装置である車載用のコンパクト・ディスク・プレーヤ
(以下、CDプレーヤという)本体、2は後述する振動帯
域フィルタ,ウインドウコンパレータ,時間ウインドウ
監視器から構成される振動検出手段、3は入力される信
号の振動帯域成分のみを通過させる振動帯域フィルタ、
4は振動帯域フィルタ3の通過後の信号が音飛びの限界
にあることを判定するウインドウコンパレータ、5はあ
る一定時間のウインドウ(一定幅)を待ってウインドウコ
ンパレータ4からの信号を監視する時間ウインドウ監視
器、6は、光ディスク(図示せず)の所望のトラック位置
に光スポットを追従させるトラッキング方向の制御を行
い、また振動検出手段2に供給するトラッキングサーボ
誤差信号を出力するトラッキングサーボ回路、7は、振
動検出手段2から入力される振動検出信号により、外部
振動による変動に対しトラッキングサーボ回路6の応答
性が向上するように、ゲインを増加させるトラッキング
サーボゲイン増加手段である。
【0003】前記従来例において、自動車の走行中の路
面状況や運転状況により、搭載されている車載用のCD
プレーヤ本体1内に存在する光ディスクのトラッキング
方向に過剰な振動が加わった場合、トラッキングサーボ
回路6から取り出したトラッキングサーボ誤差信号は振
動の周期に同期して変動を起こす。
【0004】トラッキングサーボ誤差信号は振動帯域フ
ィルタ3を通過し実際に起こりうる振動成分のみ通過さ
れる。さらにウインドウコンパレータ4は振動帯域フィ
ルタ3を通過した信号を音飛びの限界値として設定され
るウインドウにより比較判定する。ウインドウコンパレ
ータ4を通過した信号は振動時、クロック的な信号とな
るため時間ウインドウ監視器5によって、ある一定時間
の時間ウインドウのなかでウインドウコンパレータ4の
出力信号を監視して連続的なレベル信号として振動検出
信号を出力する。振動検出信号がトラッキングサーボゲ
イン増加手段7に入力されると、トラッキングサーボ回
路6のゲインを増加させ、振動によるトラッキング方向
の変動に対して応答性を向上させる。
【0005】このように動作する前記従来の音飛び防止
装置では、トラッキング方向に過剰な振動が加わった場
合、トラッキングサーボ回路6のゲインを増加させるこ
とにより外部振動に対して音飛びを抑制することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の音飛び防止装置では音飛びを抑制することに
主眼をおいており、さらに起こりうる外部振動に対して
音飛びを軽減するものが主であり完全に防止できないと
いう問題があった。
【0007】本発明は、前記従来技術の問題を解決する
ものであり、音飛び発生の危険性を使用者に事前に警告
して外部振動を軽減する行動をとるように促し、音飛び
の回避ができる音飛び警告装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、光ディスク装置が有するトラッキングサ
ーボ回路と、トラッキングサーボ回路から出力されるト
ラッキングサーボ誤差信号により、光ディスク装置に加
わる振動を検出する振動検出手段と、振動検出手段から
出力される振動検出信号によりトラッキングサーボ回路
のゲインを増加させるゲイン増加手段と、光ディスク装
置に加わる振動により記録信号の再生に音飛び発生のお
それがあるとき振動検出信号を用いて音による警告を行
う音警告手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、光ディスク装置が有するフォーカス
サーボ回路と、フォーカスサーボ回路から出力されるフ
ォーカスサーボ誤差信号により、光ディスク装置に加わ
る振動を検出する振動検出手段と、振動検出手段から出
力される振動検出信号によりフォーカスサーボ回路のゲ
インを増加させるゲイン増加手段と、光ディスク装置に
加わる振動により記録信号の再生に音飛び発生のおそれ
があるとき振動検出信号を用いて音による警告を行う音
警告手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、光ディスク装置に加わる振動の加速
度成分を検出する加速度検出手段と、加速度検出手段か
ら出力される加速度情報より、音飛びの抑制を行うサー
ボループに逆加速度を加算して変動に対する応答性を向
上させる逆加速度加算手段と、光ディスク装置に加わる
振動により記録信号の再生に音飛び発生のおそれがある
ことを加速度情報より判定する判定手段と、判定手段の
判定結果に基づいて音による警告を行う音警告手段とを
備えたことを特徴とする。
【0011】また、前記音警告手段に代えて、光ディス
ク装置に加わる振動により記録信号の再生に音飛び発生
のおそれがあるとき視覚による警告を行う視覚警告手段
を備えたように構成したものである。
【0012】
【作用】前記構成によれば、トラッキングサーボ誤差信
号を用い光ディスク装置に加わる振動を検出し、その出
力によりトラッキングサーボ回路のゲインを増加させ変
動に対する応答性を向上させて音飛びを抑制し、さらに
音や視覚による警告を行い使用者に振動を軽減する行動
を促し、音飛びの発生を回避する。
【0013】また、フォーカスサーボ誤差信号を用い光
ディスク装置に加わる振動を検出し、その出力によりフ
ォーカスサーボ回路のゲインを増加させ変動に対する応
答性を向上させて音飛びを抑制し、さらに音や視覚によ
る警告を行い使用者に振動を軽減する行動を促し、音飛
びの発生を回避する。
【0014】また、光ディスク装置に加わる振動の加速
度成分から加速度情報を検出し、その加速度情報から得
た逆加速度の加算により音飛びの抑制を行うサーボルー
プの変動に対する応答性を向上させ、さらに加速度情報
から音飛び発生の危険性を判定したとき、その結果に基
づいて音や視覚による警告を行い使用者に振動を軽減す
る行動を促し、音飛びの発生を回避する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の第1の実施例における音飛
び警告装置の構成を示したブロック図である。ここで、
従来例の図7において説明した同一作用効果のものには
同一の符号を付し、また以下の各図においても同様とす
る。図1において、1は車載用のCDプレーヤ本体、2
は振動検出手段、3は振動帯域フィルタ、4はウインド
ウコンパレータ、5は時間ウインドウ監視器、6はトラ
ッキングサーボ回路、7はトラッキングサーボゲイン増
加手段、10は音警告手段として使用者に音による警告を
行う電子音発生源である。
【0016】このように構成された第1の実施例は、従
来例と同様に自動車の走行中の路面状況や運転状況によ
り、搭載されている車載用のCDプレーヤ本体1のトラ
ッキング方向に過剰な振動が加わった場合、トラッキン
グサーボ回路6から取り出したトラッキングサーボ誤差
信号は外部振動によって、振動の周期に同期して変動を
起こす。
【0017】トラッキングサーボ誤差信号は振動帯域フ
ィルタ3を通過し、さらにウインドウコンパレータ4に
より音飛びの限界値として設定されるウインドウにより
比較判定される。ウインドウコンパレータ4を通過した
信号は時間ウインドウ監視器5によって、連続的なレベ
ル信号として振動検出信号を出力する。
【0018】電子音発生源10は、時間ウインドウ監視器
5から出力される振動検出信号が入力されると電子音に
より使用者に警告して、振動を軽減する行動を促す。同
時にトラッキングサーボゲイン増加手段7にも振動検出
信号が入力され、トラッキングサーボ回路6のゲインを
増加させ、トラッキング方向の変動に対する応答性を向
上させる。
【0019】このように光ディスクのトラッキング方向
に振動が加わり、振動検出手段2により車載用のCDプ
レーヤ本体1に音飛びが起こりうる振動を検出した場
合、電子音発生源10による電子音にて使用者に音飛び発
生の危険性があることを警告し、使用者は事前に自動車
のスピードを落とす等の音飛びを回避する行動をとるこ
とができる。またさらに使用者が無謀な運転を行った場
合にも本装置が作動するため使用者に安全運転を促すこ
ともできる。
【0020】次に、図2は本発明の第2の実施例におけ
る音飛び警告装置の構成を示したブロック図である。図
2において、1aはポータブルのCDプレーヤ本体、2
は振動検出手段、3は振動帯域フィルタ、4はウインド
ウコンパレータ、5は時間ウインドウ監視器、6はトラ
ッキングサーボ回路、7はトラッキングサーボゲイン増
加手段、11は視覚警告手段として使用者に視覚による警
告を促す液晶パネルである。
【0021】第2の実施例において、前記第1の実施例
で説明した車載用のCDプレーヤ本体1をポータブルの
CDプレーヤ本体1aとして、警告手段である電子音発
生源10を液晶パネル11に代えて警告を音から視覚による
ものとし、その他の動作においては第1の実施例と同様
である。
【0022】使用者が警告表示を発見することにより、
音飛びの危険性を事前に察知し振動を軽減する行動をと
ることで、音飛びを回避することができる。
【0023】次に、図3は本発明の第3の実施例におけ
る音飛び警告装置の構成を示したブロック図である。図
3において、1は車載用のCDプレーヤ本体、2は振動
検出手段、3は振動帯域フィルタ、4はウインドウコン
パレータ、5は時間ウインドウ監視器、8は、光ディス
ク(図示せず)の情報面の所望の位置に光スポットの焦点
が合うようにフォーカス方向の制御を行い、また振動検
出手段2に供給するフォーカスサーボ誤差信号を出力す
るフォーカスサーボ回路、9は、振動検出手段2から入
力される振動検出信号により、外部振動による変動に対
しフォーカスサーボ回路8の応答性が向上するように、
ゲインを増加させるフォーカスサーボゲイン増加手段、
10は電子音発生源である。
【0024】このように構成された第3の実施例は、第
1の実施例の図1において説明した車載用のCDプレー
ヤ本体1に備えた、トラッキングサーボ回路6に代えて
フォーカスサーボ回路8、トラッキングサーボゲイン増
加手段7に代えてフォーカスサーボゲイン増加手段9と
して構成したものである。フォーカス方向に過剰な振動
が加わった場合、フォーカスサーボ回路8から取り出し
たフォーカスサーボ誤差信号は外部振動によって、振動
の周期に同期して変動を起こす。
【0025】第1の実施例と同様にフォーカスサーボ誤
差信号が入力された振動検出手段2の出力する振動検出
信号により、電子音発生源10にて使用者に音飛びの危険
性を警告する。また、振動検出信号はフォーカスサーボ
ゲイン増加手段9にも入力され、フォーカスサーボ回路
8のゲインを増加させフォーカス方向の変動に対する応
答性を向上させる。
【0026】このように光ディスクのフォーカス方向に
振動が加わり、振動検出手段2により車載用のCDプレ
ーヤ本体1に音飛びが起こりうる振動を検出した場合、
第1の実施例と同様に使用者に音飛び発生の危険性があ
ることを警告し、事前に音飛びを回避する行動を促すこ
とができる。
【0027】次に、図4は本発明の第4の実施例におけ
る音飛び警告装置の構成を示したブロック図である。図
4において、1aはポータブルのCDプレーヤ本体、2
は振動検出手段、3は振動帯域フィルタ、4はウインド
ウコンパレータ、5は時間ウインドウ監視器、8はフォ
ーカスサーボ回路、9はフォーカスサーボゲイン増加手
段、11は液晶パネルである。
【0028】第4の実施例において、前記第3の実施例
で説明した車載用のCDプレーヤ本体1をポータブルの
CDプレーヤ本体1aとして、警告手段である電子音発
生源10を液晶パネル11に代えて警告を音から視覚による
ものとし、その他の動作においては第3の実施例と同様
である。
【0029】使用者が警告表示を発見することにより、
音飛びの危険性を事前に察知して振動を軽減する行動を
とることで、音飛びを回避することができる。
【0030】次に、図5は本発明の第5の実施例におけ
る音飛び警告装置の構成を示したブロック図である。図
5において、1は車載用のCDプレーヤ本体、3は振動
帯域フィルタ、10は電子音発生源、12はトラッキング方
向の振動による加速度を検出するトラッキング方向加速
度検出センサ、13はフォーカス方向の振動による加速度
を検出するフォーカス方向加速度検出センサ、14は各加
速度センサから出力され振動帯域フィルタ3を通過した
信号を増幅する増幅器、15は増幅器14のトラッキング方
向,フォーカス方向の各出力から音飛びの発生する限界
値であることを判定する判定手段である。また、判定手
段15は第1の実施例で説明したウインドウコンパレータ
4と同等の回路構成である。
【0031】さらに、16は各判定手段15の判定出力の結
果を合わせて出力するOR回路、17は、一方の増幅器14
から出力されるトラッキング方向の加速度情報より、ト
ラッキング方向のサーボループに変動に対する応答性を
向上させるため逆加速度を加算するトラッキングサーボ
逆加速度加算手段、18は、他方の増幅器14から出力され
るフォーカス方向の加速度情報より、フォーカス方向の
サーボループに変動に対する応答性を向上させるため逆
加速度を加算するフォーカスサーボ逆加速度加算手段で
ある。また、トラッキング方向,フォーカス方向の各サ
ーボループは、前記第1,第3の実施例で説明したよう
な各サーボ回路のゲインを増加させて、変動に対する応
答性を向上させる制御を行うもので、逆加速度を加算し
て制御を行う方法は周知のものである。
【0032】第5の実施例では、車載用のCDプレーヤ
1に加速度検出手段として、トラッキング方向加速度セ
ンサ12,フォーカス方向加速度センサ13を設け、自動車
の走行中に路面状況や運転状況により搭載されている車
載用のCDプレーヤ1に過剰な振動が加わった場合、振
動に応じた加速度情報を検出する。それぞれの検出され
た加速度情報は、振動帯域成分のみを通過させる振動帯
域フィルタ3を通過し、増幅器14により増幅される。ト
ラッキング方向,フォーカス方向の各増幅器14から出力
される各加速度情報は、トラッキングサーボ逆加速度加
算手段17,フォーカスサーボ逆加速度加算手段18に入力
され車載用のCDプレーヤ1のトラッキング方向,フォ
ーカス方向の各サーボループに逆加速度として加算さ
れ、これにより変動に対する応答性を向上させ音飛びの
抑制を行う。
【0033】さらに判定手段15に入力される加速度情報
により、音飛びの限界値であることを判定した場合、O
R回路16を通して電子音発生源10により電子音を発生さ
せ、使用者に音飛びの危険性があることを警告し、振動
が加わることを軽減する行動を促し、音飛びを回避する
ことができる。
【0034】第5に実施例によれば、トラッキング方向
およびフォーカス方向の2方向の振動に対して音飛びを
警告することができるため、前記第1の実施例と第3の
実施例の2つの効果を兼ね備えた効果を得られる。ま
た、第1の実施例や第3の実施例では、振動に対して音
飛びを抑制する振動検出信号が出力されるたびに警告を
発生させていたが、第5の実施例では、判定手段15によ
り各加速度情報の限界値を判定した場合に警告を発生
し、限界値と判定されない振動には、変動に対する応答
性を向上させ音飛びの抑制のみを行うことができる。
【0035】次に、図6は本発明の第6の実施例におけ
る音飛び警告装置の構成を示したブロック図である。図
6において、1は車載用のCDプレーヤ本体、3は振動
帯域フィルタ、11は液晶パネル、12はトラッキング方向
加速度検出センサ、13はフォーカス方向加速度検出セン
サ、14は増幅器、15は判定手段、16はOR回路、17はト
ラッキングサーボ逆加速度加算手段、18はフォーカスサ
ーボ逆加速度加算手段である。
【0036】第6の実施例において、前記第5の実施例
で説明した警告手段である電子音発生源10を液晶パネル
11に代えて警告を音から視覚によるものとし、その他の
動作においては第5の実施例と同様である。自動車の走
行中の路面や運転の状況により車載用のCDプレーヤ1
に過剰な振動が加わり、車載用のCDプレーヤ1に設け
たトラッキング方向加速度センサ12,フォーカス方向加
速度センサ13は振動に応じた加速度情報を検出する。そ
れぞれの検出されたトラッキング方向,フォーカス方向
の各加速度情報は振動帯域フィルタ3を通過して増幅器
14により増幅され、各判定手段15に入力される。判定手
段15は各加速度情報が音飛びの限界値であることを判定
した場合、OR回路16を通して液晶パネル11により警告
表示を表示させ、使用者に音飛びの危険性があることを
警告し、振動が加わることを軽減する行動を促し、音飛
びを回避することができる。
【0037】以上のことから、トラッキング方向および
フォーカス方向の2方向の振動に対して、音飛びの危険
性があることを警告表示の表示にて警告し、使用者に振
動が加わることを軽減するように促すことができる。ま
たさらに、前記第5の実施例と同様に判定手段15が限界
値と判定するまで、振動に対する音飛びの抑制を行い振
動が限界値となったとき警告を発生させることができ
る。
【0038】なお、第1の実施例と第3の実施例の構成
を組合せることで、トラッキング方向とフォーカス方向
に加わる振動を検出して警告し音飛びを回避する構成と
することも可能であり、さらに各実施例の説明では、音
による音警告手段と視覚による視覚警告手段を別な構成
として説明したが、両方を備えた構成としてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CDプレーヤ本体のトラッキング方向やフォーカス方向
に過剰な振動が加わった場合、CDプレーヤ本体に備え
たトラッキングサーボ回路,フォーカスサーボ回路のト
ラッキングサーボ誤差信号,フォーカスサーボ誤差信号
から振動検出信号を検出し、トラッキングサーボゲイン
増加手段,フォーカスサーボゲイン増加手段に入力して
各サーボ回路のゲインを増加させて変動に対する応答性
を向上させ、また同時に振動検出信号により電子音発生
源や液晶パネルを用い音や視覚で音飛びの危険性がある
ことを使用者に警告し、音飛びが発生する前に振動を軽
減する行動を促して、音飛びを回避することができる。
【0040】また、CDプレーヤ本体に設けたトラッキ
ング方向加速度検出センサ,フォーカス方向加速度検出
センサによりトラッキング方向やフォーカス方向の振動
による加速度情報を検出し、トラッキングサーボ逆加速
度加算手段,フォーカスサーボ逆加速度加算手段に入力
してトラッキング方向,フォーカス方向のサーボループ
に逆加速度を加算し、これにより各サーボループの変動
に対する応答性を向上させ音飛びの抑制を行い、さらに
加速度情報は判定手段により限界値であることが判定さ
れたとき、電子音発生源や液晶パネルを用いて音飛びの
危険性があることを使用者に警告して、音飛びが発生す
る以前に振動を軽減する行動を促し、音飛びを回避する
ことができる。
【0041】また、車載用のCDプレーヤ本体の動作中
に、使用者が無謀な運転を行った場合にCDプレーヤ本
体に過剰な振動が加わり、これにより警告が発生されて
使用者に振動を軽減するような安全運転を促すことがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における音飛び警告装置
の構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例における音飛び警告装置
の構成を示したブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例における音飛び警告装置
の構成を示したブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施例における音飛び警告装置
の構成を示したブロック図である。
【図5】本発明の第5の実施例における音飛び警告装置
の構成を示したブロック図である。
【図6】本発明の第6の実施例における音飛び警告装置
の構成を示したブロック図である。
【図7】従来の音飛び防止装置の構成を示したブロック
図である。
【符号の説明】
1…車載用のCDプレーヤ本体、 1a…ポータブルの
CDプレーヤ本体、 2…振動検出手段、 3…振動帯
域フィルタ、 4…ウインドウコンパレータ、5…時間
ウインドウ監視器、 6…トラッキングサーボ回路、
7…トラッキングサーボゲイン増加手段、 8…フォー
カスサーボ回路、 9…フォーカスサーボゲイン増加手
段、 10…電子音発生源、 11…液晶パネル、 12…ト
ラッキング方向加速度検出センサ、 13…フォーカス方
向加速度検出センサ、 14…増幅器、 15…判定手段、
16…OR回路、 17…トラッキングサーボ逆加速度加
算手段、 18…フォーカスサーボ逆加速度加算手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク装置が有するトラッキングサ
    ーボ回路と、該トラッキングサーボ回路から出力される
    トラッキングサーボ誤差信号により、前記光ディスク装
    置に加わる振動を検出する振動検出手段と、該振動検出
    手段から出力される振動検出信号により前記トラッキン
    グサーボ回路のゲインを増加させるゲイン増加手段と、
    前記光ディスク装置に加わる振動により記録信号の再生
    に音飛び発生のおそれがあるとき前記振動検出信号を用
    いて音による警告を行う音警告手段とを備えたことを特
    徴とする音飛び警告装置。
  2. 【請求項2】 光ディスク装置が有するフォーカスサー
    ボ回路と、該フォーカスサーボ回路から出力されるフォ
    ーカスサーボ誤差信号により、前記光ディスク装置に加
    わる振動を検出する振動検出手段と、該振動検出手段か
    ら出力される振動検出信号により前記フォーカスサーボ
    回路のゲインを増加させるゲイン増加手段と、前記光デ
    ィスク装置に加わる振動により記録信号の再生に音飛び
    発生のおそれがあるとき前記振動検出信号を用いて音に
    よる警告を行う音警告手段とを備えたことを特徴とする
    音飛び警告装置。
  3. 【請求項3】 光ディスク装置に加わる振動の加速度成
    分を検出する加速度検出手段と、該加速度検出手段から
    出力される加速度情報より、音飛びの抑制を行うサーボ
    ループに逆加速度を加算して変動に対する応答性を向上
    させる逆加速度加算手段と、前記光ディスク装置に加わ
    る振動により記録信号の再生に音飛び発生のおそれがあ
    ることを前記加速度情報より判定する判定手段と、該判
    定手段の判定結果に基づいて音による警告を行う音警告
    手段とを備えたことを特徴とする音飛び警告装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の音警告手段
    に代えて、光ディスク装置に振動が加わり記録信号の再
    生に音飛び発生のおそれがあるとき視覚による警告を行
    う視覚警告手段を備えたことを特徴とする音飛び警告装
    置。
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JP19552995A Pending JPH0944862A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 音飛び警告装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6934227B2 (en) 2001-09-06 2005-08-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disk device, semiconductor integrated circuit, pickup control method and vibration component detection method

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