JPH094472A - エンジンのスロットルセンサ装置 - Google Patents

エンジンのスロットルセンサ装置

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JPH094472A
JPH094472A JP7154980A JP15498095A JPH094472A JP H094472 A JPH094472 A JP H094472A JP 7154980 A JP7154980 A JP 7154980A JP 15498095 A JP15498095 A JP 15498095A JP H094472 A JPH094472 A JP H094472A
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JP
Japan
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drum
throttle
engine
valve
valve shaft
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Application number
JP7154980A
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English (en)
Inventor
Masahiko Kato
雅彦 加藤
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M13/00Arrangements of two or more separate carburettors; Carburettors using more than one fuel
    • F02M13/02Separate carburettors
    • F02M13/023Special construction of the control rods
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/02Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits concerning induction conduits
    • F02D2009/0201Arrangements; Control features; Details thereof
    • F02D2009/0294Throttle control device with provisions for actuating electric or electronic sensors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出精度に優れ、スロットルバルブの作動に
影響を与えないエンジンのスロットルセンサ装置を提供
する。 【構成】 バルブシャフト21の先端とスロットルセン
サ50の検出子52を、連結機構60を介して同軸的に
連結した。連結機構60は、バルブシャフト21の先端
に固定された第1のドラム61と、この第1のドラム6
1に対向して配置され、検出子52に固定された第2の
ドラム62とを有する。第1のドラム61に形成した係
合孔64に、第2のドラム62に形成した係合ピン65
を挿入して両ドラム61、62が互いに離接可能ながら
一体回転可能と、さらに、係合ピン65が常に係合孔6
4内でがたつかないように、両ドラム61、62の間に
スプリング63を介装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両や船舶等に搭載さ
れるエンジンにおいて、そのエンジンの出力を調節する
スロットルの開度を検出するスロットルセンサ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジンの燃焼室への燃料(混
合気)の供給量は、スロットルの開度に応じて開閉する
スロットルバルブが内蔵された気化器で調節される。と
ころが近年では、一般的な気化器に代えて、空気の供給
量を、スロットルの開度や開閉速度に応じてより的確に
制御する電子制御式の気化器あるいは燃料噴射装置とい
ったものが、エンジンに装備されてきている。このよう
な制御装置には、スロットルの開度を検出するスロット
ルセンサが設けられており、図6は、そのスロットルセ
ンサの一例を示している。
【0003】これら図において、符号70はエンジンの
吸気マニホールド、71は吸気マニホールド70に形成
された吸気通路、72がバタフライ式のスロットルバル
ブである。このスロットルバルブ72は、回動軸である
バルブシャフト73と円盤状のバルブ体74とから構成
され、図示せぬスロットルを操作するとバルブシャフト
73が回動してバルブ体74が開閉し、吸気通路71を
通過する空気の供給量が調節されるようになっている。
バルブシャフト73は、図示せぬリターンスプリングに
よってバルブ体74が閉になる方向に常に付勢されてい
る。バルブシャフト73は吸気マニホールド70に突出
されたボス75に軸支されており、このボス75からの
突出端に、スロットルセンサ80が設けられている。
【0004】スロットルセンサ80は、センサ本体81
から軸状の検出子82が突出された構成であり、この検
出子82が、連結片86を介してバルブシャフト73に
同軸的に連結されている。センサ本体81は取付プレー
ト83に固定されており、この取付プレート83は、ゴ
ムダンパ84を介して吸気マニホールド70から突出す
る取付部85に取り付けられている。前記連結片86
は、たとえば樹脂製であり、両端のリング87どうしが
弾性変形可能な薄い帯部88で一体につなげられたもの
である。そして、帯部88が曲げられて、各リング8
6、87が、バルブシャフト73と検出子82とにそれ
ぞれ嵌められ、固定されている。
【0005】このスロットルセンサ80によれば、スロ
ットルの操作によってバルブシャフト73が回動する
と、連結片86を介して検出子82がともに回動し、そ
の回動角度によってスロットルの開度が検出される。
【0006】上記スロットルセンサ80によれば、エン
ジンの振動が、連結片86の中央の薄い帯部88が撓む
ことにより緩衝されて直接スロットルセンサに伝わらな
いといった利点がある。ところが、バルブシャフト73
が回動することによって、帯部88にはねじれが僅かに
生じてしまい、検出子82がバルブシャフト73に僅か
な遅れをもって追従する、すなわちヒステリシスが生
じ、検出精度の低下を招く。また、特に帯部88は熱の
影響によって変形の程度が変化し、安定した作動が得ら
れなかった。
【0007】そこで、上記連結片86の欠点を解消する
ものとして、図7に示す連結機構90が提案された。こ
の連結機構90は、バルブシャフト73の一端に固定さ
れた第1のドラム91と、検出子82に固定された第2
のドラム92と、この第2のドラム92とセンサ本体8
1の間に介装されたスプリング93とから構成されてい
る。各ドラム91、92はそれぞれ偏心部91a、92
aを有し、第1のドラム91の偏心部91aには係合孔
94が形成され、第2のドラム92の偏心部92aには
係合ピン95が一体成形されている。そして、係合ピン
95が係合孔94に挿入されることにより、両ドラム9
1、92は互いにバルブシャフト73の長さ方向(軸方
向)に離接可能ながら一体回転可能に係合されている。
前記スプリング93は、第2のドラム92のセンサ本体
81側の端面に形成された環状の凹所96に嵌め込ま
れ、一端がセンサ本体81に、他端が第2のドラム92
に係合されている。このスプリング93の付勢力によっ
て、第2のドラム92の係合ピン95は、第1のドラム
91の係合孔94の内周壁の、バルブシャフト73に伴
う第1のドラム91の回動方向とは反対側の部分に常時
当接されている。
【0008】この連結機構90によれば、バルブシャフ
ト73が回動すると第1のドラム91が一体に回動し、
その回動は係合ピン95から第2のドラム92に伝わ
り、第2のドラム92と一体に検出子82が回動してス
ロットルの開度が検出される。第1のドラム91と第2
のドラム92とは軸方向には相対的に離接可能なので、
エンジンの振動がスロットルセンサに直接伝わらず、し
かも、係合ピン95を介して両ドラム91、92が互い
に係合しているので、第1のドラム91に第2のドラム
92が追従して回動し、ヒステリシスのほとんどない動
作が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記連結機構90によ
ると、スプリング93の付勢力が第2のドラム92、第
1のドラム91を経てバルブシャフト73に伝わる。こ
の付勢力の方向は、第2のドラム92の係合ピン95を
第1のドラム91に常時当接させるために、バルブシャ
フト73の回動方向と向かい合っている。このため、ス
プリング93はバルブシャフト73のリターンスプリン
グの力を僅かではあるが弱める働きをしてしまう。その
結果、バルブシャフト73、ひいてはスロットルバルブ
72そのものの作動に影響を与えてしまい、スロットル
センサ80が設けられたスロットルバルブ72と他のス
ロットルバルブ72の開度が異なってしまうという問題
が生じる。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、検出精度に優れ、スロットルバルブの作動に影響
を与えないエンジンのスロットルセンサ装置を提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のエンジンのスロットルセンサ装置は、スロットルの開
度に応じて軸回りに回動するバルブシャフトおよび該バ
ルブシャフトの回動に応じて開閉しエンジンの燃料供給
通路の開度を調節するバルブ体からなる複数のスロット
ルバルブと、これらスロットルバルブを連動開閉させる
連結ロッドと、軸状の検出子を有し、その検出子に、バ
ルブシャフトが連結機構を介して同軸的に連結され、検
出子の軸回りの回動状態によりスロットル開度を検出す
るセンサ本体とを備え、前記連結機構は、前記バルブシ
ャフトの一端部に固定された第1のドラムと、該第1の
ドラムに対向して配置され、前記検出子に固定された第
2のドラムと、これら第1のドラムおよび第2のドラム
にそれぞれ設けられ、両ドラムを互いに軸方向に離接可
能としながらも両ドラムの一体回転を可能とする係合部
および被係合部と、第1のドラムと第2のドラムの間に
わたって介装され係合部を被係合部に常時係合させる弾
発部材とを具備したことを特徴としている。
【0012】本発明の請求項2に記載のエンジンのスロ
ットルセンサ装置は、請求項1に記載のエンジンのスロ
ットルセンサ装置おいて、前記エンジンが船舶推進機に
搭載され、前記第1のドラムおよび前記第2のドラムの
内部に前記弾発部材を収納したことを特徴としている。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に記載のエンジンのスロット
ルセンサ装置によれば、スロットルバルブが作動する
と、連結機構の第1のドラムがバルブシャフトと一体に
回動し、その回動は係合部および被係合部を介して第2
のドラムに伝わり、第2のドラムと一体にスロットルセ
ンサの検出子が回動してスロットルの開度が検出され
る。
【0014】第1のドラムと第2のドラムは、軸方向に
は相対的に離接可能なので、エンジンの振動がスロット
ルセンサに直接伝わらない。係合部および被係合部を介
して両ドラムが互いに係合しているとともに、係合部を
被係合部に常時係合させる弾発部材を設けているので、
第1のドラムに第2のドラムが追従して回動し、ヒステ
リシスのほとんどない動作が得られ、スロットルセンサ
の検出精度の向上が図られる。係合部を被係合部に係合
させるように両ドラムの間に介装された弾発部材は、被
係合部に対する係合部のがたつきを抑えるだけであり、
バルブシャフトを作動方向に付勢していないので、スロ
ットルバルブそのものの作動にまったく影響を与えず、
全てのスロットルバルブの開度を同一にすることができ
る。
【0015】また、本発明の請求項2に記載のエンジン
のスロットルセンサ装置によれば、連結機構を構成する
第1のドラムおよび第2のドラムの内部に弾発部材を収
納したので、弾発部材に塩水がかかりにくく、その結
果、良好な作動が長期にわたって得られる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明が適用された船外機用エンジン1
の一部側断面図である。このエンジン1は2サイクルV
型6気筒エンジンであって、図1の符号2はクランク室
3を形成するクランクケースである。クランクケース2
には図1における紙面の表裏方向に延びるクランク軸4
が軸支され、クランク軸4のクランクピン5には、コン
ロッド6を介して図示せぬピストンが連結されている。
このピストンは、クランクケース2の一端に固定された
図示せぬV型のシリンダブロックのシリンダに嵌挿され
ている。エンジン1は、通常クランク軸4を縦にして船
舶に搭載される。
【0017】クランクケース2の、前記シリンダブロッ
クが固定された側とは反対側の端部(図1で下方)に
は、吸気マニホールド7が固定され、さらにこの吸気マ
ニホールド7には、吸気ダクト8が接続されている。吸
気ダクト8には開口9が形成され、この開口9からその
内部に空気が吸入されるようになっている。
【0018】吸気マニホールド7には、吸気通路10が
各シリンダごとに形成されている。この吸気通路10に
は、図2および図3に示すように、側方から見ると、上
流に行くにしたがってラッパ状に開き平断面が長方形状
の開口部11が形成されている。この開口部11は、図
2に示すように、側方から見るとクランク室3に向かっ
て斜めに延びており、クランクケース2の端部に形成さ
れた吸気通路12に連通している。すなわち、このエン
ジン1の吸気通路(燃料供給通路)13は、吸気マニホ
ールド7側(上流側)とクランクケース(下流側)2側
の2つの吸気通路10、12で構成されている。吸気マ
ニホールド7には、燃料噴射インジェクタ14が、各シ
リンダごとに斜めに取り付けられている。これらインジ
ェクタ14は燃料レール15に接続され、この燃料レー
ル15に供給される燃料を、吸気通路10の開口部11
内に向けて噴射する。吸気マニホールド7の図1におけ
る右側にはボス16が形成されており、このボス16に
は、ベーパセパレータ17が取り付けられている。
【0019】吸気マニホールド7側の各吸気通路10に
は、バタフライ式のスロットルバルブ20がそれぞれ設
けられ、クランクケース2側の吸気通路12には、クラ
ンク室3方向への吸気(混合気)の流れを許容するリー
ドバルブ30が各シリンダごとに設けられている。
【0020】図3に示すように、吸気マニホールド7の
クランクケース2への取付面には、各吸気通路10の開
口部11に連通するバランス通路18が形成されてい
る。このバランス通路18により、特に低回転時に強く
発生する空気脈動が各シリンダに伝わって打ち消し合
い、結果として空気脈動が減少する。また、吸気マニホ
ールド7には、バランス通路18に連通する空圧路19
が形成され、この空圧路19を通過する空気圧(吸気
圧)を、前記各インジェクタ14のレギュレータ基準圧
として設定している。このレギュレータ基準圧は、イン
ジェクタ14の燃料噴射量を、リードバルブ30を通過
してクランク室3内に供給される混合気の圧力に応じた
適切な量に調節するために必要な要素であり、通常は、
1つのシリンダから取っている。ところが、上記のよう
に、全てのシリンダの吸気通路10に連通するバランス
通路18の空気圧をレギュレータ基準圧として取り込む
ことにより、各シリンダの吸気圧にばらつきがあって
も、全体的に安定した燃料供給がなされる。また、バラ
ンス通路18は、図1に示すように、インジェクタ14
の噴出口14aを通り、リードバルブ30の中心線L1
と平行な直線L2に対して、吸気通路13内におけるイ
ンジェクタ14の中心線L3と反対側に配設されてい
る。これのような配設状態により、インジェクタ14か
ら噴出された燃料がバランス通路18内に侵入しにくく
なる。その結果、各シリンダに供給される燃料量を高精
度に管理できる。
【0021】前記スロットルバルブ20は、バルブシャ
フト21と、バルブシャフト21に支持されたバルブ体
22とから構成されている。バルブ体22には、アイド
リング用の吸気孔22aが形成されている。各シリンダ
ごとに配備された各スロットルバルブ20のバルブシャ
フト21は、吸気マニホールド7に形成されたボス23
に軸支され、先端がボス23から突出している。その突
出端には、図4に示すように、バルブシャフト21に直
交するレバー40が一体に取り付けられ、これらレバー
40の先端に、ジョイント41を介して連結ロッド42
が回動自在に接続されている。
【0022】図2に示すように、6つのレバー40のう
ち、1つのレバー(この場合、図2の左から3番目)4
0は他のレバーと異なってドッグレッグ状に形成され
(他のレバー40は小判状)ており、このドッグレバー
40aの連結ロッド42が接続された側とは異なる方の
端部には、周囲にコロが回転自在に装着されたピン43
が取り付けられている。このピン43は、カム44によ
り上下動させられる。カム44は、長方形状のプレート
の一方の対角にわたり湾曲するカム面44aが形成され
たもので、カム面44aとは反対側の角部が吸気マニホ
ールド7にピン45を介して上下方向に回動自在に取り
付けられている。カム面44aの図2において下方側の
自由端部には、操作ロッド46の一端がピン結合され、
この操作ロッドの他端には、レリーズ47の一端がピン
結合されている。レリーズ47の他端は吸気マニホール
ド7に回動自在に支持されており、レリーズ47には、
スロットルに連結されたスロットルワイヤ(いずれも図
示略)が接続されている。
【0023】そして、スロットルワイヤがスロットルを
操作することにより引かれると、レリーズ47が操作ロ
ッド46を引き、カム44が回動してそのカム面44a
がピン43を押し下げる。すると、ドッグレバー40a
が回動してこのドッグレバー40aが取り付けられたバ
ルブシャフト21が回動するとともに、連結ロッド4
2、他のレバー40を介して全てのバルブシャフト21
が連動して回動する。すなわち、スロットルバルブ20
が開く。レリーズ47および各バルブシャフト21は、
リターンスプリング24により戻し方向すなわちスロッ
トルバルブ20が常に閉じる方向に常に付勢されてい
る。
【0024】前記リードバルブ30は、薄い長方形状の
バルブ体31が開閉する周知構造のもので、吸気作用に
より開き、ストッパ32によって全開状態が規制される
ようになっている。このリードバルブ30は、吸気通路
10の開口部11に沿って斜めに設置され、基端部の両
側には、混合気のドレン受け33が設けられている。こ
のドレン受け33で受けられたドレンは、図3に示すド
レン通路34から前記バランス通路18および吸気通路
13を経て各シリンダに戻されるようになっている。
【0025】さて、6つのスロットルバルブ20のうち
の1つ、この場合、図4ではもっとも右側のスロットル
バルブ20の先端には、スロットルセンサ50が設けら
れている。このスロットルセンサ50は、図5に示すよ
うに、センサ本体51から軸状の検出子52が突出され
た構成であり、この検出子52が、連結機構60を介し
てバルブシャフト21に同軸的に連結されている。セン
サ本体51は取付プレート53に固定されており、この
取付プレート53は、ゴムダンパ54を介して吸気マニ
ホールド7から突出する取付部55にボルト56(図4
に示す)で取り付けられている。ゴムダンパ54によ
り、スロットルセンサ50に伝わるエンジン1の振動が
緩衝されるようになっている。
【0026】このスロットルセンサ50によれば、スロ
ットルの操作によってバルブシャフト21が回動する
と、連結機構60を介して検出子52がともに回動し、
その回動角度によってスロットルの開度が検出される。
そしてその検出信号が図示せぬ制御装置に入力され、こ
の制御装置は、前記インジェクタの燃料噴射量を、スロ
ットル開度に応じた最適な量に随時調節する。
【0027】スロットルバルブ20とスロットルセンサ
50とを連結する連結機構60は、バルブシャフト21
の一端に固定された第1のドラム61と、検出子52に
固定された第2のドラム62と、これらドラム61、6
2の間に介装されたスプリング(弾発部材)63とから
構成されている。第1、第2のドラム61、62は、そ
れぞれ偏心部61a、62aを有し、第1のドラム61
の偏心部61aには係合孔(係合部)64が形成され、
第2のドラム62の偏心部62aには係合ピン(被係合
部)65が一体成形されている。そして、係合ピン65
が係合孔64に挿入されることにより、両ドラム61、
62は、互いにバルブシャフト21の軸方向に離接可能
ながら一体回転可能に係合されている。前記スプリング
63は、ドラム61、62と、バルブシャフト21およ
び検出子52の間に嵌め込まれ、一端が第1のドラム6
1に、他端が第2のドラム62に係合されている。この
スプリング63により、第2のドラム62の係合ピン6
5は、第1のドラム61の係合孔64の内周壁の、スロ
ットルバルブ20の開弁動作に伴う第1のドラム61の
回動方向とは反対側の部分に常時当接されている。
【0028】この連結機構60によれば、バルブシャフ
ト21が回動すると第1のドラム61が一体に回動し、
その回動は係合ピン65から第2のドラム62に伝わ
り、第2のドラム62と一体に検出子52が回動してス
ロットルの開度が検出される。第1のドラム61と第2
のドラム62とは軸方向には相対的に離接可能なので、
エンジン1の振動がスロットルセンサ50に直接伝わら
ない。また、係合ピン65および係合孔64を介して、
両ドラム61、62が互いに係合しているとともに、係
合ピン65を係合孔64の内周壁のスロットルバルブ2
0の開閉動作に伴う第1のドラム61の回動方向とは反
対側の部分に常時当接させるスプリング63を設けてい
るので、第1のドラム61に第2のドラム62が追従し
て回動し、ヒステリシスのほとんどない動作が得られ
る。したがって、スロットルセンサ50の検出精度の向
上が図られる。両ドラム61、62の間に介装されたス
プリング63は、係合孔64に対する係合ピン65のが
たつきを抑えるだけであり、バルブシャフト21を作動
方向に付勢していない。このため、バルブシャフト21
にかかるリターンスプリング24の力は設定通りに保持
され、その結果、バルブシャフト21、ひいてはスロッ
トルバルブ20そのものの作動にまったく影響を与えな
い。また、スプリング63により、経年変化によって係
合ピン65および係合孔64が摩耗してもヒステリシス
がほとんど生じず初期設定通りの動作が得られる。
【0029】また、第1のドラム61におけるスプリン
グ63の軸方向内側と、第2のドラム62におけるスプ
リング63の軸方向外側には、それぞれ鍔状の壁部61
b、62bが形成されている。スプリング63は、これ
ら壁部61b、62bを有する各ドラム61、62に囲
まれて内部に収納されている。したがって、塩水が侵入
しにくくなっている。このため、作動不良が生じにくく
なるとともに錆を防止する上で効果的である。このこと
は、特に本実施例のように船外機用エンジンの場合に特
に有効である。また、スプリング63が収納される空間
に、グリス等の防錆剤を封入しておけば、スプリング6
3の作動が一層安定する。
【0030】なお、上記実施例は本発明を船外機用エン
ジンに適用した例であるが、本発明は上記実施例に限ら
れるものではなく、たとえば、自動車、自動二輪車等に
搭載されるいかなるエンジンに適用できるものである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載のエンジンのスロットルセンサ装置によれば、バ
ルブシャフトとスロットルセンサを連結する連結機構の
第1のドラムと第2のドラムが軸方向に相対的に離接可
能なので、エンジンの振動がスロットルセンサに直接伝
わらず、また、係合部および被係合部を介して両ドラム
が互いに係合しているとともに、係合部を被係合部に常
時係合させる弾発部材を設けているので、第1のドラム
に第2のドラムが追従して回動し、ヒステリシスのほと
んどない動作が得られ、これらの結果、スロットルセン
サの検出精度の向上が図られる。また、係合部を被係合
部に常時係合させるように両ドラムの間に介装された弾
発部材は、被係合部に対する係合部のがたつきを抑える
だけでありバルブシャフトを作動方向に付勢していない
ので、スロットルバルブそのものの作動にまったく影響
を与ず、全てのスロットルバルブの開度を同一にするこ
とができる。
【0032】また、本発明の請求項2に記載のエンジン
のスロットルセンサ装置によれば、連結機構を構成する
第1のドラムおよび第2のドラムの内部に弾発部材を収
納したので、弾発部材に塩水がかかりにくく、その結
果、良好な作動が長期にわたって得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のエンジンの一部側断面
図である。
【図2】 図1のII方向矢視図である。
【図3】 図1のIII−III線矢視断面図である。
【図4】 図1のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】 スロットルセンサを説明するための側面図
である。
【図6】 従来のスロットルセンサの一例を示す側面
図である。
【図7】 従来のスロットルセンサの他の例を示す側
面図である。
【符号の説明】
1…エンジン、13…吸気通路(燃料供給通路)、20
…スロットルバルブ、21…バルブシャフト、22…バ
ルブ体、50…スロットルセンサ、51…センサ本体、
52…検出子、60…連結機構、61…第1のドラム、
62…第2のドラム、63…スプリング(弾発部材)、
64…係合孔(係合部)、65…係合ピン(被係合
部)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルの開度に応じて軸回りに回動
    するバルブシャフトおよび該バルブシャフトの回動に応
    じて開閉し、エンジンの吸気通路の開度を調節するバル
    ブ体からなる複数のスロットルバルブと、 これらスロットルバルブを連動開閉させる連結ロッド
    と、 軸状の検出子を有し、その検出子に、前記バルブシャフ
    トが連結機構を介して同軸的に連結され、検出子の軸回
    りの回動状態によりスロットル開度を検出するセンサ本
    体とを備え、 前記連結機構は、 前記バルブシャフトの一端部に固定された第1のドラム
    と、 該第1のドラムに対向して配置され前記検出子に固定さ
    れた第2のドラムと、 これら第1のドラムおよび第2のドラムにそれぞれ設け
    られ、両ドラムを互いに軸方向に離接可能としながらも
    両ドラムの一体回転を可能とする係合部および被係合部
    と、 前記第1のドラムと前記第2のドラムの間にわたって介
    装され、前記係合部を前記被係合部に常時係合させる弾
    発部材とを具備することを特徴とするエンジンのスロッ
    トルセンサ装置。
  2. 【請求項2】 前記エンジンは船舶推進機に搭載され、
    前記第1のドラムおよび前記第2のドラムの内部に前記
    弾発部材を収納したことを特徴とする請求項1記載のエ
    ンジンのスロットルセンサ装置。
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