JP3585690B2 - 2サイクルエンジンの排気ポート開閉弁作動装置 - Google Patents
2サイクルエンジンの排気ポート開閉弁作動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3585690B2 JP3585690B2 JP03038297A JP3038297A JP3585690B2 JP 3585690 B2 JP3585690 B2 JP 3585690B2 JP 03038297 A JP03038297 A JP 03038297A JP 3038297 A JP3038297 A JP 3038297A JP 3585690 B2 JP3585690 B2 JP 3585690B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust port
- closing valve
- port opening
- throttle sensor
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2サイクルエンジンにおいて、該エンジンの低速運転時に排気ポートの出口側を絞るために設ける排気ポート開閉弁を作動するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
2サイクルエンジンにおいて、ピストン型気化器の開度を検出して排気ポート開閉弁を制御するようにしたものは特開平7−71279号公報に示されて公知である。
【0003】
しかしピストン型気化器は、一般的にバタフライ型気化器と異なって回転軸を備えていないため、気化器の開度を直接的に回転角として取出すことはできず、このため該開度を直線運動として取出してECU、サーボモータ等を介して回転運動に変換し排気ポート開閉弁を回動させるようにしており、構成が極めて複雑である。
【0004】
このような複雑な構成を避ける手段としては、従来、ピストン型気化器の直線運動を、リンク機構により回動運動に変換して回転型の開度センサに伝達する手段が採用されており、該手段は、前記公知技術に比べて構成が簡単になるが、それでも前記リンク機構を設けるために部品数が増加し、該リンク機構と気化器を連結するために気化器の構造を変更する必要が生じて高価になる不都合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、アクセル操作に連動してオイル吐出量が変化するオイルポンプと、少なくともエンジンの回転数に応じてエンジンの排気ポートを開閉する排気ポート開閉弁とを備える2サイクルエンジンにおいて、部品数の増加又は気化器の構造変更を伴うことなく、アクセル操作に連動して排気ポート開閉弁を制御できるようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段のうち、第1の手段は、請求項1に記載したとおり、乗員のアクセル操作に連動してオイル吐出量を可変とするオイルポンプと、少なくともエンジンの回転数に応じてエンジンの排気ポートを開閉する排気ポート開閉弁とを備える2サイクルエンジンにおいて、前記オイルポンプの吐出量可変調節機構をアクセル操作に連動した回転軸で構成すると共に、該回転軸にスロットルセンサを一体的に配設してアクセル開度を検出し、その信号を前記排気ポート開閉弁の制御因子としたことを特徴とする。
【0007】
該手段によれば、オイルポンプの吐出量可変調節機構の回転軸の回転をアクセル操作と同一視できるから、特別の回転軸を設けなくても、既存の安価なスロットルセンサをそのまま使用できる。
【0008】
また第2の手段は、請求項2に記載したとおり、請求項1において、前記スロットルセンサは、ポテンショメータであることを特徴とする。該手段によれば、きめ細かな制御信号を検出することができる。
【0009】
第3の手段は、請求項3に記載したとおり、請求項1において、前記スロットルセンサは、ON・OFF用のスイッチングセンサであることを特徴とする。該手段によれば、スロットルセンサが簡便で安価に構成される。
【0010】
第4の手段は、請求項4に記載したとおり、請求項2又は3において、前記排気ポート開閉弁は、サーボモータで駆動されることを特徴とする。該手段によれば、排気ポート開閉弁が確実に駆動される。
【0011】
第5の手段は、請求項5に記載したとおり、請求項4において、前記排気ポート開閉弁は、ソレノイドバルブで駆動されることを特徴とする。該手段によれば、排気ポート開閉弁の駆動手段が簡便で安価に構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して発明の実施の形態を説明する。図1、図2で1は本発明を実施する2サイクルエンジンであり、2はシリンダ、2aはシリンダボア、3は点火栓4を備えるシリンダヘッド、5はクランクケース、6はピストン、7はクランク軸である。
【0013】
クランクケース5には、図2に示すようにリードバルブ5aを介して吸気管5bが接続され、該吸気管5bにはパイプ5cを介して吸気脈動を抑えるためのレゾナンスチャンバ5dが接続されており、該吸気管5bの側部に後述するスロットルセンサ23が設けられる。
【0014】
シリンダブロック2には掃気ポート8と排気ポート9が設けられ、該排気ポート9の下流側に、図3に示す弁軸10aをもつ排気ポート開閉弁10が回動自在に支持されている。該弁軸10aにはプーリ型のレバー11が固定され、該レバー11に牽引ケーブル12のワイヤ12aが連結され、該ワイヤ12aの他端は、サーボモータ13の出力側のプーリ型のレバー14に連結されており、エンジンの低速回転時に該サーボモータ13を介して排気ポート開閉弁10が閉じ位置に回動され、新気を含む排気の吹抜けを防止して排気ポート9内で燃焼させる。
【0015】
前記吸気管5bには、ピストン型の気化器15が接続されており、該気化器15は、周知のもので図4に示すように吸気路16を絞るピストン型のスロットルバルブ17、浮子室18、主ジェット19、スロットルバルブ17と一体のジェットニードル20を有するもので、スロットルバルブ17は、アクセルグリップ22から伸びるケーブル21のワイヤ21aに接続され、戻しバネ17aで、下向きに加圧されており、アクセルグリップ22を回動することにより上下動してエンジンの出力を調整する。
【0016】
図2、図5で23は軸23aを有する回動型のスロットルセンサで、該スロットルセンサ23は、スロットルバルブ17に直接連結されることなく、シリンダ潤滑用のオイルポンプ24に連結される。図中25はオイルポンプ24のカバーであり、該カバー25は、オイルポンプ24を支持してエンジンの外殻部分に取付けられる。オイルポンプ24は、オイルの吐出量を調節するための調節軸24aを有し、該軸24aとスロットルセンサの軸23aは、両軸の端面に形成した凹凸をかみ合わせた連結部26で係合し、スロットルセンサ23に係合する接続片23bをねじ27でカバー25にねじ止めすることにより、スロットルセンサ23はカバー25に固定され、連結部26は、かみ合い状態を保持して一体化する。
【0017】
またオイルポンプ24の調節軸24aには開閉レバー28が固定され、戻しバネ28aによって小流量側に加圧されており、前記開閉レバー28は、ケーブル29のワイヤ29aでアクセルグリップ22に接続されている。該アクセルグリップ22には、前記ワイヤ21aによってスロットルバルブ17が接続されているから、アクセルグリップ22を回動操作すると、スロットルバルブ17が操作されると共に、オイルポンプ24の調節軸24aとスロットルセンサ23の軸23aが一体的に回動する。
【0018】
したがって、スロットルバルブ17の開度に応じた混合気がエンジンに供給されると共に、該開度に応じて調節軸24aが回動されて回動角に応じた量のオイルが混合気中に放出される。更に、前記調節軸24aにはスロットルセンサ23が接続されているので、該スロットルセンサ23も同角度回動し、回動角に比例した信号を前記サーボモータ13に伝達して排気ポート開閉弁10を操作させ、スロットルバルブ17が所定の低速位置に来たとき排気ポート開閉弁10を閉じ位置に回動し、新気の吹抜けを防止する。
【0019】
次に図6、図7に示す実施の形態について説明する。図6に示すものは、エンジン1、吸気管5b、気化器15等は図1〜4に示すものと同一であるが、スロットルセンサ23に代えてカム機構30を用いた点が異なる。
【0020】
図7はカム機構30の拡大図で、軸31はオイルポンプ24の調節軸であるが、前記調節軸24aと異なって端部が半円形に形成され、ここに偏心カム32が取付けられ、エンジンの殻体と一体の支持板33に支軸34、ピン35、ポテンショメータ36が取付けられ、支軸34に略T字形の従動レバー37の脚部が枢着されている。該従動レバー37は、偏心カム32に接するアーム37aと、ポテンショメータ36の押杆36aに接するアーム37bを有し、コイルバネ37cによってアーム37aが偏心カム32に圧接する方向に加圧されている。
【0021】
この調節軸31と偏心カム32は、アクセルグリップ22が回動されたとき、矢印で示す反時計方向に回動して従動レバ37を反時計方向に回動し、アーム37bで押杆36aを押してポテンショメータ36を操作するようになっており、該ポテンショメータ36でサーボモータ13を作動して排気ポート開閉弁10を調節し、エンジンが所定の低速度になったとき閉じ位置にする。
【0022】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、前記第1の手段によれば、オイルポンプの吐出量可変調節機構の回転軸に、既存の安価なスロットルセンサをそのまま接続すれば排気ポート開閉弁の制御ができるから、構造簡単で安価に構成できる利点がある。
【0023】
また前記第2の手段によれば、ポテンショメータは、位置の検出が正確であるから、きめ細かな制御信号を送出することができる。
【0024】
前記第3の手段の手段によれば、前記スロットルセンサがON・OFF用のスイッチングセンサであるため、スロットルセンサが簡便で安価に構成できる利点がある。
【0025】
前記第4の手段の手段によれば、前記排気ポート開閉弁がサーボモータで駆動されるため、確実に駆動される利点がある。
【0026】
前記第5の手段によれば、前記排気ポート開閉弁が、ソレノイドバルブで駆動されるから、駆動手段が簡便で安価に構成される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したエンジンの正面図
【図2】同上部分断面図
【図3】同上排気ポートの断面図
【図4】同上気化器の断面図
【図5】同上要部側面図
【図6】他の実施の形態の正面図
【図7】同上要部正面図
【符号の説明】
1 2サイクルエンジン 9 排気ポート
10 排気ポート開閉弁 15 気化器
17 スロットルバルブ 22 アクセルグリップ
23 スロットルセンサ 24 オイルポンプ
26 連結部
【発明の属する技術分野】
本発明は、2サイクルエンジンにおいて、該エンジンの低速運転時に排気ポートの出口側を絞るために設ける排気ポート開閉弁を作動するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
2サイクルエンジンにおいて、ピストン型気化器の開度を検出して排気ポート開閉弁を制御するようにしたものは特開平7−71279号公報に示されて公知である。
【0003】
しかしピストン型気化器は、一般的にバタフライ型気化器と異なって回転軸を備えていないため、気化器の開度を直接的に回転角として取出すことはできず、このため該開度を直線運動として取出してECU、サーボモータ等を介して回転運動に変換し排気ポート開閉弁を回動させるようにしており、構成が極めて複雑である。
【0004】
このような複雑な構成を避ける手段としては、従来、ピストン型気化器の直線運動を、リンク機構により回動運動に変換して回転型の開度センサに伝達する手段が採用されており、該手段は、前記公知技術に比べて構成が簡単になるが、それでも前記リンク機構を設けるために部品数が増加し、該リンク機構と気化器を連結するために気化器の構造を変更する必要が生じて高価になる不都合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、アクセル操作に連動してオイル吐出量が変化するオイルポンプと、少なくともエンジンの回転数に応じてエンジンの排気ポートを開閉する排気ポート開閉弁とを備える2サイクルエンジンにおいて、部品数の増加又は気化器の構造変更を伴うことなく、アクセル操作に連動して排気ポート開閉弁を制御できるようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段のうち、第1の手段は、請求項1に記載したとおり、乗員のアクセル操作に連動してオイル吐出量を可変とするオイルポンプと、少なくともエンジンの回転数に応じてエンジンの排気ポートを開閉する排気ポート開閉弁とを備える2サイクルエンジンにおいて、前記オイルポンプの吐出量可変調節機構をアクセル操作に連動した回転軸で構成すると共に、該回転軸にスロットルセンサを一体的に配設してアクセル開度を検出し、その信号を前記排気ポート開閉弁の制御因子としたことを特徴とする。
【0007】
該手段によれば、オイルポンプの吐出量可変調節機構の回転軸の回転をアクセル操作と同一視できるから、特別の回転軸を設けなくても、既存の安価なスロットルセンサをそのまま使用できる。
【0008】
また第2の手段は、請求項2に記載したとおり、請求項1において、前記スロットルセンサは、ポテンショメータであることを特徴とする。該手段によれば、きめ細かな制御信号を検出することができる。
【0009】
第3の手段は、請求項3に記載したとおり、請求項1において、前記スロットルセンサは、ON・OFF用のスイッチングセンサであることを特徴とする。該手段によれば、スロットルセンサが簡便で安価に構成される。
【0010】
第4の手段は、請求項4に記載したとおり、請求項2又は3において、前記排気ポート開閉弁は、サーボモータで駆動されることを特徴とする。該手段によれば、排気ポート開閉弁が確実に駆動される。
【0011】
第5の手段は、請求項5に記載したとおり、請求項4において、前記排気ポート開閉弁は、ソレノイドバルブで駆動されることを特徴とする。該手段によれば、排気ポート開閉弁の駆動手段が簡便で安価に構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して発明の実施の形態を説明する。図1、図2で1は本発明を実施する2サイクルエンジンであり、2はシリンダ、2aはシリンダボア、3は点火栓4を備えるシリンダヘッド、5はクランクケース、6はピストン、7はクランク軸である。
【0013】
クランクケース5には、図2に示すようにリードバルブ5aを介して吸気管5bが接続され、該吸気管5bにはパイプ5cを介して吸気脈動を抑えるためのレゾナンスチャンバ5dが接続されており、該吸気管5bの側部に後述するスロットルセンサ23が設けられる。
【0014】
シリンダブロック2には掃気ポート8と排気ポート9が設けられ、該排気ポート9の下流側に、図3に示す弁軸10aをもつ排気ポート開閉弁10が回動自在に支持されている。該弁軸10aにはプーリ型のレバー11が固定され、該レバー11に牽引ケーブル12のワイヤ12aが連結され、該ワイヤ12aの他端は、サーボモータ13の出力側のプーリ型のレバー14に連結されており、エンジンの低速回転時に該サーボモータ13を介して排気ポート開閉弁10が閉じ位置に回動され、新気を含む排気の吹抜けを防止して排気ポート9内で燃焼させる。
【0015】
前記吸気管5bには、ピストン型の気化器15が接続されており、該気化器15は、周知のもので図4に示すように吸気路16を絞るピストン型のスロットルバルブ17、浮子室18、主ジェット19、スロットルバルブ17と一体のジェットニードル20を有するもので、スロットルバルブ17は、アクセルグリップ22から伸びるケーブル21のワイヤ21aに接続され、戻しバネ17aで、下向きに加圧されており、アクセルグリップ22を回動することにより上下動してエンジンの出力を調整する。
【0016】
図2、図5で23は軸23aを有する回動型のスロットルセンサで、該スロットルセンサ23は、スロットルバルブ17に直接連結されることなく、シリンダ潤滑用のオイルポンプ24に連結される。図中25はオイルポンプ24のカバーであり、該カバー25は、オイルポンプ24を支持してエンジンの外殻部分に取付けられる。オイルポンプ24は、オイルの吐出量を調節するための調節軸24aを有し、該軸24aとスロットルセンサの軸23aは、両軸の端面に形成した凹凸をかみ合わせた連結部26で係合し、スロットルセンサ23に係合する接続片23bをねじ27でカバー25にねじ止めすることにより、スロットルセンサ23はカバー25に固定され、連結部26は、かみ合い状態を保持して一体化する。
【0017】
またオイルポンプ24の調節軸24aには開閉レバー28が固定され、戻しバネ28aによって小流量側に加圧されており、前記開閉レバー28は、ケーブル29のワイヤ29aでアクセルグリップ22に接続されている。該アクセルグリップ22には、前記ワイヤ21aによってスロットルバルブ17が接続されているから、アクセルグリップ22を回動操作すると、スロットルバルブ17が操作されると共に、オイルポンプ24の調節軸24aとスロットルセンサ23の軸23aが一体的に回動する。
【0018】
したがって、スロットルバルブ17の開度に応じた混合気がエンジンに供給されると共に、該開度に応じて調節軸24aが回動されて回動角に応じた量のオイルが混合気中に放出される。更に、前記調節軸24aにはスロットルセンサ23が接続されているので、該スロットルセンサ23も同角度回動し、回動角に比例した信号を前記サーボモータ13に伝達して排気ポート開閉弁10を操作させ、スロットルバルブ17が所定の低速位置に来たとき排気ポート開閉弁10を閉じ位置に回動し、新気の吹抜けを防止する。
【0019】
次に図6、図7に示す実施の形態について説明する。図6に示すものは、エンジン1、吸気管5b、気化器15等は図1〜4に示すものと同一であるが、スロットルセンサ23に代えてカム機構30を用いた点が異なる。
【0020】
図7はカム機構30の拡大図で、軸31はオイルポンプ24の調節軸であるが、前記調節軸24aと異なって端部が半円形に形成され、ここに偏心カム32が取付けられ、エンジンの殻体と一体の支持板33に支軸34、ピン35、ポテンショメータ36が取付けられ、支軸34に略T字形の従動レバー37の脚部が枢着されている。該従動レバー37は、偏心カム32に接するアーム37aと、ポテンショメータ36の押杆36aに接するアーム37bを有し、コイルバネ37cによってアーム37aが偏心カム32に圧接する方向に加圧されている。
【0021】
この調節軸31と偏心カム32は、アクセルグリップ22が回動されたとき、矢印で示す反時計方向に回動して従動レバ37を反時計方向に回動し、アーム37bで押杆36aを押してポテンショメータ36を操作するようになっており、該ポテンショメータ36でサーボモータ13を作動して排気ポート開閉弁10を調節し、エンジンが所定の低速度になったとき閉じ位置にする。
【0022】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、前記第1の手段によれば、オイルポンプの吐出量可変調節機構の回転軸に、既存の安価なスロットルセンサをそのまま接続すれば排気ポート開閉弁の制御ができるから、構造簡単で安価に構成できる利点がある。
【0023】
また前記第2の手段によれば、ポテンショメータは、位置の検出が正確であるから、きめ細かな制御信号を送出することができる。
【0024】
前記第3の手段の手段によれば、前記スロットルセンサがON・OFF用のスイッチングセンサであるため、スロットルセンサが簡便で安価に構成できる利点がある。
【0025】
前記第4の手段の手段によれば、前記排気ポート開閉弁がサーボモータで駆動されるため、確実に駆動される利点がある。
【0026】
前記第5の手段によれば、前記排気ポート開閉弁が、ソレノイドバルブで駆動されるから、駆動手段が簡便で安価に構成される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したエンジンの正面図
【図2】同上部分断面図
【図3】同上排気ポートの断面図
【図4】同上気化器の断面図
【図5】同上要部側面図
【図6】他の実施の形態の正面図
【図7】同上要部正面図
【符号の説明】
1 2サイクルエンジン 9 排気ポート
10 排気ポート開閉弁 15 気化器
17 スロットルバルブ 22 アクセルグリップ
23 スロットルセンサ 24 オイルポンプ
26 連結部
Claims (6)
- 乗員のアクセル操作に連動してオイル吐出量を可変とするオイルポンプと、少なくともエンジンの回転数に応じてエンジンの排気ポートを開閉する排気ポート開閉弁とを備える2サイクルエンジンにおいて、前記オイルポンプの吐出量可変調節機構をアクセル操作に連動した回転軸で構成すると共に、該回転軸にスロットルセンサを一体的に配設してアクセル開度を検出し、その信号を前記排気ポート開閉弁の制御因子としたことを特徴とする、2サイクルエンジンの排気ポート開閉弁作動装置。
- 請求項1において、前記スロットルセンサは、ポテンショメータであることを特徴とする、2サイクルエンジンの排気ポート開閉弁作動装置。
- 請求項1において、前記スロットルセンサは、ON・OFF用のスイッチングセンサであることを特徴とする、2サイクルエンジンの排気ポート開閉弁作動装置。
- 請求項2又は3において、前記排気ポート開閉弁は、サーボモータで駆動されることを特徴とする、2サイクルエンジンの排気ポート開閉弁作動装置。
- 請求項4において、前記排気ポート開閉弁は、ソレノイドバルブで駆動されることを特徴とする、2サイクルエンジンの排気ポート開閉弁作動装置。
- 乗員のアクセル操作に連動してオイル吐出量を可変とするオイルポンプと、少なくともエンジンの回転数に応じてエンジンの排気ポートを開閉する排気ポート開閉弁とを備える2サイクルエンジンにおいて、前記オイルポンプの吐出量可変調節機構をアクセル操作に連動した回転軸で構成すると共に、該回転軸の回転角度に対応した角度検出信号を出力するスロットルセンサを備え、さらに、該スロットルセンサは前記回転軸に一体に連動して作動し、前記角度検出信号を前記排気ポート開閉弁の制御因子としたことを特徴とする、2サイクルエンジンの排気ポート開閉弁作動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03038297A JP3585690B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 2サイクルエンジンの排気ポート開閉弁作動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03038297A JP3585690B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 2サイクルエンジンの排気ポート開閉弁作動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10227219A JPH10227219A (ja) | 1998-08-25 |
JP3585690B2 true JP3585690B2 (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=12302348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03038297A Expired - Fee Related JP3585690B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 2サイクルエンジンの排気ポート開閉弁作動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3585690B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003252273A (ja) * | 2002-02-26 | 2003-09-10 | Yamaha Motor Co Ltd | スロットル開度検出装置 |
JP4527804B1 (ja) * | 2009-12-01 | 2010-08-18 | 金幸 植木 | 2サイクルエンジンの改造方法 |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP03038297A patent/JP3585690B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10227219A (ja) | 1998-08-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU659752B2 (en) | Throttle lever position sensor for two-stroke fuel injected engine | |
US6202626B1 (en) | Engine having combustion control system | |
US4305349A (en) | Internal combustion engine | |
JP2002129987A (ja) | 燃料噴射式エンジンの吸気制御装置 | |
JPH10252565A (ja) | 2行程内燃機関用気化器 | |
JPH02204625A (ja) | 2サイクルエンジン | |
US4683855A (en) | Multiple valve engine | |
US4484556A (en) | Supercharge control means for an internal combustion engine | |
JP3815333B2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
US6125820A (en) | Throttle control for outboard motor | |
US20060021591A1 (en) | Internal combustion engine and method of operating the same | |
JPS63183329U (ja) | ||
JP3585690B2 (ja) | 2サイクルエンジンの排気ポート開閉弁作動装置 | |
KR0144106B1 (ko) | 불꽃점화식 2싸이클엔진의 스로틀밸브 제어장치 | |
US4766854A (en) | Exhaust valve throttling mechanism for two-stroke engine | |
US6019083A (en) | Throttle and sensor arrangement for engine | |
US5251583A (en) | Intake apparatus for two cycle engine | |
US5806496A (en) | Fuel injected engine | |
JPH11241636A (ja) | 4サイクルエンジンの吸気装置 | |
CA2450416A1 (en) | Control system for outboard motor | |
EP0461588A2 (en) | Intake apparatus for two cycle engine | |
JP3562609B2 (ja) | 火花点火式2サイクル内燃機関の燃焼制御装置 | |
US6367448B1 (en) | Engine control | |
US5678519A (en) | Engine control system | |
JP3622019B2 (ja) | 内燃エンジン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040330 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040518 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040706 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040804 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |