JPH0944170A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JPH0944170A
JPH0944170A JP7190506A JP19050695A JPH0944170A JP H0944170 A JPH0944170 A JP H0944170A JP 7190506 A JP7190506 A JP 7190506A JP 19050695 A JP19050695 A JP 19050695A JP H0944170 A JPH0944170 A JP H0944170A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歌い出しまでの時間が短い曲であっても、利
用者の歌う準備が整うのに十分な時間が確保し、歌いそ
びれがないようにしたカラオケ装置を提供する。 【解決手段】 カラオケ装置1内のCPU4は、リモコ
ン12を介して演奏開始タイミング制御を行なうとの指
定及び最低待ち時間を受信すると、ハードディスク6内
から歌い出し開始時間情報を読み出し、両者を比較す
る。最低待ち時間が歌い出し開始時間と同じから又は短
い場合には演奏開始待ち時間を設定しない。逆に長い場
合には、最低待ち時間から歌い出し開始時間を差し引い
た時間分、演奏開始待ち時間を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指定された曲の演
奏データに基づいてカラオケ演奏を行なうカラオケ演奏
手段を備え、そのカラオケ演奏に合わせて歌唱して楽し
むことが可能なカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、指定された曲の演奏データに
基づいてカラオケ演奏を行なうカラオケ演奏手段を備
え、そのカラオケ演奏に合わせて歌唱して楽しむことが
可能なカラオケ装置が知られている。このようなカラオ
ケ装置では、演奏データと共に利用者が歌う場合に参照
する歌詞テロップデータも記憶しており、これをテレビ
モニタ等に表示することで、利用者は演奏が開始される
とテレビモニタに表示される歌詞テロップを参照しなが
ら演奏にあわせて歌を歌うことができるようにされてい
る。例えば、複数の曲を予約できる場合で考えると、前
の曲が終了して次に演奏される曲のタイトルがテレビモ
ニタに表示された後に演奏が即座に開始される。この演
奏は前奏の終了後に歌うべき部分の演奏がなされること
となる。歌詞テロップは、歌い出しの少し前に表示さ
れ、歌うべき部分が順番に色替えされていくようにされ
ている。利用者はカラオケ演奏を聞くと共にその歌詞テ
ロップの色替えを見る等して歌っていく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前奏の
長さは曲によってまちまちであり、カラオケ演奏が開始
してから5秒程度で歌い出さなくてはならない曲もあれ
ば、15秒程度も待つ曲もある。利用者は、例えばテレ
ビモニタに表示された曲タイトルを見て自分の順番であ
ることを知るのであるが、歌い出しの早い曲をリクエス
トした場合に、利用者側の歌う準備が十分には整ってい
ないのに演奏が始まってしまい、曲の途中から歌わなけ
ればならない状況となってしまうことがあった。例え
ば、ステージに設置されたマイクロフォンで歌うような
場合に、広めの室内であってそのステージまでの距離が
割とある場合には、そのステージまで移動するまでに時
間がかかってしまい、歌い出しに間に合わないというこ
とが起き易い。
【0004】そしてまた、その曲の前奏の長さを知って
いれば準備を急ぐこともできるが、あとどのぐらいの時
間で歌い出しとなるかが判らないので、準備を急がなけ
ればいけないのかどうかを判断することができなかっ
た。本発明は、上述した問題点を解決するためになされ
たものであり、歌い出しまでの時間が短い曲であって
も、利用者の歌う準備が整うのに十分な時間が確保され
るようにすることで、歌いそびれがないようにすること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】この目的
を達成するためになされた本発明のカラオケ装置は、指
定された曲の演奏データに基づいてカラオケ演奏を行な
うカラオケ演奏手段を備えるカラオケ装置において、前
記演奏データには、その曲の演奏開始から歌い出しまで
に要する歌い出し開始時間情報が含まれており、前記カ
ラオケ演奏手段は、カラオケ演奏を行なう際、指定曲の
歌い出し開始時間情報に基づき、演奏開始タイミングを
制御するよう構成されていることを特徴とする。
【0006】この場合の、カラオケ演奏手段の演奏開始
タイミング制御は、請求項2に示すように、指定曲の歌
い出し開始時間が所定の待ち時間よりも短い場合に、当
該所定の待ち時間からその指定曲の歌い出し開始時間を
引いた時間だけ演奏開始タイミングを遅らせることが考
えられる。
【0007】このように、本発明のカラオケ装置では、
歌い出しまでの時間が短い曲を演奏する場合であって
も、利用者の歌う準備が整うのに十分な時間が確保され
るようにすることができ、歌いそびれがないようにする
ことができる。また、請求項3に示すように、カラオケ
演奏手段の演奏開始タイミング制御を実行させるモード
と実行させないモードとを任意に切替設定可能に構成し
てもよい。
【0008】例えば比較的狭いカラオケボックスのよう
な場所で少人数で利用する場合に、利用者がその場を移
動せずにマイクロフォンを手渡しするだけで歌う準備が
できるような状態であれば、準備は2〜3秒で済んでし
まい、たとえ前奏が短い曲であっても対応できる。ま
た、カラオケ演奏自体を熟知しており、前奏の所要時間
等も把握しているような場合には、あえて演奏開始タイ
ミングを遅らせる必要性もなくなってくる。そして逆
に、演奏開始タイミングを遅らせることで利用者として
はじれったくなることもあり、また一定時間内になるべ
く多くの曲を歌いたい場合には、演奏開始タイミングを
遅らせることは好ましくない。そのため、このように利
用者側の都合で制御を実行するかしないかを設定できる
ようにしておくことは、利便の向上の点で好ましい。
【0009】そしてまた、請求項4に示すように、カラ
オケ演奏手段の演奏開始タイミング制御を実行させるモ
ードに設定した場合には、歌い出しまでの待ち時間を任
意に設定可能に構成することも考えられる。これは、そ
のカラオケ装置が設置されている状況あるいは利用者側
の都合等によって、最低限確保したい待ち時間が異なっ
てくることが考えられる。例えば、カラオケ付きのパブ
や居酒屋等のように、かなり広い室内を有し、ステージ
にマイクロフォンが設置されており、その場に移動する
までの時間を考慮すると15秒程度は確保したいという
こともある。また部屋の広さによっては10秒程度でよ
い場合もある。このように歌い出しまでの待ち時間も任
意に設定可能にしておくことも好ましい。
【0010】さらに、請求項5に示すように、指定曲の
歌い出しまでの残り時間を計時する計時手段と、該計時
手段により計時された前記残り時間を逐次表示する表示
手段とを備えるようにすることも考えられる。あとどの
ぐらいで歌い出しとなるかが判れば、利用者が歌う準備
をする際それに応じて動作することができ、急ぎすぎる
こともなく、またのんびりしすぎることもなくてよい。
これは、演奏開始タイミングを遅らせた場合にはもちろ
ん、もともと前奏が長くて演奏開始タイミングを遅らせ
る制御をしない曲であっても効果的である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面を参照して説明する。図1に示すように、カ
ラオケ装置1は、通信回線21を介してホストコンピュ
ータ31と接続されている。カラオケ装置1は、制御手
段としてのCPU4の指令によって動作し、CPU4に
は、ホストコンピュータ31と通信を行うための通信手
段としてのモデム2と、ホストコンピュータ31から受
信した曲データを保存するための記憶手段としてのハー
ドディスク6と、利用者が選曲等でカラオケ装置を操作
する際に用いる入力手段としてのリモコン12から発す
る信号を受信するリモコン受光部3と、前記リモコン1
2により入力された曲番号等を表示して利用者に入力状
況を告知するためのLED7と、前記曲データを音声信
号に変換してアンプ13に出力する再生装置5と、利用
者が歌う際に参照する背景画および歌詞などを合成して
映像信号を出力するビデオミキサ8が接続されている。
【0012】また、利用者が歌う時に使用するマイク1
5をカラオケ装置1に接続することにより、入力された
音声信号が、前記再生装置5が出力する音声信号と合成
されて前記アンプ13へ出力されるような仕組みとなっ
ている。このアンプ13は前記合成音声信号を増幅して
接続されたスピーカ14に出力する。さらに、曲演奏時
にCPU4は、曲データに含まれる歌詞情報を演奏に同
期して、動画再生プレーヤー10から出力される背景画
とともにビデオミキサ8を介して表示手段としてのディ
スプレイ11に表示する。
【0013】一方ホストコンピュータ31は、内部に曲
データを記憶・管理するデータベース32を持ち、必要
な時にデータベース32から曲データを取り出してカラ
オケ装置1に配信する。続いて、上記構成を有するカラ
オケ装置1において使用されるカラオケ曲データの構成
について、図2を参照して説明する。
【0014】カラオケ曲データは、カラオケ演奏を行う
ための演奏データD1と、歌詞情報D2と、曲タイトル
情報D3と、歌いだし開始時間情報D4とを含んでい
る。前記演奏データD1は、選択されたカラオケ曲の音
声信号をMIDIコード等に変換記憶されたものであ
り、再生装置5によって音声信号に変換されアンプ13
に出力されるものである。そして、歌詞情報D2は、歌
詞の文字コードや歌詞テロップをディスプレイ11の画
面に出力するタイミングや文字の色を変えるタイミング
などを示す情報を含んでおり、CPU4がこれらの情報
を参照し、演奏に同期して歌詞テロップが最適なタイミ
ングでディスプレイ11に表示されるように制御する。
【0015】一方、曲タイトル情報D3は、これから演
奏する曲のタイトルをディスプレイ11に表示させるた
めのものであり、曲名に加えて作曲・作詞者、あるいは
歌手名やヒット年等も含めるようにしてもよい。そし
て、この曲タイトルは、演奏に先駆けてあるいは演奏開
始と同時にディスプレイ11に表示させ、所定時間後
(少なくとも歌詞テロップが表示される前)に消去され
るようになっている。
【0016】さらに、歌いだし開始時間情報D4は、曲
の演奏を開始してから歌い出しまでの時間を示すもので
あり、本カラオケ装置1では、CPU4がこの情報を参
照することにより演奏開始タイミングを制御することに
なる。以上の構成を有する本カラオケ装置1における作
動を説明する。
【0017】リモコン12を用いて、所望のリクエスト
曲の曲番号を入力すると、その曲番号がカラオケ装置1
に送信され、カラオケ装置1では、その送信されたリク
エスト曲に対応するカラオケ演奏を実行する。なお、リ
クエストは所定曲数まで予約することができる。つま
り、リモコン12が送信したリクエスト曲の曲番号を受
信したならば、既に受けているリクエスト曲に続く演奏
順位の予約としてハードディスク6に記憶する。この演
奏順位は、1曲のカラオケ演奏がなされる毎に繰上げら
れ、演奏順位1位の曲が次々とカラオケ演奏されるので
ある。
【0018】図3のフローチャートに基づき、カラオケ
演奏処理を説明する。処理が開始すると、最初のステッ
プS10においてCPU4は、演奏順位1位の曲番号に
対応するカラオケ曲データをハードディスク6から読み
出す。すなわち演奏データD1、歌詞情報D2、曲タイ
トル情報D3、歌いだし開始時間情報D4をハードディ
スク6から読み出し、演奏データD1は再生装置5に、
歌詞情報D2および曲タイトル情報D3はビデオミキサ
8にそれぞれ転送する。
【0019】続くS20では、演奏開始タイミング制御
を行うモードであるかどうかを調べる。この演奏開始タ
イミング制御を行うかどうかは、予めリモコン12を用
いたオペレーションにより設定され、CPU4の内部メ
モリに保持されたものを参照して判別する。このモード
設定を行う場合のCPU4の制御について、図4に示す
フローチャートを参照して説明する。
【0020】最初のステップS210では、図5に示す
ような画面をディスプレイ11に表示し、S220で、
演奏開始タイミング制御を行うかどうかの選択入力を待
ち、選択入力されたらS230へ移行する。S230で
は、選択結果が演奏開始タイミング制御を行う方である
かどうかを判断する。そして、演奏開始タイミング制御
を行わないとの指定である場合には(S230:N
O)、S270に移行してCPU4の内部メモリにその
内容を記憶し、本処理を終了する。
【0021】一方、演奏開始タイミング制御を行う指定
である場合には(S230:YES)、S240へ移行
して同様にCPU4の内部メモリにその内容を記憶し、
続いてS250へ移行する。S250では、図6に示す
ような選曲してから歌い出すまでの最低待ち時間を入力
させるための画面をディスプレイ11に表示する。S2
60では、その最低待ち時間が入力されるのを待ち、入
力されたらS270へ移行して、その待ち時間もCPU
4の内部メモリに記憶する。
【0022】このようにして、演奏開始タイミング制御
を行うか否かが設定され、演奏開始タイミング制御を行
なう場合には、その最低待ち時間も設定されるのであ
る。図3に戻り、S20では、この演奏開始タイミング
制御を行うモードであるかどうかを調べており、演奏開
始タイミング制御を行うと判別された場合には(S2
0:YES)、S30にて、前記S10で読み出した歌
い出し開始時間と、図4の処理によって設定された前記
最低待ち時間とを比較する。
【0023】ここで、歌い出し開始時間が最低待ち時間
よりも短い場合には(S30:NO)、そのまま通常の
演奏を開始してしまうと、設定されている最低待ち時間
よりも短い待ち時間で歌い出しのタイミングとなってし
まうため、設定された最低待ち時間を確保するためには
演奏を開始を遅らせる必要がある。この演奏開始を遅ら
せる時間を「演奏開始待ち時間」と呼ぶことにする。こ
の場合、「演奏開始待ち時間」は図4の処理によって設
定された最低待ち時間(以下、設定時間とも記す。)か
ら曲に応じて決まっている「歌いだし開始時間」を引い
た値となるので、S40においては、その演奏開始待ち
時間を算出して記憶する。なお、利用者から見た歌い出
しまでの待ち時間(歌い出し待ち時間と呼ぶ。)は、結
局、設定時間となるので、S50では、最低待ち時間を
歌い出し待ち時間として記憶する。
【0024】一方、S30にて、歌い出し開始時間が設
定された最低待ち時間と等しい、若しくは最低待ち時間
よりも長い場合と判断された場合は(S30:YE
S)、通常通りに演奏を開始しても、設定時間を確保で
きるので演奏開始を遅らせる必要がないため、S60に
て、演奏開始待ち時間を「0」として記憶する。なお、
この場合の歌い出し待ち時間は、演奏開始待ち時間が0
なので結局歌い出し開始時間と等しくなるので、S70
では、歌い出し開始時間を歌い出し待ち時間として記憶
する。
【0025】このようにして、曲を演奏する前に現在時
刻から演奏開始までの待ち時間と、歌い出しまでの待ち
時間が決定されるので、以後の演奏動作をこのタイムス
ケジュールに従って実行するため、S80にて、CPU
4の計時手段としての内部タイマをスタートさせる。そ
して、S90にて、曲タイトルをディスプレイ11に表
示した後、内部タイマの値を参照しながらS100以下
に示す演奏開始タイミングおよび歌い出しタイミングを
監視する動作を開始する。
【0026】まずS100では、歌い出しまでの待ち時
間をディスプレイ11に表示させて利用者に告知する。
続くS110にて、CPU4は内部タイマの値(以下、
タイマ時間と呼ぶ。)があらかじめ算出された演奏開始
待ち時間に達しているかどうかを調べる。
【0027】タイマ時間が演奏開始待ち時間に達してい
るときは(S110:YES)、S120にて未演奏か
どうかを確認する。未演奏であれば(S120:YE
S)、S130にて演奏を開始させ、S140へ移行す
る。未演奏でなければそのままS140へ移行する。こ
こで、S120において未演奏かどうかを確認している
のは、一旦演奏を開始した後でもS110においてタイ
マ時間=演奏開始時間となる場合があるため、2度目以
降の演奏開始タイミング制御を行わないようにするため
のものである。
【0028】S140では、タイマ時間が歌い出し開始
時間に達しているかどうか、つまり、利用者の歌い出し
までの残り待ち時間が0になったかどうかを調べる。そ
して、達している時は(S140:YES)、S150
へ移行して、タイミング監視を終了し、それまでディス
プレイ11に表示していた残り待ち時間を消去し、一連
の処理を終了させる。一方、タイマ時間が歌い出し開始
時間に達していないときには(S140:NO)、再び
S100に戻る。
【0029】なお、S20において、演奏開始タイミン
グ制御を行わないという指定がなされていると判断した
場合には(S20:NO)、演奏はただちに開始すれば
よいのでS60以降の処理と同様である。以上説明した
ことから明かなように、本カラオケ装置1によれば、カ
ラオケ曲データの中に演奏開始から歌い出しまでの時間
を識別するための歌いだし開始時間情報D4(図2参
照)を持つようにしたことにより、これを参照して演奏
開始のタイミングを調整したり、歌い出しまでの残り時
間を利用者に告知することができる。例えば、前奏が短
いため演奏開始から歌い出しまでの時間が短い曲の場
合、曲タイトルがディスプレイ11に表示されて自分が
歌う順番であると判ってから歌う準備が十分整わないう
ちに歌い出しに至ってしまうことも考えられる。そのよ
うな曲が選択された場合でも、本カラオケ装置1におけ
る演奏開始タイミング制御によって、最低待ち時間を確
保することにより、歌いそびれがないようにすることが
できるのである。
【0030】また、演奏開始タイミング制御を実行させ
るモードと実行させないモードとを任意に設定できるよ
うにされているので、次のような効果がある。例えば比
較的狭いカラオケボックスのような場所で少人数で利用
する場合に、利用者がその場を移動せずにマイクロフォ
ンを手渡しするだけで歌う準備ができるような状態であ
れば、準備は2〜3秒で済んでしまい、たとえ前奏が短
い曲であっても対応できる。また、カラオケ演奏自体を
熟知しており、前奏の所要時間等も把握しているような
場合には、あえて演奏開始タイミングを遅らせる必要性
もなくなってくる。そして逆に、演奏開始タイミングを
遅らせることで利用者としてはじれったくなることもあ
り、また一定時間内になるべく多くの曲を歌いたい場合
には、演奏開始タイミングを遅らせることは好ましくな
い。そのため、このように利用者側の都合で制御を実行
するかしないかを設定できるようにしておくことは、利
便の向上の点で好ましい。
【0031】さらに、演奏開始タイミング制御を実行さ
せるモードに設定した場合には、歌い出しまでの待ち時
間を利用者が任意に設定できるようにされているため、
次のような効果がある。例えば、カラオケ付きのパブや
居酒屋等のように、かなり広い室内を有し、ステージに
マイクロフォンが設置されており、その場に移動するま
での時間を考慮すると15秒程度は確保したいというこ
ともある。また部屋の広さによっては10秒程度でよい
場合もある。このように、カラオケ装置1が設置されて
いる状況あるいは利用者側の都合等によって、最低限確
保したい待ち時間が異なってくることが考えられる。そ
のため、歌い出しまでの待ち時間を任意に設定できれ
ば、その状況に応じた最適なカラオケ演奏が可能となる
のである。
【0032】なお、本カラオケ装置1では、ディスプレ
イ11に歌い出しまでの残り時間を逐次表示するように
しているので、あとどのぐらいで歌い出しとなるかが判
り、利用者が歌う準備をする際それに応じて動作するこ
とができる。つまり、急ぎすぎることもなく、またのん
びりしすぎることもない。そしてこのように歌い出しま
での残り時間を表示することは、演奏開始タイミングを
遅らせる制御をする場合にはもちろん、もともと前奏が
長くて演奏開始タイミングを遅らせる制御をしないでも
よい曲であっても効果的である。
【0033】以上、一実施形態に基づき本発明を説明し
たが、本発明は上述した構成になんら限定されることな
く、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の態様での実
施が可能である。例えば、上記実施形態では歌い出しま
での残り待ち時間をディスプレイ11に表示して利用者
に準備するように促すようにしているが、それでも不測
の事態が生じて歌い出しに間に合わないという状況に陥
ることも想定される。この場合、設定された最低待ち時
間が確保されるように演奏開始タイミングを計る傍ら、
リモコン12などからの入力信号をモニタし、利用者か
らの一時停止の要求があった場合には内部タイマも一旦
停止させ、さらに歌い出しを遅らせるように制御しても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のカラオケ装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】 カラオケ曲データのデータ構成図である。
【図3】 カラオケ演奏時の制御処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】 演奏開始タイミング制御モードの設定処理を
示すフローチャートである。
【図5】 演奏開始タイミング制御指定画面を示す説明
図である。
【図6】 歌い出し待ち時間入力画面を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…カラオケ装置 2…モデム 3…リモコン受光部 4…CPU 5…再生装置 6…ハードディスク 7…LED 8…ビデオミキサ 10…動画再生プレーヤ 11…ディスプレイ 12…リモコン 13…アンプ 14…スピーカ 21…通信回線 31…ホストコンピュータ 32…データベース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定された曲の演奏データに基づいてカ
    ラオケ演奏を行なうカラオケ演奏手段を備えるカラオケ
    装置において、 前記演奏データには、その曲の演奏開始から歌い出しま
    でに要する歌い出し開始時間情報が含まれており、 前記カラオケ演奏手段は、カラオケ演奏を行なう際、指
    定曲の歌い出し開始時間情報に基づき、演奏開始タイミ
    ングを制御するよう構成されていることを特徴とするカ
    ラオケ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカラオケ装置におい
    て、 前記カラオケ演奏手段の演奏開始タイミング制御は、指
    定曲の歌い出し開始時間が所定の待ち時間よりも短い場
    合に、当該所定の待ち時間からその指定曲の歌い出し開
    始時間を引いた時間だけ演奏開始タイミングを遅らせる
    制御であることを特徴とするカラオケ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のカラオケ装置
    において、 前記カラオケ演奏手段の演奏開始タイミング制御を実行
    させるモードと実行させないモードとを任意に切替設定
    可能に構成されていることを特徴とするカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のカラオケ装置におい
    て、 前記カラオケ演奏手段の演奏開始タイミング制御を実行
    させるモードに設定した場合には、歌い出しまでの待ち
    時間を任意に設定可能に構成されていることを特徴とす
    るカラオケ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のカラオ
    ケ装置において、 前記指定曲の歌い出しまでの残り時間を計時する計時手
    段と、該計時手段により計時された前記残り時間を逐次
    表示する表示手段とを備えたことを特徴とするカラオケ
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010015132A (ja) * 2008-04-22 2010-01-21 Peter Gannon 音楽作曲の為のシステム及び方法
US8065701B2 (en) 1997-04-30 2011-11-22 Sony Corporation Information broadcasting method, information broadcasting system, and receiving apparatus for transmitting data other than program through digital broadcasting

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US8065701B2 (en) 1997-04-30 2011-11-22 Sony Corporation Information broadcasting method, information broadcasting system, and receiving apparatus for transmitting data other than program through digital broadcasting
JP2010015132A (ja) * 2008-04-22 2010-01-21 Peter Gannon 音楽作曲の為のシステム及び方法

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