JPH0943869A - 電子写真感光体、及びそれを用いた電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、及びそれを用いた電子写真装置

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JPH0943869A
JPH0943869A JP19215195A JP19215195A JPH0943869A JP H0943869 A JPH0943869 A JP H0943869A JP 19215195 A JP19215195 A JP 19215195A JP 19215195 A JP19215195 A JP 19215195A JP H0943869 A JPH0943869 A JP H0943869A
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JP
Japan
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photosensitive member
carbon atoms
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electrophotographic
image
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JP19215195A
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English (en)
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Takao Soma
孝夫 相馬
Tatsuo Maeda
達夫 前田
Hisao Maruyama
久夫 丸山
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光層が剥離しにくく、表面層が摩耗やキズ
に対する耐久性を有し、かつ高湿環境においても高品位
の画像が得られる電子写真感光体及びこの電子写真感光
体を備えた電子写真装置を提供する。 【構成】 感光層に下記一般式(I)で表わされる繰り
返し単位を含むポリカーボネート樹脂を含有し、かつ基
体が陽極酸化処理後封孔処理したアルミニウム、または
アルミニウム合金である電子写真感光体。 【化1】 [式中のZ1〜Z8はそれぞれ独立にCHまたはNであ
り、R1及びR2はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原
子、無置換、または置換基を有する(炭素数1〜6のア
ルキル基、炭素数5〜7のシクロアルキル基または炭素
数6〜12のアリール基)であり、a及びbはそれぞれ
独立に0〜4の整数である。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体、及び該
電子写真感光体を用いた電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】繰り返し使用される感光体にあっては、
感光体表面に、帯電、トナー現像、紙への転写、クリー
ニングなどのプロセスにより電気的、機械的外力が直接
加えられるため、これらに対する耐久性が要求される。
具体的には摩擦による表面の摩耗、キズの発生、帯電に
よる表面の劣化等に対する耐久性が要求される。
【0003】上記のような特性を満足させるため、感光
層に用いるバインダ樹脂としては、耐摩耗性に優れたポ
リカーボネート樹脂、アクリル樹脂等が一般的に用いら
れる。特に一般式(I)、または(I)及び(II)で表
わされる繰り返し単位を含有するポリカーボネート樹脂
は、他の樹脂に比べ特に硬度が高く、これを表面層に含
有させることにより摩擦による表面の摩耗、キズの発生
が防止できる。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、前記ポ
リカーボネート樹脂は、高湿度の環境にさらされると基
体側よりの電荷の注入性が増加し、その結果、電子写真
装置に組み込んで画像形成した場合レーザープリンタ等
の様に反転現像の場合は黒ポチ、カブリが生じる、複写
機のように正現像の場合は白ポチなどの画像欠陥の原因
となる。
【0005】さらには前記のポリカーボネート樹脂を感
光層に含有する電子写真感光体は、基体に対する密着性
が十分でなく、感光層が剥離しやすいという問題点があ
った。
【0006】本発明の目的は、感光層が剥離しにくく、
表面層が摩耗やキズに対する耐久性を有し、かつ高湿環
境においても高品位の画像が得られる電子写真感光体及
びこの電子写真感光体を備えた電子写真装置を提供する
ことにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、電子写真感
光体において、感光層に用いるバインダ樹脂としては一
般式(I)、または(I)及び(II)で表わされる繰り
返し単位を含むポリカーボネート樹脂を用い、かつ基体
が陽極酸化処理後封孔処理したアルミニウムまたはアル
ミニウム合金であることを特徴とする電子写真感光体か
ら構成される。
【0008】すなわち本発明は、感光層に一般式
(I)、または(I)及び(II)で表わされる繰り返し
単位からなるポリカーボネート樹脂を用いることにより
表面の摩耗、キズの発生を減少させ、更にその欠点であ
る高湿環境における画像欠陥の発生をなくすため、陽極
酸化処理後封孔処理したアルミニウム基体を用いた。陽
極酸化処理後封孔処理したアルミニウム基体を用いるこ
とにより、高湿環境においても基体よりの電荷注入を防
止し、画像欠陥をなくすものである。更に基体表面を陽
極酸化処理後封孔処理することにより感光層の基体に対
する密着性が高まり剥離しにくくなった。
【0009】本発明の電子写真感光体において感光層に
含有される一般式(I)、または(I)及び(II)で表
わされるポリカーボネート樹脂における、式中のZ1
8はそれぞれ独立にCHまたはNであり、R1及びR2
はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、無置換、ま
たは置換基を有する(炭素数1〜6のアルキル基、炭素
数5〜7のシクロアルキル基または炭素数6〜12のア
リール基)であり、a及びbはそれぞれ独立に0〜4の
整数である。
【0010】式中のR3及びR4はそれぞれ独立に水素原
子、ハロゲン原子、無置換、または置換基を有する(炭
素数1〜6のアルキル基、炭素数5〜7のシクロアルキ
ル基または炭素数6〜12のアリール基)であり、c及
びdはそれぞれ独立に0〜4の整数である。
【0011】式中のXは−CR56−(ただしR5及び
6はそれぞれ独立に水素原子、トリフルオロメチル
基、置換または無置換の(炭素数1〜6のアルキル基ま
たは炭素数6〜12のアリール基である。))、炭素数
5〜11の1,1−シクロアルキレン基、炭素数2〜1
0のα,ωアルキレン基、単結合、−O−、−S−、−
SO−、−SO2−である。
【0012】式中のR7及びR8はそれぞれ独立に水素原
子、ハロゲン原子、置換または無置換の(炭素数1〜6
のアルキル基、炭素数5〜7のシクロアルキル基または
炭素数6〜12のアリール基)であり、e及びfはそれ
ぞれ独立に0〜4の整数である。
【0013】ハロゲン原子としては、例えばフッ素、塩
素、臭素、沃素が挙げられる。
【0014】ハロゲン化アルキル基としては、例えばト
リフルオロメチル基などが挙げられる。
【0015】アルキル基の例としては、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基などが挙げられる。
【0016】シクロアルキル基の例としては、シクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基などが挙げられる。
【0017】アリール基の例としては、フェニル基、ト
リル基、キシリル基、ナフチル基などが挙げられる。
【0018】アルコキシル基の例としては、メトキシ
基、エトキシ基などが挙げられる。
【0019】本発明の電子写真感光体において感光層に
含有されるポリカーボネート樹脂繰り返し単位の例とし
ては次のようなものが挙げられる。
【0020】一般式(I)の繰り返し単位の例として
は、
【0021】
【表1】 などが挙げられる。
【0022】一般式(II)の繰り返し単位の例として
は、
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】 などが挙げられる。
【0025】一般式(III) の繰り返し単位の例として
は、
【0026】
【表4】 などが挙げられる。
【0027】一般式(II)及び(III) の繰り返し単位
の例としては、
【0028】
【表5】 などが挙げられる。
【0029】本発明の電子写真感光体において感光層に
含有されるポリカーボネート樹脂の例としては次のよう
な構造のものが挙げられる。
【0030】
【化13】
【0031】
【化14】
【0032】
【化15】
【0033】
【化16】
【0034】
【化17】
【0035】
【化18】
【0036】
【化19】
【0037】
【化20】
【0038】
【化21】
【0039】
【化22】
【0040】
【化23】
【0041】
【化24】
【0042】
【化25】
【0043】
【化26】
【0044】
【化27】
【0045】
【化28】
【0046】
【化29】
【0047】
【化30】
【0048】
【化31】 請求項1記載の電子写真感光体において、感光層に含有
されるポリカーボネート樹脂の構造式が一般式(I)で
表わされる繰り返し単位を含み、かつ一般式(I)で表
される繰り返し単位の含有比率が全繰り返し単位の合計
に対してモル比で10%以上であることが好ましい。
【0049】モル比10%以下では表面層とした場合、
機械強度、耐摩耗性が不十分である。
【0050】本発明の電子写真感光体に用いるポリカー
ボネート樹脂に含まれる一般式(I)、及び(II)で表
される繰り返し単位はそれぞれ一種類のもののみで構成
しても良いが、R1〜R8の置換基の種類やa〜fの置換
基の数の違う2種類以上一般式(I)、または(I)及
び(II)で表せる繰り返し単位を含有しても良い。
【0051】本発明の電子写真感光体に用いるポリカー
ボネート樹脂は本発明の目的に支障のない範囲で一般的
(I)又は(I)及び一般式(II)で表される繰り返し
単位以外の他の繰り返し単位を含有しても良い。
【0052】本発明におけるポリカーボネート樹脂を含
有させる電子写真感光体の感光層の構成例としては、単
層感光体の場合は感光層全体に用いる。また積層感光体
の例では導電性支持体より電荷発生層、その上に電荷輸
送層を重ねた積層感光体の場合は電荷輸送層に、更にそ
の上に保護層を設けた感光体の場合は保護層など、直接
帯電装置等に面する層に応用する例が挙げられる。本発
明のポリカーボネート樹脂を表面層に含有させた場合は
表面の摩耗、キズの発生を減少させる効果がある。
【0053】本発明の感光体で用いる表面層のバインダ
樹脂は一般式(I)、または(I)及び(II)で表わさ
れる繰り返し単位からなるポリカーボネート樹脂のみを
単独で用いても良いが、本発明の目的に支障のない範囲
で必要に応じて他のバインダ樹脂を混合しても良い。混
合するバインダ樹脂の例としては、他の構造のポリカー
ボネート樹脂(例えば、ビスフェノールA、ビスフェノ
ールZを原料とするポリカーボネート樹脂)、更に他の
種類の樹脂としてアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルブチラ
ール樹脂等の熱可塑性樹脂;ポリウレタン樹脂、フェノ
ール樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化樹脂;光硬化樹脂
などが挙げられる。
【0054】ただし他の樹脂の混合量が多過ぎると摩耗
しやすく本発明の効果が十分得られない。混合比率は本
発明のポリカーボネート樹脂がバインダ樹脂全量に対し
て30%(重量%)以上特に好ましくは50%以上必要
である。
【0055】本発明のポリカーボネート樹脂を電荷輸送
層に含有させる場合は電荷輸送剤を加える、電荷輸送層
用材料の例としては、ブタジエン系、ヒドラゾン系化合
物、スチルベン系化合物、ピラゾリン系化合物、オキサ
ゾール系化合物、チアゾール系化合物、トリアリールア
ミン系化合物などが挙げられる。バインダ樹脂に対する
電荷輸送剤の比率はバインダ樹脂及び、電荷輸送剤の種
類にも依るが一般的に表面層の全固形分に対して20〜
70%(重量%)特に好ましくは30〜65%である。
電荷輸送剤の比率が少ないと十分な感度が得られない。
また、電荷輸送剤の比率が多過ぎると表面層の強度が低
下し傷つきやすくなる。
【0056】更に必要に応じて摩耗を減少させる物質、
例えば、テフロン微粒子等を添加しても良い。
【0057】さらに必要に応じた添加剤例えば:シリコ
ンオイル、レベリング剤、金属石けん、カップリング剤
等を加えることも良い。
【0058】本発明の感光体を形成するにあたっては一
般にバインダ樹脂および必要に応じた電荷輸送剤に溶媒
を加え塗布液を作成し、これを塗布手段により塗布し感
光体を形成する。この時に用いる溶媒としては、バイン
ダ樹脂及び電荷輸送剤に対する溶解性が良好なものを選
定する。特に良好な例としては、メチルエチルケトン、
アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
等のケトン類。ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン
等のエーテル類。酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル
類。トルエン、ベンゼンなどの炭化水素類。クロロベン
ゼン、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素類などが
挙げられる。
【0059】本発明で用いられる塗布方法としては、浸
漬塗布法、スプレイ塗布法、ロールコータ塗布法、グラ
ビアコータ塗布法などに適応できる。
【0060】本発明の電子写真感光体に用いられる導電
性基体の材質としては、バリア性に優れた酸化被膜の形
成が容易なことからアルミニウムまたはアルミニウム合
金が挙げられる。またコヒーレント光の露光時に干渉縞
が生じないように例えば、バイト切削、サンドブラスト
等により表面に凹凸をつける処理を行ってもよい。
【0061】陽極酸化処理はアルミニウムを陽極とし電
解質溶液中で陽極酸化することによりアルミニウム表面
に酸化被膜を形成するものである。電解質溶液として
は、硫酸溶液、シュウ酸溶液等が挙げられる。
【0062】しかし、そのままの多孔質陽極酸化被膜は
化学的に活性であり、汚染されやすく、環境による抵抗
変動も大きい、そこで陽極酸化被膜の微細孔を加圧水蒸
気または沸騰水中(ニッケル等の金属塩を加えてもよ
い)で水和反応による体積膨張で塞ぎより安定な水和酸
化物に変える封孔処理を行う。
【0063】陽極酸化被膜の膜厚については1〜15μ
mが好ましい。1μmより薄い場合は注入に対するバリ
ア性が乏しく効果が十分でない。また、15μmより大
きい場合は繰り返しの使用による残留電位の上昇を招
く。
【0064】また、陽極酸化被膜と感光層の間に中間層
を設ける例も挙げられる、中間層の材料としては、アク
リル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ酢
酸ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチ
ラール樹脂等の熱可塑性樹脂;ポリウレタン樹脂、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化樹脂;光硬化樹
脂、さらに必要に応じた添加剤を加えたものが挙げられ
る。
【0065】積層構造感光体の電荷発生層用材料として
は例えば、スダーンレッド、クロルダイアンブルーなど
のアゾ顔料。銅フタロシアニン、チタニルフタロシアニ
ンなどのフタロシアニン顔料。アントアンスロンなどの
キノン顔料。ペリレン顔料、インジゴ顔料などの電荷発
生物質をアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リビニルブチラール樹脂、ポリビニルベンザール樹脂な
どの熱可塑性樹脂;ポリウレタン樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂などの熱硬化樹脂などのバインダ樹脂
に分散したものが挙げられ、適当な溶媒に分散し塗布し
たものが挙げられる。さらに必要に応じた添加剤を加え
ることも可能である。
【0066】図1に本発明の電子写真感光体を用いた転
写式電子写真装置の構成概略例を示した。図において1
は本発明のドラム型感光体であり軸1aを中心に所定の
周速度で回転駆動される。該感光体は回転過程で帯電手
段2でその周面に正または、負の所定電位の均一帯電を
受け、次いで露光部3にて不図示の露光手段により光像
露光L(スリット露光、レーザービーム走査露光など)
を受ける。これにより感光体周面に露光像に対応した静
電潜像が順次形成されてゆく。その静電潜像は現像手段
4でトナーで現像されそのトナー現像像が転写手段5に
より不図示の給紙部から感光体1と転写手段5との間に
感光体1の回転と同期し取り出されて給紙された転写材
9の面に順次転写されていく。像転写された転写材9は
感光体面から分離されて定着手段8へと導入されて複写
物として機外へプリントアウトされる。
【0067】転写後の感光体1の表面はクリーニング手
段6により転写残りのトナーの除去を受けて清浄面化さ
れ、更に前露光手段7により除電処理されて繰り返し像
形成に使用される。
【0068】感光体1の均一帯電手段としては、コロナ
帯電装置、ローラー帯電装置などが一般に使用される。
また、転写手段としてもコロナ帯電装置、ローラー帯電
装置などが一般に使用される。電子写真装置として、上
記の感光体、帯電手段、現像手段、クリーニング手段な
どの構成要素のうち複数のものを装置ユニット(一般に
この装置ユニットをカートリッジと言っている)として
一体に結合して構成し、このユニットを装置本体に対し
て脱着自在に構成してもよい。例えば、感光体1と帯電
手段2、現像手段8、クリーニング手段6を一体化しひ
とつの装置ユニットとし装置本体のレールなどの案内手
段を用いて脱着自在に構成してもよい。
【0069】像露光Lは複写機として使用する場合は原
稿よりの反射光、プリンタとして利用する場合はレーザ
ービームの走査、電気信号により駆動されたLEDアレ
イ、液晶シャッターアレイなどの例が挙げられる。
【0070】本発明の電子写真感光体は複写機、レーザ
ープリンタ、LEDプリンタ、液晶シャッタープリン
タ、などの電子写真装置一般に用いる感光ドラムに適用
できる。
【0071】
【実施例】以下、具体的実施例を挙げて、本発明をさら
に詳しく説明するが本発明は以下の実施例に限定される
ものではない。
【0072】(実施例1)JIS A3003合金より
なる直径30mm長さ260mm引き抜き管を用意し、
センタレス研磨装置により研磨し表面粗さをRz=0.
6μmとした。
【0073】洗浄工程としてこのシリンダを脱脂処理、
2wt%水酸化ナトリウム溶液で1分間エッチング処
理、中和処理、更に純水洗浄を順に行った。次に陽極酸
化処理工程として10wt%硫酸溶液によりシリンダ表
面に陽極酸化皮膜(電流密度1.0A/dm2)を形成
した。水洗後、1wt%酢酸ニッケル溶液80℃に15
分浸漬して封孔処理を行った。更に純水洗浄、乾燥工程
を行った。このようにしてアルミニウムシリンダ表面に
6μmの陽極酸化皮膜を形成した。
【0074】次に電荷発生層の塗布工程として メタルフリーフタロシアニン 400重量部 ポリビニルブチラール樹脂 200重量部 (BX−1、積水化学工業製) シクロヘキサノン 3400重量部 をφ1mmガラスビーズを用いたサンドミル装置で8時
間分散しさらに 酢酸エチル 5000重量部 を加え電荷発生層用塗布液を調整した。さらにこの液を
遠心分離機(7000rpm 30分)でビーズかす、
ごみ等を取り除いた。前述の中間層塗布済シリンダ上に
上記電荷発生層用塗料を浸漬塗布し、85℃で10分乾
燥した。電荷発生層の膜厚は0.15μmであった。
【0075】次に 下記構造式のブタジエン化合物 500重量部
【0076】
【化32】 下記構造式のトリフェニルアミン化合物 500重量部
【0077】
【化33】 ポリカーボネート樹脂(構造式 1) 800重量部 モノクロロベンゼン 5000重量部 ジクロロメタン 3000重量部 に溶解混合し、電荷輸送層用塗布液を調整した。この液
を前記電荷発生層塗布済アルミニウムシリンダ上に浸漬
塗布し、130℃で50分乾燥した。電荷輸送層の膜厚
は23μmであった。
【0078】この電子写真感光体をレーザープリンタ
(LBP−SX改造機:キャノン製)用のカートリッジ
に組み込み、更にレーザープリンタ本体に取り付け35
℃、85%の高温高湿下において画像の出力を行った。
その結果、画像欠陥のない高品位の画像が得られた。更
に、20000枚連続して画像の出力を行ない表面層の
摩耗量の測定を行った。結果は表6に示した。
【0079】(実施例2〜4)電荷輸送層に用いるポリ
カーボネート樹脂を構造式2〜4のものにそれぞれ変更
した以外、実施例1と同様に電子写真感光体を作成し
た。実施例1と同様にこの電子写真感光体をレーザープ
リンタ(LBP−SX:キャノン製)用のカートリッジ
に組み込み、更にレーザープリンタ本体に取り付け35
℃、85%の高温高湿下において画像の出力を行った。
その結果、画像欠陥のない高品位の画像が得られた。更
に、20000枚連続して画像の出力を行ない表面層の
摩耗量の測定を行った。結果は表6に示した。
【0080】(実施例5)電荷輸送層に用いるポリカー
ボネート樹脂を構造式5のものに変更した以外実施例1
と同様に電子写真感光体を作成した。実施例1と同様に
この電子写真感光体をレーザープリンタ(LBP−S
X:キャノン製)用のカートリッジに組み込み、更にレ
ーザープリンタ本体に取り付け35℃、85%の高温高
湿下において画像の出力を行った。その結果、画像欠陥
のない高品位の画像が得られた。更に、20000枚連
続して画像の出力を行ない表面層の摩耗量の測定を行っ
た。結果は表6に示した。
【0081】(実施例6)電荷輸送層に用いるポリカー
ボネート樹脂を構造式6のものに変更した以外実施例1
と同様に電子写真感光体を作成した。実施例1と同様に
この電子写真感光体をレーザープリンタ(LBP−S
X:キャノン製)用のカートリッジに組み込み、更にレ
ーザープリンタ本体に取り付け35℃、85%の高温高
湿下において画像の出力を行った。その結果、画像欠陥
のない高品位の画像が得られた。更に、20000枚連
続して画像の出力を行ない表面層の摩耗量の測定を行っ
た。結果は表6に示した。
【0082】(実施例7〜10)電荷輸送層に用いるポ
リカーボネート樹脂を構造式7〜10のものにそれぞれ
変更した以外実施例1と同様に電子写真感光体を作成し
た。実施例1と同様にこの電子写真感光体をレーザープ
リンタ(LBP−SX:キャノン製)用のカートリッジ
に組み込み、更にレーザープリンタ本体に取り付け35
℃、85%の高温高湿下において画像の出力を行った。
その結果、画像欠陥のない高品位の画像が得られた。更
に、20000枚連続して画像の出力を行ない表面層の
摩耗量の測定を行った。結果は表6に示した。
【0083】(実施例11〜15)電荷輸送層に用いる
ポリカーボネート樹脂を構造式11〜15のものにそれ
ぞれ変更した以外実施例1と同様に電子写真感光体を作
成した。実施例1と同様にこの電子写真感光体をレーザ
ープリンタ(LBP−SX:キャノン製)用のカートリ
ッジに組み込み、更にレーザープリンタ本体に取り付け
35℃、85%の高温高湿下において画像の出力を行っ
た。その結果、画像欠陥のない高品位の画像が得られ
た。更に、20000枚連続して画像の出力を行ない表
面層の摩耗量の測定を行った。結果は表6に示した。
【0084】(実施例16)電荷輸送層に用いるポリカ
ーボネート樹脂を構造式1のものに30%、ビスフェノ
ールZを原料として重合したもの(商品名:ユーピロ
ン、三菱ガス化学工業製)70%に変更した以外実施例
1と同様に電子写真感光体を作成した。実施例1と同様
にこの電子写真感光体をレーザープリンタ(LBP−S
X:キャノン製)用のカートリッジに組み込み、更にレ
ーザープリンタ本体に取り付け35℃85%の高温高湿
下において画像の出力を行った。その結果、画像欠陥の
ない高品位の画像が得られた。更に、20000枚連続
して画像の出力を行ない表面層の摩耗量の測定を行っ
た。結果は表6に示した。
【0085】(実施例17)陽極酸化処理の通電時間を
変えて陽極酸化皮膜の膜厚を1μmとした以外、実施例
1と同様に電子写真感光体を作成した。実施例1と同様
にこの電子写真感光体をレーザープリンタ(LBP−S
X:キャノン製)用のカートリッジに組み込み、更にレ
ーザープリンタ本体に取り付け35℃、85%の高温高
湿下において画像の出力を行った。その結果、画像欠陥
のない高品位の画像が得られた。更に、20000枚連
続して画像の出力を行ない表面層の摩耗量の測定を行っ
た。結果は表6に示した。
【0086】(実施例18)陽極酸化処理の通電時間を
変えて陽極酸化皮膜の膜厚を15μmとした以外、実施
例1と同様に電子写真感光体を作成した。実施例1と同
様にこの電子写真感光体をレーザープリンタ(LBP−
SX:キャノン製)用のカートリッジに組み込み、更に
レーザープリンタ本体に取り付け35℃、85%の高温
高湿下において画像の出力を行った。その結果、画像欠
陥のない高品位の画像が得られた。更に、20000枚
連続して画像の出力を行ない表面層の摩耗量の測定を行
った。結果は表6に示した。
【0087】(比較例1)電荷輸送層に用いるポリカー
ボネート樹脂をビスフェノールZを原料として重合した
もの[商品名:ユーピロンZ200(平均分子量200
00)、三菱ガス化学工業製]に変更した以外実施例1
と同様に電子写真感光体を作成した。実施例1と同様に
この電子写真感光体をレーザープリンタ(LBP−S
X:キャノン製)用のカートリッジに組み込み、更にレ
ーザープリンタ本体に取り付け35℃、85%の高温高
湿下において画像の出力を行った。その結果、画像欠陥
のない高品位の画像が得られた。しかし、20000枚
連続して画像の出力を行なった後の画像は全体にかぶり
が生じていた。感光層の摩耗量を測定した結果は表6に
示した。また、感光ドラム表面には多数の傷が見られ
た。更に、画像上には傷による画像欠陥が見られた。
【0088】(比較例2)電荷輸送層に用いるポリカー
ボネート樹脂をビスフェノールAを原料として重合した
もの[商品名:パンライトL(平均分子量2000
0)、テイジン化成(株)製]に変更した以外実施例1
と同様に電子写真感光体を作成した。実施例1と同様に
この電子写真感光体をレーザープリンタ(LBP−S
X:キャノン製)用のカートリッジに組み込み、更にレ
ーザープリンタ本体に取り付け35℃、85%の高温高
湿下において画像の出力を行った。その結果、画像欠陥
のない高品位の画像が得られた。しかし、20000枚
連続して画像の出力を行なった後の画像は全体にかぶり
が生じていた。感光層の摩耗量を測定した結果は表6に
示した。また、感光ドラム表面には多数の傷が見られ
た。更に、画像上には傷による画像欠陥が見られた。
【0089】(比較例3)電荷輸送層に用いるポリカー
ボネート樹脂を構造式1のものに25%、ビスフェノー
ルZを原料として重合したもの(商品名:ユーピロン、
三菱ガス化学工業製)75%に変更した以外実施例1と
同様に電子写真感光体を作成した。実施例1と同様にこ
の電子写真感光体をレーザープリンタ(LBP−SX:
キャノン製)用のカートリッジに組み込み、更にレーザ
ープリンタ本体に取り付け35℃85%の高温高湿下に
おいて画像の出力を行った。その結果、画像欠陥のない
高品位の画像が得られた。更に、20000枚連続して
画像の出力を行なった後の画像は全体にかぶりが生じて
いた。感光層の摩耗量を測定した結果は表6に示した。
また、感光ドラム表面には多数の傷が見られた。更に、
画像上には傷による画像欠陥が見られた。
【0090】(比較例4)シリンダの陽極酸化処理を行
わず、脱脂、洗浄、エッチング、中和、純水洗浄後乾燥
したものを用いた以外、実施例1と同様に電子写真感光
体を作成した。実施例1と同様にこの電子写真感光体を
レーザープリンタ(LBP−SX:キャノン製)用のカ
ートリッジに組み込み、更にレーザープリンタ本体に取
り付け35℃、85%の高温高湿下において画像の出力
を行った。その結果、画像に多数の黒ポチが見られた。
【0091】(比較例5)陽極酸化処理の通電時間を変
えて陽極酸化皮膜の膜厚を0.5μmとした以外、実施
例1と同様に電子写真感光体を作成した。実施例1と同
様にこの電子写真感光体をレーザープリンタ(LBP−
SX:キャノン製)用のカートリッジに組み込み、更に
レーザープリンタ本体に取り付け35℃、85%の高温
高湿下において画像の出力を行った。結果は画像に黒ポ
チが見られた。
【0092】(比較例6)陽極酸化処理の通電時間を変
えて陽極酸化皮膜の膜厚を20μmとした以外、実施例
1と同様に電子写真感光体を作成した。実施例1と同様
にこの電子写真感光体をレーザープリンタ(LBP−S
X:キャノン製)用のカートリッジに組み込み、更にレ
ーザープリンタ本体に取り付け35℃、85%の高温高
湿下において画像の出力を行った。その結果、画像にカ
ブリが見られた。
【0093】(比較例7,8,9,10)電荷輸送層に
用いるポリカーボネート樹脂を構造式16〜19のもの
に変更した以外実施例1と同様に電子写真感光体を作成
した。実施例1と同様にこの電子写真感光体をレーザー
プリンタ(LBP−SX:キャノン製)用のカートリッ
ジに組み込み、更にレーザープリンタ本体に取り付け3
5℃、85%の高温高湿下において画像の出力を行っ
た。その結果、画像欠陥のない高品位の画像が得られ
た。しかし、20000枚連続して画像の出力を行なっ
た後の画像は全体にかぶりが生じていた。感光層の摩耗
量を測定した結果は表6に示した。また、感光ドラム表
面には多数の傷が見られた。更に、画像上には傷による
画像欠陥が見られた。
【0094】
【表6】 実施例1〜18の結果より、感光層に本発明のポリカー
ボネート樹脂を含有し、かつ陽極酸化処理後封孔処理し
たアルミニウム基体を用いることを特徴とする電子写真
感光体は、帯電、露光、現像、転写、クリーニングのプ
ロセス繰り返しに対しても感光体表面の摩耗が少なく初
期においても20000枚目においても画像欠陥のない
高品位の画像が得られた。また、高温高湿環境において
も画像欠陥のない良好な画像が得られた。
【0095】一方、比較例1,2の結果より感光層に本
発明のポリカーボネート樹脂を含有していない電子写真
感光体は帯電、露光、現像、転写、クリーニングのプロ
セス繰り返しに対して感光体表面の摩耗が大きく、20
000枚目においては画像が得られなかった。また、繰
り返しの使用に対して感光体表面化にトナーの付着を生
じたり、感光体上に傷が生じ画像劣化をきたした。
【0096】比較例3のように本発明のポリカーボネー
ト樹脂含有量が30重量%未満の物では本発明の効果が
十分ではなく摩耗量が大き過ぎて20000枚目におい
ては良好な画像が得られなかった。
【0097】比較例4のように表面層に本発明のポリカ
ーボネート樹脂を含有していても、陽極酸化処理後封孔
処理したアルミニウム基体を用いていない場合は、高温
高湿環境において黒ポチ等の画像欠陥が生じた。
【0098】比較例5のように陽極酸化皮膜の膜厚が1
μmより薄いアルミニウム基体を用いた場合は、陽極酸
化膜の効果が十分ではなく高温高湿環境においては黒ポ
チ等の画像欠陥が生じた。
【0099】比較例6のように陽極酸化皮膜の膜厚が1
5μmより厚いアルミニウム基体を用いた場合は、陽極
酸化膜のバリア効果が大き過ぎて画像カブリが生じた。
【0100】比較例7,8,9,10のように感光層に
含有されるポリカーボネート樹脂の構造式が一般式
(I)で表される繰り返し単位の含有比率が全繰り返し
単位の合計に対してモル比で10%以下では、得られた
感光体は本発明の効果が十分ではなく摩耗量が大き過ぎ
て20000枚目においては良好な画像が得られなかっ
た。
【0101】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、下記のような顕著な効果が得られる。 (1)本発明の感光層に本発明のポリカーボネート樹脂
を含有し、かつ基体が陽極酸化処理後封孔処理したアル
ミニウム、またはアルミニウム合金であることを特徴と
する電子写真感光体においては、電子写真プロセスの繰
り返しに対しても感光体表面の摩耗が少なく初期におい
ても多回数繰り返し後においても画像欠陥のない高品位
の画像が得られた。また、高湿環境においても画像欠陥
のない良好な画像が得られる。 (2)本発明のポリカーボネート樹脂は一般式(I)で
表される繰り返し単位の含有比率が全繰り返し単位の合
計に対してモル比で10%以上であることにより、得ら
れた感光体は良好な耐久性を有し、また良好な画像が得
られる。 (3)本発明のポリカーボネート樹脂以外の樹脂と混合
した場合でも表面層に含有される本発明のポリカーボネ
ート樹脂が30%以上である場合は感光体表面の摩耗が
少なく良好である。 (4)アルミニウム基体表面の陽極酸化膜の厚さが1〜
15μmである場合は高湿環境下においても画像欠陥の
ない良好な画像が得られる。 (5)本発明の電子写真感光体を用いた電子写真装置、
及び電子写真装置用カートリッジは繰り返しの使用に対
しての耐久性に優れ、高湿環境下においても良好な画質
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を用いた電子写真画像
形成装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 ドラム型感光体 1−a ドラム軸 2 帯電手段 3 露光部 4 現像手段 5 転写手段 6 クリーニング手段 7 前露光手段 8 定着手段 9 転写用紙 L 像露光

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光層に下記一般式(I)で表わされる
    繰り返し単位を含むポリカーボネート樹脂を含有し、か
    つ基体が陽極酸化処理後封孔処理したアルミニウム、ま
    たはアルミニウム合金であることを特徴とする電子写真
    感光体。 【化1】 [式中のZ1〜Z8はそれぞれ独立にCHまたはNであ
    り、R1及びR2はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原
    子、無置換、または置換基を有する(炭素数1〜6のア
    ルキル基、炭素数5〜7のシクロアルキル基または炭素
    数6〜12のアリール基)であり、a及びbはそれぞれ
    独立に0〜4の整数である。]
  2. 【請求項2】 前記感光層に含有されるポリカーボネー
    ト樹脂が、一般式(I)で表わされる繰り返し単位を含
    み、かつ一般式(I)で表される繰り返し単位の含有比
    率が全繰り返し単位の合計に対してモル比で10%以上
    である請求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記感光層が、一般式(I)及び下記一
    般式(II)で表わされる繰り返し単位を含むポリカーボ
    ネート樹脂を含有する請求項1記載の電子写真感光体。 【化2】 [式中のR3及びR4はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
    ン原子、無置換、または置換基を有する(炭素数1〜6
    のアルキル基、炭素数5〜7のシクロアルキル基または
    炭素数6〜12のアリール基)であり、c及びdはそれ
    ぞれ独立に0〜4の整数である。式中のXは−CR56
    −(ただしR5及びR6はそれぞれ独立に水素原子、トリ
    フルオロメチル基、置換又は無置換の(炭素数1〜6の
    アルキル基または炭素数6〜12のアリール基であ
    る。))、炭素数5〜11の1,1−シクロアルキレン
    基、炭素数2〜10のα,ωアルキレン基、単結合、−
    O−、−S−、−SO−、−SO2−である。]
  4. 【請求項4】 前記感光層が、下記一般式(III)で表
    わされる繰り返し単位を含むポリカーボネート樹脂を含
    有する請求項1記載の電子写真感光体。 【化3】 [式中のR7及びR8はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
    ン原子、無置換、または置換基を有する(炭素数1〜6
    のアルキル基、炭素数5〜7のシクロアルキル基または
    炭素数6〜12のアリール基)であり、e及びfはそれ
    ぞれ独立に0〜4の整数である。]
  5. 【請求項5】 前記感光層が、下記一般式(IV)a〜
    (IV)dで表わされる繰り返し単位を含むポリカーボネ
    ート樹脂を含有する請求項4記載の電子写真感光体。 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】
  6. 【請求項6】 前記感光層が、一般式(V)で表わされ
    る繰り返し単位を含むポリカーボネート樹脂を含有する
    請求項3記載の電子写真感光体。 【化8】
  7. 【請求項7】 前記感光層が、下記一般式(VI)a〜(VI)
    dで表わされる繰り返し単位を含むポリカーボネート樹
    脂を含有する請求項6記載の電子写真感光体。 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】
  8. 【請求項8】 前記感光層に含有されるポリカーボネー
    ト樹脂含有率(重量)が、表面層の全バインダ樹脂に対
    して30%以上である請求項1記載の電子写真感光体。
  9. 【請求項9】 前記基体表面の陽極酸化膜の厚さが1〜
    15μmである請求項1記載の電子写真感光体。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の電子写真感光体と、前
    記電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、帯電した前
    記電子写真感光体に対し像露光を行い静電潜像を形成す
    る像露光手段と、静電潜像を形成された前記電子写真感
    光体に対しトナーで現像する現像手段とを有する電子写
    真装置用カートリッジ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の電子写真装置用カ
    ートリッジを備えた電子写真装置。
JP19215195A 1995-07-27 1995-07-27 電子写真感光体、及びそれを用いた電子写真装置 Pending JPH0943869A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1534679A4 (en) * 2002-08-30 2007-06-06 Biostratum Inc INHIBITORS OF POST-AMADORI ADVANCED GLYCATION ENDPRODUCTS

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