JPH0943544A - ナイロール式眼鏡 - Google Patents

ナイロール式眼鏡

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JPH0943544A
JPH0943544A JP7190143A JP19014395A JPH0943544A JP H0943544 A JPH0943544 A JP H0943544A JP 7190143 A JP7190143 A JP 7190143A JP 19014395 A JP19014395 A JP 19014395A JP H0943544 A JPH0943544 A JP H0943544A
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JP
Japan
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rim
connecting portion
nyroll
spectacle lens
wire
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JP7190143A
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Mitsuo Kobayashi
光男 小林
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C1/00Assemblies of lenses with bridges or browbars
    • G02C1/04Bridge or browbar secured to or integral with partial rims, e.g. with partially-flexible rim for holding lens

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】線材が長さ調整不能状態に係止されていること
から、特に、眼鏡レンズの玉型外径にフィットした長さ
が得られない場合に、眼鏡レンズがぐらつくなど取り付
けに余儀なくされる。 【解決手段】線材3を眼鏡レンズ1の玉型外径に対して
短めに設定されたメタルスプリングで構成し、その両遊
端部に連結部3a,3aを一体的に固着せしめる。この
連結部3,3aは、リム2の凹溝2a内に変位自在に嵌
挿されると共に、リム孔2b,2bに止着部材2c,2
cを介して外側から押圧挟持されることにより、眼鏡レ
ンズ1の外周面との間に(詳しくは眼鏡レンズ1の凹溝
1a内に)抜け止め固定される。従って、前記止着部材
2c,2cを緩めるだけで、前記連結部3a,3aが前
記凹溝1a,2a内に沿って摺動自在に変位するため、
必要に応じて線材3の長さ調整が簡単にできるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リムに細い線材を
介して眼鏡レンズを保持させる所謂ナイロール式眼鏡に
関し、更に詳しくは、従来のナイロールに比して頗る簡
単に眼鏡レンズを取り付け固定することができると共
に、長期間使用しても線材が劣化することのないナイロ
ール式眼鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かる眼鏡レンズの保持構造とし
ては、例えば、実開昭57−51918号公報に開示さ
れたものが従来例として周知である。この従来例におけ
るレンズ保持構造は、図12に示すように、リム2に対
して細い線材によりレンズを保持する眼鏡フレームにお
いて、線材3の一端に肥大部8を設けると共に、リム3
の内周面に溝9と孔10を形成し、かつ、前記線材3を
前記溝9に嵌合すると共に、前記肥大部8が前記孔10
に押し込まれて固着され、一方、線材3の他端は、段付
の孔11aを穿設した取付片11に対し、線材3の先端
を肥大化せしめた玉部12を係着すると共に、前記取付
片11をリム3の他端に設けられた受片13に固着せし
めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た実開昭57−51918号公報に開示されているナイ
ロール式眼鏡にあっては、リム2の内周面に形成された
溝9と孔11aに、線材3の玉部8,12を係止するこ
とにより、線材3をリム2に簡単に連結できるといった
利点を有するものの、一旦、前記溝9と孔11aに線材
3が係止されると、自ずとその有効長さが決定されるた
め、換言すれば、線材3が長さ調整不能状態に係止され
ることから、特に、眼鏡レンズの玉型外径にフィットし
た長さが得られない場合に、眼鏡レンズ1がぐらつくな
ど取り付けに余儀なくされており、また、眼鏡レンズ1
を緊張する線材3がナイロンワイヤー等の場合にあって
は、劣化して切れ易く、また、大きな捻れ力で眼鏡レン
ズ1が外れ易いといった問題をも有するものであった。
【0004】本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたも
ので、眼鏡レンズの取り付けが簡単で、かつ、線材を長
さ調節自在に係止できると共に、延いては長期間使用し
ても線材が劣化することのないナイロール式眼鏡を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題点
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、所定形状のリムに線材を介して眼鏡レンズを
取り付けてなるナイロール式眼鏡において、前記線材
は、両遊端に固着された連結部を前記リム若しくは眼鏡
レンズの凹溝に変位自在に嵌合すると共に、同連結部を
内方へ押圧する止着部材を介して眼鏡レンズの周端面と
の間に抜け止め固定してなるナイロール式眼鏡に存す
る。
【0006】また、前記線材は、両遊端に固着された連
結部を前記リム若しくは眼鏡レンズの凹溝内に加締めて
前記リムと眼鏡レンズの周端面との間に抜け止め固定し
ても良い。
【0007】更に、前記連結部は、先端側に球状の突起
を備えると共に、該突起を前記リムに形成された鈎穴状
の連結孔に抜け止め状態に係止しても良い。
【0008】また、前記連結部をL字又はT字型に形成
して前記リムの内周面に凹設係合しても良い。
【0009】更に、前記止着部材には、前記リムの所定
位置に形成されたリム孔に挿着されて前記連結部に圧接
若しくは螺着される連結螺子を用いるのが良い。
【0010】また、前記連結部の少なくとも表面には、
前記止着部材を許容する凹み若しくは孔を形成するのが
好ましい。
【0011】更に、前記連結部の表面に形成された所定
形状の凹み若しくは孔に、リムの内周面に突出する止着
部材を嵌合させて線材を抜け止め固定するのが良い。
【0012】また、前記止着部材は、リムの内周面に突
設された突起体からなり、かつ、リム自体の可撓力によ
り前記連結部の表面に凹設された凹み若しくは孔に圧接
嵌合させるのが好ましい。
【0013】このように構成される本発明のナイロール
式眼鏡は、前記線材が、両遊端に固着された連結部を前
記リム若しくは眼鏡レンズの凹溝に変位自在に嵌合する
と共に、同連結部を内方へ押圧する止着部材を介して眼
鏡レンズの周端面との間に抜け止め固定したことによっ
て、前記止着部材の押圧を解除させるだけで、前記連結
部が前記凹溝内を摺動自在に変位することから、必要に
応じて弾性線材の長さ調整(微調整)が可能になる。
【0014】また、前記線材は、両遊端に固着された連
結部を前記リムの内周面に形成された凹溝内に加締めて
前記リムと眼鏡レンズの周端面との間に抜け止め固定す
れば、より堅固な取り付けが可能になる。
【0015】更に、前記連結部が、先端側に球状の突起
を備えると共に、該突起を前記リムに形成された鈎穴状
の連結孔に抜け止め状態に係止すれば、線材の着脱操作
がより簡単かつ確実に行えることとなる。
【0016】また、前記連結部をL字又はT字型に形成
して前記リムの内周面に凹設係合すれば、必要最低限の
凹みだけで連結部を確実に係止し得ると共に、従来の如
き、リムの内周面に連続した凹溝を設ける必要がなくな
ることとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るナイロール式
眼鏡の第1実施例を図1〜図5を参照しながら説明す
る。図1は、ナイロール式眼鏡の一部分解斜視図であ
り、この眼鏡は、眼鏡レンズ1の上端側に装着されるリ
ム2と、該リム2に連結された線材3と、前記リム2に
智4を介して回動自在に連結されたテンプル5とを備え
ている。
【0018】前記眼鏡レンズ1は、常套なガラス又はプ
ラスチックからなり、周端面に連続した凹溝1aが形成
されている。この凹溝1aは、後述する線材(詳しくは
メタルスプリング等の弾性線材)3を嵌合保持するもの
であり、同線材の線径に応じた孔形、深さに凹設され
る。
【0019】また、リム2は、チタン・ニッケル合金
や、形状記憶合金等の適宜素材にて半弧状に成形されて
おり、図2に示すように、その内周面に凹溝2aが凹設
されていると共に、その両端側にリム孔2b,2bが形
成されている。尚、このリム2の内周面には、必要に応
じてクッション材7(図3参照)が介在されて眼鏡レン
ズ1が装着されることは云うまでもない。
【0020】一方、線材3は、前記眼鏡レンズ1の玉型
外径に対して短めに設定された適宜大きさ(例えば、外
径0.6ミリ等)のメタルスプリングからなり、その両
遊端部に連結部3a,3aが、スポット溶接若しくは加
締め等の適宜手段を介して、一体的に固着されている
(図2参照)。
【0021】この連結部3a,3aは、金属若しくは硬
質合成樹脂材等の適宜材料から形成され、図3及び図4
に示すように、眼鏡レンズ1の外周端面に形成された凹
溝1aと前記リム2の内周面に形成された凹溝2aとで
形成される空隙内に変位自在に嵌挿されている。
【0022】更に、該連結部3a,3aは、リム2の両
端側に開口されたリム孔2b,2bに連結螺子等の止着
部材2c,2cを螺合させて同連結部3a,3aを外側
から押圧することにより、眼鏡レンズ1の外周面との間
に(詳しくは、眼鏡レンズ1の凹溝1a内に)堅固に抜
け止め挟持されている。
【0023】従って、前記止着部材2c,2cを緩める
だけで、前記連結部3a,3aが前記凹溝1a,2a内
に沿って摺動自在に変位し得るため、任意に線材3の長
さ調整が簡単にできるものである。
【0024】換言すれば、前記止着部材2c,2cの下
に、前記連結部3a,3aの下側(最下限位置)を合わ
せることで、線材3の両端がリム2内に入れ込まれた状
態、すなわち、全体をしてリム2との輪(詳しくは、眼
鏡レンズ1の取付輪)が最も小さくなり、これと反対
に、同連結部材3a,3aの上側(最上限位置)に合わ
せることで、前記リム2との輪を大きく設定することが
できるため、仮令、リム2内に眼鏡レンズ1を組み付け
た後であっても、線材3の長さ調整(微調整)ができる
ため、眼鏡レンズ1の玉型外径にジャストフィットした
取り付けができるものである。
【0025】因に、この線材3に、前記眼鏡レンズ1の
玉型外径に対して短めに設定されたメタルスプリングを
使用することにより、この線材3の付勢力と協働して眼
鏡レンズ1をより強くリム2に圧接し得るため、より堅
固な眼鏡レンズ1の連結保持ができる。
【0026】他方、智4は、チタン・ニッケル合金等の
適宜金属材からなり、一端側を前記リム2にロウ付け若
しくはスポット溶接にて固定すると共に、遊端側には、
テンプル5の基端側を回動自在に支持するための蝶番機
構6が形成されている(図1若しくは図2参照)。
【0027】この蝶番機構6は、前記智3の基端側遊端
面(水平方向)に凹設された嵌合溝(図示せず)に、前
記テンプル5の基端側に形成された連結部5aを遊嵌し
て互いを螺着することにより、同テンプル5を回動自在
に連結保持している。
【0028】また、テンプル5は、前記智4と同様、チ
タン・ニッケル合金等の如き常套の金属材からなり、遊
端側にモダン(耳当て)5bが装着されている。
【0029】このように構成される本発明のナイロール
式眼鏡は、線材3が、前記連結部3a,3aをリム2の
前記凹溝2a内に変位自在に嵌挿させると共に、リム2
の両端側に開口されたリム孔2b,2bに連結螺子等の
止着部材2c,2cを介して同連結部3a,3aを強制
的に押圧することにより、眼鏡レンズ1の外周面との間
に(詳しくは眼鏡レンズ1の凹溝1a内に)堅固に抜け
止めでき、更には、前記止着部材2c,2cを緩めるだ
けで、前記連結部3a,3aが前記凹溝1a,2a内を
摺動自在に変位して線材3の長さ調整ができるため、従
来のナイロール構造よりも、よりフィットな眼鏡レンズ
1の組み付けができるものである。
【0030】尚、前記線材3の連結部3aは、前記眼鏡
レンズ1及びリム2の凹溝1a,2a内に跨がるべく嵌
挿されているが、これに限定されることなく、例えば、
図5に示すように、前記リム2の凹溝2a内でのみ摺動
変位するように組み付けても良いものである。
【0031】次に、本発明に係るナイロール式眼鏡の第
2実施例を図6〜図7を参照しながら説明する。尚、理
解を容易にするため、前述した第1実施例と同一部分は
同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付
して以下に説明する。
【0032】図6は、眼鏡レンズ1とリム2との取り付
け状態を示す説明図であり、このリム2の両端側に穿設
されたリム孔2b,2bが鍵穴状に形成されている。す
なわち、このリム孔2b,2bは、図7に示すように、
大径の円孔2b1 と小径の円孔2b2 とを上下に連通さ
せたものであり、後述する線材3の球状突起3bが前記
大径の円孔2b1 を貫通して下位の小径の円孔2b2
に係止できるように形成されている。
【0033】更に、線材3は、表面に赤、青等の適宜色
彩が施されたメタルスプリングからなり、その外周にテ
フロンチューブ等の熱可塑性樹脂管(図示せず)が被装
されている。この熱可塑性樹脂管は熱を加えることによ
り収縮してスプリングの表面に一体的にフィットするも
のであるが、斯かる表面処理により前記色彩の色あせや
錆び付きを防止できる他、眼鏡レンズ1(詳しくは眼鏡
レンズ1の凹溝1a内)への傷付きも阻止できるのであ
る。
【0034】また、この線材3の連結部3aは、鈎状
(逆L字状)に形成されると共に、その遊端に球状の突
起3bが連設されている。この球状突起3bは、図7に
示すように、前記リム2に設けられた大径の円孔2b1
に、内側から反対面側へ貫通されるべく挿着されると共
に、その鈎状部を小径の円孔2b2 に嵌合すべく押し下
げることにより、抜け止め状態に係止される。
【0035】このように構成される本発明のナイロール
式眼鏡にあっては、線材3の球状突起3bを前記大径の
円孔2b1 に貫通させて下位の小径の円孔2b2 内に押
し下げるだけで簡単に抜け止め係止されるため、線材3
の着脱操作が頗る簡単にできると共に、予め多色類のメ
タルスプリング3を取り揃えて置くことで、洋服の色
や、その日の気分に応じて、眼鏡の雰囲気を変えること
ができるなど、より便利でファッショナブルな眼鏡を提
供できるものである。
【0036】次に、本発明に係るナイロール式眼鏡の第
3実施例を図8〜図11を参照しながら説明する。尚、
理解を容易にするため、前述した第1実施例と同一部分
は同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を
付して以下に説明する。
【0037】図8は、眼鏡レンズ1とリム2との取り付
け状態を示す説明図であり、リム2の内周面に逆L字状
(図9参照)若しくはT字状(図11参照)の嵌合溝1
1,1b2 を形成して前記線材3を抜け止めしてい
る。
【0038】すなわち、リム2の内周面には、図9
(a)に示すように、上端がリム2の側面に水平に開放
され下端が同リム材2の下端に垂直に開放された鈎状の
嵌合溝1b1 を形成すると共に、前記線材3の連結部3
1 をこれと整合させるべく同形状に折り曲げ成形する
ことにより、両者は下方向への抜け止めがなされる。
【0039】従って、従来の如き、リム2の内周面に沿
って連続した凹溝を延設する必要がなく、より簡単にリ
ム2の製作加工ができるものである。
【0040】図10は、連結部3a2 ,3a2 をT字状
に形成してなる線材3の斜視図であり、この線材3の開
放端を前記連結部3a2 の下端開口内に挿着させた状態
で接着し或いは加締めることにより、両者は堅固に固着
されている。
【0041】また、これに応じて前記リム2の内周面に
は、前記連結部3a2 の形状と整合するT字型の嵌合溝
1b2 が凹設されており、斯かる嵌合溝1b2 内に前記
連結部3a2 を整合させるだけで、上記同様、両部材は
抜け止め状態に係合されるものである。
【0042】更に、このT字型の連結部3a2 は、幅方
向両端に突出する突起3a3 ,3a 3 をリム2の内周面
に対して垂直に組み付けるべく、換言すれば、対向する
眼鏡レンズ1の外周面とリム2の内周面との所定位置に
それぞれ盲孔状の連結孔(図示せず)を凹設し、この間
に前記突起3a3 ,3a3 を枢着状態に係合させれば、
リム2を可撓力に抗して外方に拡げない限りこの連結部
3a2 は外れることがなく、また、前記突起3a3 ,3
3 の突出幅を小さく設定することにより、リム2の外
観からは感取されないように抜け止めすることもできる
ものである。
【0043】尚、本発明はこれら実施例に限定されるこ
となく、本発明の目的の範囲内で自由に設計変更し得る
ものであり、本発明はそれらの全てを包摂するものであ
る。例えば、第1実施例で示した連結部3aの長さ、形
状或いはリム孔2bの位置などは、これらに限定される
ことなく、任意に設定できることは云うまでもない。
【0044】また、第2実施例にあっては、線材(メタ
ルスプリング)3の表面にテフロンチューブを被装して
いるが、このテフロンチューブの代わりに、被膜処理
(テフロン処理)を施しても良いものであり、本発明は
これら表面処理に限定されるものではない。
【0045】更に、前記線材3に、表面にカラー処理を
施したメタルスプリングを使用すれば、眼鏡レンズ1の
装飾効果が高められるため、美的効果に優れた眼鏡を提
供できると共に、延いては斯かる線材3の外周にテフロ
ン等の合成樹脂材からなるパイプ若しくは被膜層を被装
せしめて熱処理を施せば、前記パイプ若しくは被膜層が
熱収縮して線材3の表面によりフィットするため、前記
線材3の錆止めと共に、カラー処理の色あせをも防止で
きる他、眼鏡レンズへの傷付きも阻止できる。
【0046】また、線材3の表面にカラー処理を施した
スプリングリング(図示せず)を着脱自在に取り付けれ
ば、眼鏡を落とした際の衝撃を同スプリングリングで緩
衝し得るなど、眼鏡レンズの保護に役立つ他、洋服の色
や、その日の気分などに応じて眼鏡の雰囲気を変えるこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように構成される本発明に係るナ
イロール式眼鏡は、前記線材が、両遊端に固着された連
結部を前記リム若しくは眼鏡レンズの凹溝に変位自在に
嵌合すると共に、同連結部を内方へ押圧する止着部材を
介して眼鏡レンズの周端面との間に抜け止め固定したこ
とによって、前記止着部材の押圧を解除させるだけで、
前記連結部が前記凹溝内に沿って摺動自在に変位するた
め、線材の長さ調整(微調整)が簡単にでき、眼鏡レン
ズの玉型外径によりフィットさせることができるといっ
た優れた効果を奏するものである。
【0048】また、前記線材が、両遊端に固着された連
結部を前記リムの内周面に形成された凹溝内に加締めて
前記リムと眼鏡レンズの周端面との間に抜け止め固定す
れば、より簡単かつ堅固に取り付けできると共に、前記
連結部の先端側に球状の突起を備えて前記リムに形成さ
れた鈎穴状の連結孔に抜け止め状態に係止すれば、線材
の前記球状突起を前記鈎穴状の大径円孔内に貫通させて
下位の小径円孔内に押し下げるだけで、簡単に抜け止め
係止されるため、線材の着脱操作がより簡単かつ確実に
行えるといった効果を奏するものである。
【0049】更に、前記連結部をL字又はT字型に形成
して前記リムの内周面に凹設係合すれば、必要最低限の
凹みだけで線材の連結部を確実に係止できるため、デザ
イン的によりシンプルなシルエットが得られると共に、
従来の如き、リムの内周面に凹溝を連続して設ける必要
がないなどの優れた効果を奏する。
【0050】また、前記線材に、前記眼鏡レンズの玉型
外径に対して短めに設定されたメタルスプリング等の線
材を使用すれば、該線材の付勢力と協働して眼鏡レンズ
をより強くリムに圧接し得るため、より堅固な眼鏡レン
ズの連結保持ができるといった効果を奏するものであ
る。
【0051】更に、前記止着部材に、前記リムの所定位
置に形成されたリム孔から前記連結部に圧接若しくは螺
着される連結螺子を用いれば、頗る簡単にしてリムと線
材とを変位自在に組み付けできるといった効果を奏する
ものである。
【0052】また、前記連結部の少なくとも表面に、前
記止着部材を許容する凹み若しくは孔を形成し、更には
この凹み若しくは孔に、リムの内周面に突出する止着部
材を嵌合させて線材を抜け止め固定することにより、連
結部の安易なずれや抜け落ちが確実に阻止できるなど、
リムと線材をより堅固に連結できるものである。
【0053】特に、前記止着部材が、リムの内周面に突
設された突起体からなり、かつ、該突起体をリム自体の
可撓力により前記連結部の凹み若しくは孔に圧接嵌合す
るように構成すれば、リム自体の可撓力により眼鏡レン
ズを抱持するため、換言すれば、斯かるリム自体の可撓
力に抗してリムを外方に押し拡げない限り、前記突起体
が前記凹み若しくは孔から外れることがないため、両者
(リムと線材)を堅固に連結保持することができるので
ある。
【0054】このように本発明は、線材及び眼鏡レンズ
の取り付けが頗る簡単で、かつ、必要に応じて線材の長
さ調節ができるものであり、また、構成が単純であるた
め大量生産に適し、価格も低廉なものとして需要者に供
給できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るナイロール式眼鏡(第1実施例)
の一部分解斜視図である。
【図2】リムと線材との組み付けを示す説明図である。
【図3】眼鏡レンズの組み付け状態を示す説明図であ
る。
【図4】リムの凹溝内に線材の連結部を押圧挟持させた
状態を示す説明図である。
【図5】同連結部の他のを押圧挟持状態を示す説明図で
ある。
【図6】本発明に係るナイロール式眼鏡の第2実施例を
示す説明図である。
【図7】リムと線材との組み付け方を示す説明図であ
る。
【図8】本発明に係るナイロール式眼鏡の第3実施例を
示す説明図である。
【図9】リムと連結部材の係合状態を示す説明図であ
る。
【図10】本実施例で使用する線材の拡大説明図であ
る。
【図11】リムと連結部材の係合状態を示す説明図であ
る。
【図12】従来のナイロール式眼鏡を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 眼鏡レンズ 1a 凹溝 1b1 嵌合溝 1b2 嵌合溝 2 リム 2a 凹溝 2b リム孔 2b1 大径の円孔 2b2 小径の円孔 2c 止着部材 3 線材 3a 連結部 3a1 連結部 3a2 連結部 3a3 突起 3b 球状突起 4 智 4a 蝶番機構 5 テンプル 5a 基端部 5b モダン 6 蝶番機構 7 クッション材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状のリムに線材を介して眼鏡レンズ
    を取り付けてなるナイロール式眼鏡において、前記線材
    は、その両遊端に固着された連結部を前記リム若しくは
    眼鏡レンズの凹溝に変位自在に嵌合すると共に、同連結
    部を内方へ押圧する止着部材を介して眼鏡レンズの周端
    面との間に抜け止め固定することを特徴とするナイロー
    ル式眼鏡。
  2. 【請求項2】前記線材は、両遊端に固着された連結部を
    前記リムの内周面に形成された凹溝内に加締めて眼鏡レ
    ンズの周端面との間に抜け止め固定することを特徴とす
    る請求項1に記載のナイロール式眼鏡。
  3. 【請求項3】前記連結部は、先端側に球状の突起を備え
    ると共に、該突起を前記リムに形成された鈎穴状の連結
    孔に抜け止め状態に係止することを特徴とする請求項1
    に記載のナイロール式眼鏡。
  4. 【請求項4】前記連結部は、L字又はT字型に形成され
    て前記リムの内周面に凹設係合されることを特徴とする
    請求項1に記載のナイロール式眼鏡。
  5. 【請求項5】前記止着部材は、前記リムの所定位置に形
    成されたリム孔から前記連結部に圧接若しくは螺着され
    る連結螺子であることを特徴とする請求項1に記載のナ
    イロール式眼鏡。
  6. 【請求項6】前記連結部は、少なくとも表面に前記止着
    部材を許容する凹み若しくは孔が形成されていることを
    特徴とする請求項1又は5に記載のナイロール式眼鏡。
  7. 【請求項7】前記連結部の表面に形成された所定形状の
    凹み若しくは孔に、前記リムの内周面に突出する止着部
    材を嵌合させて線材を抜け止め固定することを特徴とす
    る請求項1又は6に記載のナイロール式眼鏡。
  8. 【請求項8】前記止着部材は、リムの内周面に突設され
    た突起体からなり、リム自体の可撓力により前記連結部
    の表面に凹設された凹み若しくは孔に圧接嵌合されるこ
    とを特徴とする請求項1、6又は7に記載のナイロール
    式眼鏡。
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