JP2001281607A - バネ機構付き眼鏡枠 - Google Patents

バネ機構付き眼鏡枠

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JP2001281607A
JP2001281607A JP2000094382A JP2000094382A JP2001281607A JP 2001281607 A JP2001281607 A JP 2001281607A JP 2000094382 A JP2000094382 A JP 2000094382A JP 2000094382 A JP2000094382 A JP 2000094382A JP 2001281607 A JP2001281607 A JP 2001281607A
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JP
Japan
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temple
hinge
spring
inner elastic
frame
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JP2000094382A
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English (en)
Inventor
Hiromi Nomichi
洋美 野路
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Fukui Megane Industry Co Ltd
Original Assignee
Fukui Megane Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コイルバネを用いたバネ丁番が抱える問題を
解決し、単純な構造でなおかつ組み立てやすく、スマー
トなネジ丁番機構を有するバネテンプル構造を提唱す
る。 【解決手段】 丁番側のテンプル端部29が間隔をあけ
た外側構造部21と内側弾性部23に分かれ、前記外側
構造部には端部に丁番と係合するコマ3,4が、内側弾
性部には前記コマ3,4が貫通する部分を設けたバネ機
構付き眼鏡枠5とする。前記外側構造部には端部に丁番
と係合するコマ3,4が、内側弾性部には前記コマ3,
4が貫通する透孔部分25を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡のバネ丁番機
構を有するバネ機構付き眼鏡枠に関する。詳しくは、ヨ
ロイ部とテンプル部に弾力性のある板材を設置すること
によってバネ丁番と同じ働きをするバネ丁番機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】眼鏡を掛ける際、テンプルを若干開き気
味(拡開)にしてテンプルエンドを耳に掛け、掛けたあ
とはテンプルが装着者の側頭部を適度に締め付けて眼鏡
を安定させる状態にする、眼鏡構造であることが好まし
い。通常はテンプルに適度な弾性を持たせることで解決
している。それでも、眼鏡ツルの開閉時に丁番部に大き
な力がかかりがちである。そこで、丁番自体にも開閉動
作に対する弾性を持たせることが提案されている。バネ
丁番と呼ばれているものは一つの例である。図1はコイ
ルバネを用いたバネ丁番の構造を示す。バネ丁番ベース
2にコイルバネ1を挟み込み、テンプル側のコマ3とヨ
ロイ側のコマ4をネジ止めすることにより、コイルバネ
がテンプルの弾力的な拡開と側頭部の適度な締め付けを
行う役割を果たしている。この構造の改良型として、特
願平08-052039「眼鏡のバネ丁番」がある。コイルバネ
を用いず、素材の弾性力を利用したバネ丁番としては、
特開平09-2121176「バネ丁番眼鏡」や特開平09-175920
「眼鏡のバネ丁番機構」などがある。
【0003】図2は前記特開平09-175920、に挙げられ
ている構造図である。眼鏡フロント枠5とテンプル6の
間に弾性素材を用いた押圧材7と、押圧材7が押し下げ
範囲を規制するエンドピース8を取り付け、棒状の持出
部10にそって押圧材7が移動できる構造になってい
る。丁番ネジ9を中心にテンプル6が開閉するが、眼鏡
を掛けるときはテンプル6をdO方向に開き、押圧材7
の働きによって拡開し、眼鏡を掛けやすくしている。眼
鏡を掛けた状態では、同様に押圧材7の弾性力によって
適度に側頭部を締め付け、眼鏡を安定固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】眼鏡を掛ける場合、左
右のテンプルをそれぞれ眼鏡フロント枠に対してほぼ直
角に開いて、テンプルエンド(耳掛け部)を耳朶に挟む
ようにして眼鏡を安定させる。しかしバネ丁番機構を備
えていない眼鏡の場合、テンプルが外側に無理な力が掛
かった状態で、拡開する傾向にある。このため、テンプ
ルの基端部分に大きな力が加わり、眼鏡フレームの変形
や破損の原因となっている。また、それが原因でテンプ
ルが側頭部よりも幅広くなり、安定して眼鏡を顔面に固
定できないなどの問題が生じている。
【0005】この問題点の解決に考え出されたバネ丁番
は、テンプルと眼鏡枠(眼鏡フロント枠)をつなぐヨロ
イ部分に弾力性のあるバネを取り付け、拡開に対応して
きた。そのもっともオーソドックスな機構が、従来技術
でも述べたコイルバネを用いた方法である。しかしこの
機構は、構造が複雑であり、かつ微小部品を扱うため
に、組立作業に手間が掛かり、コスト高の原因ともなっ
てきた。
【0006】このコイルバネを用いたバネ丁番が抱える
問題を解決するために、様々な機構が提案されている。
従来技術でいくつかの例を見てきたが、構造が複雑だっ
たり、あるいは見栄えのしない構造だったりして、必ず
しも満足のいくもとなっていない。以上の点を考慮に入
れ、本発明が解決しようとする課題は、単純な構造でな
おかつ組み立てやすく、見た目にもスマートなネジ丁番
機構を有するバネテンプル構造を提唱することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、本発明では、丁番側のテンプル端部が間
隔をあけた外側構造部と内側弾性部に分かれ、前記外側
構造部には端部に丁番と係合するコマが、内側弾性部に
は前記コマが貫通する部分を設けた構造とする。通常
は、素材、ないしは厚さなどを調整して、内側弾性部は
外側構造部よりも弾性に富むようにする。
【0008】内側弾性部はツルの開閉に応じて、ヨロイ
側の丁番部材と端部が摺接する。内側弾性部はある程度
以上の力でヨロイ側の丁番部材に押されると、弾性変形
して、外側構造部との間隔が狭まる。この弾性変形が、
つるを開いた通常の状態からさらに押し広げる力が加わ
ったときに、バネ性を与える。内側弾性部のコマが貫通
する部分の形状としては様々あるが、透孔とすると、強
度や、組立上の利点がある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図で説明す
る。図3は本発明の一例の構造を示している。(a)は
本発明の眼鏡枠の丁番部付近の拡大上面図である。
(b)および(c)はテンプル端部の構成を説明するた
めの分解図である。(b)は内側弾性部を、(c)は外
側構造部およびテンプル本体部を示す。
【0010】この実施例のテンプルは次のように作られ
る。図3の(c)に示すように、テンプル29は、テン
プル本体部20、外側構造部21、突起状コマ部22か
らなる。外側構造部21はテンプル本体部20と一体に
作成しても良い 。
【0011】図3の(b)に示すように、内側弾性部2
3は突起状コマ部22が通過するように、透孔25を設
ける。テンプル本体部20の一部を切り込み、内側弾性
部23を張り合わせるための受け部24を設けておく。
内側弾性部23を端を受け部24に合わせてロー付けし
て固定する。これで、バネテンプルが完成する。このバ
ネテンプルに従来通りの方法でヨロイ部26を取り付
け、眼鏡フロント枠(図示は省略)をヨロイ端部27に
取り付ければ、本発明のバネテンプル機構を持つ眼鏡が
完成する。
【0012】図4は、完成図を眼鏡(眼鏡フロント枠の
図示は省略)を掛けたときの頭部上方から見た図であ
り、図5は側面から見た図である。なお、メタルテンプ
ルの場合には、テンプルエンド28は耳に接する部分で
あるために、接触を柔らかくするためにモダン(プラス
チック部品)を取り付ける。またテンプル29とヨロイ
26の接合は、図3のD-D'断面図である図6に示すよう
に、コマ(図3のコマ部22およびヨロイのコマ部30
の円で示される部分)に丁番ネジ31を通して固定す
る。この丁番ネジ31が回転軸となり、テンプルは眼鏡
フロント枠(図は省略)に対してほぼ直角に開閉する。
実際には弾性を持つ板材の変形によって、眼鏡を掛けた
ときよりも若干広く開く(拡開する)。
【0013】図7は、テンプルを閉じる方向dSに動か
したときの内側弾性部23の状態を表している。内側弾
性部23は直線状態(撓みのない状態)でヨロイ26の
コマ部30の周囲を滑るように回転する。図8は逆に眼
鏡を掛けるために開く方向dOに動かし、しかも最大に
拡開した状態を表している。眼鏡を掛けたときのテンプ
ルの状態を図3の(b)に示した状態とすると、それよ
りも広く開けようとしたために、内側弾性部のヨロイ側
の端32を回転の中心としてテンプルが広がる。
【0014】このとき、内側弾性部23は受け部24の
端33が内側弾性部23の撓みの支点(歪曲するときの
支点)となって、内側弾性部23がたわむ。最大の撓み
は、内側弾性部23が外側構造部21の先端部34に接
したときである(図8の状態)。図7および図8の空間
部35(内側弾性部23と外側構造部21の間の空間)
を比較した場合、図8の空間部35の隙間が狭くなって
いる。これは、内側弾性部23が外側構造部21方向に
撓んだ結果である。別の言い方をするなら、内側弾性部
23を撓ますためには、空間部35が必要だということ
でもある。図8は説明のために少しオーバーに表現して
あるが、実際の眼鏡を掛ける際のテンプルの拡開はわず
かでよいから、内側弾性部の撓みの度合いも小さくてよ
い。
【0015】図8に示すように、拡開状態では内側弾性
部23が撓むために、撓み方向と逆方向に内側弾性部2
3の弾性力fが働く。すなわち眼鏡を掛け終わって手を
放せば、テンプル29は閉じる方向dSに力が動き、図
3の中央に示した図で示すように、テンプル29は眼鏡
フロント枠とほぼ直角の状態に戻り、側頭部を適度に締
め付け、安定した状態で眼鏡を顔面に固定される。
【0016】なお、突起状コマ部30、外側構造部2
1、テンプル本体部20を分離型で製造してもよい。こ
の場合には、外側構造部21の一端をテンプル本体部2
0の一端にロー付けし、外側構造部の他端を突起状コマ
部30の底にロー付けすれば、上記の一体型のコマ付き
テンプルとなる。図9の(1)は3部位をすべて分離し
た場合の例で、連結部を突起状コマ部とテンプル本体部
を太線部分でロー付けすれば、図3に示す一体型のテン
プルになる。図9の(2)は突起状コマ部と連結部が一
体で、テンプル本体部のみが分離した場合の例で、連結
部をテンプル本体部を太線部分でロー付けすれば、図3
に示す一体型のテンプルになる。分離型の場合には、成
形時に異なるデザインの連結部を選択することができる
ために、選択の自由度が増す。
【0017】
【発明の効果】本発明の最大の特徴はバネ丁番機構を少
ない部品点数で実現していることである。この特徴から
得られる本発明の効果は、コイルバネ丁番に比べて構造
が簡単であり、バネ丁番の組立作業が簡単に行えること
である。また、部品点数が少ないために、軽量化が図れ
る。その結果、軽量で安価なバネ丁番機構付き眼鏡の製
造が可能となる。
【0018】さらに突起状コマ部、外側構造部(突起状
コマ部と連結部は一体も可)、テンプル本体部を分離型
にすれば、バネテンプルを組み立てるときに異なるデザ
インの連結部の選択ができ、利用者の好みに要求に応じ
たバネテンプルが提供できる。ロー付けであるから組立
作業もそれほど複雑でないために、3部位が一体型のも
つ効果をそのまま生かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のコイルバネにバネ丁番の構造を説明する
ための図である。
【図2】従来のコイルバネにバネ丁番の構造を説明する
ための図である。
【図3】本発明のバネテンプルの構造を説明するための
図である。
【図4】本発明のバネテンプルを眼鏡を掛けた際の上方
向から見た上面図である。
【図5】本発明のバネテンプルを眼鏡を掛けた際の側頭
部方向から見た側面図である。
【図6】本発明のバネテンプルを組み立てるときに、ヨ
ロイのコマとテンプルのコマおよび板材を丁番ネジで固
定したときの断面図である。
【図7】本発明のバネテンプルを折り畳んだときの状態
を示した図である。
【図8】本発明のバネテンプルを拡開したときの状態を
示した図である。
【図9】本発明のバネテンプルの構造の説明図である。
【符号の説明】
1 コイルバネ 2 バネ丁番ベース 3 コマ 4 コマ 5 眼鏡フロント枠 6 テンプル 7 押圧材 8 エンドピース 9 丁番ネジ 10 持出部 20 テンプル本体部 21 外側構造部 22 突起状コマ部 23 内側弾性部 24 受け部 25 透孔 26 ヨロイ部 27 ヨロイ端部 28 テンプルエンド 29 テンプル 30 コマ部 31 丁番ネジ 32 ヨロイ側の端 33 板材受け部の端 34 先端部 35 空間部 40 ロー付け部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丁番により開閉するツルを有する眼鏡枠
    において、丁番側のテンプル端部が間隔をあけた外側構
    造部と内側弾性部に分かれ、前記外側構造部には端部に
    丁番と係合するコマが、内側弾性部には前記コマが貫通
    する部分を設けたことを特徴とするバネ機構付き眼鏡
    枠。
  2. 【請求項2】 丁番により開閉するツルを有する眼鏡枠
    において、丁番側のテンプル端部が間隔をあけた外側構
    造部と内側弾性部に分かれ、前記外側構造部には端部に
    丁番と係合するコマが、内側弾性部には前記コマが貫通
    する透孔部分を設けたことを特徴とするバネ機構付き眼
    鏡枠。
JP2000094382A 2000-03-30 2000-03-30 バネ機構付き眼鏡枠 Pending JP2001281607A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101794032A (zh) * 2010-04-09 2010-08-04 黄介耕 一种具有外挂饰物的眼镜

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Effective date: 20090630

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Effective date: 20091110