JP3019602U - ナイロール式眼鏡レンズ用の線材 - Google Patents

ナイロール式眼鏡レンズ用の線材

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JP3019602U JP1995006085U JP608595U JP3019602U JP 3019602 U JP3019602 U JP 3019602U JP 1995006085 U JP1995006085 U JP 1995006085U JP 608595 U JP608595 U JP 608595U JP 3019602 U JP3019602 U JP 3019602U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】眼鏡レンズの着脱が簡単かつ堅固にできると共
に、長期間使用しても劣化することのないナイロール式
眼鏡レンズ用の線材を提供する。 【構成】眼鏡レンズの玉型外径に対して短めに設定され
たメタルスプリング3aと、該メタルスプリング3aの
表面に被装された合成樹脂パイプ3bとから線材3を構
成する。また、合成樹脂パイプ3bには、例えば、フッ
ソ樹脂系等の合成樹脂材にて予め管状に成形したものを
使用するものであるが、同テフロン樹脂や他の合成樹脂
材をメタルスプリング3aの表面にコーティング加工し
たり、また、必要に応じ、熱処理を施しても良い。従っ
て、スプリング3aの付勢力に抗して線材3を外方に引
っ張ることにより、眼鏡レンズの着脱操作が簡単にでき
ると共に、取り付け後は、線材3の機械的強度とスプリ
ング3aの付勢力とが協働して眼鏡レンズをより強くリ
ム部材に圧接し固定できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、リム部材に細い線材を介して眼鏡レンズを保持させる所謂ナイロー ル式眼鏡レンズ用の線材に関し、更に詳しくは、従来のナイロールに比して頗る 簡単に眼鏡レンズを取り付け固定することができると共に、長期間劣化すること なく使用できるナイロール式眼鏡レンズ用の線材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、斯かるナイロール式眼鏡レンズ用の線材としては、例えば、実公昭60 −9766号公報に開示されたものが従来例として周知である。この従来例にお ける線材は、眼鏡レンズを金属製線材でリム部材に固定した眼鏡において、同線 材の表面に高分子材料層を設けたことを特徴としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した実公昭60−9766号公報に開示されている線材に あっては、表面に高分子材料層を設けていることから、同線材の変色や錆付きを 防止できるといった利点を有するものの、機会的強度が大きくて伸縮性に欠ける ため、眼鏡レンズの着脱に余儀なくされるといった問題を有するものであった。
【0004】 また、従来、常套的に使用されていたナイロンワイヤーにあっては、切れ易く 、長期間使用すると劣化してしまうといった問題をも有するものであった。
【0005】 本考案は斯かる問題点に鑑みてなされたもので、表面の変色や錆付きを防止で きるのみならず、眼鏡レンズの着脱が簡単かつ堅固にできると共に、長期間使用 しても劣化することのないナイロール式眼鏡レンズ用の線材を提供することを目 的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨と する構成は、所定形状のリム部材に線材を介して眼鏡レンズを取り付けてなるナ イロール式眼鏡において、前記線材が、少なくとも表面にフッソ樹脂系等の合成 樹脂パイプを被装してなるメタルスプリングであるナイロール式眼鏡レンズ用の 線材に存する。
【0007】 また、前記メタルスプリングの外周には、フッソ樹脂系等の合成樹脂材からな るパイプ若しくは被膜層を被装して熱処理を施しても良い。
【0008】
【作用】
このように構成される本考案のナイロール式眼鏡レンズ用の線材は、少なくと も表面にフッソ樹脂系等の合成樹脂パイプを被装してなるメタルスプリングから なることによって、機械的強度と共に伸縮性にも優れ、また、同スプリングの付 勢力と協働して眼鏡レンズをより強くリム部材に圧接し得ることとなる。
【0009】 また、前記メタルスプリングの外周に、フッソ樹脂系等の合成樹脂材からなる パイプ若しくは被膜層を被装して熱処理を施せば、前記パイプ若しくは被膜層が 熱収縮して線材の表面に、より気密にフィットすることとなる。
【0010】
【実施例】
次に、本考案に係るナイロール式眼鏡レンズ用の線材(第1実施例)を図1〜 図2を参照しながら説明する。図1は、本実施例で使用するナイロール式眼鏡の 要部断面図であり、リム部材2と線材3との取付状態を示すものである。
【0011】 リム部材2は、チタン・ニッケル合金等の適宜素材にて形成されており、両遊 端側に線材3を止着するためのリム孔2a,2a…が形成されている。
【0012】 また、前記線材3は、図2に示すように、眼鏡レンズの玉型外径に対して短め に設定されたメタルスプリング3aと、該メタルスプリング3aの表面に被装さ れた合成樹脂パイプ3bとから構成されている。
【0013】 前記メタルスプリング3aは、外径0.2〜0.7ミリ程度の引張バネからな り、両遊端側を前記リム孔2a,2a…に波状に挿通せさることにより抜け止め され(図1参照)、また、同スプリング3aを、付勢力に抗して外方に引っ張る ことにより、眼鏡レンズの着脱が可能になる。
【0014】 因に、取り付けられた眼鏡レンズは、メタルスプリング3aの付勢力と協働し て眼鏡レンズをより強くリム部材2に圧接し、従来の線材よりも、より堅固に固 定できることは云うまでもない。
【0015】 また、前記合成樹脂パイプ3bには、例えば、テフロン(商標)の如き、フッ ソ樹脂系の合成樹脂材にて予め管状に成形したものを使用するものであるが、こ れに限定されることなく、同テフロン樹脂や他の合成樹脂材をメタルスプリング 3aの表面にコーティング加工したり、また、熱処理を施しても良い。
【0016】 このように構成される本考案のナイロール式眼鏡は、前記線材3が、少なくと も表面にフッソ樹脂系等の合成樹脂パイプ3bを被装してなるメタルスプリング 3aからなるため、斯かるスプリング3aの付勢力に抗して線材3を外方に引っ 張ることにより、眼鏡レンズの着脱操作が簡単にできると共に、取り付け後は、 線材3の機械的強度とスプリング3aの付勢力とが協働して眼鏡レンズをより強 くリム部材に圧接固定できる。
【0017】 次に、本考案に係る線材を用いたナイロール式眼鏡(第2実施例)を図3〜図 4を参照しながら説明する。尚、理解を容易にするため、前述した第1実施例と 同一部分は同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して以下に説 明する。
【0018】 図3は、ナイロール式眼鏡の斜視図であり、この眼鏡は、眼鏡レンズ1の上端 側に装着されたリム部材2と、該リム部材2に連結された線材3(図2参照)と 、前記リム部材2に智4を介して回動自在に連結されたテンプル5とを備えてい る。
【0019】 前記眼鏡レンズ1は、常套なガラス又はプラスチックからなり、図3に示すよ うに、周端面に連続した凹溝1aが形成されている。この凹溝1aは、後述する 線材3を嵌合保持するものであり、同線材3の線径に応じた深さに凹設されるも のである。
【0020】 また、リム部材2は、チタン・ニッケル合金等の適宜素材にて管状に成形され た、例えば、外径1ミリ、内径0.6ミリ等のメタルパイプからなり、その両端 開口に線材3の遊端部が固着されている。
【0021】 線材3は、前記眼鏡レンズ1の玉型外径に対して短めに設定された外径0.6 ミリのメタルスプリング3aと、該メタルスプリング3aの外周に被装された合 成樹脂パイプ3b(図2及び図3参照)から構成され、その両遊端部を、図4に 示すように、前記リム部材2の両端開口内に挿着してロウ付け若しくは加締め等 の適宜固着手段を施すことにより、リム端に簡単かつ堅固に固定されている。
【0022】 他方、智4は、チタン・ニッケル合金等の適宜金属材からなり、一端側を前記 リム部材2にロウ付け若しくはスポット溶接にて固定すると共に、遊端側には、 テンプル5の基端側を回動自在に支持するための蝶番機構6が形成されている( 図3参照)。
【0023】 この蝶番機構6は、前記智3の基端側遊端面(水平方向)に凹設された嵌合溝 (図示せず)に、前記テンプル5の基端側に形成された連結部5aを遊嵌して互 いを螺着することにより、同テンプル5を回動自在に連結保持している。
【0024】 また、テンプル5は、前記智4と同様、チタン・ニッケル合金等の如き常套の 金属材からなり、遊端側にモダン(耳当て)5bが装着されている。
【0025】 このように構成される本考案のナイロール式眼鏡は、前記リム部材2がパイプ 状(管状)の基枠、換言すれば、両端が開口したメタルパイプからなることから この両端開口に線材3の遊端を挿着してロウ付けしたり或いは加締めるだけで、 簡単に線材3をリム部材2に固着することができ、従来のナイロール構造よりも より簡単かつ堅固に眼鏡レンズを組み付けできるのである。
【0026】 次に、本考案に係るナイロール式眼鏡レンズ用の線材(第3実施例)を図5〜 図6を参照しながら説明する。尚、理解を容易にするため、前述した第1及び第 2実施例と同一部分は同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付し て以下に説明する。
【0027】 図5は、ツーポイントの眼鏡に使用される眼鏡レンズ1にリム部材2を取り付 けた状態を示す説明図であり、このリム部材2は、両端が開口した中空のメタル パイプからなり、中に線材3が貫通されている(図6参照)。
【0028】 この線材3は、表面に赤色、青色等の適宜色彩が施されたスプリングリングか らなり、その外周にテフロンパイプ等の合成樹脂管(図示せず)が被装されてい る。この合成樹脂管は熱を加えることにより収縮してスプリングの表面に一体的 にフィットするものであるが、斯かる表面処理により前記色彩の色あせや錆び付 きを防止できる他、眼鏡レンズ1(詳しくは眼鏡レンズ1の凹溝1a内)への傷 付きも阻止できるのである。
【0029】 また、線材3は、直接的に色付けをすることなく、換言すれば、外周面に色付 け処理を施したメタルパイプ等のリム部材2を取り付け、その表面にテフロンパ イプ等の如き透明若しくは半透明な合成樹脂管を被装させても良いものである。
【0030】 その他、このテフロンパイプの代わりに、被膜層を形成するテフロン処理を施 しても良いものであり、本考案はこれら表面処理に限定されるものではない。
【0031】 また、眼鏡レンズ1に設けられた連結孔1b(図6参照)は、円形や四角形の 孔形に限定されるものではなく、三角形や五角形等の角形状の外、楕円形に形成 しても良いものであり、連結孔1bと連結ネジ(図示せず)とが互いに回転不能 な関係にあれば、如何なる孔形にしても良い。
【0032】 因に、本実施例で使用する智4は、従来の如き面倒なろう付けやスポット溶接 等を必要とする蝶番が不要になることも相俟って、より簡単なテンプル5の組み 立てができるものである。
【0033】 尚、本考案はこれら実施例に限定されることなく、本考案の目的の範囲内で自 由に設計変更し得るものであり、本考案はそれらの全てを包摂するものである。 例えば、第2実施例では、前記リム部材2に中空環状のメタルパイプを使用して いるが、これに限定されることなく、両端面が凹設された棒状の金属基枠を使用 しても良い。
【0034】 また、第3実施例にあっては、眼鏡レンズ1の外周に、メタルパイプからなる リム部材2を介して線材3を装着させているが、本実施例に限定されることなく 表面にカラー処理を施したスプリングリングを着脱自在に取り付けても良い。
【0035】 この場合、予め多色類のスプリングリングを取り揃えて置くことで、洋服の色 や、その日の気分に応じて眼鏡の雰囲気を変えることができるなど、より便利で ファッショナブルな眼鏡を提供できるものである。
【0036】
【考案の効果】
以上のように構成される本考案に係るナイロール式眼鏡レンズ用の線材は、少 なくとも表面にフッソ樹脂系等の合成樹脂パイプを被装してなるメタルスプリン グであることによって、表面の変色や錆付けを防止できる他、機械的強度と共に 伸縮性にも優れ、また、メタルスプリングの付勢力と協働して眼鏡レンズをより 強くリム部材に圧接し得ることも相俟って、眼鏡レンズの取り付けが、より簡単 かつ堅固にできるといった優れた効果を奏するものである。
【0037】 また、前記メタルスプリングの外周に、フッソ樹脂系等の合成樹脂材からなる パイプ若しくは被膜層を被装して熱処理を施せば、前記パイプ若しくは被膜層が 熱収縮して線材の表面に、より気密にフィットするため、メタルスプリングの錆 止と共に、カラー処理の色あせを有効的に防止できる他、眼鏡レンズへの傷付き をも有効的に阻止でき、また、長期間使用しても劣化することのない耐久性に優 れた線材を提供できるものである。
【0038】 このように本考案は、表面の変色や錆付きを防止できるのみならず、眼鏡レン ズの着脱が簡単かつ堅固にできると共に、長期間使用しても劣化することのない ナイロール式眼鏡レンズ用の線材を提供できるものであり、また、構成が単純で あるため大量生産に適し、価格も低廉なものとして需要者に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の線材を用いたナイロール眼鏡(第1実
施例)の要部断面図である。
【図2】同線材の構成を示す一部切欠斜視図である。
【図3】本考案に係る線材を用いたナイロール式眼鏡
(第2実施例)を示す説明図である。
【図4】本実施例で使用するリム部材と線材との組み付
け状態を示す説明図である。
【図5】本考案に係る線材を用いたナイロール式眼鏡
(第3実施例)の要部を示す説明図である。
【図6】同眼鏡レンズと線材との組み付け状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 眼鏡レンズ 2 リム部材 2a リム孔 3 線材 3a メタルスプリング 3b 合成樹脂パイプ 4 智 4a 蝶番機構 5 テンプル 5a 基端部 5b モダン 6 蝶番機構

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状のリム部材に線材を介して眼鏡レ
    ンズを取り付けてなるナイロール式眼鏡において、前記
    線材は、少なくとも表面にフッソ樹脂系等の合成樹脂パ
    イプを被装してなるメタルスプリングであることを特徴
    とするナイロール式眼鏡レンズ用の線材。
  2. 【請求項2】前記メタルスプリングの外周に、フッソ樹
    脂系等の合成樹脂材からなるパイプ若しくは被膜層を被
    装して熱処理を施したことを特徴とする請求項1に記載
    のナイロール式眼鏡レンズ用の線材。
JP1995006085U 1995-06-19 1995-06-19 ナイロール式眼鏡レンズ用の線材 Expired - Lifetime JP3019602U (ja)

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