JPH094215A - コンクリート壁における足場用壁繋ぎ構造 - Google Patents
コンクリート壁における足場用壁繋ぎ構造Info
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- JPH094215A JPH094215A JP15647495A JP15647495A JPH094215A JP H094215 A JPH094215 A JP H094215A JP 15647495 A JP15647495 A JP 15647495A JP 15647495 A JP15647495 A JP 15647495A JP H094215 A JPH094215 A JP H094215A
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- scaffold
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンクリート壁面への足場用壁繋ぎ構造であ
って、コア抜きを行わないでコンクリート壁の表面に露
出しているネジ孔付きアンカー部材を利用することで、
信頼性の高い壁繋ぎを簡単に、かつ、低コストで取り付
けることを可能にする。 【構成】 外部ブラケット取付用として予め鉄筋に溶接
固定してコンクリート打設により壁内部に埋設されるネ
ジ孔付きアンカー部材2の端部ネジ孔11を壁面に露出
しているコンクリート壁1と、このコンクリート壁1の
壁面に沿って建てる足場とを繋ぐための足場用壁繋ぎ構
造であって、一端にネジ部14を有して他端側が足場に
連結される足場用壁繋ぎ部材3と、ネジ孔付きアンカー
部材の端部ネジ孔11に螺合するネジ部12を有すると
共に足場用壁繋ぎ部材3のネジ部14に螺合するネジ孔
13を有するインサート部材4とを備えた。
って、コア抜きを行わないでコンクリート壁の表面に露
出しているネジ孔付きアンカー部材を利用することで、
信頼性の高い壁繋ぎを簡単に、かつ、低コストで取り付
けることを可能にする。 【構成】 外部ブラケット取付用として予め鉄筋に溶接
固定してコンクリート打設により壁内部に埋設されるネ
ジ孔付きアンカー部材2の端部ネジ孔11を壁面に露出
しているコンクリート壁1と、このコンクリート壁1の
壁面に沿って建てる足場とを繋ぐための足場用壁繋ぎ構
造であって、一端にネジ部14を有して他端側が足場に
連結される足場用壁繋ぎ部材3と、ネジ孔付きアンカー
部材の端部ネジ孔11に螺合するネジ部12を有すると
共に足場用壁繋ぎ部材3のネジ部14に螺合するネジ孔
13を有するインサート部材4とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート壁におけ
る足場用壁繋ぎ構造に関する。
る足場用壁繋ぎ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリート壁における足場用壁
繋ぎ構造においては、例えば、コンクリート壁の所定箇
所に、所定深さにコア抜きを行うことにより止着孔を形
成した後、この止着孔内に接着剤を充填すると共にアン
カーボルトを挿入し、接着剤の硬化によって、アンカー
ボルトを、その先端部分がコンクリート壁の表面から所
定長突出するように固定して、このアンカーボルトを利
用して足場用壁繋ぎを行うというものがある。
繋ぎ構造においては、例えば、コンクリート壁の所定箇
所に、所定深さにコア抜きを行うことにより止着孔を形
成した後、この止着孔内に接着剤を充填すると共にアン
カーボルトを挿入し、接着剤の硬化によって、アンカー
ボルトを、その先端部分がコンクリート壁の表面から所
定長突出するように固定して、このアンカーボルトを利
用して足場用壁繋ぎを行うというものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンクリート壁における足場用壁繋ぎ構造においては、
コンクリート壁にコア抜きを行い止着孔を改めて形成し
てから、アンカーボルトを挿入して足場用壁繋ぎ部材を
取り付けていたので、壁繋ぎの取付作業にかなりの時間
を要してしてしまい、かつ、壁繋ぎの取付コストが大き
くなってしまうという問題があった。
コンクリート壁における足場用壁繋ぎ構造においては、
コンクリート壁にコア抜きを行い止着孔を改めて形成し
てから、アンカーボルトを挿入して足場用壁繋ぎ部材を
取り付けていたので、壁繋ぎの取付作業にかなりの時間
を要してしてしまい、かつ、壁繋ぎの取付コストが大き
くなってしまうという問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、コア抜きを行わ
ないで、コンクリート壁の表面に露出しているネジ孔付
きアンカー部材を利用することで、信頼性の高い壁繋ぎ
を簡単に、かつ、低コストで取り付けることを可能とし
た足場用壁繋ぎ構造を提供することである。
ないで、コンクリート壁の表面に露出しているネジ孔付
きアンカー部材を利用することで、信頼性の高い壁繋ぎ
を簡単に、かつ、低コストで取り付けることを可能とし
た足場用壁繋ぎ構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明は、外部ブラケット取付用として、予め鉄
筋に溶接固定して、コンクリート打設により壁内部に埋
設されるネジ孔付きアンカー部材の端部ネジ孔を壁面に
露出しているコンクリート壁と、このコンクリート壁の
壁面に沿って建てる足場とを繋ぐための足場用壁繋ぎ構
造であって、一端にネジ部を有して、他端側が前記足場
に連結される足場用壁繋ぎ部材と、前記ネジ孔付きアン
カー部材の前記端部ネジ孔に螺合するネジ部を有すると
共に、前記足場用壁繋ぎ部材の前記ネジ部に螺合するネ
ジ孔を有する連結部材と、を備えた構成を特徴としてい
る。
めに、本発明は、外部ブラケット取付用として、予め鉄
筋に溶接固定して、コンクリート打設により壁内部に埋
設されるネジ孔付きアンカー部材の端部ネジ孔を壁面に
露出しているコンクリート壁と、このコンクリート壁の
壁面に沿って建てる足場とを繋ぐための足場用壁繋ぎ構
造であって、一端にネジ部を有して、他端側が前記足場
に連結される足場用壁繋ぎ部材と、前記ネジ孔付きアン
カー部材の前記端部ネジ孔に螺合するネジ部を有すると
共に、前記足場用壁繋ぎ部材の前記ネジ部に螺合するネ
ジ孔を有する連結部材と、を備えた構成を特徴としてい
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、コンクリート壁における足場
用壁繋ぎ構造にあって、コンクリート壁に形成されてい
るネジ孔付きアンカー部材の端部ネジ孔に、連結部材の
ネジ部を螺合することにより固定し、また、連結部材の
ネジ孔に、足場側に固定される足場用壁繋ぎ部材のネジ
部を螺合することにより、これら足場用壁繋ぎ部材及び
連結部材を介してコンクリート壁に足場が固定される。
用壁繋ぎ構造にあって、コンクリート壁に形成されてい
るネジ孔付きアンカー部材の端部ネジ孔に、連結部材の
ネジ部を螺合することにより固定し、また、連結部材の
ネジ孔に、足場側に固定される足場用壁繋ぎ部材のネジ
部を螺合することにより、これら足場用壁繋ぎ部材及び
連結部材を介してコンクリート壁に足場が固定される。
【0007】このように、コンクリート壁の表面に数多
く露出しているネジ孔付きアンカー部材を利用して、簡
単な工程により壁繋ぎが行えるので、従来のような改め
てコンクリート壁にコア抜きをした後に、アンカーボル
トを取り付けるという手法に比べて、作業時間が大幅に
短縮される。
く露出しているネジ孔付きアンカー部材を利用して、簡
単な工程により壁繋ぎが行えるので、従来のような改め
てコンクリート壁にコア抜きをした後に、アンカーボル
トを取り付けるという手法に比べて、作業時間が大幅に
短縮される。
【0008】従って、人件費などの壁繋ぎを取り付ける
ためのコストが低減される。
ためのコストが低減される。
【0009】また、コンクリート壁内部に確実に固定さ
れているネジ孔付きアンカー部材に対し、連結部材を介
して、足場用壁繋ぎ部材が、雌ねじと雄ねじの噛み合わ
せにより強固に接続されているので、従来の後付けのア
ンカーボルトを利用した壁繋ぎに比べて、引き抜き方向
に対する強度が増大し、かつ、足場に対する支持力も増
大する。
れているネジ孔付きアンカー部材に対し、連結部材を介
して、足場用壁繋ぎ部材が、雌ねじと雄ねじの噛み合わ
せにより強固に接続されているので、従来の後付けのア
ンカーボルトを利用した壁繋ぎに比べて、引き抜き方向
に対する強度が増大し、かつ、足場に対する支持力も増
大する。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係るコンクリート壁におけ
る足場用壁繋ぎ構造の実施例を図1から図4に基づいて
説明する。
る足場用壁繋ぎ構造の実施例を図1から図4に基づいて
説明する。
【0011】図1は、本発明を適用した一例としてのコ
ンクリート壁における足場用壁繋ぎ構造を示す斜視図で
あり、また、図2は、図1のコンクリート壁に足場用壁
繋ぎ部材を接続した状態の拡大斜視図であり、1はコン
クリート壁、2はネジ孔付きアンカー部材、3は足場用
壁繋ぎ部材、4はインサート部材、5は足場パイプ、6
は足場板、7は固定金具、8はボルト、9は関節、10
は連結棒である。
ンクリート壁における足場用壁繋ぎ構造を示す斜視図で
あり、また、図2は、図1のコンクリート壁に足場用壁
繋ぎ部材を接続した状態の拡大斜視図であり、1はコン
クリート壁、2はネジ孔付きアンカー部材、3は足場用
壁繋ぎ部材、4はインサート部材、5は足場パイプ、6
は足場板、7は固定金具、8はボルト、9は関節、10
は連結棒である。
【0012】この実施例では、図2に示すように、コン
クリート壁1に露出しているネジ孔付きアンカー部材2
に対し、インサート部材4を介して関節9を備えた足場
用壁繋ぎ部材3が接続されている。
クリート壁1に露出しているネジ孔付きアンカー部材2
に対し、インサート部材4を介して関節9を備えた足場
用壁繋ぎ部材3が接続されている。
【0013】そして、足場用壁繋ぎ部材3は、図1に示
すように、固定金具7により足場パイプ5に固定されて
いて、さらに、その足場パイプ5、5同士が固定金具7
により固定されている。また、その隣接する足場パイプ
5、5の間に、足場板6、‥‥が配置されている。
すように、固定金具7により足場パイプ5に固定されて
いて、さらに、その足場パイプ5、5同士が固定金具7
により固定されている。また、その隣接する足場パイプ
5、5の間に、足場板6、‥‥が配置されている。
【0014】次に、図1及び図2の各部の説明を行う。
【0015】コンクリート壁1は、先ず、予め構成され
た型枠にコンクリートを流し込み、そのコンクリートの
硬化後に、型枠を取り除いて形成されたもので、例え
ば、ダム工事の取水塔や上屋などに用いられている。
た型枠にコンクリートを流し込み、そのコンクリートの
硬化後に、型枠を取り除いて形成されたもので、例え
ば、ダム工事の取水塔や上屋などに用いられている。
【0016】ネジ孔付きアンカー部材2は、コンクリー
ト打設前に、外部ブラケット取付用として、予め鉄筋に
溶接固定されて、打設後に、表面がコンクリート壁1か
ら露出するようにしたものであり、後述するように、壁
繋ぎをするための基点となるものである。
ト打設前に、外部ブラケット取付用として、予め鉄筋に
溶接固定されて、打設後に、表面がコンクリート壁1か
ら露出するようにしたものであり、後述するように、壁
繋ぎをするための基点となるものである。
【0017】足場用壁繋ぎ部材3は、ネジ孔付きアンカ
ー部材2にインサート部材4を介して接続され、足場を
支えるためのもので、パイプなどにより構成されている
ものである。
ー部材2にインサート部材4を介して接続され、足場を
支えるためのもので、パイプなどにより構成されている
ものである。
【0018】インサート部材4は、ネジ孔付きアンカー
部材2と足場用壁繋ぎ部材3を連結するためのボルト形
状をした連結部材である。
部材2と足場用壁繋ぎ部材3を連結するためのボルト形
状をした連結部材である。
【0019】足場パイプ5は、足場板6を載せるための
土台となるもので、足場の枠組みを構成している。
土台となるもので、足場の枠組みを構成している。
【0020】足場板6は、隣接する足場パイプ5、5の
間に設置され、人が載り作業するためのものである。
間に設置され、人が載り作業するためのものである。
【0021】固定金具7は、足場パイプ5、5、また
は、足場パイプ5と足場用壁繋ぎ部材3を固定するため
のものである。
は、足場パイプ5と足場用壁繋ぎ部材3を固定するため
のものである。
【0022】ボルト8は、予めネジ孔付きアンカー部材
2に取り付けられていて、取り外し可能なものである。
2に取り付けられていて、取り外し可能なものである。
【0023】関節9は、足場用壁繋ぎ部材3の先端に直
交方向に組み込まれていて、足場用壁繋ぎ部材3の設置
方向に合せて、連結棒10の向きを変えられるようにな
っているもので、例えば、ピンなどにより構成されてい
る。
交方向に組み込まれていて、足場用壁繋ぎ部材3の設置
方向に合せて、連結棒10の向きを変えられるようにな
っているもので、例えば、ピンなどにより構成されてい
る。
【0024】連結棒10は、前記ピンによる関節9と一
体化されて前記パイプによる足場用壁繋ぎ部材3の先端
から突出していて、その突出端部が前記インサート部材
4に螺合自在になっている。
体化されて前記パイプによる足場用壁繋ぎ部材3の先端
から突出していて、その突出端部が前記インサート部材
4に螺合自在になっている。
【0025】足場は、図1及び図2に示すように、ネジ
孔付きアンカー部材2に対して予め取り付けられている
ボルト8を外した後、関節9を中心として足場用壁繋ぎ
部材3の設置方向に合せて、連結棒10の向きを決定し
てから、ネジ孔付きアンカー部材2に対しインサート部
材4を介して足場用壁繋ぎ部材3の連結棒10を接続
し、さらに、足場用壁繋ぎ部材3を固定金具7により足
場パイプ5に固定し、そして、その足場パイプ5、‥‥
同士を固定金具7により固定(図示省略)して、その隣
接する足場パイプ5、5の間に、足場板6、‥‥を設置
することで構成される。
孔付きアンカー部材2に対して予め取り付けられている
ボルト8を外した後、関節9を中心として足場用壁繋ぎ
部材3の設置方向に合せて、連結棒10の向きを決定し
てから、ネジ孔付きアンカー部材2に対しインサート部
材4を介して足場用壁繋ぎ部材3の連結棒10を接続
し、さらに、足場用壁繋ぎ部材3を固定金具7により足
場パイプ5に固定し、そして、その足場パイプ5、‥‥
同士を固定金具7により固定(図示省略)して、その隣
接する足場パイプ5、5の間に、足場板6、‥‥を設置
することで構成される。
【0026】このようにして、足場はコンクリート壁に
沿って建てられている。
沿って建てられている。
【0027】次に、ネジ孔付きアンカー部材2と足場用
壁繋ぎ部材3の連結棒10との接続部分をさらに詳しく
説明する。
壁繋ぎ部材3の連結棒10との接続部分をさらに詳しく
説明する。
【0028】図3は、図1及び図2においてインサート
部材を介して接続されている壁繋ぎアンカー部材の連結
棒とネジ孔付きアンカー部材の接続部分を示す縦断面図
であり、図4は、図1、図2及び図3において用いられ
ているインサート部材の詳細な図で、(a)は正面図、
(b)は側面図であり、11はネジ孔付きアンカー部材
2の端部ネジ孔、12はインサート部材4のネジ部、1
3はインサート部材4のネジ孔、14は連結棒10のネ
ジ部、15はインサート部材4の頭部である。
部材を介して接続されている壁繋ぎアンカー部材の連結
棒とネジ孔付きアンカー部材の接続部分を示す縦断面図
であり、図4は、図1、図2及び図3において用いられ
ているインサート部材の詳細な図で、(a)は正面図、
(b)は側面図であり、11はネジ孔付きアンカー部材
2の端部ネジ孔、12はインサート部材4のネジ部、1
3はインサート部材4のネジ孔、14は連結棒10のネ
ジ部、15はインサート部材4の頭部である。
【0029】これから、図3及び図4の各部を説明す
る。
る。
【0030】ネジ孔付きアンカー部材2の端部ネジ孔1
1は、図3に示すように、コンクリート壁1の表面に露
出したネジ孔付きアンカー部材2に形成され、インサー
ト部材4のネジ部12が挿入されるものである。
1は、図3に示すように、コンクリート壁1の表面に露
出したネジ孔付きアンカー部材2に形成され、インサー
ト部材4のネジ部12が挿入されるものである。
【0031】インサート部材4のネジ部12は、図4
(a)に示すように、インサート部材4に形成された挿
入部分であり、ネジ孔付きアンカー部材2の端部ネジ孔
11と同じピッチの雄ねじを有し、図3に示すように、
時計廻りに回転させながらネジ孔付きアンカー部材2の
端部ネジ孔11に対し押し込むことにより挿入されるも
のである。
(a)に示すように、インサート部材4に形成された挿
入部分であり、ネジ孔付きアンカー部材2の端部ネジ孔
11と同じピッチの雄ねじを有し、図3に示すように、
時計廻りに回転させながらネジ孔付きアンカー部材2の
端部ネジ孔11に対し押し込むことにより挿入されるも
のである。
【0032】これにより、ネジ孔付きアンカー部材2の
端部ネジ孔21に形成された雌ねじが、インサート部材
4のネジ部12に形成された雄ねじに入り込んだ状態で
設置されることにより、ネジ孔付きアンカー部材2とイ
ンサート部材4が係合し、強固な結合力が得られる。
端部ネジ孔21に形成された雌ねじが、インサート部材
4のネジ部12に形成された雄ねじに入り込んだ状態で
設置されることにより、ネジ孔付きアンカー部材2とイ
ンサート部材4が係合し、強固な結合力が得られる。
【0033】インサート部材4のネジ孔13は、図4
(a)、(b)に示すように、インサート部材4の頭部
15に形成され、連結棒10のネジ部14と同じピッチ
の雌ねじを有し、図3に示すように、足場用壁繋ぎ部材
3から突出した連結棒の10のネジ部12が挿入される
ものである。
(a)、(b)に示すように、インサート部材4の頭部
15に形成され、連結棒10のネジ部14と同じピッチ
の雌ねじを有し、図3に示すように、足場用壁繋ぎ部材
3から突出した連結棒の10のネジ部12が挿入される
ものである。
【0034】連結棒10のネジ部14は、図3に示すよ
うに、足場用壁繋ぎ部材3の一端から突出するように形
成され、時計廻りに回転させながらインサート部材4の
ネジ孔13に対し押し込むことにより挿入されるもので
ある。
うに、足場用壁繋ぎ部材3の一端から突出するように形
成され、時計廻りに回転させながらインサート部材4の
ネジ孔13に対し押し込むことにより挿入されるもので
ある。
【0035】これにより、連結棒10のネジ部14に形
成された雄ねじが、インサート部材4のネジ孔13に形
成された雌ねじに入り込んだ状態で設置されることによ
り、足場用壁繋ぎ部材3とインサート部材4が係合し、
強固な結合力が得られる。
成された雄ねじが、インサート部材4のネジ孔13に形
成された雌ねじに入り込んだ状態で設置されることによ
り、足場用壁繋ぎ部材3とインサート部材4が係合し、
強固な結合力が得られる。
【0036】インサート部材4の頭部15は、図4
(a)、(b)に示すように、インサート部材4に形成
され、インサート部材4に対し外部からスパナ等の工具
を用いて回転力などの力を加えるためにインサート部材
4のネジ部12よりも大径で角形に形成されたものであ
る。
(a)、(b)に示すように、インサート部材4に形成
され、インサート部材4に対し外部からスパナ等の工具
を用いて回転力などの力を加えるためにインサート部材
4のネジ部12よりも大径で角形に形成されたものであ
る。
【0037】従って、図3及び図4に示すように、ネジ
孔付きアンカー部材2の端部ネジ孔11内に、インサー
ト部材4のネジ部12を螺合することにより固定し、そ
の後、インサート部材4のネジ孔13内に、足場用壁繋
ぎ部材3に形成された連結棒10のネジ部14を螺合す
ることにより、足場用壁繋ぎ部材3をインサート部材4
を介してネジ孔付きアンカー部材2に固定することがで
きるように構成されている。
孔付きアンカー部材2の端部ネジ孔11内に、インサー
ト部材4のネジ部12を螺合することにより固定し、そ
の後、インサート部材4のネジ孔13内に、足場用壁繋
ぎ部材3に形成された連結棒10のネジ部14を螺合す
ることにより、足場用壁繋ぎ部材3をインサート部材4
を介してネジ孔付きアンカー部材2に固定することがで
きるように構成されている。
【0038】このようなコンクリート壁における足場用
壁繋ぎ構造としたので、以下に挙げるような効果が得ら
れる。
壁繋ぎ構造としたので、以下に挙げるような効果が得ら
れる。
【0039】予めコンクリート壁1の表面に露出してい
るネジ孔付きアンカー部材2に、インサート部材4を介
して足場用壁繋ぎ部材3を取り付けるので、コンクリー
ト壁1を傷つけることなく壁繋ぎが行える。
るネジ孔付きアンカー部材2に、インサート部材4を介
して足場用壁繋ぎ部材3を取り付けるので、コンクリー
ト壁1を傷つけることなく壁繋ぎが行える。
【0040】また、簡単な工程により上記足場用壁繋ぎ
構造が実現されるので、従来のような、改めてコンクリ
ート壁にコア抜きをした後に、アンカーボルトを取り付
けるという手法に比べて、作業時間が大幅に短縮され
る。
構造が実現されるので、従来のような、改めてコンクリ
ート壁にコア抜きをした後に、アンカーボルトを取り付
けるという手法に比べて、作業時間が大幅に短縮され
る。
【0041】従って、人件費などの壁繋ぎを取り付ける
ためのコストが低減される。
ためのコストが低減される。
【0042】また、コンクリート壁1内部に確実に固定
されているネジ付きアンカー部材2に対し、インサート
部材4を介して足場用壁繋ぎ部材3が、雌ねじと雄ねじ
の噛み合わせにより、強固に接続されているので、従来
のアンカーボルトを利用した壁繋ぎに比べて、引き抜き
方向に対する強度が増大し、かつ、足場に対する支持力
も増大する。
されているネジ付きアンカー部材2に対し、インサート
部材4を介して足場用壁繋ぎ部材3が、雌ねじと雄ねじ
の噛み合わせにより、強固に接続されているので、従来
のアンカーボルトを利用した壁繋ぎに比べて、引き抜き
方向に対する強度が増大し、かつ、足場に対する支持力
も増大する。
【0043】また、足場用壁繋ぎ部材3に関節9を設
け、関節9の廻りに足場用壁繋ぎ部材3に対して連結棒
10の向きを変えられるようにしたので、足場の設定位
置に合せて足場用壁繋ぎ部材3の方向を自由に決められ
る。
け、関節9の廻りに足場用壁繋ぎ部材3に対して連結棒
10の向きを変えられるようにしたので、足場の設定位
置に合せて足場用壁繋ぎ部材3の方向を自由に決められ
る。
【0044】従って、作業者が作業しやすいように足場
の方向を選ぶことができる。
の方向を選ぶことができる。
【0045】なお、この実施例では、足場用壁繋ぎ部材
3に関節9を設け、関節9の廻りに足場用壁繋ぎ部材3
の向きを変えられるようにしたが、勿論これに限るもの
ではなく、インサート部材自体に関節を設けて、足場用
壁繋ぎ部材の向きを変えられるようにしても良い。
3に関節9を設け、関節9の廻りに足場用壁繋ぎ部材3
の向きを変えられるようにしたが、勿論これに限るもの
ではなく、インサート部材自体に関節を設けて、足場用
壁繋ぎ部材の向きを変えられるようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るコンクリー
ト壁における足場用壁繋ぎ構造によれば、コンクリート
壁の表面に数多く露出しているネジ孔付きアンカー部材
を使い簡単な工程により壁繋ぎを行うことができるた
め、従来のような改めてコンクリート壁にコア抜きをし
た後に、アンカーボルトを取り付けるという手法に比べ
て、作業時間を大幅に短縮することができる。
ト壁における足場用壁繋ぎ構造によれば、コンクリート
壁の表面に数多く露出しているネジ孔付きアンカー部材
を使い簡単な工程により壁繋ぎを行うことができるた
め、従来のような改めてコンクリート壁にコア抜きをし
た後に、アンカーボルトを取り付けるという手法に比べ
て、作業時間を大幅に短縮することができる。
【0047】従って、人件費などの壁繋ぎを取り付ける
ためのコストを低減することができる。
ためのコストを低減することができる。
【0048】また、コンクリート壁内部に確実に固定さ
れているネジ孔付きアンカー部材に対し、連結部材を介
して、足場用壁繋ぎ部材を、雌ねじと雄ねじの噛み合わ
せにより強固に接続した状態が得られるため、従来の後
付けアンカーボルトを利用した壁繋ぎに比べて、引き抜
き方向に対する強度を増大できると共に、足場に対する
支持力も増大することができる。
れているネジ孔付きアンカー部材に対し、連結部材を介
して、足場用壁繋ぎ部材を、雌ねじと雄ねじの噛み合わ
せにより強固に接続した状態が得られるため、従来の後
付けアンカーボルトを利用した壁繋ぎに比べて、引き抜
き方向に対する強度を増大できると共に、足場に対する
支持力も増大することができる。
【図1】本発明を適用した一例としてのコンクリート壁
における足場用壁繋ぎ構造を示す図である。
における足場用壁繋ぎ構造を示す図である。
【図2】図1のコンクリート壁に足場用壁繋ぎ部材を接
続した状態の拡大斜視図である。
続した状態の拡大斜視図である。
【図3】図1及び図2においてインサート部材を介して
接続されている足場用壁繋ぎ部材の連結棒とネジ孔付き
アンカー部材の接続部分を示す縦断面図である。
接続されている足場用壁繋ぎ部材の連結棒とネジ孔付き
アンカー部材の接続部分を示す縦断面図である。
【図4】図1、図2及び図3において用いられているイ
ンサート部材の詳細な図であり、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
ンサート部材の詳細な図であり、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
1 コンクリート壁 2 ネジ孔付きアンカー部材 3 足場用壁繋ぎ部材 4 インサート部材 9 関節 10 連結棒 11 ネジ孔付きアンカー部材の端部ネジ孔 12 インサート部材のネジ部 13 インサート部材のネジ孔 14 連結棒のネジ部 15 インサート部材の頭部
Claims (1)
- 【請求項1】外部ブラケット取付用として、予め鉄筋に
溶接固定して、コンクリート打設により壁内部に埋設さ
れるネジ孔付きアンカー部材の端部ネジ孔を壁面に露出
しているコンクリート壁と、このコンクリート壁の壁面
に沿って建てる足場とを繋ぐための足場用壁繋ぎ構造で
あって、 一端にネジ部を有して、他端側が前記足場に連結される
足場用壁繋ぎ部材と、 前記ネジ孔付きアンカー部材の前記端部ネジ孔に螺合す
るネジ部を有すると共に、前記足場用壁繋ぎ部材の前記
ネジ部に螺合するネジ孔を有する連結部材と、 を備えたことを特徴とするコンクリート壁における足場
用壁繋ぎ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15647495A JPH094215A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | コンクリート壁における足場用壁繋ぎ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15647495A JPH094215A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | コンクリート壁における足場用壁繋ぎ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH094215A true JPH094215A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15628551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15647495A Pending JPH094215A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | コンクリート壁における足場用壁繋ぎ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH094215A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011231511A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Taisei Corp | 足場構造 |
CN105604311A (zh) * | 2016-03-28 | 2016-05-25 | 沙洲职业工学院 | 一种脚手架刚性连墙件 |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP15647495A patent/JPH094215A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011231511A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Taisei Corp | 足場構造 |
CN105604311A (zh) * | 2016-03-28 | 2016-05-25 | 沙洲职业工学院 | 一种脚手架刚性连墙件 |
CN105604311B (zh) * | 2016-03-28 | 2017-09-01 | 沙洲职业工学院 | 一种脚手架刚性连墙件 |
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