JPH0941425A - 油圧ショベルにおけるカバー構造 - Google Patents

油圧ショベルにおけるカバー構造

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JPH0941425A
JPH0941425A JP21287495A JP21287495A JPH0941425A JP H0941425 A JPH0941425 A JP H0941425A JP 21287495 A JP21287495 A JP 21287495A JP 21287495 A JP21287495 A JP 21287495A JP H0941425 A JPH0941425 A JP H0941425A
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JP
Japan
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cover body
bottom plate
cover
plate
tank
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21287495A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Adachi
孝夫 足立
Hisao Nagata
久雄 永田
Fujio Sakane
富士夫 坂根
Kazumasa Yoshizawa
一誠 吉沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱説明書や工具類等を収納する収納部を設
けるにあたり、別途スペースを確保しなければならない
という課題がある。 【解決手段】 タンクの上方を覆うべく開閉自在に設け
られたカバー体10の背面に、収納部ボックス16を形
成するためのスペースを確保した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建設作業、土
木作業に用いられる油圧ショベルの技術分野に属するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種油圧ショベルは、クロー
ラ等を用いて構成される下部走行体に対して上部旋回体
が左右方向旋回自在に設けられるが、該上部旋回体に
は、オペレータが作業操作するための操縦席の側方に、
作動油および燃料をそれぞれ供給するための作動油タン
クおよび燃料タンクが配設されたものがある。そして上
部旋回体には、これらタンクの上方を保護するため、タ
ンク上方を開閉自在に覆うカバー体を備えたものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来のカ
バー体は、タンクを保護することを主目的としていたた
め、取扱い説明書や工具類等を収納するための収納部ス
ペースを別途確保しなければならないという問題があ
り、ここに解決しようとする課題があった。また、仮り
にカバー体に収納部スペースを確保するにしても、その
ための専用部品をカバー体に別途取り付ける必要があっ
て部品点数が多くなり、この点も解決しようとする課題
となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、下部走行体に左右方向旋回自在に
設けられる上部旋回体に、オペレータが作業操作するた
めの操縦席と、該操縦席の側方に作動油タンクおよび燃
料タンクとを備えてなる油圧ショベルにおいて、前記作
動油タンクおよび燃料タンクの上方を覆うため開閉自在
なカバー体を設けるにあたり、該カバー体の背面には収
納部を形成するためのスペースが確保されているもので
あり、これによって、別途収納部スペースを確保する必
要が無く、カバー体の下方空間を利用して収納部スペー
スの確保ができる。また、このものにおいて、収納部の
底板は、カバー体を開閉するためのヒンジ部材を延長し
て形成することができ、これによって、部品点数を増加
しないで収納ボックスを形成できると共に、カバー体の
補強も併せて計れることになる。この場合において、収
納ボックスの側板を、カバー体の補強をするための縦横
リブとすることで、さらなる部材の兼用化が計れて都合
が良い。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1は油圧シ
ョベルのクローラ型走行装置が装備された下部走行体で
あって、該下部走行体1には、油圧アクチュエータの一
つであるバケット装置2が装備された上部走行体3が左
右方向旋回自在に設けられているが、上部旋回体3に
は、キャノピ4によって覆われた運転操縦席5が設けら
れ、該運転操縦席5の右側方に位置して燃料タンク6、
作動油タンク7が前後方向に並ぶよう配設され、さらに
運転操縦席5および作動油タンク7の後方にエンジン室
11が配設されているが、前記燃料タンク6、作動油タ
ンク7の上方を覆うカバー体10に本発明が実施されて
いる。
【0006】つまり、カバー体10は、前記両タンク
6、7の上方を覆ってこれらの保護をするものである
が、該カバー体10は、天板部10aが前低後高状に傾
斜し、該天板部10の前後および左右の各縁部にそれぞ
れ側板10b、10c、10d、10eが垂下形成され
た浅い逆凹形状になっており、そして前記天板部10a
の下面からは縦横方向を向いたそれぞれ複数の補強リブ
10f、10gが突出形成され、これらリブ10f、1
0gの交差部位が肉太になっていて、この肉太部10h
をビス12の螺入孔に構成している。前記横リブ10g
のうち、最前列から二番目のものの中間部は切欠かれて
いて無いように設定されている。
【0007】13は底板であって、該底板13は、前記
ビス12を肉太部10hに螺入することによって補強リ
ブ10f、10gの下端に一体的に止着され、これによ
って底板13と天板部10aとの間にはスペースが確保
されると共に、カバー体10の補強が計れるが、前記底
板13の後端縁部は、カバー体10の天板部10aと後
側板10cとのコーナー部内面に位置し、ここに支軸1
4が貫通取付けされている。そして、この支軸14は、
上部旋回体3側に一体的に止着されるブラケット15の
先端部に回動自在に支持されており、これによってカバ
ー体10のヒンジ部が形成されて開閉作動ができる設定
になっている。
【0008】一方、前記底板13は、その前端縁位置が
最前列と二番目の横補強リブ10gのあいだまでの設定
になっていて、底板13と天板部10aとは、底板13
の前端縁が開口し、前記切欠かれた二番目の横補強リブ
10gを越えて三番目の横補強リブ10gを奥底部とす
る収納ボックス16が形成されており、取扱い説明書、
工具等のものを適宜収納できる構成になっている。因み
に、本実施例では、最前列の横補強リブ10gと底板1
3の前端縁のあいだの左右縦補強リブ10fには、懐中
電灯17やボールペン等の長尺物の器具類を着脱自在に
保持するための保持溝10iが形成されており、そして
これら器具類により収納ボックス16に内装した品物の
脱落防止ができるようになっている。
【0009】また、天板部10aの前端部下面には突リ
ブ10jが複数垂設されているが、該突リブ10jにビ
ス止めされたブラケット18の下方に折曲された前部下
端縁にはヒンジ19を介して施錠用のラッチ板20の下
端部が前後方向揺動自在に軸支されている。そしてラッ
チ板20は、弾機21の蓄勢力を受けて常時前方に向け
て付勢されている。一方、天板部10aの前端部に形成
された凹陥部10kが、前記付勢されるラッチ板20の
受止め支持をしており、この状態では、ラッチ板20に
形成のラッチ溝20aが上部旋回体側に設けたロック板
22に係止することになってカバー体10の上動(開放
揺動)が規制される施錠(ロック)姿勢になっている。
一方、前記凹陥部10kには、前記施錠姿勢のラッチ板
20の板面を臨む位置に把手口10mが穿設されてい
る。そして、該把手口10mから指を差し入れてラッチ
板20を弾機21の蓄勢力に抗して後方に揺動させるこ
とでラッチ溝20aのロック板22に対する係止が解除
されて開錠姿勢となり、そしてそのまま前記差し入れた
指で把手口10mの上縁部を把持して上方に持ち上げる
ことでカバー体10の開放ができるようになっている。
【0010】一方、前記燃料タンク6の下端部にはドレ
ン口6aが設けられており、そして、該ドレン口6aに
設けられたドレンコック23を適宜捻ることで、ドレン
コック23に形成のドレン用の切欠き23aからタンク
内に溜った水および燃料を排出することができる構成に
なっているが、燃料タンク6のドレン口6aを囲繞する
外面には、下方が拡開する状態の仕切り板24が一体に
設けられていて、ドレン口6aから排出する液体が飛散
するのを防止できるようになっているが、特にこのもの
では、仕切り板24の下方拡開部が、上方ほど幅広とな
る漏斗状に形成されていて、排出する液体の飛散を防止
すると共に、排出液体の容器への補足が容易にできるよ
うに設定されている。
【0011】さらに燃料タンク6の上面に形成される給
油口6bにはフィルター筒25が設けられて不純物のタ
ンク内への浸入防止をしているが、フィルター筒25の
内面には、燃料の液面に浮かぶフロート26が設けられ
ていて液面表示をするが、このフロート26は、中心部
に給油用ホース27を差し込むことができる差し込み孔
26aが穿設される一方、周縁部が円弧状になってい
て、燃料が満杯になったとき、給油口6bの内周縁に嵌
まり込んでオーバーフローするのを防止できる様になっ
ている。
【0012】さらにまた、作動油タンク7には作動油の
油温検知をする検知センサ28が設けられており、そし
て油温が予め設定される温度(例えば作動油劣化が問題
になる温度)を越えたことの検知に伴い警報ランプ29
が点灯するように設定されていてオペレータに報知する
ようになっている。尚、30はフラッシャユニットであ
る。
【0013】叙述のごとく構成されたものにおいて、燃
料タンク6、作動油タンク7の上方を覆うカバー体10
の背面に、収納ボックス16のためのスペースが確保さ
れるため、該スペースを別途確保する必要がなくなって
小型化に寄与できることになる。
【0014】しかもこのものでは、前記スペースに形成
される収納ボックス16の底板13が、カバー体10の
開閉をするためのヒンジを構成する板材をそのまま延長
したもので形成されるため、部品点数の増加をすること
なく収納ボックス16が形成できる。そしてこの場合
に、収納ボックス16の側板は、カバー体10を補強す
るための縦横補強リブ10f、10gに兼用されるた
め、ここにおいても部品点数の増加を抑えている。
【0015】またここにおいて、収納ボックス16の出
入れ口となる前端縁の前方には懐中電灯等の器材を収納
することで、該収納ボックス16からの収納物の脱落を
防止できるという利点がある。また、カバー体10を開
放した場合に、収納ボックス16の出入り口となる前方
が上昇するため収納物が不用意に落下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの正面図である。
【図2】油圧ショベルの平面図である。
【図3】油圧ショベルの側面図である。
【図4】カバー体取付け部の平面図である。
【図5】カバー体取付け部の側面図である。
【図6】カバー体の背面図である。
【図7】カバー体の断面図である。
【図8】把手口部の正面図である。
【図9】把手口部の断面図である。
【図10】(A)はドレン口部の正面図、(B)はドレ
ン口部の断面図である。
【図11】給油口部の断面図である。
【図12】警報ランプの配線図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 3 上部旋回体 5 運転操縦席 6 燃料タンク 7 作動油タンク 10 カバー体 13 底板 16 収納ボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉沢 一誠 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体に左右方向旋回自在に設けら
    れる上部旋回体に、オペレータが作業操作するための操
    縦席と、該操縦席の側方に作動油タンクおよび燃料タン
    クとを備えてなる油圧ショベルにおいて、前記作動油タ
    ンクおよび燃料タンクの上方を覆うため開閉自在なカバ
    ー体を設けるにあたり、該カバー体の背面には収納部を
    形成するためのスペースが確保されている油圧ショベル
    におけるカバー構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、収納部の底板は、カ
    バー体を開閉するためのヒンジ部材を延長して形成され
    る油圧ショベルにおけるカバー構造。
JP21287495A 1995-07-28 1995-07-28 油圧ショベルにおけるカバー構造 Withdrawn JPH0941425A (ja)

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JP21287495A JPH0941425A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 油圧ショベルにおけるカバー構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002243522A (ja) * 2001-02-22 2002-08-28 Honda Motor Co Ltd 燃料タンクにおける燃料満量液面視認装置
JP2005155070A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 土木・建設機械の収納庫
JP2011094444A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Sakai Heavy Ind Ltd 締固め機械におけるフードの開閉構造

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JP2002243522A (ja) * 2001-02-22 2002-08-28 Honda Motor Co Ltd 燃料タンクにおける燃料満量液面視認装置
JP2005155070A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 土木・建設機械の収納庫
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