JPH0940893A - 被記録材の再生方法及びそれに使用する画像剥離液 - Google Patents

被記録材の再生方法及びそれに使用する画像剥離液

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JPH0940893A
JPH0940893A JP21515295A JP21515295A JPH0940893A JP H0940893 A JPH0940893 A JP H0940893A JP 21515295 A JP21515295 A JP 21515295A JP 21515295 A JP21515295 A JP 21515295A JP H0940893 A JPH0940893 A JP H0940893A
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liquid
surfactant
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water
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JP21515295A
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Masato Igarashi
正人 五十嵐
Toshiyuki Kawanishi
敏之 川西
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度測定素子上に付着した画像剥離液の水が
蒸発しても固着物の発生がなく、正確な温度測定により
適正な加熱温度に制御することができ、画像形成物質を
被記録材から剥離部材に良好に転写することができる被
記録材の再生方法、及びその被記録材の再生方法に使用
する画像剥離液を提供する。 【解決手段】 少なくとも画像形成面がセルロース繊維
を主成分とする紙質層からなり、該画像形成面に熱可撓
性或いは熱軟化性の画像形成物質により形成された疎水
性画像を有する被記録材に、水と界面活性剤及び/又は
水溶性高分子物質と、更に水よりも蒸気圧の低い液体と
を含む画像剥離液を保持させた後、被記録材に剥離部材
を接触させて加熱し、該画像形成物質を剥離部材に転写
させることにより被記録材から剥離除去することを特徴
とする被記録材の再生方法、及び水と界面活性剤及び/
又は水溶性高分子物質と、更に水よりも蒸気圧の低い液
体とを含むことを特徴とする画像剥離液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも画像形
成面がセルロース繊維を主成分とする紙質層からなり、
該画像形成面に熱可撓性或いは熱軟化性の画像形成物質
(静電潜像現像用トナーなど)により形成された疎水性
画像を有する被記録材に、水を含む画像剥離液を保持さ
せた後、被記録材に剥離部材を接触させて加熱し、該画
像形成物質を剥離部材に転写させることにより被記録材
から剥離除去して被記録材を再生し、画像形成などに再
利用するのに適した被記録材の再生方法、及びその再生
方法に使用する画像剥離液に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のOA化により、プリンター用紙や
複写用紙が大量に使用されるようになり、紙を大量に生
産するための森林伐採によって地球規模での環境の悪化
が問題になってきている。また、オフィスからは大量の
廃棄用紙が生ずるようになり、この多くが無駄に捨てら
れているのが現状である。この問題を解消し紙のリサイ
クルを図るために、従来から、印刷や複写などに使用さ
れた紙のインキやトナーなどを取り除き、再び抄紙して
再生古紙として利用することが行われている。
【0003】最近になって、複写などにより紙上に形成
されている画像をクリーニングによって取り去り、複写
などに再利用することのできる紙が開始されている。例
えば、特開平4−67043号公報にはシート状支持体
の表面、特に片面のみを離型剤で処理し、その離型剤で
処理した面に複写画像などを形成することにより、その
複写画像などを容易に除去することができるようにした
イレーザブルペーパーが開示されている。しかしなが
ら、これは特殊紙であるため現在大量に使用されている
一般的な複写用紙やプリンティング用紙にはならないと
いう難点がある。また、特開平1−101576号公
報、或いは特開平1−101577号公報には、画像形
成物質(トナーなど)を溶解する有機溶媒中に画像を有
する被記録材を浸漬して超音波処理することにより、画
像を被記録材から除去する方法が開示されているが、有
機溶剤による公害や有機溶剤の引火性及び毒性などの問
題があり、一般のオフィスや家庭での使用は困難であ
る。
【0004】さらに、このような従来の問題を解決する
方法として、少なくとも画像形成面がセルロース繊維を
主成分とする紙質層からなり、該画像形成面に熱可撓性
或いは熱軟化性などの画像形成物質(静電潜像現像用ト
ナーなど)により形成された画像を有する被記録材に、
水と界面活性剤及び/又は水溶性高分子物質とを含む画
像剥離液を付与した後、被記録材に剥離部材を接触させ
て加熱し、該画像形成物質を剥離部材に転写させること
により被記録材から剥離除去する被記録材の再生方法
が、例えば、特開平7−13383号公報などに開示さ
れている。この方法は使用環境上の問題がなく、一般的
な複写用紙、記録用紙、印刷用紙などに適用でき、また
被記録材を傷めることなく画像を剥離除去することがで
きるため、きわめて有効な被記録材の再生方法である。
【0005】しかしながら、上記の被記録材の再生方法
においては、熱可撓性或いは熱軟化性などの画像形成物
質(静電潜像現像用トナーなど)により形成された画像
を有する被記録材に水と界面活性剤及び/又は水溶性高
分子物質とを含む画像剥離液を付与した後、被記録材に
剥離部材を接触させて加熱し、該画像形成物質を剥離部
材に転写させるため、特に加熱温度の制御が重要であ
る。加熱が、画像を有する被記録材あるいは剥離部材に
接する発熱体によって行われ、その加熱温度を制御する
ために被記録材あるいは発熱体の温度をこれらに接する
に温度測定素子によって測定する場合には、被記録材に
付与された画像剥離液が温度測定素子上に付着し、水の
蒸発によって固着物が発生して温度測定素子上に付着し
温度測定が不正確になるため、適正な加熱温度に制御す
ることが困難になり、その結果、画像形成物質の被記録
材から剥離部材への転写が不十分となるという問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、温度
測定素子上に付着した画像剥離液の水が蒸発しても固着
物の発生がなく、正確な温度測定により適正な加熱温度
に制御することができ、画像形成物質を被記録材から剥
離部材に良好に転写することができる被記録材の再生方
法を提供すること、及びその被記録材の再生方法に使用
する画像剥離液を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも画像形成面がセルロース繊維を主成分とする紙質層
からなり、該画像形成面に熱可撓性或いは熱軟化性の画
像形成物質により形成された疎水性画像を有する被記録
材に、水と界面活性剤及び/又は水溶性高分子物質とを
含む画像剥離液を保持させた後、被記録材に剥離部材を
接触させて加熱し、該画像形成物質を剥離部材に転写さ
せることにより被記録材から剥離除去する被記録材の再
生方法において、該画像剥離液が水よりも蒸気圧の低い
液体を含むことを特徴とする被記録材の再生方法が提供
される。また、本発明によれば、水と界面活性剤及び/
又は水溶性高分子物質と、更に水よりも蒸気圧の低い液
体とを含むことを特徴とする画像剥離液が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる水より
も蒸気圧の低い液体としては、水よりも蒸気圧が低く、
且つ水溶性あるいは水と任意の割合で混合する液体が好
ましく、具体的には、例えばグリセリン、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ジアセトンアルコール、
n−メチル−2−ピロリドンなどを挙げることができ
る。該水よりも蒸気圧の低い液体の画像剥離液中の含有
量としては0.1〜20重量%が好ましい。0.1重量
%よりも少ないと効果が不足し、20重量%を越えると
被記録材上に残存して再生した被記録材に画像を形成す
るときに画像ムラやシワなどが発生するようになる。
【0009】本発明によれば、画像剥離液中に水よりも
蒸気圧の低い液体を含有させることにより、画像剥離液
の水が蒸発しても水よりも蒸気圧の低い液体が残るた
め、温度測定素子上に付着した画像剥離液による固着物
の発生がなく、正確な温度測定により適正な加熱温度に
制御することができ、画像形成物質を被記録材から剥離
部材に良好に転写することができる。
【0010】また、本発明において用いられる界面活性
剤としては、脂肪酸誘導体、硫酸エステル、スルホン酸
型、リン酸エステル型等の陰イオン(アニオン)界面活
性剤、四級アンモニウム塩、複素環アミン、アミン誘導
体等の陽イオン(カチオン)界面活性剤、両性界面活性
剤、非イオン(ノニオン)界面活性剤等が挙げられる。
再生された被記録材紙の表面抵抗の変動を少なくすると
いう観点からは、非イオン系界面活性剤が望ましい。ま
た、フッ素系界面活性剤、特に疎水基の少なくとも一部
がパーフルオロアルキル基からなるフッ素系界面活性剤
や、シリコーン系界面活性剤、特に疎水基の少なくとも
一部がメチルシロキサンからなり、また、親水基の少な
くとも一部がポリアルキレンオキシド及び/又はカルボ
ン酸基である非イオンまたは陰イオンのシリコーン系界
面活性剤は、電子写真複写機などで形成されたトナー画
像を複写用紙に転写する時に付着するシリコーンオイル
によって、画像を有する複写用紙の再生が不十分となる
ことを改善でき、再生された複写用紙の白色度を高め、
また再生された複写用紙に良好なトナー画像を形成でき
るので特に好ましい。
【0011】これらの代表的な界面活性剤の基及び界面
活性剤の種類を表1〜表7に示すが、これらのものに限
定されるものではない。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】
【表3】
【0015】
【表4】
【0016】
【表5】
【0017】
【表6】
【0018】
【表7】
【0019】画像剥離液における界面活性剤の含有量と
しては0.01〜20重量%、特に0.1〜10重量%
が好ましい。界面活性剤の含有量が多すぎると再生され
た被記録材に導電性を与え、その被記録材を用いて電子
写真複写機などにより再複写するときに良好な画像の形
成ができなくなるので好ましくない。また、界面活性剤
として常温で固体の界面活性剤と常温で液体の界面活性
剤とを同時に画像剥離液に含有させることにより、画像
剥離液の水の蒸発による固着物の発生をより良く防止す
ることができ、また、疎水性画像を有する被記録材から
剥離部材に画像形成物質をより良好に転写することがで
きる。これは、常温で固体の界面活性剤は、親油性が高
くトナー画像などの疎水性画像を形成する画像形成物質
との親和性があり、常温で液体の界面活性剤は親水性が
高く水溶性がよいからであると考えられる。また、常温
で液体の界面活性剤は水よりも蒸気圧の低い液体の代替
ともなるので、画像剥離液に常温で液体の界面活性剤が
含有されているときは水よりも蒸気圧の低い液体の含有
量は少なくて済み、再生した被記録材に画像を形成する
ときに品質のより良好な画像を形成することができる。
【0020】常温で固体の界面活性剤と常温で液体の界
面活性剤との含有比率としては、常温で固体の界面活性
剤20〜80重量%に対し常温で液体の界面活性剤80
〜20重量%が好ましい。常温で固体の界面活性剤が2
0重量%よりも少ないとトナー画像などの疎水性画像を
形成する画像形成物質の被記録材からの剥離除去が不十
分となり、80重量%よりも多いと水よりも蒸気圧の低
い液体の含有量を多くすることが必要となり、水よりも
蒸気圧の低い液体の含有量を多くすると再生した被記録
材に画像を形成するときに画像が劣化するようになる。
【0021】常温で固体の界面活性剤としては、例え
ば、市販のエアロゾルTR−70、エアロゾルOT−1
00、エアロゾルMA−80、エアロゾルAY−100
(以上三井サイテック社製)、ドデシル硫酸ナトリウム
(関東化学社製)などが挙げられ、常温で液体の界面活
性剤としては、エアロゾルIB−45(三井サイテック
社製)、ノニポール95、ノニポール120(以上三洋
化成社製)、ニッコールBT7、ニッコールBT12
(以上日光ケミカルズ社製)などが挙げられる。
【0022】また、本発明において用いられる水溶性高
分子物質としては、表8に示すものが挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。水溶性高分子物質の含
有量としては、0.01〜20重量%、特に0.01〜
5重量%程度が好ましい。
【0023】
【表8】
【0024】本発明における被記録材としては、主に複
写用紙やプリンティング用紙が挙げられるが、被記録材
の全てが紙質層で構成される必要はなく、疎水性画像が
形成される面がセルロース繊維を主成分とした紙質層で
あれば良く、例えば紙質層とプラスチック層の積層物の
ようなものであっても良い。
【0025】また、本発明において用いられる剥離部材
を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリスチレン、ポリプロピレン、アクリル樹
脂、メタアクリル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブチ
ルアクリル共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体の
ような高分子材料が挙げられるが、特に疎水性画像を形
成する熱可撓性或いは熱軟化性の画像形成物質の成分樹
脂、或いは該樹脂のSP値と近いSP値を有する樹脂が
好ましい。さらに、剥離部材を構成する材料として水溶
性ポリマーや下記のような接着剤の成分樹脂を用いるこ
とができ、接着剤の成分樹脂としては、にかわ、ゼラチ
ン、アルブミン、カゼイン等の蛋白質系樹脂、澱粉系、
セルロース繊維系、複合多糖類系(アラビアゴム、トラ
ガントゴム等)等の炭水化物系樹脂、酢酸ビニルの重合
体及び共重合体、アクリル系、エチレン共重合体、ポリ
アミド、ポリエステル、ポリウレタン等の熱可塑性樹
脂、ポリクロロプレン系、ニトリルゴム系、再生ゴム
系、SBR系、天然ゴム系等のゴム系樹脂などを挙げる
ことができる。
【0026】剥離部材は、上記の樹脂などをそれ自体で
シート、ベルト、テープ等のシート状またはローラー状
の形状に成形したもの、或いは上記の樹脂などを他のシ
ート状やローラー状の支持体の表面に担持させたものの
いずれでもよい。また、剥離部材として、表面活性エネ
ルギーの高い金属材料、例えばアルミニウム、ニッケル
などをローラー状またはシート状にしたものも使用でき
る。
【0027】本発明の被記録材の再生方法により再生す
るのに特に適した疎水性画像を有する被記録材は、通常
の電子写真法、熱転写方法、ホットメルトインクを用い
るインクジェット法または印刷法などのように熱可撓
性、熱軟化性或いは熱溶融性の画像形成物(静電潜像現
像用乾式トナーや湿式トナー、熱溶融性インクシート、
ホットメルトインクなど)を用いて形成された画像を有
する被記録材である。
【0028】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれにより限定されるものではない。図1は、実
施例及び比較例において用いた被記録材の再生装置の概
要を模式的に示す断面図である。図1において、熱可撓
性或いは熱軟化性の画像形成物質により形成された疎水
性画像を有する被記録材1は、給紙トレイ2から給紙ロ
ーラー3、ガイド板4により塗布ローラー5に送られ、
画像剥離液6が被記録材1の疎水性画像を有する面に塗
布される。画像剥離液6が塗布された被記録材1は、内
部に発熱体7を有する搬送ローラー8、支持ローラー
9、弾性ローラー14に支持され回動する100μm厚
のポリエチレンテレフタレートフィルムからなる剥離部
材10と、その搬送ローラー8に対向する位置で剥離部
材に接して回転する内部に発熱体7を有する加熱ローラ
ー11との間に挟持されて加熱されながら搬送される。
加熱ローラー11及び搬送ローラー8には、加熱ローラ
ー11及び搬送ローラー8の温度を測定して加熱温度を
制御するための温度測定素子13が接している。加熱ロ
ーラー11の温度は約140℃、搬送ローラー8の温度
は約100℃であり、被記録材1の送り速度は約20m
m/秒である。これにより疎水性画像を形成している熱
可撓性或いは熱軟化性の画像形成物質は被記録材1から
剥離部材10に転写されて被記録材から剥離除去され
る。なお、回動する剥離部材10には、剥離部材10に
張りを持たせるための押し当てローラー12が接してお
り、また剥離部材10に転写された画像形成物質を除去
するためのクリーニング部材15が弾性ローラー14と
対向する位置で接している。画像形成物質が除去された
被記録材は剥離部材10から分離され、内部に発熱体7
を有する乾燥ローラー16と乾燥ローラー16に接し、
支持ローラー17で支持されて回動するベルト18との
間に挟持されて加熱されながら搬送されて乾燥される。
【0029】実施例1 通常のPPC複写機(リコー社製FT2200)により
PPC用紙にトナー画像を形成させた。前記図1で説明
した被記録材の再生装置及び下記の画像剥離液Aを用
い、このトナー画像を有するPPC用紙からトナーを剥
離除去してPPC用紙を再生した。トナー画像を有する
PPC用紙2500枚を同様に再生した後にも温度測定
素子上に固着物が発生せず、温度測定が正確に行われ、
適正な加熱温度に制御することができ、トナーをPPC
用紙から良好に剥離除去することができた。 画像剥離液A エアロゾルOT−100(三井サイテック社製) 5重量部 ジエチレングリコール 20重量部 水 75重量部
【0030】実施例2 下記に示す画像剥離液Bを用いた以外は実施例1と同様
にPPC用紙の再生を行い、同様に結果を得た。 画像剥離液B ドデシル硫酸ナトリウム(関東化学社製) 2重量部 プロピレングリコール 8重量部 水 90重量部
【0031】実施例3 下記に示す画像剥離液Cを用いた以外は実施例1と同様
にPPC用紙の再生を行い、同様に結果を得た。 画像剥離液C エアロゾルMA−80(三井サイテック社製) 1重量部 グリセリン 1重量部 水 98重量部
【0032】実施例4 下記に示す画像剥離液Dを用いた以外は実施例1と同様
にPPC用紙の再生を行い、同様に結果を得た。さら
に、再生されたPPC用紙を用い、PPC複写機(リコ
ー社製FT2200)により画像を形成したところ、画
ムラやシワなどの発生がなく、品質の良好な画像を形成
することができた。 画像剥離液D エアロゾルMA−80(三井サイテック社製) 5重量部 ノニポール120(三洋化成社製) 5重量部 エチレングリコール 2重量部 水 88重量部
【0033】比較例 下記に示す画像剥離液Eを用いた以外は実施例1と同様
にPPC用紙の再生を行った。1000枚再生を行った
後には温度測定素子上に固着物が発生し、温度測定が不
正確となり、適正な加熱温度に制御することができず、
トナーをPPC用紙から良好に剥離除去することができ
なくなった。 画像剥離液E エアロゾルMA−80(三井サイテック社製) 1重量部 水 99重量部
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、画像剥離液に水よりも
蒸気圧の低い液体を含有させることにより、温度測定素
子上に付着した画像剥離液の水が蒸発しても固着物の発
生がなく、適正な温度測定により適正な加熱温度を制御
することができ、画像形成物質を剥離部材に良好に転写
させることにより被記録材から剥離除去することができ
る。また、画像剥離液に水よりも蒸気圧の低い液体、及
び常温で固体の界面活性剤と常温で液体の界面活性剤と
を含有させることにより、画像剥離液の水が蒸発しても
固着物の発生がなく、且つ疎水性画像を有する被記録材
から剥離部材に画像形成物質をより良好に転写すること
ができる。また、再生した被記録材に品質の良好な画像
を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例及び比較例において用いた被記録材の再
生装置の概要を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】 1 被記録材 2 給紙トレイ 3 給紙ローラー 4 ガイド板 5 塗布ローラー 6 画像剥離液 7 発熱体 8 搬送ローラー 9 支持ローラー 10 剥離部材 11 加熱ローラー 12 押し当てローラー 13 温度測定素子 14 弾性ローラー 15 クリーニング部材 16 乾燥ローラー 17 支持ローラー 18 ベルト

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも画像形成面がセルロース繊維
    を主成分とする紙質層からなり、該画像形成面に熱可撓
    性或いは熱軟化性の画像形成物質により形成された疎水
    性画像を有する被記録材に、水と界面活性剤及び/又は
    水溶性高分子物質とを含む画像剥離液を保持させた後、
    被記録材に剥離部材を接触させて加熱し、該画像形成物
    質を剥離部材に転写させることにより被記録材から剥離
    除去する被記録材の再生方法において、該画像剥離液が
    水よりも蒸気圧の低い液体を含むことを特徴とする被記
    録材の再生方法。
  2. 【請求項2】 前記画像剥離液中の水よりも蒸気圧の低
    い液体の含有量が、0.1〜20重量%であることを特
    徴とする請求項1記載の被記録材の再生方法。
  3. 【請求項3】 前記画像剥離液が、常温で固体の界面活
    性剤と常温で液体の界面活性剤とを含有していることを
    特徴とする請求項1または2記載の被記録材の再生方
    法。
  4. 【請求項4】 前記常温で固体の界面活性剤と前記常温
    で液体の界面活性剤との含有比率が、該常温で固体の界
    面活性剤20〜80重量%に対し該常温で液体の界面活
    性剤80〜20重量%であることを特徴とする請求項3
    記載の被記録材の再生方法。
  5. 【請求項5】 前記画像剥離液中の界面活性剤の含有量
    が、0.1〜10重量%であることを特徴とする請求項
    1、2、3または4記載の被記録材の再生方法。
  6. 【請求項6】 水と界面活性剤及び/又は水溶性高分子
    物質と、更に水よりも蒸気圧の低い液体とを含むことを
    特徴とする請求項1記載の被記録材の再生方法に用いる
    画像剥離液。
  7. 【請求項7】 前記水よりも蒸気圧の低い液体の含有量
    が0.1〜20重量%であることを特徴とする請求項6
    記載の画像剥離液。
  8. 【請求項8】 前記界面活性剤として、常温で固体の界
    面活性剤と常温で液体の界面活性剤とを含むことを特徴
    とする請求項6記載の画像剥離液。
  9. 【請求項9】 前記常温で固体の界面活性剤と前記常温
    で液体の界面活性剤との含有比率が、該常温で固体の界
    面活性剤20〜80重量%に対し該常温で液体の界面活
    性剤80乃至20重量%であることを特徴とする請求項
    8記載の画像剥離液。
  10. 【請求項10】 前記界面活性剤の含有量が、0.1〜
    10重量%であることを特徴とする請求項6、7、8ま
    たは9記載の画像剥離液。
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