JP3285262B2 - 画像支持体の再生方法および該再生方法に使用する装置 - Google Patents

画像支持体の再生方法および該再生方法に使用する装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、紙層に熱可撓性インキ(トナ
ー)よりなる画像を形成している画像保持支持体の再生
方法および該再生方法に使用する再生装置に関する。
【0002】
【従来技術】最近のOA化により、プリンター用紙や複
写用紙が大量に使用されるようになってきた。そのため
に、森林の伐採による地球環境の悪化の問題まで引き起
こすようになってしまった。従来、この問題に対して
は、一度使用した用紙上のインキ等をとり、漬して再び
すいて、古紙といわれる紙に再生するしか方法がなかっ
た。しかし、最近、一度使用した紙の上の文字画像をク
リーニングにより取り去り、複写あるいはプリンティン
グに再利用することができる方法が開発された。例え
ば、このような方法として、以下の公報に記載されてい
る。 (1)特開平4−64472号:特開平4−67403
号 未使用の複写紙の表面にシリコーンシール剤などの離型
剤を塗布乾燥させ、複写再生用用紙を作成した後に該離
型剤塗布面上に画像形成複写を行う。該画像形成体を熱
溶融性樹脂(画像形成成分のトナー樹脂)と接着させ画
像を除去し、複写再生用用紙を作成するものである。し
かしながら、この方法によると、 離型剤上の画像であるため、当然定着性が悪くなる。 画像形成成分のトナー樹脂と接着させ、加熱状態で機
械的に画像を剥ぎ取る。従って、紙繊維の目の中に浸透
している画像成分のトナー樹脂は、完全に除去すること
は不可能である。従って、再生効率は非常に悪いものと
考える。 資源再利用という観点からは、両面コピー、即ち一枚
の複写用紙の表・裏両面コピーが重要であり、今後、主
流となるものと考えられる。このような状況下では、片
面に離型剤を塗布する方法は非常に効率が悪くなる。 たとえ、両面に離型剤を塗布乾燥したとしても、シリ
コーンシール剤では複写紙内に浸透し、結果的に半透明
な複写紙となるであろう。従って、両面コピーは、不可
能(見づらい)となる。 イレーザブルペーパーと普通紙とを区別して複写しな
ければならず非能率的である。イレーザブルペーパーと
普通紙とを混合し、実情に合った状態では複写すること
は困難である。 (2)特開平1−101576号、特開平1−1015
77号:画像形成支持体上の画像形成トナー樹脂を溶解
させる有機溶剤に、画像を形成した支持体を浸漬し、超
音波処理することにより画像形成した支持体から画像を
除去するというものである。しかしながら、これらの方
法では、有機溶剤を使用することにより、公害、発火性
および毒性等の問題があり、一般のオフィス、家庭など
での使用に難点がある。 (3)特開平1−297294号 画像形成支持体として、プラスチック、金属、液浸透性
の悪い紙あるいはセラミック等で形成されたものを使用
し、該支持体上に形成された画像を熱溶融性剥離体を介
在させて加熱し、画像を支持体から剥ぎとるクリーニン
グ方法が記載されているが、表面に離型処理を施した特
別な用紙(イレーザブルペーパー)を用いなければなら
ず、現在、大量に使用されている一般的な複写用紙、プ
リンティング紙などに適用できない難点がある。
【0003】
【目的】本出願人は、前記従来技術の問題点を解消する
ために、少なくとも一部がセルロース繊維を主成分とし
た紙質層で構成され、かつ該紙層に熱可撓性インキ(ト
ナー)よりなる疎水性画像を形成している画像保持支持
体に、水を含む液体を含浸させ、前記液体の含浸状態
で、前記疎水性画像を紙質層から画像剥離手段により剥
離する画像保持支持体の再生方法および再生装置を提案
しているが、該再生方法によっても図1に示すように、
画像剥離後においても画像支持体上の熱可撓性インキの
微少なかけらが、完全に剥離されずに画像支持体上に残
ることがある。本発明は前記のような微少なかけらが残
存しない画像保持支持体の再生方法および該再生方法に
使用する再生装置の提供を目的とする。
【0004】
【構成】本発明の特徴の1つは、少なくとも一部がセル
ロース繊維を主成分とした紙質層で構成され、かつ該紙
層に熱可撓性インキ(トナ−)よりなる疎水性画像を形
成している画像保持支持体に、少なくとも水を含む液
体、例えば水あるいは界面活性剤を含む水溶液、水溶性
ポリマーを含む水溶液および水溶性ポリマーと界面活性
剤を含む水溶液よりなる群から選ばれた少なくとも1種
の水溶液を保持させた状態にて、前記疎水性画像を紙質
層から画像剥離体により剥離する画像保持支持体の再生
方法において、画像剥離体として酸化チタンを含有する
画像剥離体、発泡樹脂で形成された画像剥離体または酸
化チタンを含有する発泡樹脂で形成された画像剥離体を
使用することにある。本発明の他の特徴の1つは、少な
くとも一部がセルロース繊維を主成分とした紙質層で構
成され、かつ該紙層に熱可撓性インキ(トナー)よりな
る疎水性画像を形成している画像保持支持体に、水を含
む液体、例えば水または界面活性剤を含む水溶液、水溶
性ポリマーを含む水溶液および水溶性ポリマーと界面活
性剤を含む水溶液よりなる群から選ばれた少なくとも1
種の水溶液を含浸させる手段と、前記の水を含む液体を
含浸させた状態の疎水性画像を剥離する画像剥離手段
と、画像の剥離された画像支持体の乾燥手段とを少なく
とも有することを特徴とする画像保持支持体の再生装置
において、画像剥離手段が、酸化チタンを含有する画像
剥離体、発泡樹脂で形成された画像剥離体または酸化チ
タンを含有する発泡樹脂で形成された画像剥離体を採用
することにある。本発明においては、画像剥離手段とし
て、酸化チタンを含有する画像剥離体、発泡樹脂で形成
された画像剥離体または酸化チタンを含有する発泡樹脂
で形成された画像剥離体を使用することにより、画像剥
離に際して画像支持体上に熱可撓性インキ(トナ−)の
微小なかけらが完全に剥離されずに画像支持体上に残存
するという現象を解消することができる。このような効
果がどのような理由に基づくものであるかは不明である
が、発泡樹脂成形体を使用する場合には、該成型体の発
泡がクッションとなって画像剥離体と画像支持体の密着
性が良くなるのではないかと推測される。
【0005】本発明の画像支持体としては、主に複写あ
るいはプリンティング用紙があげられるが、これらのも
のに限定されるものではなく該支持体上に画像を保持す
るものであれば良い。また、該支持体の構成も全て紙層
で構成される必要はなく、熱可撓性インキ(トナー)に
よる疎水性画像が保持される層がセルロース繊維を主成
分とした紙質層であればよく、例えば紙層とプラスチッ
ク層の積層物が挙げられ、さらに画像保持体は、画像保
持前に界面活性剤を含有させた水溶液、水溶性ポリマー
を含有させた水溶液および水溶性ポリマーと界面活性剤
を含有させた水溶液よりなる群から選ばれた少なくとも
一種の水溶液を含浸させ、乾燥したものであってもよ
い。本発明において除去される熱可撓性インキのトナ−
成分樹脂としては、ポリスチレン、アクリル樹脂、メタ
クリル樹脂、スチレン−ブチルアクリル共重合体、スチ
レン−ブタジエン共重合体、ポリエステル、エポキシ樹
脂などが挙げられる。一般に、紙は水で湿ると、いわゆ
る腰が弱くなる。このとき、紙質層に保持されている疎
水性の熱可撓性インキ(トナー)と紙質層との接着性は
非常に弱いものとなっている。即ち、セルロース繊維を
主成分とした紙質層は、該繊維の絡み合いで、紙質層表
面は無数の凹凸状になっており、更に紙質内部も無数の
微小空隙が存在している。このような状態の紙質上に疎
水性画像が担持された場合、セルロース繊維の絡み合い
による凹凸や微小空隙よりもPPC複写プロセスで定着
された熱可撓性インキ(トナー)画像の方が大きいた
め、セルロース繊維と該画像との接触部位には多数の空
間が存在することになる。このような疎水性画像を担持
した画像保持支持体に前記の少なくとも水を含む液体
(剥離液)を塗布、浸漬、吹きつけ等により含浸させる
と、前記液体は、セルロース繊維及びその空隙、空間部
を毛細管現象で浸透し、熱可撓性インキ(トナー)画像
とセルロース繊維との接触部位にまで剥離液が浸透す
る。その結果、熱可撓性インキ(トナー)画像とセルロ
ース繊維との接着力を低下させる作用及びセルロース繊
維が剥離液を吸収すると、いわゆる膨潤現象によりセル
ロース繊維は変形して熱可撓性インキ(トナー)画像と
の接触部分の空間が増大して、セルロース繊維と熱可撓
性インキ(トナー)画像との接触面積が減少し、接着力
が低下する作用等によりセルロース繊維と熱可撓性イン
キ(トナー)画像との接着性は非常に弱いものとなる。
それ故、画像を形成した画像支持体のセル−ロ−ス繊維
を含む紙層に前記の水を含む液体を含浸させた状態、特
に界面活性剤によって前記の水を含む液体を十分に含浸
させた状態で前記のような剥離手段を採用することによ
り、画像は簡単に、紙層を傷めることなく、かつ熱可撓
性インキ(トナ−)の微小なかけらが残存することなく
除去できることになる。本発明においては、画像支持体
に水を含む状態で、水溶性ポリマーを保持させることに
より、熱可撓性インキ(トナー)の剥離体を形成するこ
とができる。更に、前記剥離手段での剥離体と接触でき
ないセルロース繊維内部の熱可撓性インキ(トナー)画
像に対して、水溶性ポリマーは、セルロース繊維/熱可
撓性インキ(トナー)画像/水溶性ポリマー/剥離体の
如く接触することができ、その粘着力によって熱可撓性
インキ(トナー)画像を、紙質を傷めることなく剥離す
ることができる。このような水溶性ポリマーとしては、
代表的には表1に示すポリマーが挙げられるが、これら
に限定されるものではない。
【0006】
【表1】
【0007】前記水を含む液体中の界面活性剤の濃度は
好ましくは0.01%から20%、さらに好ましくは
0.01〜5%である。界面活性剤の濃度が、あまり高
すぎると紙に導電性を与えるので再複写の時好ましくな
い。一方、水を含む液体中の水溶性ポリマーの濃度は好
ましくは0.1〜20%、さらに好ましくは0.5〜1
0%である。水溶性ポリマーの濃度が、あまり高すぎる
と粘度が高くなり、紙への浸透が遅くなり好ましくな
い。なお、本発明で使用する前記界面活性剤や水溶性ポ
リマーは製紙工業では紙のサイズ剤などに使用されてい
るものであり、従って、これらを使用したとしても紙の
表面を傷めることはなく、むしろ紙の表面を改良する作
用がある。
【0008】熱可撓性インキ(トナー)よりなる画像保
持紙を水で充分に短時間で湿めらすためには、水と画像
保持紙とのぬれ性が重要となる。また、画像保持紙より
画像を除去するためには、熱可撓性インキ(トナー)と
紙との境界にも充分に水が浸透する必要がある。毛細管
現象を促進し、熱可撓性インキ(トナー)よりなる疎水
性画像を保持した支持体に前記水を含む液体を速やかに
浸透させる作用として界面活性剤がある。界面活性剤
は、一般に、親油基と親水基の組合せによりその分子が
構成されるが、表2に親油基、表3に親水基の例を示
す。しかしながら、界面活性剤の親油基および親水基は
これらのものに限定されるものではない。界面活性剤は
非常に多くの種類が開示されているが、一般的には脂肪
酸誘導体硫酸エステル、スルホン酸型、リン酸エステル
型などの陰イオン(アニオン)界面活性剤、四級アンモ
ニウム塩、複素環アミン、アミン誘導体などの陽イオン
(カチオン)界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界
面活性剤、などが挙げられ、これらの代表的な界面活性
剤を表4〜表8に示すが、本発明で使用される界面活性
剤は、これらのものに限定されるものではない。
【0009】
【表2】
【0010】
【表3】
【0011】
【表4】陰イオン界面活性剤
【0012】
【表5】陽イオン界面活性剤
【0013】
【表6】両性界面活性剤
【0014】
【表7】 非イオン界面活性剤 I.エーテル型 アルキルおよびアルキルアリルポリオキシエチレンエー
テル アルキルアリルホルムアルデヒド縮合ポリオキシエチレ
ンエーテル ポリオキシプロピレンを親油基とするブロックポリマー ポリオキシエチレンポリオキシプロピルアルキルエーテ
ル II.エーテルエステル型 グリセリンエステルのポリオキシエチレンエーテル ソルビタンエステルのポリオキシエチレンエーテル ソルビトールエステルのポリオキシエチレンエーテル III.エステル型 ポリエチレングリコール脂肪酸エステル グリセリンエステル ポリグリセリンエステル ソルビタンエステル プロピレングリコールエステル ショ糖エステル IV.含窒素型 脂肪酸アルカノールアミド ポリオキシエチレン脂肪酸アミド ポリオキシエチレンアルキルアミン アミンオキシド
【0015】
【表8】 フッ素系界面活性剤 種類 フッ素系界面活性剤も通常の界面活性剤と同様次
の4種がある。 アニオンタイプ ノニオンタイプ カチオンタイ
プ 両性タイプ
【0016】本発明において採用する剥離手段として
は、加熱又は加圧接触時、画像と接着する性質のある画
像剥離体と画像とを接触させ、画像を剥離体に転写させ
ることにより、画像を保持体から剥離する手段を言う。
そして、画像剥離体を構成する材料としては、発泡有機
高分子材料、特に画像を構成する物質と似ているSP値
を有する有機高分子材料の発泡体、酸化チタンを含有さ
せた発泡あるいは非発泡の有機表高分子材料が好まし
い。前記画像剥離体を形成する有機高分子材料として
は、たとえば、前記のような熱可撓性インキのトナー成
分樹脂あるいは下記のような接着剤の成分樹脂が挙げら
れる。但し、樹脂の種類は、画像に対して接着性を有す
るものであればよく、また、水溶性のものあるいは非水
溶性のものであってもよいが、画像剥離体が発泡樹脂成
型体である場合には、発泡可能な有機高分子材料でなけ
ればならない。 接着剤の成分樹脂 にかわ、ゼラチン、アルブミン、カゼインなどのタンパ
ク質系樹脂、でんぷん系、セルロース繊維系、複合多糖
類系(アラビアゴム、トラガントゴムなど)などの炭水
化物系樹脂、酢酸ビニルの重合体及び共重合体、アクリ
ル系、エチレン共重合物、ポリアミド、ポリエステル、
ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂、ポリクロロプレン
系、ニトリルゴム系、再生ゴム系、SBR系、天然ゴム
系などのゴム系樹脂。
【0017】前記の熱可撓性インキ剥離体を形成する樹
脂は、他の支持体、例えばロ−ラ、シ−ト、ベルトある
いはテ−プ等の表面に担持させて用いることができる。
このような熱可撓性インキの剥離手段の例としては、セ
ロハンテ−プ、クラフト紙テ−プ、ポリ塩化ビニールテ
−プ、アセテ−トテ−プ、フィラメントテ−プの支持体
上にゴム系、アクリル系などの感圧接着剤層を設けた接
着テ−プ等が挙げられる。また、前記樹脂自体でロ−
ラ、シ−ト、ベルトあるいはテ−プ等の形状を有する剥
離手段を形成して用いることもできる。さらに、前記支
持体は、その表面がポーラスな、あるいは凹凸を有する
材料で形成されるか、あるいは該支持体表面を凹凸加工
したものが好ましい。
【0018】以下に実施例を示す。
【実施例】
実施例1 画像剥離体は100μ厚のフィルムで、画像支持体上の
画像はヒートローラで約90℃で前記画像剥離体と加熱
接着される。画像支持体の送り速度は約1cm/秒であ
る。通常のPPC複写機(リコー製 IMAGIO 3
20 FPI)にて画像を形成させた複写画像紙を水に
浸漬させた後、形成されていた画像を紙面から剥離し
た。剥離後の複写紙上の、完全に剥離されずに残った熱
溶融性インキの微小なかけらの残り具合を目視で評価し
た。(10段階評価。微小なかけらの残りが少ないほど
点が高い。10点が未使用の複写紙。)表9に、使用し
た画像剥離体とその結果を示す。
【0019】
【表9】
【0020】
【効果】本発明によると、少なくとも一部がセルロース
繊維を主成分とした紙質層で構成され、かつ該紙層に熱
可撓性インキ(トナー)よりなる疎水性画像を形成して
いる画像保持支持体に、水を含む液体を含浸させ、前記
液体の含浸状態で、前記疎水性画像を紙質層から画像剥
離手段により剥離する画像保持支持体の再生画像保持支
持体より画像を剥離して画像支持体を再生するに際し、
画像支持体上の熱可撓性インキ(トナー)の微小なかけ
らが完全に剥離せずに画像支持体上に残ってしまうとい
う現象が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像剥離前の画像保持支持体と可撓性インキの
微小なかけらが残存した画像剥離後の再生した画像支持
体を説明する図である。
【図2】本発明の基本プロセスを示す概略図である。 (a)疎水性画像ABCDEを保持した少なくとも一部
がセルロース繊維を主成分とした画像保持支持体を説明
する図である。 (b)前記(a)の画像保持支持体に水を含浸させる状
態を示す図である。 (c)前記(b)の水を含浸させた画像保持支持体を剥
離ローラで画像剥離を行うことを示す図である。 (d)前記剥離ローラ上に画像保持支持体上の画像が転
写されたことを示す図である。
【符号の説明】
1 画像 2 水を含む液体 3 剥離ローラ 4 熱可撓性インキ(トナー) 5 加熱ローラ 6 再生された画像支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−89271(JP,A) 特開 平4−94958(JP,A) 特開 平4−333088(JP,A) 特開 平5−72946(JP,A) 特開 平2−111987(JP,A) 特開 平2−55195(JP,A) 実開 平3−68460(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 570 - 578

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部がセルロース繊維を主成
    分とした紙質層で構成され、かつ該紙層に熱可撓性イン
    キ(トナー)よりなる疎水性画像を形成している画像保
    持支持体に、水を含む液体を含浸させ、前記液体の含浸
    状態で、前記疎水性画像を紙質層から画像剥離体により
    剥離する画像保持支持体の再生方法において、前記画像
    剥離体が酸化チタンを含有する画像剥離体であることを
    特徴とする画像支持体の再生方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一部がセルロース繊維を主成
    分とした紙質層で構成され、かつ該紙層に熱可撓性イン
    キ(トナー)よりなる疎水性画像を形成している画像保
    持支持体に、水を含む液体を含浸させ、前記液体の含浸
    状態で、前記疎水性画像を紙質層から画像剥離体により
    剥離する画像保持支持体の再生方法において、前記画像
    剥離体が発泡樹脂成形体であることを特徴とする画像支
    持体の再生方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも一部がセルロース繊維を主成
    分とした紙質層で構成され、かつ該紙層に熱可撓性イン
    キ(トナー)よりなる疎水性画像を形成している画像保
    持支持体に、水を含む液体を含浸させ、前記液体の含浸
    状態で、前記疎水性画像を紙質層から画像剥離体により
    剥離する画像保持支持体の再生方法において、前記画像
    剥離体が酸化チタンを含有する発泡樹脂成形体であるこ
    とを特徴とする画像支持体の再生方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも一部がセルロース繊維を主成
    分とした紙質層で構成され、かつ該紙層に熱可撓性イン
    キ(トナー)よりなる疎水性画像を形成している画像保
    持支持体に、水を含む液体を含浸させる手段と、前記の
    水を含む液体を含浸させた状態の疎水性画像を剥離する
    画像剥離手段と、画像の剥離された画像支持体の乾燥手
    段とを少なくとも有することを特徴とする画像保持支持
    体の再生装置において、前記画像剥離手段が酸化チタン
    を含有する画像剥離体であることを特徴とする画像支持
    体の再生装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも一部がセルロース繊維を主成
    分とした紙質層で構成され、かつ該紙層に熱可撓性イン
    キ(トナー)よりなる疎水性画像を形成している画像保
    持支持体に、水を含む液体を含浸させる手段と、前記の
    水を含む液体を含浸させた状態の疎水性画像を剥離する
    画像剥離手段と、画像の剥離された画像支持体の乾燥手
    段とを少なくとも有することを特徴とする画像保持支持
    体の再生装置において、前記画像剥離手段が発泡樹脂で
    形成された画像剥離体であることを特徴とする画像支持
    体の再生装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも一部がセルロース繊維を主成
    分とした紙質層で構成され、かつ該紙層に熱可撓性イン
    キ(トナー)よりなる疎水性画像を形成している画像保
    持支持体に、水を含む液体を含浸させる手段と、前記の
    水を含む液体を含浸させた状態の疎水性画像を剥離する
    画像剥離手段と、画像の剥離された画像支持体の乾燥手
    段とを少なくとも有することを特徴とする画像保持支持
    体の再生装置において、前記画像剥離手段が酸化チタン
    を含有する発泡樹脂で形成された画像剥離体であること
    を特徴とする画像支持体の再生装置。
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