JPH0940276A - 製本束搬送装置及びそれを備えた製本装置 - Google Patents

製本束搬送装置及びそれを備えた製本装置

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JPH0940276A
JPH0940276A JP7189377A JP18937795A JPH0940276A JP H0940276 A JPH0940276 A JP H0940276A JP 7189377 A JP7189377 A JP 7189377A JP 18937795 A JP18937795 A JP 18937795A JP H0940276 A JPH0940276 A JP H0940276A
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B27/00Bundling particular articles presenting special problems using string, wire, or narrow tape or band; Baling fibrous material, e.g. peat, not otherwise provided for
    • B65B27/08Bundling paper sheets, envelopes, bags, newspapers, or other thin flat articles

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製本した製本束の収納が速く製本効率の高い
製本束搬送装置及びそれを備えた製本装置の提供を目的
としている。 【解決手段】 製本束搬送装置として、シート束の先端
が突き当たる突き当て部材27cのある所定角度から水
平状態まで回転・昇降可能な回転トレイ27を配置す
る。回転トレイを回転・昇降させる第1の駆動リンク2
9と、該第1の駆動リンクと協動して前記回転トレイを
スライド・回動自在に支持する第2の駆動リンク30と
を設ける。更にこれらリンクを第1の駆動軸と第2の駆
動軸とにそれぞれ固着するとともに、これら駆動軸を1
つの駆動源により駆動するようにした。更に、前記回転
トレイ27を、くし歯形状をした水平移動トレイ28の
スリット位置に配置して、回転トレイが、所定角度から
水平状態まで下降する途中で、積載されたシート束を水
平移動トレイ上に受け渡すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置から出
力したシート束を製本した後、この製本束を搬送する製
本束搬送装置及びそれを備えた製本装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、製本装置1は、図20に示すよう
に、シート搬送装置201、シート整合装置202、シ
ート束搬送装置203、テープ加熱装置204、テープ
搬送装置205、収納スタッカー207より構成されて
いる。
【0003】シート搬送装置201は、搬入されるシー
ト材Sのシート搬送路2を有しており、該シート搬送路
2には搬入口2aと排出口2bとが形成されているとと
もに、該シート搬送路2に沿って上流側から搬入ローラ
対3、複数の搬送ローラ対4、搬出ローラ対5が配設さ
れている。また搬入ローラ3の下流近傍には、分岐手段
としてのフラッパー6が配設されていて、製本する際は
シート搬送路2をシート搬送路7に分岐するようになっ
ている。
【0004】前記フラッパー6によってシート搬送路7
に分岐されたシートSは、シート搬送ローラ対8によっ
てシート整合装置202に搬入される。
【0005】シート整合装置202は、シートを収納す
る収納トレイ9、シートの搬送方向と平行な辺を揃える
整合フェンス10、シートの搬送方向先端の辺を揃える
整合パドル11、製本の冊間でシートを一時待機させる
ストップフィンガー12、シートの先端が突き当たる先
端基準シャッター13、装置入口部でシートの下面をガ
イドする入口下ガイド14、装置入口部でシートの上面
をガイドする入口上ガイド15によって構成されてい
る。
【0006】シート整合装置202に搬入されたシート
Sは、上面を入口上ガイド15によって、下面を入口下
ガイド14によってガイドされつつ、先端基準シャッタ
ー13に突き当たる。この時、整合パドル11によって
シートSの搬送方向の整合が、整合フェンス10によっ
てシートの搬送方向と平行な辺の整合が、それぞれ収納
トレイ9上で行われる。
【0007】また、シート束搬送装置203は、可動グ
リッププレート17、固定グリッププレート16、シー
ト束ガイド18等によって構成されている。
【0008】そして、シート整合装置202でシートの
整合が完了すると、可動グリッププレート17の挟持駆
動機構(不図示)が作動して可動グリッププレート17
が移動して固定グリッププレート16と共に、整合シー
ト束を挟持する。シート束の挟持が完了すると可動グリ
ッププレート17及び固定グリッププレート16の移動
機構(不図示)が作動してシート束を挟持した状態で、
シート整合装置202からテープ加熱装置204に整合
シート束を搬送する。
【0009】またこの時、シート束の後端の下側はシー
ト束ガイド18によってガイド支持されている。
【0010】なお、可動グリッププレート17及び固定
グリッププレート16と一緒にシート束ガイド18も移
動する。
【0011】テープ加熱装置204は、テープガイド1
9、20、センターヒーター21、サイドヒーター2
2、23、センターヒーター21の駆動機構24、サイ
ドヒーター22、23の駆動機構25等によって構成さ
れている。
【0012】テープ加熱装置204には、シート束搬送
装置203によって整合シート束が搬送されてくる以前
にテープ搬送装置205によってテープガイド19、2
0部にバインドテープ26が供給されている。
【0013】また、テープ搬送装置205は、テープリ
ールR1、R2、キャリッジ搬送体C、テープカッター
42、テープ搬送手段43等によって構成されている。
【0014】テープリールR1、R2に巻かれたテープ
は、テープカッター42によって所定の長さにカットさ
れ(バインドテープ26)、テープ搬送手段によってキ
ャリッジ搬送体内に搬送される。
【0015】バインドテープ26がテープ搬送手段43
によってキャリッジ搬送体C内に搬送されると、センタ
ーヒーター21がセンターヒーター21の駆動機構24
によって退避位置(不図示)から加熱位置に移動してバ
インドテープ26の予熱を開始する。そしてシート束搬
送装置203によって整合シート束が背面当接位置Hに
搬送されると、シート束の背面がバインドされる。
【0016】製本されたシート束は、可動グリッププレ
ート17、固定グリッププレート16からなるグリッパ
ーによって狭持され、収納スタッカ207へ収納され
る。
【0017】このように、シート束はグリッパー17に
より挟持され、整合装置202から製本部204へ、そ
して収納部207へと移動する。
【0018】そのため従来例では、a(挟持)、b(移
動)、c(移動)、d(回転)、e(移動)、f(手前
・奥移動)の6動作が各々別々のレールや駆動系を持
ち、かつ多くの駆動系が移動体の中に含まれ、複雑で、
コストの高い構成となっている。
【0019】又、従来例において、d、eの動作を省略
すると、製本束の収納時に、落下を伴い、製本束に衝撃
を与え、束の乱れを発生する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このような上記従来例
では、シート束を挟持するグリッパーを、6方向自由度
を有する駆動系により、移動させるため、(1)グリッ
パーの駆動系に多大なコストがかかる。(2)装置が大
きくなる。又、シート束を収納部に収めた後に、次のシ
ート束を搬送させるため、(3)装置の生産性を減少さ
せるという欠点があった。
【0021】本発明は、上記3つの課題を解決すること
を目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、製本されたシート束を搬送する製本搬送
装置において、前記シート束の先端が突き当たる突き当
て部材を有し、かつ所定角度から水平状態まで回転・昇
降可能な回転トレイを備えたことを特徴としている。
【0023】そして、前記回転トレイを回転・昇降させ
る駆動手段を、該回転トレイの幅よりも小さく形成する
とともに、回転トレイの下部に連結する。
【0024】また、本発明に係る製本束搬送装置は、前
記回転トレイを回動支持する第1の駆動リンクと、該第
1の駆動リンクと協動して前記回転トレイをスライド・
回動自在に支持する第2の駆動リンクとを設け、かつこ
れらリンクを第1の駆動軸と第2の駆動軸とにそれぞれ
固着するとともに、これら駆動軸を1つの駆動源により
駆動するようにした。
【0025】そして更に、前記回転トレイを、くし歯形
状をした水平移動トレイのスリット位置に配置して、前
記回転トレイが、所定角度から水平状態まで下降する途
中で、回転トレイに積載されたシート束を水平移動トレ
イ上に受け渡す時点に、回転トレイの後端部が水平移動
トレイよりも下に沈み、次ぎに突き当て部が水平移動ト
レイよりも下に沈むように、前記第1、2の駆動軸の回
転比又は水平移動トレイと回転トレイの配置位置を設定
している。
【0026】また、本発明に係る製本装置は、順次送ら
れてくるシートを整合する整合装置と、整合されたシー
ト束を狭持し製本部まで搬送するシート束搬送装置、該
製本部で製本された製本束を製本収納部に搬送する製本
束搬送装置とを備えた製本装置において、上述した前記
製本束搬送装置をここに用いていることを特徴としてい
る。
【0027】〔作用〕請求項1記載の発明によれば、所
定角度を持った回転トレイ上に、搭載された製本束は、
重力によりすべり落ちようとするが、突き当て部材に突
き当たることにより、製本束の姿勢は保たれる。つま
り、グリッパーのような挟持手段を設けることなく、シ
ート束の姿勢形状保持が可能となった。
【0028】請求項2記載の発明によれば、駆動リンク
等の駆動手段を、回転トレイの下部に接続することによ
り、駆動と製本束の干渉、そしてシート受渡し時、グリ
ッパー等のシート束搬送装置との干渉を避けることが容
易になる。
【0029】請求項3記載の発明によれば、1つの駆動
源の回転力で回転トレイの回動と昇降を実現できた。な
お、第1と第2の駆動軸の回転数比を変えるか、第1と
第2の駆動リンクの長さ比を変更することで、所定角度
を任意に設定することができる。又、第1駆動リンクの
長さを変えることで、回転トレイの昇降量を設定するこ
とができる。
【0030】請求項4記載の発明によれば、回転トレイ
上に搭載された製本束は、回転トレイが上昇位置から、
水平移動トレイよりも下に位置する下降位置まで、下降
することで水平移動トレイへ受け渡されることができ
る。本実施例のように、所定角度をもって製本される場
合、所定角状態から収納状態(水平状態)へ、製本束を
移送せねばならない。特にグルーバインドされた直後の
製本束は、まだ完全に束が固まっておらず、外乱を与え
ることはできない。つまり、上記構成によって製本束に
外乱を与えず、束の下面を広域で支持しながら、移送を
行うことが実現できた。
【0031】請求項5記載の発明によれば、回転トレイ
に搭載された製本束は、水平移動トレイへ受け渡される
際、回転トレイの傾斜によってズレ落ちようとするが、
突き当て部が最後に水平移動トレイ下へ沈むような動き
にすることで、ズレ落ちを防止することができ、製本束
の水平トレイ上の着地点が、常に一定に保たれるように
なった。
【0032】請求項6記載の発明によれば、製本直後の
製本束は挟持はしないで、トレイ上に搭載し、束の下面
を支持し輸送することで、簡易な構成で製本束搬送を実
現できた。又、収納時においても製本束に大きな落下が
伴わずに、優しい収納が行えるようになった。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
例について説明する。なお、従来の技術の項で説明した
ものと同一または相当する部分には同一符号を付し説明
を省略する場合がある。
【0034】本実施例に係る製本装置1は、図1に示す
ように、シート搬送装置201、シート整合装置20
2、シート束搬送装置203、テープ加熱装置204、
テープ搬送装置205、製本束搬送装置206、収納ス
タッカー207より構成されている。
【0035】シート整合装置202に搬入されたシート
Sは、図2に示すように、上面を入口上ガイド15(1
5a、15b、15c)によって、下面を入口下ガイド
14によってガイドされつつ、先端基準シャッター13
(13a、13b)に突き当たる。この時、整合パドル
11によってシートSの搬送方向の整合が、整合フェン
ス10によってシートの搬送方向と平行な辺の整合が、
それぞれ収納トレイ9上で行われる。
【0036】整合フェンス10は、固定フェンス10a
と移動フェンス10bによって構成されておりシートは
固定フェンス10a側を基準に整合されるようになって
いる。連続的に製本を行う場合は、ストップフィンガー
12(12a、12b)を作動させて冊間でシートを一
時待機させ、収納トレイ9上から整合シート束が搬出さ
れてからストップフィンガー12(12a、12b)を
解除して待機させていたシートを収納トレイ9上に受け
渡すようになっている。
【0037】また、シート束搬送装置203は、可動グ
リッププレート17(17a、17b)、固定グリップ
プレート16(16a、16b)、可動グリッププレー
ト17の挟持駆動機構(不図示)、可動グリッププレー
ト17及び固定グリッププレート16の移動機構(不図
示)、シート束ガイド18(18a、18b、18c)
等によって構成されている。
【0038】シート整合装置202でシートの整合が完
了すると、可動グリッププレート17の挟持駆動機構
(不図示)が作動して可動グリッププレート17が移動
して固定グリッププレート16と共に、図3(a)に示
すように、整合シート束を挟持する。シート束の挟持が
完了すると可動グリッププレート17及び固定グリップ
プレート16の移動機構(不図示)が作動してシート束
を挟持した状態で、図3(b)に示すように、シート整
合装置202からテープ加熱装置204に整合シート束
を搬送する。
【0039】またこの時、シート束の後端の下側はシー
ト束ガイド18(18a、18b、18c)によってガ
イド支持されている。
【0040】なお、可動グリッププレート17及び固定
グリッププレート16と一緒にシート束ガイド18も移
動する。
【0041】テープ加熱装置204は、テープガイド1
9、20、センターヒーター21、サイドヒーター2
2、23、センターヒーター21の駆動機構24、サイ
ドヒーター22、23、の駆動機構25等によって構成
されている(図1参照)。
【0042】テープ加熱装置204には、シート束搬送
装置203によって整合シート束が搬送されてくる以前
にテープ搬送装置205によってテープガイド19、2
0部にバインドテープ26が供給されている。
【0043】また、テープ搬送装置205は、テープリ
ールR1、R2、キャリッジ搬送体C、テープカッター
42、テープ搬送手段43、44、等によって構成され
ている(図1参照)。
【0044】テープリールR1、R2に巻かれたテープ
は、図5に示すように、テープカッター42によって所
定の長さにカットされ(バインドテープ26)、テープ
搬送手段43によってキャリッジ搬送体C内に搬送され
る。
【0045】バインドテープ26がテープ搬送手段43
によってキャリッジ搬送体C内に搬送されると、図6に
示すように、キャリッジ搬送体Cは、テープ受取位置C
1からテープ受渡し位置C2へ移動する。
【0046】キャリッジ搬送体Cのテープ受取位置C1
からテープ受渡し位置C2への移動が完了すると、図7
に示すように、バインドテープ26はテープ搬送手段4
4によってテープガイド19、20部に供給される。
【0047】バインドテープ26の供給後、センターヒ
ーター21がセンターヒーター21の駆動機構24によ
って退避位置(不図示)から加熱位置(図1)に移動し
てバインドテープ26の予熱を開始する。そしてシート
束搬送装置203によって整合シート束が背面当接位置
Hに搬送されると、シート束の背面がバインドされる。
【0048】シート束の背面バインドが完了すると、駆
動機構25によってサイドヒーター22、23がテープ
ガイド19、20を退避させながら(不図示)かつバイ
ンドテープ26の端部を持ち上げながら移動して後、シ
ート束Sbをサイドヒーター22、23で挟み込むよう
にして側面のバインドを開始する。
【0049】シート束の側面バインドが完了すると、サ
イドヒーター22、23での加圧が解除される。
【0050】サイドヒーター22、23での加圧が解除
されると、シート束搬送装置203によって製本完成品
SCは背面当接位置Hより製本束搬送装置206への受
渡し位置へと移送される(図4(a))。
【0051】センターヒーター21及びサイドヒーター
22、23は、それぞれセンターヒーター21の駆動機
構24、サイドヒーター22、23の駆動機構25によ
って次のバインドテープがテープガイド部に供給される
ために退避位置に戻る。
【0052】製本束搬送装置206は、図1に示すよう
に、回転トレイ27、水平移動トレイ28、回転トレイ
27の駆動手段29、30、水平移動トレイ28の駆動
手段31、昇降手段33、34等より構成されている。
【0053】シート束搬送装置203によって製本完成
品SCは背面当接位置Hより製本束搬送装置206への
受渡し位置へと移送されると、前記回転トレイ27がそ
の駆動手段29、30によって製本完成品受取位置に移
動する。
【0054】前記回転トレイ27の製本完成品受取位置
への移動が完了すると、前記シート束搬送装置203の
可動グリッププレート17及び固定グリッププレート1
8の挟持が解除され、前記回転トレイ27へ製本完成品
SCが受け渡される。そしてシート束搬送装置203
は、前記シート整合装置202の整合シート挟持位置に
戻る(図4(b))。
【0055】前記回転トレイ27は、製本完成品SCを
受け取ると(図4(c))、前記駆動手段29、30に
よって水平移動トレイ28への受渡し位置Tへ移動する
(図1参照)。
【0056】水平移動トレイ28は、受渡し位置Tで製
本完成品SCを受け取ると、駆動手段31によって収納
スタッカー35上に移動し(図8(a))、昇降手段3
3、34によって製本完成品SCが収納スタッカー35
内を下降する(図8(b))。そして、水平移動トレイ
28の収納スタッカー35から離れる方向への移動によ
って製本完成品SCは収納スタッカー35内に収納され
る(図8(c))。
【0057】次に、本発明に係わる製本束搬送装置20
6の構成・動作について、図9〜19を用いて説明す
る。
【0058】図9は、製本束搬送装置の断面図、図10
は平面図、図11は、水平移動トレイ28を取り除いた
平面図である。該製本搬送装置206は、4本のタイミ
ングベルト33、34につり掛けられたフレーム40を
有し、タイミングベルト33、34とフレーム40を連
結するベルト固定板33b、34b、水平移動のトレイ
28のホームポジションを検知するホームポジションセ
ンサー41、回転トレイ27のホームポジションを検知
するホームポジションセンサー43、ホームポジション
センサー43を取り付けるセンサー台43a、回転トレ
イ27に設置された製本束有無検42を備えている。
【0059】また、回転トレイ27は、製本束の突き当
て部27cを有し、駆動リンク29、30との連結部2
7a、27bを有している。連結部27aは、両側にス
ライド穴を有し、略図のスライド29aが摺動嵌合され
ている。
【0060】又、本実施例では、回転トレイ27は、2
個平行に設置され その中は製本束SCの巾よりも小さ
い。
【0061】駆動リンク30は、約90°の屈曲形状を
有している。これは駆動リンク30が回転し(時計回
り)、最上部(図12)に到達した時、水平移動トレイ
28に干渉しないためである。
【0062】駆動リンク29、30は各々、駆動軸5
0、49に固着されている。図11に示すように、ステ
ッピングモータ45の回転力は、ギア46、47、47
a、48、48aを介して伝達され、駆動軸50、49
を所定量回転させる。なお、駆動軸50、49は軸支板
52、51にベアリングを介して支持されている。
【0063】水平移動トレイ28は、くし歯形状(ヨ形
状)を有し、2つの空間内に回転トレイ27を納めてい
る。水平移動トレイ28は、コロ31に支持され、駆動
ローラ31aにより駆動される。
【0064】駆動ローラ31aは、通し軸31bに形成
されている。駆動ローラ31aは、モータ44の回転力
をプーリー44a、31c、タイミングベルト44bを
介して駆動される。
【0065】なお、本実施例では、駆動ローラ31a
は、ゴムローラーを使用している。
【0066】また、本実施例では、駆動軸49、50は
略同一平面上で、約95mmの軸間距離aを有してい
る。又、駆動軸49、50と水平移動トレイ28間b
は、b==38mm、駆動軸から突き当て部27cの高
さcは、c=30mmである。駆動リンク29、30の
長さは、それぞれ125mm、70mmである。
【0067】上記軸間距離、リンク長により駆動軸4
9、50が同速度にて、90°回転することにより、回
転トレイ27は略水平状態から30°時計回り方向に傾
斜し、図12のように上昇する(連結部276点で約7
0mm上昇)。
【0068】次に動作を説明する。製本完成品SCは、
シート束搬送装置203によって受渡し位置で待機する
(図4(a))。
【0069】次に製本束搬送装置206は、ホームポジ
ションから50mm上昇し、受渡し位置近傍へ到達す
る。
【0070】次に回転トレイ27は、ステッピングモー
タ45の回転により、駆動軸49、50が約90°回転
することで、受渡し位置へ到達する。この時、束有無検
42が製本完成品SCにより作動し、製本完成品SCが
有ることを確認した後、シート束搬送装置203は、製
本完成品SCの挟持を解除し、整合シート挟持位置へ戻
る(図4(b,c))。
【0071】この際、製本完成品SCは、下面を回転ト
レイに保持された状態で受け渡されるため、製本束のみ
だれ等がない(図12)。
【0072】シート束搬送装置203が、整合シート挟
持位置に到達した後、ステッピングモータ45を逆転さ
せ、製本完成品SCを搭載した回転トレイ27を下降さ
せる。この時、図13に示すように、製本完成品SC
は、回転トレイ27が、水平移動28とすれ違うときに
受け渡される。
【0073】この時、回転トレイ27と水平移動トレイ
28との交差角度はαは、15°以下であり、製本完成
品SCに大きな曲げ負荷をかけることがなく、製本束の
乱れを未然に防止することができる。
【0074】さらに、回転トレイの下降が増すと、図1
4に示すように、回転トレイ27の突き当て部27cが
水平移動トレイ28よりも沈む前に、回転トレイ後端部
27dは、水平移動トレイ28よりも沈む。
【0075】これにより、製本完成品SCの先端部が、
突き当て部27cに製本完成品SCが水平状態になるま
で規制されるため、ズレ落ちることがなく、製本完成品
SCの着地点は常に一定に保たれる。
【0076】図15は、回転トレイ27がホームポジシ
ョンまで復帰し、製本完成品SCが完全に受け渡される
状態を示す。
【0077】図16は、製本束搬送装置206が、ホー
ムポジション(ホームポジションセンサー61位置)か
ら、50mm上昇した位置において、水平移動トレイ2
8を左へ移動した状態を示す。あらかじめスタッカー3
5の製本束の積載高さを検知する距離センサー60によ
って、スタッカー35の既積載高さを検出し、製本束搬
送装置の下降距離を算出する。
【0078】図17に示すように、製本完成品SCの落
下量eは、e<20mmが好ましく、本実施例では、e
=15mmとしている。
【0079】製本束搬送装置206は、不図示のステッ
ピングモータの回転により、タイミングベルト34、3
3を駆動することで昇降される。
【0080】本実施例では、4本のタイミングベルト
に、製本束搬送装置206をつり掛け、ベルトテンショ
ンを与えることで、製本束搬送装置206の姿勢を保っ
ている。これによりスライドレール等の保持手段を省略
することで、省スペース、コストダウンを図っている。
【0081】次に、水平移動トレイ28を右へ引き抜
き、製本完成品をスタッカー35へ着地させる。この
時、製本完成品SCは15mm程落下する際、多少の曲
げ負荷が加わるが、製本束の乱れを発生するレベルでは
ない(図18)。
【0082】図19は、製本完成品SCが、完全にスタ
ッカー35に収納された状態を示している。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のの
発明によれば、製本束を挟持することなしに、製本束の
乱れを防止する回転トレイの実現により、低コストで、
製本束の回転を行うことができる。
【0084】請求項2記載の発明によれば、製本装置の
大きさを小さくすることができる。請求項3記載の発明
によれば、回転トレイの駆動手段を安価で省スペースの
中で実現できる。
【0085】請求項4記載の発明によれば、回転トレイ
と水平移動トレイを用いて、製本束の受渡しを行うこと
で、新しい製本束受渡し搬送を安価に行うことができ
る。
【0086】請求項5記載の発明によれば、製本束に過
大な曲げ負荷を与えずに、さらに着地点を常に一定に保
つことで、安定した製本束の受渡しが実現できた。
【0087】請求項6記載の発明によれば、製本前と後
と、各々適した搬送装置、受渡し方法により、低コスト
の製本装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の製本束搬送装置が用いられた
製本装置の側面図である。
【図2】シート整合装置の斜視図である。
【図3】シートの搬送を説明する図である。
【図4】シートの搬送を説明する図である。
【図5】テープ搬送装置の動作を説明する図である。
【図6】テープ搬送装置の動作を説明する図である。
【図7】テープ搬送装置の動作を説明する図である。
【図8】収納スタッカーに製本束を収納する状態を示す
図である。
【図9】製本束搬送装置の側面図である。
【図10】製本束搬送装置の平面図である。
【図11】水平移動トレイを取り去った状態での製本束
搬送装置の平面図である。
【図12】製本束搬送装置の動作を示す図である。
【図13】製本束搬送装置の動作を示す図である。
【図14】製本束搬送装置の動作を示す図である。
【図15】製本束搬送装置の動作を示す図である。
【図16】製本束搬送装置によって製本束を収納スタッ
カーに収納する状態を示す図である。
【図17】製本束搬送装置によって製本束を収納スタッ
カーに収納する状態を示す図である。
【図18】製本束搬送装置によって製本束を収納スタッ
カーに収納する状態を示す図である。
【図19】製本束搬送装置によって製本束を収納スタッ
カーに収納する状態を示す図である。
【図20】従来の製本装置の側面図である。
【符号の説明】
27 回転トレイ 27a,b 突き宛部材 28 水平移動トレイ 201 シート搬送装置 202 シート整合装置 203 シート束搬送装置 204 テープ加熱装置 205 テープ搬送装置 206 製本束搬送装置 207 収納スタッカー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製本されたシート束を搬送する製本搬送
    装置において、 前記シート束の先端が突き当たる突き当て部材を有し、
    かつ所定角度から水平状態まで回転・昇降可能な回転ト
    レイを備えたことを特徴とする製本束搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記回転トレイを回転・昇降させる駆動
    手段を、該回転トレイの幅よりも小さく形成するととも
    に、回転トレイの下部に連結したことを特徴とする請求
    項1記載の製本束搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記回転トレイを回転支持する第1の駆
    動リンクと、該第1の駆動リンクと協動して前記回転ト
    レイをスライド・回転自在に支持する第2の駆動リンク
    とを設け、かつこれらリンクを第1の駆動軸と第2の駆
    動軸とのにそれぞれ固着するとともに、これら駆動軸を
    1つの駆動源により駆動するようにしたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の製本束搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記回転トレイを、くし歯形状をした水
    平移動トレイのスリット位置に配置したことを特徴とす
    る請求項1〜3の何れか1項記載の製本束搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記回転トレイが、所定角度から水平状
    態まで回転・下降する途中で、回転トレイに積載された
    シート束を水平移動トレイ上に受け渡す時点に、回転ト
    レイの後端部が水平移動トレイよりも下に沈み、次ぎに
    突き当て部が水平移動トレイよりも下に沈むように、前
    記第1、2の駆動軸の回転比又は水平移動トレイと回転
    トレイの配置を設定したことを特徴とする請求項4記載
    の製本束搬送装置。
  6. 【請求項6】 順次送られてくるシートを整合する整合
    装置と、整合されたシート束を狭持し製本部まで搬送す
    るシート束搬送装置と、該製本部で製本された製本束を
    製本収納部に搬送する製本束搬送装置とを備えた製本装
    置において、 前記製本束搬送装置を請求項1〜5の何れか1項記載の
    製本束搬送装置で構成したことを特徴とする製本装置。
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