JP3563081B2 - 搬送装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、水平もしくは垂直な状態で搬送される平板状の部材を90度回転させて垂直もしくは水平な状態にして搬送するための搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、製本作業においては、製本が終了した段階で、本にカバーをかけると共に、本の頁の間に伝票やしおりを挟む装置が用いられ、本にカバー、伝票、しおり等が付けられるようになっている。このような装置において、カバーをかける作業は、本の背を下にして、本を垂直に立てた状態で表裏の表紙を開き、カバーとなる紙の上に搬送し、カバーの左右両端を表裏の表紙の裏面上に折り込むことにより行なわれ、伝票やしおりを挟む作業も本の背を下にして本を垂直に立てた状態で、頁を開いて行なわれている。
【0003】
また、製本された本は、水平にした状態で搬送コンベヤにより搬送されているので、上記装置において本の搬入及び搬出を行なう場合には、水平な状態で搬送される本を垂直に立てて搬送する第1の搬送装置と、垂直な状態で搬送される本を水平に寝かせて搬送する第2の搬送装置とが必要となる。
【0004】
従来、図5及び図6に示すような第1及び第2の搬送装置1、2が用いられていた。なお、図5及び図6は、上記本3にカバー等を付ける装置の搬入、搬出口に取付けられた第1及び第2の搬送装置1、2を示すものであって、上記本にカバー等を付ける装置の部分を省略して図示したものである。
【0005】
上記第1及び第2の搬送装置1、2は、本3を搬送する第1及び第2の搬送コンベヤ4、5と、第1及び第2の搬送コンベヤ4、5の一側縁側に、搬送方向に沿って立設された板状の支点ガイド6と、前記第2の搬送コンベヤ5上に設けられた棒状のねじれガイド7とからなるものである。
【0006】
そして、第1及び第2の搬送コンベヤ4、5は、互いに搬送方向を一致させた状態で、第1の搬送コンベヤ4から第2の搬送コンベヤ5、もしくはその逆方向に本3を受け渡して搬送できるように隣接して設置されている。また、第1及び第2の搬送コンベヤ4、5は、その底板8から突出すると共に、搬送方向に沿って移動自在なプッシャー9…が、本3の後端を押すことにより本3を搬送するものである。
【0007】
そして、第1の搬送コンベヤ4は、プッシャー9の位置が、第1の搬送コンベヤ4の中心部となっており、第2の搬送コンベヤ5は、プッシャー9の位置が、第2の搬送コンベヤ5の支点ガイド6が設けられた側縁部側になっている。これは、第2の搬送コンベヤ5において、プッシャー8が後述するように支点ガイド6に沿って垂直に立てられた本の後端を押して搬送する必要があるためである。また、第1の搬送コンベヤ4のプッシャー9と第2の搬送コンベヤ5のプッシャー9は、第1の搬送コンベヤ4と第2の搬送コンベヤ5との隣接部分において、搬送される本3の受け渡しができるようになっている。
【0008】
また、第2の搬送コンベヤ4の底板8は、後述するように支点ガイド6側に垂直に立てられた本3を傾けるために、支点ガイド6の設けられた一側縁側から他側縁側に向かって低くなるように傾斜した状態となっている。
【0009】
前記支点ガイド6は、第1及び第2の搬送コンベヤ4、5によって搬送される本3の搬送方向を規制すると共に、本3を90度回転させて水平に寝た状態から垂直に立てた状態にする際に、本3の背側の側縁を規制することにより、本3の背側を本3の回転の支点とするものである。また、支点ガイド6は、垂直に立てられた本3が倒れたり、頁が開いたりしないように支持するするようになっている。
【0010】
前記ねじれガイド7は、図5に示すように、第2の搬送コンベヤ5の支点ガイド6の反対側の側縁部に設けられた一端7aから、一側縁側の他端7bに向かって搬送方向に対して斜めに配置され、かつ、ねじれガイド7は、図6に示すように第2の搬送コンベヤ5の底板8と同じ高さに配置された一端7aから、背を下にして垂直に立てられた本3の高さより僅かに低い高さに配置された他端7bまで傾斜して設けられている。
【0011】
また、ねじれガイド7の他端7b側は、支点ガイド6との間に搬送される本3の厚さより僅かに長い間隔が設けられている。そして、ねじれガイド7の他端7bは、支点ガイド6に沿って延長され、この延長された他端7bに支点ガイド6と共に、垂直に立てられた本3を支持する支持ガイド10(第1の搬送装置1側だけ図示)が接続されている。
【0012】
このような構成のもとに第1の搬送装置1においては、第1の搬送コンベヤ4上を水平に寝た状態で搬送された本3が、第2の搬送コンベヤ5に受け渡される。
そして、第2の搬送コンベヤ5上において、本3の一方の側縁が支点ガイド6に規制された状態で、本3の他方の側縁部がねじれガイド7の一端7aに乗り上げた状態で搬送されていくことにより、本3の他方の側縁が、ねじれガイド7に沿って持ち上げられると共に、支点ガイド6側に案内され、本3が90度回転して垂直に立てられる。そして、垂直に立てられた本3が支点ガイド6と支持ガイド10とに支持されると共に案内されて、本3にカバー等を付ける装置に搬入される。
【0013】
また、第2の搬送装置2においては、上記本3にカバー等を付ける装置から搬出された本3が、支点ガイド6とねじれガイド7の他端7bに支持され垂直に立てられた状態で第2の搬送コンベヤ5上を搬送される。そして、第2の搬送コンベヤ5上において、本3は、底板8の傾斜によって、ねじれガイド7側に倒れ、本3の上側の側縁部がねじれガイド7の上に支持されることになる。そして、本3は、第2の搬送コンベヤ5に搬送されることにより、本3の上側の側縁部がねじれガイド7に沿って下降する。そして、本3が水平に寝た状態になると共に、第2の搬送コンベヤ5から第1の搬送コンベヤ4に受け渡されて搬送される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の搬送装置においては、第2の搬送コンベヤのプッシャーが、本の一側縁側を押して本を搬送するようになっている。従って、本は、プッシャーにより本の後端の一側縁側だけを押された不安定な状態で、本の先端の他側縁側がねじれガイドとの摩擦力等を受けることになる。従って、本の先端が、ねじれガイド側に回頭する可能性が高い。このように、本の先端が、ねじれガイド側に回頭した場合には、本が支点ガイドから完全に離れて、ねじれガイド上に乗り上げて停止してしまったり、さらに、第2の搬送コンベヤから落下してしまうことがあった。
【0015】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、搬送される本が停止してしまったり、搬送コンベヤから落下してしまうことがなく、本を水平な状態から垂直な状態もしくはその逆にしながら搬送することができる搬送装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の搬送装置は、略水平な状態の平板状の部材を略垂直な状態に回転しながら搬送するものであり、前記部材を搬送する搬送コンベヤと、該搬送コンベヤの一方の側縁側に前記搬送コンベヤの搬送方向に沿って設けられたガイドと、前記搬送コンベヤに略水平な状態で搬送される部材のガイドの反対側の側縁を、前記部材が搬送されるにともなって押し上げると共に、前記ガイド側に案内して前記部材を略垂直に立てる無端ベルトとを具備してなり、前記無端ベルトは、その上面が、搬送方向に向かうにしたがって前記搬送コンベヤの他方の側縁側から前記ガイドに近づくように斜めに配置され、かつ、搬送方向に向かにしたがって高くなるように前記搬送コンベヤ上面から前記搬送コンベヤ上方に傾斜して配置され、また、前記無端ベルトは、その上面が搬送方向側に向かって移動するように周回され、その周回速度が前記搬送コンベヤの搬送速度よりも速くされていることを前記課題の解決手段とした。
【0017】
また、本発明の搬送装置は、略垂直な状態の平板状の部材を略水平な状態に回転しながら搬送するものであり、前記部材を搬送する搬送コンベヤと、該搬送コンベヤの一方の側縁側に前記搬送コンベヤの搬送方向に沿って設けられたガイドと、前記搬送コンベヤに略垂直な状態で搬送される部材の上側側縁を支持すると共に、前記部材が搬送されるにともなって前記部材の上側側縁を徐々に下げて前記部材を略水平にする無端ベルトとを具備してなり、前記無端ベルトは、その上面が、搬送方向に向かうにしたがって前記ガイドの近傍から離れるように斜めに配置され、かつ、搬送方向に向かうにしたがって低くなるように前記搬送コンベヤ上方から前記搬送コンベヤ上面に傾斜して配置され、また、前記無端ベルトは、その上面が搬送方向側に向かって移動するように周回され、その周回速度が前記搬送コンベヤの搬送速度よりも速くされていることを前記課題の解決手段とした。
【0018】
【作用】
上記構成によれば、搬送コンベヤによって略水平な状態で搬送される平板状の部材の一側縁部が、無端ベルトに支持された状態で無端ベルトの周回によって、ガイド側に近づくと共に押し上げられて、平板状の部材が搬送コンベヤに搬送されると共に垂直な状態にされる。
この際に、無端ベルトの周回速度が、搬送速度より速いために、部材の先端にガイド側に回頭するように力がかかり、部材がガイド側の反対側に回頭することがない。
【0019】
また、上記構成によれば、搬送コンベヤによって略垂直な状態で搬送される平板状の部材の上側側縁が、無端ベルトに支持された状態で無端ベルトの周回によって、支点ガイドから離れると共に下げられて、平板状の部材が搬送コンベヤに搬送されると共に水平な状態にされる。
この際に、無端ベルトの周回速度が、搬送速度より速いために、部材の先端に支点ガイド側に回頭するように力がかかり、部材がガイド側の反対側に回頭することがない。
【0020】
【実施例】
以下に、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
図1ないし図4は、この実施例の搬送装置を説明するための図面であって、前記搬送装置は、平板状の部材を水平な状態から垂直な状態に90度回転させながら搬送する第1の搬送装置と、垂直な状態から水平な状態に90度回転させながら搬送する第2の搬送装置とからなるものである。
【0021】
なお、この実施例の搬送装置は、本発明を、上述の本にカバー等を付ける装置の搬入及び搬出用の搬送装置として応用したものであって、図1及び図2において、上記本にカバー等を付ける装置を省略した状態でこの実施例の搬送装置を図示した。
また、図1ないし図4に示すこの実施例の搬送装置において、前述の図5及び図6に示す従来の搬送装置と同様の構成要素については、同一の符号を付けてその説明を省略もしくは簡略化する。
【0022】
上記第1及び第2の搬送装置11、12は、平板状の部材13を搬送する第1及び第2の搬送コンベヤ4、5と、第1及び第2の搬送コンベヤ4、5の一側縁側に搬送方向に沿って立設された板状の支点ガイド6と、前記第2の搬送コンベヤ5に配置された無端ベルト14とを主体として構成されたものである。
【0023】
そして、第1及び第2の搬送コンベヤ4、5は、これら第1及び第2の搬送コンベヤ4、5の底板8の下に、周回自在かつ搬送方向に沿って設けられたベルト4a、5aの表面側に設けられたプッシャー9…により部材13を搬送するものである(図4及び図5には、底板8を省略した状態でベルト4a、5a及びプッシャー9を図示)。
【0024】
また、ベルト4a、5aは、第1の搬送コンベヤ4と第2の搬送コンベヤ5とが接続される部分において、重複した状態で配置され、部材13を第1の搬送コンベヤ4から第2の搬送コンベヤ5もしくはその逆に円滑に受け渡すようになっている。
なお、プッシャー9…は、底板8のスリット(図示略)から底板8上に突出するようになっている。
【0025】
また、第2の搬送装置11において第1の搬送コンベヤ4の支点ガイド6の反対側の側縁には、補助ガイド15が取り付けられ、この補助ガイド15が、前記支点ガイド6と共に、第1の搬送コンベヤ4によって搬送される部材13の搬送方向を規制するようになっている。
【0026】
前記無端ベルト14は、第1の搬送装置11の第2の搬送コンベヤ5において、駆動用プーリー16と3つのガイドプーリー17、18、19に捲回されて、周回するようになっている。
また、無端ベルト14は、第2の搬送装置12の第2の搬送コンベヤ5において、駆動用プーリー16と2つのガイドプーリー17、18に捲回されて、周回するようになっている。すなわち、第2の搬送装置12においては、ガイドプーリー19が省略されている。
【0027】
前記駆動用プーリー16は、図2等に示すように、第2の搬送コンベヤ5の上方に水平に配置され、ガイドプーリー17は、第2の搬送コンベヤ5の支点ガイド6の反対の側縁部に垂直に配置されている。
そして、ガイドプーリー17の上側から延出する無端ベルト14は、駆動用プーリー16の支点ガイド6に臨む側面に捲回され、その反対側の側面から延出してガイドプーリー15の下方側に戻るように捲回されている。
【0028】
そして、ガイドプーリー18は、駆動用プーリー16とガイドプーリー17との間の駆動用プーリー16よりに配置され、ガイドプーリー17の上側と駆動用プーリー16の支点ガイド6に臨む側面との間に延在する無端ベルトをガイドするようになっている。また、ガイドプーリー18は、駆動用プーリー16とガイドプーリー17との間で90度ねじれた状態の無端ベルト14に対応して斜めに配置されると共に、無端ベルト14を上方側及び支点ガイド6側に押し付けるように、ガイドプーリー18及び駆動用プーリー16の支点ガイド6に臨む側面が略支点ガイド6に対して略等距離に配置されている。
【0029】
ガイドプーリー19は、駆動用プーリー16の支点ガイド6の反対の側面とガイドプーリー17の下側との間に延在する無端ベルト14をガイドするようになっており、無端ベルト14を上方側に押圧している。
【0030】
また、無端ベルト14のガイドプーリー17の上側と駆動用プーリー16の支点ガイド6に臨む側面との間に延在する部分は、図1に示すように、第2の搬送ローラ5の支点ガイド6の反対側の側縁部に配置されたガイドプーリー16から、駆動用プーリー16の支点ガイド6に臨む側面に向かって斜めに配置され、かつ、図2に示すように第2の搬送コンベヤ5の底板8と略同じ高さに配置されたガイドプーリー17の上面から、垂直に立てられた部材13の高さより僅かに低い高さに配置された駆動用プーリー16まで傾斜して配置されている。
【0031】
そして、第1の搬送装置11においては、ガイドプーリー17の上側と駆動用プーリー16の支点ガイド6に臨む側面との間に延在する無端ベルト14の部分が、ガイドプーリー17から駆動用プーリー16側に移動するように、無端ベルト14が周回するようになっている。また、第2の搬送装置12においては、無端ベルト14が第1の搬送装置11と逆方向に周回するようになっている。
【0032】
また、無端ベルト14の周回速度、特に、ガイドプーリー17の上側と駆動用プーリー16の支点ガイド6に臨む側面との間に延在する無端ベルト14の第2の搬送コンベヤ12の搬送方向に沿った方向の速度成分が、第2の搬送コンベヤ12の搬送速度より速くなっている。
【0033】
このような構成のもとに第1の搬送装置11においては、第1の搬送コンベヤ4上を水平な状態で搬送された部材13が、第2の搬送コンベヤ5に受け渡される。
そして、第2の搬送コンベヤ5上において、部材13の一方の側縁が支点ガイド6に規制された状態で、部材13の他方の側縁部がガイトプーリー17上の無端ベルト14に乗り上げる。そして、部材13の後端の支点ガイド側がプッシャー9に押されると共に、部材13の無端ベルト14に乗り上げた部分が周回する無端ベルトに引っ張られる。この状態で、部材13の支点ガイド6の反対側の側縁が、無端ベルト14によって持ち上げられると共に、支点ガイド6側に移動させられ、部材13が部材13の支点ガイド6側の側縁を支点として90度回転して垂直に立てられる。
【0034】
この際に、無端ベルト14に乗り上げた部材13は、無端ベルト14に引っ張られた状態となっているので、部材13の後端の支点ガイド6側だけをプッシャー9で押すことにより、部材13の先端が、支点ガイド6の反対側に回頭する可能性を減少することができる。
また、無端ベルト14の周回速度を、第2の搬送コンベヤの搬送速度より速くすることによって、無端ベルト14上に載った部材の先端の支点ガイド6の反対側が、部材13の先端の支点ガイド6側よりも速く進もうとすることにより、常時、部材13に支点ガイド6側に回頭しようとする力がかかり、部材13が支点ガイド6の反対側に回頭するのを防止することができる。
【0035】
例えば、無端ベルト14の周回速度が、部材13の搬送速度と同じか、搬送速度より遅いと、無端ベルト14に対して部材13が一時的に滑った場合などに、部材13の先端が、支点ガイド6の反対側に回頭する可能性があるが、搬送速度より周回速度を速くした場合には、無端ベルト14に対して部材13が一時的に滑っても、すぐに、部材13の先端に、支点ガイド6側に回頭しようとする力がかかり、たとえ、部材13の先端が支点ガイド6の反対側に回頭しても、元に戻されることになり、部材13が無端ベルト上に完全に乗り上げて、プッシャー9による搬送が不能になることがない。
なお、部材13は、支点ガイド6に規制されると共に、部材13と底板8及び支点ガイド6との間に摩擦力が生じるため、部材13の先端が支点ガイド6側に回頭したり、部材13がプッシャー9よりも速い速度で搬送されてしまうことがない。
【0036】
また、第2の搬送装置2においては、部材13が、支点ガイド6と、駆動用プーリー16とガイドプーリー18との間に延在する部端ベルト14の部分とに支持され垂直に立てられた状態で第2の搬送コンベヤ5上を搬送される。そして、第2の搬送コンベヤ5上において、部材13は、底板8の傾斜によって、無端ベルト側に倒れ、本3の上側の側縁部が無端ベルト14に支持されることになる。
【0037】
そして、部材13は、第2の搬送コンベヤ5上で搬送されることにより、部材13の上側の側縁部が無端ベルト14に引っ張られた状態で無端ベルト14に沿って下降する。そして、部材13が水平な状態になると共に、第2の搬送コンベヤ5から第1の搬送コンベヤ4に受け渡されて搬送される。
この際にも、第1の搬送装置11の場合と同様の作用により、部材13の先端が支点ガイド6の反対側に回頭するのを防止することができる。
【0038】
従って、第1及び第2の搬送装置11、12において、部材13が支点ガイド6の反対側に回頭して、無端ベルト14に乗り上げ、プッシャー9による搬送が不能になるのを防止すると共に、無端ベルト14により搬送されて、最終的に、第1及び第2の搬送装置11、12から落ちてしまうことを防止することができる。
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明の搬送装置によれば、平板状の部材の一側縁を支持する無端ベルトの上面が搬送方向側に移動するように周回しているので、平板状の部材の先端が無端ベルトとの摩擦による抵抗で、支点ガイドの反対側に回頭して、無端ベルト上に乗り上げて搬送不能となるような可能性を低くすることができる。
また、無端ベルトが、搬送速度より速く周回することにより、配板上の部材の先端が支点ガイド側に回頭するように力がかかり、上述のように平板状の部材が搬送不能になるのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施例の第1及び第2の搬送装置を示す平面図である。
【図2】上記第1及び第2の搬送装置を示す側面図である。
【図3】上記第1の搬送装置を示す斜視図である。
【図4】上記第2の搬送装置を示す斜視図である。
【図5】上記従来の第1及び第2の搬送装置を示す平面図である。
【図6】上記従来の第1及び第2の搬送装置を示す側面図である。
【符号の説明】
4 第1の搬送コンベヤ
5 第2の搬送コンベヤ
6 支点ガイド
11 第1の搬送装置
12 第2の搬送装置
13 平板状の部材
14 無端ベルト
Claims (2)
- 略水平な状態の平板状の部材を略垂直な状態に回転しながら搬送する搬送装置であって、
前記部材を搬送する搬送コンベヤと、該搬送コンベヤの一方の側縁側に前記搬送コンベヤの搬送方向に沿って設けられたガイドと、前記搬送コンベヤに略水平な状態で搬送される部材のガイドの反対側の側縁を、前記部材が搬送されるにともなって押し上げると共に、前記ガイド側に案内して前記部材を略垂直に立てる無端ベルトとを具備してなり、
前記無端ベルトは、その上面が、搬送方向に向かうにしたがって前記搬送コンベヤの他方の側縁側から前記ガイドに近づくように斜めに配置され、かつ、搬送方向に向かにしたがって高くなるように前記搬送コンベヤ上面から前記搬送コンベヤ上方に傾斜して配置され、また、前記無端ベルトは、その上面が搬送方向側に向かって移動するように周回され、その周回速度が前記搬送コンベヤの搬送速度よりも速くされていることを特徴とする搬送装置。 - 略垂直な状態の平板状の部材を略水平な状態に回転しながら搬送する搬送装置であって、
前記部材を搬送する搬送コンベヤと、該搬送コンベヤの一方の側縁側に前記搬送コンベヤの搬送方向に沿って設けられたガイドと、前記搬送コンベヤに略垂直な状態で搬送される部材の上側側縁を支持すると共に、前記部材が搬送されるにともなって前記部材の上側側縁を徐々に下げて前記部材を略水平にする無端ベルトとを具備してなり、
前記無端ベルトは、その上面が、搬送方向に向かうにしたがって前記ガイドの近傍から離れるように斜めに配置され、かつ、搬送方向に向かうにしたがって低くなるように前記搬送コンベヤ上方から前記搬送コンベヤ上面に傾斜して配置され、また、前記無端ベルトは、その上面が搬送方向側に向かって移動するように周回され、その周回速度が前記搬送コンベヤの搬送速度よりも速くされていることを特徴とする搬送装置。
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