JP3086914B2 - 下膳トレイの自動反転装置 - Google Patents

下膳トレイの自動反転装置

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JP3086914B2
JP3086914B2 JP2209392A JP2209392A JP3086914B2 JP 3086914 B2 JP3086914 B2 JP 3086914B2 JP 2209392 A JP2209392 A JP 2209392A JP 2209392 A JP2209392 A JP 2209392A JP 3086914 B2 JP3086914 B2 JP 3086914B2
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  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院・事業所・学校・
大型食堂等集団給食を実施している場所において、給食
時にトレイに数種類の食器類を使用し、給食後にトレイ
(下膳トレイ)と食器類が残飯残菜とともに返却された
時(一般的には、コンベア装置によってなされる)、仕
分け・残飯残菜処理・洗浄・収納等を自動的に行うシス
テム内にて、下膳トレイ上の食器類を自動的にトレイよ
り離脱させる下膳トレイの自動反転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のごとき返却された下膳トレイの処
理は、一般的に人手によって行なわれているのが実状で
あり、また一定の短時間に完了する必要があって多くの
人員を要する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、下膳ト
レイの処理のために多くの人員を確保するのは難しく、
その改善が要求されている。本発明は、かかる要請に応
えるべくなされたものであり、その目的は移送中に下膳
トレイを反転させて下膳トレイ上の食器類を自動的にト
レイより離脱させ、かつ同食器類を的確にトラフに向け
て滑落させる下膳トレイの自動反転装置を安価に提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、当該下膳トレイの自動反転
装置を、トラフの一側に設置されるフレーム台と、この
フレーム台のトラフ側に略水平状態にて配置されて前記
トラフに沿って延在し下膳トレイの一側を支承して搬送
する搬送無端ベルトと、上昇傾斜部と下降傾斜部とこれ
ら両傾斜部間の山部を有して前記フレーム台の反トラフ
側に配置されて前記トラフに沿って延在し前記下膳トレ
イの他側を支承して搬送しその搬送前期に前記上昇傾斜
部にて前記下膳トレイの他側を順次上方に持ち上げて前
記下膳トレイを所定量傾斜させまた搬送後期に前記下降
傾斜部にて前記下膳トレイの他側を順次下方に持ち下げ
て前記下膳トレイを略水平状態とする傾斜無端ベルト
と、前記搬送無端ベルトと前記傾斜無端ベルトを延在方
向にて略同じ送り速度にて駆動させる駆動装置と、前記
搬送無端ベルトの前記トラフ側にて前記フレーム台に設
けられて傾斜状態の前記下膳トレイの一端を滑動可能に
支えるガイドレールとを備えて、コンベア装置によって
搬入される下膳トレイをその上に載せた食器類とともに
トラフの一側に沿って移送させ、その移送中に前記下膳
トレイを反転させて前記食器類を前記下膳トレイから前
記トラフに滑落させるようにし、また前記傾斜無端ベル
トの前記山部に対応する前記搬送無端ベルトと前記ガイ
ドレール間の隙間が搬送方向に向けて順次小さくなるよ
うにした。この場合において、前記傾斜無端ベルトにお
ける下降傾斜部の山部側端部に対応する前記ガイドレー
ル上に、傾斜して搬送される下膳トレイ上に残存する食
器類と係合して同食器類を止めるストッパを設けるのが
望ましい。また、前記搬送無端ベルトと前記傾斜無端ベ
ルトの搬入部位にこれら両ベルトと同期して回転する搬
入補助プーリを設けるのが望ましい。
【0005】
【作用】本発明による下膳トレイの自動反転装置におい
ては、駆動装置によって各無端ベルトが駆動されている
状態にて、コンベア装置によって下膳トレイがその上に
食器類を載せて順次搬入されると、搬入側にて各下膳ト
レイは搬送無端ベルトと傾斜無端ベルトによりとらえら
れてトラフの一側に沿って移送される。しかして、当該
装置による下膳トレイの搬送前期においては、傾斜無端
ベルトの上昇傾斜部にて下膳トレイの他側が順次上方に
持ち上げられて、下膳トレイが所定量傾斜されて反転さ
れ、また搬送中期においては、傾斜無端ベルトの山部と
搬送無端ベルトによって搬送される下膳トレイから食器
類がトラフに向けて滑落する。一方、搬送後期において
は、傾斜無端ベルトの下降傾斜部にて下膳トレイの他側
が順次下方に持ち下げられて、下膳トレイが略水平状態
に戻される。下膳トレイは傾斜している間、その一端に
てガイドレールに当接した状態にて移動し、各無端ベル
トにより的確に搬送される。また本発明による下膳トレ
イの自動反転装置においては、傾斜無端ベルトの山部に
対応する搬送無端ベルトとガイドレール間の隙間が搬送
方向に向けて順次小さくなるようにしたため、かかる部
分にて傾斜している下膳トレイの下側が順次上方に持ち
上げられて、下膳トレイの下側とガイドレールによって
形成される段差が小さくなり、この段差に食器類が引っ
掛からなくなって下膳トレイから食器類がトラフに向け
て的確に滑落する。また、ストッパを傾斜無端ベルトに
おける下降傾斜部の山部側端部に対応する前記ガイドレ
ール上に設けた場合には、傾斜している下膳トレイから
滑落しないで残存する食器類がストッパと係合して止め
られ下膳トレイの後端縁の立ち上がり部分(周縁フラン
ジ部の一部)にてトラフに向けて押し出され、ストッパ
を通過した下膳トレイ上に食器類が残ることはない。
た、搬送無端ベルトと傾斜無端ベルトの搬入部位にこれ
ら両ベルトと同期して回転する搬入補助プーリを設けた
場合には、下膳トレイの搬入が助けられて、下膳トレイ
の搬入が円滑にかつ確実に行われる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1及び図2は本発明による下膳トレイの自
動反転装置Aを示していて、この装置Aは図6にて示し
たように公知のスラット形コンベア装置Bによって搬入
される図3〜図5に示した下膳トレイTをその上に載せ
た食器類(図示省略)とともに公知のトラフCの一側に
沿って移送させ、その移送中に下膳トレイTを所定量反
転させて食器類を下膳トレイTからトラフCに滑落させ
るようにしたものであり、コンベア装置Bの搬出側にて
トラフCの一側に設置されるフレーム台10と、このフ
レーム台10に張設した搬送無端ベルト21,傾斜無端
ベルト22,傾斜誘導無端ベルト23及び一対の搬出補
助無端ベルト24・25と、これら各無端ベルトを駆動
する駆動装置30と、フレーム台10に組付けたガイド
レール40およびストッパ50等によって構成されてい
る。なお、上記した各無端ベルト21〜25は同一素
材、すなわち摩擦係数が0.125 前後の合成樹脂で形成さ
れた丸ベルトであり、下膳トレイTとの係合面にて十分
な摩擦係合力が得られるようになっている。
【0007】フレーム台10は、一対の長尺フレーム1
1a,11bとこれらを連結する2個の短尺フレーム1
1c,11dからなる金属製の主フレーム11と、この
主フレーム11を支える金属製の脚12及びボックス1
3からなり、主フレーム11には上記した各無端ベルト
を支承する樹脂製の各プーリを組付けるための8本の支
持軸14a,14b,14c,14d,14e,14
f,14g,14hが回転自在に組付けられまた4個の
支柱15a,15b,15c,15dが一体的に取付け
られ、また脚12とボックス13の下部には高さ調整装
置16,17がそれぞれ取付けられている。
【0008】搬送無端ベルト21は、図1及び図3にて
示したように下膳トレイTの一側を支承して搬送するも
のであり、主フレーム11のトラフ側に略水平状態にて
配置されてトラフCに沿って延在しており、各支持軸1
4a,14b,14d,14e,14g,14hにそれ
ぞれ一体的に組付けた6個のプーリ26a,26b,2
6c,26d,26e,26fに巻き付けられて支承さ
れるとともに、両プーリ26c,26d間の上方部位を
多数(15個)の樹脂製小径ガイドプーリ27にて支承
されている。しかして、各ガイドプーリ27は主フレー
ム11の長尺フレーム11aに組付けた支持軸14i上
に回転自在に組付けられていて、図1の右から1番目か
ら11番目のものが搬送方向に向けてガイドレール40
に順次近接するように配設されており、傾斜無端ベルト
22の山部22cに対応する搬送無端ベルト21とガイ
ドレール40間の隙間Sが搬送方向に向けて順次小さく
なっている。なお、図1の右から12番目から15番目
のものは11番目のものと同じ位置に配設されている。
【0009】傾斜無端ベルト22は、図1及び図4にて
示したように下膳トレイTの他側を支承して搬送するも
のであり、上昇傾斜部22aと下降傾斜部22bと山部
22cを有していて、主フレーム11の反トラフ側に配
置されてトラフCに沿って延在しており、各支持軸14
c,14f上にそれぞれ一体的に組付けた2個のプーリ
26g,26hと各支柱15a〜15dにそれぞれ上下
位置調整可能かつ回転自在に組付けた4個のプーリ26
i,26j,26k,26mに巻き付けられて支承され
ている。上昇傾斜部22aは、各プーリ26i,26j
の各支柱15a,15bに対する取付位置を調整するこ
とにより略6〜10度の勾配となるように調整されてい
て、搬送前期において下膳トレイTの他側を順次上方に
持ち上げて下膳トレイTを所定量(最大傾斜角略40〜
45度)傾斜させるようになっている。また下降傾斜部
22bは、プーリ26mの支柱15dに対する取付位置
を調整することにより略10度の勾配となるように調整
されていて、搬送後期において下膳トレイTの他側を順
次下方に持ち下げて下膳トレイTを略水平状態とするよ
うになっている。
【0010】傾斜誘導無端ベルト23は、傾斜無端ベル
ト22における上昇傾斜部22aにて搬送される以前に
下膳トレイTの他側を上昇傾斜部22aより緩勾配にて
順次上方に持ち上げて上昇傾斜部22aの中間部に誘導
するものであり、傾斜無端ベルト22における上昇傾斜
部22aの反トラフ側にて同上昇傾斜部22aの中間部
に向け上昇傾斜して配設されており、支持軸14a上に
一体的に組付けたプーリ26nと支持軸14b上に一体
的に組付けたプーリ26oと主フレーム11の長尺フレ
ーム11bに組付けた支柱15eに上下位置調整可能か
つ回転自在に組付けたプーリ26pに巻き付けられて支
承されている。
【0011】一対の搬出補助無端ベルト24・25は、
下膳トレイTの搬出を補肋するものであり、搬出側にお
いて搬送無端ベルト21と平行に配置されていて、支持
軸14e,14g,14h上にそれぞれ一体的に組付け
た各プーリ26q,26r,26s,26t,26u,
26vに巻き付けられて支承されている。また、搬入側
の支持軸14a上には各プーリ26a,26nと同一径
で下膳トレイTの搬入を補助する一対のプーリ26x,
26yが一体的に組付けられていて、各プーリ26x,
26yには上記各ベルトと同質のベルトが巻き付けられ
ている。
【0012】駆動装置30は、各無端ベルト21〜25
を延在方向(第1図の左右方向)にて略同じ送り速度
(具体的には、略12〜15m/分の送り速度)にて駆
動させるものであり、第1電動モータ31とこれの回転
を支持軸14hに伝えるスプロケット32,33及びチ
ェーン34、並びに第2電動モータ35とこれの回転を
支持軸14fに伝えるスプロケット36,37及びチェ
ーン38によって構成されており、傾斜無端ベルト22
が上昇傾斜部22aと下降傾斜部22bを有しているこ
とを考慮して、各モータ31,35の回転数を異にする
ことにより(各スプロケット32,33,36,37の
径を異にすることによっても可能)、支持軸14hの方
が支持軸14fより所定量遅く回転するようにしてあ
る。
【0013】ガイドレール40は、傾斜状態の下膳トレ
イTの一端(下端)を滑動可能に支え止めるものであ
り、フレーム台10におけるトラフ側の長尺フレーム1
1a上に取付けられており、高いガイドレール41と低
いガイドレール42によって構成されており、高いガイ
ドレール41は下膳トレイTが図3の状態から図4の二
点鎖線で示した状態に至る間において下膳トレイTを支
え止める機能を有し、また低いガイドレール42は下膳
トレイTが図4の二点鎖線で示した状態から図5の状態
を経て略水平状態に戻る間において下膳トレイT上の食
器類の滑落を保証しながら下膳トレイTを支え止める機
能を有している。
【0014】ストッパ50は、略半円形状に形成された
ものであり、傾斜無端ベルト22における下降傾斜部2
2bの山部22c側端部に対応するガイドレール40に
おける低いガイドレール42上に固着されており、傾斜
して搬送される下膳トレイT上に傾斜では滑落しないで
残存する食器類と係合して同食器類を止めるようになっ
ている。なお、ストッパ50は、搬送無端ベルト21側
に傾斜させて配置することも可能である。
【0015】なお、図6にて示したように、本発明によ
る自動反転装置Aの搬入側にはコンベア装置Bとの間に
ローラDが設けられ、また搬出側には公知のトレイ受納
装置E(空の下膳トレイTを所定枚数順次積み重ねて収
納する装置)が設けられている。また、トラフCの搬出
側には公知の自動食器洗浄機Fが設けられている。
【0016】上記のように構成した本実施例において
は、駆動装置30によって各無端ベルト21〜25が駆
動されている状態にて、コンベア装置Bによって下膳ト
レイTがその上に残飯残菜の入った食器類を載せて順次
搬入されると、搬入側にて各下膳トレイTはローラDを
介して搬送無端ベルト21と傾斜誘導無端ベルト23と
搬入補助プーリ26x,26yによりとらえられてトラ
フCの一側に沿って移送される。
【0017】しかして、当該装置Aによる下膳トレイT
の搬送前期においては、傾斜誘導無端ベルト23に続い
て傾斜無端ベルト22の上昇傾斜部22aにて下膳トレ
イTの他側が図4の実線で示した状態から二点鎖線で示
した状態へと始めは緩やかに順次上方に持ち上げられ
て、下膳トレイTが所定量傾斜されて反転され、その後
の搬送中期において傾斜無端ベルト22の山部22cに
て下膳トレイTが傾斜を保持される。この間において、
下膳トレイT上の食器類は下膳トレイTの傾斜角が増加
するにつれて下膳トレイT上を滑り落ち始め、下膳トレ
イTが傾斜無端ベルト22の山部22cにて傾斜を保持
されている間に食器類が下膳トレイTから低いガイドレ
ール42を越えてトラフCに向けて滑落を終了する。な
お、トラフCに向けて滑落する食器類はその途中にてト
ラフC間に設けた傾斜分離棚Gにて残飯残菜と分離され
て水を張ったトラフC内に入り、トラフCにて食器類は
水噴出ノズルC1によりトラフ内コンベアC2に運ばれ
て同コンベアC2により自動食器洗浄機Fへと搬送され
る。一方、搬送後期においては、傾斜無端ベルト22の
下降傾斜部22bにて空となった下膳トレイTの他側が
順次下方に持ち下げられて、下膳トレイTが略水平状態
に戻され、その後に下膳トレイTは搬送無端ベルト21
と両搬出補助ベルト25,26によりトレイ受納装置E
へと送り込まれる。上述した搬送行程中において、下膳
トレイTは傾斜している間、その一端にてガイドレール
40に当接した状態にて滑落することなく移動し、各無
端ベルト21〜25により的確に搬送される。
【0018】ところで、本実施例においては、傾斜無端
ベルト22の山部22cに対応する搬送無端ベルト21
とガイドレール40間の隙間Sが搬送方向に向けて順次
小さくなるようにしたため、かかる部分にて傾斜してい
る下膳トレイTの下側が順次上方に持ち上げられて、下
膳トレイTの下側とガイドレール40によって形成され
る段差が小さくなり(図4の二点鎖線と図5の実線参
照)、この段差に食器類が引っ掛からなくなって下膳ト
レイTから食器類がトラフCに向けて的確に滑落する。
また、ストッパ50を傾斜無端ベルト22における下降
傾斜部22bの山部22c側端部に対応する低いガイド
レール41上に配置したため、傾斜している下膳トレイ
Tから滑落しないで残存する食器類がストッパ50と係
合して止められ下膳トレイTの後端縁の立ち上がり部分
(周縁フランジ部の一部)にてトラフCに向けて押し出
され、ストッパ50を通過した下膳トレイT上に食器類
が残ることはない。
【0019】
【発明の効果】以上要するに、本発明による下膳トレイ
の自動反転装置においては、移送中に下膳トレイが反転
して下膳トレイから食器類が自動的にトラフに滑落する
ようにしたため、人手が不要になって省力化を図ること
ができる。また、当該装置は、フレーム台と搬送無端ベ
ルトと傾斜無端ベルトと駆動装置とガイドレール(必要
に応じてストッパも加わる)によって構成されていて、
その構成がシンプルであるため、安価に製造することが
できるとともに、保守・点検も容易に行うことができ
る。また、下膳トレイを搬送する手段として無端ベルト
を使用しているため、運転騒音が少ないといった利点も
ある。また、当該装置においては、傾斜無端ベルトの山
部に対応する搬送無端ベルトとガイドレール間の隙間が
搬送方向に向けて順次小さくなるようにして、傾斜して
いる下膳トレイの下側が順次上方に持ち上げられるよう
にしたため、下膳トレイの下側とガイドレールによって
形成される段差が小さくなってこの段差に食器類が引っ
掛からなくなり、下膳トレイから食器類をトラフに向け
て的確に滑落させることができる。また、ストッパを傾
斜無端ベルトにおける下降傾斜部の山部側端部に対応す
るガイドレール上に配置した場合には、傾斜している下
膳トレイから滑落しないで残存する食器類がストッパと
係合して止められ下膳トレイの後端縁の立ち上がり部分
にてトラフに向けて押し出されるいった作動が得られ
て、下膳トレイ上に水等により付着していて傾斜では落
ちない食器類をもトラフに向けて的確に滑落させること
ができる。また、搬送無端ベルトと傾斜無端ベルトの搬
入部位にこれら両ベルトと同期して回転する搬入補助プ
ーリを設けた場合には、下膳トレイの搬入が助けられ
て、下膳トレイの搬入が円滑にかつ確実に行われ、当該
部位にて下膳トレイが重なり合うのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による下膳トレイの自動反転装置の一
実施例を示す平面図である。
【図2】 同正面図である。
【図3】 図1の3−3線に沿った拡大断面図である。
【図4】 図1の4−4線に沿った拡大断面図である。
【図5】 図1の5−5線に沿った拡大断面図である。
【図6】 本発明による下膳トレイの自動反転装置を含
む下膳トレイの処理装置を概略的に示す平面図である。
【符号の説明】
10・・・フレーム台、21・・・搬送無端ベルト、2
2・・・傾斜無端ベルト、22a・・・上昇傾斜部、2
2b・・・下降傾斜部、22c…山部、27…ガイドプ
ーリ、30・・・駆動装置、40・・・ガイドレール、
50…ストッパ、T・・・下膳トレイ、A・・・下膳ト
レイの自動反転装置、B・・・コンベア装置、C・・・
トラフ、S…隙間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/22 - 47/32 B65G 47/38 B65G 47/94 - 47/96

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラフの一側に設置されるフレーム台
    と、このフレーム台のトラフ側に略水平状態にて配置さ
    れて前記トラフに沿って延在し下膳トレイの一側を支承
    して搬送する搬送無端ベルトと、上昇傾斜部と下降傾斜
    部とこれら両傾斜部間の山部を有して前記フレーム台の
    反トラフ側に配置されて前記トラフに沿って延在し前記
    下膳トレイの他側を支承して搬送しその搬送前期に前記
    上昇傾斜部にて前記下膳トレイの他側を順次上方に持ち
    上げて前記下膳トレイを所定量傾斜させまた搬送後期に
    前記下降傾斜部にて前記下膳トレイの他側を順次下方に
    持ち下げて前記下膳トレイを略水平状態とする傾斜無端
    ベルトと、前記搬送無端ベルトと前記傾斜無端ベルトを
    延在方向にて略同じ送り速度にて駆動させる駆動装置
    と、前記搬送無端ベルトの前記トラフ側にて前記フレー
    ム台に設けられて傾斜状態の前記下膳トレイの一端を滑
    動可能に支えるガイドレールとを備えて、コンベア装置
    によって搬入される下膳トレイをその上に載せた食器類
    とともにトラフの一側に沿って移送させ、その移送中に
    前記下膳トレイを反転させて前記食器類を前記下膳トレ
    イから前記トラフに滑落させるようにしてなる下膳トレ
    イの自動反転装置であって、前記傾斜無端ベルトの前記
    山部に対応する前記搬送無端ベルトと前記ガイドレール
    間の隙間が搬送方向に向けて順次小さくなるようにした
    下膳トレイの自動反転装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送無端ベルトに沿って順次配置さ
    れて前記搬送無端ベルトを支承する多数のガイドプーリ
    を搬送方向に向けて前記ガイドレールに順次近接させる
    ことにより前記隙間が小さくなるようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載の下膳トレイの自動反転装置。
  3. 【請求項3】 前記傾斜無端ベルトにおける下降傾斜部
    の山部側端部に対応する前記ガイドレール上に、傾斜し
    て搬送される下膳トレイ上に残存する食器類と係合して
    同食器類を止めるストッパを設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の下膳トレイの自動反転装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送無端ベルトと前記傾斜無端ベル
    トの搬入部位にこれら両ベルトと同期して回転する搬入
    補助プーリを設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    下膳トレイの自動反転装置。
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