JPH0936156A - ゲートブレイク装置およびゲートブレイク方法 - Google Patents

ゲートブレイク装置およびゲートブレイク方法

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JPH0936156A
JPH0936156A JP7189318A JP18931895A JPH0936156A JP H0936156 A JPH0936156 A JP H0936156A JP 7189318 A JP7189318 A JP 7189318A JP 18931895 A JP18931895 A JP 18931895A JP H0936156 A JPH0936156 A JP H0936156A
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break
frame
runner
resin
gate
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JP7189318A
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Hiroki Saegusa
寛樹 三枝
Junji Sakakibara
純二 榊原
Takehiko Ikegami
武彦 池上
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂封止済みリードフレームの移動機能を備
え、装置コストを低減し、ゲートブレイクに要する時間
を短縮することが可能なゲートブレイク装置および、当
該ゲートブレイク装置に適したゲートブレイク方法を提
供する。 【解決手段】 複数のブレイクピン301と、半導体パ
ッケージ101に対応して配置されたパッケージ用吸着
パッド304と、フレームユニットの個々のカル103
に対応して配置された複数のカル用吸着パッド305と
を備え、ブレイクピン301はブレイクピン取付板30
2とブレイクピン押え板303とによって固定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂封止済みリード
フレームのゲートブレイク装置およびゲートブレイク方
法に関し、特に、ゲートブレイクに要する時間を短縮す
ることが可能なゲートブレイク装置およびゲートブレイ
ク方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リードフレームの樹脂封止成形において
は、カル、ランナ、ゲートといった不要部分が必然的に
形成されることになる。これらを除去するための装置が
ゲートブレイク装置である。
【0003】図10に従来のゲートブレイク装置の構成
を示す。図10において樹脂封止成形された樹脂封止済
みリードフレーム1がブレイク台2の上に載置されてい
る。樹脂封止済みリードフレーム1は、半導体パッケー
ジ11を有するフレーム12の他に、カル13、ランナ
14、ゲート15などの不要部分を備えた状態にあり、
カル13はカル受台21とカル押え22に挟まれて固定
された状態にある。そして、樹脂封止済みリードフレー
ム1は、ブレイク台2に垂直に設けられた複数の位置決
めピン23によって位置を規制されている。
【0004】なお、ブレイク台2は基台24の上部に載
置され、ブレイク台2の上部にはブレイクユニット3が
配置されている。
【0005】ブレイクユニット3は、樹脂封止済みリー
ドフレーム1の所定位置に対応して配置された複数のブ
レイクピン31を備え、ブレイクピン31はブレイクピ
ン取付板32とブレイクピン押え板33とによって固定
されている。なお、ブレイクピン31はカル13から遠
い位置にあるものほど、長さが長くなるように構成され
ている。
【0006】ここで、樹脂封止済みリードフレーム1の
所定位置とは、カル13、ランナ14、ゲート15を除
去するためにフレーム12に予め設けられたブレイク領
域BPであり、一般的にゲート15の近傍のランナ14
の上部を指し、当該部分のフレーム12には予めブレイ
クピン31のピン径以上の開口部を設けてある。樹脂封
止成形によってこの開口部は樹脂で満たされることにな
るが、ブレイクピン31側から見ると、フレーム12の
表面に開口部の形状に樹脂面が露出した領域として認め
られる。
【0007】次に、図10および図11を用いて動作に
ついて説明する。まず、樹脂封止済みリードフレーム1
は図示しない樹脂封止装置から、図示しない搬送装置に
より搬送されてきてブレイク台2の上に載置されるが、
その際に樹脂封止済みリードフレーム1のフレーム12
に予め設けられた位置決め用の孔に位置決めピン23を
挿入することで樹脂封止済みリードフレーム1の位置が
規制されることになる。
【0008】リードフレーム1の位置が定まると、カル
13はカル受台21の上に位置することになり、カル押
え22が下降してカル13をカル受台21とカル押え2
2とで挟んで固定する。
【0009】カル13の固定が完了するとブレイクユニ
ット3が下降を開始し、カル13から最も遠い位置にあ
るブレイクピン31がフレーム12のブレイク領域BP
に達し、さらに下降することで順次他のブレイクピン3
1がブレイク領域BPに達して、フレーム12の表面に
露出した樹脂面を押下げ、ゲート15をフレーム12か
ら剥離するとともにランナ14を剥離する。
【0010】ゲート15およびランナ14が剥離された
状態でさらにブレイクピン31を下降させると、カル1
3が固定されているのでランナ14とカル13の境界部
分でランナ14が破断し、ゲート15およびフレーム1
2が樹脂封止済みリードフレーム1から分離することに
なる。
【0011】ここで、図11にゲート15およびランナ
14の分離後の状態を示す。ブレイク台2および基台2
4には分離したゲート15およびランナ14を落下させ
るための切欠き部が設けられており、分離したゲート1
5およびランナ14はブレイク台2および基台24内部
を通過して図示しない収容容器に自動的に収容されるこ
とになる。一方、カル12はカル受台21とカル押え2
2とで挟まれた状態で残り、ブレイク台2上には半導体
パッケージ11とフレーム12が残ることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のゲートブレイク
装置は以上のように構成されているので、樹脂封止済み
リードフレーム1をブレイク台2の上に載置するには、
樹脂封止済みリードフレーム1を樹脂封止装置から搬送
装置を用いてブレイク台2の上部まで移動させ、さら
に、フレーム12に予め設けられた位置決め用の孔に位
置決めピン23を挿入するように樹脂封止済みリードフ
レーム1を下降させる必要があった。
【0013】従って、ブレイクユニット3とは別に樹脂
封止済みリードフレーム1を搬送するための搬送装置が
必要であった。ここで、位置決めピン23と位置決め用
の孔との位置関係は厳密に定められており、樹脂封止装
置からの取り出しの際や、搬送の途中で樹脂封止済みリ
ードフレーム1の位置がずれた場合には、位置決め用の
孔に位置決めピン23を挿入することができなくなるの
で、搬送装置には高い精度が要求され構造的にも複雑と
なり、装置のコストが増加するとともに、樹脂封止済み
リードフレーム1の位置決めに時間がかかり、ゲートブ
レイクに要する時間が長くなるという問題があった。
【0014】また、分離したゲート15およびランナ1
4はブレイク台2および基台24内部を通過して収容容
器に自動的に収容されるが、カル12はカル受台21上
に残ることになり、次の樹脂封止済みリードフレーム1
の加工を行うためにはカル12を排除するための工程お
よびそのための機構が必要であり、装置のコストが増加
するという問題があった。
【0015】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、樹脂封止済みリードフレームの移
動機能を備え、装置のコストを低減して、ゲートブレイ
クに要する時間を短縮することが可能なゲートブレイク
装置を得るとともに、当該ゲートブレイク装置に適した
ゲートブレイク方法を提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載のゲートブレイク装置は、樹脂封止成形された樹脂封
止済みリードフレームを載置するブレイク台と、前記樹
脂封止済みリードフレームのフレーム下面に密着形成さ
れた複数のランナを前記フレームの上面側から押下げ、
前記ランナおよび前記ランナから前記フレーム下面に密
着して複数の半導体パッケージにつながる複数のゲート
を剥離するブレイクユニットとを有するゲートブレイク
装置において、前記ブレイクユニットが、前記ランナを
押下げるランナ押下手段と、前記樹脂封止済みリードフ
レームを真空吸着する真空吸着手段と、前記ランナ押下
手段および前記真空吸着手段を水平および垂直方向に移
動させる移動手段とを備え、前記ブレイク台の上面に、
上に開いたテーパ面を個々に有し、前記テーパ面が内側
を向いて前記フレームの外形寸法に合わせて前記フレー
ムを取り囲むように配置された複数のフレームガイドが
設けられ、前記ランナおよび前記ゲートの輪郭形状に合
致し、前記ブレイク台の上面から下面に達するランナ用
切り欠き溝およびゲート用切り欠き溝が形成されてい
る。
【0017】本発明に係る請求項2記載のゲートブレイ
ク装置は、前記真空吸着手段が、前記樹脂封止済みリー
ドフレームの複数のカルを吸着するカル用真空吸着手段
と、前記複数の半導体パッケージの主面を吸着するパッ
ケージ用真空吸着手段とを備えている。
【0018】本発明に係る請求項3記載のゲートブレイ
ク装置は、前記カル用真空吸着手段が、伸縮性を有する
真空排気管を備えている。
【0019】本発明に係る請求項4記載のゲートブレイ
ク装置は、前記ブレイクユニットが、前記ブレイク台上
に載置された前記樹脂封止済みリードフレームの前記フ
レームを、前記ブレイク台の前記上面との間で挟み込ん
で位置を規制するフレーム押えを備え、前記ブレイク台
は前記樹脂封止済みリードフレームを載置した場合に、
前記半導体パッケージが位置する部分に、前記半導体パ
ッケージを非接触で収容する凹部を備えている。
【0020】本発明に係る請求項5記載のゲートブレイ
ク装置は、前記フレームの前記複数のゲート近傍の前記
ランナ上部には前記ランナの樹脂面が円形に露出した円
形ブレイク領域をそれぞれ有し、前記ランナ押下手段
は、前記円形ブレイク領域の形状に合わせたランナ押下
ピンを備えている。
【0021】本発明に係る請求項6記載のゲートブレイ
ク装置は、前記フレームの前記複数のゲート近傍の前記
ランナ上部には前記ランナの樹脂面が四角形に露出した
四角形ブレイク領域をそれぞれ有し、前記ランナ押下手
段は、前記四角形ブレイク領域の形状に合わせた形状の
ランナ押下ピンを備えている。
【0022】本発明に係る請求項7記載のゲートブレイ
ク方法は、前記真空吸着手段により前記樹脂封止済みリ
ードフレームを真空吸着した状態で、前記ブレイク台の
上面の前記複数のフレームガイドで取り囲まれた領域の
上部に移動する工程(a)と、前記樹脂封止済みリードフ
レームの真空吸着を解除し、前記フレームガイドの前記
テーパ面に沿って前記樹脂封止済みリードフレームを落
下させて前記ブレイク台上に載置する工程(b)と、前記
真空吸着手段を下降させて前記樹脂封止済みリードフレ
ームに接触させて前記樹脂封止済みリードフレームの位
置を規制する工程(c)と、前記ランナ押下手段により前
記フレーム下面に密着形成された複数のランナを前記フ
レームの上面側から押下げ、前記ランナおよび前記ラン
ナから前記フレーム下面に密着して複数の半導体パッケ
ージにつながる複数のゲートを剥離し、前記ランナ用切
り欠き溝および前記ゲート用切り欠き溝内を落下させ、
前記ランナにつながるカルとともに除去する工程(d)と
を備えている。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明に係るゲートブレイク装置
の実施の形態の一例を図1〜図9を用いて説明する。図
1は本発明に係るゲートブレイク装置に適した、樹脂封
止済みリードフレーム10の構成を示す斜視図である。
【0024】<A.樹脂封止済みリードフレームの構成
>図1において、円盤形状のカル103の端縁部の2カ
所から互いに平行に延在する2本のランナ104がフレ
ーム102の下面に密着している。2本のランナ104
のそれぞれの対向しない一方の側面からは、3つずつの
ゲート105が延在しており、ゲート105の端部はそ
れぞれ半導体パッケージ101に接続されている。従っ
て、1つのカル103から延在する2本のランナ104
には6個の半導体パッケージ101が接続されているこ
とになる。このような構成を便宜的にフレームユニット
と呼称する。
【0025】樹脂封止済みリードフレーム10は、多数
のフレームユニットが1枚の矩径のフレーム102の長
辺方向に並列に配置されており、複数の半導体パッケー
ジ101が規則正しく配列された、いわゆる多列フレー
ムとなっている。
【0026】ここで、ランナ104およびゲート105
は、フレーム102上に形成された半導体集積回路を樹
脂封止成形して半導体パッケージ101を形成する際
の、金型に設けられた樹脂の経路に残留した樹脂であ
り、樹脂の経路の形状を反映した形状となっている。ま
た、カル103は樹脂の入り口に残留した樹脂により形
成され、カル103、ランナ104、ゲート105およ
び半導体パッケージ101は一体で形成されている。
【0027】また、ゲート105の近傍のランナ104
の上部に位置するフレーム102には、ブレイクピンの
ピン径以上の開口孔が予め設けてあり、樹脂封止成形に
よりこの開口孔も樹脂で満たされ、樹脂封止後はフレー
ム102の表面に円形に樹脂が露出した樹脂露出領域と
なっている。これが、ブレイク領域BPである。
【0028】<B.ブレイクユニットの構成>次に、図
2および図3を用いて搬送機構を備えたブレイクユニッ
トの構成を説明する。図2に、樹脂封止済みリードフレ
ーム10の搬送状態にあるブレイクユニット30を示
す。なお、図2は樹脂封止済みリードフレーム10の短
辺方向でのブレイクユニット30の断面図である。
【0029】図2において、ブレイクユニット30は樹
脂封止済みリードフレーム10のブレイク領域BPに対
応して配置された複数のブレイクピン301と、半導体
パッケージ101に対応して配置されたパッケージ用吸
着パッド304と、フレームユニットの個々のカル10
3に対応して配置された複数のカル用吸着パッド305
とを備え、ブレイクピン301はブレイクピン取付板3
02とブレイクピン押え板303とによって固定されて
いる。また、フレーム102を固定するためのフレーム
押え306を備えている。
【0030】なお、ブレイクピン301の形状は円柱で
あり、カル103から遠い位置にあるものほど、長さが
長くなるように構成されている。長さの変化の度合い
は、それぞれのブレイクピン301の先端の中心を直線
で結んだ場合に、その直線と水平面とのなす角度が約6
〜8゜となるように決定される。この構成により、ブレ
イク時のゲート105の未剥離部分を最小限におさえる
ことが可能となる。
【0031】ここで、パッケージ用吸着パッド304お
よびカル用吸着パッド305はどちらも真空吸着により
目的物を吸着するものであり、目的物に直に接触する吸
着口304Sおよび305Sと、吸着口に接続される真
空チューブ304Tおよび305Tを有している。な
お、パッケージ用吸着パッド304の真空チューブ30
4Tには伸縮性は要求されないが、カル用吸着パッド3
05の真空チューブ305Tには後に説明する理由によ
りチューブ長手方向の伸縮性が要求されるので、長手方
向に伸縮するチューブ、例えばコルゲートチューブなど
が使用される。
【0032】ブレイクユニット30は上下(垂直)方向
の移動だけでなく、平面(水平)方向の移動(移動機構
は図示せず)もできるように構成されているので、樹脂
封止済みリードフレーム10をパッケージ用吸着パッド
304およびカル用吸着パッド305に吸着させて図示
しない樹脂封止装置から取り出し、樹脂封止済みリード
フレーム10を吸着した状態で平面移動してゲートブレ
イク装置の所定位置に搬送することができる。
【0033】図3に、樹脂封止済みリードフレーム10
の搬送状態にあるブレイクユニット30を樹脂封止済み
リードフレーム10のカル103が配置された側とは反
対の長辺方向から見た図を示す。
【0034】図2および図3において、ブレイクピン3
01は樹脂封止済みリードフレーム10に設けられた全
てのフレームユニットのブレイク領域BPに対応して配
置されていることがわかる。なお、図2は図3における
A−A線での矢視断面図に相当する。
【0035】<C.ブレイク台の構成>次に、図4を用
いてブレイク台の構成について説明する。図4にブレイ
ク台20の斜視図を示す。ブレイク台20の外形形状は
矩形であり、樹脂封止済みリードフレーム10の個々の
フレームユニットのランナ104およびゲート105の
輪郭形状に合わせたランナ用切り欠き溝201aおよび
ゲート用切り欠き溝201bを備えている。
【0036】なお、図4はブレイク台20の両端部近傍
の部分斜視図であり他の部分は省略されているが、実際
には同様のランナ用切り欠き溝201aおよびゲート用
切り欠き溝201bがフレームユニットの個数に合わせ
て形成されていることは言うまでもない。
【0037】ここで、ランナ用切り欠き溝201aは、
ブレイク台20の短辺方向に延在する第1凸部202に
沿って、ブレイク台20の短辺方向の端部から中央にか
けて設けられており、ゲート用切り欠き溝201bは第
1凸部202の左側に沿って形成された第1凹部203
に設けられている。
【0038】また、第1凹部203の左側に沿って第2
凸部204が形成され、第2凸部204の左側に沿って
第2凹部205が形成されている。そして、第2凹部2
05の左側に沿って再び第1凸部202が形成されてい
るように、ブレイク台20は凹部、凸部が繰り返し形成
された構成となっている。
【0039】なお、ランナ用切り欠き溝201aおよび
ゲート用切り欠き溝201bの直下のブレイク台20内
には切り欠き部201cが設けられ、ランナ用切り欠き
溝201aおよびゲート用切り欠き溝201bは切り欠
き部201cに接続する構成となっている。
【0040】図1を用いて説明した樹脂封止済みリード
フレーム10をブレイク台20の上に載置すると、ラン
ナ104はランナ用切り欠き溝201aに挿入され、ゲ
ート105はゲート用切り欠き溝201bの上部に位置
することになる。そして、半導体パッケージ101は、
第1凹部203、第2凸部204、第2凹部205の上
部に渡って位置することになる。ここで、第2凸部20
4の高さは半導体パッケージ101の主面が接触しない
ように第1凸部202よりも低く形成されている。
【0041】また、樹脂封止済みリードフレーム10を
ブレイク台20の上に載置した場合にカル103側とな
るブレイク台20の長辺側の端縁部には、第2凸部20
4に接続されるように長辺側第1フレームガイド205
aが形成され、長辺側第1フレームガイド205aに対
向するように所定の間隔をおいて第2凸部204上に長
辺側第2フレームガイド205bが形成されている。
【0042】長辺側第1フレームガイド205aおよび
長辺側第2フレームガイド205bは、互いに向き合っ
た面が上に開いたテーパ面となっており、両者のテーパ
面の最下部、すなわち第2凸部204の上面と接する部
分の間隔は、フレーム102の短辺の長さに合わせると
ともに、樹脂封止済みリードフレーム10を載置した場
合に、位置ずれが発生しないような寸法公差となるよう
に決定される。
【0043】また、ブレイク台20の短辺側端縁部20
6上には、短辺側第1フレームガイド206aおよび短
辺側第2フレームガイド206bが形成されている。短
辺側第1フレームガイド206aおよび短辺側第2フレ
ームガイド206bは、互いに向き合った面が上に開い
たテーパ面となっており、両者のテーパ面の最下部、す
なわちブレイク台20の短辺側の端縁部と接する部分の
間隔は、フレーム102の長辺の長さに合わせるととも
に、樹脂封止済みリードフレーム10を載置した場合
に、位置ずれが発生しないような寸法公差となるように
決定される。
【0044】<D.ブレイクユニットの動作>次に図5
〜図7を用いてブレイクユニット30の動作について説
明する。ここで、図5〜図7は樹脂封止済みリードフレ
ーム10の短辺方向からブレイクユニット30を見た場
合の概略図であり、部分破断図となっている。
【0045】真空吸着によって、図示しない樹脂封止装
置から樹脂封止済みリードフレーム10を取り出したブ
レイクユニット30は、樹脂封止済みリードフレーム1
0を吸着した状態で平面移動し、図5に示すようにゲー
トブレイク装置のブレイク台20の上部に達する。な
お、図5において、ブレイクユニット30は移動板50
に取付られており、移動板50は水平および垂直移動の
ための移動機構(図示せず)に接続されており、移動板
50の水平および垂直移動に伴ってブレイクユニット3
0が水平および垂直移動する。
【0046】図5においてブレイク台20は基台240
の上に設けられている。基台240はブレイク台20の
ランナ用切り欠き溝201aおよびゲート用切り欠き溝
201bにつながる切り欠き部201cに対応した位置
およびカル103に対応した位置を切り欠いた構造とな
っている。
【0047】ここで、樹脂封止済みリードフレーム10
は、カル103が長辺側第1フレームガイド205a側
となるように、そして、フレーム102が長辺側第1フ
レームガイド205aおよび長辺側第2フレームガイド
205b、短辺側第1フレームガイド206aおよび短
辺側第2フレームガイド206bに囲まれた領域にほぼ
合致するように配置される。
【0048】次に、図6に示すように、パッケージ用吸
着パッド304およびカル用吸着パッド305による吸
着を解除して樹脂封止済みリードフレーム10を落下さ
せる。
【0049】なお、図においては樹脂封止済みリードフ
レーム10はフレームガイドのさらに上部から落下させ
る図になっているが、実際にはリードフレーム10をフ
レームガイドの近傍まで移動させた後吸着を解除する。
【0050】樹脂封止済みリードフレーム10は、長辺
がブレイク台20の長辺側第1フレームガイド205a
および長辺側第2フレームガイド205bのテーパ面
に、短辺が短辺側第1フレームガイド206aおよび短
辺側第2フレームガイド206bのテーパ面に沿って落
下しブレイク台20の主面上に達する。
【0051】上記それぞれのフレームガイドのテーパ面
の最下部の位置は、フレーム102の長短辺の長さに合
わせ、樹脂封止済みリードフレーム10を載置した場合
に、位置ずれが発生しないような寸法公差となるように
決定されているので、フレーム102がブレイク台20
の主面上に達した時点で樹脂封止済みリードフレーム1
0の位置決めは完了している。すなわち、ブレイク台2
0のランナ用切り欠き溝201a内およびゲート用切り
欠き溝201bの上部には、それぞれ樹脂封止済みリー
ドフレーム10のランナ104およびゲート105が位
置することになる。
【0052】次に、ブレイクユニット30が下降して、
パッケージ用吸着パッド304およびカル用吸着パッド
305が、それぞれ半導体パッケージ101およびカル
103に接触することになる。ただし、このときは真空
吸着は行わず、単にそれぞれの吸着口304および30
5Sが接触している状態である。このように、パッケー
ジ用吸着パッド304およびカル用吸着パッド305が
半導体パッケージ101およびカル103に接触するの
は、次のゲートブレイクの工程において、樹脂封止済み
リードフレーム10の位置がずれることを防ぐために、
樹脂封止済みリードフレーム10の位置を規制するため
である。なお、樹脂封止済みリードフレーム10の位置
規制は後に説明するフレーム押え306によっても達成
される。
【0053】次に、図7に示すように、ブレイクユニッ
ト30のブレイクピン取付板302が下降することでブ
レイクピン301が下降し、その先端部がフレーム10
2のブレイク領域BPに達し、フレーム102の表面に
露出した樹脂面を押下げてゲート105をフレーム10
2から剥離するとともにランナ104を剥離する。
【0054】ここで、ブレイクピン301はカル103
から遠い位置にあるものほど、長さが長くなるように構
成されているので、カル103から最も遠い位置のもの
が、最初に樹脂面を押下げることになる。この場合、カ
ル103部分はやや浮き上がるような状態になるが、カ
ル用吸着パッド305の真空チューブ305Tはチュー
ブ長手方向に伸縮性を有しているので、カル103部分
の浮き上がりによる上方への力が吸収されることにな
る。
【0055】もし、カル用吸着パッド305の真空チュ
ーブ305Tが伸縮性を有していないと、浮き上がった
カル103の上方への力の反作用によりカル103が下
方向に押されることになり、カル103部分が折れた
り、カル103に近い側のゲート105が中途半端に剥
離して、ゲート105が部分的に残るといったことにな
る。
【0056】ブレイクピン301がさらに下降すると、
全てのゲート105およびランナ104が剥離してカル
103とともに落下し、ランナ用切り欠き溝201aお
よびゲート用切り欠き溝201bから切り欠き部201
cを通過し、さらに基台240内を通過して、図示しな
い収容箱に収容される。従って、ブレイク台20の主面
上にはフレーム102および半導体パッケージ101が
残ることになる。
【0057】ここで、フレーム押え306の機能につい
て説明する。図8に、フレーム押え306およびブレイ
ク台20を樹脂封止済みリードフレーム10のカル10
3が配置された側とは反対の長辺方向から見た場合の部
分拡大図を示す。なお、ランナ104およびゲート10
5などは省略してある。
【0058】図8において、先に説明したようにブレイ
ク台20の第2凸部204の高さは第1凸部202より
も低く形成されているので、半導体パッケージ101の
主面は第2凸部204に接触していない。そして、フレ
ーム押え306は半導体パッケージ101に対応する部
分に、半導体パッケージ101を覆う溝部306aを複
数備え、溝部間が凸部306bとなっている。溝部30
6aにはパッケージ用吸着パッド304を備え、パッケ
ージ用吸着パッド304が半導体パッケージ101の主
面に接触すると、凸部306bはフレーム102の主面
に接触し、ブレイク台20の主面(第1凸部202な
ど)とでフレーム102を挟み込んで、フレーム102
の位置を規制することになる。従って、ゲートブレイク
工程の途中で樹脂封止済みリードフレーム10が移動
し、半導体パッケージ101がブレイク台20のいずれ
かに接触して破損することが防止される。
【0059】なお、図4に示すブレイク台20は第2凸
部204を備えた構成であるが、これは、フレーム10
2の撓みを限定するためのものであり、第2凸部204
は必ずしも必要ではなく、第1凹部203と第2凹部2
05が続いている構成でも良い。
【0060】最後に、半導体パッケージ101を再度吸
着してフレーム102とともに持ち上げて、ブレイク台
20の主面上から移動させることでゲートブレイク工程
が終了する。
【0061】<E.樹脂封止済みリードフレームの変形
例>図1を用いて説明した樹脂封止済みリードフレーム
10は、フレーム102の表面に円形に樹脂が露出した
ブレイク領域BPを有した構成であったが、ブレイク領
域BPの平面視形状は円形である必要はなく、ブレイク
ピン301を通過させることができるのであれば4角形
状でも良い。
【0062】図9にブレイク領域BPの平面視形状が4
角形である場合の一例を示す。図9においてカル103
に最も近いゲート105の近傍のランナ104の上部に
第1ブレイク領域110が4角形状で形成され、続く2
つのゲート105の近傍のランナ104の上部に渡って
第2ブレイク領域111が4角形状で形成されている。
【0063】このような形状のブレイク領域に対して
は、図2を用いて説明したブレイクユニット30のブレ
イクピン301のような円柱形状のブレイクピンを用い
ても良いが、第1ブレイク領域110および第2ブレイ
ク領域111の平面視形状に合致した、四角柱形状のブ
レイクピンを用いても良い。
【0064】また、樹脂封止済みリードフレーム10
は、1本のランナ104から3つずつのゲート105が
延在し、ゲート105の端部にはそれぞれ半導体パッケ
ージ101が接続された構成であったが、ゲート105
の本数および半導体パッケージ101の個数はこれに限
られるものではない。
【0065】この場合、ブレイクユニットの各吸着パッ
ドの個数、ブレイクピンの本数、ピン径、ブレイク台の
形状などを樹脂封止済みリードフレームに合わせて、す
なわち製品品種に合わせて変更することで多品種のゲー
トブレイクに対応することができる。
【0066】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載のゲートブレ
イク装置によれば、真空吸着手段により樹脂封止済みリ
ードフレームを真空吸着して移動することが可能であ
り、ブレイクユニットが樹脂封止済みリードフレームを
真空吸着して水平に移動する機能を有することになるの
で、例えば樹脂封止装置から樹脂封止済みリードフレー
ムを取り出して移動させるための搬送装置などが不要と
なる。また、ブレイク台の一方の主面上にフレームガイ
ドを備えているので、フレームガイドのテーパ面に沿っ
て樹脂封止済みリードフレームを落下させることで、樹
脂封止済みリードフレームの位置決めが達成されるの
で、位置決めに要する時間が短縮され、半導体装置の製
造効率を高め製造コストを低減するとともに、ブレイク
ユニットの移動手段には高い移動精度が要求されないの
で、構成的に簡略化され、ゲートブレイク装置の小型化
を達成することができる。さらに、ランナおよびゲート
の輪郭形状に合致し他方の主面に達するランナ用切り欠
き溝およびゲート用切り欠き溝を備え、ランナ押下手段
により、フレーム下面に密着したランナおよびゲートを
剥離した後は、ランナおよびゲートがランナ用切り欠き
溝およびゲート用切り欠き溝を通過して落下することに
なるので、ランナおよびゲートとランナにつながるカル
を一度に除去することができるので、ゲートブレイクに
費やす時間を短縮することができる。
【0067】本発明に係る請求項2記載のゲートブレイ
ク装置によれば、真空吸着手段が、カル用真空吸着手段
とパッケージ用真空吸着手段とを備えるので、樹脂封止
済みリードフレームの移動を確実に行うことができるの
で、移動時における樹脂封止済みリードフレームの位置
ずれに伴う不具合を防止することができる。
【0068】本発明に係る請求項3記載のゲートブレイ
ク装置によれば、カル用真空吸着手段が、伸縮性を有す
る真空排気管を備えているので、ランナの押下げに際し
てカルが浮き上がるような場合にカルに圧力が加わるこ
とが防止されるので、カルに圧力が加わった場合に発生
するゲートの中途半端な剥離や、カルのみの脱落を防止
することができる。
【0069】本発明に係る請求項4記載のゲートブレイ
ク装置によれば、樹脂封止済みリードフレームをブレイ
ク台に載置した場合に、半導体パッケージが非接触で凹
部に収容されるとともに、フレーム押えによりフレーム
の位置が規制されるので、ランナの押下げに際して半導
体パッケージの位置がずれてブレイク台に接触すること
が防止されるので、半導体パッケージの破損が防止さ
れ、半導体装置の製造歩留まりを向上することができ
る。
【0070】本発明に係る請求項5記載のゲートブレイ
ク装置によれば、樹脂封止済みリードフレームの円形ブ
レイク領域を、円形ブレイク領域の形状に合わせた形状
のランナ押下ピンが押下げるので、ランナおよびゲート
の剥離が効果的に実行されるので、剥離の失敗を低減し
て半導体装置の製造歩留まりを向上することができる。
【0071】本発明に係る請求項6記載のゲートブレイ
ク装置によれば、樹脂封止済みリードフレームのブレイ
ク領域が四角形であるので、ブレイク領域の寸法の裕度
が増し、複数のゲートに渡るブレイク領域を形成し、ラ
ンナ押下手段のランナ押下ピンを四角形ブレイク領域の
形状に合わせることで、ランナ押下ピンの個数を削減す
ることができ、ゲートブレイク装置の製造装置を削減で
きる。
【0072】本発明に係る請求項7記載のゲートブレイ
ク方法によれば、工程(a)および工程(b)により樹脂封
止済みリードフレームをブレイク台上に位置決めして載
置することが容易に達成され、工程(c)および工程(d)
により樹脂封止済みリードフレームの位置を規制した状
態でランナおよびゲートの剥離が達成され、ランナおよ
びゲートとランナにつながるカルが一度に除去されるこ
とになるので、位置決めに要する時間が短縮され、半導
体装置の製造効率を高め製造コストを低減するととも
に、ランナおよびゲートとランナにつながるカルを一度
に除去することができるので、ゲートブレイクに費やす
時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るゲートブレイク装置に適した、
樹脂封止済みリードフレームの構成を示す斜視図であ
る。
【図2】 本発明に係るゲートブレイク装置のブレイク
ユニットの構成を示す図である。
【図3】 本発明に係るゲートブレイク装置のブレイク
ユニットの構成を示す図である。
【図4】 本発明に係るゲートブレイク装置のブレイク
台の構成を示す図である。
【図5】 本発明に係るゲートブレイク装置のゲートブ
レイクの工程を説明する図である。
【図6】 本発明に係るゲートブレイク装置のゲートブ
レイクの工程を説明する図である。
【図7】 本発明に係るゲートブレイク装置のゲートブ
レイクの工程を説明する図である。
【図8】 本発明に係るゲートブレイク装置のフレーム
押えの構成を示す図である。
【図9】 本発明に係るゲートブレイク装置に適した、
樹脂封止済みリードフレームの他の構成を示す図であ
る。
【図10】 従来のゲートブレイク装置のゲートブレイ
クの工程を説明する図である。
【図11】 従来のゲートブレイク装置のゲートブレイ
クの工程を説明する図である。
【符号の説明】
10,10A 樹脂封止済みリードフレーム、101
半導体パッケージ、102 フレーム、103 カル、
104 ランナ、105 ゲート、BP ブレイク領
域、30 ブレイクユニット 301 ブレイクピン、
302 ブレイクピン取付板302、303 ブレイク
ピン押え板、304 パッケージ用吸着パッド、305
カル用吸着パッド、306 フレーム押え、304
S,305S吸着口、304T,305T 真空チュー
ブ、110 第1ブレイク領域、111 第2ブレイク
領域、20 ブレイク台、201a ランナ用切り欠き
溝、201bゲート用切り欠き溝、201c 切り欠き
部、202 第1凸部、203 第1凹部、204 第
2凸部、205 第2凹部、206短辺側端縁部、20
5a 長辺側第1フレームガイド、205b 長辺側第
2フレームガイド、206a 短辺側第1フレームガイ
ド、206b 短辺側第2フレームガイド、50 移動
板、240 基台。
フロントページの続き (72)発明者 池上 武彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂封止成形された樹脂封止済みリード
    フレームを載置するブレイク台と、前記樹脂封止済みリ
    ードフレームのフレーム下面に密着形成された複数のラ
    ンナを前記フレームの上面側から押下げ、前記ランナお
    よび前記ランナから前記フレーム下面に密着して複数の
    半導体パッケージにつながる複数のゲートを剥離するブ
    レイクユニットとを有するゲートブレイク装置におい
    て、 前記ブレイクユニットは、 前記ランナを押下げるランナ押下手段と、 前記樹脂封止済みリードフレームを真空吸着する真空吸
    着手段と、 前記ランナ押下手段および前記真空吸着手段を水平およ
    び垂直方向に移動させる移動手段とを備え、 前記ブレイク台の上面には、上に開いたテーパ面を個々
    に有し、前記テーパ面が内側を向いて前記フレームの外
    形寸法に合わせて前記フレームを取り囲むように配置さ
    れた複数のフレームガイドが設けられ、 前記ランナおよび前記ゲートの輪郭形状に合致し、前記
    ブレイク台の上面から下面に達するランナ用切り欠き溝
    およびゲート用切り欠き溝が形成されたゲートブレイク
    装置。
  2. 【請求項2】 前記真空吸着手段は、前記樹脂封止済み
    リードフレームの複数のカルを吸着するカル用真空吸着
    手段と、 前記複数の半導体パッケージの主面を吸着するパッケー
    ジ用真空吸着手段とを備える請求項1記載のゲートブレ
    イク装置。
  3. 【請求項3】 前記カル用真空吸着手段は、伸縮性を有
    する真空排気管を備える請求項2記載のゲートブレイク
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ブレイクユニットは、前記ブレイク
    台上に載置された前記樹脂封止済みリードフレームの前
    記フレームを、前記ブレイク台の前記上面との間で挟み
    込んで位置を規制するフレーム押えを備え、 前記ブレイク台は前記樹脂封止済みリードフレームを載
    置した場合に、前記半導体パッケージが位置する部分
    に、前記半導体パッケージを非接触で収容する凹部を備
    える請求項1記載のゲートブレイク装置。
  5. 【請求項5】 前記フレームの前記複数のゲート近傍の
    前記ランナ上部には前記ランナの樹脂面が円形に露出し
    た円形ブレイク領域をそれぞれ有し、 前記ランナ押下手段は、前記円形ブレイク領域の形状に
    合わせたランナ押下ピンを備える請求項1記載のゲート
    ブレイク装置。
  6. 【請求項6】 前記フレームの前記複数のゲート近傍の
    前記ランナ上部には前記ランナの樹脂面が四角形に露出
    した四角形ブレイク領域をそれぞれ有し、 前記ランナ押下手段は、前記四角形ブレイク領域の形状
    に合わせた形状のランナ押下ピンを備える請求項1記載
    のゲートブレイク装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のゲートブレイク装置を用
    いたゲートブレイク方法であって、 (a)前記真空吸着手段により前記樹脂封止済みリードフ
    レームを真空吸着した状態で、前記ブレイク台の上面の
    前記複数のフレームガイドで取り囲まれた領域の上部に
    移動する工程と、 (b)前記樹脂封止済みリードフレームの真空吸着を解除
    し、前記フレームガイドの前記テーパ面に沿って前記樹
    脂封止済みリードフレームを落下させて前記ブレイク台
    上に載置する工程と、 (c)前記真空吸着手段を下降させて前記樹脂封止済みリ
    ードフレームに接触させて前記樹脂封止済みリードフレ
    ームの位置を規制する工程と、 (d)前記ランナ押下手段により前記フレーム下面に密着
    形成された複数のランナを前記フレームの上面側から押
    下げ、前記ランナおよび前記ランナから前記フレーム下
    面に密着して複数の半導体パッケージにつながる複数の
    ゲートを剥離し、前記ランナ用切り欠き溝および前記ゲ
    ート用切り欠き溝内を落下させ、前記ランナにつながる
    カルとともに除去する工程とを備えるゲートブレイク方
    法。
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