JPH0935941A - U型フェライトコア - Google Patents

U型フェライトコア

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Publication number
JPH0935941A
JPH0935941A JP18280595A JP18280595A JPH0935941A JP H0935941 A JPH0935941 A JP H0935941A JP 18280595 A JP18280595 A JP 18280595A JP 18280595 A JP18280595 A JP 18280595A JP H0935941 A JPH0935941 A JP H0935941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrite core
gap
shaped ferrite
leg
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18280595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hosozawa
隆司 細沢
Kazuhiro Umemi
和洋 梅實
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP18280595A priority Critical patent/JPH0935941A/ja
Publication of JPH0935941A publication Critical patent/JPH0935941A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 生産性良く、高精度なギャップ寸法を有する
U型フェライトコアを得る。 【解決手段】 2つの脚部とそれらを接続する接続部と
を有するU型フェライトコアにおいて、その各脚部の突
き合わせ面が円弧状に形成されており、前記脚部の最高
部と最底部との差Gが1μm以上であるU型フェライト
コア。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ギャップ付きのU型フ
ェライトコアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のギャップ付きU型フェライトコア
の一例の斜視図を図7に、正面図を図8に示す。このU
型フェライトコア101は、2つの脚部102、103
が形成されており、一方の脚部103は、他方の脚部1
02に対して、短く形成されており、この差Gをギャッ
プと呼んでいる。このギャップは直流重畳特性の調整等
を目的として形成されている。このフェライトコア10
1は、図9に示すように同形状でギャップの形成されて
いないU型フェライトコア104と突き合わせ、一方の
脚部に巻線を施して、コイル・トランスを構成してい
る。また、U型フェライトコアを用いて、ギャップ付の
コイル・トランスを構成する他の手段としては、図10
に示すように、ギャップの形成されていないU型フェラ
イトコア105を、スペーサ106を間に挟んで突き合
わせ、ギャップを構成する場合もある。
【0003】従来のギャップ付きU型フェライトコアで
は、図8に示したように一方の脚部のみにギャップを形
成しなければならない。この場合、2つの脚部の突き合
わせ面を平面研磨して面精度を上げた後、一方の脚部の
みを所定の寸法に研削して、ギャップ加工を施してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このギャップ付きU型
フェライトコアでは、要求される特性に対し、ギャップ
寸法が極めて大きな影響を及ぼす。従って、このギャッ
プ寸法を高精度に得ることが重要である。しかしなが
ら、上記のフェライトコアでは、1個ずつギャップ加工
を行う必要があり、量産性が低いとともに、高精度のギ
ャップ寸法を得るには、十分に工数をかけ、高価な加工
機を用いることが必要であり、コスト高となる。従来で
は、生産性が良く、かつ低コストが達成されるギャップ
付きU型フェライトコアを得ることは困難であった。ま
た、脚部の突き合わせ面間にスペーサを挿入することに
より、ギャップを構成できるが、スペーサの挿入工程が
必要であり、工数が大であった。本発明は、上記のこと
を鑑みて、生産性が高く、高精度なギャップ寸法を得る
ことができるU型フェライトコアを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、2つの脚部と
それらを接続する接続部とを有するU型フェライトコア
において、その各脚部の突き合わせ面が円弧状に形成さ
れており、前記脚部の最高部と最低部との差が1μm以
上であるU型フェライトコアである。
【0006】
【作用】本発明は、U型フェライトコアの突合せ面を円
弧状に形成し、その円弧状面を仮想的に連続する面で達
成し、かつその円弧面を窪んだ形状として、ギャップを
有するフェライトコアを得ている。本発明のコアによれ
ば、コアの形状と円弧の形状が決定されると、ギャップ
寸法は決定される。例えば、一つの連続した研削により
ギャップ形成が可能であり、極めてギャップ寸法が高精
度のギャップ付U型フェライトコアを得ることが出来
る。
【0007】
【実施例】本発明に係る実施例1の斜視図を図1に、図
1の正面図を図2に示す。この実施例のU型フェライト
コア1は、2つの脚部2を有し、その脚部の突き合わせ
面3が円弧状に形成されている。この突合せ面は、円弧
状の仮想線4上に形成されている。そして、脚部2の最
高部と最低部との差Gをギャップとし、このGを1μm
以上形成するものである。この実施例1の形成手段の一
例の模式図を図3、図4に示す。図3は正面図、図4は
側面図である。円形のカップダイヤ5の軸6フェライト
コア1の脚部の伸びる方向7に対して所定角度θ傾けて
配置し、このカップダイヤを回転させ、U型フェライト
コア1をこのカップダイヤ5に対して、A方向又はB方
向に通過させて、U型フェライトコア1の2つの脚部2
を同時に研削する。図3において、8はカップダイヤの
仮想線である。これにより、実施例1のギャップ付U型
フェライトコア1が容易に形成される。また、この方法
によれば、2つの脚部を同時に研削してギャップを形成
させるため、ギャップ寸法を精度良く形成出来る。この
実施例1のU型フェライトコアにおいて、コアの幅Cが
15mm、高さDが21mmのコアにG寸法が0.02
5mmであるギャップ付U型フェライトコアを形成し
た。200個作製し、ギャップ寸法のバラツキは、±2
μmであった。これに対し、従来法により作製した場合
のバラツキは、±25μmであった。このように、従来
の10分の1以下のバラツキで作製可能であった。
【0008】このU型フェライトコア1と、ギャップの
形成されてない同形状のU型フェライトコア10を図5
に示す正面図のように突き合わせ、一方の脚部に巻線を
収納して、コイル・トランスを構成する。別の使用例と
して、図6に示すようにギャップの形成されたU型フェ
ライトコア1どおしを突き合わせて使用しても良い。ま
た、本発明は、上記実施例の形状に限られるものではな
く、脚部が円柱形状のものでもよく、その他上記実施例
の形状に限定されるものではない。本発明は、ギャップ
寸法が1μm以上のギャップ付フェライトコアにおいて
有効であるが、好ましくはギャップ寸法が10μm以上
の場合であり、更に好ましくは0.1mm以下の場合で
ある。本発明によれば、2つの脚部を同時に加工する事
により、ギャップ加工が可能であり、極めて高いギャッ
プ精度を得る事ができる。しかも生産性も高い。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、ギャップ寸法が高精度
に形成されたギャップ付U型フェライトコアを生産性良
く得ることが出来、トランス、チョークコイル等のイン
ダクタンス部品において有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1の斜視図である。
【図2】本発明に係る実施例1の正面図である。
【図3】本発明に係る実施例1の形成手段の正面模式図
である。
【図4】本発明に係る実施例1の形成手段の側面模式図
である。
【図5】本発明に係るフェライトコアの使用例の正面図
である。
【図6】本発明に係るフェライトコアの使用例の正面図
である。
【図7】従来例の斜視図である。
【図8】従来例の正面図である。
【図9】従来例の使用例の正面図である。
【図10】従来例の使用例の正面図である。
【符号の説明】
1 U型フェライトコア 2 脚部 3 突き合わせ面 4 仮想線 5 カップダイヤ 6 軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの脚部とそれらを接続する接続部と
    を有するU型フェライトコアにおいて、その各脚部の突
    き合わせ面が円弧状に形成されており、前記脚部の最高
    部と最低部との差が1μm以上であることを特徴とする
    U型フェライトコア。
JP18280595A 1995-07-19 1995-07-19 U型フェライトコア Pending JPH0935941A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18280595A JPH0935941A (ja) 1995-07-19 1995-07-19 U型フェライトコア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18280595A JPH0935941A (ja) 1995-07-19 1995-07-19 U型フェライトコア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0935941A true JPH0935941A (ja) 1997-02-07

Family

ID=16124748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18280595A Pending JPH0935941A (ja) 1995-07-19 1995-07-19 U型フェライトコア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0935941A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105719784A (zh) * 2014-07-23 2016-06-29 杨玉岗 一种目字形磁集成耦合电感器

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