JPH0934573A - 起動回路 - Google Patents
起動回路Info
- Publication number
- JPH0934573A JPH0934573A JP18531895A JP18531895A JPH0934573A JP H0934573 A JPH0934573 A JP H0934573A JP 18531895 A JP18531895 A JP 18531895A JP 18531895 A JP18531895 A JP 18531895A JP H0934573 A JPH0934573 A JP H0934573A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- channel fet
- constant current
- channel
- transistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Electrical Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】起動回路01が他回路からの定電流1によって
起動された後は、他回路定電流1の影響のない安定な定
電流バイアス3を被起動回路02に供給するようにす
る。 【構成】他回路からの定電流1によって起動トランジス
タQ1がオンすると、定電流回路2のNPNトランジス
タQ4,Q5がオンし、これにより定電流回路2のPチ
ャネルFETQ2,Q3がオンする。そしてQ2,Q3
のゲート電位は定電流バイアス3として被起動回路02
のPチャネルFETQn等に供給されQn等をオンす
る。この定電流バイアス3は起動回路01内のPチャネ
ルFETQ6にも供給されてQ6をオンし、これにより
遮断FETQ7をオンする。Q7は他回路からの定電流
1を吸込み、起動トランジスタQ1をオフする。従って
定電流回路2へはQ1の電流が流入しなくなり、安定な
定電流バイアス3を発生する。
起動された後は、他回路定電流1の影響のない安定な定
電流バイアス3を被起動回路02に供給するようにす
る。 【構成】他回路からの定電流1によって起動トランジス
タQ1がオンすると、定電流回路2のNPNトランジス
タQ4,Q5がオンし、これにより定電流回路2のPチ
ャネルFETQ2,Q3がオンする。そしてQ2,Q3
のゲート電位は定電流バイアス3として被起動回路02
のPチャネルFETQn等に供給されQn等をオンす
る。この定電流バイアス3は起動回路01内のPチャネ
ルFETQ6にも供給されてQ6をオンし、これにより
遮断FETQ7をオンする。Q7は他回路からの定電流
1を吸込み、起動トランジスタQ1をオフする。従って
定電流回路2へはQ1の電流が流入しなくなり、安定な
定電流バイアス3を発生する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集積回路(IC)などの
電子回路内に設けられる起動回路であって、他回路から
の電流によって起動され、自身の属する電子回路内の各
被起動回路へ定電流バイアスを与えて、その各被起動回
路を起動させる起動回路に関する。なお、以下各図にお
いて同一の符号は同一もしくは相当部分を示す。
電子回路内に設けられる起動回路であって、他回路から
の電流によって起動され、自身の属する電子回路内の各
被起動回路へ定電流バイアスを与えて、その各被起動回
路を起動させる起動回路に関する。なお、以下各図にお
いて同一の符号は同一もしくは相当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のこの種の起動回路の構成例
を示す。同図において01はIC内の起動回路、02は
同一IC内の前記起動回路01によって起動される被起
動回路である。また、VDDはこのICの正側の電源端
子、VSSは同じく負側の電源端子、Q1,Q4,Q5は
NPNトランジスタ、Q2,Q3はPチャネルFET、
R1は電流調整抵抗である。また1はこのICの起動の
ために、他回路の例えばオン/オフスイッチ、あるいは
定電流源などから与えられる定電流である。なお、この
定電流1で直接オンされるNPNトランジスタQ1を便
宜上起動トランジスタと呼ぶ。
を示す。同図において01はIC内の起動回路、02は
同一IC内の前記起動回路01によって起動される被起
動回路である。また、VDDはこのICの正側の電源端
子、VSSは同じく負側の電源端子、Q1,Q4,Q5は
NPNトランジスタ、Q2,Q3はPチャネルFET、
R1は電流調整抵抗である。また1はこのICの起動の
ために、他回路の例えばオン/オフスイッチ、あるいは
定電流源などから与えられる定電流である。なお、この
定電流1で直接オンされるNPNトランジスタQ1を便
宜上起動トランジスタと呼ぶ。
【0003】ここでPチャネルFETQ2,Q3とNP
NトランジスタQ4,Q5と電流調整抵抗R1はいわゆ
る定電流回路2を構成している。即ちトランジスタQ
4,Q5がオン状態にあるとき、そのコレクタ電流を夫
々I1,I2とすると、2つのトランジスタQ4,Q5
のベースが同電位であることから、トランジスタQ4の
ベース・エミッタ電圧がトランジスタQ5のベース・エ
ミッタ電圧と電流調整抵抗R1の電圧降下R1・I2と
の和に等しいとして次式が成立つ。
NトランジスタQ4,Q5と電流調整抵抗R1はいわゆ
る定電流回路2を構成している。即ちトランジスタQ
4,Q5がオン状態にあるとき、そのコレクタ電流を夫
々I1,I2とすると、2つのトランジスタQ4,Q5
のベースが同電位であることから、トランジスタQ4の
ベース・エミッタ電圧がトランジスタQ5のベース・エ
ミッタ電圧と電流調整抵抗R1の電圧降下R1・I2と
の和に等しいとして次式が成立つ。
【0004】
【数1】 R1・I2=VT ・ln(I1/I2) ・・・(1) 但し VT =kT/q(≒常温で約0.026V) k: ボルツマン定数 T: 絶対温度 q: 電子の電荷 他方、PチャネルFETQ2,Q3についてはゲートが
共通で、この2つのFETQ2,Q3のゲート・ソース
電圧が等しいことからこの各々のFETQ2,Q3のソ
ース電流I1とI2の比はこの各FETQ2,Q3のゲ
ート長とゲート幅に依存した定値となる。
共通で、この2つのFETQ2,Q3のゲート・ソース
電圧が等しいことからこの各々のFETQ2,Q3のソ
ース電流I1とI2の比はこの各FETQ2,Q3のゲ
ート長とゲート幅に依存した定値となる。
【0005】従ってこの条件と式(1)とから、起動ト
ランジスタQ1からの流入電流を無視すれば、I1,I
2の値が夫々ほぼ一定の値として定まることになる。次
に図2の動作を説明する。他回路からの定電流1によっ
て起動トランジスタQ1がオンすると、Q1のエミッタ
電流によりトランジスタQ4がオンする。同時にトラン
ジスタQ4とベースが共通のトランジスタQ5がオン
し、FETQ3のゲートをLレベルにするためFETQ
3がオンする。同時にFETQ3とゲートが共通のFE
TQ2もオンして、トランジスタQ4に電流を流すの
で、仮に起動トランジスタQ1をオフしたとしてもトラ
ンジスタQ4のオンのバイアスは成り立ち、Q2〜Q5
はオン状態を保つ。
ランジスタQ1からの流入電流を無視すれば、I1,I
2の値が夫々ほぼ一定の値として定まることになる。次
に図2の動作を説明する。他回路からの定電流1によっ
て起動トランジスタQ1がオンすると、Q1のエミッタ
電流によりトランジスタQ4がオンする。同時にトラン
ジスタQ4とベースが共通のトランジスタQ5がオン
し、FETQ3のゲートをLレベルにするためFETQ
3がオンする。同時にFETQ3とゲートが共通のFE
TQ2もオンして、トランジスタQ4に電流を流すの
で、仮に起動トランジスタQ1をオフしたとしてもトラ
ンジスタQ4のオンのバイアスは成り立ち、Q2〜Q5
はオン状態を保つ。
【0006】ところでFETQ2,Q3のゲート電位は
定電流バイアス3として、このIC内の被起動回路02
の例えばPチャネルFETQnに入力される。これによ
りFETQnはオンし、仮にFETQ3とQnが同じゲ
ート長とゲート幅を持つとすれば、この両者Q3とQn
のゲート・ソース電圧が等しいため、FETQnにはF
ETQ3と同じソース電流を流すことができる。このよ
うな定電流バイアス3を用いる理由は被起動回路02の
各回路に安定した電流を流して、回路動作を安定化し、
且つIC全体の消費電流を所定範囲に調整するためであ
る。
定電流バイアス3として、このIC内の被起動回路02
の例えばPチャネルFETQnに入力される。これによ
りFETQnはオンし、仮にFETQ3とQnが同じゲ
ート長とゲート幅を持つとすれば、この両者Q3とQn
のゲート・ソース電圧が等しいため、FETQnにはF
ETQ3と同じソース電流を流すことができる。このよ
うな定電流バイアス3を用いる理由は被起動回路02の
各回路に安定した電流を流して、回路動作を安定化し、
且つIC全体の消費電流を所定範囲に調整するためであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2の回路では、他回
路からの定電流1は定電流ではあってもこのICの使用
条件によって異なり得るし、定電流回路2の起動後もト
ランジスタQ1に流入しQ1をオンに保つので、このト
ランジスタQ1のエミッタ電流が無視できない電流とな
って定電流回路2に流入し、前記の回路動作を変化させ
る。このためこの図2のICの動作がICの使用条件ご
とに変動し得るという問題がある。
路からの定電流1は定電流ではあってもこのICの使用
条件によって異なり得るし、定電流回路2の起動後もト
ランジスタQ1に流入しQ1をオンに保つので、このト
ランジスタQ1のエミッタ電流が無視できない電流とな
って定電流回路2に流入し、前記の回路動作を変化させ
る。このためこの図2のICの動作がICの使用条件ご
とに変動し得るという問題がある。
【0008】そこで本発明は、定電流回路2の起動後に
は他回路からの起動用の電流1の影響を受けない起動回
路を提供することを課題とする。
は他回路からの起動用の電流1の影響を受けない起動回
路を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の起動回路は、第1のPチャネルFET
(Q2)と自身のゲート・ドレイン間が接続されてなる
第2のPチャネルFET(Q3)とのソースを共に直流
電源の正極(VDD)に接続すると共に、この第1,第2
のPチャネルFETのゲート同士を共通接続して定電流
バイアス(3の)供給点とし、さらに前記直流電源の負
極(VSS)に接続されると共に第1のPチャネルFET
の通電によってオンし、第1,第2のPチャネルFET
に夫々所定の電流を通流させるトランジスタ回路(トラ
ンジスタQ4,Q5など)を第1,第2のPチャネルF
ETのドレインに接続して構成した定電流回路(2)、
前記直流電源の正極にコレクタが接続され、第1のPチ
ャネルFETのドレインにエミッタが接続され、ベース
に起動用の電流(他回路からの定電流1など)が供給さ
れて第1のPチャネルFETの通電に代わり前記トラン
ジスタ回路をオンさせ、第1,第2のPチャネルFET
を通流状態とする第1のNPNトランジスタ(起動トラ
ンジスタQ1)を備え、被起動回路(02)内の、前記
直流電源の正極にソースが接続された他のPチャネルF
ET(Qnなど)のゲートに第1,第2のPチャネルF
ETの通流に基づく前記定電流バイアス供給点の電位を
供給して被起動回路を起動する起動回路(01)におい
て、前記直流電源の正極にソースが接続され、ゲートに
前記定電流バイアス供給点の電位が供給される第3のP
チャネルFET(Q6)と、この第3のPチャネルFE
Tのオンに基づいてオンし、第1のNPNトランジスタ
のベースに供給される前記起動用電流を前記直流電源側
へバイパスして第1のNPNトランジスタをオフさせる
遮断手段とを備えたものとする。
めに、請求項1の起動回路は、第1のPチャネルFET
(Q2)と自身のゲート・ドレイン間が接続されてなる
第2のPチャネルFET(Q3)とのソースを共に直流
電源の正極(VDD)に接続すると共に、この第1,第2
のPチャネルFETのゲート同士を共通接続して定電流
バイアス(3の)供給点とし、さらに前記直流電源の負
極(VSS)に接続されると共に第1のPチャネルFET
の通電によってオンし、第1,第2のPチャネルFET
に夫々所定の電流を通流させるトランジスタ回路(トラ
ンジスタQ4,Q5など)を第1,第2のPチャネルF
ETのドレインに接続して構成した定電流回路(2)、
前記直流電源の正極にコレクタが接続され、第1のPチ
ャネルFETのドレインにエミッタが接続され、ベース
に起動用の電流(他回路からの定電流1など)が供給さ
れて第1のPチャネルFETの通電に代わり前記トラン
ジスタ回路をオンさせ、第1,第2のPチャネルFET
を通流状態とする第1のNPNトランジスタ(起動トラ
ンジスタQ1)を備え、被起動回路(02)内の、前記
直流電源の正極にソースが接続された他のPチャネルF
ET(Qnなど)のゲートに第1,第2のPチャネルF
ETの通流に基づく前記定電流バイアス供給点の電位を
供給して被起動回路を起動する起動回路(01)におい
て、前記直流電源の正極にソースが接続され、ゲートに
前記定電流バイアス供給点の電位が供給される第3のP
チャネルFET(Q6)と、この第3のPチャネルFE
Tのオンに基づいてオンし、第1のNPNトランジスタ
のベースに供給される前記起動用電流を前記直流電源側
へバイパスして第1のNPNトランジスタをオフさせる
遮断手段とを備えたものとする。
【0010】また、請求項2の起動回路では、請求項1
に記載の起動回路において、前記遮断手段は、第3のP
チャネルFETのドレインにゲート又はベースが、第1
のNPNトランジスタのベースにドレイン又はコレクタ
が、直流電源の負極にソース又はエミッタが夫々接続さ
れたNチャネルFET(遮断FETQ7)又は第2のN
PNトランジスタを備えたものであるようにする。
に記載の起動回路において、前記遮断手段は、第3のP
チャネルFETのドレインにゲート又はベースが、第1
のNPNトランジスタのベースにドレイン又はコレクタ
が、直流電源の負極にソース又はエミッタが夫々接続さ
れたNチャネルFET(遮断FETQ7)又は第2のN
PNトランジスタを備えたものであるようにする。
【0011】また、請求項3の起動回路は、請求項1又
は2に記載の起動回路において、前記直流電源の極性を
反転し、前記の全てのPチャネルFETをNチャネルF
ETとし、前記の全てのNPNトランジスタをPNPト
ランジスタとし、前記のNチャネルFETをPチャネル
FETとする。また、請求項4の起動回路では、請求項
1ないし3のいずれかに記載の起動回路は、前記被起動
回路と共に同一の半導体集積回路を構成するものである
ようにする。
は2に記載の起動回路において、前記直流電源の極性を
反転し、前記の全てのPチャネルFETをNチャネルF
ETとし、前記の全てのNPNトランジスタをPNPト
ランジスタとし、前記のNチャネルFETをPチャネル
FETとする。また、請求項4の起動回路では、請求項
1ないし3のいずれかに記載の起動回路は、前記被起動
回路と共に同一の半導体集積回路を構成するものである
ようにする。
【0012】
【作用】定電流回路2の定電流バイアス3をフィードバ
ック入力して、起動トランジスタQ1のベースを遮断す
るトランジスタ回路を追加する。
ック入力して、起動トランジスタQ1のベースを遮断す
るトランジスタ回路を追加する。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例としての回路構成を
示し、この図1は図2に対応している。図1の起動回路
が図2と異なるところは、新たにPチャネルFETQ6
とNチャネルFETQ7を追加し、図2の起動トランジ
スタQ1のベースにNチャネルFETQ7のドレインを
接続し、そのゲートを定電流回路2の定電流バイアス3
によって動作するPチャネルFETQ6のドレインに接
続した点である。なお、PチャネルFETQ6のドレイ
ンと負電源端子VSSとの間には抵抗R2が接続されてい
る。また、NチャネルFETQ7を便宜上、遮断FET
という。
示し、この図1は図2に対応している。図1の起動回路
が図2と異なるところは、新たにPチャネルFETQ6
とNチャネルFETQ7を追加し、図2の起動トランジ
スタQ1のベースにNチャネルFETQ7のドレインを
接続し、そのゲートを定電流回路2の定電流バイアス3
によって動作するPチャネルFETQ6のドレインに接
続した点である。なお、PチャネルFETQ6のドレイ
ンと負電源端子VSSとの間には抵抗R2が接続されてい
る。また、NチャネルFETQ7を便宜上、遮断FET
という。
【0014】図1の回路の動作は他回路からの定電流1
によって起動トランジスタQ1がオンし、定電流回路2
がオンする(つまりトランジスタQ2〜Q5がオンす
る)ところまでは図2と同じである。しかし図1では定
電流バイアス3がFETQ6のゲートに印加され、Q6
がオンすることで、そのドレインに接続された遮断FE
TQ7のゲートの電位がHレベルとなりQ7がオンし、
他回路からの定電流1を吸込むと同時に起動トランジス
タQ1をオフする。
によって起動トランジスタQ1がオンし、定電流回路2
がオンする(つまりトランジスタQ2〜Q5がオンす
る)ところまでは図2と同じである。しかし図1では定
電流バイアス3がFETQ6のゲートに印加され、Q6
がオンすることで、そのドレインに接続された遮断FE
TQ7のゲートの電位がHレベルとなりQ7がオンし、
他回路からの定電流1を吸込むと同時に起動トランジス
タQ1をオフする。
【0015】従って定電流回路2が起動した後、この定
電流回路2へは他回路によって影響される電流が流入し
なくなり、安定した定電流バイアスを発生することがで
きる。なお、定電流回路2を構成するNPNトランジス
タQ4,Q5はNチャネルFETであってもよく、電流
調整抵抗R1もQ4側に設けたり、或いはQ4,Q5の
2つのエミッタに夫々直列挿入することもできる。
電流回路2へは他回路によって影響される電流が流入し
なくなり、安定した定電流バイアスを発生することがで
きる。なお、定電流回路2を構成するNPNトランジス
タQ4,Q5はNチャネルFETであってもよく、電流
調整抵抗R1もQ4側に設けたり、或いはQ4,Q5の
2つのエミッタに夫々直列挿入することもできる。
【0016】このほかFETQ2の通電によってオン
し、FETQ2,Q3に夫々定電流を流通させるトラン
ジスタQ4,Q5の回路に相当する回路としては種々の
変形回路が考えられる。また、遮断FETQ7について
もこれをNPNトランジスタに置換えてもよい。
し、FETQ2,Q3に夫々定電流を流通させるトラン
ジスタQ4,Q5の回路に相当する回路としては種々の
変形回路が考えられる。また、遮断FETQ7について
もこれをNPNトランジスタに置換えてもよい。
【0017】さらに上述した各PチャネルFETをNチ
ャネルFETに、NチャネルFETをPチャネルFET
に、各NPNトランジスタをPNPトランジスタに夫々
置換え、電源の極性を反転するようにしても本発明が適
用可能なことは明らかである。
ャネルFETに、NチャネルFETをPチャネルFET
に、各NPNトランジスタをPNPトランジスタに夫々
置換え、電源の極性を反転するようにしても本発明が適
用可能なことは明らかである。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば他回路からの起動用の電
流1によってオンし、定電流バイアス3を発生して被起
動回路02に供給する定電流回路2を起動するトランジ
スタQ1を、定電流回路2の起動後は前記定電流バイア
ス3によってオフする、トランジスタQ6,Q7からな
る回路を設けるようにしたので、定電流回路2は動作
中、他回路の影響を受けずに安定な定電流バイアスを発
生することができ、ICの動作を安定させ、その電流消
費を安定した値に納めることができる。
流1によってオンし、定電流バイアス3を発生して被起
動回路02に供給する定電流回路2を起動するトランジ
スタQ1を、定電流回路2の起動後は前記定電流バイア
ス3によってオフする、トランジスタQ6,Q7からな
る回路を設けるようにしたので、定電流回路2は動作
中、他回路の影響を受けずに安定な定電流バイアスを発
生することができ、ICの動作を安定させ、その電流消
費を安定した値に納めることができる。
【図1】本発明の一実施例としての構成を示す回路図
【図2】図1に対応する従来の回路図
01 起動回路 02 被起動回路 1 他回路からの定電流 2 定電流回路 3 定電流バイアス Q1 起動用NPNトランジスタ(起動トランジス
タ) Q2,Q3 PチャネルFET Q4,Q5 NPNトランジスタ Q6 PチャネルFET Q7 遮断用NチャネルFET(遮断FET) R1 電流調整抵抗 R2 抵抗
タ) Q2,Q3 PチャネルFET Q4,Q5 NPNトランジスタ Q6 PチャネルFET Q7 遮断用NチャネルFET(遮断FET) R1 電流調整抵抗 R2 抵抗
Claims (4)
- 【請求項1】第1のPチャネルFETと自身のゲート・
ドレイン間が接続されてなる第2のPチャネルFETと
のソースを共に直流電源の正極に接続すると共に、この
第1,第2のPチャネルFETのゲート同士を共通接続
して定電流バイアス供給点とし、さらに前記直流電源の
負極に接続されると共に第1のPチャネルFETの通電
によってオンし、第1,第2のPチャネルFETに夫々
所定の電流を通流させるトランジスタ回路を第1,第2
のPチャネルFETのドレインに接続して構成した定電
流回路、 前記直流電源の正極にコレクタが接続され、第1のPチ
ャネルFETのドレインにエミッタが接続され、ベース
に起動用の電流が供給されて第1のPチャネルFETの
通電に代わり前記トランジスタ回路をオンさせ、第1,
第2のPチャネルFETを通流状態とする第1のNPN
トランジスタを備え、 被起動回路内の、前記直流電源の正極にソースが接続さ
れた他のPチャネルFETのゲートに第1,第2のPチ
ャネルFETの通流に基づく前記定電流バイアス供給点
の電位を供給して被起動回路を起動する起動回路におい
て、 前記直流電源の正極にソースが接続され、ゲートに前記
定電流バイアス供給点の電位が供給される第3のPチャ
ネルFETと、 この第3のPチャネルFETのオンに基づいてオンし、
第1のNPNトランジスタのベースに供給される前記起
動用電流を前記直流電源側へバイパスして第1のNPN
トランジスタをオフさせる遮断手段とを備えたことを特
徴とする起動回路。 - 【請求項2】請求項1に記載の起動回路において、 前記遮断手段は、第3のPチャネルFETのドレインに
ゲート又はベースが、第1のNPNトランジスタのベー
スにドレイン又はコレクタが、直流電源の負極にソース
又はエミッタが夫々接続されたNチャネルFET又は第
2のNPNトランジスタを備えたものであることを特徴
とする起動回路。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の起動回路におい
て、 前記直流電源の極性を反転し、前記の全てのPチャネル
FETをNチャネルFETとし、前記の全てのNPNト
ランジスタをPNPトランジスタとし、前記のNチャネ
ルFETをPチャネルFETとしたことを特徴とする起
動回路。 - 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の起動
回路は、前記被起動回路と共に同一の半導体集積回路を
構成するものであることを特徴とする起動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18531895A JPH0934573A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 起動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18531895A JPH0934573A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 起動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0934573A true JPH0934573A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16168745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18531895A Pending JPH0934573A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 起動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0934573A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6181194B1 (en) | 1997-09-01 | 2001-01-30 | Nokia Mobile Phones Limited | Calibratable field effect transistors |
JP2009193211A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Seiko Instruments Inc | 定電流回路 |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP18531895A patent/JPH0934573A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6181194B1 (en) | 1997-09-01 | 2001-01-30 | Nokia Mobile Phones Limited | Calibratable field effect transistors |
JP2009193211A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Seiko Instruments Inc | 定電流回路 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2540816Y2 (ja) | バイアス電圧発生回路 | |
JP3318365B2 (ja) | 定電圧回路 | |
KR900010531A (ko) | 정전류원 회로 | |
US5608344A (en) | Comparator circuit with hysteresis | |
US6002245A (en) | Dual regeneration bandgap reference voltage generator | |
JPS61199323A (ja) | スイツチング装置 | |
JP4158214B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
JPH0934573A (ja) | 起動回路 | |
JP2639350B2 (ja) | 演算増幅器 | |
US5063310A (en) | Transistor write current switching circuit for magnetic recording | |
JP2691882B2 (ja) | 制御回路 | |
JPH08139531A (ja) | 差動アンプ | |
JP3540872B2 (ja) | 起動回路 | |
JP2003188711A (ja) | バイアス回路及び電源装置 | |
JP2776034B2 (ja) | 定電流回路 | |
JP2607304B2 (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JPH07202667A (ja) | 半導体装置 | |
JPH06303117A (ja) | スタートアップ回路 | |
JP3682668B2 (ja) | バンドギャップリファレンス回路 | |
JP2772069B2 (ja) | 定電流回路 | |
JPH07234735A (ja) | 内部電源回路 | |
JP3313475B2 (ja) | 基準電圧発生回路 | |
JP2003150259A (ja) | 電源回路 | |
JPH06169226A (ja) | バイアス電流発生回路 | |
JPH04225618A (ja) | 比較回路 |