JP2003188711A - バイアス回路及び電源装置 - Google Patents

バイアス回路及び電源装置

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JP2003188711A JP2001381039A JP2001381039A JP2003188711A JP 2003188711 A JP2003188711 A JP 2003188711A JP 2001381039 A JP2001381039 A JP 2001381039A JP 2001381039 A JP2001381039 A JP 2001381039A JP 2003188711 A JP2003188711 A JP 2003188711A
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勝啓 兒玉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源投入直後に電源オフとされ再度電源投入さ
れるようなときであっても、起動信号を出力して基準電
圧源回路の起動時間を短縮することができるバイアス回
路、及び、そのバイアス回路を備える電源装置を提供す
ること。 【解決手段】スタートアップ回路1と、基準電圧源回路
2と、高電位側電源端子3と、低電位側電源端子4と、
出力端子5と、を備え、スタートアップ回路1は、Pチ
ャネルMOSトランジスタ6と、コンデンサ7と、コン
デンサ8と、NチャネルMOSトランジスタ9と、Nチ
ャネルMOSトランジスタ10と、NチャネルMOSト
ランジスタ11と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイアス回路及び
電源装置に関し、特に、電源投入時のスタートアップ回
路を備えるバイアス回路、及び、そのバイアス回路を備
える電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電源装置などに動作に必要な所定のバイ
アスを供給するバイアス回路は、電源電圧に基づき基準
電圧を発生する基準電圧源回路と、電源投入時の基準電
圧源回路の起動時間を短縮するために起動信号を出力す
るスタートアップ回路と、を備えている。
【0003】具体的には、従来例のバイアス回路は、図
7に示すように、スタートアップ回路101と、基準電
圧源回路102と、高電位側電源端子103と、低電位
側電源端子104と、出力端子105と、を備え、スタ
ートアップ回路101が、高電位側電源端子103の電
源電圧のレベルシフト電圧を発生するPチャネルMOS
トランジスタ106と、レベルシフト電圧を保持するコ
ンデンサ107と、一端に高電位側電源端子103の電
源電圧が与えられるコンデンサ108と、ゲートにレベ
ルシフト電圧が与えられソースドレイン路がコンデンサ
108の他端と低電位側電源端子104との間に接続さ
れるNチャネルMOSトランジスタ109と、ゲートに
コンデンサ108の他端の電圧が与えられて起動信号を
出力するNチャネルMOSトランジスタ111と、を有
し、基準電圧源回路102が、NチャネルMOSトラン
ジスタ115とNチャネルMOSトランジスタ114と
抵抗116とにより生成される定電流を折返して出力端
子105に基準電圧を発生するPチャネルMOSトラン
ジスタ112及びPチャネルMOSトランジスタ113
からなるカレントミラー回路112aを有している。
【0004】そして、低電位側電源端子104の電源電
圧を基準として高電位側電源端子103の電源電圧が投
入された直後に、コンデンサ108によりNチャネルM
OSトランジスタ111のゲート電圧が上昇してNチャ
ネルMOSトランジスタ111がオンし、起動信号であ
るドレイン電流によりカレントミラー回路112aがト
リガされ、瞬時にPチャネルMOSトランジスタ112
及びPチャネルMOSトランジスタ113にドレイン電
流が流れ、これによりNチャネルMOSトランジスタ1
15とNチャネルMOSトランジスタ114と抵抗11
6とにより生成される定電流が瞬時に立ち上がり、Pチ
ャネルMOSトランジスタ112のゲートソース間電圧
が基準電圧として瞬時に出力され、さらに高電位側電源
端子103の電源電圧が上昇すると、NチャネルMOS
トランジスタ109がオンしてコンデンサ108を充電
し、NチャネルMOSトランジスタ111のゲート電圧
が低下してNチャネルMOSトランジスタ111がオフ
し、スタートアップ動作が完了するように動作する。ま
た、電源オフ時には高電位側電源端子103の電源電圧
が低下し、コンデンサ107の保持電圧によりNチャネ
ルMOSトランジスタ109がオンしてコンデンサ10
8が放電され、コンデンサ107は図示されていないP
チャネルMOSトランジスタ106のサブストレートか
ら高電位側電源端子103に至る経路を介して放電さ
れ、初期状態に戻るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示す従
来例のバイアス回路では、低電位側電源端子104の電
源電圧を基準とする高電位側電源端子103の電源投入
直後に電源オフとされ、途中まで高電位側電源端子10
3の電源電圧が低下した状態のとき再度電源投入される
と、残留するコンデンサ107の保持電圧によりNチャ
ネルMOSトランジスタ109がオン状態のまま高電位
側電源端子103の電源電圧が上昇する場合が起こり、
このときNチャネルMOSトランジスタ111がオフ状
態のままとなるため起動信号が出力されず、基準電圧源
回路102の起動時間、即ちバイアス回路の起動時間を
短縮することができないという問題が発生する。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであって、電源投入直後に電源オフとされ再度電源
投入されるようなときであっても、起動信号を出力して
基準電圧源回路の起動時間を短縮することができるバイ
アス回路、及び、そのバイアス回路を備える電源装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のバイアス回路
は、第1の電源の電源電圧のレベルシフト電圧を発生す
る第1のトランジスタと、前記レベルシフト電圧を保持
する第1のコンデンサと、一端に前記電源電圧が与えら
れる第2のコンデンサと、第2のトランジスタと、ゲー
トに前記レベルシフト電圧が与えられソースドレイン路
が前記第2のトランジスタのソースドレイン路を介して
前記第2のコンデンサの他端と第2の電源との間に接続
される第3のトランジスタと、ゲートに前記第2のコン
デンサの前記他端の電圧が与えられて起動信号を出力す
る第4のトランジスタと、を有するスタートアップ回路
と、前記起動信号によりトリガされ定電流を折返して基
準電圧を発生するカレントミラー回路を有し前記第2の
トランジスタを制御する基準電圧源回路と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0008】また、ソースが高電位側電源端子に接続さ
れる第1のPチャネルトランジスタと、前記第1のPチ
ャネルトランジスタのドレイン及びゲートと低電位側電
源端子との間に接続される第1のコンデンサと、ゲート
が前記ドレインに接続される第1のNチャネルトランジ
スタと、前記高電位側電源端子と前記第1のNチャネル
トランジスタのドレインとの間に接続される第2のコン
デンサと、ドレインが前記第1のNチャネルトランジス
タのソースに接続されソースが前記低電位側電源端子に
接続される第2のNチャネルトランジスタと、ゲートが
前記第1のNチャネルトランジスタの前記ドレインに接
続されソースが前記低電位側電源端子に接続される第3
のNチャネルトランジスタと、を有するスタートアップ
回路と、定電流を折返して基準電圧を発生するカレント
ミラー回路を有する基準電圧源回路と、を備えるバイア
ス回路であって、前記第3のNチャネルトランジスタの
ドレイン電流により前記カレントミラー回路がトリガさ
れて前記基準電圧源回路が起動する前に前記第2のNチ
ャネルトランジスタがオフ状態となり、前記起動後に前
記第2のNチャネルトランジスタがオン状態となること
を特徴とする。
【0009】また、ソースが高電位側電源端子に接続さ
れる第1のPチャネルトランジスタと、前記第1のPチ
ャネルトランジスタのドレイン及びゲートと低電位側電
源端子との間に接続される第1のコンデンサと、ゲート
が前記ドレインに接続されソースが前記低電位側電源端
子に接続される第1のNチャネルトランジスタと、ソー
スが前記第1のNチャネルトランジスタのドレインに接
続される第2のNチャネルトランジスタと、前記高電位
側電源端子と前記第2のNチャネルトランジスタのドレ
インとの間に接続される第2のコンデンサと、ゲートが
前記第2のNチャネルトランジスタの前記ドレインに接
続されソースが前記低電位側電源端子に接続される第3
のNチャネルトランジスタと、を有するスタートアップ
回路と、定電流を折返して基準電圧を発生するカレント
ミラー回路を有する基準電圧源回路と、を備えるバイア
ス回路であって、前記第3のNチャネルトランジスタの
ドレイン電流により前記カレントミラー回路がトリガさ
れて前記基準電圧源回路が起動する前に前記第2のNチ
ャネルトランジスタがオフ状態となり、前記起動後に前
記第2のNチャネルトランジスタがオン状態となること
を特徴とする。
【0010】また、パワーダウン信号が与えられるイン
バータと、前記インバータの出力電圧のレベルシフト電
圧を発生する第1のトランジスタと、前記レベルシフト
電圧を保持する第1のコンデンサと、一端に前記出力電
圧が与えられる第2のコンデンサと、第2のトランジス
タと、ゲートに前記レベルシフト電圧が与えられソース
ドレイン路が前記第2のトランジスタのソースドレイン
路を介して前記第2のコンデンサの他端と電源との間に
接続される第3のトランジスタと、ゲートに前記第2の
コンデンサの前記他端の電圧が与えられて起動信号を出
力する第4のトランジスタと、を有するスタートアップ
回路と、前記起動信号によりトリガされ定電流を折返し
て基準電圧を発生するカレントミラー回路を有し前記第
2のトランジスタを制御する基準電圧源回路と、パワー
ダウン状態のとき前記パワーダウン信号により前記カレ
ントミラー回路を動作停止させるとともに前記第3のト
ランジスタの前記ゲート及び前記第4のトランジスタの
前記ゲートを前記電源に短絡させるリセット回路と、を
備えることを特徴とする。
【0011】また、パワーダウン信号が与えられるイン
バータと、ソースが前記インバータの出力に接続される
第1のPチャネルトランジスタと、前記第1のPチャネ
ルトランジスタのドレイン及びゲートと低電位側電源端
子との間に接続される第1のコンデンサと、ゲートが前
記ドレインに接続される第1のNチャネルトランジスタ
と、前記インバータの前記出力と前記第1のNチャネル
トランジスタのドレインとの間に接続される第2のコン
デンサと、ドレインが前記第1のNチャネルトランジス
タのソースに接続されソースが前記低電位側電源端子に
接続される第2のNチャネルトランジスタと、ゲートが
前記第1のNチャネルトランジスタの前記ドレインに接
続されソースが前記低電位側電源端子に接続される第3
のNチャネルトランジスタと、を有するスタートアップ
回路と、定電流を折返して基準電圧を発生するカレント
ミラー回路を有する基準電圧源回路と、パワーダウン状
態のとき前記パワーダウン信号により前記カレントミラ
ー回路を動作停止させるとともに前記第1のNチャネル
トランジスタの前記ゲート及び前記第3のNチャネルト
ランジスタの前記ゲートを前記低電位側電源端子に短絡
させるリセット回路と、を備えるバイアス回路であっ
て、前記パワーダウン状態が解除されるとき、前記第3
のNチャネルトランジスタのドレイン電流により前記カ
レントミラー回路がトリガされて前記基準電圧源回路が
起動する前に前記第2のNチャネルトランジスタがオフ
状態となり、前記起動後に前記第2のNチャネルトラン
ジスタがオン状態となることを特徴とする。
【0012】また、パワーダウン信号が与えられるイン
バータと、ソースが前記インバータの出力に接続される
第1のPチャネルトランジスタと、前記第1のPチャネ
ルトランジスタのドレイン及びゲートと低電位側電源端
子との間に接続される第1のコンデンサと、ゲートが前
記ドレインに接続されソースが前記低電位側電源端子に
接続される第1のNチャネルトランジスタと、ソースが
前記第1のNチャネルトランジスタのドレインに接続さ
れる第2のNチャネルトランジスタと、前記インバータ
の前記出力と前記第2のNチャネルトランジスタのドレ
インとの間に接続される第2のコンデンサと、ゲートが
前記第2のNチャネルトランジスタの前記ドレインに接
続されソースが前記低電位側電源端子に接続される第3
のNチャネルトランジスタと、を有するスタートアップ
回路と、定電流を折返して基準電圧を発生するカレント
ミラー回路を有する基準電圧源回路と、パワーダウン状
態のとき前記パワーダウン信号により前記カレントミラ
ー回路を動作停止させるとともに前記第1のNチャネル
トランジスタの前記ゲート及び前記第3のNチャネルト
ランジスタの前記ゲートを前記低電位側電源端子に短絡
させるリセット回路と、を備えるバイアス回路であっ
て、前記パワーダウン状態が解除されるとき、前記第3
のNチャネルトランジスタのドレイン電流により前記カ
レントミラー回路がトリガされて前記基準電圧源回路が
起動する前に前記第2のNチャネルトランジスタがオフ
状態となり、前記起動後に前記第2のNチャネルトラン
ジスタがオン状態となることを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の電源装置は、第1の電源
の電源電圧のレベルシフト電圧を発生する第1のトラン
ジスタと、前記レベルシフト電圧を保持する第1のコン
デンサと、一端に前記電源電圧が与えられる第2のコン
デンサと、第2のトランジスタと、ゲートに前記レベル
シフト電圧が与えられソースドレイン路が前記第2のト
ランジスタのソースドレイン路を介して前記第2のコン
デンサの他端と第2の電源との間に接続される第3のト
ランジスタと、ゲートに前記第2のコンデンサの前記他
端の電圧が与えられて起動信号を出力する第4のトラン
ジスタと、を有するスタートアップ回路と、前記起動信
号によりトリガされ定電流を折返して基準電圧を発生す
るカレントミラー回路を有し前記第2のトランジスタを
制御する基準電圧源回路と、を含むバイアス回路と、ゲ
ートに前記基準電圧が与えられ電流源となって所定のバ
イアス電流を供給するトランジスタを含む電源回路と、
を備えることを特徴とする。
【0014】また、パワーダウン信号が与えられるイン
バータと、前記インバータの出力電圧のレベルシフト電
圧を発生する第1のトランジスタと、前記レベルシフト
電圧を保持する第1のコンデンサと、一端に前記出力電
圧が与えられる第2のコンデンサと、第2のトランジス
タと、ゲートに前記レベルシフト電圧が与えられソース
ドレイン路が前記第2のトランジスタのソースドレイン
路を介して前記第2のコンデンサの他端と電源との間に
接続される第3のトランジスタと、ゲートに前記第2の
コンデンサの前記他端の電圧が与えられて起動信号を出
力する第4のトランジスタと、を有するスタートアップ
回路と、前記起動信号によりトリガされ定電流を折返し
て基準電圧を発生するカレントミラー回路を有し前記第
2のトランジスタを制御する基準電圧源回路と、パワー
ダウン状態のとき前記パワーダウン信号により前記カレ
ントミラー回路を動作停止させるとともに前記第3のト
ランジスタの前記ゲート及び前記第4のトランジスタの
前記ゲートを前記電源に短絡させるリセット回路と、を
含むバイアス回路と、ゲートに前記基準電圧が与えられ
電流源となって所定のバイアス電流を供給するトランジ
スタを含む電源回路と、を備えることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態のバイアス回路の構成図である。図1に示すように、
本発明の第1の実施の形態のバイアス回路は、スタート
アップ回路1と、基準電圧源回路2と、高電位側電源端
子3と、低電位側電源端子4と、出力端子5と、を備え
る。
【0016】スタートアップ回路1は、PチャネルMO
Sトランジスタ6と、コンデンサ7と、コンデンサ8
と、NチャネルMOSトランジスタ9と、NチャネルM
OSトランジスタ10と、NチャネルMOSトランジス
タ11と、を備える。
【0017】PチャネルMOSトランジスタ6のソース
が高電位側電源端子3に接続され、コンデンサ7がPチ
ャネルMOSトランジスタ6の互いに接続されたドレイ
ン及びゲートと低電位側電源端子4との間に接続され
る。
【0018】NチャネルMOSトランジスタ9のゲート
がPチャネルMOSトランジスタ6のドレインに接続さ
れる。
【0019】コンデンサ8が高電位側電源端子3とNチ
ャネルMOSトランジスタ9のドレインとの間に接続さ
れる。
【0020】NチャネルMOSトランジスタ10のドレ
インがNチャネルMOSトランジスタ9のソースに接続
され、NチャネルMOSトランジスタ10のソースが低
電位側電源端子4に接続される。
【0021】NチャネルMOSトランジスタ11のゲー
トがNチャネルMOSトランジスタ9のドレインに接続
され、NチャネルMOSトランジスタ11のソースが低
電位側電源端子4に接続される。
【0022】また、基準電圧源回路2は、定電流を折返
して出力端子5に基準電圧を発生するカレントミラー回
路12aと、NチャネルMOSトランジスタ14と、N
チャネルMOSトランジスタ15と、抵抗16と、を備
える。
【0023】カレントミラー回路12aはPチャネルM
OSトランジスタ12及びPチャネルMOSトランジス
タ13により構成される。
【0024】PチャネルMOSトランジスタ12のソー
スが高電位側電源端子3に接続され、PチャネルMOS
トランジスタ12のドレイン及びゲートが互いに接続さ
れる。
【0025】PチャネルMOSトランジスタ12のゲー
トがスタートアップ回路1のNチャネルMOSトランジ
スタ11のドレインと出力端子5とに接続される。
【0026】PチャネルMOSトランジスタ13のソー
スが高電位側電源端子3に接続され、PチャネルMOS
トランジスタ13のゲートがPチャネルMOSトランジ
スタ12のゲートに接続される。
【0027】NチャネルMOSトランジスタ14のドレ
インがPチャネルMOSトランジスタ12のドレインに
接続される。
【0028】抵抗16がNチャネルMOSトランジスタ
14のソースと低電位側電源端子4との間に接続され
る。
【0029】NチャネルMOSトランジスタ15のドレ
イン及びゲートが互いに接続され、NチャネルMOSト
ランジスタ15のドレインがPチャネルMOSトランジ
スタ13のドレインに接続される。
【0030】NチャネルMOSトランジスタ15のソー
スが低電位側電源端子4に接続され、NチャネルMOS
トランジスタ15のゲートがNチャネルMOSトランジ
スタ14のゲートとスタートアップ回路1のNチャネル
MOSトランジスタ10のゲートに接続される。
【0031】次に、動作について説明する。図2は、本
発明の第1の実施の形態のバイアス回路の動作説明図で
ある。
【0032】図2に示すように、先ず時刻t0のとき、
低電位側電源端子4の電源電圧V4を基準として高電位
側電源端子3の電源電圧V3が投入され、所定の電源電
圧VDD2に向けて上昇を開始し、コンデンサ8により
NチャネルMOSトランジスタ11のゲート電圧V2も
上昇する。
【0033】このとき、NチャネルMOSトランジスタ
10とNチャネルMOSトランジスタ11は両方オフ状
態である。
【0034】次に時刻t0より後の時刻t1のとき、N
チャネルMOSトランジスタ11のゲート電圧V2がN
チャネルMOSトランジスタ11の閾値電圧VTH11
に達すると、NチャネルMOSトランジスタ11がオン
し、起動信号であるNチャネルMOSトランジスタ11
のドレイン電流によりカレントミラー回路12aがトリ
ガされ、瞬時にPチャネルMOSトランジスタ12及び
PチャネルMOSトランジスタ13にドレイン電流が流
れ、これによりNチャネルMOSトランジスタ15とN
チャネルMOSトランジスタ14と抵抗16とにより生
成される定電流が瞬時に立ち上がり、PチャネルMOS
トランジスタ12のゲートソース間電圧が、基準電圧源
回路2からの基準電圧として瞬時に出力端子5に出力さ
れる。
【0035】なお、NチャネルMOSトランジスタ15
の閾値電圧をVTH15とし、NチャネルMOSトラン
ジスタ14の閾値電圧をVTH14とし、抵抗16の値
をRとし、上記定電流の値をIとすれば、NチャネルM
OSトランジスタ15のゲート電圧とNチャネルMOS
トランジスタ14のゲート電圧とが等しいことから、I
=(VTH15−VTH14)÷Rの定電流が発生す
る。
【0036】このとき、NチャネルMOSトランジスタ
15のゲート電圧が印加されるのでNチャネルMOSト
ランジスタ10もオン状態となる。
【0037】また、このころ高電位側電源端子3の電源
電圧V3がPチャネルMOSトランジスタ6の閾値電圧
VTH6に達するので、NチャネルMOSトランジスタ
9のゲート電圧V1が上昇を開始する。
【0038】次に時刻t1より後の時刻t2のとき、高
電位側電源端子3の電源電圧V3がPチャネルMOSト
ランジスタ6の閾値電圧VTH6とNチャネルMOSト
ランジスタ9の閾値電圧VTH9との和に達すると、N
チャネルMOSトランジスタ9がオンし、コンデンサ8
の充電が開始され、NチャネルMOSトランジスタ9の
オン抵抗とNチャネルMOSトランジスタ10のオン抵
抗との和とコンデンサ8の容量との積の時定数を有する
特性をもって、NチャネルMOSトランジスタ11のゲ
ート電圧V2が低下して行く。
【0039】次に時刻t2より後の時刻t3のとき、N
チャネルMOSトランジスタ11のゲート電圧V2がN
チャネルMOSトランジスタ11の閾値電圧VTH11
に達すると、NチャネルMOSトランジスタ11がオフ
し、スタートアップ動作が完了する。
【0040】次に時刻t3より後の時刻t4のとき、電
源投入途中で一旦電源がオフされ、高電位側電源端子3
の電源電圧V3が電源電圧VDD2より低い電圧VDD
1となり、時刻t4より後の時刻t5のとき、高電位側
電源端子3の電源電圧V3がNチャネルMOSトランジ
スタ11の閾値電圧VTH11より低い電圧VDD0ま
で低下すると、コンデンサ8によりNチャネルMOSト
ランジスタ11のゲート電圧V2が押し下げられ、Nチ
ャネルMOSトランジスタ9がオン状態であるためNチ
ャネルMOSトランジスタ10のドレイン電圧が押し下
げられ、NチャネルMOSトランジスタ10のソースと
ドレインとが入れ替わり、NチャネルMOSトランジス
タ10のゲートにはNチャネルMOSトランジスタ10
の閾値電圧VTH10付近の電圧が残留しているので、
NチャネルMOSトランジスタ10が逆方向トランジス
タとしてオンし、コンデンサ8が放電される。
【0041】このとき、NチャネルMOSトランジスタ
11のゲート電圧V2が電圧VDD0よりNチャネルM
OSトランジスタ10の閾値電圧VTH10分低い電圧
となる。
【0042】なお、時刻t4から、コンデンサ7によ
り、NチャネルMOSトランジスタ9のゲート電圧V1
が電圧VDD1よりPチャネルMOSトランジスタ6の
閾値電圧VTH6分低い電圧に保持される。
【0043】次に時刻t5より後の時刻t6のとき、電
源が再投入されると、高電位側電源端子3の電源電圧V
3が再び所定の電源電圧VDD2に向けて上昇を開始す
るが、NチャネルMOSトランジスタ10が順方向トラ
ンジスタに戻り、NチャネルMOSトランジスタ10の
ゲート電圧がNチャネルMOSトランジスタ10の閾値
電圧VTH10よりまだ低いためオフ状態となり、Nチ
ャネルMOSトランジスタ9がオン状態であるにもかか
わらず、コンデンサ8によりNチャネルMOSトランジ
スタ11のゲート電圧V2が再び上昇する。
【0044】次に時刻t6より後の時刻t7のとき、N
チャネルMOSトランジスタ11のゲート電圧V2がN
チャネルMOSトランジスタ11の閾値電圧VTH11
に達すると、NチャネルMOSトランジスタ11がオン
し、起動信号であるNチャネルMOSトランジスタ11
のドレイン電流によりカレントミラー回路12aがトリ
ガされ、瞬時にPチャネルMOSトランジスタ12及び
PチャネルMOSトランジスタ13にドレイン電流が流
れ、これによりNチャネルMOSトランジスタ15とN
チャネルMOSトランジスタ14と抵抗16とにより生
成される定電流が瞬時に立ち上がり、PチャネルMOS
トランジスタ12のゲートソース間電圧が、基準電圧源
回路2からの基準電圧として瞬時に出力端子5に出力さ
れる。
【0045】このとき、NチャネルMOSトランジスタ
15のゲート電圧が印加されるのでNチャネルMOSト
ランジスタ10もオン状態となってコンデンサ8の充電
が開始され、NチャネルMOSトランジスタ9のオン抵
抗とNチャネルMOSトランジスタ10のオン抵抗との
和とコンデンサ8の容量との積の時定数を有する特性を
もって、NチャネルMOSトランジスタ11のゲート電
圧V2が低下する。
【0046】次に時刻t7より後の時刻t8のとき、N
チャネルMOSトランジスタ11のゲート電圧V2がN
チャネルMOSトランジスタ11の閾値電圧VTH11
に達すると、NチャネルMOSトランジスタ11がオフ
し、スタートアップ動作が完了する。
【0047】また、通常の電源オフ時には高電位側電源
端子3の電源電圧が低下し、コンデンサ7の保持電圧に
よりNチャネルMOSトランジスタ9がオンして、Nチ
ャネルMOSトランジスタ10もオン状態となっている
ので、コンデンサ8が放電され、コンデンサ7は図示さ
れていないPチャネルMOSトランジスタ6のサブスト
レートから高電位側電源端子3に至る経路を介して放電
され、初期状態に戻る。
【0048】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態のバイアス回路によれば、高電位側電源端子3の
電源電圧のレベルシフト電圧を発生するPチャネルMO
Sトランジスタ6と、レベルシフト電圧を保持するコン
デンサ7と、一端に高電位側電源端子3の電源電圧が与
えられるコンデンサ8と、NチャネルMOSトランジス
タ10と、ゲートにレベルシフト電圧が与えられソース
ドレイン路がNチャネルMOSトランジスタ10のソー
スドレイン路を介してコンデンサ8の他端と低電位側電
源端子4との間に接続されるNチャネルMOSトランジ
スタ9と、ゲートにコンデンサ8の他端の電圧が与えら
れて起動信号を出力するNチャネルMOSトランジスタ
11と、を有するスタートアップ回路1と、定電流を折
返して基準電圧を発生するカレントミラー回路12aを
有する基準電圧源回路2と、を備え、起動信号によりカ
レントミラー回路12aがトリガされて基準電圧源回路
2が起動する前にNチャネルMOSトランジスタ10が
オフ状態となり、起動後にNチャネルMOSトランジス
タ10がオン状態となるように制御したので、電源投入
直後に電源オフとされ再度電源投入されるようなときで
あっても、起動信号を出力して基準電圧源回路2の起動
時間を短縮することができるという効果が得られる。
【0049】次に、図3は、本発明の第2の実施の形態
のバイアス回路の構成図である。図1に示す本発明の第
1の実施の形態のバイアス回路の構成と図3に示す本発
明の第2の実施の形態のバイアス回路の構成との相違部
分は、図1に示すスタートアップ回路1をスタートアッ
プ回路1aに変更した部分であり、具体的には、Nチャ
ネルMOSトランジスタ9をNチャネルMOSトランジ
スタ9aに変更し、NチャネルMOSトランジスタ10
をNチャネルMOSトランジスタ10aに変更した部分
のみである。したがって同一構成部分には同一符号を付
して詳細説明を省略する。
【0050】図3に示すように、本発明の第2の実施の
形態のバイアス回路は、スタートアップ回路1aと、基
準電圧源回路2と、高電位側電源端子3と、低電位側電
源端子4と、出力端子5と、を備える。
【0051】スタートアップ回路1aは、PチャネルM
OSトランジスタ6と、コンデンサ7と、コンデンサ8
と、NチャネルMOSトランジスタ9aと、Nチャネル
MOSトランジスタ10aと、NチャネルMOSトラン
ジスタ11と、を備える。
【0052】PチャネルMOSトランジスタ6のソース
が高電位側電源端子3に接続され、コンデンサ7がPチ
ャネルMOSトランジスタ6の互いに接続されたドレイ
ン及びゲートと低電位側電源端子4との間に接続され
る。
【0053】NチャネルMOSトランジスタ9aのゲー
トがPチャネルMOSトランジスタ6のドレインに接続
され、NチャネルMOSトランジスタ9aのソースが低
電位側電源端子4に接続される。
【0054】NチャネルMOSトランジスタ10aのソ
ースがNチャネルMOSトランジスタ9aのドレインに
接続される。
【0055】コンデンサ8が高電位側電源端子3とNチ
ャネルMOSトランジスタ10aのドレインとの間に接
続される。
【0056】NチャネルMOSトランジスタ11のゲー
トがNチャネルMOSトランジスタ10aのドレインに
接続され、NチャネルMOSトランジスタ11のソース
が低電位側電源端子4に接続される。
【0057】また、基準電圧源回路2は、定電流を折返
して出力端子5に基準電圧を発生するカレントミラー回
路12aと、NチャネルMOSトランジスタ14と、N
チャネルMOSトランジスタ15と、抵抗16と、を備
える。
【0058】カレントミラー回路12aはPチャネルM
OSトランジスタ12及びPチャネルMOSトランジス
タ13により構成される。
【0059】PチャネルMOSトランジスタ12のソー
スが高電位側電源端子3に接続され、PチャネルMOS
トランジスタ12のドレイン及びゲートが互いに接続さ
れる。
【0060】PチャネルMOSトランジスタ12のゲー
トがスタートアップ回路1aのNチャネルMOSトラン
ジスタ11のドレインと出力端子5とに接続される。
【0061】PチャネルMOSトランジスタ13のソー
スが高電位側電源端子3に接続され、PチャネルMOS
トランジスタ13のゲートがPチャネルMOSトランジ
スタ12のゲートに接続される。
【0062】NチャネルMOSトランジスタ14のドレ
インがPチャネルMOSトランジスタ12のドレインに
接続される。
【0063】抵抗16がNチャネルMOSトランジスタ
14のソースと低電位側電源端子4との間に接続され
る。
【0064】NチャネルMOSトランジスタ15のドレ
イン及びゲートが互いに接続され、NチャネルMOSト
ランジスタ15のドレインがPチャネルMOSトランジ
スタ13のドレインに接続される。
【0065】NチャネルMOSトランジスタ15のソー
スが低電位側電源端子4に接続され、NチャネルMOS
トランジスタ15のゲートがNチャネルMOSトランジ
スタ14のゲートとスタートアップ回路1aのNチャネ
ルMOSトランジスタ10aのゲートに接続される。
【0066】図1に示す本発明の第1の実施の形態のバ
イアス回路の構成においては、NチャネルMOSトラン
ジスタ9のソースドレイン路とNチャネルMOSトラン
ジスタ10のソースドレイン路とが直列接続されてお
り、図3に示す本発明の第2の実施の形態のバイアス回
路の構成においても、NチャネルMOSトランジスタ9
aのソースドレイン路とNチャネルMOSトランジスタ
10aのソースドレイン路とが直列接続されているの
で、図3に示す本発明の第2の実施の形態のバイアス回
路の動作は、図1に示す本発明の第1の実施の形態のバ
イアス回路の動作と同様となる。
【0067】したがって、図3に示す本発明の第2の実
施の形態のバイアス回路によれば、図1に示す本発明の
第1の実施の形態のバイアス回路と同様の効果が得られ
る。
【0068】次に、図4は、本発明の第3の実施の形態
のバイアス回路の構成図である。図1に示す本発明の第
1の実施の形態のバイアス回路の構成と図4に示す本発
明の第3の実施の形態のバイアス回路の構成との相違部
分は、パワーダウン制御を可能とするために、図1に示
すスタートアップ回路1をスタートアップ回路1bに変
更し、パワーダウン信号入力端子17と、リセット回路
20と、リセット回路22と、を追加した部分であり、
スタートアップ回路1bについて具体的には、CMOS
インバータ18及びCMOSインバータ19を追加し、
PチャネルMOSトランジスタ6及びコンデンサ8をC
MOSインバータ19の出力に接続するように変更した
部分のみである。したがって同一構成部分には同一符号
を付して詳細説明を省略する。
【0069】図4に示すように、本発明の第3の実施の
形態のバイアス回路26は、スタートアップ回路1b
と、基準電圧源回路2と、高電位側電源端子3と、低電
位側電源端子4と、出力端子5と、パワーダウン信号入
力端子17と、リセット回路20と、リセット回路22
と、を備える。
【0070】スタートアップ回路1bは、PチャネルM
OSトランジスタ6と、コンデンサ7と、コンデンサ8
と、NチャネルMOSトランジスタ9と、NチャネルM
OSトランジスタ10と、NチャネルMOSトランジス
タ11と、CMOSインバータ18と、CMOSインバ
ータ19と、を備える。
【0071】CMOSインバータ18の入力にはパワー
ダウン信号入力端子17からパワーダウン信号が与えら
れる。
【0072】CMOSインバータ18の出力にCMOS
インバータ19の入力が接続される。
【0073】PチャネルMOSトランジスタ6のソース
がCMOSインバータ19の出力に接続される。
【0074】コンデンサ7がPチャネルMOSトランジ
スタ6の互いに接続されたドレイン及びゲートと低電位
側電源端子4との間に接続される。
【0075】NチャネルMOSトランジスタ9のゲート
がPチャネルMOSトランジスタ6のドレインに接続さ
れる。
【0076】コンデンサ8がCMOSインバータ19の
出力とNチャネルMOSトランジスタ9のドレインとの
間に接続される。
【0077】NチャネルMOSトランジスタ10のドレ
インがNチャネルMOSトランジスタ9のソースに接続
され、NチャネルMOSトランジスタ10のソースが低
電位側電源端子4に接続される。
【0078】NチャネルMOSトランジスタ11のゲー
トがNチャネルMOSトランジスタ9のドレインに接続
され、NチャネルMOSトランジスタ11のソースが低
電位側電源端子4に接続される。
【0079】また、基準電圧源回路2は、定電流を折返
して出力端子5に基準電圧を発生するカレントミラー回
路12aと、NチャネルMOSトランジスタ14と、N
チャネルMOSトランジスタ15と、抵抗16と、を備
える。
【0080】カレントミラー回路12aはPチャネルM
OSトランジスタ12及びPチャネルMOSトランジス
タ13により構成される。
【0081】PチャネルMOSトランジスタ12のソー
スが高電位側電源端子3に接続され、PチャネルMOS
トランジスタ12のドレイン及びゲートが互いに接続さ
れる。
【0082】PチャネルMOSトランジスタ12のゲー
トがスタートアップ回路1bのNチャネルMOSトラン
ジスタ11のドレインと出力端子5とに接続される。
【0083】PチャネルMOSトランジスタ13のソー
スが高電位側電源端子3に接続され、PチャネルMOS
トランジスタ13のゲートがPチャネルMOSトランジ
スタ12のゲートに接続される。
【0084】NチャネルMOSトランジスタ14のドレ
インがPチャネルMOSトランジスタ12のドレインに
接続される。
【0085】抵抗16がNチャネルMOSトランジスタ
14のソースと低電位側電源端子4との間に接続され
る。
【0086】NチャネルMOSトランジスタ15のドレ
イン及びゲートが互いに接続され、NチャネルMOSト
ランジスタ15のドレインがPチャネルMOSトランジ
スタ13のドレインに接続される。
【0087】NチャネルMOSトランジスタ15のソー
スが低電位側電源端子4に接続され、NチャネルMOS
トランジスタ15のゲートがNチャネルMOSトランジ
スタ14のゲートとスタートアップ回路1bのNチャネ
ルMOSトランジスタ10のゲートに接続される。
【0088】また、リセット回路20は、PチャネルM
OSトランジスタ21を備え、PチャネルMOSトラン
ジスタ21のソースが高電位側電源端子3に接続され、
PチャネルMOSトランジスタ21のゲートがCMOS
インバータ19の出力に接続され、PチャネルMOSト
ランジスタ21のドレインがPチャネルMOSトランジ
スタ12のゲートに接続される。
【0089】また、リセット回路22は、NチャネルM
OSトランジスタ23と、NチャネルMOSトランジス
タ24と、NチャネルMOSトランジスタ25と、を備
え、NチャネルMOSトランジスタ23のソースが低電
位側電源端子4に接続され、NチャネルMOSトランジ
スタ23のゲートがCMOSインバータ18の出力に接
続され、NチャネルMOSトランジスタ23のドレイン
がNチャネルMOSトランジスタ9のゲートに接続さ
れ、NチャネルMOSトランジスタ24のソースが低電
位側電源端子4に接続され、NチャネルMOSトランジ
スタ24のゲートがCMOSインバータ18の出力に接
続され、NチャネルMOSトランジスタ24のドレイン
がNチャネルMOSトランジスタ11のゲートに接続さ
れ、NチャネルMOSトランジスタ25のソースが低電
位側電源端子4に接続され、NチャネルMOSトランジ
スタ25のゲートがCMOSインバータ18の出力に接
続され、NチャネルMOSトランジスタ25のドレイン
がNチャネルMOSトランジスタ15のゲートに接続さ
れる。
【0090】なお、CMOSインバータ18及びCMO
Sインバータ19の電源は、図示されていないが、高電
位側電源端子3及び低電位側電源端子4から供給され
る。
【0091】次に、動作を説明する。ここで、パワーダ
ウン状態とは、高電位側電源端子3及び低電位側電源端
子4の電源電圧が投入されている状態において、出力端
子5からの基準電圧出力のみを停止する状態をいう。
【0092】先ず、高電位側電源端子3及び低電位側電
源端子4の電源電圧が投入されているパワーダウン状態
のとき、外部からパワーダウン信号入力端子17が論理
Lレベルに固定されているので、CMOSインバータ1
8の出力が論理Hレベルとなり、CMOSインバータ1
9の出力が論理Lレベルとなる。
【0093】したがって、リセット回路20のPチャネ
ルMOSトランジスタ21がオンされてPチャネルMO
Sトランジスタ12のゲートが高電位側電源端子3に短
絡され、同時に、リセット回路22のNチャネルMOS
トランジスタ23がオンされてNチャネルMOSトラン
ジスタ9のゲートが低電位側電源端子4に短絡され、N
チャネルMOSトランジスタ24がオンされてNチャネ
ルMOSトランジスタ11のゲートが低電位側電源端子
4に短絡され、NチャネルMOSトランジスタ25がオ
ンされてNチャネルMOSトランジスタ15のゲートが
低電位側電源端子4に短絡される。
【0094】これにより、カレントミラー回路12aが
安定して動作停止し、出力端子5からの基準電圧出力が
停止される。
【0095】次に、高電位側電源端子3及び低電位側電
源端子4の電源電圧が投入されている状態でパワーダウ
ン状態が解除されると、外部からのパワーダウン信号が
論理Hレベルに固定されるので、CMOSインバータ1
8の出力が論理Lレベルとなり、CMOSインバータ1
9の出力が論理Hレベルとなる。
【0096】したがって、CMOSインバータ19の論
理Hレベルの出力電圧が、高電位側電源端子3の電源電
圧と同程度の電圧となり、リセット回路20のPチャネ
ルMOSトランジスタ21がオフ状態となり、リセット
回路22のNチャネルMOSトランジスタ23、Nチャ
ネルMOSトランジスタ24及びNチャネルMOSトラ
ンジスタ25も全てオフ状態となるので、図1に示す本
発明の第1の実施の形態のバイアス回路のスタートアッ
プ動作と同様の動作が行われることになる。
【0097】以上は、高電位側電源端子3及び低電位側
電源端子4の電源電圧が投入されている状態における動
作であるが、一方、パワーダウン信号入力端子17が論
理Lレベルに固定されている状態において高電位側電源
端子3及び低電位側電源端子4の電源電圧が投入される
ときには、高電位側電源端子3の電源電圧が上昇しても
CMOSインバータ19の出力電圧が低電位側電源端子
4の電源電圧と同程度の電圧となるので、スタートアッ
プ動作せずにそのままパワーダウン状態となり、また、
パワーダウン信号入力端子17が論理Hレベルに固定さ
れている状態において高電位側電源端子3及び低電位側
電源端子4の電源電圧が投入されるときには、高電位側
電源端子3の電源電圧上昇にともなってCMOSインバ
ータ19の出力電圧として高電位側電源端子3の電源電
圧と同程度の電圧が立ち上がるため、結局、図1に示す
本発明の第1の実施の形態のバイアス回路のスタートア
ップ動作と同様の動作が行われることになる。
【0098】以上説明したように、本発明の第3の実施
の形態のバイアス回路によれば、パワーダウン信号が与
えられるCMOSインバータ18及びCMOSインバー
タ19と、CMOSインバータ19の出力電圧のレベル
シフト電圧を発生するPチャネルMOSトランジスタ6
と、レベルシフト電圧を保持するコンデンサ7と、一端
にCMOSインバータ19の出力電圧が与えられるコン
デンサ8と、NチャネルMOSトランジスタ10と、ゲ
ートにレベルシフト電圧が与えられソースドレイン路が
NチャネルMOSトランジスタ10のソースドレイン路
を介してコンデンサ8の他端と低電位側電源端子4との
間に接続されるNチャネルMOSトランジスタ9と、ゲ
ートにコンデンサ8の他端の電圧が与えられて起動信号
を出力するNチャネルMOSトランジスタ11と、を有
するスタートアップ回路1bと、定電流を折返して基準
電圧を発生するカレントミラー回路12aを有する基準
電圧源回路2と、パワーダウン状態のときパワーダウン
信号によりカレントミラー回路12aを動作停止させる
リセット回路20と、NチャネルMOSトランジスタ9
のゲート及びNチャネルMOSトランジスタ11のゲー
トを低電位側電源端子4に短絡させるリセット回路22
と、を備え、パワーダウン状態が解除されるとき、起動
信号によりカレントミラー回路12aがトリガされて基
準電圧源回路2が起動する前にNチャネルMOSトラン
ジスタ10がオフ状態となり、起動後にNチャネルMO
Sトランジスタ10がオン状態となるように制御したの
で、電源投入直後に電源オフとされ再度電源投入される
ようなときであっても、起動信号を出力して基準電圧源
回路2の起動時間を短縮することができるとともに、安
定したパワーダウン制御を行うことができるという効果
が得られる。
【0099】次に、図5は、本発明の第4の実施の形態
のバイアス回路の構成図である。図4に示す本発明の第
3の実施の形態のバイアス回路の構成と図5に示す本発
明の第4の実施の形態のバイアス回路の構成との相違部
分は、図4に示すスタートアップ回路1bをスタートア
ップ回路1cに変更した部分であり、具体的には、図3
に示す本発明の第2の実施の形態のバイアス回路の構成
と同様に、NチャネルMOSトランジスタ9をNチャネ
ルMOSトランジスタ9aに変更し、NチャネルMOS
トランジスタ10をNチャネルMOSトランジスタ10
aに変更した部分のみである。したがって同一構成部分
には同一符号を付して詳細説明を省略する。
【0100】図5に示すように、本発明の第4の実施の
形態のバイアス回路は、スタートアップ回路1cと、基
準電圧源回路2と、高電位側電源端子3と、低電位側電
源端子4と、出力端子5と、パワーダウン信号入力端子
17と、リセット回路20と、リセット回路22と、を
備える。
【0101】スタートアップ回路1cは、PチャネルM
OSトランジスタ6と、コンデンサ7と、コンデンサ8
と、NチャネルMOSトランジスタ9aと、Nチャネル
MOSトランジスタ10aと、NチャネルMOSトラン
ジスタ11と、CMOSインバータ18と、CMOSイ
ンバータ19と、を備える。
【0102】CMOSインバータ18の入力にはパワー
ダウン信号入力端子17からパワーダウン信号が与えら
れる。
【0103】CMOSインバータ18の出力にCMOS
インバータ19の入力が接続される。
【0104】PチャネルMOSトランジスタ6のソース
がCMOSインバータ19の出力に接続される。
【0105】コンデンサ7がPチャネルMOSトランジ
スタ6の互いに接続されたドレイン及びゲートと低電位
側電源端子4との間に接続される。
【0106】NチャネルMOSトランジスタ9aのゲー
トがPチャネルMOSトランジスタ6のドレインに接続
され、NチャネルMOSトランジスタ9aのソースが低
電位側電源端子4に接続される。
【0107】NチャネルMOSトランジスタ10aのソ
ースがNチャネルMOSトランジスタ9aのドレインに
接続される。
【0108】コンデンサ8がCMOSインバータ19の
出力とNチャネルMOSトランジスタ10aのドレイン
との間に接続される。
【0109】NチャネルMOSトランジスタ11のゲー
トがNチャネルMOSトランジスタ10aのドレインに
接続され、NチャネルMOSトランジスタ11のソース
が低電位側電源端子4に接続される。
【0110】また、基準電圧源回路2は、定電流を折返
して出力端子5に基準電圧を発生するカレントミラー回
路12aと、NチャネルMOSトランジスタ14と、N
チャネルMOSトランジスタ15と、抵抗16と、を備
える。
【0111】カレントミラー回路12aはPチャネルM
OSトランジスタ12及びPチャネルMOSトランジス
タ13により構成される。
【0112】PチャネルMOSトランジスタ12のソー
スが高電位側電源端子3に接続され、PチャネルMOS
トランジスタ12のドレイン及びゲートが互いに接続さ
れる。
【0113】PチャネルMOSトランジスタ12のゲー
トがスタートアップ回路1cのNチャネルMOSトラン
ジスタ11のドレインと出力端子5とに接続される。
【0114】PチャネルMOSトランジスタ13のソー
スが高電位側電源端子3に接続され、PチャネルMOS
トランジスタ13のゲートがPチャネルMOSトランジ
スタ12のゲートに接続される。
【0115】NチャネルMOSトランジスタ14のドレ
インがPチャネルMOSトランジスタ12のドレインに
接続される。
【0116】抵抗16がNチャネルMOSトランジスタ
14のソースと低電位側電源端子4との間に接続され
る。
【0117】NチャネルMOSトランジスタ15のドレ
イン及びゲートが互いに接続され、NチャネルMOSト
ランジスタ15のドレインがPチャネルMOSトランジ
スタ13のドレインに接続される。
【0118】NチャネルMOSトランジスタ15のソー
スが低電位側電源端子4に接続され、NチャネルMOS
トランジスタ15のゲートがNチャネルMOSトランジ
スタ14のゲートとスタートアップ回路1cのNチャネ
ルMOSトランジスタ10aのゲートに接続される。
【0119】また、リセット回路20は、PチャネルM
OSトランジスタ21を備え、PチャネルMOSトラン
ジスタ21のソースが高電位側電源端子3に接続され、
PチャネルMOSトランジスタ21のゲートがCMOS
インバータ19の出力に接続され、PチャネルMOSト
ランジスタ21のドレインがPチャネルMOSトランジ
スタ12のゲートに接続される。
【0120】また、リセット回路22は、NチャネルM
OSトランジスタ23と、NチャネルMOSトランジス
タ24と、NチャネルMOSトランジスタ25と、を備
え、NチャネルMOSトランジスタ23のソースが低電
位側電源端子4に接続され、NチャネルMOSトランジ
スタ23のゲートがCMOSインバータ18の出力に接
続され、NチャネルMOSトランジスタ23のドレイン
がNチャネルMOSトランジスタ9aのゲートに接続さ
れ、NチャネルMOSトランジスタ24のソースが低電
位側電源端子4に接続され、NチャネルMOSトランジ
スタ24のゲートがCMOSインバータ18の出力に接
続され、NチャネルMOSトランジスタ24のドレイン
がNチャネルMOSトランジスタ11のゲートに接続さ
れ、NチャネルMOSトランジスタ25のソースが低電
位側電源端子4に接続され、NチャネルMOSトランジ
スタ25のゲートがCMOSインバータ18の出力に接
続され、NチャネルMOSトランジスタ25のドレイン
がNチャネルMOSトランジスタ15のゲートに接続さ
れる。
【0121】図4に示す本発明の第3の実施の形態のバ
イアス回路の構成においては、NチャネルMOSトラン
ジスタ9のソースドレイン路とNチャネルMOSトラン
ジスタ10のソースドレイン路とが直列接続されてお
り、図5に示す本発明の第4の実施の形態のバイアス回
路の構成においても、NチャネルMOSトランジスタ9
aのソースドレイン路とNチャネルMOSトランジスタ
10aのソースドレイン路とが直列接続されているの
で、図5に示す本発明の第4の実施の形態のバイアス回
路の動作は、図4に示す本発明の第3の実施の形態のバ
イアス回路の動作と同様となる。
【0122】したがって、図5に示す本発明の第4の実
施の形態のバイアス回路によれば、図4に示す本発明の
第3の実施の形態のバイアス回路と同様の効果が得られ
る。
【0123】次に、図6は、本発明の第5の実施の形態
の電源装置の構成図である。図6に示すように、本発明
の第5の実施の形態の電源装置は、図4に示す本発明の
第3の実施の形態のバイアス回路26と、電源回路とし
てのバンドギャップリファレンス回路27と、高電位側
電源端子28と、低電位側電源端子29と、パワーダウ
ン制御端子30と、出力端子31と、を備える。なお、
図4に示す本発明の第3の実施の形態のバイアス回路2
6と図6に示す本発明の第5の実施の形態の電源装置と
の同一構成部分には同一符号を付して詳細説明を省略す
る。
【0124】バンドギャップリファレンス回路27は、
PチャネルMOSトランジスタ32と、PチャネルMO
Sトランジスタ33と、PチャネルMOSトランジスタ
34と、NチャネルMOSトランジスタ35と、Nチャ
ネルMOSトランジスタ36と、PチャネルMOSトラ
ンジスタ37と、NチャネルMOSトランジスタ38
と、抵抗39と、コンデンサ40と、抵抗41と、NP
Nトランジスタ42と、抵抗43と、NPNトランジス
タ44と、抵抗45と、を備える。
【0125】バイアス回路26のパワーダウン信号入力
端子17がパワーダウン制御端子30に接続され、バイ
アス回路26の高電位側電源端子3が高電位側電源端子
28に接続され、バイアス回路26の低電位側電源端子
4が低電位側電源端子29に接続され、バイアス回路2
6の出力端子5がPチャネルMOSトランジスタ32の
ゲートとPチャネルMOSトランジスタ37のゲートと
に接続される。
【0126】バイアス回路26の出力端子5から基準電
圧が供給されることにより、PチャネルMOSトランジ
スタ32及びPチャネルMOSトランジスタ37が、そ
れぞれ、所定のバイアス電流を供給する定電流源として
動作する。
【0127】PチャネルMOSトランジスタ32のソー
スが高電位側電源端子28に接続され、PチャネルMO
Sトランジスタ32のドレインがPチャネルMOSトラ
ンジスタ33のソースとPチャネルMOSトランジスタ
34のソースとに接続される。
【0128】NチャネルMOSトランジスタ35のドレ
インとゲートとが互いに接続され、NチャネルMOSト
ランジスタ35のドレインがPチャネルMOSトランジ
スタ33のドレインに接続され、NチャネルMOSトラ
ンジスタ35のソースが低電位側電源端子29に接続さ
れる。
【0129】NチャネルMOSトランジスタ36のドレ
インがPチャネルMOSトランジスタ34のドレインに
接続され、NチャネルMOSトランジスタ36のゲート
がNチャネルMOSトランジスタ35のゲートに接続さ
れ、NチャネルMOSトランジスタ36のソースが低電
位側電源端子29に接続される。
【0130】PチャネルMOSトランジスタ37のソー
スが高電位側電源端子28に接続され、NチャネルMO
Sトランジスタ38のドレインがPチャネルMOSトラ
ンジスタ37のドレインと出力端子31とに接続され、
NチャネルMOSトランジスタ38のゲートがPチャネ
ルMOSトランジスタ34のドレインに接続され、Nチ
ャネルMOSトランジスタ38のソースが低電位側電源
端子29に接続される。
【0131】位相補償用として、NチャネルMOSトラ
ンジスタ38のドレインとNチャネルMOSトランジス
タ38のゲートとの間に、抵抗39とコンデンサ40と
が直列に接続される。
【0132】NPNトランジスタ42のエミッタが低電
位側電源端子29に接続され、NPNトランジスタ42
のコレクタとベースとが互いに接続され、NPNトラン
ジスタ42のコレクタが抵抗41の一端に接続され、抵
抗41の他端がNチャネルMOSトランジスタ38のド
レインに接続される。
【0133】NPNトランジスタ44のエミッタが低電
位側電源端子29に接続され、NPNトランジスタ44
のコレクタとベースとが互いに接続され、NPNトラン
ジスタ44のコレクタが抵抗45の一端に接続され、抵
抗45の他端が抵抗43の一端に接続され、抵抗43の
他端がNチャネルMOSトランジスタ38のドレインに
接続される。
【0134】PチャネルMOSトランジスタ33及びP
チャネルMOSトランジスタ34からなる差動対の非反
転入力端としてのPチャネルMOSトランジスタ34の
ゲートがNPNトランジスタ42のコレクタに接続さ
れ、反転入力端としてのPチャネルMOSトランジスタ
33のゲートが抵抗43及び抵抗45の接続点に接続さ
れる。
【0135】次に、高電位側電源端子28及び低電位側
電源端子29の電源電圧が投入され、バイアス回路26
から所定の基準電圧が出力端子5に出力された定常状態
におけるバンドギャップリファレンス回路27の動作を
説明する。
【0136】なお、NPNトランジスタ42及びNPN
トランジスタ44の直流電流増幅率hFEが十分大きい
として各ベース電流を無視し、PチャネルMOSトラン
ジスタ34のゲート電圧を非反転入力電圧VG34と
し、PチャネルMOSトランジスタ33のゲート電圧を
反転入力電圧VG33とし、NPNトランジスタ42の
コレクタ電流をIC42とし、NPNトランジスタ42
のベースエミッタ間電圧をVBE42とし、NPNトラ
ンジスタ42のエミッタ接合面積を1とし、NPNトラ
ンジスタ44のコレクタ電流をIC44とし、NPNト
ランジスタ44のベースエミッタ間電圧をVBE44と
し、NPNトランジスタ44のエミッタ接合面積をnと
し、抵抗41の値をR41とし、抵抗43の値をR43
とし、抵抗45の値をR45とし、NチャネルMOSト
ランジスタ38のドレイン電圧をVD38とする。
【0137】定常状態のときVG34=VG33である
から、VBE42=VBE44+R45×IC44、及
び、VD38=VBE44+(R43+R45)×IC
44の関係が成立し、これより、VD38=VBE42
+(R43÷R45)×(VBE42−VBE44)の
関係が得られ、エミッタ接合の逆方向飽和電流が接合面
積に比例すること、及び、R41×IC42=R43×
IC44の関係より、熱電圧をVTとして、VD38=
VBE42+(R43÷R45)×VT×ln(n×R
43÷R41)の関係が得られる。
【0138】したがって、出力端子31からバンドギャ
ップリファレンス電圧VD38が出力される。
【0139】次に、バイアス回路26を含めた動作を説
明する。先ず、高電位側電源端子28及び低電位側電源
端子29の電源電圧が投入されているパワーダウン状態
のとき、外部からパワーダウン制御端子30が論理Lレ
ベルに固定されているので、出力端子5からの基準電圧
出力が停止され、PチャネルMOSトランジスタ32及
びPチャネルMOSトランジスタ37がオフ状態とな
り、出力端子31からのバンドギャップリファレンス電
圧VD38がオフされる。
【0140】このとき、バンドギャップリファレンス回
路27における全てのバイアス電流が遮断されるので、
バンドギャップリファレンス回路27の消費電力が0と
なる。
【0141】次に、高電位側電源端子28及び低電位側
電源端子29の電源電圧が投入されている状態でパワー
ダウン状態が解除されると、外部からパワーダウン制御
端子30が論理Hレベルに固定されるので、バイアス回
路26がスタートアップ動作を行い、出力端子5から瞬
時に基準電圧出力が出力され、PチャネルMOSトラン
ジスタ32及びPチャネルMOSトランジスタ37が瞬
時にオンし、出力端子31から瞬時にバンドギャップリ
ファレンス電圧VD38が出力される。
【0142】一方、パワーダウン制御端子30が論理L
レベルに固定されている状態において高電位側電源端子
28及び低電位側電源端子29の電源電圧が投入される
ときには、バイアス回路26がスタートアップ動作せず
にそのままバンドギャップリファレンス回路27がパワ
ーダウン状態となる。
【0143】また、パワーダウン制御端子30が論理H
レベルに固定されている状態において高電位側電源端子
28及び低電位側電源端子29の電源電圧が投入される
ときにも、バイアス回路26がスタートアップ動作を行
い、出力端子5から瞬時に基準電圧出力が出力され、P
チャネルMOSトランジスタ32及びPチャネルMOS
トランジスタ37が瞬時にオンし、出力端子31から瞬
時にバンドギャップリファレンス電圧VD38が出力さ
れる。
【0144】以上説明したように、本発明の第5の実施
の形態の電源装置によれば、パワーダウン信号が与えら
れるCMOSインバータ18及びCMOSインバータ1
9と、CMOSインバータ19の出力電圧のレベルシフ
ト電圧を発生するPチャネルMOSトランジスタ6と、
レベルシフト電圧を保持するコンデンサ7と、一端にC
MOSインバータ19の出力電圧が与えられるコンデン
サ8と、NチャネルMOSトランジスタ10と、ゲート
にレベルシフト電圧が与えられソースドレイン路がNチ
ャネルMOSトランジスタ10のソースドレイン路を介
してコンデンサ8の他端と低電位側電源端子4との間に
接続されるNチャネルMOSトランジスタ9と、ゲート
にコンデンサ8の他端の電圧が与えられて起動信号を出
力するNチャネルMOSトランジスタ11と、を有する
スタートアップ回路1bと、定電流を折返して基準電圧
を発生するカレントミラー回路12aを有する基準電圧
源回路2と、パワーダウン状態のときパワーダウン信号
によりカレントミラー回路12aを動作停止させるリセ
ット回路20と、NチャネルMOSトランジスタ9のゲ
ート及びNチャネルMOSトランジスタ11のゲートを
低電位側電源端子4に短絡させるリセット回路22と、
を含み、パワーダウン状態が解除されるとき、起動信号
によりカレントミラー回路12aがトリガされて基準電
圧源回路2が起動する前にNチャネルMOSトランジス
タ10がオフ状態となり、起動後にNチャネルMOSト
ランジスタ10がオン状態となるように制御されるバイ
アス回路26と、ゲートに基準電圧が与えられ電流源と
なって所定のバイアス電流を供給するPチャネルMOS
トランジスタ32及びPチャネルMOSトランジスタ3
7を含むバンドギャップリファレンス回路27と、を備
えるようにしたので、電源投入直後に電源オフとされ再
度電源投入されるようなときであっても、起動時間が短
縮されるとともに、安定したパワーダウン制御を行うこ
とができる電源装置を実現することができるという効果
が得られる。
【0145】なお、図6に示す本発明の第5の実施の形
態の電源装置は、図4に示す本発明の第3の実施の形態
のバイアス回路26を備えるが、本発明の第6の実施の
形態の電源装置として、バイアス回路26に代えて図5
に示す本発明の第4の実施の形態のバイアス回路を備え
るようにしてもよいし、パワーダウン制御が不要であれ
ば、本発明の第7の実施の形態の電源装置として、バイ
アス回路26に代えて図1に示す本発明の第1の実施の
形態のバイアス回路、或いは図3に示す本発明の第2の
実施の形態のバイアス回路を備えるようにしてもよい。
【0146】また、図6に示す本発明の第5の実施の形
態の電源装置におけるバンドギャップリファレンス回路
27は、NPNトランジスタ42及びNPNトランジス
タ44を備えるが、ダイオードに置き換えることができ
る。
【0147】また、図6に示す本発明の第5の実施の形
態の電源装置は、電源回路としてバンドギャップリファ
レンス回路27を備えるが、バンドギャップリファレン
ス回路に限定されることはなく、電流源となって所定の
バイアス電流を供給するトランジスタを含む電源回路で
あれば、何れにも置き換えることができ、同様の効果が
得られる。
【0148】
【発明の効果】本発明による効果は、電源投入直後に電
源オフとされ再度電源投入されるようなときであって
も、起動信号を出力して基準電圧源回路の起動時間を短
縮することができるバイアス回路、及び、そのバイアス
回路を備える電源装置を実現できることである。
【0149】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のバイアス回路の構
成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のバイアス回路の動
作説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態のバイアス回路の構
成図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態のバイアス回路の構
成図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態のバイアス回路の構
成図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態の電源装置の構成図
である。
【図7】従来例のバイアス回路の構成図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、101 スタートアップ回路 2、102 基準電圧源回路 3、103 高電位側電源端子 4、104 低電位側電源端子 5、105 出力端子 6、106 PチャネルMOSトランジスタ 7、107 コンデンサ 8、108 コンデンサ 9、9a、109 NチャネルMOSトランジスタ 10、10a NチャネルMOSトランジスタ 11、111 NチャネルMOSトランジスタ 12、112 PチャネルMOSトランジスタ 12a、112a カレントミラー回路 13、113 PチャネルMOSトランジスタ 14、114 NチャネルMOSトランジスタ 15、115 NチャネルMOSトランジスタ 16、116 抵抗 17 パワーダウン信号入力端子 18 CMOSインバータ 19 CMOSインバータ 20 リセット回路 21 PチャネルMOSトランジスタ 22 リセット回路 23 NチャネルMOSトランジスタ 24 NチャネルMOSトランジスタ 25 NチャネルMOSトランジスタ 26 バイアス回路 27 バンドギャップリファレンス回路 28 高電位側電源端子 29 低電位側電源端子 30 パワーダウン制御端子 31 出力端子 32 PチャネルMOSトランジスタ 33 PチャネルMOSトランジスタ 34 PチャネルMOSトランジスタ 35 NチャネルMOSトランジスタ 36 NチャネルMOSトランジスタ 37 PチャネルMOSトランジスタ 38 NチャネルMOSトランジスタ 39 抵抗 40 コンデンサ 41 抵抗 42 NPNトランジスタ 43 抵抗 44 NPNトランジスタ 45 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 一広 神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目403番 53 エヌイーシーマイクロシステム株式会 社内 Fターム(参考) 5J055 AX39 AX57 AX66 BX42 CX23 DX22 DX55 EX07 EX21 EY10 EY21 EZ00 EZ04 EZ07 FX12 FX17 FX25 FX35 GX01 5J056 AA00 AA03 BB40 CC00 CC02 CC03 DD13 DD29 DD51 EE07 GG08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源の電源電圧のレベルシフト電
    圧を発生する第1のトランジスタと、前記レベルシフト
    電圧を保持する第1のコンデンサと、一端に前記電源電
    圧が与えられる第2のコンデンサと、第2のトランジス
    タと、ゲートに前記レベルシフト電圧が与えられソース
    ドレイン路が前記第2のトランジスタのソースドレイン
    路を介して前記第2のコンデンサの他端と第2の電源と
    の間に接続される第3のトランジスタと、ゲートに前記
    第2のコンデンサの前記他端の電圧が与えられて起動信
    号を出力する第4のトランジスタと、を有するスタート
    アップ回路と、前記起動信号によりトリガされ定電流を
    折返して基準電圧を発生するカレントミラー回路を有し
    前記第2のトランジスタを制御する基準電圧源回路と、
    を備えることを特徴とするバイアス回路。
  2. 【請求項2】 ソースが高電位側電源端子に接続される
    第1のPチャネルトランジスタと、前記第1のPチャネ
    ルトランジスタのドレイン及びゲートと低電位側電源端
    子との間に接続される第1のコンデンサと、ゲートが前
    記ドレインに接続される第1のNチャネルトランジスタ
    と、前記高電位側電源端子と前記第1のNチャネルトラ
    ンジスタのドレインとの間に接続される第2のコンデン
    サと、ドレインが前記第1のNチャネルトランジスタの
    ソースに接続されソースが前記低電位側電源端子に接続
    される第2のNチャネルトランジスタと、ゲートが前記
    第1のNチャネルトランジスタの前記ドレインに接続さ
    れソースが前記低電位側電源端子に接続される第3のN
    チャネルトランジスタと、を有するスタートアップ回路
    と、定電流を折返して基準電圧を発生するカレントミラ
    ー回路を有する基準電圧源回路と、を備えるバイアス回
    路であって、前記第3のNチャネルトランジスタのドレ
    イン電流により前記カレントミラー回路がトリガされて
    前記基準電圧源回路が起動する前に前記第2のNチャネ
    ルトランジスタがオフ状態となり、前記起動後に前記第
    2のNチャネルトランジスタがオン状態となることを特
    徴とするバイアス回路。
  3. 【請求項3】 ソースが高電位側電源端子に接続される
    第1のPチャネルトランジスタと、前記第1のPチャネ
    ルトランジスタのドレイン及びゲートと低電位側電源端
    子との間に接続される第1のコンデンサと、ゲートが前
    記ドレインに接続されソースが前記低電位側電源端子に
    接続される第1のNチャネルトランジスタと、ソースが
    前記第1のNチャネルトランジスタのドレインに接続さ
    れる第2のNチャネルトランジスタと、前記高電位側電
    源端子と前記第2のNチャネルトランジスタのドレイン
    との間に接続される第2のコンデンサと、ゲートが前記
    第2のNチャネルトランジスタの前記ドレインに接続さ
    れソースが前記低電位側電源端子に接続される第3のN
    チャネルトランジスタと、を有するスタートアップ回路
    と、定電流を折返して基準電圧を発生するカレントミラ
    ー回路を有する基準電圧源回路と、を備えるバイアス回
    路であって、前記第3のNチャネルトランジスタのドレ
    イン電流により前記カレントミラー回路がトリガされて
    前記基準電圧源回路が起動する前に前記第2のNチャネ
    ルトランジスタがオフ状態となり、前記起動後に前記第
    2のNチャネルトランジスタがオン状態となることを特
    徴とするバイアス回路。
  4. 【請求項4】 パワーダウン信号が与えられるインバー
    タと、前記インバータの出力電圧のレベルシフト電圧を
    発生する第1のトランジスタと、前記レベルシフト電圧
    を保持する第1のコンデンサと、一端に前記出力電圧が
    与えられる第2のコンデンサと、第2のトランジスタ
    と、ゲートに前記レベルシフト電圧が与えられソースド
    レイン路が前記第2のトランジスタのソースドレイン路
    を介して前記第2のコンデンサの他端と電源との間に接
    続される第3のトランジスタと、ゲートに前記第2のコ
    ンデンサの前記他端の電圧が与えられて起動信号を出力
    する第4のトランジスタと、を有するスタートアップ回
    路と、前記起動信号によりトリガされ定電流を折返して
    基準電圧を発生するカレントミラー回路を有し前記第2
    のトランジスタを制御する基準電圧源回路と、パワーダ
    ウン状態のとき前記パワーダウン信号により前記カレン
    トミラー回路を動作停止させるとともに前記第3のトラ
    ンジスタの前記ゲート及び前記第4のトランジスタの前
    記ゲートを前記電源に短絡させるリセット回路と、を備
    えることを特徴とするバイアス回路。
  5. 【請求項5】 パワーダウン信号が与えられるインバー
    タと、ソースが前記インバータの出力に接続される第1
    のPチャネルトランジスタと、前記第1のPチャネルト
    ランジスタのドレイン及びゲートと低電位側電源端子と
    の間に接続される第1のコンデンサと、ゲートが前記ド
    レインに接続される第1のNチャネルトランジスタと、
    前記インバータの前記出力と前記第1のNチャネルトラ
    ンジスタのドレインとの間に接続される第2のコンデン
    サと、ドレインが前記第1のNチャネルトランジスタの
    ソースに接続されソースが前記低電位側電源端子に接続
    される第2のNチャネルトランジスタと、ゲートが前記
    第1のNチャネルトランジスタの前記ドレインに接続さ
    れソースが前記低電位側電源端子に接続される第3のN
    チャネルトランジスタと、を有するスタートアップ回路
    と、定電流を折返して基準電圧を発生するカレントミラ
    ー回路を有する基準電圧源回路と、パワーダウン状態の
    とき前記パワーダウン信号により前記カレントミラー回
    路を動作停止させるとともに前記第1のNチャネルトラ
    ンジスタの前記ゲート及び前記第3のNチャネルトラン
    ジスタの前記ゲートを前記低電位側電源端子に短絡させ
    るリセット回路と、を備えるバイアス回路であって、前
    記パワーダウン状態が解除されるとき、前記第3のNチ
    ャネルトランジスタのドレイン電流により前記カレント
    ミラー回路がトリガされて前記基準電圧源回路が起動す
    る前に前記第2のNチャネルトランジスタがオフ状態と
    なり、前記起動後に前記第2のNチャネルトランジスタ
    がオン状態となることを特徴とするバイアス回路。
  6. 【請求項6】 パワーダウン信号が与えられるインバー
    タと、ソースが前記インバータの出力に接続される第1
    のPチャネルトランジスタと、前記第1のPチャネルト
    ランジスタのドレイン及びゲートと低電位側電源端子と
    の間に接続される第1のコンデンサと、ゲートが前記ド
    レインに接続されソースが前記低電位側電源端子に接続
    される第1のNチャネルトランジスタと、ソースが前記
    第1のNチャネルトランジスタのドレインに接続される
    第2のNチャネルトランジスタと、前記インバータの前
    記出力と前記第2のNチャネルトランジスタのドレイン
    との間に接続される第2のコンデンサと、ゲートが前記
    第2のNチャネルトランジスタの前記ドレインに接続さ
    れソースが前記低電位側電源端子に接続される第3のN
    チャネルトランジスタと、を有するスタートアップ回路
    と、定電流を折返して基準電圧を発生するカレントミラ
    ー回路を有する基準電圧源回路と、パワーダウン状態の
    とき前記パワーダウン信号により前記カレントミラー回
    路を動作停止させるとともに前記第1のNチャネルトラ
    ンジスタの前記ゲート及び前記第3のNチャネルトラン
    ジスタの前記ゲートを前記低電位側電源端子に短絡させ
    るリセット回路と、を備えるバイアス回路であって、前
    記パワーダウン状態が解除されるとき、前記第3のNチ
    ャネルトランジスタのドレイン電流により前記カレント
    ミラー回路がトリガされて前記基準電圧源回路が起動す
    る前に前記第2のNチャネルトランジスタがオフ状態と
    なり、前記起動後に前記第2のNチャネルトランジスタ
    がオン状態となることを特徴とするバイアス回路。
  7. 【請求項7】 第1の電源の電源電圧のレベルシフト電
    圧を発生する第1のトランジスタと、前記レベルシフト
    電圧を保持する第1のコンデンサと、一端に前記電源電
    圧が与えられる第2のコンデンサと、第2のトランジス
    タと、ゲートに前記レベルシフト電圧が与えられソース
    ドレイン路が前記第2のトランジスタのソースドレイン
    路を介して前記第2のコンデンサの他端と第2の電源と
    の間に接続される第3のトランジスタと、ゲートに前記
    第2のコンデンサの前記他端の電圧が与えられて起動信
    号を出力する第4のトランジスタと、を有するスタート
    アップ回路と、前記起動信号によりトリガされ定電流を
    折返して基準電圧を発生するカレントミラー回路を有し
    前記第2のトランジスタを制御する基準電圧源回路と、
    を含むバイアス回路と、ゲートに前記基準電圧が与えら
    れ電流源となって所定のバイアス電流を供給するトラン
    ジスタを含む電源回路と、を備えることを特徴とする電
    源装置。
  8. 【請求項8】 パワーダウン信号が与えられるインバー
    タと、前記インバータの出力電圧のレベルシフト電圧を
    発生する第1のトランジスタと、前記レベルシフト電圧
    を保持する第1のコンデンサと、一端に前記出力電圧が
    与えられる第2のコンデンサと、第2のトランジスタ
    と、ゲートに前記レベルシフト電圧が与えられソースド
    レイン路が前記第2のトランジスタのソースドレイン路
    を介して前記第2のコンデンサの他端と電源との間に接
    続される第3のトランジスタと、ゲートに前記第2のコ
    ンデンサの前記他端の電圧が与えられて起動信号を出力
    する第4のトランジスタと、を有するスタートアップ回
    路と、前記起動信号によりトリガされ定電流を折返して
    基準電圧を発生するカレントミラー回路を有し前記第2
    のトランジスタを制御する基準電圧源回路と、パワーダ
    ウン状態のとき前記パワーダウン信号により前記カレン
    トミラー回路を動作停止させるとともに前記第3のトラ
    ンジスタの前記ゲート及び前記第4のトランジスタの前
    記ゲートを前記電源に短絡させるリセット回路と、を含
    むバイアス回路と、ゲートに前記基準電圧が与えられ電
    流源となって所定のバイアス電流を供給するトランジス
    タを含む電源回路と、を備えることを特徴とする電源装
    置。
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