JPH0934432A

JPH0934432A - 表示装置

Info

Publication number: JPH0934432A
Application number: JP7185103A
Authority: JP
Inventors: Toshio Uehara; 敏生上原
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1995-07-21
Filing date: 1995-07-21
Publication date: 1997-02-07

Abstract

(57)【要約】【課題】ホストコンピュータからのデータ転送量を削
減して転送速度を速めると共に、文字サイズ等の各種の
種類のデータを表示できるようにする。【解決手段】データ判別部２によって外部から受信し
たコードデータの種類を判別し、その判別結果の種類を
示す種類データをデータ種類メモリ３に記憶し、ディス
プレイデータメモリ６に受信したコードデータを記憶し
て、その種類データに基づいて全角データキャラクタジ
ェネレータＲＯＭ９又は半角データキャラクタジェネレ
ータＲＯＭ１０によってコードデータに対応するキャラ
クタデータを発生させてＬＣＤパネル１５に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ワードプロセッ
サ，パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータか
ら出力されるコードデータに対応するキャラクタデータ
を表示するＬＣＤ等の表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、表示装置はドットマトリックスで
文字，絵柄，マーク等の情報を表示する場合、次の３種
類の表示装置があった。（１）表示装置自身がＣＰＵを持ち、任意の文字サイズ
が表示できるドットデータをライトする装置があった。（２）表示装置自身がＣＰＵを持たずに、ホスト側から
送られるドットデータをそのまま表示する。

【０００３】（３）表示装置自身がＣＰＵを持たずに、
ホスト側から送られるコードデータをそれに対応するキ
ャラクタデータに変換して表示する。この場合、文字サ
イズや種類は固定である（例えば、特開平４−３２６４
５２号公報参照）。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た１及び２の表示装置では、ドット単位でデータを転送
するので転送データ量が大変多くなり時間がかかるとい
う問題が有った。また、上述した３の表示装置では、表
示できる文字サイズ等の種類が限定されてしまうという
問題が有った。

【０００５】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、ホストコンピュータからのデータ転送量を削減
して転送速度を速めると共に、文字サイズ等の各種の種
類のデータを表示できるようにすることを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、コードデータの種類毎に対応するキャラ
クタデータを発生する複数のキャラクタ発生手段と、外
部から受信したコードデータの種類を判別するコード種
類判別手段と、その手段による判別結果の種類を示す種
類データを記憶する種類記憶手段と、上記受信したコー
ドデータを記憶するコード記憶手段と、上記各キャラク
タ発生手段のいずれかによってそれぞれ上記コード記憶
手段に記憶されたコードデータに対応するキャラクタデ
ータを発生させる手段と、その手段によって発生された
キャラクタデータを表示する手段を備えた表示装置を提
供する。

【０００７】また、文字コードデータに対応する全角の
文字キャラクタデータを発生する全角データ発生手段
と、上記文字コードデータに対応する半角の文字キャラ
クタデータを発生する半角データ発生手段と、外部から
受信した文字コードデータの種類が全角か半角かを判別
する全角半角判別手段と、その手段による判別結果の全
角あるいは半角の種類を示す種類データを記憶する種類
記憶手段と、上記受信した文字コードデータを記憶する
文字コード記憶手段と、上記全角データ発生手段及び半
角データ発生手段によってそれぞれ上記文字コード記憶
手段に記憶された文字コードデータに対応する文字キャ
ラクタデータを発生させて、その発生された文字キャラ
クタデータを表示する手段を備えた表示装置を提供す
る。

【０００８】さらに、上記全角半角判別手段を、上記受
信した文字コードデータがシリアルデータのとき、その
シリアルデータのヘッダデータに基づいて文字コードデ
ータの種類が全角か半角かを判別する手段にするとよ
い。

【０００９】さらにまた、上記全角半角判別手段を、上
記受信した文字コードデータのデータ数をカウントし、
そのデータ数に基づいて文字コードデータの種類が全角
か半角かを判別する手段にするとよい。

【００１０】そしてまた、上記全角半角判別手段が、上
記受信した文字コードデータの１バイト目のデータを受
信した後、予め決められた一定時間内に２バイト目のデ
ータを受信したか否かに基づいて文字コードデータの種
類が全角か半角かを判別する手段にするとよい。

【００１１】さらに、文字コードデータに対応する全角
の文字キャラクタデータを発生する全角データ発生手段
と、上記文字コードデータに対応する半角の文字キャラ
クタデータを発生する半角データ発生手段と、外部から
受信した文字コードデータの種類が全角か半角かを判別
する全角半角判別手段と、その手段による判別結果に基
づいて上記受信した文字コードデータを全角又は半角の
文字コードデータに変換する手段と、その手段によって
変換された文字コードデータに基づいて上記全角データ
発生手段又は半角データ発生手段に文字キャラクタデー
タを発生させる手段と、その手段によって発生された文
字キャラクタデータを表示する手段を備えた表示装置を
提供する。

【００１２】この発明による表示装置は、外部から受信
したコードデータの種類を判別し、その判別結果の種類
を示す種類データを記憶し、受信したコードデータを記
憶し、その種類データに基づいてコードデータに対応す
るキャラクタデータを発生させて表示するので、ホスト
コンピュータからデータ量の少ないコードデータを受信
し、そのコードデータに基づいて各種のキャラクタデー
タを表示することができる。

【００１３】また、外部から受信した文字コードデータ
の種類が全角か半角かを判別し、その判別結果の全角あ
るいは半角の種類を示す種類データを記憶し、受信した
文字コードデータを記憶し、その種類データに基づいて
文字コードデータに対応する全角又は半角の文字キャラ
クタデータを発生させて表示するので、ホストコンピュ
ータからデータ量の少ないコードデータを受信し、その
コードデータに基づいて全角及び半角の文字キャラクタ
データを混在させて表示することができる。

【００１４】さらに、受信した文字コードデータがシリ
アルデータのとき、そのシリアルデータのヘッダデータ
に基づいて文字コードデータの種類が全角か半角かを判
別するようにすれば、シリアルデータの転送時のデータ
負荷をほとんど増やさずに全角と半角の判別を行なえ
る。

【００１５】さらにまた、受信した文字コードデータの
データ数をカウントし、そのデータ数に基づいて文字コ
ードデータの種類が全角か半角かを判別するようにすれ
ば、ホストコンピュータからデータ形式を変えずに、８
ビットデータでは１６×１６＝２５６のコード数を全角
と半角とに分けることなく割り当てコード数を減らさず
に転送することができ、全角と半角の判別を行なえる。

【００１６】そしてまた、受信した文字コードデータの
１バイト目のデータを受信した後、予め決められた一定
時間内に２バイト目のデータを受信したか否かに基づい
て文字コードデータの種類が全角か半角かを判別するよ
うにすれば、ホストコンピュータからデータ形式を変え
ずに、且つデータコード数を２５６×２５６＝６５５３
６種類に増やすことができ、全角と半角の判別を行なえ
る。

【００１７】さらに、外部から受信した文字コードデー
タの種類が全角か半角かを判別し、その判別結果に基づ
いて受信した文字コードデータを全角又は半角の文字コ
ードデータに変換し、その変換された文字コードデータ
に基づいて全角又は半角の文字キャラクタデータを発生
させて表示するようにすれば、ホストコンピュータから
は８ビットデータならヘッダデータを付加せずにそのま
ま８ビットデータで転送することができ、データ形式を
変えずに全角と半角の判別を行なえる。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面に
基づいて具体的に説明する。図１は、この発明の一実施
例である表示装置の内部構成を示すブロック図である。
この表示装置１６は、シリアルデータインタフェース
（Ｉ／Ｆ）１，データ判別部２，データ種類メモリ３，
アドレスカウンタ４，表示タイミング発生部５，ディス
プレイデータメモリ６を備えている。

【００１９】さらに、コモンシフトレジスタ７，コモン
信号ドライブ回路８，全角データキャラクタジェネレー
タＲＯＭ９，半角データキャラクタジェネレータＲＯＭ
１０，セレクタ１１，パラレル／シリアル変換回路１
２，セグメントシフトレジスタ１３，セグメント信号ド
ライブ回路１４，ＬＣＤパネル１５も備えている。

【００２０】この表示装置へのホストコンピュータから
のデータ転送はシリアル同期式でキャラクタジェネレー
タ用のコードデータを転送する方式を採用している。シ
リアルデータＩ／Ｆ１は、ホストコンピュータから受信
したシリアルのコードデータのシリアル／パラレル変換
等を行なうインタフェースである。

【００２１】データ判別部２は、受信したコードデータ
が全角用のデータか半角用のデータかを判別する。デー
タ種類メモリ３は、データ判別部２による判別結果であ
る全角又は半角の種類データを記憶するメモリである。
アドレスカウンタ４は、受信したコードデータを全角と
半角とでディスプレイデータメモリ６のアドレスを決定
するためのカウンタである。

【００２２】表示タイミング発生部５は、ディスプレイ
データメモリ６，セレクタ１１，パラレル／シリアル変
換回路１２，セグメントシフトレジスタ１３の各動作の
基本タイミングを発生する回路である。ディスプレイデ
ータメモリ６は、受信したコードデータを記憶するメモ
リである。

【００２３】コモンシフトレジスタ７は、キャラクタデ
ータの表示の際のコモン方向の桁送りのデータを格納す
るレジスタである。コモン信号ドライブ回路８は、コモ
ンシフトレジスタ７に格納されたデータに基づいてＬＣ
Ｄパネル１５に表示するキャラクタデータのコモン方向
の位置を示す信号を出力する回路である。

【００２４】全角データキャラクタジェネレータＲＯＭ
９は、コードデータに対応する全角のキャラクタデータ
を発生する。半角データキャラクタジェネレータＲＯＭ
１０は、コードデータに対応する半角のキャラクタデー
タを発生する。

【００２５】セレクタ１１は、データ種類メモリ３に記
憶された種類データに基づいて全角データキャラクタジ
ェネレータＲＯＭ９及び半角データキャラクタジェネレ
ータＲＯＭ１０で発生されたキャラクタデータのいずれ
かを選択する。パラレル／シリアル変換回路１２は、セ
レクタ１１によって選択されたキャラクタデータをパラ
レルからシリアルに変換する。

【００２６】セグメントシフトレジスタ１３は、キャラ
クタデータの表示の際のセグメント方向のドットの位置
データを格納するレジスタであり、表示タイミング発生
部５からのタイミングによってセグメント方向のドット
の位置を示す信号をセグメント信号ドライブ回路１４へ
出力する。セグメント信号ドライブ回路１４は、ＬＣＤ
パネル１５のコモン信号ドライブ回路８によって指定さ
れたコモン方向にセグメント方向の各ドットを出力する
ドライブ回路である。ＬＣＤパネル１５は、全角及び半
角のキャラクタデータに基づく全角及び半角の文字，数
字，記号等の情報を表示するディスプレイである。

【００２７】すなわち、上記全角データキャラクタジェ
ネレータＲＯＭ９が、文字コードデータに対応する全角
の文字キャラクタデータを発生する全角データ発生手段
に相当し、上記半角データキャラクタジェネレータＲＯ
Ｍ１０が、文字コードデータに対応する半角の文字キャ
ラクタデータを発生する半角データ発生手段に相当す
る。

【００２８】また、上記データ判別部２が、外部から受
信した文字コードデータの種類が全角か半角かを判別す
る全角半角判別手段に相当し、上記データ種類メモリ３
が、その判別結果の全角あるいは半角の種類を示す種類
データを記憶する種類記憶手段に相当し、上記ディスプ
レイデータメモリ６が、受信した文字コードデータを記
憶する文字コード記憶手段に相当する。

【００２９】さらに、上記表示タイミング発生部５，コ
モンシフトレジスタ７，コモン信号ドライブ回路８，セ
レクタ１１，パラレル／シリアル変換回路１２，セグメ
ントシフトレジスタ１３，セグメント信号ドライブ回路
１４，及びＬＣＤパネル１５が、全角データキャラクタ
ジェネレータＲＯＭ９及び半角データキャラクタジェネ
レータＲＯＭ１０によってそれぞれデータ種類メモリ３
に記憶された文字コードデータに対応する文字キャラク
タデータを発生させて、その発生された文字キャラクタ
データを表示する手段に相当する。

【００３０】この表示装置１６は、シリアルデータＩ／
Ｆ１によってホストコンピュータからのコードデータを
受信してパラレルデータに変換し、それをデータ判別部
２へ送る。データ判別部２はそのコードデータに基づい
て全角か半角かの種類を判別し、その全角と半角の種類
を示す種類データをデータ種類メモリ３に記憶すると共
に、ディスプレイデータメモリ６にコードデータを記憶
し、アドレスカウンタ４によって各コードデータのビッ
ト数をカウントし、そのカウント値に基づいて表示する
アドレスデータをディスプレイデータメモリ６の各コー
ドデータに付加する。

【００３１】表示タイミング発生部５によってアクセス
タイミング信号を発生し、ディスプレイデータメモリ６
に格納されているコードデータを全角データキャラクタ
ジェネレータＲＯＭ９と半角データキャラクタジェネレ
ータＲＯＭ１０へ送り、全角データキャラクタジェネレ
ータＲＯＭ９によってそのコードデータに対応する全角
のキャラクタデータを、半角データキャラクタジェネレ
ータＲＯＭ１０によってそのコードデータに対応する半
角のキャラクタデータをそれぞれ発生する。

【００３２】セレクタ１１は、データ種類メモリ３に格
納されている種類データに基づいて、表示タイミング発
生部５から発生されるタイミング信号のタイミングで全
角キャラクタデータと半角キャラクタデータのいずれか
を選択し、それを表示タイミング発生部５から発生され
るタイミング信号に基づいてパラレル／シリアル変換回
路１２へ書き込み、パラレルデータからシリアルデータ
に変換する。

【００３３】その後、表示タイミング発生部５によって
発生したタイミング信号に基づいて、コモンシフトレジ
スタ７のキャラクタデータのコモン方向の桁送りをし、
コモン信号ドライブ回路８はコモンシフトレジスタ７の
データに基づいてキャラクタデータのコモンを指定す
る。

【００３４】一方、表示タイミング発生部５によって発
生したタイミング信号に基づいて、パラレル／シリアル
変換回路１２に書き込まれたキャラクタデータによるセ
グメント方向のデータ列をセグメントシフトレジスタ１
３に格納し、セグメント信号ドライブ回路１４はコモン
信号ドライブ回路８によって指定されたコモンに、セグ
メントシフトレジスタ１３のデータに基づいてキャラク
タデータのセグメント方向に展開し、全角又は半角の文
字を表示する。

【００３５】図２はパラレル／シリアル変換回路１２へ
のキャラクタデータ書き込み例を示す図であり、図３は
キャラクタデータの書き込みタイミングを示すタイミン
グチャートである。図２に示すように、全角データのセ
グメント方向のドット数は半角データの２倍であり、コ
モン方向のドット数は全角データと半角データは同じで
ある。

【００３６】これらの各文字のドットデータをパラレル
／シリアル変換回路１２に書き込むタイミングは、それ
ぞれの文字の各コモンが選択されたタイミングで全角デ
ータ、例えば「全」の文字のドットデータの場合はその
コモンについてのセグメント方向の１６ドット（ビッ
ト）のデータを同時に書き込む。また、半角データ、例
えば「デ」の文字のドットデータの場合はコモンが選択
されたタイミングでそのコモンのセグメント方向の８ド
ット（ビット）のデータを同時に書き込む。

【００３７】その書き込みタイミングは、半角の１ライ
ンデータ数が設定されており、データ種類メモリ３の種
類データに基づいて全角と半角のキャラクタデータの書
き込みタイミングを設定し、セグメントデータのライト
タイミングを一定に保つ。これは、全角が倍のセグメン
ト数あるために１下位のデータライトで倍のデータライ
トができるためである。

【００３８】つまり、図２に示した文字列を書き込む場
合、図３に示すように、表示タイミング発生部５から出
力される表示データアクセスタイミングの１（図中に丸
付き数字で示す）で全角データアクセスタイミングの１
を発生し、表示データアクセスタイミングの１と２で全
角文字「全」のキャラクタデータを書き込む。

【００３９】また、表示データアクセスタイミング３，
４，５でそれぞれ半角データアクセスタイミングの３，
４，５を発生し、半角文字「デ」「ー」「タ」のキャラ
クタデータを書き込む。さらに、表示データアクセスタ
イミングの６で全角データアクセスタイミングの６を発
生し、表示データアクセスタイミングの６と７で全角文
字「保」のキャラクタデータを書き込む。

【００４０】さらにまた、表示データアクセスタイミン
グの８で全角データアクセスタイミングの８を発生し、
表示データアクセスタイミングの８と９で全角文字
「存」のキャラクタデータを書き込む。そしてまた、表
示データアクセスタイミング１０で半角データアクセス
タイミング１０を発生し、半角文字「ヲ」のキャラクタ
データを書き込む。

【００４１】次に、ホストコンピュータから出力される
コードデータがシリアルデータであり、そのシリアルデ
ータに付加されたヘッダに基づいて全角と半角の種類を
判別する場合について説明する。この実施例の表示装置
の構成は図１に示したシリアルデータＩ／Ｆ１及びデー
タ判別部２の部分の構成が異なる。

【００４２】図４は、その構成部分を示すブロック図で
ある。この部分はＣＬＫカウンタ２０，デコーダ２１，
セレクタ２２，ラッチ発生回路２３，及び複数のヘッダ
ラッチ回路２４ａ〜２４ｎからなる。ＣＬＫカウンタ２
０によってシリアルクロックをカウントし、デコーダ２
１でデコードし、セレクタ２２でセレクトし、ラッチ発
生回路２３によってそのセレクト信号に基づいて各ヘッ
ダラッチ回路２４ａ〜２４ｎのラッチするタイミングを
作成して出力する。

【００４３】ヘッダラッチ回路２４ａは全角と半角の判
別用のヘッダの検出器であり、ラッチ発生回路２３によ
って発生されたラッチ信号に基づいて受信したコードデ
ータの半角／全角を示すヘッダデータをラッチし、その
いずれかを示す種類データを出力する。

【００４４】また、ヘッダラッチ回路２４ｂは絵柄か否
かの判別用のヘッダの検出器であり、その他の各ヘッダ
ラッチ回路２４ｃ〜２４ｎについても受信したコードデ
ータの種類を判別するための判別用のヘッダの検出器で
あり、それぞれ受信したコードデータに付加された他の
ヘッダデータをラッチし、それぞれの種類データを出力
する。このように、コードデータの種類を示すヘッダは
何ビットあっても良い。

【００４５】すなわち、上記各部２０〜２４ａが、受信
した文字コードデータがシリアルデータのとき、そのシ
リアルデータのヘッダデータに基づいて文字コードデー
タの種類が全角か半角かを判別する全角半角判別手段の
機能を果たす。

【００４６】図５は、ヘッダのラッチのタイミングの一
例を示すタイミングチャートであり、クロック（ＣＬ
Ｋ）信号のタイミングに基づいてデータＤ０〜Ｄ７のヘ
ッダデータＸをラッチする。このようにして、ホストコ
ンピュータからのシリアル転送のデータ負荷を増加させ
ずに全角と半角のデータを表示することができる。

【００４７】次に、ホストコンピュータから出力される
コードデータのデータ数に基づいて全角と半角の種類を
判別する場合について説明する。この実施例の表示装置
の構成は図１に示したシリアルデータＩ／Ｆ１及びデー
タ判別部２の部分の構成が異なる。シリアル／パラレル
変換回路３０とエンコーダ３１からなる。

【００４８】受信したコードデータはシリアル／パラレ
ル変換回路３０によってシリアルデータからパラレルデ
ータに変換し、そのコードデータをエンコーダ３１によ
って全角のコードデータと半角のコードデータに変換し
て出力する。

【００４９】例えば、ホストコンピュータから受信した
コードデータが「００００００００〜００１１１１１
１」までが全角データであり、「０１００００００〜１
１１１１１１１」までが半角データのときには、全角デ
ータのコードデータに対しては全角を示すコードデータ
「０」を、半角データのコードデータに対しては半角を
示すコードデータ「１」を出力し、データ種類メモリ３
に記憶する。

【００５０】すなわち、上記シリアル／パラレル変換回
路３０及びエンコーダ３１が、外部から受信した文字コ
ードデータの種類が全角か半角かを判別する全角半角判
別手段と、その判別結果に基づいて受信した文字コード
データを全角又は半角の文字コードデータに変換する手
段の機能を果たす。このようにして、ホストコンピュー
タからのデータ形式を変えずに割り当てるコード数を減
らさずに全角と半角の判別を行なえる。

【００５１】次に、ホストコンピュータから出力される
コードデータの受信の仕方に基づいて全角と半角の種類
を判別する場合について説明する。この実施例の表示装
置の構成は図１に示したシリアルデータＩ／Ｆ１及びデ
ータ判別部２の部分の構成が異なる。カウンタ４０と判
別データ出力回路４１からなる。

【００５２】カウンタ４０によってホストコンピュータ
から受信したコードデータのバイト数をカウントし、判
別データ出力回路４１はカウンタ４０のカウント値を監
視し、１バイト目をカウントした後に、予め決められた
一定時間経過しても２バイト目がカウントされなかった
ときには半角のコードデータと判断して、その半角の種
類データを出力する。また、１バイト目をカウントした
後に、予め決められた一定時間内に２バイト目がカウン
トされたときには全角のコードデータと判断して、その
全角の種類データを出力する。

【００５３】すなわち、上記カウンタ４０と判別データ
出力回路４１が、受信した文字コードデータのデータ数
をカウントし、そのデータ数に基づいて文字コードデー
タの種類が全角か半角かを判別する全角半角判別手段の
機能を果たす。また、受信した文字コードデータの１バ
イト目のデータを受信した後、予め決められた一定時間
内に２バイト目のデータを受信したか否かに基づいて文
字コードデータの種類が全角か半角かを判別する全角半
角判別手段の機能を果たす。

【００５４】図８は、図７に示した各部によって全角と
半角の種類を識別する場合のコードデータの一例を示す
図である。全角コード（全角のキャラクタコード）の場
合、１バイト目を受信した後に一定時間内に２バイト目
を受信したら、全角であると判別する。半角コード（半
角のキャラクタコード）の場合、１バイト目を受信し、
その後一定時間を経過しても２バイト目を受信しなけれ
ば、半角であると判別する。

【００５５】また、１バイト目のデータに基づいて全角
か否かを判別し、半角の場合はそのデータに基づいて半
角のキャラクタデータを出力し、全角の場合は次の２バ
イト目のデータに基づいて全角のキャラクタデータを出
力してもよい。

【００５６】図９は、キャラクタコード表の一例を示す
図である。図９の（ａ）は半角のキャラクタコード表で
あり、図９の（ｂ）は全角のキャラクタコード表であ
る。例えば、１バイト目に「００００００００」を受信
したときには、それに基づいて全角データと判別し、図
９の（ｂ）を参照して２バイト目に受信した「００００
００００」に基づいて全角文字「Ａ」のキャラクタコー
ドを出力する。

【００５７】また、１バイト目に「０００１００００」
を受信したときには、その上位データ「０００１」に基
づいて半角データと判別し、その上位データと下位デー
タ「００００」に対応する半角文字「Ａ」のキャラクタ
コードを出力する。このようにして、ホストコンピュー
タからのデータ形式を変えずに、さらにデータコード数
を２５６×２５６＝６５５３６種類に増やすことができ
る。

【００５８】こうして、１バイト目に対してさらにコー
ド展開を行なえば１６×１６×１６×１６＝６４Ｋの種
類の言語表示が可能になる。また、一定時間以内にデー
タを受信した場合、１バイト目を全角と半角の識別用と
半角コードデータを兼ねるようにし、２バイト目のみを
全角コードデータにしても全角データと半角データを区
別して表示することができる。

【００５９】上述の実施例では、全角と半角の種類のコ
ードデータについて説明したが、図１に示した全角デー
タキャラクタジェネレータＲＯＭ９及び半角データキャ
ラクタジェネレータＲＯＭ１０をコードデータの種類毎
に対応するキャラクタデータを発生する複数のキャラク
タジェネレータに替える。

【００６０】また、上記データ判別部２が、外部から受
信したコードデータの種類を判別するコード種類判別手
段の機能を果たし、データ種類メモリ３がその判別結果
の種類を示す種類データを記憶する種類記憶手段の機能
を果たし、ディスプレイデータメモリ６が受信したコー
ドデータを記憶するコード記憶手段の機能を果たすよう
にする。

【００６１】さらに、上記表示タイミング発生部５，セ
レクタ１１，ＬＣＤパネル１５等の各部によって複数の
キャラクタジェネレータのいずれかによってそれぞれデ
ィスプレイデータメモリ６に記憶されたコードデータに
対応するキャラクタデータを発生させる手段と、その発
生されたキャラクタデータを表示する手段の機能を果た
すようにする。

【００６２】このようにすれば、ホストコンピュータか
らのコードデータに基づいて絵柄とそれ以外のデータを
判別して表示したり、模様と文字やマークと文字などの
異なる種類のデータを区別して表示したりすることがホ
ストコンピュータからのデータ転送量を増やさずに容易
に行なえる。

【００６３】

【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る表示装置によれば、ホストコンピュータからのデータ
転送量を削減して転送速度を速めると共に、文字サイズ
等の各種の種類のデータを表示することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例である表示装置の内部構成
を示すブロック図である。

【図２】図１のパラレル／シリアル変換回路へのキャラ
クタデータ書き込み例を示す図である。

【図３】図２のキャラクタデータの書き込みタイミング
を示すタイミングチャートである。

【図４】図１に示したシリアルデータＩ／Ｆとデータ判
別部とからなる部分の他の構成例を示す図である。

【図５】図４に示した各部によるヘッダのラッチのタイ
ミングの一例を示すタイミングチャートである。

【図６】図１に示したシリアルデータＩ／Ｆとデータ判
別部とからなる部分のさらに他の構成例を示す図であ
る。

【図７】図１に示したシリアルデータＩ／Ｆとデータ判
別部とからなる部分のさらにまた他の構成例を示す図で
ある。

【図８】全角と半角のコードデータの一例を示す図であ
る。

【図９】全角及び半角のキャラクタコード表の一例を示
す図である。

【符号の説明】

１：シリアルデータインタフェース（Ｉ／Ｆ）２：データ判別部３：データ種類メモリ４：アドレスカウンタ５：表示タイミング発生部６：ディスプレイデータメモリ７：コモンシフトレジスタ８：コモン信号ドライブ回路９：全角データキャラクタジェネレータＲＯＭ１０：半角データキャラクタジェネレータＲＯＭ１１：セレクタ１２：パラレル／シリアル変換回路１３：セグメントシフトレジスタ１４：セグメント信号ドライブ回路１５：ＬＣＤパネル１６：表示装置２０：ＣＬＫカウンタ２１：デコーダ２２：セレクタ２３：ラッチ発生回路２４ａ〜２４ｎ：ヘッダラッチ回路３０：シリアル／パラレル変換回路３１：エンコーダ４０：カウンタ４１：判別データ出力回路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】コードデータの種類毎に対応するキャラ
クタデータを発生する複数のキャラクタ発生手段と、外
部から受信したコードデータの種類を判別するコード種
類判別手段と、該手段による判別結果の種類を示す種類
データを記憶する種類記憶手段と、前記受信したコード
データを記憶するコード記憶手段と、前記各キャラクタ
発生手段のいずれかによってそれぞれ前記コード記憶手
段に記憶されたコードデータに対応するキャラクタデー
タを発生させる手段と、該手段によって発生されたキャ
ラクタデータを表示する手段とを備えたことを特徴とす
る表示装置。
【請求項２】文字コードデータに対応する全角の文字
キャラクタデータを発生する全角データ発生手段と、前
記文字コードデータに対応する半角の文字キャラクタデ
ータを発生する半角データ発生手段と、外部から受信し
た文字コードデータの種類が全角か半角かを判別する全
角半角判別手段と、該手段による判別結果の全角あるい
は半角の種類を示す種類データを記憶する種類記憶手段
と、前記受信した文字コードデータを記憶する文字コー
ド記憶手段と、前記全角データ発生手段及び半角データ
発生手段によってそれぞれ前記文字コード記憶手段に記
憶された文字コードデータに対応する文字キャラクタデ
ータを発生させて、該発生された文字キャラクタデータ
を表示する手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項３】請求項２記載の表示装置において、前記全角半角判別手段が、前記受信した文字コードデー
タがシリアルデータのとき、該シリアルデータのヘッダ
データに基づいて文字コードデータの種類が全角か半角
かを判別する手段であることを特徴とする表示装置。
【請求項４】請求項２記載の表示装置において、前記全角半角判別手段が、前記受信した文字コードデー
タのデータ数をカウントし、該データ数に基づいて文字
コードデータの種類が全角か半角かを判別する手段であ
ることを特徴とする表示装置。
【請求項５】請求項２記載の表示装置において、前記全角半角判別手段が、前記受信した文字コードデー
タの１バイト目のデータを受信した後、予め決められた
一定時間内に２バイト目のデータを受信したか否かに基
づいて文字コードデータの種類が全角か半角かを判別す
る手段であることを特徴とする表示装置。
【請求項６】文字コードデータに対応する全角の文字
キャラクタデータを発生する全角データ発生手段と、前
記文字コードデータに対応する半角の文字キャラクタデ
ータを発生する半角データ発生手段と、外部から受信し
た文字コードデータの種類が全角か半角かを判別する全
角半角判別手段と、該手段による判別結果に基づいて前
記受信した文字コードデータを全角又は半角の文字コー
ドデータに変換する手段と、該手段によって変換された
文字コードデータに基づいて前記全角データ発生手段又
は半角データ発生手段に文字キャラクタデータを発生さ
せる手段と、該手段によって発生された文字キャラクタ
データを表示する手段とを備えたことを特徴とする表示
装置。