JP2000214815A - 表示制御装置およびそのプログラム記録媒体 - Google Patents

表示制御装置およびそのプログラム記録媒体

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JP2000214815A
JP2000214815A JP11018725A JP1872599A JP2000214815A JP 2000214815 A JP2000214815 A JP 2000214815A JP 11018725 A JP11018725 A JP 11018725A JP 1872599 A JP1872599 A JP 1872599A JP 2000214815 A JP2000214815 A JP 2000214815A
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line
thinning
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dot
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JP11018725A
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Masateru Nishimoto
正輝 西本
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各階調レベルに対応付けてそれぞれに間引き
用基本パターンを記憶しておくだけで、表示の“ちらつ
き”を抑えた多階調のフレーム間引き方式を実現する。 【解決手段】 パターンテーブルメモリ18−3は各階
調レベルに対応付けてそれぞれ1種類ずつの間引き用基
本パターンを記憶する。メモリアドレス生成部18−1
は表示データの階調レベルに基づいてメモリアドレスを
生成し、パターンテーブルメモリ18−3から基本パタ
ーンを読み出す。ONドット位置デコーダ18−4はこ
の基本パターンに基づいて1ライン中のオンドット位置
を検出する。足し算部18−5はこのオンドット位置と
ラインカウンタ18−6、フレームカウンタ18−7の
計数値とを加算する。比較部18−9は足し算部18−
5の加算結果とドットカウンタ18−8の計数値とを比
較し、この比較結果に応じて実際の間引きパターンを順
次生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フレーム間引き
方式にしたがって階調表示制御を行う表示制御装置およ
びそのプログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、単純マトリックスカラーSTN液
晶表示装置等で実現している階調表示制御方法として、
フレーム間引き方式(Frame Rate Cont
rol)が知られている。このフレーム間引き方式は、
通常、各ドットを1秒間に約120〜150回のオン表
示を繰り返すのに対して、その回数を減らして輝度の制
御を行い、オン表示の時間を変えることにより、階調表
示を制御するようにしたものである。例えば、4階調レ
ベルにおいて、全体画面の走査時間を1フレームとし、
4フレームを1サイクルとして1/4階調であれば4フ
レームに1回、3/4階調であれば4フレームに3回点
灯することにより階調表示を実現している。ところで、
フレーム間引き方式は、オン表示の回数を間引くために
表示に“ちらつき”(フリッカ)が発生し易く、この現
象を抑えるためにオン表示するタイミングをフレーム、
ライン、RGB3原色毎にずらして表示するようにして
いる。この場合、“ちらつき”を抑えるために1ライン
中どのドットをオン表示させるかを示す間引きパターン
にしたがって決定するようにしている。
【0003】図10は16階調の間引きパターンを例示
したもので、各階調レベル毎に16フレーム分の間引き
パターン(16ライン×16ドット)がパターンデータ
メモリに記憶されている。ここで、“ライン”は液晶表
示画面の縦方向、“ドット”はその表示画面の横方向を
示し、またパターン内の黒丸はONドットを示してい
る。ここで、1/16階調レベルの1フレーム目の間引
きパターンにおいて、1ライン目は1ドット目、2ライ
ン目は2ドット目……16ライン目は16ドット目がO
N表示されることを示すパターンとなっている。
【0004】図11はこのようなフレーム間引き方式に
したがった表示制御を行う表示制御部を示し、ラインカ
ウンタ1、フレームカウンタ2、ドットカウンタ3は対
応するラインカウント信号、フレームカウント信号、ド
ットカウント信号を計数することによりライン数、フレ
ーム数、ドット数を得るもので、ラインカウンタ1、フ
レームカウンタ2の計数値はメモリアドレス生成部4に
与えられる。メモリアドレス生成部4は表示コントロー
ラ5からの表示データ(階調レベルデータ)とラインカ
ウンタ1、フレームカウンタ2の計数値とに基づいてメ
モリアドレスを生成するもので、この生成アドレスにし
たがってパターンテーブルメモリ6をアクセスすること
によりパターンテーブルメモリ6から間引きパターンを
読み出す。パターンテーブルメモリ6は16階調表示の
場合には256種類(16×16)の間引きパターンを
記憶するが、更にRGB3原色毎に異なるパターンで表
示する場合には、768種類(256×3)の間引きパ
ターンを記憶する。ここで、メモリアドレスは12ビッ
ト構成で、フレームカウンタ2の値(4ビット)と、ラ
インカウンタ1の値(4ビット)と、階調レベルデータ
(4ビット)とから成り、1ライン分のパターンをパタ
ーンテーブルメモリ6から読み出す。比較部7はライン
カウンタ1、フレームカウンタ2、ドットカウンタ3の
計数値とパターンテーブルメモリ6からのパターンデー
タとを比較するもので、その比較結果に応じてドットの
ON/OFFを示す間引きデータを出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のものにおいては、16階調表示の場合、上述したよう
に768種類のパターンデータをパターンテーブルメモ
リ6に記憶させておく必要があり、階調数が増えれば増
える程、パターン数が増えるため、メモリ容量の増大や
パターンを階調レベルに応じて選択する回路等が複雑に
なるという欠点があった。この発明の課題は、各階調レ
ベルに対応付けてそれぞれに間引き用基本パターンを記
憶しておくだけで、表示の“ちらつき”を抑えた多階調
のフレーム間引き方式を実現できるようにすることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。請求項1記載の発明は、フレーム間引き方式
における表示の“ちらつき”を抑えるために、1ライン
中どのドットをオン表示させるかを示すオン表示のタイ
ミングをフレーム数およびライン数毎にずらした間引き
パターンを用いて階調表示制御を行う表示制御装置にお
いて、各階調レベルに対応付けてそれぞれ1種類ずつの
間引き用の基本パターンを記憶するパターン記憶手段
と、表示データの階調レベルに基づいてそれに対応する
基本パターンを前記パターン記憶手段から読み出す読出
手段と、前記読み出された基本パターンとフレーム計数
値およびライン計数値とに基づいて1ライン中のオンド
ット位置をフレーム計数値、ライン計数値毎にずらした
間引きパターンを順次生成するパターン生成手段とを具
備し、前記パターン生成手段によって順次生成された各
間引きパターンを用いて階調表示制御を行うものであ
る。なお、この発明は次のようなものであってもよい。 (1)、前記読み出された基本パターンに基づいて1ラ
イン中のオンドット位置を検出する検出手段を設け、前
記パターン生成手段は前記検出手段によって検出された
オンドット位置とフレーム計数値、ライン計数値をそれ
ぞれ加算する加算手段と、この加算結果とドット計数値
とを比較する比較手段とを有し、この比較結果に応じて
間引きパターンを順次生成するようにしてもよい。 (2)、前記パターン記憶手段は、階調数全体のうちそ
の半分の各階調レベルに対応付けて基本パターンを記憶
し、残り半分の基本パターンは、前記パターン記憶手段
内の基本パターンを反転することによって得るようにし
てもよい。 (3)、前記基本パターンは1ライン分の間引きパター
ンであってもよい。 (4)、前記基本パターンは1フレーム分の間引きパタ
ーンであってもよい。
【0007】請求項1記載の発明においては、各階調レ
ベルに対応付けてそれぞれに間引き用基本パターンが記
憶されている場合に、表示データの階調レベルに基づい
てそれに対応する表示パターンを読み出すと共に、読み
出された基本パターンとフレーム計数値およびライン計
数値とに基づいて1ライン中のオンドット位置をフレー
ム計数値、ライン計数値毎にずらした間引きパターンを
順次生成し、生成した各間引きパターンを用いて階調表
示制御を行う。したがって、各階調レベルに対応付けて
それぞれに間引き用基本パターンを記憶しておくだけ
で、表示の“ちらつき”を抑えた多階調のフレーム間引
き方式を実現することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図1〜図
6を参照してこの発明の第1実施形態を説明する。図1
はデータ処理装置の全体構成を示したブロック図であ
る。CPU11は各種プログラムにしたがってこのデー
タ処理装置の全体動作を制御する中央演算処理装置であ
る。記憶装置12はオペレーティングシステムや各種ア
プリケーションプログラム、データベース、文字フォン
トデータ等が予め格納されている記憶媒体13やその駆
動系を有している。この記憶媒体13は固定的に設けた
もの、もしくは着脱自在に装着可能なものであり、フロ
ッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、RAM
カード等の磁気的・光学的記憶媒体、半導体メモリによ
って構成されている。また、記憶媒体13内のプログラ
ムやデータは、必要に応じてCPU11の制御により、
RAM14にロードされる。更に、CPU11は通信回
線等を介して他の機器側から送信されて来たプログラ
ム、データを受信して記憶媒体13に格納したり、他の
機器側に設けられている記憶媒体に格納されているプロ
グラム、データを通信回線等を介して使用することもで
きる。また、CPU11にはその入出力周辺デバイスで
ある入力装置15、表示装置16、印刷装置17がバス
ラインを介して接続されており、入出力プログラムにし
たがってCPU11はそれらの動作を制御する。入力装
置15は文字列データ等を入力したり、各種コマンドを
入力するキーボード、マウス等のポインティングデバイ
スを有している。表示装置16はフルカラー表示を行う
単純マトリックスカラーSTN液晶表示装置であり、表
示制御部18は表示装置16の表示動作を制御する。
【0009】図2は表示制御部18の構成を示したブロ
ック図である。メモリアドレス生成部18−1は表示コ
ントローラ18−2からの表示データ(階調レベルデー
タ)に基づいてメモリアドレスを生成するもので、この
メモリアドレスにしたがってパターンテーブルメモリ1
8−3をアクセスすることによりパターンテーブルメモ
リ18−3から間引きパターンを読み出す。パターンテ
ーブルメモリ6は各階調レベル毎にそれぞれ1種類ずつ
の間引き用基本パターンを記憶するもので、この基本パ
ターンは1ライン分のデータ構成となっている。図3は
16階調の場合におけるパターンテーブルメモリ18−
3の内容を示し、ドットは液晶表示画面の横方向の各画
素を表わし、階調は16階調のレベルを表わし、図中黒
丸はONドットを表わしている。このパターンテーブル
メモリ18−3から階調レベルに応じて読み出された1
ライン分の基本パターンはONドット位置デコーダ18
−4に与えられる。ONドット位置デコーダ18−4は
この基本パターンを解読することによってそのONドッ
ト位置を検出するもので、その位置データを4ビットデ
ータとして足し算部18−5に与える。足し算部18−
5はラインカウンタ18−6、フレームカウンタ18−
7からの計数データとONドット位置デコーダ18−4
からの位置データとを加算するアダーで、その加算結果
は比較部18−9に与えられる。比較部18−9はドッ
トカウンタ18−8からの計数値と足し算部18−5か
らの加算結果とを比較するもので、両者の一致が検出さ
れたときにはドットON、不一致が検出されたときには
ドットOFFとする間引きデータを出力する。この間引
きデータはRAM14内の表示バッファへ表示データと
共に書き込まれる。なお、ラインカウンタ18−6、フ
レームカウンタ18−7、ドットカウンタ18−8は、
対応するラインカウント信号、フレームカウント信号、
ドットカウント信号を計数することにより、その値は1
ライン毎、1フレーム毎、1ドット毎にカウントアップ
される。
【0010】次に、このデータ処理装置における階調表
示制御を図4〜図6を参照して説明する。図4は階調レ
ベルに応じたパターンテーブルメモリ18−3の内容を
示したもので、図4(A)は16階調のカラー表示デー
タ(RGB)を示し、各階調レベル毎にパターンテーブ
ルメモリ18−3には図4(B)に示すような基本パタ
ーンが登録されている。ここで、1つの階調レベル毎に
1種類の基本パターンをCPU11から表示制御部18
に送ってパターンテーブルメモリ18−3に書き込む
が、この16種類のパターンデータはONドット位置に
相当するビット位置に“1”(ハイレベル)をセットす
ることによって作成されたもので、図中縦方向の
「1」、「2」……「16」は16種類のパターンに対
応付けられたパターン番号を示し、横方向は「ONドッ
ト位置」、「ビット番号」が対応付けられ、「ONドッ
ト位置」は「1〜16」、「ビット番号」は「0〜1
5」の数値によって表わされている。なお、図示の例で
は3番目のパターンは16ドットのうちその1番目、2
番目がONドット位置であることを表わしている。
【0011】このようなパターンデータが入力作成され
てパターンテーブルメモリ18−3に書き込まれている
状態において、表示コントローラ18−2から表示デー
タ(階調レベルデータ)が出力され、メモリアドレス生
成部18−1に与えられると、メモリアドレス生成部1
8−1はその階調レベルに応じたメモリアドレスを生成
し、パターンテーブルメモリ18−3をアクセスする。
いま、表示データ「0001」、つまり階調レベルが1
/16階調であるものとすると、パターンテーブルメモ
リ18−3からは図4(B)の2パターン目のデータが
読み出される。図5はこの場合における表示制御部18
の1フレーム分の動作を示したもので、この場合、パタ
ーンテーブルメモリ18−3から読み出されたパターン
データは、ビット番号「0」で示される位置に“1”、
その他のビットはオール“0”となっているので、ON
ドット位置デコーダ18−4はデータ“1”のビット番
号をONドット位置として出力する。ここで、ONドッ
ト位置を仮ONドット位置と称すると、この場合には
「0」の位置データがONドット位置デコーダ18−4
から出力され、足し算部18−5に与えられる。いま、
ラインカウンタ18−6、フレームカウンタ18−7の
計数値がそれぞれ「0」であれば、つまり、1フレーム
目の1ライン目であれば、足し算部18−5は仮ONド
ット位置“0”+フレーム計数値“0”+ライン計数値
“0”によって実際にONするドット位置“0”(ビッ
ト1番号)を求める。なお、ONドット位置デコーダ1
8−4は1ラインの内、複数ドットがONする場合に
は、それぞれのONドット位置を求めるが、この例では
1ドット分の位置が求められる。すると、比較部18−
9は足し算部18−5で求められた実ONドット位置
“0”とドットカウンタ18−8の計数値とを比較し、
一致検出でON、不一致でOFFとするフレーム間引き
データを出力するため、「1000……00」のデータ
が得られる。
【0012】次に、フレームカウンタ18−7の値が
“0”のままでラインカウンタ18−6の値がカウント
アップされて1フレーム目2ライン目に移行すると、足
し算部18−5は仮ONドット位置“0”+フレーム計
数値“0”+ライン計数値“1”=実ONドット位置
“1”の計算を行うため、比較部18−9から出力され
るフレーム間引きデータは「0100……00」とな
る。同様に、1フレーム目3ライン目に移行すると、足
し算部18−5は“0”+“0”+“2”=“2”の計
算を行い、比較部18−9からは「00100……0
0」のフレーム間引きデータが得られる。以下、同様
に、ラインカウンタ18−6がカウントアップされるに
したがって1フレーム目の4ライン目……15ライン目
に移行するため、実ONドット位置は「3」〜「15」
に遷移する。この場合、図5に示すようにフレーム間引
きデータの実ONドット位置は、1ライン目の1ドット
目を基点として1ライン毎に1ドットずつ右にシフトし
た位置に遷移し、最終の16ライン目でその実ONドッ
ト位置は16ドット目となる。
【0013】このようにして1フレーム目の動作が終る
と、2フレーム目に移行する。図6はこの2フレーム目
の動作を示したもので、この場合、ONドット位置デコ
ーダ18−4から出力される仮ONドット位置は“0”
のままであるが、フレームカウンタ18−7の値はカウ
ントアップされて「1」となり、ラインカウンタ18−
6の値は「0」に戻される。したがって、足し算部18
−5は仮ONドット位置は“0”+フレーム計数値
“1”+ライト計数値“0”=実ONドット位置“1”
を求めるため、比較部18−9から出力されるフレーム
間引きデータは「0100……000」となる。以下、
フレームカウンタ18−7の値が“1”に固定された状
態でラインカウンタ18−6の値がカウントアップされ
る毎に、足し算部18−5によって求められる実ONド
ット位置は「2」、「3」……「15」、「0」とな
り、それに応じたフレーム間引きデータが比較部18−
9から出力される。この場合、図6に示すようにフレー
ム間引きデータの実ONドット位置は、1イラン目の2
ドット目を基点として1ライン毎に1ドットずつ右にシ
フトした位置に遷移し、最終の16ライン目でその実O
Nドット位置は1ドット目となる。つまり、1フレーム
目に対して実ONドット位置は全体的に1ドット右にシ
フトした位置となる。以下、3フレーム目……も同様で
あり、実ONドット位置は1つ前のフレームに対して全
体的に1ドット右にシフトした位置となる。そして、1
6フレーム目が終ると、最初の1フレーム目に戻され
る。
【0014】以上のようにこの第1実施形態において
は、1つの階調レベルに対応して1種類の間引き用基本
パターンをパターンテーブルメモリ18−3に登録して
おくだけで、表示データの階調レベルに基づいてそれに
対応する基本パターンをパターンテーブルメモリ18−
3から読み出し、この読み出された基本パターンとフレ
ームカウンタ18−7の値およびラインカウンタ18−
6の値とに基づいて1ライン中のONドット位置をフレ
ーム計数値、ライン計数値毎にずらした間引きデータを
順次生成し、この生成データを用いて階調表示制御を行
うようにしたから、パターンテーブルメモリ18−3内
のデータ量を大幅に削減することが可能となる。この場
合、パターンテーブルメモリ18−3内の基本パターン
は1ライン分であるため、そのデータ量は極めて少なく
なり、小容量のメモリでも足りると共に、階調レベルに
応じてパターンを選択する回路等も簡素化することが可
能となる。また、パターンテーブルメモリ18−3から
読み出された基本パターンに基づいて1ライン中のON
ドット位置を検出するONドット位置デコーダ18−4
と、このONドット位置デコーダ18−4によって検出
されたオンドット位置とラインカウンタ16、フレーム
カウンタ18−7の計数値とを加算する足し算部18−
5と、この足し算部18−5の加算結果とドットカウン
タ18−8の計数値とを比較することにより間引きデー
タを生成する比較部18−9を設けるだけでよいため、
従来の回路に簡単な回路を追加するだけで良い。
【0015】なお、上述した動作例は1/16階調の場
合を示したが、勿論、2/16階調、3/16階調……
等においても同様である。また、16階調に限らず、3
2階調、64階調等であってもよく、この場合、パター
ンテーブルメモリ18−3内のビット幅は32、64と
なる。更に、ONドット位置デコーダ18−4のオンド
ット位置にラインカウンタ16、フレームカウンタ18
−7の値を加算するようにしたが、マイナス「1」ずつ
減算するようにすれば、第1実施形態に対して逆向きの
パターンを得ることができる。
【0016】また、上述した第1実施形態において表示
制御部18は、パターンテーブルメモリ18−3から読
み出された基本パターンを解読することによってそのO
Nドット位置を検出するONドット位置デコーダ18−
4と、ラインカウンタ18−6、フレームカウンタ18
−7からの計数データとONドット位置デコーダ18−
4からの位置データとを加算する足し算部18−5と、
この足し算部18−5からの加算結果とドットカウンタ
18−8からの計数値とを比較することにより間引きデ
ータを生成出力する比較部18−9とを有す構成とした
が、ONドット位置デコーダ18−4、足し算部18−
5、比較部18−9の機能をプログラム制御によって実
現するようにしてもよい。すなわち、フレーム間引き方
式における表示の“ちらつき”を抑えるために1ライン
中どのドットをオン表示させるかを示すオン表示のタイ
ミングをフレーム数およびライン数毎にずらした間引き
パターンを用いて階調表示制御を行うために各階調レベ
ル毎に対応付けてそれぞれ1種類ずつの間引き用の基本
パターンが記憶されている場合に、表示データの階調レ
ベルに基づいてそれに対応する基本パターンを読み出す
機能と、読み出された基本パターンとフレーム計数値お
よびライン計数値とに基づいて1ライン中のオンドット
位置をフレーム計数値、ライン計数値毎にずらした間引
きパターンを順次生成する機能を実現するためのプログ
ラムコードを記録媒体に格納しておき、CPUがこのプ
ログラムコードを読み取ることによってそれらの制御を
プログラム制御によって実現するようにしてもよい。
【0017】(第2実施形態)以下、図7および図8を
参照してこの発明の第2実施形態を説明する。なお、上
述した第1実施形態においては、1つの階調レベル毎に
1ライン分の基本パターンをパターンテーブルメモリ1
8−3に記憶した構成であるが、この第2実施形態は階
調数分の基本パターンを記憶せず、階調数の半分の基本
パターンだけパターンテーブルメモリ18−3に記憶し
ておき、残りの半分の基本パターンは、パターンテーブ
ルメモリ18−3内の基本パターンを反転することによ
って得るようにしたものである。図7はこの第2実施形
態におけるパターンテーブルメモリ18−3の内容を例
示したもので、16階調の場合にはその半分の7/16
階調までの基本パターンが記憶されている。この場合に
おいても、基本パターンは1ライン分のデータである。
【0018】図8はこの第2実施形態における表示制御
部18の構成を示し、基本的には図2で示した表示制御
部18と同様である。ここで、この第2実施形態におい
て表示データの階調レベルはデコード部18−10に与
えられる。デコード部18−10は階調レベルをデコー
ドすることによってその階調数の前半部に属する階調が
後半部に属する階調かを判別し、その判別結果をメモリ
アドレス生成部18−1、反転部18−11、セレクタ
部18−12に与える。ここで、前半部か後半部かを判
別する際には、表示データの最上位ビットのデータを参
照することによって行われる。すなわち、図4に示す表
示データにおいて、その最上位ビットが“0”であれば
前半部のデータ、“1”であれば後半部のデータである
ことを判別する。メモリアドレス生成部18−1はデコ
ード部18−10の判別結果が前半部であれば第1実施
形態と同様に表示コントローラ18−2からの階調レベ
ルに応じたメモリアドレスを生成するが、デコード部1
8−10の判別結果が後半部であれば表示コントローラ
18−2からの階調レベルを前半部の階調レベルに変換
してそれに応じたメモリアドレスを生成する。反転部1
8−11はデコード部18−10からの判別結果が後半
部である場合に、パターンテーブルメモリ18−3から
読み出されたパターンデータを反転するもので、この反
転パターンはセレクタ部18−12に与えられる。セレ
クタ部18−12はデコード部18−10からの判別結
果に応じてパターンテーブルメモリ18−3から読み出
されたパターンデータあるいは反転部18−11によっ
て反転された反転パターンを選択的に出力してONドッ
ト位置デコーダ18−4に与える。以下、第1実施形態
と同様に、足し算部18−5はONドット位置デコーダ
18−4、ラインカウンタ18−6、フレームカウンタ
18−7の値を加算して実ONドット位置を求め、比較
部18−9はこの足し算部18−5からの実ONドット
位置とドットカウンタ18−8からのドット計数値とを
比較することにより間引きデータを得るものである。こ
のように構成された第2実施形態においては、上述した
第1実施形態と同様の効果を有する他、階調数の半分だ
けをパターンテーブルメモリ18−3に記憶するように
すればよいので、第1実施形態よりもパターンテーブル
メモリ18−3のデータ量を半減することが可能とな
り、回路規模も小さくなる。
【0019】なお、上述した第1実施形態においては、
各階調レベル毎に1ライン分の基本パターンをパターン
テーブルメモリ18−3に記憶するようにしたが、図9
に示すように各階調レベル毎に1フレーム分のパターン
データを記憶するようにしても良い。このように各階調
レベル毎に1フレーム分のデータをパターンテーブルメ
モリ18−3に記憶することによって足し算部18−5
はラインカウンタ18−6の値を加算する必要はなくな
る。また、上述した第1実施形態においては基本パター
ンを用いてそれを1ドット単位毎にずらすようにした
が、つまり、1ドット単位でしかずらせなかったが、フ
レームのそれぞれのずらし量を予め設定しておけば、こ
のライン、フレームのずらし量を足し算部18−5に与
えることでライン、フレーム単位毎にずらし量を可変す
ることができる。これによってパターンデータをフレキ
シブルにすることができ、使用する液晶表示装置によっ
て使いわけることができる。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、各階調レベルに対応
付けてそれぞれに間引き用基本パターンを記憶しておく
だけで、表示の“ちらつき”を抑えた多階調のフレーム
間引き方式を実現することができ、メモリ容量を大幅に
削減可能であると共に回路の簡素化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ処理装置の全体構成を示したブロック
図。
【図2】図1で示した表示制御部18の詳細な構成を示
したブロック図。
【図3】パターンテーブルメモリ18−3の内容を示し
た図。
【図4】階調レベルに応じたパターンテーブルメモリ1
8−3の内容を示した図。
【図5】1フレーム目の表示制御部18の動作を説明す
るための図。
【図6】2フレーム目の表示制御部18の動作を説明す
るための図。
【図7】第2実施形態におけるパターンテーブルメモリ
18−3の内容を示した図。
【図8】第2実施形態における表示制御部18の構成を
示したブロック図。
【図9】第1実施形態の変形応用例であるパターンテー
ブルメモリ18−3の内容を示した図。
【図10】従来におけるパターンテーブルメモリ6の内
容を示した図。
【図11】従来における表示制御部の構成を示した図。
【符号の説明】 11 CPU 12 記憶装置 13 記憶媒体 16 表示装置 18 表示制御部 18−1 メモリアドレス生成部 18−2 表示コントローラ 18−3 パターンテーブルメモリ 18−4 ONドット位置デコーダ 18−5 足し算部 18−6 ラインカウンタ 18−7 フレームカウンタ 18−8 ドットカウンタ 18−9 比較部 18−10 デコード部 18−11 反転部 18−12 セレクタ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム間引き方式における表示の“ちら
    つき”を抑えるために、1ライン中どのドットをオン表
    示させるかを示すオン表示のタイミングをフレーム数お
    よびライン数毎にずらした間引きパターンを用いて階調
    表示制御を行う表示制御装置において、 各階調レベルに対応付けてそれぞれに間引き用の基本パ
    ターンを記憶するパターン記憶手段と、 表示データの階調レベルに基づいてそれに対応する基本
    パターンを前記パターン記憶手段から読み出す読出手段
    と、 前記読み出された基本パターンとフレーム計数値および
    ライン計数値とに基づいて1ライン中のオンドット位置
    をフレーム計数値、ライン計数値毎にずらした間引きパ
    ターンを順次生成するパターン生成手段とを具備し、 前記パターン生成手段によって順次生成された各間引き
    パターンを用いて階調表示制御を行うようにしたことを
    特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】前記読み出された基本パターンに基づいて
    1ライン中のオンドット位置を検出する検出手段を設
    け、 前記パターン生成手段は前記検出手段によって検出され
    たオンドット位置とフレーム計数値、ライン計数値をそ
    れぞれ加算する加算手段と、この加算結果とドット計数
    値とを比較する比較手段とを有し、この比較結果に応じ
    て間引きパターンを順次生成するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】前記パターン記憶手段は、階調数全体のう
    ちその半分の各階調レベルに対応付けて基本パターンを
    記憶し、 残り半分の基本パターンは、前記パターン記憶手段内の
    基本パターンを反転することによって得るようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】前記基本パターンは1ライン分の間引きパ
    ターンであることを特徴とする請求項1記載の表示制御
    装置。
  5. 【請求項5】前記基本パターンは1フレーム分の間引き
    パターンであることを特徴とする請求項1記載の表示制
    御装置。
  6. 【請求項6】コンピュータによって読み取られるプログ
    ラムコードを有する記録媒体であって、 フレーム間引き方式における表示の“ちらつき”を抑え
    るために1ライン中どのドットをオン表示させるかを示
    すオン表示のタイミングをフレーム数およびライン数毎
    にずらした間引きパターンを用いて階調表示制御を行う
    ために各階調レベル毎に対応付けてそれぞれに間引き用
    の基本パターンが記憶されている場合に、表示データの
    階調レベルに基づいてそれに対応する基本パターンを読
    み出す機能と、 読み出された基本パターンとフレーム計数値およびライ
    ン計数値とに基づいて1ライン中のオンドット位置をフ
    レーム計数値、ライン計数値毎にずらした間引きパター
    ンを順次生成する機能を実現するためのプログラムコー
    ドを有する記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7027021B2 (en) 2002-04-09 2006-04-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Liquid crystal display control device and method of preparing patterns for the same device
JP2008257241A (ja) * 2008-03-31 2008-10-23 Digital Electronics Corp 表示信号変換装置

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