JP2009265260A - 表示方法および表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】補正データのデータ量および演算処理量を抑制して、高い表示ムラ補正の効果が得られる表示方法および表示装置の実現。
【解決手段】第1階調数を有する原表示データを、第1階調数より小さい第2階調数の駆動表示データに変換して表示する表示装置であって、原表示データを第1と第2階調数の間の第3階調数の中間表示データに変換する第1階調数変換回路21と、中間表示データを主階調データAkと副階調データBkに分割する主副データ算出回路22と、Akおよび表示位置に基づいてパネル精度情報を算出するパネル精度情報算出回路24と、Akおよびパネル精度情報に基づいて位置による明るさ誤差を補正した位置補正階調データを算出する主補正回路25と、位置補正階調データをBkで補間処理して補間表示データを算出する副補正回路26と、補間表示データから駆動表示データを算出する第2階調変換回路27と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置を駆動する駆動表示データの階調数が、供給される原表示データの階調数よりも小さく、原表示データを階調数変換して第1階調数より小さい第2階調数の駆動表示データに変換する必要のある表示方法および表示装置に関し、特に表示装置の表示位置による誤差(表示ムラ)をさらに補正する表示方法および表示装置に関する。
現在、CRT、液晶表示装置、PDP、LEDアレイ、EL、電子ペーパーなどの各種の表示装置が広く使用されている。外部から表示装置に供給される表示信号は、アナログ表示信号またはデジタル表示データであるが、本発明は原表示信号がデジタル表示データである場合に関係する。
各表示装置は、駆動方法、ドライバの性能などにより、表示可能な階調数が決められている。また、表示可能な最小階調レベルより表示ムラが大きい場合には、規定された階調数を正確に表示することはできないので、表示ムラなどを考慮して表示階調数を決めている。
表示ムラを補正する各種の方法が提案されている。例えば、特許文献1は、ドットマトリクス型LED表示ユニットにおいて、全ドットの各LEDの各々の表示輝度を測定し、一定輝度にするための輝度補正データをメモリに記憶して、表示データを補正する構成を記載している。この構成であれば、表示輝度を一様にできるが、画面サイズが大きくなるとその分メモリの容量が増大し、演算処理量も増加するので高性能のプロセッサを使用する必要がある。
特許文献2は、非線形な表示ムラの補正データを代表点について記憶し、補間により補正データを算出する構成を記載している。
いずれにしろ、表示ムラを補正する場合、表示データの階調数(ビット数)が大きい場合には、その分補正データのデータ量も増大し、補正データを記憶するメモリ容量が大きくなり、演算処理量が大きくなるという問題を生じる。補正演算は、ハードウエアによる論理回路またはマイクロプロセッサやDSPで行うが、処理量が増加すると回路規模の増大や高性能のマイクロプロセッサやDSPを使用することが必要になる。
上記のように、表示装置は表示可能階調数(ビット数)が決められており、供給される原表示データの階調数(ビット数)が表示可能階調数(ビット数)より大きい場合、階調数(ビット数)を減少させる階調数変換処理を行う。最も単純な階調数変換処理は、上位ビットのみを残す処理である。例えば、4ビットの表示データで表示を行う表示装置に、8ビットの原表示データが供給される時には、8ビットのうちの上位4ビットを残す階調数変換処理を行う。
しかし、上記のような上位ビットのみを残す階調数変換処理は、階調変化の滑らかさが失われるため、なだらかに階調が変化する場合などに大きく画像を劣化させることが知られている。そこで、組織的ディザ法や誤差拡散法などの階調数変換法が知られている。特許文献3は、組織的ディザ法により階調数変換処理を行う表示装置を記載している。組織的ディザ法や誤差拡散法などの階調数変換法は広く知られているので、説明は省略する。
特開平5−273939号公報 特開2005−157285号公報 特許第3625192号
近年、各企業および大学などにおいて、電子ペーパーの開発が盛んに進められている。電子ペーパーの利用が期待されている応用分野として、電子書籍を筆頭に、モバイル端末機器のサブディスプレイやICカードの表示部など、多様な応用形態が提案されている。
電子ペーパーは、一般に表示メモリ性を有し、電源がなくても一度書き込んだ表示を長時間保持することが可能であり、低消費電力であるという特徴を有する。さらに、電子ペーパーは、反射型表示で見易く、薄くてフレキシブル性があり、持ち運びが容易であるといった特徴を有している。
一方、電子ペーパーは、表示可能な階調数が16階調(4ビット)程度であり、通常の8ビット表示データを表示する場合には、4ビット表示データに階調数変換処理を行う必要がある。また、電子ペーパーは、表示ムラが大きく、表示ムラを補正することが求められる。電子ペーパーに限らず、表示ムラが大きく、表示ムラを補正する必要のある表示装置は、表示可能な階調数が少ないのが一般的である。
前述のように、表示ムラを補正する場合、表示ムラ補正処理を行う表示データの階調数(ビット数)が大きい場合には、その分補正データのデータ量および演算処理量が大きくなるという問題がある。そこで、電子ペーパーのような表示可能な階調数が少ない表示装置で表示ムラを補正する場合、原表示データに階調数変換処理を行うのではなく、階調数変換処理後の階調数(ビット数)の少ない表示データに階調数変換処理を行うことが考えられる。しかし、少ない階調数の表示データで表示ムラの補正処理を行うと、表示ムラ補正の効果が現れにくく、表示品質が十分に改善しないという問題があった。
本発明は、補正データのデータ量および演算処理量を抑制して、高い表示ムラ補正の効果が得られる表示方法および表示装置の実現を目的とする。
上記目的を実現するため、本発明によれば、第1階調数を有する原表示データを、表示装置に適合した第1階調数より小さい第2階調数の駆動表示データに変換する場合に、原表示データを第1階調数と第2階調数の間の第3階調数の中間表示データに変換し、中間表示データを、第2階調数に対応する主階調データと、第2階調数の階調間を第3階調数で補間する副階調データに分割し、主階調データおよび表示装置の表示位置に基づいて、表示装置の表示位置によるパネル精度情報を算出し、主階調データおよびパネル精度情報に基づいて表示装置の表示位置による明るさ誤差を補正した位置補正階調データを算出し、位置補正階調データを副階調データで補間処理して補間表示データを算出し、補間表示データから第2階調数の前記駆動表示データを算出する、ことを特徴とする。
本発明によれば、表示ムラを補正する位置補正階調データの算出処理は、第2階調数の主階調データに対して行われるので、補正データ量は小さくてよく、演算処理量も小さい。さらに、算出した位置補正階調データを副階調データで補間処理して補間表示データを算出するので、表示ムラ補正は、主階調データと副階調データ、すなわち第3階調数で行われるので、高い表示ムラ補正の効果が得られる。
電子ペーパーなどの表示装置では、位置補正階調データは、全画素についてのデータである必要はなく、表示装置の表示面を2個以上の複数の画素を含む複数の領域に分割した各分割領域の代表点のパネル精度情報であればよい。
位置補正階調データは少なくとも第3階調数以上のデータであり、補間表示データは第3階調数のデータであることが望ましい。
一般に、表示装置では表示データに対してγ特性変換などの表示装置の駆動特性に基づいた変換処理が行われる。本発明の表示方法および表示装置に駆動特性に基づいた変換処理を行う場合には、表示装置の駆動特性に基づいて主階調データを補正し、補正した主階調データに基づいて位置補正階調データを算出する。この主階調データの補正処理は、ルックアップテーブルを使用して行うことが望ましいが、演算処理により行うことも可能である。
同様に、位置補正階調データの算出処理はルックアップテーブルを使用して行うことが望ましいが、演算処理により行うことも可能である。
原表示データから中間表示データへの変換は、上位ビットを残す処理でもよいが、組織的ディザ法または誤差拡散法を用いて行うことも可能である。
駆動表示データの算出は、補間表示データから第2階調数分のデータを抽出することにより行うのが容易である。
第1階調数、第2階調数および第3階調数は、2のべき乗であることが望ましい。これは、例えば、原表示データが8ビットで、中間表示データが6ビットで、駆動表示データが4ビットの場合である。
本発明の表示方法および表示装置では、補正データのデータ量および演算処理量を抑制して、高い表示ムラ補正の効果が得られる。
本発明の実施形態を説明する前に、本発明の原理を図1を参照して説明する。ここでは、原表示データP−PN−1の階調数(第1階調数)が256(8ビット)、駆動表示データL−Ln−1の階調数(第2階調数)が16(4ビット)、中間表示データP−Pnm−1の階調数(第3階調数)が64(6ビット)であるとして説明する。すなわち、N=256、n=16、m=4で、8ビットの原表示データが階調数変換処理により6ビットの中間表示データに変換されたとする。中間表示データの上位4ビットが主階調データであり、下位2ビットが副階調データである。
図1において、Si−2、Si−1、S、Si+1、Si+2で示す実線は、中間表示データの主階調データである。主階調データは、表示ムラ補正が行われない場合には、左側に示す駆動表示データLi−2、Li−1、L、Li+1、Li+2になる。破線は、駆動表示データLi−2、Li−1、L、Li+1、Li+2の範囲を示す。
本発明では、4ビットの主階調データに対して6ビット以上(ここでは8ビット)で表示ムラ補正が行われる。この補正により、主階調データSi−2、Si−1、S、Si+1、Si+2は、位置補正階調データMi−2、Mi−1、M、Mi+1、Mi+2に補正される。図示のように、表示ムラ補正は6ビット以上で行われるので、位置補正階調データMi−2、Mi−1、M、Mi+1、Mi+2は駆動表示データLi−2、Li−1、L、Li+1、Li+2とはレベルは一致しない。次に、4ビットの位置補正階調データMi−2、Mi−1、M、Mi+1、Mi+2に対して2ビットの副階調データを加えて、点線で示す表示ムラ補正された6ビットの補間表示データR4(i−1)+2、R4(i−1)+3、R4i、R4i+1、R4i+2、R4i+3、R4(i+1)、R4i+1を求める。そして、6ビットの補間表示データR4(i−1)+2、R4(i−1)+3、R4i、R4i+1、R4i+2、R4i+3、R4(i+1)、R4i+1が、駆動表示データLi−2、Li−1、L、Li+1、Li+2のどの範囲に入るかに応じて、4ビットの駆動表示データを決定する。例えば、R4(i−1)+3、R4i、R4i+1、R4i+2がLi+1に、R4i+3、R4(i+1)、R4(i+1)+1、R4(i+1)+2がLi+2になる。
以上説明したように、4ビットの階調レベルに対して表示ムラ補正処理が行われるので、演算処理量は8ビットの場合に比べて1/16である。
電子ペーパーのような表示装置では、位置補正階調(表示ムラ補正)データは、表示装置の表示面を2個以上の複数の画素を含む複数の領域に分割した各分割領域の代表点のパネル精度情報であればよいので、データ量は少ない。
以下、本発明の実施形態を説明する。
図2は、本発明の第1実施形態の表示装置の基本構成を示す図である。図示のように、第1実施形態の表示装置は、表示部11と、表示部11を駆動する駆動部12と、駆動部12を制御する制御部13と、を有する。表示部11は、例えば電子ペーパーであり、16階調(4ビット)表示を行うと共に表示ムラの補正が必要である。従って、駆動部12には、4ビットの表示データが供給される。制御部13は、例えば論理回路やプロセッサなどで構成され、外部から供給される256階調(8ビット)表示データの階調数変換および位置特性補正(表示ムラ補正)を行う階調数変換・位置特性補正部14を有する。
図3は、階調数変換・位置特性補正部14の構成および処理手順を示す図である。以下の説明では、Nは256(8ビット)、nは16(4ビット)、mは4(2ビット)であるとする。
図3に示すように、階調数変換・位置特性補正部14は、第1階調数(N=256)を有する原表示データP−PN−1を、第1階調数と第2階調数(n=16)の間の第3階調数(n×4=64)の中間表示データP’−P’nm−1に変換する第1階調数変換回路21と、中間表示データを、第2階調数に対応する主階調データA(16;4ビット)と、第2階調の間の第3階調数(64/16=4)に対応する副階調データ(4;2ビット)Bに分割する主副データ算出回路22と、表示装置(ドライバ回路31、表示パネル32)の駆動特性に基づいて主階調データを補正して特性補正主階調データS−Sn−1を出力する駆動特性補正回路23と、主階調データおよび表示パネル32の表示位置(画素アドレス)に基づいて表示パネルの表示位置に応じたパネル精度情報E−En−1を算出するパネル精度情報算出回路24と、特性補正主階調データおよびパネル精度情報に基づいて表示パネル32の表示位置による明るさ誤差を補正した位置補正階調データM−Mn−1を算出する主補正回路25と、位置補正階調データを副階調データで補間処理して補間表示データR−Rnm−1を算出する副補正回路26と、補間表示データから第2階調数(4ビット)の駆動表示データを算出する第2階調変換回路27と、を有する。図3のドライバ回路31と表示パネル32は、それぞれ図2の駆動部12と表示部11に対応する。
第1階調数変換回路21は、2×2のディザマトリクスの組織的ディザ法を用いて8ビット原表示データを6ビット中間表示データに変換する。駆動特性補正回路23では、表示装置のγ特性などが補正される。駆動特性補正回路23は、4ビットの主階調データをアドレスとする特性補正主階調データS−Sn−1をルックアップテーブルとして記憶したメモリを有し、16階調に対応した8ビットの駆動信号を生成する。なお、駆動信号は6ビット以上であればよい。
パネル精度情報算出回路24は、4ビットの主階調データ、X画素アドレスの上位4ビット、およびY画素アドレスの上位4ビットをアドレスとして、符号付8ビットのパネル精度情報E−En−1を記憶したルックアップテーブルを有し、表示位置に応じた表示ムラの補正値(パネル精度情報E−En−1)を生成する。パネル精度情報E−En−1が表示位置による表示ムラの補正値であり、この補正値を8ビットに拡張した特性補正主階調データに加えることにより表示ムラを補正した表示データが得られる。ここでは、表示画面を16×16の256領域に分割して、各領域ごとに表示ムラの補正値を設定している。
主補正回路25は、駆動特性補正回路23が生成した特性補正主階調データS−Sn−1に、パネル精度情報算出回路24が生成したパネル精度情報E−En−1を加算して位置補正階調データM−Mn−1を算出する。
図4は、副補正回路26の処理を説明する図である。上記のように、16階調の位置補正階調データM−Mn−1に、直線補間のために外挿されたデータM−1を用いる。そして、位置補正階調データM−1−Mn−1のそれぞれの間で、2ビットの副階調データで直線補間して4段階の補間表示データを算出し、全体として64段階の補間表示データR−Rnm−1を算出する。副補正回路26における補間演算処理をハードウエアで行う場合には加減算回路で実現され、ソフトウエアで行う場合には、マイクロプロセッサやDSPによる加減算プログラムで実現される。
第2階調数変換回路27は、6ビットの補間表示データR−Rnm−1の上位4ビットを残して駆動表示データL−Ln−1を算出する。
以下、数値例を挙げて処理を詳細に説明する。表示パネル32は、横256ライン、縦128ラインの画面サイズを有し、単純マトリクス駆動で縦方向に走査する。従って、左上隅の画素アドレスは[1,1]であり、右下隅の画素アドレスは[256,128]である。原表示データは8ビットであり、原表示データの範囲は0(白)から255(黒)である。
表示画像は、左端が白(0)で、右端が黒(255)で徐々に変化するグレースケールであるとする。従って、画素アドレス[x,y]の原表示データ値はx−1(1≦x≦256,1≦y≦128)である。実施例の処理を行った場合の、この表示画像の中央部(125≦x≦132,63≦y≦66)の処理値の変化を説明する。
図5の(A)は、原表示データの上記の中央部の値を示す。
第1階調変換回路21は、2×2のBayer型ディザマトリクスを用いた多階調組織的ディザ法によって、階調数256(8ビット)の原表示データを階調数64(6ビット)の中間表示データに変換する。
図5の(B)は、使用する2×2のBayer型ディザマトリクスを示す。ディザマトリクスの各セルの値をD[i,j]と記す。ただし、iは横方向、jは縦方向の座標であり、i,jは1≦i,j≦2を満たす整数である。図5の(B)では、D[1,1]=0、D[2,1]=2、D[1,2]=3、D[2,2]=1である。
原表示データをP(0≦P≦255)、画素アドレスを[x,y]とする。組織的ディザ法による変換出力値P’(0≦P’≦63)は、次の式(1)で与えられる。
4×P’+ofs≦P’<4×(P’+1)+ofs (1)
ただし、ofs=D[mod(x−1,2)+1,mod(y−1,2)+1]
図5の(A)に示した中央部のデータに対する変換出力P’を図5の(C)に示す。
第1階調変換回路21における中央部のデータに対する変換過程の詳細を図8および図9に示す。
主副データ算出回路22は、6ビットの中間表示データの上位4ビットを取って主階調データAを算出し、6ビットの中間表示データの下位2ビットを取って副階調データBを算出する。中央部の主階調データAを図5の(D)に、副階調データBを図5の(E)に示す。
駆動特性補正回路23は、ドライバ回路31と表示パネル32を含めた表示装置の駆動特性に応じて、線形な表示が行えるように表示データを補正する。この補正には、特許文献3に記載されたγ特性補正などが含まれる。
表示パネル32の各画素の階調レベルは、ドライブ回路31から印加されるパルス信号のパルス幅で制御される。印加パルス幅の最大値は20msであり、印加パルス幅T(0≦T≦20ms)と表示される階調レベルL(0≦L≦15)の標準値の関係は、次の式(2)で与えられる。
L=15×((T−0.0005)/0.0195)1/2 (2)
式(2)より、各主階調データA=0,1,…,15に対応する印加パルス幅Tは次の式(3)で与えられる。
=0.0195×(A/15)+0.0005 (3)
各主階調データAに対するTの計算結果を図6の(A)に示す。
8ビットの補正主階調データSは、10Tに等しい。その計算結果を図6の(B)に示す。
特性補正主階調データSで駆動した場合、実際の表示パネルに表示される階調レベル値は、表示ムラのために理想の主階調レベル値からずれる。パネル精度情報算出回路24は、すべての主階調レベル値Aに対する特性補正主階調データSの補正値Eを算出する。駆動条件(S+E)で駆動した場合に、実際の表示パネルに表示される階調レベルが理想の主階調レベル値Aに一致するような補正値Eがあらかじめ測定され、テーブル化されて記憶されている。
理想階調レベル値からのずれ(表示ムラ)は、画素位置に対して緩やかに変化する。このため、Eはパネル面を縦横それぞれ16分割した256個のサブパネル領域に対して、各サブパネル領域内の平均主階調レベル値に対する補正値としてテーブル化されている。
ここでは、表示パネル32は、縦128画素に関して、理想階調レベル値から直線的にずれているとする。主階調レベル6から8に関しては、パネル上端では特性補正主階調データSにおいて理想の主階調レベル値Aに一致する。従って、主階調レベル6から8の間での各画素位置yでの補正値Eは、それぞれ式(4)から(6)で与えられる。
E6=(60−36)×(y−1)/127 (4)
E7=(75−47)×(y−1)/127 (5)
E8=(92−60)×(y−1)/127 (6)
図5の(D)に示した中央部の主階調データAに対するパネル精度情報(補正値E)を図7の(A)に示す。さらに、中央部の各画素に対する補正値Eの算出過程を図10および図11に示す。
副補正回路26は、特性補正主階調データSに補正値Eを加算して補正表示データを算出する。図6の(B)から主階調データAに対応する特性補正主階調データSは47、Aに対応するSは60である。また、図7の(A)より、補正値EはSに対しては14、Sに対しては16である。主補正回路25の中央部の画素に対する出力を図7の(B)に示す。
図6の(B)より、L(L[7−1])に対応するSは36、L(L[8−1])に対応するSは47である。図12および図13より、S,S,Sに対する補正値Eはそれぞれ12,14,16である。従って。Mは次の式で与えられる。
=36+12=48
=47+14=61
=60+16=76
副補正回路26における中央部の画素に対する算出過程を図12および図13に示す。
第2階調数変換回路27は、上記のようにして算出した各画素のデータ値の上位4ビットを残して駆動表示データを生成する。
以上、第1実施形態の演算処理を具体的な数値例を挙げて説明したが、記載したのはあくまで例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
図14は、本発明の第2実施形態の階調数変換・位置特性補正部14の構成および処理手順を示す図であり、図3に対応する。
図14に示すように、第2実施形態の階調数変換・位置特性補正部は、第1実施形態の構成において、表示パネル32の表示ムラを検出するパネル精度検知回路33を設け、表示パネル32の階調レベル値に対する実際の明るさを検出してパネル精度情報を生成し、パネル精度情報算出回路24に入力することが異なる。第2実施形態のほかの部分は第1実施形態と同じである。パネル精度情報算出回路24は、パネル精度検知回路33から入力されたパネル精度情報をテーブル化して記憶する。
パネル精度検知回路33は、表示パネル32のフロントライト光学系の光源位置に設置した光検知器で、表示のフレーム間の休止時間にパネル精度情報をサンプリング計測する。
第2実施形態は、第1実施形態のようにあらかじめ計測して記憶してある補正値を読み出す場合に比べ、経時変化に対応できるという利点を有する。
図1は、本発明の原理を説明する図である。 図2は、第1実施形態の表示装置の表示装置の基本構成を示す図である。 図3は、第1実施形態の階調数変換・位置特性補正部14の構成および処理手順を示す図である。 図4は、副補正回路における補間処理を説明する図である。 図5は、第1実施形態において、数値例に対する演算処理で算出される値などを示す図である。 図6は、第1実施形態において、数値例に対する演算処理で算出される値などを示す図である。 図7は、第1実施形態において、数値例に対する演算処理で算出される値などを示す図である。 図8は、第1実施形態における算出過程を詳細に示す図である。 図9は、第1実施形態における算出過程を詳細に示す図である。 図10は、第1実施形態における算出過程を詳細に示す図である。 図11は、第1実施形態における算出過程を詳細に示す図である。 図12は、第1実施形態における算出過程を詳細に示す図である。 図13は、第1実施形態における算出過程を詳細に示す図である。 図14は、第1実施形態の階調数変換・位置特性補正部14の構成および処理手順を示す図である。
符号の説明
11 表示部
12 駆動部
13 制御部
14 階調数変換・位置特性補正部
21 第1階調数変換回路
22 主副データ算出回路
23 駆動特性補正回路
24 パネル精度情報算出回路
25 主補正回路
26 副補正回路
27 第2階調数変換回路
31 ドライバ回路
32 表示パネル

Claims (6)

  1. 第1階調数を有する原表示データを、前記第1階調数より小さい第2階調数の駆動表示データに変換して表示装置での表示を行う表示方法であって、
    前記原表示データを、前記第1階調数と前記第2階調数の間の第3階調数の中間表示データに変換し、
    前記中間表示データを、前記第2階調数に対応する主階調データと、前記第2階調数の階調間を前記第3階調数で補間する副階調データに分割し、
    前記主階調データおよび表示装置の表示位置に基づいて、表示装置の表示位置によるパネル精度情報を算出し、
    前記主階調データおよび前記パネル精度情報に基づいて、表示装置の表示位置による明るさ誤差を補正した位置補正階調データを算出し、
    前記位置補正階調データを前記副階調データで補間処理して補間表示データを算出し、
    前記補間表示データから前記第2階調数の前記駆動表示データを算出する、
    ことを特徴とする表示方法。
  2. 前記位置補正階調データは、表示装置の表示面を2個以上の複数の画素を含む複数の領域に分割した各分割領域の代表点のパネル精度情報であることを特徴とする請求項1に記載の表示方法。
  3. 前記位置補正階調データは、少なくとも前記第3階調数以上のデータであることを特徴とする請求項1または2に記載の表示方法。
  4. 前記補間表示データは、前記第3階調数のデータであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表示方法。
  5. 前記原表示データから前記中間表示データへの変換は、組織ディザ法または誤差拡散法を用いて行われることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の表示方法。
  6. 第1階調数を有する原表示データを、前記第1階調数より小さい第2階調数の駆動表示データに変換して表示する表示装置であって、
    前記原表示データを、前記第1階調数と前記第2階調数の間の第3階調数の中間表示データに変換する第1階調数変換回路と、
    前記中間表示データを、前記第2階調数に対応する主階調データと、前記第2階調数の階調間を前記第3階調数で補間する副階調データに分割する主副データ算出回路と、
    前記主階調データおよび表示装置の表示位置に基づいて、表示装置の表示位置によるパネル精度情報を算出するパネル精度情報算出回路と、
    前記主階調データおよび前記パネル精度情報に基づいて、表示装置の表示位置による明るさ誤差を補正した位置補正階調データを算出する主補正回路と、
    前記位置補正階調データを前記副階調データで補間処理して補間表示データを算出する副補正回路と、
    前記補間表示データから前記第2階調数の前記駆動表示データを算出する第2階調数変換回路と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
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