JPH0934040A - X線画像記録・読取装置 - Google Patents

X線画像記録・読取装置

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JPH0934040A
JPH0934040A JP18191695A JP18191695A JPH0934040A JP H0934040 A JPH0934040 A JP H0934040A JP 18191695 A JP18191695 A JP 18191695A JP 18191695 A JP18191695 A JP 18191695A JP H0934040 A JPH0934040 A JP H0934040A
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一夫 熊谷
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Rigaku Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法の異なるX線画像記録体をいちいち着脱
作業をすることなく選択して使用することを可能とする
他、種々の測定条件に柔軟に対応できるようにする。 【解決手段】 無端状の記録体保持ベルト15にX線画
像記録体10を装着し、記録部Bと読取部Cの間を移動
自在とする。記録体保持ベルト15は、可撓性を有する
金属部材で形成し、張力により伸びたり装着したX線画
像記録体10に凹凸が生じないようにしてある。記録部
BでX線回折測定等を実施し、得られた測定情報はX線
画像記録体10に蓄積され、読取部Cにおいて該測定情
報が読み取られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X線回折装置な
どに利用されるX線画像記録・読取装置に関し、詳しく
は試料から回折してきたX線を記録体に吸収・蓄積し、
励起光の照射によってこれを読み取るX線画像記録・読
取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線回折装置等、X線の回折現象を利用
して試料の結晶構造などを測定する装置には、試料で回
折してきたX線を記録するために、輝尽性蛍光体層を有
するX線画像記録体を用いたものがある。
【0003】従来、X線回折装置等に用いられるX線画
像記録体は、一枚の平面的な板状体となっており、同装
置の記録部において試料からの回折X線を吸収・蓄積し
た後、読取部にて励起光の照射によるX線画像の読取操
作にかけられていた。その間に、X線画像記録体の記録
部への固定、記録済みX線画像記録体の読取部への搬送
および固定という作業を必要とするが、従来これらの作
業は、作業員の人手をもって行なわれていた。しかしな
がら、X線画像記録体を人手をもって固定および搬送す
る従来の方式は、回折X線の記録から読み取りまでの時
間が長くなり、測定作業の迅速性に欠けるという課題を
有していた。
【0004】そこで、このような課題を解消するものと
して、近年、図14に示す構成のX線画像記録・読取装
置が開発されている。同装置は、支軸1を中心に回転自
在な支持アーム2の両端に記録体取付板3,3′をそれ
ぞれ設け、これら記録体取付板3,3′にX線画像記録
体4,4′を装着した構成を備えている。ここで、各X
線画像記録体4,4′は、従来と同様平面的な板状体と
なっており、支持アーム2の回転により記録部5と読取
部6とに各々移動配置される。そして、一方のX線画像
記録体4に試料7からの回折X線を記録している間に、
他方のX線画像記録体4′を読取装置8によって走査す
るため、連続的な測定作業を行なうことができ、しかも
X線画像記録体4,4′の搬送および配置も支持アーム
2の回転のみで自動的に行なえ、作業が迅速化するよう
になった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、一般に輝尽性蛍
光体層を有したX線画像記録体はイメージングプレート
(IP)と呼ばれており、100μm程度の分解能を有
する高感度なもの(「ホワイトIP」と称する)や、5
0μm程度の分解能を有する低感度なもの(「ブルーI
P」と称する)などの種類があり、それぞれ試料から出
る回折X線の密度等に応じて適宜選択して用いられてい
た。例えば、試料から出る回折X線が広い領域に散点す
る場合は、ホワイトIPを使用するのが好ましく、一
方、試料から出る回折X線が狭い領域で高密度に記録さ
れる場合は、ブルーIPを使用するのが好ましい。
【0006】しかしながら、これら種類の異なるイメー
ジングプレートは、各々寸法も異なっており、しかも図
14に示した従来のX線画像記録・読取装置は二枚のイ
メージングプレートを装着できるだけであったので、連
続測定を実施する場合には、いずれか一種類のイメージ
ングプレートのみ記録体取付板3,3′に装着し、試料
7の変更とともに別種のイメージングプレートを用いる
必要が生じたときに、その都度、記録体取付板3,3′
へ装着し直さなければならなかった。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、寸法の異なるX線画像記録体をいちいち着
脱作業をすることなく選択して使用することを可能とす
る他、種々の測定条件に柔軟に対応できるX線画像記録
・読取装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、無端状の記録体保持ベルトと、この記録
体保持ベルトを移動自在に巻掛け支持するベルト支持手
段と、記録体保持ベルトをベルト支持手段に沿って移動
させるベルト駆動手段と、輝尽性蛍光体層を有し記録体
保持ベルトの表面に保持されたX線画像記録体と、記録
体保持ベルトの表面に対向する所定の記録部に配設さ
れ、試料にX線を照射するとともに同試料で回折したX
線を前記X線画像記録体に吸収・蓄積させる記録手段
と、記録体保持ベルトの表面に対向する所定の読取部に
配設され、X線画像記録体に励起光を照射することによ
りX線蓄積部分から蛍光を発生させるとともにこの発生
した蛍光を読み取る読取手段とを備えている。
【0009】上記のX線画像記録体は、任意の枚数を記
録保持ベルトに保持させることができ、しかも先に説明
したホワイトIPやブルーIPといった寸法の異なるも
のであってもかまわない。ここで、同一寸法,種類の二
枚のX線画像記録体を、その一方が記録部に配置された
とき、他方が読取部に配置されるように記録体保持ベル
ト上の保持位置を調整しておけば、測定情報の記録動作
と同時に読み取り動作を実行することができる。
【0010】記録体保持ベルトは、ベルト支持手段に支
持され、ベルト駆動手段からの駆動力を受けて移動し、
保持しているX線画像記録体を記録部や読取部に配置す
る。記録部では、X線の照射によって試料から出た回折
X線をX線画像記録体が吸収・蓄積する。また読取部で
は、X線画像記録体に励起光を照射することによりX線
蓄積部分から蛍光を発生させるとともに、この発生した
蛍光を読取手段が読み取ていく。
【0011】さて、記録体保持ベルトが伸縮すると、保
持しているX線画像記録体が変形してしまい、正確な記
録,読み取りができなくなる。また、記録体保持ベルト
はベルト支持手段に沿った移動を円滑に行ない得るだけ
の可撓性が必要となる。しかも、X線画像記録体に凹凸
を与えずに保持しなければならない。これらの特性を満
たすべく、この発明では、記録体保持ベルトを、可撓性
を有する無端状の金属部材で形成してある。
【0012】さらに、この発明は、ベルト支持手段が互
いの中心軸を平行に配設しかつこの中心軸と平行な周面
を有する複数本の回転ドラムを備え、そのうちの一本を
駆動回転ドラムとしてベルト駆動手段で回転駆動すると
ともに、他を従動回転ドラムとした構成としてもよい。
【0013】ここで、駆動回転ドラムの表面には、複数
の円周方向に延びる溝を形成し、これらの溝に弾力性を
有する摩擦部材を装着するとともに、該摩擦部材を任意
の厚さだけ上記溝から露出させ、記録体保持ベルトから
の圧力によって摩擦部材が変形して該記録体保持ベルト
の裏面が前記駆動回転ドラムの周面に接触することが好
ましい。
【0014】回転ドラムに沿って記録体保持ベルトを移
動させるとき、回転ドラムの中心軸と平行に記録体保持
ベルトが回転ドラムに巻掛けられていなければ、記録体
保持ベルトが回転ドラムの軸方向にずれてしまい、適正
な動作を続けることができない。また、駆動回転ドラム
と記録体保持ベルトとの間にすべりを生じた場合、記録
体保持ベルトに保持されたX線画像記録体を、正確に記
録部や読取部に配置することができなくなる。
【0015】そこで、この発明を上記のような構成にす
れば、駆動回転ドラムに装着した摩擦部材との間の摩擦
力によって、記録体保持ベルトを確実に移動させること
ができる。記録体保持ベルトは、巻掛け張力によって摩
擦部材を圧迫して溝内に押し縮めるため、記録体保持ベ
ルトの裏面が駆動回転ドラムの周面に接触する。この記
録体保持ベルトは、金属部材で形成してあるため充分な
強度を有し、しかも凹凸がつきにくいので、駆動回転ド
ラムの周面に接触した状態で中心軸との平行度を保つこ
とができる。
【0016】またこの発明は、従動回転ドラムの両端縁
部に一定ピッチのスプロケット爪を設けるとともに、記
録体保持ベルトの両端縁部に上記スプロケット爪と係合
するスプロケット孔を穿設することにより、確実に記録
体保持ベルトを移動させる構成とすることが好ましい。
【0017】さらにこの発明は、読取部において記録体
保持ベルトの両端縁部に接触し、該記録体保持ベルトを
所定の湾曲形状に撓ませる多数個の案内ローラを備える
ことが好ましい。このようにすれば、螺旋状に回転走査
してX線画像記録体の記録を読み取ることができ、短時
間のうちに読み取り動作を終了することが可能になる。
しかも案内ローラによれば摩擦による記録体保持ベルト
の損耗が少なく、耐久性が向上する。
【0018】また、記録部において記録体保持ベルトを
平面状に吸着固定する記録部支持盤を設けるとともに、
読取部において記録体保持ベルトを所定の曲率の湾曲形
状に吸着固定する読取部支持盤を設けてもよい。これら
記録部支持盤および読取部支持盤は、それぞれ支持盤本
体と、該支持盤本体の正面に形成した記録体保持ベルト
の吸着面と、この吸着面に形成した複数条の吸引溝と、
支持盤本体内に形成した真空室と、この真空室と各吸引
溝とをそれぞれ連通する連通孔とを備え、かつ真空室内
を真空ポンプによって真空引きするように構成すること
が好ましい。
【0019】上記のとおり記録体保持ベルトは金属部材
によって形成してあるので、記録部支持盤または読取部
支持盤に真空吸着しても凹凸を生じることがない。した
がって、記録体保持ベルトに保持したX線画像記録体を
適正な姿勢で記録部または読取部に配置することができ
る。しかも、上記の構成によれば、一の吸引溝は一本の
連通孔により真空室と連通させることができるので加工
が容易である。さらに、多数の吸引孔が吸着面に開口し
た通常の真空チャック構造に比べ、真空室につながる連
通孔の本数を少なくできるので、真空室の容積を小さく
でき、真空引きの開始から所要の減圧状態までに要する
時間が短くなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。図1乃至図11
は、この発明に係るX線画像記録・読取装置の一実施形
態を示しており、図1は同装置の全体構成を示す斜視
図、図2は同じく平面図、図3は同装置の概略構成を中
央部分で切断して示す縦断面図である。X線画像記録・
読取装置は、X線画像記録体10の移動部A、X線画像
記録体10に対する測定情報の記録部B、およびX線画
像記録体10に記録した測定情報の読取部Cで全体を構
成してある。
【0021】X線画像記録体10の移動部Aには、四本
の回転ドラム(ベルト支持手段)11,12,13,1
4が、前後に二本づつ互いの中心軸を平行にした状態で
設置してある。これら回転ドラム11〜14には、無端
状の記録体保持ベルト15が巻掛けてあり、該記録体保
持ベルト15は回転ドラム11〜14に沿って移動自在
となっている。四本の回転ドラム11〜14のうち一本
は、駆動回転ドラムになっており、図示しない駆動モー
タ(ベルト駆動手段)から回転駆動力を受けて回転す
る。この実施形態では、便宜上、回転ドラム11を駆動
回転ドラムとして以下の説明を進めていく。他の三本の
回転ドラム12,13,14は、従動回転ドラムとなっ
ている。
【0022】前方に位置する二本の回転ドラム13,1
4の間は記録部Bの領域に入っており、この間では記録
体保持ベルト15を平面状に支持している。また、後方
に位置する二本の回転ドラム11,12の間は読取部C
の領域に入っており、この間では後述する案内ローラ1
6…によって記録体保持ベルト15を湾曲形状に支持し
ている。
【0023】記録体保持ベルト15は、回転ドラム11
〜14に巻掛けられかつ移動できる程度の可撓性を有す
る金属部材(例えば、ステンレス板)で形成してある。
この金属部材で形成した記録体保持ベルト15は、通常
のベルトコンベア等に用いられる布製やゴム製の無端状
ベルトに比べ、伸縮性がなくしかも表面に凹凸ができに
くいという特性を有している。
【0024】X線画像記録体10は、一般にイメージン
グプレート(IP)と呼ばれる輝尽性蛍光体層を有した
平板状のX線記録媒体を用いている。周知のようにイメ
ージングプレートは、輝尽性蛍光体層にX線が入射する
と、該入射部にX線エネルギが吸収・蓄積され一種の潜
像が形成される。そして、レーザ光を輝尽性蛍光体層に
照射すると、X線エネルギの蓄積部分から輝尽性の蛍光
を発生するという特性を有している。また、蓄積された
X線エネルギは、赤色光等を照射することにより消去で
きる。
【0025】X線画像記録体10としてのイメージング
プレートには、先に説明したようなホワイトIP,ブル
ーIP等、各種の感度特性,寸法のもの、さらには測定
条件に合わせた特別仕様のものを適宜選択して用いるこ
とができる。それら選択したX線画像記録体10は、記
録体保持ベルト15の表面に装着してある。X線画像記
録体10は、離脱できないように記録体保持ベルト15
へ固着してもよいが、好ましくは測定条件の変更に対応
して交換できるように、両面テープ等を使用して着脱自
在に装着したほうがよい。なお、X線画像記録体10
は、記録体保持ベルト15と同じく回転ドラム11〜1
4に沿って移動できる程度の可撓性を有していることが
必要である。
【0026】図1に示した実施形態では、X線画像記録
体10としてホワイトIP10aおよびブルーIP10
bを各2枚、記録体保持ベルト15の表面に装着してあ
る。ここで、同一種類,寸法のX線画像記録体10は、
その一方が記録部Bに配置されたとき、他方が読取部C
に配置されるように装着位置を調整してある。このよう
にすれば、測定情報の記録動作と同時に読み取り動作を
実行することができる。
【0027】各回転ドラム11〜14の周面は、それぞ
れ回転軸と平行な面となっている。そして、駆動回転ド
ラム11の周面には、図4,図5に示すように、複数条
の溝111が円周方向に形成してあり、これらの溝11
1に環状の摩擦部材112を装着してある。摩擦部材1
12は、弾力性を有しかつ摩擦係数の大きなゴム材,軟
質合成樹脂材などを適用することができる。この摩擦部
材112は、任意の厚さだけ溝から露出させてあり、図
5に示すように記録体保持ベルト15からの圧力によっ
て弾力的に変形する。そのときの弾性力によって記録体
保持ベルト15との間に大きな摩擦力が生じて、回転駆
動力を確実に伝達できるようにしてある。
【0028】また、摩擦部材112の変形によって記録
体保持ベルト15の裏面が、駆動回転ドラム11の周面
(中心軸と平行)に接触し、これによって駆動回転ドラ
ム11の中心軸に対する記録体保持ベルト15の平行度
を確保し、ずれを生じることなく記録体保持ベルト15
を駆動できるようにしてある。従動回転ドラム12〜1
4の両端縁部には、図6に示すように、スプロケット爪
101が一定のピッチで設けてある。また、記録体保持
ベルト15の両端縁部には、図7に示すように、上記ス
プロケット爪101に係合するスプロケット孔151が
一定のピッチで穿設してある。このように従動回転ドラ
ム12〜14は、スプロケット爪101の係合によって
記録体保持ベルト15を案内するために、すべりを生じ
ることなく適正な量だけ記録体保持ベルト15を移送で
きる。
【0029】なお、駆動回転ドラム11もスプロケット
爪101の係合によって記録体保持ベルト15に駆動力
を伝達することもできるが、該駆動力が大きな場合、ス
プロケット孔151の周辺に集中応力が生じ、記録体保
持ベルト15を損傷するおそれもあるため、この実施形
態では上記のように摩擦部材112を利用した。
【0030】記録部Bには、図1に示すようにX線回折
測定を実施するための試料台17,X線源18等からな
る記録手段が、記録体保持ベルト15の表面と対向して
設けてある。この記録手段は、公知のX線回折装置を利
用するため詳細な説明は省略するが、試料台17に装着
した試料Sに対してX線源18によってX線を照射し、
同試料Sから回折してきたX線をX線画像記録体10に
入射させるようになっている。
【0031】記録部Bの領域に配置された記録体保持ベ
ルト15の裏面側近傍位置には、図8,図9,図10に
示すような記録部支持盤19が設置してあり、記録体保
持ベルト15を平面状に吸着保持する。記録部支持盤1
9は、ブロック形状の支持盤本体191を備えており、
この支持盤本体191の正面が平坦な吸着面192とな
っている。吸着面192には、複数条の吸引溝193が
形成してある。
【0032】また、支持盤本体191の内部には真空室
194が形成してあり、各吸引溝193と真空室194
とがそれぞれ連通孔195によって連通してある。連通
孔195は、一の吸引溝193に対して一本だけ形成し
てあり、したがって吸引溝193の数だけの連通孔19
5が真空室194に開口することになる。図9に示すよ
うに、これらの連通孔195を同一平面(同図のP(紙
面に垂直な平面))上に並べて穿設することにより、真
空室194はこの平面の周囲に小さな容積をもって形成
するだけでいわゆる真空溜りとしての機能を備えること
ができる。
【0033】すなわち、真空室194は配管196を介
して真空ポンプ(図示せず)に連通しており、同ポンプ
によって減圧される。真空室194内が減圧状態となれ
ば、大気圧との間に圧力差が生じ、連通孔195を介し
て吸引溝193内の空気を吸引する。この吸引力によっ
て記録体保持ベルト15の裏面を支持盤本体191の吸
着面192に吸着する。上記のように、真空室194を
小さな容積で形成すれば、短時間で同室194内を減圧
状態にできる。
【0034】図12,図13は、一般の真空チャックを
示している。同図に示すように、一般の真空チャック1
97は、吸着面198の全面にわたり多数の吸引孔19
9が穿設してあり、これら吸引孔199が個別的に真空
室200と連通する構造となっている。したがって、真
空室200は、吸引孔199の穿設領域に対応して広範
囲に形成しておかなければならず、必然的に容積が大き
くなってしまい、減圧状態を形成するまでの立ち上げ時
間が長くなる。
【0035】読取部Cには、図1乃至図3に示すように
回転走査式の読取装置(読取手段)20が出没自在とな
っている。この読取装置20は、図1に示すようにレー
ザ光源21で生じたレーザ光をハーフミラー22を介し
て走査窓23から発射するとともに、X線画像記録体1
0に発生した蛍光を同走査窓23から受光し、ハーフミ
ラー22を介して検出部24へと入力する構造を備えて
いる。レーザ光源21としては、He−Neレーザ光源
を用いることもできるが、半導体レーザ光源を採用すれ
ば高出力化と小形化を実現することができる。
【0036】ハーフミラー22および走査窓23は、支
持枠25に装着した回転体26に設けてあり、回転体2
6とともに回転してレーザ光を径方向に発射する。さら
に、支持枠25は回転体26の中心軸方向(図では上下
方向)に往復移動し、これらの動作の組み合せによって
読取装置20は螺旋状にX線画像記録体10を走査して
いく。
【0037】読取部Cの領域に配置された記録体保持ベ
ルト15の裏面側近傍位置には、図11に示すような読
取部支持盤27が設置してあり、記録体保持ベルト15
を湾曲形状にして吸着保持する。読取部支持盤27は、
ブロック形状の支持盤本体271を備えており、この支
持盤本体271の正面が湾曲形状の吸着面272となっ
ている。この吸着面272の曲率半径は、上述した読取
装置20における走査窓23の回転半径より若干大きく
設定してあり、該走査窓23が吸着面272に吸着固定
したX線画像記録体10に沿って、その近傍を回転する
ようになっている。
【0038】吸着面272には複数条の吸引溝273が
形成してあり、また支持盤本体271の内部には真空室
(図示せず)が形成してあり、各吸引溝273と真空室
とがそれぞれ連通孔(図示せず)によって連通してあ
る。これら吸引溝273,真空室,連通孔の構造は、先
に説明した記録部支持盤19のそれと同様である。
【0039】また読取部Cには、図2,図3に示すよう
に、記録体保持ベルト15の両端縁部に接触して該ベル
ト15を湾曲形状に撓ませる多数個の案内ローラ16…
が設置してある。これらの案内ローラ16…は、読取部
支持盤27における吸着面272の両端縁部近傍に、同
吸着面272の湾曲形状に沿って配設してある。記録体
保持ベルト15は、後方に配設した二本の回転ドラム1
1,12の間で、案内ローラ16に案内されて読取部支
持盤27の吸着面272に沿って湾曲状に移動する。読
取部Cの下流側における記録体保持ベルト15の近傍位
置には、消去ランプ28が設置してある。この消去ラン
プ28は、X線画像記録体10に蓄積されたX線エネル
ギを、赤色光の照射によって消去する機能を有してい
る。
【0040】次に、上述した構成のX線画像記録・読取
装置の動作を説明する。なお、同装置の各部は図示しな
い制御装置によって制御されており、自動的に以下に説
明する動作を実行していく。まず、図示しない駆動モー
タが作動して駆動回転ドラム11を回転駆動する。駆動
回転ドラム11が回転すると、記録体保持ベルト15が
各回転ドラム11〜14に沿って移動し、一のX線画像
記録体10を記録部支持盤19の吸着面192と対応し
た位置に配置するとともに、他の一のX線画像記録体1
0を読取部支持盤27の吸着面272と対応した位置に
配置する(図2参照)。
【0041】記録部Bにおいては、図示しない真空ポン
プが作動して記録部支持盤19を真空吸引状態とし、記
録体保持ベルト15を介してX線画像記録体10を吸着
面192に真空吸着する。記録部支持盤19の吸着面1
92は平面状に形成してあるため、この吸着面192に
吸着されたX線画像記録体10は高い平面性を維持する
ことができる。この状態でX線源18から試料Sに向け
てX線を照射すると、試料Sの結晶構造,物性などに応
じて特有の角度に試料Sから回折X線が出力される。こ
の回折X線は、記録部支持盤19に真空吸着されたX線
画像記録体10に吸収・蓄積される。
【0042】所定のX線回折測定が終了した後、記録部
支持盤19の真空吸引状態を解除する。次いで、図示し
ない駆動モータを作動して駆動回転ドラム11を回転駆
動し、記録体保持ベルト15を移動させ、記録部Bにあ
ったX線画像記録体10を読取部Cに配置する。このと
き、読取部CにあったX線画像記録体10は記録部Bに
配置される。
【0043】読取部Cでは、図示しない真空ポンプが作
動して読取部支持盤27を真空吸引状態とし、記録体保
持ベルト15を介してX線画像記録体10を吸着面27
2に真空吸着する。読取部支持盤27の吸着面272は
湾曲しており、この湾曲形状に合わせてX線画像記録体
10が保持される。
【0044】この状態で、読取装置20が読取部Cに移
動してきて、X線画像記録体10に記録された測定情報
の読取走査を行なう。すなわち、レーザ光源21で生じ
たレーザ光をハーフミラー22を介して走査窓23から
発射するとともに、X線画像記録体10に発生した蛍光
を同走査窓23から受光し、ハーフミラー22を介して
検出部24へと入力する(図1,図2参照)。このX線
画像記録体10に対する読取走査は、回転体26の回転
および支持枠25の上下方向への移動によって螺旋状に
行なわれる。
【0045】この読取走査と並行して、記録部Bでは、
次のX線回折測定を実施することができる。そして、読
取部Cおよび記録部Bでの作業が終了した後、読取部支
持盤27および記録部支持盤19の真空吸引状態を解除
して、X線画像記録体10を移動自在とする。続いて、
図示しない駆動モータを作動して駆動回転ドラム11を
回転駆動し、記録体保持ベルト15を移動させる。読取
部Cにおいて測定情報を読み取られたX線画像記録体1
0は、記録部Bへ移送する前に消去ランプ28と対向す
る位置に配置し、白色光を照射して蓄積されていたX線
エネルギを消去する。
【0046】以上の動作を繰り返すことにより、記録部
Bで連続的にX線回折測定を実施するとともに、読取部
Cで測定情報を読み取ることができ、測定および処理時
間の短縮を図ることができる。なお、この発明は上述し
た実施の形態のみに限定されるものではない。例えば、
無端状に形成したX線画像記録体を記録体保持ベルトに
装着することもできる。また、この発明の画像記録・読
取装置は、例えばX線の回折現象を利用した単結晶の回
折反転測定、繊維試料の配向度測定、小角測定、ラウエ
写真、二次元時分割測定に利用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のX線画
像記録・読取装置によれば、無端状の記録体保持ベルト
がX線画像記録体を保持して記録部,読取部の間を移動
するので、X線画像記録体の各部への配置作業が容易と
なり、しかも寸法の異なるX線画像記録体であっても記
録体保持ベルトに装着するだけで、自動的に選択して記
録部,読取部に配置することができる。しかも、記録体
保持ベルトは、金属部材で形成してあるので、移動に際
してX線画像記録体に無理な張力を生じさせたり、凹凸
を生じさせることなく、記録部,読取部への移動,配置
動作を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るX線画像記録・読
取装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同装置の概略構成を中央部分で切断して示す縦
断面図である。
【図4】同装置の駆動回転ドラムを示す斜視図である。
【図5】図4に示した駆動回転ドラムの溝および摩擦部
材を拡大して示す縦断面図である。
【図6】同装置の従動回転ドラムを示す斜視図である。
【図7】同装置の記録体保持ベルトの構成を示す正面図
である。
【図8】同装置の記録部支持盤を切欠いて示す斜視図で
ある。
【図9】図8に示した記録部支持盤の横断面図である
【図10】図8に示した記録部支持盤の全体構成を示す
斜視図である。
【図11】同装置の読取部支持盤を切欠いて示す斜視図
である。
【図12】一般の真空チャックの外観構成を示す斜視図
である。
【図13】同真空チャックの構造を図9と対比して示す
横断面図である。
【図14】従来のX線画像記録・読取装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
10:X線画像記録体 11:駆動回転ドラム 12〜14:従動回転ドラム 15:記録体保持ベルト 16:案内ローラ 19:記録部支持盤 20:読取装置 27:読取部支持盤 28:消去ランプ 101:スプロケット爪 111:溝 112:摩擦部材 151:スプロケット孔 191:支持盤本体 192:吸着面 193:吸引溝 194:真空室 195:連通孔 271:支持盤本体 272:吸着面 273:吸引溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状の記録体保持ベルトと、この記録
    体保持ベルトを移動自在に巻掛け支持するベルト支持手
    段と、前記記録体保持ベルトを前記ベルト支持手段に沿
    って移動させるベルト駆動手段と、輝尽性蛍光体層を有
    し前記記録体保持ベルトの表面に保持されたX線画像記
    録体と、前記記録体保持ベルトの表面に対向する所定の
    記録部に配設され、試料にX線を照射するとともに同試
    料で回折したX線を前記X線画像記録体に吸収・蓄積さ
    せる記録手段と、前記記録体保持ベルトの表面に対向す
    る所定の読取部に配設され、前記X線画像記録体に励起
    光を照射することによりX線蓄積部分から蛍光を発生さ
    せるとともにこの発生した蛍光を読み取る読取手段とを
    備え、 かつ、前記記録体保持ベルトを、可撓性を有する無端状
    の金属部材で形成したことを特徴とするX線画像記録・
    読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のX線画像記録・読取装置
    において、 前記ベルト支持手段は、互いの中心軸を平行に配設しか
    つこの中心軸と平行な周面を有する複数本の回転ドラム
    を備えており、そのうちの一本を駆動回転ドラムとして
    前記ベルト駆動手段で回転駆動するとともに、他を従動
    回転ドラムとし、 前記駆動回転ドラムの周面に複数の円周方向に延びる溝
    を形成し、これらの溝に弾力性を有する摩擦部材を装着
    するとともに、該摩擦部材を任意の厚さだけ前記溝から
    露出させ、前記記録体保持ベルトからの圧力によって前
    記摩擦部材が変形して該記録体保持ベルトの裏面が前記
    駆動回転ドラムの周面に接触するようにしたことを特徴
    とするX線画像記録・読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のX線画像記録・読取装置
    において、 前記従動回転ドラムの両端縁部に一定ピッチのスプロケ
    ット爪を設けるとともに、前記記録体保持ベルトの両端
    縁部に前記スプロケット爪と係合するスプロケット孔を
    穿設したことを特徴とするX線画像記録・読取装置。
  4. 【請求項4】 前記読取部において前記記録体保持ベル
    トの両端縁部に接触し、該記録体保持ベルトを所定の湾
    曲形状に撓ませる多数個の案内ローラを備えたことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のX線画
    像記録・読取装置。
  5. 【請求項5】 前記記録部において前記記録体保持ベル
    トを平面状に吸着固定する記録部支持盤を設けるととも
    に、前記読取部において前記記録体保持ベルトを所定の
    曲率の湾曲形状に吸着固定する読取部支持盤を設け、 これら記録部支持盤および読取部支持盤は、それぞれ支
    持盤本体と、該支持盤本体の正面に形成した前記記録体
    保持ベルトの吸着面と、この吸着面に形成した複数条の
    吸引溝と、前記支持盤本体内に形成した真空室と、この
    真空室と前記各吸引溝とをそれぞれ連通する連通孔とを
    備え、かつ前記真空室内を真空ポンプによって真空引き
    するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか一項に記載のX線画像記録・読取装置。
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