JPS63247241A - 副走査搬送機構 - Google Patents

副走査搬送機構

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Publication number
JPS63247241A
JPS63247241A JP7839287A JP7839287A JPS63247241A JP S63247241 A JPS63247241 A JP S63247241A JP 7839287 A JP7839287 A JP 7839287A JP 7839287 A JP7839287 A JP 7839287A JP S63247241 A JPS63247241 A JP S63247241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
scanned
sub
scanning
rollers
Prior art date
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Pending
Application number
JP7839287A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyoshi Ota
恭義 大田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7839287A priority Critical patent/JPS63247241A/ja
Publication of JPS63247241A publication Critical patent/JPS63247241A/ja
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  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は光ビーム走査装置に用いられる副走査搬送機構
に関し、一層詳細には、光ビームにより被走査体を二次
元的に走査する、例えは、放射線画像が蓄積記録された
蓄積性螢光体シートに励起光を照射して読み取りを行う
、あるいは、写真感光材料に光ビームを照射して前記写
真感光材料に画像記録を行う際に用いられる蓄積性螢光
体シートあるいは写真感光材料の副走査搬送機構に関す
る。
〈従来技術およびその問題点〉 放射線像を画像として得る方法として、従来より銀塩感
光材料からなる乳剤層を有する放射線写真フィルムと増
感紙との組合わせを用いる、いわゆる放射線写真システ
ムが利用されている。 最近、前記放射線写真システム
に代るものとして、蓄積性螢光体を用いる放射線画像変
換システムが注目されるようになった。
ここで、蓄積性蛍光体とは放射線(X線、α線、β線、
γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放射線の
エネルギの一部がその螢光体中に蓄積され、その後、前
記螢光体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積された
エネルギに応じて螢光体が輝尽発光するような性質を示
す螢光体をいう。
すなわち、この蓄積性螢光体を利用して、人体等の被写
体の放射線画像情報をいったん蓄積性螢光体の層を有す
るシート(以下、「蓄積性螢光体シート」または単に「
螢光体シート」という)に蓄積記録し、このシートを励
起光で走査して輝尽発光させ、生じた輝尽発光光を光学
的素子により読み取り電気信号に変換して画像信号を得
、この画像信号を処理して診断適正のよい被写体の放射
線画像を得る放射線画像情報記録再生システムが提案さ
れている(例えば、特開昭55−12429号、同56
−11395号、同55−163472号、同56−1
04645号、同55−116340号等)。
ところで、このシステムによれば蓄積性螢光体に蓄積さ
れた放射線画像情報を電気信号に変換した後に適当な信
号処理を施し、この電気信号を用いて写真感光材料等の
記録材料、CRT等の表示装置に可視像として出力し、
これにより、観察読影適性(診断適性)の優れた放射線
画像が得られる。
そこで、このような放射線画像記録再生システムにおい
て、放射線画像が蓄積記録された蓄積性螢光体シートか
らその放射線画像を読み取る画像読取装置では、具体的
には次のような方法により前記放射線画像を読み取って
いる。
すなわち、蓄積性螢光体シート上をレーザビーム等の光
ビームで二次元的に走査し、この特発する輝尽発光光を
フォトマルチプライヤ等の光検出器で時系列的に検出し
て画像情報を得る。 そして、前記光ビームの二次元的
走査は、例えば、一次元的に蓄積性螢光体シートに光ビ
ームを偏向して照射し主走査を行うと共に、前記シート
を主走査方向と略直交する方向に同期駆動される二組の
対をなすローラによって挟持して搬送することにより、
副走査を行い達成することができる(例えば、特願昭6
0−234182号参照)。
次いで、前記のようにして得られた画像情報は画像記録
装置に送られる。 前記画像記録装置は、記録材料であ
る写真感光材料に蓄積性蛍光体シートから得られた前記
画像情報に基づいて変調されたレーザ光を偏向して照射
し、主走査を行い、前記写真感光材料を主走査方向と略
直交する方向に副走査搬送を行い二次元的に走査し、前
記写真感光材料に所定の画像を記録するように構成され
ている。
この時、上記のように精密な副走査搬送を行う二組のロ
ーラ対を同期回転駆動するために、一方のローラ対のう
ちの片方のローラの軸を駆動源に直接または間接に連結
して駆動軸となし、他方のローラ対のうち片方のローラ
の軸を従動軸とし、該駆動軸と該従動軸との間にベルト
あるいはチェインを張架して動力を伝達することか一般
的に考えられる。  このとき、搬送精度を向上させる
ため、駆動源(モータなど)の回転数や回転ムラなどを
検出するためのロータリーエンコーダーなどの検出器を
駆動軸に取り付りて、回転制御を行っている。
ここで、前記二組のローラ対間に張架するものとしては
、回転のなめらかさや騨音などの点からチェインよりも
ベルトの方が好ましい。
しかし、該ベルトに薄いベルトや剛性の大きいベルトを
使用する場合に、塵や埃がベルトとプーリとの間に付着
すると、応力集中を起こし、ベルトに亀裂が入り、最後
には切れてしまうなどの問題がある。
また、前記ベルトが光ビーム走査装置のローラ軸を支え
る側板の内側に設けられている場合などは、前記ベルト
の交換に熟練と時間を要するなどの問題かある。
また、ロータリーエンコーダなどの回転制御手段を前述
のローラ軸に取り付ける場合には、前述の回転制御手段
を覆うためにハウジングを設けるが、前記ベルトと前記
回転制御手段とを被覆するハウジングをそれぞれ別に設
けると装置が複雑になり、コストアップになるなどの問
題もある。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解消し、蓄積
性蛍光体シートまたは写真感光材料等の被走査体を挟持
して副走査搬送する一対のローラを二組前記被走査体の
搬送方向の長さより短い間隔で配設し、各組の一方のロ
ーラの軸にそれぞれプーリを取り付け、該プーリ間に剛
性の大きいベルトを張架し、前記プーリの軸に取り付け
られた回転制御手段により該二組のローラ対を同期回転
させて、前記被走査体を副走査方向に搬送するに際し、
該二組のローラ対を軸支するための側板の外側に、前記
プーリ、前記ベルトおよび前記回転制御手段を配置する
とともに、前記プーリおよび前記ベルトを覆うハウジン
グを設けることにより、前記ベルトの防塵をはかるとと
もに、前記ベルトの交換を容易とすることができる副走
査搬送機構を提供することにある。
〈発明の詳細な説明〉 本発明によれば、一次元方向に偏向された光ビームが照
射されて主走査か行われるシート状の被走査体を二次元
的に走査するために前記主走査方向と略直交方向に前記
被走査体を挟持して搬送する一対のローラを前記被走査
体より短い間隔で二組と駆動源を配設し、該二組のロー
ラ対間にベルトを張架し、回転制御手段を用いて該二組
のローラ対を同期的に回転させて前記被走査体を搬送し
て副走査を行う副走査搬送機構であって、各組のローラ
対のそれぞれ一方のローラ軸に取り付けられたプーリと
前記ベルトと回転制御手段とを、前記二組のローラ対を
軸支するための側板の外側に設けるとともに、前記2個
のプーリおよびベルトを覆うハウジングを前記側板に設
けてなることを特徴とする副走査搬送機構が提供される
また、前記ベルトは金属ベルトであることか好ましい。
また、前記ハウジングは前記側板より取り外し可能であ
ることが好ましい。
また、前記ハウジングは前記回転制御手段取り付け用開
口を有するのが好ましい。
また、前記被走査体は、放射線画像情報が記録された蓄
積性螢光体シートからなり、光ビーム照射により発せら
れた放射線画像情報に応じた輝尽発光光を光電的に読み
取るよう構成するのか好ましい。
また、前記被走査体は、写真感光材料からなり、光ビー
ム照射により画像記録を行うよう構成するのが好ましい
〈発明の具体的構成〉 次に、本発明に係る副走査搬送機構を添付の図面に示す
好適な実施例につき詳細に説明する。
まず、第1図および第2図を参照して、本発明に係る副
走査搬送機構の第1実施例および前記副走査搬送機構が
組み込まれた放射線画像情報読取装置について以下に説
明する。
放射線画像情報読取装置10は、室12内に収納部14
と光ビーム走査装置16と消去部18と搬送系とを含む
収納部14には蓄積性蛍光体シート20を複数枚積層し
て収納するためのサプライマガジン22と後述するレシ
ーブマガジン24を含む。
サプライマガジン22は室12に装着されており、この
サプライマガジン22内には放射線画像を蓄積記録済み
の蓄積性蛍光体シート20が積層して収納されている。
サプライマガジン22に近接して、吸着盤26を含む枚
葉機構が室12内に設けられ、この吸着盤26の下方に
は蓄積性蛍光体シート2oを搬送するエンドレス状の第
1の搬送ベルト28が設けられる。
この第1搬送ベルト28は鉛直方向下方に延在して放射
線画像情報読取装置1oの内部隅角部で水平方向に指向
するように屈曲し、この第1搬送ベルト28の一面部に
接して鉛直方向に配列された複数個のローラ30aない
し30dが設けられる。 さらに、この第1m、送ベル
ト28の下部側屈曲部には大径のローラ32を配設する
。 そこで、第1搬送ベルト28の終端部から若干離間
して、光ビーム走査装置16を構成する本発明の副走査
搬送機構34が設けられる。
第1図および第2図に示すように、光ビーム走査装置1
6は本発明の副走査搬送機構34と光ビームを一次元方
向に偏向して照射し、主走査を行うとともに画像情報に
応じた輝尽発光光を光電的に読み取る読取部36とを含
み、副走査搬送機構34は駆動源である駆動モータ38
と第10−ラ対40と第20−ラ対42とを含む。
第10−ラ対40および第20−ラ対42は、蓄積性蛍
光体シート20の搬送方向の長さより所定の距離だけ短
い間隔をおいて配設されている。
第10−ラ対40は回転駆動されるローラ44とこれに
摺接して回転するローラ46とからなり、一方、第20
−ラ対42はローラ44と同一の直径を有すると共に回
転駆動されるローラ48とこれに摺接して回転するロー
ラ50とからなり、ローラ44と46およびローラ48
と50はそれぞれ蛍光体シート20を滑らせることなく
挟持して搬送できる位置関係で配設されている。
第2図および第3図に示すように、ローラ44の軸52
は一方の軸端部52aで側板53aに、かつ他方の軸端
部52bで側板53bに軸支されている。 軸端部52
aは側板53aの外部に突出し、図示しない軸継手など
を介して、モータ38に直接連結され、駆動軸となって
いる。 軸端部52bは側板53bの外部に突出し、こ
の突出部分にプーリ54が固着されている。 また、ロ
ーラ48の軸55は軸端部55aで側板53aに、軸端
部55bで側板53bに軸支されている。 軸 端 部
55bは側板53bの外部に突出し、この突出部分にプ
ーリ56が固着されている。
プーリ54および56には剛性の大きいベルト57が張
架され、モータ38の回転によりローラ44とローラ4
8が同期して回転するように構成されている。 ベルト
57としては剛性が大きく、ローラ対40および42を
正確に同期回転できれば何でもよいが、金属ベルトであ
ることが好ましい。
また、軸52はプーリ54の外側に突出し、軸端部52
cを有する。
また、プーリ54,56およびベルト57を全て覆うハ
ウジング62が、ねじ63により側板53bに固定され
ている。 ハウジング62には円孔64が開けられてお
り、該円孔64の外側にロータリーエンコーダハウジン
グ65かねし66により取り付けられている。 ロータ
リーエンコーダハウジング65にはロータリーエンコー
ダ取り付け孔65aが開けられており、該取り付け孔6
5aにロータリーエンコーダ60の回転軸60aが嵌入
されてねし67によりロータリーエンコーダ60の本体
か固定されている。  ロータリーエンコーダ60の回
転軸60aは、前述した軸52の軸端部52aにカップ
リング58により接続されている。
カップリング58は円柱状の部材てありて、その一方の
端面の中心に形成された円形の孔部58aは軸端部52
cと嵌合し、ねじ59により軸端部52cに固定され、
他方の端面の中心に形成された孔部58bは回転軸60
aと嵌合し、ねし59により回転軸60aに固定されて
いる。
なお、上述したロータリーエンコーダハウジング65は
ロータリ−エンコーダ60全体を覆うように構成しても
よい。
また、第10−ラ対40と第20−ラ苅42との間には
蓄積性蛍光体シート20の下面部側を保持する保持部材
68か設けられ、保持部材68の上方には保持部材69
が配設されると共に、この保持部材69には蓄積性蛍光
体シート20の搬送方向に直交する方向に延在してスリ
ット状の開口部70を画成している。
上述したシート副走査搬送機構34の上部には読取部3
6が配置される。 読取部36はレーザ光源72を含み
、このレーザ光源72のローラ光導出側にはレーザ光7
4をシート上に走査させるためにミラー76およびガル
バノメータミラー78か設けられ、レーザ光74は開口
部70を介して蛍光体シート20を走査する。 さらに
、レーザ光74のシート上の走査位置には主走査線に対
向して入射@80aが開口部70に臨入する光ガイド8
0を配設し、光ガイド80の上部にフォトマルチプライ
ヤ82が装着されている。 なお、走査線を挟んで光力
イト80の入射端80aの反対側には蓄積性r′5 蛍光体シート20から発せられる輝尽発光光を効率よく
入射端80aに導く集光用反射ミラー84が設りられて
いる。
次いて、第20−ラ対42が近接してエンドレス状の第
2の搬送ベルト86か設けられる。
第2搬送ベルト86は所定距離水平方向に延在すると共
に、次いで、室12の隅角部において、垂直方向に立ち
上かり、消去部18を指向している。 この場合、第2
搬送ベルト86の下部側屈曲部には大径なローラ88を
配設し、さらに、第2搬送ベルト86の垂直方向に延在
する部分には複数のローラ90aおよび90bを設ける
消去部18は内部に図示しない複数個の消去用光源と蓄
積性蛍光体シート20を消去部18に搬入し、それから
搬出するためのローラ対92.94および垂直方向に延
在するエンドレス状の消去部搬送ベルト96とを有して
いる。
また、消去部18は消去用光源からの消去光を外部に漏
らさないよう遮光されているため、0−ラ対92に近接
して、第2t112送ベルト86の終端部を指向する開
口部98とローラ対94に近接して、消去部18から蛍
光体シート20を搬出するための開口部100を有して
いる。
開口部100に近接してエンドレス状の第3の搬送ベル
ト102が設けられ、所定距離垂直方向に延在すると共
に、次いで室12上方の隅角部において屈曲し、水平部
分を経て、さらにその先端部は若干下降するように構成
されている。 この場合、前記第3搬送ベルト102の
垂直方向に延在する部分には複数のローラ104aない
し104Cを配設し、さらに上部側屈曲部には大径なロ
ーラ106とローラ108a、108bを設けて蓄積性
蛍光体シート20を鉛直方向下方に搬送するように構成
している。 そして、ローラ108bに近接して蓄積性
蛍光体シート20を収納するレシーブマガジン24が設
けられている。
ハウジング62は、側板53bから容易に取り外しでき
ることが好ましい。 この理由は、ベルト交換が容易に
行い得るからである。
第2図および第3図に示す例では回転制御手段として、
ロータリーエンコーダを用いているが、これに限定され
るわけではなく、二組のローラ対40.42を同期回転
させ、蓄積性蛍光体シート20などの被走査体をムラな
く定速で正確に搬送することができ、また、正確な搬送
量を制御できるものであれば何でもよい。
第2図および第3図に示す例では、ハウジング62とロ
ータリーエンコーダハウジング65とを取り外すことが
できる構成にしたけれども、好適に回転制御手段を取り
付けて使用することができれば一体て構成してよい。 
またハウジング62とロータリーエンコーダハウジング
65とは一体であっても、複数から構成しても、その形
状は第2図に示す例に限定されるわけではなく、好適に
プーリ54.56、ベルト57および回転制御手段を覆
うことができればよい。
第1図および第2図に示す例において、シート状の被走
査体を案内し、保持する保持部材はシート副走査搬送機
構を構成する2組の対をなすローラ間に別途に設ける構
成になっているが、保持部材は、ベルト部材を2組の同
期駆動されるローラに張架する構成になりでいてもよく
、シート状の被走査体を案内し、保持できる構成であれ
ばどのような保持部材を用いてもよい。
また、第1図および第2図に示す例においては、同期駆
動される2組のローラ対の間に保持部材69を設けてい
るが、ローラ対40から次のローラ対42へ蓄積性蛍光
体シート20や写真感光材料などのシート状被走査体を
不都合を生ずることなく搬送できる構成であれば必ずし
も設けなくてもよい。
ところで、放射線画像記録再生システムでは、前述した
ように一旦蓄積性蛍光体シートに蓄積された放射線画像
情報を記録材料に恒久的に記録させるため、放射線画像
情報記録装置を採用しており、この場合、写真感光材料
に変調されたレーザ光を照射してこの写真感光材料に前
記放射線画像情報に基づいて所定の画像を記録している
。 従って本発明の副走査搬送機構を放射線画像情報記
録装置にも応用すれば、写真感光材料を正確かつ円滑に
搬送することができ、結局前記写真感光材料に記録され
る画像が極めて良好なものとなることは容易に諒解され
よう。
以上、本発明に係る副走査搬送機構について好適な実施
例を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の改良並びに設計の変更が可能なことは勿論
である。
20゛ 〈発明の具体的作用〉 本発明に係る光ビーム走査装置を組み込む放射線画像情
報読取装置は基本的には以上のように構成されるもので
あり、次にその具体的作用について説明する。
まず、放射線画像情報読取装置10内にサプライマガジ
ン22が装着される。 この場合、サプライマガジン2
2には、たとえば、人体等の被写体の放射線画像が蓄積
記録された蓄積性蛍光体シート20を複数枚積層して収
納している。
そこで、蓄積性蛍光体シート20は吸着盤26を含む枚
葉機構の作用下に前記サプライマガジン22から一枚ず
つ取り出され、この吸着盤26の下方に設けられる第1
搬送ベルト28と複数個のローラ30aないし30dお
よびローラ32を介して光ビーム走査装置16の副走査
搬送機構34側に搬送される。
まず、蓄積性蛍光体シート20は第10−ラ対40、す
なわち、モータ38によって回転駆動されるローラ44
と46とにより挟持されて矢印入方向に高速て搬送され
る。 この時、読取部36を駆動してレーザ光源72か
ら導出されるレーザ光74はミラー76により一旦反射
された後、ガルバノメータミラー78に到達し、このガ
ルバノメータミラー78の揺動作用下に蓄積性蛍光体シ
ート20上でスキャンされ、それによってシート20か
ら放出される無方向性の輝尽発光光を直接および反射ミ
ラー84て反射させて光ガイド80に入射させる。
次いて、これをフォトマルチプライヤ82によって電気
信号に変換して、例えは、画像記録装置等に送給する。
このようにして、蓄積性蛍光体シート20上にはレーザ
光74により二次元的に走査か行われると共に、この蓄
積性蛍光体シート20はさらに第20−ラ対42に挟持
されて矢印入方向に搬送され、読取部36を通過してそ
の画像情報か全て読み取られる。
ところで、副走査搬送機構34においては、駆動モータ
38により第10−ラ対4oのローラ44の軸52が回
転駆動される。 ローラ軸52に取り付けられたプーリ
54とローラ48の軸55に取りイ」けられたプーリ5
6との間に掛りらねたベルト57により、第10−ラ対
40と第20−ラ対42は、回転ムラなく極めて良好に
同期して回転することができる。 また、ロータリーエ
ンコーダ60により、駆動軸であるローラ軸52を回転
制御している。 このため、前述の同期回転速度を一定
速度に制御することができるのて、副走査搬送において
は、蓄積性蛍光体シート20を一定速度で搬送すること
かできる。
この時、プーリ54,56、ベルト57およびロータリ
ーエンコーダ6oの軸端部60aはハウジング62とロ
ータリーエンコーダハウジング65により完全に覆われ
ているので、外部から塵や埃が進入することがない。 
こ の ため、これらの塵や埃かプーリ54あるいは5
6とベルト57との間に付着して、ベルト57に傷を付
け、その傷か応力集中を引き起こし、ベルト57に亀裂
か入ったり、切れたりすることを防ぐことができる。
また、ロータリーエンコーダハウジング65はハウジン
グ62に、また、ハウジング62は側板53bにそれぞ
れ複数本のねじ63により固定されているので、ロータ
リーエンコーダ60あるいはベルト57の点検や交換の
際には容易に取り外しができる。 すなわち、たとえベ
ルト57か切れたり、経年変化後件びて、使用に耐えな
くなった時でも、ロータリーエンコーダハウジング65
やハウジング62を取り外して容易に交換することがで
きる。
従って、ベルト57は常に良好な状態に保持されるため
、二組のローラ対40と42とは常に正確に同期回転す
る。
また副走査搬送機構34を構成するローラ対40と42
との間隔を蓄積性蛍光体シート2゜の搬送方向の長さよ
り短く選択すると共に、前記ローラ対40と42とをベ
ルト57によって同期的に回転させている。 このため
、蓄積性蛍光体シート20は、先ず、第20−ラ対40
により挟持されて、図中、矢印A方向に変位して後、そ
の後端部側を第10−ラ対40により挟持されて押し出
されながらその先端部側を第20−ラ対42へと円滑に
搬送することがてぎる。 しかも、蓄積性蛍光体シート
20は、常に、ローラ対40.42の少なくとも一方に
より挟持されて搬送されるため、この蓄積性蛍光体シー
ト20がその搬送方向からずれて変位する方向に心動す
ることがない。 結局、蓄積性蛍光体シート20の先端
部が第10−ラ対40に臨入してからその後端部が第2
0−ラ対42から離脱する間において、前記蓄積性蛍光
体シート20は位置ずれもなく正確かつ円滑に一定速度
で搬送され、読取部36による蓄積性蛍光体シート20
の放射線画像の読み取りは極めて良好に行われることが
可能となる。
さらにまた、ローラ対40と42との間には保持部材6
8および69を設けているために、それぞれローラ対4
0.42との間を搬送される蓄積性蛍光体シート20は
保持部材68と69により好適に案内されてその先端部
を第20−ラ対42に望ませることができる。
しかも、保持部材69にはスリット状の開口部70を設
け、この開口部70から蓄積性蛍光体シート20上にレ
ーザ光74を照射している。 このため、被写体の放射
線画像を記録した直後の蓄積性蛍光体シート20を読取
部36に搬送する場合、このシート20に放射線を照射
した時の瞬時発光光の残光は保持部材69により光ガイ
ド80に到達することを阻止される。
一方、蓄積性蛍光体シート20にレーザ光74を照射す
ると、このシート20は蓄積記録された放射線画像に応
じて輝尽発光するものであるが、この輝尽発光光は瞬時
に消失するものではなく、前記シート上に輝尽発光残光
として所定時間残存する現象が確認されている(例えば
、特願昭第58−153691号参照)。
しかしながら、前記輝尽発光残光は瞬時発光光と同様に
前記保持部材に遮断されて光ガイド80に到達すること
がない。 このように、保持部材69によって瞬時発光
光と輝尽発光残光とが光ガイド80へ侵入することを阻
止するため、蓄積性蛍光体シート20から得られる放射
線画像情報はより一層鮮明かつ正確なものとなる。
次いで、蓄積性蛍光体シート20は第20−ラ対42に
近接する第2@送ベルト86に搬送され、次いで、蛍光
体シート20は第2搬送ベルト86.ローラ88および
ローラ90a。
90bを介して消去部18に至る。 開口部98を通っ
て蛍光体シート20はローラ対92により消去部18に
導入され、ベルトコンベア96に沿ってローラ対94に
搬送される。  この時、消去部18では図示しない複
数個の光源が点灯されており、従って、その照射光は蓄
積性蛍光体シート20に残存する放射線画像を完全に消
去する。 放射線画像を消去された蓄積性蛍光体シート
20はローラ対94により開口部100を通って、消去
部18内から搬出され、第3搬送ベルト102.ローラ
104aないし104Cを介して放射線画像情報読取装
置10の上部に搬送され、ローラ106およびローラ1
08a、108bを介してその進行方向を変位させてレ
シーブマガジン24内に収納される。
〈発明の効果〉 以上詳述したように、本発明によれば、放射線画像情報
読取および/または記録装置において、蓄積性蛍光体シ
ートまたは写真感光材料などの被走査体からの光ビーム
照射による放射線画像情報の二次元的な読み取りまたは
記録に際し、一次元的に偏向された前記光ビームによる
主走査に対し、前記被走査体の搬送による副走査におい
て、前記被走査体を挟持して搬送するよう前記被走査体
より短い間隔で配設された二組のローラ対を同期回転さ
せるための該二組の C ローラ軸に設けられたプーリおよび該プーリ間に張架さ
れたベルトを覆うハウジングを設けたので、塵や埃が進
入しにくく、プーリとベルトの間に付着してベルトを傷
つけたり、ベルトに応力集中が起ったりすることがない
ため、副走査搬送の精度を長時間にわたり高く保つこと
ができる。
また、本発明によれば、ロータリーエンコーダなどの回
転制御手段のハウジングと前記ベルトと前記プーリなど
の防塵ハウジングとを同時に設け、機能を集中したので
コストダウンをはかることができる。
また、本発明によれば、前記プーリ、前記ベルトおよび
前記回転制御手段を前記二組のローラ対を軸支する側板
の外側に配設したので、たとえ前記ベルトが伸びたり、
傷がついたり、切れたりしても前記ベルトの交換が容易
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る副走査搬送機構を組み込んた放
射線画像情報読取装置の概略説明断面図である。 第2図は、第1図に示す副走査搬送機構の概略説明斜視
図である。 第3図は、第2図に示す副走査搬送機構の概略部分断面
図である。 符号の説明 10・・・放射線画像情報読取装置、 12・・・室、 14・・・収納部、 16・・・光ビーム走査装置、 18・・・消去部、 20・・・蓄積性蛍光体シート、 22・・・サプライマガジン、 24・・・レシーブマガジン、 26・・・吸着盤、 28.86,96,102・・・搬送ベルトコンヘア、 30a、  30b、  30c  、 30d、  
90a。 90b、  104a  、 104b、  104c
。 108a、+ 08b・=ローラ、 32.88,106・・・大径なローラ、34・・・副
走査搬送機構、 36・・・読取部、 38・・・モータ、 39.54.56・・・プーリ、 40.42,92.94・・・ローラ対、44.46.
48.50・・・ローラ、52a、52b、52c、5
5a。 55b・・・ローラ軸端部、 57・・・ベルト、 58・・・カップリング、 58 a 、  58 b 、  65 a 一孔部、
59.63,66.67・・・ねじ、 60・・・ロータリーエンコーダ、 60a・・・回転軸、 62・・・ハウジング、 64・・・円孔、 65・・・ロータリーエンコーダハウジング、68.6
9・・・保持部材、 70.98,100・・・開口部、 72・・・レーザ光源、 74・・・レーザ光、 76・・・ミラー、 78・・・ガルバノメータミラー、 80・・・光ガイド、 82・・・フォトマルチプライヤ、 84・・・集光用反射ミラー、 A・・・シート状被走査体の搬送方向 パ) ] 4]

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一次元方向に偏向された光ビームが照射されて主
    走査が行われるシート状の被走査体を二次元的に走査す
    るために前記主走査方向と略直交する方向に前記被走査
    体を挟持して搬送する一対のローラを前記被走査体より
    短い間隔で二組と駆動源を配設し、該二組のローラ対間
    にベルトを張架し、回転制御手段を用いて該二組のロー
    ラ対を同期的に回転させて前記被走査体を搬送して副走
    査を行う副走査搬送機構であって、 各組のローラ対のそれぞれ一方のローラ軸に取り付けら
    れたプーリと前記ベルトと回転制御手段とを、前記二組
    のローラ対を軸支するための側板の外側に設けるととも
    に、前記2個のプーリおよびベルトを覆うハウジングを
    前記側板に設けてなることを特徴とする副走査搬送機構
  2. (2)前記ベルトが金属ベルトである特許請求の範囲第
    1項に記載の副走査搬送機構。
  3. (3)前記ハウジングは、前記側板より取り外し可能で
    ある特許請求の範囲第1項または第2項に記載の副走査
    搬送機構。
  4. (4)前記ハウジングは、前記回転制御手段取り付け用
    開口を有する特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
    れかに記載の副走査搬送機構。
  5. (5)前記被走査体は、放射線画像情報が記録された蓄
    積性蛍光体シートからなり、光ビーム照射により発せら
    れた放射線画像情報に応じた輝尽発光光を光電的に読み
    取るよう構成してなる特許請求の範囲第1項ないし第4
    項のいずれかに記載の副走査搬送機構。
  6. (6)前記被走査体は、写真感光材料からなり、光ビー
    ム照射により画像記録を行うよう構成してなる特許請求
    の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の副走査搬
    送機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07219061A (ja) * 1994-02-08 1995-08-18 Nishimoto Sangyo Kk 濃淡画像処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07219061A (ja) * 1994-02-08 1995-08-18 Nishimoto Sangyo Kk 濃淡画像処理装置
US5870174A (en) * 1994-02-08 1999-02-09 Nishimoto Sangyo Co., Ltd. Variable density image processing apparatus

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