JPH0933551A - トーンホイール付転がり軸受ユニット - Google Patents

トーンホイール付転がり軸受ユニット

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JPH0933551A
JPH0933551A JP18736995A JP18736995A JPH0933551A JP H0933551 A JPH0933551 A JP H0933551A JP 18736995 A JP18736995 A JP 18736995A JP 18736995 A JP18736995 A JP 18736995A JP H0933551 A JPH0933551 A JP H0933551A
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JP
Japan
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plastic magnet
tone wheel
circular ring
peripheral surface
bearing unit
Prior art date
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JP18736995A
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English (en)
Inventor
Naoki Mitsue
直樹 満江
Hideo Ouchi
英男 大内
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で、しかもセンサの出力増大を図れる構
造を実現する。 【構成】 トーンホイール24は、取付基板9aとプラ
スチックマグネット10aとから成る。プラスチックマ
グネット10aは、上記取付基板9aを構成する円筒部
12aの内側に設ける。この円筒部12aの内周面に形
成した突起25と上記プラスチックマグネット10aと
を凹凸係合させて、このプラスチックマグネット10a
の回転防止並びに分離防止を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るトーンホイール付
転がり軸受ユニットは、自動車の車輪を懸架装置に対し
て回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検
出する為の回転速度検出装置を構成する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】アンチロックブレーキシステム(AB
S)或はトラクションコントロールシステム(TCS)
を制御する為には、車輪の回転速度を検出する必要があ
る。従って、車輪を懸架装置に対して回転自在に支持す
ると共にこの車輪の回転速度を検出する為に、回転速度
検出装置付転がり軸受ユニットが必要になる。この様な
回転速度検出装置付転がり軸受ユニットとして従来か
ら、例えば実開平3−83873号公報に記載されてい
る様な構造のものが知られている。
【0003】図7〜9は、この公報に記載された回転速
度検出装置付転がり軸受ユニットを示している。ハブ1
と、このハブ1に外嵌固定した内輪2とが、回転輪を構
成する。そして、回転側周面であるこれらハブ1及び内
輪2の外周面に、回転側軌道面である内輪軌道3、3を
形成している。これらハブ1及び内輪2の周囲には、固
定輪である外輪4を配置している。そして、固定側周面
である、この外輪4の内周面に、それぞれが固定側軌道
面である複列の外輪軌道5、5を形成し、これら各外輪
軌道5、5と上記内輪軌道3、3との間に、複数の転動
体6、6を設けている。従って、図示しない懸架装置に
支持されて回転しない外輪4の内側に、車輪を固定する
ハブ1が回転自在に支持される。尚、転動体6、6とし
ては、図示の様な玉の他、重量の嵩む自動車用の転がり
軸受ユニットの場合には、テーパころを使用する事もあ
る。
【0004】又、上記ハブ1の外周面で、上記内輪2よ
りも内端(内とは車両への組み付け状態で幅方向中央寄
りとなる側を言い、図1、2、4、5、7の右側)寄り
に突出した部分に形成された雄ねじ部7には、この内輪
2の抜け止めを図る為の止めナット30を螺合してい
る。又、上記内輪2の内端部で上記内輪軌道3から外れ
た位置には、トーンホイール8を外嵌固定している。こ
のトーンホイール8は、取付基板9とプラスッチックマ
グネット10とから構成されている。このうちの取付基
板9は、断面L字形で全体を円環状に造られ、円輪部1
1と、この円輪部11の周縁部から直角に折れ曲がった
円筒部12とを備える。又、上記プラスチックマグネッ
ト10は、全体を円輪状に形成されており、側面にはS
極とN極とを、円周方向に亙って交互に、且つ等間隔で
形成している。上記取付基板9を構成する円輪部11の
円周方向複数箇所には、内周面を擂鉢状のテーパ面とし
た複数の通孔13を形成している。そして、上記プラス
チックマグネット10と上記取付基板9とは、プラスチ
ックマグネット10の成形時にその一部14を上記各通
孔13の内側に進入させ、上記一部14を通孔13に噛
合させる事で、互いに結合している。
【0005】一方、前記外輪4の中間部外周面には、こ
の外輪4を懸架装置に固定する為の取付フランジ15を
形成している。又、この外輪4の内端部外周面には、カ
バー16の外端開口部を外嵌固定している。このカバー
16は、ステンレス鋼板等の金属板をプレス成形する事
により、断面が略L字形で、全体を円環状に造られてい
る。又、このカバー16の内周縁に係止したシールリン
グ17の内周縁を、前記ハブ1の内端部外周面に摺接さ
せて、前記複数の転動体6、6並びにトーンホイール8
を設けた空間18の、内端開口部を塞いでいる。この空
間18の外端側(外とは車両への組み付け状態で幅方向
外寄りとなる側を言い、図1、2、4、5、7の左側)
開口部は、図示しない別のシールリングにより塞いで、
上記空間18内への塵芥等の進入を防止している。
【0006】上記カバー16の一部に形成した保持孔1
9の内側にはセンサ20を支持固定して、このセンサ2
0の先端面を、前記トーンホイール8を構成するプラス
チックマグネット10の内側面に対向させている。この
センサ20は、ホール素子を含んで構成されており、上
記先端面が対向する磁極に応じて、このホール素子によ
り得られる出力を変化させる。即ち、上記ハブ1に固定
されたトーンホイール8の回転に伴って、このトーンホ
イール8を構成するプラスチックマグネット10の側面
と対向するセンサ20の出力電圧が、上記トーンホイー
ル8の回転速度に比例した周波数で変化する。この様
に、トーンホイール8の回転に伴ってセンサ20の出力
電圧が変化する割合は、トーンホイール8の回転速度に
は関係せず、常に一定となる。この為、トーンホイール
8を固定したハブ1の回転速度が低い場合でも、上記変
化の周期或は周波数を測定する事により、このハブ1に
固定した車輪の回転速度の検出を、確実且つ正確に行な
える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図7〜9に示した従来
構造の場合には、センサ20の出力電圧を十分に大きく
し、しかもトーンホイール付転がり軸受ユニットの小型
化を図る事が難しい。即ち、上記センサ20の出力を大
きくする為には、トーンホイール8を構成するプラスチ
ックマグネット10の磁力を強くして、上記センサ20
を通過する磁束の密度を高くする事が効果がある。とこ
ろが、図7〜9に示した従来構造の場合には、取付基板
9とほぼ同じ厚さ寸法に形成されたプラスチックマグネ
ット10の磁力を高くする事が難しかった。この為、図
7〜9に示した構造で車輪の回転速度検出を確実に行な
う為には、上記センサ20からの信号を受ける制御回路
の増幅度を高くする等、電気回路の性能を向上させる必
要があり、ABSやTCS全体としてのコストが嵩んで
しまう。
【0008】勿論、図8に鎖線で示す様に、上記プラス
チックマグネット10の厚さ寸法を取付基板9の厚さ寸
法よりも大きくし、このプラスチックマグネット10の
磁力を高くする事も可能ではあるが、トーンホイール付
転がり軸受ユニットの小型化が難しくなる。即ち、図8
に鎖線で示す様に、上記プラスチックマグネット10の
厚さ寸法を大きくすると、トーンホイール8の軸方向
(図7〜8の左右方向)に亙る寸法が大きくなる。本
来、転がり軸受ユニット内に存在してトーンホイール8
を装着可能な空間は限られており、上記トーンホイール
8の軸方向寸法が少しでも大きくなる事は好ましくな
い。本発明のトーンホイール付転がり軸受ユニットは、
この様な事情に鑑みて、センサの出力増大と小型化とを
両立可能な構造を実現すべく、発明したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のトーンホイール
付転がり軸受ユニットは、前述した従来のトーンホイー
ル付転がり軸受ユニットと同様に、固定側周面を有し、
この固定側周面に固定側軌道面を形成した固定輪と、上
記固定側周面と対向する回転側周面を有し、この回転側
周面に回転側軌道面を形成した回転輪と、上記固定側軌
道面と回転側軌道面との間に転動自在に設けられた複数
の転動体と、断面L字形で全体を円環状に造られ、円輪
部及びこの円輪部の周縁部から直角に折れ曲がった円筒
部を備えた取付基板と、プラスチックマグネットにより
全体を円環状に造られて上記取付基板の円輪部の側面に
固定され、側面の磁極を円周方向に亙って交互に変化さ
せたトーンホイールとを備える。
【0010】特に、本発明のトーンホイール付転がり軸
受ユニットに於いては、上記プラスチックマグネット
は、上記円輪部の片面で上記円筒部の折れ曲がり側に固
定されている。又、上記円筒部には上記円輪部の側に突
出する突起が少なくとも1個設けられており、この突起
と上記プラスチックマグネットの周面とが凹凸係合して
いる。そして、上記取付基板は、上記円輪部を回転輪の
奥に配置した状態で上記回転側周面に嵌合している。
【0011】
【作用】上述の様に構成される本発明のトーンホイール
付転がり軸受ユニットの場合には、トーンホイールを構
成するプラスチックマグネットと取付基板の円筒部と
が、直径方向に亙り重畳した状態で配置される。従っ
て、トーンホイールの軸方向に亙る寸法を大きくする事
なく、上記プラスチックマグネットの厚さ寸法を大きく
して、このプラスチックマグネットの磁力を強くでき
る。この結果、トーンホイール付転がり軸受ユニットと
組み合わされて回転速度検出装置を構成するセンサの出
力増大と、トーンホイール付転がり軸受ユニットの小型
化とを両立可能になる。又、円筒部に形成した突起と上
記プラスチックマグネットの周面との凹凸係合に基づ
き、このプラスチックマグネットが取付基板に対して回
転する事が防止される。従って、長期間に亙る使用によ
っても、上記プラスチックマグネットが回転輪に対し回
転する事はなく、車輪の回転速度検出を長期間に亙って
確実に行なえる。
【0012】
【実施例】図1〜3は本発明の第一実施例を示してい
る。それぞれが固定輪である1対の内輪2a、2aは、
自動車への組み付け時には回転しない車軸(図示せず)
に外嵌固定される。それぞれが固定側周面である、これ
ら各内輪2a、2aの外周面には、それぞれが固定側軌
道面である内輪軌道3、3を形成している。これら両内
輪2a、2aの周囲には、回転輪であるハブ1aを配置
している。回転側周面である、このハブ1aの内周面に
は、それぞれが回転側軌道面である複列の外輪軌道5、
5を形成している。そして、これら各内輪軌道3、3と
外輪軌道5、5との間に、それぞれ複数個ずつの転動体
6、6を設けている。これら転動体として、図示の様な
玉に代えてテーパころを使用する場合もある事は、前述
した従来構造と同様である。又、必要に応じて上記各転
動体6、6を転動自在に保持する保持器を設ける事もあ
る。尚、上記ハブ1aの外端部外周面には、車輪を支持
固定する為の取付フランジ21を設けている。
【0013】上記ハブ1aの内端寄り部分には、シール
リング17aを構成する芯金22を内嵌固定している。
そして、この芯金22の内周縁部に支持された弾性材2
3の内周縁を、内側の内輪2aの中間部外周面に摺接さ
せている。この弾性材23の一部にはガータスプリング
26を設けて、この弾性材23の内周縁と上記内輪2a
の中間部外周面との当接圧を高くしている。この様なシ
ールリング17aは、上記転動体6、6を設置した空間
18a部分と次述するトーンホイール24設置部分とを
仕切り、上記空間18a部分に外部に存在する異物が進
入するのを防止すると共に、上記空間18a部分に存在
するグリースがトーンホイール24部分に漏れ出す事を
防止する。
【0014】更に、上記ハブ1aの内端部には、トーン
ホイール24を内嵌固定している。このトーンホイール
24は、取付基板9aとプラスチックマグネット10a
とから構成される。このうちの取付基板9aは、金属板
により断面L字形で全体を円環状に造られ、円輪部11
a及びこの円輪部11aの外周縁部から内方に直角に折
れ曲がった円筒部12aを備える。又、上記プラスチッ
クマグネット10aは円環状に造られて、上記取付基板
9aを構成する円輪部11aの内側面に固定されてい
る。このプラスチックマグネット10aは、側面(特に
内側面)の磁極を、円周方向に亙って交互に、且つ等間
隔で変化させている。
【0015】上述の様に、本発明のトーンホイール付転
がり軸受ユニットを構成するトーンホイール24の場合
には、上記プラスチックマグネット10aは、上記取付
基板9aを構成する円輪部11aの内側面に固定されて
おり、この円輪部11aの外周縁部に形成された円筒部
12aも内方に折れ曲がっている。従って、上記プラス
ッチックマグネット10aは、上記円筒部12aの内径
側に位置する。そして、上記取付基板9aは、上記円輪
部11aをハブ1aの奥に、上記プラスチックマグネッ
ト10aを開口部に、それぞれ配置した状態で、上記ハ
ブ1aの内周面内端部に嵌合している。
【0016】上記円筒部12aの先端部で円周方向複数
個所(好ましくは円周方向等間隔に3個所以上)には、
ステイキングと呼ばれる突起25を形成している。この
突起25は、上記円筒部12aの先端部を直径方向内方
に塑性変形させる事により、図2〜3に示す様な形状と
されている。そして、これら複数の突起25と上記プラ
スチックマグネット10aの外周面とを凹凸係合させて
いる。この様に突起25と上記プラスチックマグネット
10aの外周面とを凹凸係合させるのは、このプラスチ
ックマグネット10aの成形時に行なう。即ち、上記突
起25を形成した取付基板9aをプラスチックマグネッ
ト10aの射出成形型のキャビティ内にセットした状態
で、このプラスチックマグネット10aを射出成形す
る。
【0017】上述の様に構成される本発明のトーンホイ
ール付転がり軸受ユニットの場合には、トーンホイール
24を構成するプラスチックマグネット10aと取付基
板9aの円筒部12aとが、直径方向に亙り重畳した状
態で配置される。従って、トーンホイール24の軸方向
に亙る寸法を大きくする事なく、上記プラスチックマグ
ネット10aの厚さ寸法T10a を大きくして、このプラ
スチックマグネット10aの磁力を強くできる。この結
果、本発明のトーンホイール付転がり軸受ユニットと組
み合わされて回転速度検出装置を構成するセンサの出力
増大と、トーンホイール付転がり軸受ユニットの小型化
とを両立可能になる。
【0018】又、上記取付基板9aを構成する円筒部1
2aに形成した複数の突起25と上記プラスチックマグ
ネット10aの周面との凹凸係合に基づき、このプラス
チックマグネット10aが取付基板9aに対して回転す
る事が防止される。又、この凹凸係合によって、上記プ
ラスチックマグネット10aが前記円輪部11aから離
れる方向に変位する(剥離する)事も防止される。従っ
て、長期間に亙る使用によっても、上記プラスチックマ
グネット10aがハブ1aに対し回転する事はなく、こ
のハブ1aに固定した車輪の回転速度検出を長期間に亙
って確実に行なえる。
【0019】更に、図示の実施例の場合には、前記内側
の内輪2aの内端部外周面に段部27を形成し、この段
部27内に上記円輪部11aの内周縁部を進入させて、
ラビリンスシールを構成している。このラビリンスシー
ルは、トーンホイール24の背面側(図1〜2の左側)
に泥水等が進入するのを防止して、前記シールリング1
7aの作用と相まって、前記空間18a内にこの泥水等
が進入する事を、より確実に防止する。尚、上記プラス
チックマグネット10aの内径は上記円輪部11aの内
径よりも大きい。これは、プレスチックマグネット10
aの容積を必要最小限に抑えて、材料費の低減と軽量化
とを図る為である。
【0020】次に、図4〜6は本発明の第二実施例を示
している。本実施例の場合には、自動車への組み付け時
にそれぞれが回転輪である1対の内輪2b、2bを、回
転する車軸(図示せず)に外嵌固定する。それぞれが回
転側周面である、これら各内輪2b、2bの外周面に
は、それぞれが回転側軌道面である内輪軌道3、3を形
成している。これら両内輪2b、2bの周囲には、固定
輪である外輪28を配置している。固定側周面である、
この外輪28の内周面には、それぞれが固定側軌道面で
ある複列の外輪軌道5、5を形成している。そして、こ
れら各内輪軌道3、3と外輪軌道5、5との間に、それ
ぞれ複数個ずつの転動体6、6を設けている。
【0021】上記外輪28の内周面両端寄り部分にはシ
ールリング17b、17bを構成する芯金22a、22
aを内嵌固定し、これら各芯金22a、22aに支持さ
れた弾性材23a、23aの内周縁を、上記各内輪2
b、2bの中間部外周面で上記各内輪軌道3、3から外
れた部分に摺接させている。又、外側の内輪2bの外端
部には断面L字形で全体が円環状の摺接リング29を外
嵌固定し、上記弾性材23aの一部を、この摺接リング
29の内側面に摺接させている。
【0022】一方、内側の内輪2bの内端部には、取付
基板9bとプラスチックマグネット10bとから成るト
ーンホイール24aを外嵌固定している。上記弾性材2
3aの一部は、このトーンホイール24aを構成する取
付基板9bの円輪部11bの外側面に摺接させている。
この円輪部11bの内周縁部に形成され、上記内側の内
輪2bの内端部に外嵌固定された円筒部12bの端部に
は、直径方向外方に突出する複数の突起25aを形成
し、この突起25aと上記プラスチックマグネット10
bの内周面とを凹凸係合させている。
【0023】本実施例と前述した第一実施例との最大の
相違点は、内輪2a、2bが固定輪(第一実施例)であ
るか回転輪(第二実施例)であるかである。それ以外の
基本的構成に就いては、第二実施例も第一実施例と同様
である為、重複する説明を省略する。尚、本実施例の場
合、上記プラスチックマグネット10bの直径方向に亙
る幅寸法W10b を大きくする必要があれば、上記内側の
内輪2bの内端部外周面に段部を形成し、この段部に上
記トーンホイール24aを外嵌固定する構造としても良
い。
【0024】
【発明の効果】本発明のトーンホイール付転がり軸受ユ
ニットは、以上に述べた通り構成され作用するので、セ
ンサの出力増大と小型化とを両立可能な構造を実現し
て、ABSやTCSの普及に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す断面図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】図1のB矢視図。
【図4】本発明の第二実施例を示す断面図。
【図5】図4のC部拡大図。
【図6】図4のD矢視図。
【図7】従来構造の1例を示す断面図。
【図8】従来構造に組み込まれるトーンホイールの半部
拡大断面図。
【図9】図8のE矢視図。
【符号の説明】
1、1a ハブ 2、2a、2b 内輪 3 内輪軌道 4 外輪 5 外輪軌道 6 転動体 7 雄ねじ部 8 トーンホイール 9、9a、9b 取付基板 10、10a、10b プラスチックマグネット 11、11a、11b 円輪部 12、12a、12b 円筒部 13 通孔 14 一部 15 取付フランジ 16 カバー 17、17a、17b シールリング 18、18a 空間 19 保持孔 20 センサ 21 取付フランジ 22、22a 芯金 23、23a 弾性材 24、24a トーンホイール 25、25a 突起 26 ガータスプリング 27 段部 28 外輪 29 摺接リング 30 止めナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側周面を有し、この固定側周面に固
    定側軌道面を形成した固定輪と、上記固定側周面と対向
    する回転側周面を有し、この回転側周面に回転側軌道面
    を形成した回転輪と、上記固定側軌道面と回転側軌道面
    との間に転動自在に設けられた複数の転動体と、断面L
    字形で全体を円環状に造られ、円輪部及びこの円輪部の
    周縁部から直角に折れ曲がった円筒部を備えた取付基板
    と、プラスチックマグネットにより全体を円環状に造ら
    れて上記取付基板の円輪部の側面に固定され、側面の磁
    極を円周方向に亙って交互に変化させたトーンホイール
    とを備えたトーンホイール付転がり軸受ユニットに於い
    て、上記プラスチックマグネットは上記円輪部の片面で
    上記円筒部の折れ曲がり側に固定されており、上記円筒
    部には上記円輪部の側に突出する突起が少なくとも1個
    設けられており、この突起と上記プラスチックマグネッ
    トの周面とが凹凸係合しており、上記取付基板は、上記
    円輪部を回転輪の奥に配置した状態で上記回転側周面に
    嵌合している事を特徴とするトーンホイール付転がり軸
    受ユニット。
JP18736995A 1995-07-24 1995-07-24 トーンホイール付転がり軸受ユニット Pending JPH0933551A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1296144A3 (en) * 2001-09-25 2004-02-04 Ntn Corporation Magnetic encoder and wheel bearing assembly using the same
US7592799B2 (en) 2004-09-10 2009-09-22 Ntn Corporation Magnetic encoder and wheel support bearing assembly using the same

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