JP2539880Y2 - センサ付転がり軸受ユニット - Google Patents
センサ付転がり軸受ユニットInfo
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- JP2539880Y2 JP2539880Y2 JP8187791U JP8187791U JP2539880Y2 JP 2539880 Y2 JP2539880 Y2 JP 2539880Y2 JP 8187791 U JP8187791 U JP 8187791U JP 8187791 U JP8187791 U JP 8187791U JP 2539880 Y2 JP2539880 Y2 JP 2539880Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- hub
- peripheral surface
- bearing unit
- rolling bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/007—Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/01—Parts of vehicles in general
- F16C2326/02—Wheel hubs or castors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案に係るセンサ付転がり軸
受ユニットは、例えば自動車の車輪を懸架装置に対して
回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出
する為に利用する。
受ユニットは、例えば自動車の車輪を懸架装置に対して
回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出
する為に利用する。
【０００２】
【従来の技術】自動車の車輪を懸架装置に対して回転自
在に支持すると共に、アンチロックブレーキシステム
（ＡＢＳ）、或はトラクションコントロールシステム
（ＴＣＳ）を制御すべく、この車輪の回転速度を検出す
る為に従来から、例えば特開平３−３９１６１号公報に
記載されている様なセンサ付転がり軸受ユニットが知ら
れている。
在に支持すると共に、アンチロックブレーキシステム
（ＡＢＳ）、或はトラクションコントロールシステム
（ＴＣＳ）を制御すべく、この車輪の回転速度を検出す
る為に従来から、例えば特開平３−３９１６１号公報に
記載されている様なセンサ付転がり軸受ユニットが知ら
れている。
【０００３】上記公報に記載されたセンサ付転がり軸受
ユニットは、図４に示す様に構成されている。ハブ１の
外端部（外端とは、自動車に装着した場合に幅方向外側
端部になる部分を言い、図４の左端部。）には車輪固定
用のフランジ２を設け、中間部外周面には内輪軌道３ａ
を形成している。又、上記ハブ１の中間部外周面には、
外周面に内輪軌道３ｂを有する内輪４が外嵌されてい
る。
ユニットは、図４に示す様に構成されている。ハブ１の
外端部（外端とは、自動車に装着した場合に幅方向外側
端部になる部分を言い、図４の左端部。）には車輪固定
用のフランジ２を設け、中間部外周面には内輪軌道３ａ
を形成している。又、上記ハブ１の中間部外周面には、
外周面に内輪軌道３ｂを有する内輪４が外嵌されてい
る。
【０００４】上記ハブ１の内端部（内端とは、自動車に
装着した場合に幅方向中央側端部になる部分を言い、図
４の右端部。）外周面に形成された雄螺子部５にはナッ
ト６が螺合している。このナット６は、上記雄螺子部５
に螺合緊締して、上記内輪４の内端面を押圧し、この内
輪４をハブ１の外周面の所定位置に固定している。
装着した場合に幅方向中央側端部になる部分を言い、図
４の右端部。）外周面に形成された雄螺子部５にはナッ
ト６が螺合している。このナット６は、上記雄螺子部５
に螺合緊締して、上記内輪４の内端面を押圧し、この内
輪４をハブ１の外周面の所定位置に固定している。
【０００５】又、外輪７は、懸架装置のナックル８（本
考案の実施例を示す図１参照。）に支持する為の取付部
９を外周面に、複列の外輪軌道１０ａ、１０ｂを内周面
に、それぞれ形成している。この外輪軌道１０ａ、１０
ｂと上記内輪軌道３ａ、３ｂとの間には、それぞれ複数
個ずつの転動体１１、１１を設けて、上記取付部９によ
り懸架装置に支持された外輪７の内側に、上記ハブ１を
回転自在に支持している。
考案の実施例を示す図１参照。）に支持する為の取付部
９を外周面に、複列の外輪軌道１０ａ、１０ｂを内周面
に、それぞれ形成している。この外輪軌道１０ａ、１０
ｂと上記内輪軌道３ａ、３ｂとの間には、それぞれ複数
個ずつの転動体１１、１１を設けて、上記取付部９によ
り懸架装置に支持された外輪７の内側に、上記ハブ１を
回転自在に支持している。
【０００６】上記ハブ１の内端部で、上記ナット６から
突出した部分には、円輪状のパルスロータ１２を外嵌固
定している。又、外輪７の内端開口部に嵌合固定したカ
バー１３にはセンサ１４を固定し、このセンサ１４の外
端面を上記パルスロータ１２に対向させている。上記カ
バー１３の内周縁に支持された円環状のシール材１５の
内周縁は、上記ハブ１の内端部外周面に摺接させて、カ
バー１３の内側への、雨水や塵芥の進入防止を図ってい
る。
突出した部分には、円輪状のパルスロータ１２を外嵌固
定している。又、外輪７の内端開口部に嵌合固定したカ
バー１３にはセンサ１４を固定し、このセンサ１４の外
端面を上記パルスロータ１２に対向させている。上記カ
バー１３の内周縁に支持された円環状のシール材１５の
内周縁は、上記ハブ１の内端部外周面に摺接させて、カ
バー１３の内側への、雨水や塵芥の進入防止を図ってい
る。
【０００７】上述した様なセンサ付転がり軸受ユニット
の場合、ハブ１の外端部に設けられたフランジ２に固定
された車輪を、外輪７を支持した懸架装置に対し、回転
自在に支持出来る。
の場合、ハブ１の外端部に設けられたフランジ２に固定
された車輪を、外輪７を支持した懸架装置に対し、回転
自在に支持出来る。
【０００８】又、車輪の回転に伴なってハブ１の内端部
に外嵌固定したパルスロータ１２が回転すると、このパ
ルスロータ１２と対向したセンサ１４の出力が変化す
る。このセンサ１４の出力が変化する周波数は、車輪の
回転速度に比例する為、センサ１４の出力信号を図示し
ない制御器に入力すれば、上記車輪の回転速度を求め、
ＡＢＳやＴＣＳを適切に制御出来る。
に外嵌固定したパルスロータ１２が回転すると、このパ
ルスロータ１２と対向したセンサ１４の出力が変化す
る。このセンサ１４の出力が変化する周波数は、車輪の
回転速度に比例する為、センサ１４の出力信号を図示し
ない制御器に入力すれば、上記車輪の回転速度を求め、
ＡＢＳやＴＣＳを適切に制御出来る。
【０００９】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述の様に
構成され作用する従来のセンサ付転がり軸受ユニットに
於いては、カバー１３の内側への雨水や塵芥の進入防止
を図る為の構造に起因して、次に述べる様な問題が生じ
る。
構成され作用する従来のセンサ付転がり軸受ユニットに
於いては、カバー１３の内側への雨水や塵芥の進入防止
を図る為の構造に起因して、次に述べる様な問題が生じ
る。
【００１０】即ち、カバー１３の内周縁に支持したシー
ル材１５の内周縁を、ハブ１の内端部外周面に摺接させ
ている為、このハブ１の長さ寸法、特に内方への突出量
が、上記シール材１５を摺接させる部分の幅寸法分だ
け、大きくなってしまう。一方、上記ハブ１を回転駆動
する為、このハブ１の内側に回転不能に挿入された駆動
軸の内端部には、等速ジョイント１６（本考案の実施例
を示す図１参照。）を設けているが、上記ハブ１の内方
への突出量が大きくなる事に伴なって、等速ジョイント
の設置位置が内側に寄ると、この等速ジョイント１６の
ジョイント角（変位角）が大きくなる事が避けられな
い。
ル材１５の内周縁を、ハブ１の内端部外周面に摺接させ
ている為、このハブ１の長さ寸法、特に内方への突出量
が、上記シール材１５を摺接させる部分の幅寸法分だ
け、大きくなってしまう。一方、上記ハブ１を回転駆動
する為、このハブ１の内側に回転不能に挿入された駆動
軸の内端部には、等速ジョイント１６（本考案の実施例
を示す図１参照。）を設けているが、上記ハブ１の内方
への突出量が大きくなる事に伴なって、等速ジョイント
の設置位置が内側に寄ると、この等速ジョイント１６の
ジョイント角（変位角）が大きくなる事が避けられな
い。
【００１１】等速ジョイント１６のジョイント角が大き
くなり過ぎる事は、円滑な回転力伝達が行なわれにくく
なる事に繋る為に許されない。従って、ハブ１の長さ寸
法の増大は、その分だけ車両の設計の自由度を減らす
為、好ましくない。
くなり過ぎる事は、円滑な回転力伝達が行なわれにくく
なる事に繋る為に許されない。従って、ハブ１の長さ寸
法の増大は、その分だけ車両の設計の自由度を減らす
為、好ましくない。
【００１２】本考案のセンサ付転がり軸受ユニットは、
上述の様な問題に対処すべく考えられたものである。
上述の様な問題に対処すべく考えられたものである。
【００１３】
【課題を解決する為の手段】本考案のセンサ付転がり軸
受ユニットは前述した従来のセンサ付転がり軸受ユニッ
トと同様に、外端部に車輪固定用のフランジを、外周面
に内輪軌道を、それぞれ設けたハブと、このハブの内側
に回転不能に挿入され、その内端部に等速ジョイントを
設けた駆動軸と、懸架装置に支持する為の取付部を外周
面に有し、内周面に外輪軌道を形成した外輪と、上記内
輪軌道と外輪軌道との間に設けられた複数の転動体と、
上記外輪の内端開口端部に嵌合固定されたカバーと、こ
のカバーに支持されたセンサとを備えている。
受ユニットは前述した従来のセンサ付転がり軸受ユニッ
トと同様に、外端部に車輪固定用のフランジを、外周面
に内輪軌道を、それぞれ設けたハブと、このハブの内側
に回転不能に挿入され、その内端部に等速ジョイントを
設けた駆動軸と、懸架装置に支持する為の取付部を外周
面に有し、内周面に外輪軌道を形成した外輪と、上記内
輪軌道と外輪軌道との間に設けられた複数の転動体と、
上記外輪の内端開口端部に嵌合固定されたカバーと、こ
のカバーに支持されたセンサとを備えている。
【００１４】更に、本考案のセンサ付転がり軸受ユニッ
トに於いては、上記カバーに支持された環状のシール材
の内周縁を、上記等速ジョイントの一部外周面に摺接さ
せる事で、上記カバーと等速ジョイントの間の隙間を塞
いだ事を特徴としている。
トに於いては、上記カバーに支持された環状のシール材
の内周縁を、上記等速ジョイントの一部外周面に摺接さ
せる事で、上記カバーと等速ジョイントの間の隙間を塞
いだ事を特徴としている。
【００１５】
【作用】上述の様に構成される本考案のセンサ付転がり
軸受ユニットにより、車輪を懸架装置に対して回転自在
に支持すると共に、ハブに固定された車輪の回転速度等
を検出する際の作用自体は、前述した従来のセンサ付転
がり軸受ユニットと同様である。
軸受ユニットにより、車輪を懸架装置に対して回転自在
に支持すると共に、ハブに固定された車輪の回転速度等
を検出する際の作用自体は、前述した従来のセンサ付転
がり軸受ユニットと同様である。
【００１６】更に、本考案のセンサ付転がり軸受ユニッ
トの場合、カバーに支持された環状のシール材の内周縁
を等速ジョイントの外周面に摺接させている分、ハブの
内端部を短く出来る。この為、上記等速ジョイントのジ
ョイント角をその分だけ小さく出来て、設計の自由度が
増す。
トの場合、カバーに支持された環状のシール材の内周縁
を等速ジョイントの外周面に摺接させている分、ハブの
内端部を短く出来る。この為、上記等速ジョイントのジ
ョイント角をその分だけ小さく出来て、設計の自由度が
増す。
【００１７】
【実施例】図１は本考案の実施例を示している。ハブ１
の外端部（図１の左端部）外周面には、車輪を固定する
為のフランジ２を、中間部外周面には段部１７を、それ
ぞれ形成している。そして、上記ハブ１の内半部に外嵌
した内輪４ａ、４ｂの内、外側の内輪４ａの外端面を、
上記段部１７に突き当てている。又、内側の内輪４ｂの
内端部を、上記ハブ１の内端面よりも少し突出させて、
後述する等速ジョイント１６の外端面に突き当ててい
る。図示の実施例の場合、内輪軌道を上記ハブ１の外周
面に、上記２個の内輪４ａ、４ｂを介して形成してい
る。
の外端部（図１の左端部）外周面には、車輪を固定する
為のフランジ２を、中間部外周面には段部１７を、それ
ぞれ形成している。そして、上記ハブ１の内半部に外嵌
した内輪４ａ、４ｂの内、外側の内輪４ａの外端面を、
上記段部１７に突き当てている。又、内側の内輪４ｂの
内端部を、上記ハブ１の内端面よりも少し突出させて、
後述する等速ジョイント１６の外端面に突き当ててい
る。図示の実施例の場合、内輪軌道を上記ハブ１の外周
面に、上記２個の内輪４ａ、４ｂを介して形成してい
る。
【００１８】又、内側の内輪４ｂの内端部外周面には、
円輪状のパルスロータ１８を外嵌固定している。このパ
ルスロータ１８の内側面には、円周方向に亙って凹凸が
等間隔に連続する、凹凸部２４を形成している。
円輪状のパルスロータ１８を外嵌固定している。このパ
ルスロータ１８の内側面には、円周方向に亙って凹凸が
等間隔に連続する、凹凸部２４を形成している。
【００１９】外輪７の外周面には、この外輪７を懸架装
置のナックル８に固定する為の取付部９を設けている。
又、この外輪７の内周面には、それぞれが上記内輪４
ａ、４ｂ外周面の内輪軌道３ａ、３ｂに対向する、外輪
軌道１０ａ、１０ｂを形成している。そして、１対の内
輪軌道３ａ、３ｂと１対の外輪軌道１０ａ、１０ｂとの
間に、それぞれ複数の転動体１１、１１を設けて、外輪
７の内側でのハブ１の回転を自在としている。
置のナックル８に固定する為の取付部９を設けている。
又、この外輪７の内周面には、それぞれが上記内輪４
ａ、４ｂ外周面の内輪軌道３ａ、３ｂに対向する、外輪
軌道１０ａ、１０ｂを形成している。そして、１対の内
輪軌道３ａ、３ｂと１対の外輪軌道１０ａ、１０ｂとの
間に、それぞれ複数の転動体１１、１１を設けて、外輪
７の内側でのハブ１の回転を自在としている。
【００２０】又、上記外輪７の外端部（図１の左端部）
内周面と、外側の内輪４ａの外端部外周面との間には、
シール材１９を装着して、外輪７の内周面と内輪４ａ、
４ｂの外周面との間に存在し、上記複数の転動体１１、
１１を設けた空間の外端開口部を塞いでいる。
内周面と、外側の内輪４ａの外端部外周面との間には、
シール材１９を装着して、外輪７の内周面と内輪４ａ、
４ｂの外周面との間に存在し、上記複数の転動体１１、
１１を設けた空間の外端開口部を塞いでいる。
【００２１】一方、前記外輪７の内端（図１の右端）開
口部は、カバー２０により塞いでいる。内側に等速ジョ
イント１６の一部を挿通自在とする為、全体を円環状に
形成された、このカバー２０は、金属板をプレス成形す
る事により断面Ｌ字形に形成されている。そして、この
カバー２０の内側に、回転速度検出用のセンサ２１を保
持している。
口部は、カバー２０により塞いでいる。内側に等速ジョ
イント１６の一部を挿通自在とする為、全体を円環状に
形成された、このカバー２０は、金属板をプレス成形す
る事により断面Ｌ字形に形成されている。そして、この
カバー２０の内側に、回転速度検出用のセンサ２１を保
持している。
【００２２】このセンサ２１は、例えば図２に示す様に
構成される。この図２に於いて２２は、円周方向（図２
の上下方向）に亙って着磁された永久磁石、２３ａ、２
３ｂは磁性材製のポールピースで、両ポールピース２３
ａ、２３ｂの端部が、前記パルスロータ１８の凹凸部２
４に対向する。又、長さ寸法の大きな一方のポールピー
ス２３ａの周囲にはコイル２５を巻回し、導線２６によ
り、このコイル２５に惹起される起電力を取り出し自在
としている。尚、これら各部材２２、２３ａ、２３ｂ、
２５は、合成樹脂製のケース２７に内装（ケース２７の
成形時にインサート）されている。
構成される。この図２に於いて２２は、円周方向（図２
の上下方向）に亙って着磁された永久磁石、２３ａ、２
３ｂは磁性材製のポールピースで、両ポールピース２３
ａ、２３ｂの端部が、前記パルスロータ１８の凹凸部２
４に対向する。又、長さ寸法の大きな一方のポールピー
ス２３ａの周囲にはコイル２５を巻回し、導線２６によ
り、このコイル２５に惹起される起電力を取り出し自在
としている。尚、これら各部材２２、２３ａ、２３ｂ、
２５は、合成樹脂製のケース２７に内装（ケース２７の
成形時にインサート）されている。
【００２３】更に、上記カバー２０の内周縁部には、ゴ
ム等の弾性材により円環状に形成された、シール材１５
の外周縁部を支持している。そして、このシール材１５
の内周縁を、上記等速ジョイント１６の外端部に形成さ
れた円筒部２８の外周面に摺接させる事で、上記カバー
２０と等速ジョイント１６との間の隙間２９を塞ぎ、こ
の隙間２９を通じて、上記センサ２１並びにパルスロー
タ１８を設置した空間３０内に、雨水や塵芥が進入する
のを防止している。
ム等の弾性材により円環状に形成された、シール材１５
の外周縁部を支持している。そして、このシール材１５
の内周縁を、上記等速ジョイント１６の外端部に形成さ
れた円筒部２８の外周面に摺接させる事で、上記カバー
２０と等速ジョイント１６との間の隙間２９を塞ぎ、こ
の隙間２９を通じて、上記センサ２１並びにパルスロー
タ１８を設置した空間３０内に、雨水や塵芥が進入する
のを防止している。
【００２４】尚、図示の実施例の場合、前記パルスロー
タ１８の外周縁を上記カバー２０の内周面に近接させる
事により、この外周縁と内周面との間にラビリンスシー
ル部を設けている。この為、前記転動体１１、１１設置
部分に存在するグリースが、上記パルスロータ１８外側
面の凹凸部２４やセンサ２１部分に進入する事を阻止し
て、このグリースによりハブ１の回転速度検出が不確実
になるのを防止出来る。
タ１８の外周縁を上記カバー２０の内周面に近接させる
事により、この外周縁と内周面との間にラビリンスシー
ル部を設けている。この為、前記転動体１１、１１設置
部分に存在するグリースが、上記パルスロータ１８外側
面の凹凸部２４やセンサ２１部分に進入する事を阻止し
て、このグリースによりハブ１の回転速度検出が不確実
になるのを防止出来る。
【００２５】上述の様に構成される本考案のセンサ付転
がり軸受ユニットにより、懸架装置に対して車輪を回転
自在に支持すると共に、ハブ１のフランジ２に固定され
た車輪の回転速度を検出する際の作用自体は、前述した
従来のセンサ付転がり軸受ユニットとほぼ同様である。
がり軸受ユニットにより、懸架装置に対して車輪を回転
自在に支持すると共に、ハブ１のフランジ２に固定され
た車輪の回転速度を検出する際の作用自体は、前述した
従来のセンサ付転がり軸受ユニットとほぼ同様である。
【００２６】即ち、車輪の回転に伴なってハブ１外周面
の内輪４ｂの内端部に外嵌固定した、パルスロータ１８
が回転すると、このパルスロータ１８内側面の凹凸部２
４と対向したセンサ２１の出力が変化する。このセンサ
２１の出力が変化する周波数は、車輪の回転速度に比例
する為、センサ２１の出力信号を図示しない制御器に入
力すれば、上記車輪の回転速度を求め、ＡＢＳやＴＣＳ
を適切に制御出来る。
の内輪４ｂの内端部に外嵌固定した、パルスロータ１８
が回転すると、このパルスロータ１８内側面の凹凸部２
４と対向したセンサ２１の出力が変化する。このセンサ
２１の出力が変化する周波数は、車輪の回転速度に比例
する為、センサ２１の出力信号を図示しない制御器に入
力すれば、上記車輪の回転速度を求め、ＡＢＳやＴＣＳ
を適切に制御出来る。
【００２７】更に、本考案のセンサ付転がり軸受ユニッ
トの場合、外輪７の内端開口部に固定のカバー２０に支
持された、環状のシール材１５の内周縁を、等速ジョイ
ント１６外端部の円筒部２８の外周面に摺接させている
分、ハブ１の内端部を短く出来、上記等速ジョイント１
６を外側（図１の左側）に位置させる事が可能となる。
この為、上記等速ジョイント１６のジョイント角をその
分だけ小さく出来て、設計の自由度が増す。
トの場合、外輪７の内端開口部に固定のカバー２０に支
持された、環状のシール材１５の内周縁を、等速ジョイ
ント１６外端部の円筒部２８の外周面に摺接させている
分、ハブ１の内端部を短く出来、上記等速ジョイント１
６を外側（図１の左側）に位置させる事が可能となる。
この為、上記等速ジョイント１６のジョイント角をその
分だけ小さく出来て、設計の自由度が増す。
【００２８】次に、図３は本考案の第二実施例を示して
いる。本実施例の場合、カバー２０の内周縁に支持した
シール材１５の内周縁を、等速ジョイント１６内端部の
円筒部２８外周面に摺接させているだけでなく、上記カ
バー２０の内側面から突出したリップ片３１の内周縁
を、上記等速ジョイント１６の外周面に摺接させてい
る。この結果、本実施例の場合、隙間２９部分のシール
性をより高度に保持出来る。
いる。本実施例の場合、カバー２０の内周縁に支持した
シール材１５の内周縁を、等速ジョイント１６内端部の
円筒部２８外周面に摺接させているだけでなく、上記カ
バー２０の内側面から突出したリップ片３１の内周縁
を、上記等速ジョイント１６の外周面に摺接させてい
る。この結果、本実施例の場合、隙間２９部分のシール
性をより高度に保持出来る。
【００２９】
【考案の効果】本考案のセンサ付転がり軸受ユニットは
以上に述べた通り構成され作用する為、等速ジョイント
のジョイント角を小さく出来て、設計の自由度が増大す
る。
以上に述べた通り構成され作用する為、等速ジョイント
のジョイント角を小さく出来て、設計の自由度が増大す
る。
【図１】本考案の第一実施例を示す半部断面図。
【図２】センサを組み込んだカバーの１例を示す平面
図。
図。
【図３】本考案の第二実施例を示す、図１のＡ部に相当
する断面図。
する断面図。
【図４】従来例を示す断面図。
１ ハブ ２ フランジ ３ａ 内輪軌道 ３ｂ 内輪軌道 ４ 内輪 ４ａ 内輪 ４ｂ 内輪 ５ 雄螺子部 ６ ナット ７ 外輪 ８ ナックル ９ 取付部 １０ａ 外輪軌道 １０ｂ 外輪軌道 １１ 転動体 １２ パルスロータ １３ カバー １４ センサ １５ シール材 １６ 等速ジョイント １７ 段部 １８ パルスロータ １９ シール材 ２０ カバー ２１ センサ ２２ 永久磁石 ２３ａ ポールピース ２３ｂ ポールピース ２４ 凹凸部 ２５ コイル ２６ 導線 ２７ ケース ２８ 円筒部 ２９ 隙間 ３０ 空間 ３１ リップ片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０１Ｐ 3/488 Ｇ０１Ｐ 3/488 Ｌ
Claims (1)
- 【請求項１】 外端部に車輪固定用のフランジを、外周
面に内輪軌道を、それぞれ設けたハブと、このハブの内
側に回転不能に挿入され、その内端部に等速ジョイント
を設けた駆動軸と、懸架装置に支持する為の取付部を外
周面に有し、内周面に外輪軌道を形成した外輪と、上記
内輪軌道と外輪軌道との間に設けられた複数の転動体
と、上記外輪の内端開口端部に嵌合固定されたカバー
と、このカバーに支持されたセンサとを備えたセンサ付
転がり軸受ユニットに於いて、上記カバーに支持された
環状のシール材の内周縁を、上記等速ジョイントの一部
外周面に摺接させる事で、上記カバーと等速ジョイント
との間の隙間を塞いだ事を特徴とするセンサ付転がり軸
受ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8187791U JP2539880Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | センサ付転がり軸受ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8187791U JP2539880Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | センサ付転がり軸受ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0527334U JPH0527334U (ja) | 1993-04-09 |
| JP2539880Y2 true JP2539880Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=13758689
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8187791U Expired - Fee Related JP2539880Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | センサ付転がり軸受ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2539880Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5240333B2 (ja) * | 2011-09-01 | 2013-07-17 | 株式会社ジェイテクト | ハブユニット |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH087144Y2 (ja) * | 1990-10-31 | 1996-03-04 | エヌティエヌ株式会社 | 車輪用軸受の回転速度検出装置 |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP8187791U patent/JP2539880Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0527334U (ja) | 1993-04-09 |
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Legal Events
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