JPH0933287A - 計器の漏光防止構造 - Google Patents

計器の漏光防止構造

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JPH0933287A
JPH0933287A JP18919695A JP18919695A JPH0933287A JP H0933287 A JPH0933287 A JP H0933287A JP 18919695 A JP18919695 A JP 18919695A JP 18919695 A JP18919695 A JP 18919695A JP H0933287 A JPH0933287 A JP H0933287A
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JP
Japan
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light
operation knob
dial
hole
shielding portion
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Pending
Application number
JP18919695A
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English (en)
Inventor
Yasufumi Mochizuki
靖文 望月
Hiroichi Hasegawa
博一 長谷川
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字板に遮光専用の加工を施すことなく、ま
た遮光専用の部品を追加することなく、操作ノブと操作
ノブが挿入される文字板の貫通孔との間の孔隙間からの
照明光の外部への漏れを抑制する。 【解決手段】 文字板7の裏面側の押圧操作可能な操作
ノブ31の周囲に遮光部33を設け、遮光部33の内面
にシボ面37を形成する。操作ノブ31を押圧操作した
ときには操作隙間35が形成され、照明用光源23から
の光は、この操作隙間35が形成されることにより、文
字板7で反射した後遮光部33の内面に達するが、シボ
面37により拡散されて孔隙間25から外部への光漏れ
が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、文字板に形成さ
れた貫通孔を通して操作端が文字板の前方に突出する操
作ノブを備え、計器ケース内部に配置された照明用光源
の、操作ノブと貫通孔との隙間からの光の漏れを防止す
る計器の漏光防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、自動車用計器の斜視図であり、
中央に速度計1が、その両側に燃料計3および温度計5
がそれぞれ設けられている。速度計1は、文字板7上の
目盛りおよび数字を指示する指針9を備えるとともに、
車両の全走行距離の積算値を表示するトータルカウンタ
11および、走行距離をユーザにより適宜リセット可能
なトリップカウンタ13を備えている。トリップカウン
タ13の近傍には、走行距離をリセットするための操作
ノブ15が、前後方向に押圧操作移動可能に設けられて
いる。
【0003】上記速度計1を始め燃料計3および温度計
5の各機構部は計器ケース17内に収納され、計器ケー
ス17の前面側には、見返し19および表ガラス21が
それぞれ装着されている。前記操作ノブ15は、基端側
が計器ケース17内の機構部に接続され、図4に示すよ
うに、文字板7および表ガラス21の各貫通孔7aおよ
び21aをそれぞれ貫通して先端側の操作端15aが外
部に突出している。この操作端15aを押圧操作するこ
とで、トリップカウンタ13がリセットされる。
【0004】ところで、計器ケース17内には、夜間な
どにおいて文字板7の照明を行うための光源23が配置
されており、この光源23からの光が操作ノブ15と貫
通孔7aとの間の孔隙間25から文字板7の前方に漏
れ、視認性を悪化させている。
【0005】上記した光源23の孔隙間25からの光漏
れを防止するために、例えば図5〜図7に示す方法が考
えられる。なお、図5〜図7においては、(a)が操作
レバー15の非操作時であり、(b)が操作レバー15
の操作時、つまり操作レバー15を押し込んで走行距離
をリセットした状態である。
【0006】図5は、文字板7の裏側における操作ノブ
15の周囲に、孔隙間25を覆う凹状の遮光部15bを
形成している。図6は、文字板7の裏側における貫通孔
7aの周囲に遮光壁7bを形成するとともに、操作ノブ
15の周囲に遮光壁7aの内側に入り込む遮光板15c
を形成している。図7は、操作ノブ15の周囲に形成し
た遮光板15cと文字板7との間に弾性変形可能な遮光
体27を介装している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た遮光方法では、以下に示すような問題がある。
【0008】図5の例では、(b)のリセット時にて文
字板7と遮光部15bとの間に操作隙間29が形成され
るため、この操作隙間29を通して光漏れを起こす。図
6の例では、(b)のリセット時においても、遮光壁7
bが遮光板15cの周囲を覆うので、光漏れは防止でき
るものの、操作ノブ15に加え文字板7についても、光
漏れ防止のための専用の加工が必要があることから、部
品費の上昇を招くこととなる。図7の例では、図6と同
様に、光漏れ防止については可能であるが、遮光体27
を設けることによる組付け作業性の悪化および部品費の
上昇を招く。
【0009】そこで、この発明は、文字板に遮光専用の
加工を施すことなく、また遮光専用の部品を追加するこ
となく、操作ノブと操作ノブが挿入される文字板の貫通
孔との隙間からの照明光の外部への漏れを抑制すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1に、文字板に形成された貫通孔を
通して操作端が文字板の前方に突出し、前記操作端を押
圧操作可能な操作ノブを備え、前記文字板裏側の計器ケ
ース内部に配置された照明用光源の、前記操作ノブと前
記貫通孔との間の孔隙間からの光の漏れを防止する計器
の漏光防止構造において、前記文字板の裏側近傍におけ
る前記操作ノブの周囲に、操作ノブの周囲から側方に突
出する底壁と、この底壁の外周側端部から前記文字板に
向かって延長される側壁とからなり、前記貫通孔全体を
覆う遮光部を操作ノブと一体的に設け、この遮光部の前
記貫通孔に対向する内面を、粗面とした構成としてあ
る。
【0011】第2に、第1の構成において、操作ノブ
は、遮光部を一体成形した樹脂成形品であり、粗面とな
る遮光部の内面の、操作ノブと底壁との接合角部およ
び、底壁と側壁との接合角部を、それぞれ凹状の曲面と
し、前記粗面は、成形時に形成した凹凸状のシボ面であ
る。
【0012】第3に、第1の構成において、遮光部の貫
通孔に対向する内面を、黒色化した構成としてある。
【0013】上記した第1の構成によれば、操作ノブを
押圧操作することで、文字板と操作ノブの遮光部との間
に操作隙間が形成され、計器ケース内部の照明用光源の
光が、文字板裏面に反射し前記操作隙間を経て遮光部の
粗面に達すると、この光は粗面により拡散され、操作ノ
ブと貫通孔との間の孔隙間から外部への光漏れが抑制さ
れる。
【0014】第2の構成によれば、接合角部を凹状の曲
面に形成してあるので、光源からの光が到達すると想定
される部位の全面にわたりシボ加工が可能となり、これ
により光漏れ抑制効果がより高められる。
【0015】第3の構成によれば、遮光部の内面を粗面
に代えて黒色化することで、文字板裏面に反射して操作
隙間から遮光部の黒色化した内面に達した光は、ここで
減光されて孔隙間から外部への光漏れが抑制される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0017】図1は、この発明の実施の一形態を示すも
ので、前記図5〜図7に相当する要部の断面図であり、
前記図1に示した自動車用計器におけるトリップカウン
タ13をリセットするために押圧操作する操作ノブ31
が、文字板7の貫通孔7aに貫通している状態を示して
いる。上記図1においても、(a)が操作レバー31の
非操作時であり、(b)が操作レバー31の操作時、つ
まり操作レバー31を押し込んで走行距離をリセットし
た状態である。図2は、図1(a)のA矢視図である。
【0018】文字板7の裏側(図1中で右側)における
操作ノブ31の周囲には、遮光部33が一体に形成され
ている。遮光部33は、操作ノブ31の周囲から側方に
突出して文字板7とほぼ平行な底壁33aと、この底壁
33aの外周側端部から文字板7に向かって延長される
側壁33bとからなり、貫通孔7a全体を覆う構成とな
っている。側壁33bは、図1(a)の非操作時では先
端が文字板7に接触し、図1(a)の操作時では先端が
文字板7との間に操作隙間35を形成する。
【0019】遮光部33の文字板7に対向する内面の、
操作ノブ31と底壁33との接合角部R1 および、底壁
33aと側壁33bとの接合角部R2 は、それぞれ凹状
の曲面に形成されており、この各角部R1 ,R2 を含み
底壁33aの文字板7に対向する内面には、操作ノブ3
1を樹脂成形する際にシボ加工を施し、微細な凹凸形状
を有する粗面としてのシボ面37を形成してある。
【0020】上記したような漏光防止構造によれば、図
1(b)のように、トリップカウンッタ13をリセット
すべく操作ノブ31を押圧操作した状態では、文字板7
と遮光部33の側壁33b先端との間には、操作隙間3
5が形成されており、この状態で、文字板7の内側に配
置された照明用光源23からの光は、矢印Bのように進
行し、文字板7の裏面で反射して反射光Cとなり、操作
ノブ31側のシボ面37に達する。シボ面37に達した
反射光Cは、ここで拡散して減光され、孔隙間25から
外部への光漏れは抑制されて夜間照明時での視認性向上
に役立つ。
【0021】外部から孔隙間25を介して入り込む光に
対しても、シボ面37により拡散作用が働き、視認性悪
化が防止される。また、接合角部R1 ,R2 を凹状の曲
面に形成してあるので、反射光Cが到達すると想定され
る部位の全面にわたりシボ加工が可能となり、これによ
り反射光Cの光漏れ抑制効果がより高められる。
【0022】なお、上記実施の形態におけるシボ面37
に代えて、黒の塗料(無反射処理)を塗布して黒色化さ
せても同様の効果が得られる。また、シボ面37と同様
な凹凸形状を後加工して粗面としてもよい。
【0023】上記した漏光防止構造では、文字板7に遮
光専用の加工を施すことがなく、また部品点数の増加も
なく、操作ノブ31に一体に形成した遮光部33に、シ
ボ加工などによる粗面を形成するか、あるいは黒色化さ
せるだけであるので、組付け作業性の悪化および部品費
の上昇を抑えることが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように、第1の発明に
よれば、操作ノブを押圧操作することで、文字板と操作
ノブの遮光部との間に操作隙間が形成され、計器ケース
内部の照明用光源の光が、文字板裏面に反射し前記操作
隙間を経て遮光部の粗面に達すると、この光は粗面によ
り拡散され、操作ノブと貫通孔との間の孔隙間から外部
への光漏れを抑制することができる。
【0025】第2の発明によれば、接合角部を凹状の曲
面に形成してあるので、光源からの光が到達すると想定
される部位の全面にわたりシボ加工が可能となり、これ
により光漏れ抑制効果をより高めることが可能となる。
【0026】第3の発明によれば、遮光部の内面を粗面
に代えて黒色化することで、文字板裏面に反射して操作
隙間から遮光部の黒色化した内面に達した光は、ここで
減光されて孔隙間から外部への光漏れを抑制できる。
【0027】上記光漏れの抑制は、文字板に遮光専用の
加工を施すことがなく、また部品点数の増加もなく、操
作ノブに一体に形成した遮光部に、シボ加工などによる
粗面を形成するか、あるいは黒色化させるだけであるの
で、組付け作業性の悪化および部品費の上昇を抑えるこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による漏光防止構造を
示すもので、(a)は操作ノブの非操作時での側面断面
図、(b)は同操作時での側面断面図である。
【図2】図1(a)のA矢視図である。
【図3】一般的な自動車用計器の斜視図である。
【図4】図3の計器における操作ノブを中心とした計器
の断面図である。
【図5】従来例を示す漏光防止構造を示すもので、
(a)は操作ノブの非操作時での側面断面図、(b)は
同操作時でのの側面断面図である。
【図6】他の従来例を示す漏光防止構造を示すもので、
(a)は操作ノブの非操作時での側面断面図、(b)は
同操作時でのの側面断面図である。
【図7】さらに他の従来例を示す漏光防止構造を示すも
ので、(a)は操作ノブの非操作時での側面断面図、
(b)は同操作時でのの側面断面図である。
【符号の説明】
7 文字板 7a 貫通孔 17 計器ケース 23 照明用光源 25 孔隙間 31 操作ノブ 33 遮光部 33a 底壁 33b 側壁 35 操作隙間 37 シボ面(粗面) R1 ,R2 接合角部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字板に形成された貫通孔を通して操作
    端が文字板の前方に突出し、前記操作端を押圧操作可能
    な操作ノブを備え、前記文字板裏側の計器ケース内部に
    配置された照明用光源の、前記操作ノブと前記貫通孔と
    の間の孔隙間からの光の漏れを防止する計器の漏光防止
    構造において、前記文字板の裏側近傍における前記操作
    ノブの周囲に、操作ノブの周囲から側方に突出する底壁
    と、この底壁の外周側端部から前記文字板に向かって延
    長される側壁とからなり、前記貫通孔全体を覆う遮光部
    を操作ノブと一体的に設け、この遮光部の前記貫通孔に
    対向する内面を、粗面としたことを特徴とする計器の漏
    光防止構造。
  2. 【請求項2】 操作ノブは、遮光部を一体成形した樹脂
    成形品であり、粗面となる遮光部の内面の、操作ノブと
    底壁との接合角部および、底壁と側壁との接合角部を、
    それぞれ凹状の曲面とし、前記粗面は、成形時に形成し
    た凹凸状のシボ面であることを特徴とする請求項1記載
    の計器の漏光防止構造。
  3. 【請求項3】 遮光部の貫通孔に対向する内面を、黒色
    化したことを特徴とする請求項1記載の計器の漏光防止
    構造。
JP18919695A 1995-07-25 1995-07-25 計器の漏光防止構造 Pending JPH0933287A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008245756A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Samii Kk 遊技機
JP2010066125A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Denso Corp 車両用計器
WO2021065573A1 (ja) 2019-09-30 2021-04-08 ポリプラスチックス株式会社 艶消し面を有する樹脂成形品及び樹脂成形品に対する艶消し面の形成方法

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JP2008245756A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Samii Kk 遊技機
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