JP2500622Y2 - 計器の構造 - Google Patents

計器の構造

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JP2500622Y2
JP2500622Y2 JP1790U JP1790U JP2500622Y2 JP 2500622 Y2 JP2500622 Y2 JP 2500622Y2 JP 1790 U JP1790 U JP 1790U JP 1790 U JP1790 U JP 1790U JP 2500622 Y2 JP2500622 Y2 JP 2500622Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は車両の運転席に設けられた計器の構造に係
り、特に前面に無反射硝子を取り付けた計器の構造に関
する。
(従来の技術) 例えば、自動車の運転席に設けられた計器において、
計器の前面に取り付けられた硝子により外光が反射し、
運転手の視界に入って運転しにくくなることがある。又
この反射光がさらに運転席の前面のフロント硝子により
反射して、運転手の視界に入ることもある。
この問題を解決するために従来は第6図に示すよう
に、計器1の前面に取り付けられた硝子2をR形状と
し、計器1の前方にある物体3,4からの外光の反射光を
集束させ、この集束された反射光の光路上に被覆部材で
あるフード5を設けて遮光していた。
このようにフード5を計器1の前面上部を被覆するよ
うに図示しない計器盤に取り付けることにより、フード
5がない場合に破線で示すように物体3,4からの光6,7が
硝子2により反射し、さらにフロント硝子8により反射
して運転手の視野9内に入ることを防いでいた。同時に
計器1内の図示しない発光部から発する光10が硝子2を
通ってフロント硝子8により反射し、運転手の視野9内
に入ることも防いでいた。そして光6,7,10のうちフード
5に入射した光はフード5により乱反射され、フード5
から外れた光6,7,10はフロント硝子8以外の表面がつや
消しとなっている部材に入射し乱反射される。このとき
乱反射された光がフロント硝子8により反射しても、運
転手の視野9内には入射しない。
一方、計器1の前面に取り付けられた硝子2をR形状
としない場合は、第7図に示すように計器1を計器盤に
対して所定角度傾けて取り付けるか、計器1に対して硝
子2を所定角度傾けて取り付けて、第6図に示す場合と
同様の作用を持たしていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記の従来の構造によると、計器1の文
字板の前面に設けられた硝子2による外光の反射光や、
計器1内の発光部からの光が、フロント硝子8により反
射して運転者の視野9に入らないようにするために、計
器1の前面上部を被覆するフード5を計器盤に取り付け
なければならず、運転席の計器盤周辺に大きなスペース
が必要となるという問題があった。
また、計器1の前面の硝子2をR形状にしたり、硝子
2を計器1に傾斜して取り付けたりすると、計器1が大
型化し、さらに、計器1を計器盤に傾斜して取り付ける
場合も、計器盤が大型化する欠点があった。
この考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、計
器前面からの光がフロント硝子に反射して運転手の視野
に入ることを防止できる小型で簡単な構造の計器を提供
することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、計器の前面
に無反射硝子を取り付けた計器の構造であって、前記無
反射硝子を表面につや消し層を形成した部材にて構成
し、この無反射硝子の前面の少くとも一部を被覆部材で
被覆するとともに、この被覆部材の所定の部位に穿設さ
れた透孔と前記無反射硝子のつや消し層の表面の所定の
部位に設けられた遮光部材とにより、文字板の指標を形
成したことを特徴としている。
(作用) 上記の構成によると、計器の前面に取り付けられた無
反射硝子の表面のつや消し層により、外光は乱反射され
フロント硝子から反射して運転者の視野に入る光はほと
んどなくなる。また、計器内の発光部から発した光は無
反射硝子により可視角が小さくなり、フロント硝子方向
へ発光させることを防ぐことができる。さらに文字板の
指標は被覆部材の透孔によって形成されるので、計器内
の発光部から発した光がこの透孔を通ることにより指標
の輪郭を明瞭に視認することができる。このとき、指標
のランド部は無反射硝子のつや消し層表面に設けられた
遮光部材により遮光されるので、指標の形状にかかわら
ず容易に視認することができる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図乃至第4図にこの考案の一実施例を示す。これ
らの図において、第6図に示す従来例の部分と同一また
は同等部分には同一符号を付して示す。
第1図及び第2図において、計器盤11に設けられた計
器1の前面には無反射硝子12が取り付けられており、無
反射硝子12はライトコントロールフィルム(以下単にフ
ィルムと称する)を採用。フィルムは例えばポリエステ
ルなどで形成されており、表面に対して所定の角度、例
えば90度で設けられた多数の光の壁(ルーバ)13で仕切
られている。またフィルムの外側の表面にはつや消し層
14が形成されている。
一方、計器盤11には計器1の外周を囲んで、不透明部
材で形成された被覆部材であるフード15が取り付けられ
ている。また、フード15の外側の端面は中心方向に折り
曲げられ、計器1の前面を被覆しており、第3図に示す
ように計器1の指針軸16と同心上に円形の開口部17が形
成されている。そしてフード15の所定の部位には、文字
板を構成する数字18や記号表示窓19などの指標が透孔と
して穿設されている。これらの指標18,19のうち例えば
第4図に示す数字「4」のようにランド部20を有する指
標については、無反射硝子12のつや消し層14上のランド
部20に整合する位置に、印刷などの手段で遮光部材21を
設けることにより、指標「4」を形成することができ
る。なお、第3図に示す符号22は指針軸16に取り付けら
れ無反射硝子12の内側に設けられた指針である。
次にこの実施例の作用を説明する。計器1の外部から
無反射硝子12に入射した外光は、表面のつや消し層14に
より乱反射され、この反射光がフロント硝子8に当って
さらに反射されて運転者の視野に入ることはほとんどな
い。また、計器1内に設けられた夜間照明用の光源から
発した光は、無反射硝子12の表面に設けられたフィルム
に入射し、ルーバ13によって遮光されて可視角が所定の
角度に制限される。この結果、無反射硝子12を通った光
は大きな角度範囲に拡散されることはなく、フロント硝
子8の方向へは発光されない。
一方、夜間照明用の光源から発した光はつや消し層14
によって乱反射されるため、無反射硝子12の内側に透過
光による文字板を設けた場合は指標の輪郭がぼけるが、
この実施例では指標18がフード15に透孔として形成され
ているため、輪郭がぼけることはなく明瞭に視認するこ
とができる。このとき指標にランド部20がある場合は、
無反射硝子12のつや消し層上のランド部20に整合する位
置に遮光層21を設けることにより、ランド部20を有する
指標18も明瞭に視認することができる。
この実施例によれば、計器1の前面に無反射硝子12を
設け、外周をフード15で囲み、かつ指標18,19をフード1
5の所定の位置に透孔として形成したので、計器1及び
フード15を小型化して、外光及び計器1内の照明光が計
器前面を介してフロント硝子8により反射して、運転手
の視野内に入ることを防止できる。従って計器1の無反
射硝子12を運転手の視野方向に対して直角方向に配設す
ることができ、計器1の位置を運転手側に近づけること
ができるので運転手の計器1の視認が容易となる。しか
も計器1の小型化、フード15の形状の簡素化が可能とな
り、計器周辺のスペースを小さくすることができる。
なお、無反射硝子12とフード15とを密着させ一体化し
てもよい。また、第5図に示すように、無反射硝子23の
外側の面を鋸歯状に形成し、突起部24の下面に黒色印刷
または塗装により遮光層25を形成してもよい。この場合
は突起部24の上面で反射された外光は遮光層25で遮光さ
れ、フロントガラス8側に外光が進むことはない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、計器の前面
に設けられた無反射硝子及びフードを小型化し、簡単な
構造として、フロント硝子からの反射光が運転手の視野
内に入ることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断面図、第2図は
第1図の要部拡大図、第3図は同じく正面図、第4図は
同じく指標を示す拡大正面図、第5図はこの考案の他の
実施例を示す要部縦断面図、第6図及び第7図はそれぞ
れ従来の計器の取付構造を示す説明図である。 1……計器 5,15……被覆部材(フード) 12……無反射硝子 14……つや消し層 18,19……透孔(指標) 21……遮光部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】計器の前面に無反射硝子を取り付けた計器
    の構造であって、前記無反射硝子を表面につや消し層を
    形成した部材にて構成し、この無反射硝子の前面の少く
    とも一部を被覆部材で被覆するとともに、この被覆部材
    の所定の部位に穿設された透孔と前記無反射硝子のつや
    消し層の表面の所定の部位に設けられた遮光部材とによ
    り、文字板の指標を形成したことを特徴とする計器の構
    造。
JP1790U 1990-01-05 1990-01-05 計器の構造 Expired - Lifetime JP2500622Y2 (ja)

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JPH0391854U JPH0391854U (ja) 1991-09-19
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