JPH09326054A - 自動改集札装置 - Google Patents

自動改集札装置

Info

Publication number
JPH09326054A
JPH09326054A JP8144526A JP14452696A JPH09326054A JP H09326054 A JPH09326054 A JP H09326054A JP 8144526 A JP8144526 A JP 8144526A JP 14452696 A JP14452696 A JP 14452696A JP H09326054 A JPH09326054 A JP H09326054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
door
detecting
blocking
passerby
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8144526A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Hashimoto
進 橋本
Hitoshi Hotoda
仁 保戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8144526A priority Critical patent/JPH09326054A/ja
Publication of JPH09326054A publication Critical patent/JPH09326054A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】安全なドアの開閉動作が可能な自動改集札装置
を提供すること。 【解決手段】乗車券媒体に記録されているデータを読み
取る読取手段(33、34)と、通行者を検知する通行
検知手段(24)と、前記読取手段により読み取られた
乗車券媒体のデータを基にして通行の可否判定処理を行
う通行可否判定手段(100)と、通行者の通行を阻止
する通行阻止手段(20)と、前記通行可否判定手段に
よる通行判定結果、および通行検知手段による通行者の
検知状況のうちの少なくとも一方を基にして、前記通行
阻止手段の駆動を制御する通行阻止制御手段(126)
と、前記通行阻止手段に加わる衝撃を検出する衝撃検出
手段(126)と、前記衝撃検出手段による衝撃の検出
状況に応じて、前記通行阻止手段の駆動を制御する衝撃
緩和制御手段(126)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗降客の所持す
る乗車券媒体を基にして自動的に改札処理および集札処
理を行う自動改集札装置に関する。特に、自動改集札装
置に設けられた通行者の通行を阻止するためのドアの制
御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道などの交通機関の駅には、自
動改札処理を行う自動改札装置および自動集札処理を行
う自動集札装置が設置され始めている。このような自動
改札装置および自動集札装置(以下、自動改集札装置と
称する)には、通行者の通行を阻止するためのフラップ
型のドアが設けられている。このドアの開閉により通行
者の通行が許可されたり、阻止されたりする。ドアの開
閉は、通行者の投入した乗車券媒体に記録されているデ
ータの読取結果、または通行者を検知する検知センサの
検知状況に応じて素早く行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ドアの素早い開閉動作により、誤った改集札処理を行っ
た通行者がドアに衝突するなどの問題があった。誤った
改集札処理とは、乗車券の投入忘れ、種類の違う券の投
入などである。この発明の目的は、上記したような事情
に鑑み成されたものであって、安全なドアの開閉動作が
可能な自動改集札装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、この発明の自動改集札装置
は、乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取
手段と、通行者を検知する通行検知手段と、前記読取手
段により読み取られた乗車券媒体のデータを基にして通
行の可否判定処理を行う通行可否判定手段と、通行者の
通行を阻止する通行阻止手段と、前記通行可否判定手段
による通行判定結果、および通行検知手段による通行者
の検知状況のうちの少なくとも一方を基にして、前記通
行阻止手段の駆動を制御する通行阻止制御手段と、前記
通行阻止手段に加わる衝撃を検出する衝撃検出手段と、
前記衝撃検出手段による衝撃の検出状況に応じて、前記
通行阻止手段の駆動を制御する衝撃緩和制御手段とを備
えている。
【0005】この発明の自動改集札装置は、乗車券媒体
に記録されているデータを読み取る読取手段と、通行者
を検知する通行検知手段と、前記読取手段により読み取
られた乗車券媒体のデータを基にして通行の可否判定処
理を行う通行可否判定手段と、開閉することにより通行
者の通行を許可または阻止する通行阻止ドアと、前記通
行阻止ドアの位置を検出するドア位置検出手段と、前記
ドア位置検出手段により検出される通行阻止ドアの位
置、前記通行可否判定手段による通行判定結果、および
前記通行検知手段による通行者の検知状況のうちの少な
くとも一つのデータを基にして、前記通行阻止ドアの開
閉駆動を制御する通行阻止制御手段と、前記通行阻止ド
アに加わる衝撃を検出する衝撃検出手段と、前記衝撃検
出手段による衝撃の検出状況に応じて、前記通行阻止ド
アの開閉駆動を停止させる衝撃緩和制御手段とを備えて
いる。
【0006】この発明の自動改集札装置は、乗車券媒体
に記録されているデータを読み取る読取手段と、通行者
を検知する通行検知手段と、前記読取手段により読み取
られた乗車券媒体のデータを基にして通行の可否判定処
理を行う通行可否判定手段と、開閉することにより通行
者の通行を許可または阻止する通行阻止ドアと、前記通
行阻止ドアの位置を検出するドア位置検出手段と、前記
ドア位置検出手段により検出される通行阻止ドアの位
置、前記通行可否判定手段による通行判定結果、および
前記通行検知手段による通行者の検知状況のうちの少な
くとも一つのデータを基にして、前記通行阻止ドアの開
閉駆動を制御する通行阻止制御手段と、前記通行阻止ド
アに加わる衝撃を検出する衝撃検出手段と、前記衝撃検
出手段による衝撃の検出状況に応じて、前記通行阻止ド
アの開閉駆動の速度を低下させる衝撃緩和制御手段とを
備えている。
【0007】この発明の自動改集札装置は、乗車券媒体
に記録されているデータを読み取る読取手段と、通行者
を検知する通行検知手段と、前記読取手段により読み取
られた乗車券媒体のデータを基にして通行の可否判定処
理を行う通行可否判定手段と、開閉することにより通行
者の通行を許可または阻止する通行阻止ドアと、前記通
行阻止ドアの位置を検出するドア位置検出手段と、前記
ドア位置検出手段により検出される通行阻止ドアの位
置、前記通行可否判定手段による通行判定結果、および
前記通行検知手段による通行者の検知状況のうちの少な
くとも一つのデータを基にして、通行者の通行が許可ま
たは阻止されるように前記通行阻止ドアの開閉駆動を制
御する通行阻止制御手段と、前記通行阻止ドアに加わる
衝撃を検出する衝撃検出手段と、前記衝撃検出手段によ
る衝撃の検出状況に応じて、前記通行阻止ドアの開閉駆
動を停止させる衝撃緩和制御手段と、前記衝撃緩和制御
手段により開閉駆動が停止された後、前記通行阻止ドア
を閉位置へ復帰させる復帰制御手段とを備えている。
【0008】この発明の自動改集札装置は、乗車券媒体
に記録されているデータを読み取る読取手段と、通行者
を検知する通行検知手段と、前記読取手段により読み取
られた乗車券媒体のデータを基にして通行の可否判定処
理を行う通行可否判定手段と、開閉することにより通行
者の通行を許可または阻止する通行阻止ドアと、前記通
行阻止ドアの位置を検出するドア位置検出手段と、前記
ドア位置検出手段により検出される通行阻止ドアの位
置、前記通行可否判定手段による通行判定結果、および
前記通行検知手段による通行者の検知状況のうちの少な
くとも一つのデータを基にして、通行者の通行が許可ま
たは阻止されるように前記通行阻止ドアの開閉駆動を制
御する通行阻止制御手段と、前記通行阻止ドアに加わる
衝撃を検出する衝撃検出手段と、前記衝撃検出手段によ
る衝撃の検出状況に応じて、前記通行阻止ドアの開閉駆
動を停止させる衝撃緩和制御手段と、前記衝撃緩和制御
手段により開閉駆動が停止された後、前記通行阻止ドア
を開位置へ復帰させる復帰制御手段とを備えている。
【0009】この発明の自動改集札装置は、乗車券媒体
に記録されているデータを読み取る読取手段と、通行者
を検知する通行検知手段と、前記読取手段により読み取
られた乗車券媒体のデータを基にして通行の可否判定処
理を行う通行可否判定手段と、駆動電流が供給されるこ
とにより、通行者の通行を許可または阻止する通行阻止
手段と、前記通行阻止手段の開閉駆動を制御する制御手
段と、前記駆動電流の供給が停止されている状態で前記
通行阻止手段を所定位置に保持するドア位置保持手段と
を備えている。
【0010】この発明の自動改集札装置は、乗車券媒体
に記録されているデータを読み取る読取手段と、通行者
を検知する通行検知手段と、前記読取手段により読み取
られた乗車券媒体のデータを基にして通行の可否判定処
理を行う通行可否判定手段と、駆動電流の供給により開
閉して通行者の通行を許可または阻止する通行阻止ドア
と、前記通行阻止ドアの開閉駆動を制御する制御手段
と、前記通行阻止ドアの位置を検出するドア位置検出手
段と、前記駆動電流の供給が停止されている状態で前記
通行阻止ドアを閉位置に保持するドア位置保持手段とを
備えている。
【0011】上記手段を講じた結果、下記のような作用
が生じる。 (1)この発明の自動改集札装置は、通行阻止ドアに加
わる衝撃を検出する衝撃検出手段と、前記衝撃検出手段
による衝撃の検出状況に応じて、前記通行阻止ドアに加
わる衝撃が緩和されるように前記通行阻止ドアの開閉駆
動の速度制御または開閉駆動の停止制御を行う衝撃緩和
制御手段とを備えているので、通行阻止ドアに所定以上
の衝撃が加わると、通行阻止ドアの開閉駆動速度が低下
または開閉駆動が停止される。つまり、通行者が通行阻
止ドアにぶつかったときの衝撃が検知されると、瞬時に
通行阻止ドアの開閉駆動速度が低下されたり開閉駆動が
停止されたりして、通行者に対する衝撃が緩和されるこ
とになる。
【0012】(2)この発明の自動改集札装置は、衝撃
緩和制御手段による開閉駆動の停止制御がなされた後、
前記通行阻止ドアを開位置または閉位置へ復帰させる復
帰制御手段を備えているので、常に通行阻止ドアは所望
の位置に待機される。つまり、衝撃緩和制御手段により
開閉駆動が途中で停止された場合でも、次の改集札処理
を円滑にこなすことができる。
【0013】(3)この発明の自動改集札装置は、電源
供給が停止されている状態で通行阻止ドアを閉位置に保
持可能としたので、電源供給が停止されたときでも通行
者の通行が阻止できる。これにより、例えば、無人駅に
おける電源供給が停止されている自動改集札装置の通行
阻止ドアを閉状態に保持し、通行者の通行を阻止するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実
施の形態に係る自動改集札装置の外観を概略的に示す図
である。
【0015】自動改集札装置の本体10には、駅構内へ
の入場時または駅構外への出場時に乗車券媒体が投入さ
れる投入口12と、この投入口12で受入れられた乗車
券媒体を排出する排出口14とがそれぞれ設けられてい
る。乗車券媒体には、普通乗車券、定期乗車券、特急乗
車券、回数乗車券、プリペイドカードなどの種類があ
り、このような乗車券媒体には所定の情報、例えば、有
効期限情報および乗車可能区間情報が所定の形式で磁気
記録されている。
【0016】投入口12の近傍には、乗車券媒体の投入
を阻止するためのシャッタが設けられている。このシャ
ッタは、乗車券媒体が投入されてから所定時間後に他の
乗車券媒体投入を所定期間禁止する。このシャッタの働
きにより、他人の乗車券媒体が連続して投入されるのを
防ぐ。
【0017】また、投入口12の前方には、利用者に対
して種々の案内を表示する投入口近傍表示部16が設け
られている。この投入口近傍表示部16は、例えば、プ
リペイドカードなどの残額を表示する。さらに、投入口
12の下部には、この自動改集札装置の通路の案内を表
示する通路案内表示部13が設けられている。この通路
案内表示部13により後述する通行判定処理モードが案
内表示される。排出口14の前方には、利用者に対して
種々の案内を表示する排出口近傍表示部18が設けられ
ている。
【0018】自動改集札装置の本体10の側面部には、
閉じることにより乗車券媒体の投入者の通行を阻止する
ためのドア部20が設けられている。また、自動改集札
装置の本体10の上部には、自動改集札装置の本体10
に対応する通路を区別させるための仕切となるフレーム
22が設けられている。このフレーム22には小児券の
投入、無効券または異常券の投入や機器の異常を知らせ
るための表示器26が設けられている。さらに、本体1
0の側面部とフレーム22には、利用者の通過を検知す
る人間検知センサ24が複数設けられている。人間検知
センサ24は、利用者の通過を検知するものであり、透
過型、反射型などが用いられる。
【0019】なお、無効券とは、他の乗車券媒体と組み
合わせても使用できない券のことである。例えば、有効
期限切れの乗車券媒体がこれに該当する。異常券とは、
この自動改集札装置で読み取ることができない券であ
る。例えば、記録形式の異なるクレジットカード、磁気
記録が施されていない乗車券がこれに該当する。
【0020】図2は、図1に示す自動改集札装置の内部
機構を概略的に示す図である。投入口12と排出口14
との間には、投入口12から投入された乗車券を排出口
14(矢印a方向)に搬送する主搬送路32が形成され
ている。この主搬送路32上には、この搬送路32上を
搬送される乗車券媒体を検知するセンサ、例えば、投入
口12から投入された乗車券媒体を検知する投入口セン
サ90、排出口に排出された乗車券媒体を検知する排出
口センサ92などが複数設けられている。これらセンサ
により乗車券媒体媒体の搬送状況を検知することができ
る。
【0021】投入口12から主搬送路32への入口に
は、乗車券媒体の投入を所定期間禁止するシャッタ28
が設けられている。所定期間とは、投入された乗車券媒
体が排出口14から受け取られるまでの期間のことであ
る。このシャッタ28は、乗車券媒体が投入された瞬間
に閉じるようになっている。
【0022】主搬送路32の搬送経路上には投入口12
から排出口14に沿って、図示しない整列部、読取ヘッ
ド33および34、書込ヘッド35および36、読取ヘ
ッド37および38パンチ処理部42、保留部44、サ
ーマルヘッド56および58などが順に設けられてい
る。
【0023】整列部では、投入口12に投入された乗車
券媒体の所定方向が搬送方向とされ、かつ片側基準とな
るような整列が施される。読取ヘッド33および34
は、乗車券媒体の磁気記録層に記録されているエンコー
ド磁気情報を読み取るものである。読取ヘッド33は、
磁気記録層を下側にして搬送される乗車券媒体の磁気情
報を読み取るものであり、逆に、読取ヘッド34は、磁
気記録層を上側にして搬送される乗車券媒体の磁気情報
を読み取るものである。
【0024】書込ヘッド35および36は、乗車券媒体
の磁気記録層に対して所定のエンコード磁気情報を書き
込むものである。書込ヘッド35は、磁気記録層を下側
にして搬送される乗車券媒体に対して所定の磁気情報を
書き込むものであり、逆に、書込ヘッド36は、磁気記
録層を上側にして搬送される乗車券媒体に対して所定の
磁気情報を書き込むものである。
【0025】読取ヘッド37および38は、書込ヘッド
35および36により書き込まれたエンコード磁気情報
を確認するために書き込まれたエンコード磁気情報を読
み取るものである。読取ヘッド37は、磁気記録層を下
側にして搬送される乗車券媒体の磁気情報を読み取るも
のであり、逆に、読取ヘッド38は、磁気記録層を上側
にして搬送される乗車券媒体の磁気情報を読み取るもの
である。
【0026】また、主搬送路32に沿って、読取ヘッド
33および34、書込ヘッド35および36、読取ヘッ
ド37および38の搬送路211の反対側には、支持部
材としての回転ローラ40がそれぞれに設けられてい
る。
【0027】パンチ処理部42は、主搬送路32によっ
て搬送されてくる乗車券媒体に対して、必要に応じて入
鋏としての穿孔を開けるものである。必要に応じてと
は、例えば、改札時に投入される普通乗車券媒体などに
対してということである。保留部44は、パンチ処理部
42によって乗車券媒体に穿孔を開ける際に、その乗車
券媒体を保留するためのものである。
【0028】サーマルヘッド56および58は、搬送さ
れる乗車券媒体に所定の情報を印字記録するものであ
る。サーマルヘッド56は乗車券媒体の上面に所定の情
報を印字記録するものであり、逆に、サーマルヘッド5
8は乗車券の下面に所定の情報を印字記録するものであ
る。例えば、使用履歴の印字記録が必要なプリペイドカ
ードが、印字記録面を下側にして投入口203から投入
されると、振分ゲート59により主搬送路32から副搬
送路50へ導かれ、サーマルヘッド58方向へ搬送され
る。そして、サーマルヘッド58により使用履歴がカー
ドの裏面に印字記録される。印字記録が施されたカード
は、振分ゲート62により元の主搬送路32に戻され
る。
【0029】サーマルヘッド56および58と排出口1
4との間には、振分ゲート64が設けられている。この
振分ゲート64は、受け入れられた乗車券媒体が排出す
べきものであるときにはこの乗車券媒体を排出口14方
向へ振分け、受け入れられた乗車券媒体が回収すべきも
のであるときにはこの乗車券媒体を回収部70の方向へ
振分けるようになっている。この振分ゲート64により
回収部70側へ振分けられた乗車券はシュータ72を介
して回収部70に回収される。
【0030】また、この自動改集札装置の本体10に
は、各部を駆動するためのモータが複数取り付けられて
いる。例えば、乗車券媒体を搬送する搬送ローラを駆動
するメインモータ74、ドア部20の開閉を行うドア開
閉モータ76、乗車券媒体を排出口14に搬送するイン
ダクションモータ78などが設けられている。ドア開閉
モータ76には、可変速可能なサーボモータなどが利用
される。
【0031】図3は、図1および図2で説明した自動改
集札装置の制御系を概略的に示すブロック図である。自
動改集札装置は、CPU100により全体が制御され
る。このCPU100には、CPU100の制御プログ
ラムを記憶しているROM102と、乗車券媒体から読
み取った情報の記憶および制御プログラムのバッファと
して情報を記憶するRAM104と、入場駅からこの自
動改集札装置の設置駅までの運賃情報を記憶している運
賃メモリ106と、読取ヘッド33および34を制御す
る読取回路108と、書込ヘッド35および36を制御
する書込回路110と、読取ヘッド37および38を制
御する読取回路112などが接続されている。このCP
U100により、読取ヘッド33または34で読み取ら
れた情報を基にして通行の可否判定処理が行われる。
【0032】さらに、このCPU100には、振分けゲ
ート59、62、および64などを制御する振分け制御
回路114と、サーマルヘッド56および58を制御す
るサーマルヘッド制御回路116と、投入口センサ90
および排出口センサ92などの各センサからの信号を基
に乗車券媒体の搬送状況を検知する検知回路118、乗
車券媒体を搬送するメインモータ74を制御する搬送制
御回路120と、人間検知センサ24からの出力により
乗車券媒体の投入者の通過を検知する通過検知回路12
2と、ドア部20を開閉駆動するドア開閉モータ76を
制御するドア制御回路126などが接続されている。
【0033】さらに、このCPU100には、通路案内
表示部13、投入口近傍表示部16、および排出口近傍
表示部18などの各表示部を制御する表示制御回路12
8と、表示器26を制御する表示器制御回路130と、
パンチ処理部50および52を制御するパンチ処理制御
回路132と、シャッタ28の駆動を制御するシャッタ
制御回路134と、複数の自動改集札装置を一括して監
視する監視盤140と接続するための監視盤インターフ
ェース138などが接続されている。
【0034】次に、この発明の第1のポイントであるド
ア部20の衝撃緩和制御について説明する。図4は、複
数の自動改集札装置により構成される自動改集札システ
ムを示す図である。
【0035】図4に示すように、自動改集札装置は二台
一組となり改集札処理のための改集札通路を形成する。
通常、自動改集札装置による改集札処理実行時には、ド
ア部20は図1に示すように自動改集札装置に対して平
行に待機されている。このような状態のドア部20を開
状態と称する。ドア部20が開状態のときには、通行者
の通行は可能となる。また、ドア部20が図4に示すよ
うに改集札通路をふさぐような状態を閉状態と称する。
ドア部20が閉状態のときには、通行者の通行は不能と
なる。
【0036】通行者が券を投入せずに改集札通路を通過
しようとすると、人間検知センサ24により通行者が検
知され、ドア部20が閉じて閉状態となる。通行者が投
入した券が無効券または異常券の場合にも、ドア部20
が閉じて閉状態となる。このように通行者の通行が認め
られないと、ドア部20が閉じて通行者の通行が阻止さ
れる。ドア部20により通行が阻止されたとき、通行者
がドア部20に誤って衝突してしまうことがあり危険で
ある。そこで、この発明では、通行者がドア部20に衝
突したときの衝撃を瞬時に検出して、ドア部20の開閉
駆動速度を遅くしたり開閉駆動を停止したりして、通行
者に対する衝撃を緩和する。
【0037】衝撃の検出は、例えばドア開閉モータ76
のモータ回転位置あるいはモータ回転速度の検出により
行われる。つまり、ある程度の衝撃がドア部20に加わ
ると、このドア部20を開閉しようとするドア開閉モー
タ76のモータ回転位置あるいはモータ回転速度に変化
が生じる。この回転位置あるいは回転速度の変化を検出
し、この検出された回転位置あるいは回転速度の変化を
基にしてドア部20の開閉駆動の速度制御を行ったり、
開閉駆動の停止制御を行ったりする。このような、制御
により通行者に対する衝撃が緩和される。
【0038】また、衝撃緩和のため開閉駆動の停止制御
が行われた場合、ドア部20の位置検出が行われ、すぐ
にドア部20はホームポジション(開状態または閉状
態)へ復帰される。ドア部20の位置検出は、ドア開閉
モータ76のモータ回転位置により検出される。このよ
うに停止制御後、すぐにホームポジションへの復帰制御
がなされることにより改集札処理が円滑にできる。
【0039】なお、上記説明したドア開閉モータ72の
モータ回転位置あるいはモータ回転速度の変化検出、ド
ア部20の位置検出、開閉駆動の速度制御、開閉駆動の
停止制御、およびホームポジションへの復帰制御は、ド
ア制御回路126により行われる。
【0040】ここで、上記説明した内容を図5に示すフ
ローチャートにまとめて説明する。通行者が券を投入せ
ずに改集札通路を通過しようとしたとき(ST10、Y
ES)、あるいは、投入された券による通行判定がエラ
ーとなったとき(ST14、NO)、ドア部20が閉じ
て(ST16)、通行者の通行が阻止される。このと
き、ドア開閉モータ76の回転位置あるいは回転速度の
変化が検出されると(ST18、YES)、衝撃緩和制
御が行われる(ST20)。つまり、ドア開閉モータ7
6の開閉速度制御あるいは開閉停止制御がなされる。ま
た、通行判定が許可されたときには(ST14、YE
S)、ドア部20の開状態が保たれ(ST22)、通常
の処理がなされる(ST24)。
【0041】続いて、この発明の第2のポイントである
ドア部20の閉状態の保持について説明する。改集札処
理が頻繁に行われない無人駅などでは、消費電力の節約
のため自動改集札装置の電源が切られていることがあ
る。このような電源が切られている自動改集札装置のド
ア部20は開状態となる。つまり、従来は、電源が切ら
れた自動改集札装置では通行者の通行を阻止することが
できなかった。
【0042】この発明では、例えばドア制御回路126
に自己保持型のソレノイドを使用して、電源が切られた
ときでもドア部20の閉状態が保持されるようにする。
これにより、電源が切られた自動改集札装置で通行者の
通行を阻止することができる。
【0043】また、震災、停電などの緊急時には、例え
ば監視盤140によりドア開閉モータ76を駆動させて
ドア部20を開状態にすることもできる。このときドア
開閉モータ76は、バックアップ電源80により駆動さ
れる。このように、緊急時に自動改集札装置を開状態に
することにより、乗降客の安全を確保することができ
る。
【0044】
【発明の効果】この発明の自動改集札装置は、通行阻止
ドアに加わる衝撃を検出する衝撃検出手段と、前記衝撃
検出手段による衝撃の検出状況に応じて、前記通行阻止
ドアに加わる衝撃が緩和されるように前記通行阻止ドア
の開閉駆動の速度制御または開閉駆動の停止制御を行う
衝撃緩和制御手段とを備えているので、通行阻止ドアに
所定以上の衝撃が加わると、通行阻止ドアの開閉駆動速
度が低下または開閉駆動が停止される。つまり、通行者
が通行阻止ドアにぶつかったときの衝撃が検知される
と、瞬時に通行阻止ドアの開閉駆動速度が低下されたり
開閉駆動が停止されたりして、通行者に対する衝撃が緩
和されることになる。よって、この発明によれば、安全
なドアの開閉動作が可能な自動改集札装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る自動改集札装置
の外観を概略的に示す図。
【図2】自動改集札装置の内部機構を概略的に示す図。
【図3】自動改集札装置の制御系を概略的に示すブロッ
ク図。
【図4】改集札口における自動改集札装置を示す図。
【図5】ドア開閉時における衝撃緩和制御を説明するフ
ローチャート。
【符号の説明】
10…自動改札装置本体 12…投入口 14…排出口 13…通路案内表示部 16…投入口近傍表示部 18…排出口近傍表示部 20…ドア部(通行阻止手段) 24…人間検知センサ(通行検知手段) 28…シャッタ 33、34、37、38…読取ヘッド(読取手段) 35、36…書込ヘッド 42…パンチ処理部 56、58…サーマルヘッド 100…CPU(通行可否判定手段) 126…ドア制御回路(通行阻止制御手段、衝撃検出手
段、衝撃緩和制御手段、ドア位置検出手段、復帰制御手
段、ドア位置保持手段) 140…監視盤(モード切替手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗車券媒体に記録されているデータを読み
    取る読取手段と、 通行者を検知する通行検知手段と、 前記読取手段により読み取られた乗車券媒体のデータを
    基にして通行の可否判定処理を行う通行可否判定手段
    と、 通行者の通行を阻止する通行阻止手段と、 前記通行可否判定手段による通行判定結果、および通行
    検知手段による通行者の検知状況のうちの少なくとも一
    方を基にして、前記通行阻止手段の駆動を制御する通行
    阻止制御手段と、 前記通行阻止手段に加わる衝撃を検出する衝撃検出手段
    と、 前記衝撃検出手段による衝撃の検出状況に応じて、前記
    通行阻止手段の駆動を制御する衝撃緩和制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改集札装置。
  2. 【請求項2】乗車券媒体に記録されているデータを読み
    取る読取手段と、 通行者を検知する通行検知手段と、 前記読取手段により読み取られた乗車券媒体のデータを
    基にして通行の可否判定処理を行う通行可否判定手段
    と、 開閉することにより通行者の通行を許可または阻止する
    通行阻止ドアと、 前記通行阻止ドアの位置を検出するドア位置検出手段
    と、 前記ドア位置検出手段により検出される通行阻止ドアの
    位置、前記通行可否判定手段による通行判定結果、およ
    び前記通行検知手段による通行者の検知状況のうちの少
    なくとも一つのデータを基にして、前記通行阻止ドアの
    開閉駆動を制御する通行阻止制御手段と、 前記通行阻止ドアに加わる衝撃を検出する衝撃検出手段
    と、 前記衝撃検出手段による衝撃の検出状況に応じて、前記
    通行阻止ドアの開閉駆動を停止させる衝撃緩和制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする自動改集札装置。
  3. 【請求項3】乗車券媒体に記録されているデータを読み
    取る読取手段と、 通行者を検知する通行検知手段と、 前記読取手段により読み取られた乗車券媒体のデータを
    基にして通行の可否判定処理を行う通行可否判定手段
    と、 開閉することにより通行者の通行を許可または阻止する
    通行阻止ドアと、 前記通行阻止ドアの位置を検出するドア位置検出手段
    と、 前記ドア位置検出手段により検出される通行阻止ドアの
    位置、前記通行可否判定手段による通行判定結果、およ
    び前記通行検知手段による通行者の検知状況のうちの少
    なくとも一つのデータを基にして、前記通行阻止ドアの
    開閉駆動を制御する通行阻止制御手段と、 前記通行阻止ドアに加わる衝撃を検出する衝撃検出手段
    と、 前記衝撃検出手段による衝撃の検出状況に応じて、前記
    通行阻止ドアの開閉駆動の速度を低下させる衝撃緩和制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改集札装置。
  4. 【請求項4】乗車券媒体に記録されているデータを読み
    取る読取手段と、 通行者を検知する通行検知手段と、 前記読取手段により読み取られた乗車券媒体のデータを
    基にして通行の可否判定処理を行う通行可否判定手段
    と、 開閉することにより通行者の通行を許可または阻止する
    通行阻止ドアと、 前記通行阻止ドアの位置を検出するドア位置検出手段
    と、 前記ドア位置検出手段により検出される通行阻止ドアの
    位置、前記通行可否判定手段による通行判定結果、およ
    び前記通行検知手段による通行者の検知状況のうちの少
    なくとも一つのデータを基にして、通行者の通行が許可
    または阻止されるように前記通行阻止ドアの開閉駆動を
    制御する通行阻止制御手段と、 前記通行阻止ドアに加わる衝撃を検出する衝撃検出手段
    と、 前記衝撃検出手段による衝撃の検出状況に応じて、前記
    通行阻止ドアの開閉駆動を停止させる衝撃緩和制御手段
    と、 前記衝撃緩和制御手段により開閉駆動が停止された後、
    前記通行阻止ドアを閉位置へ復帰させる復帰制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする自動改集札装置。
  5. 【請求項5】乗車券媒体に記録されているデータを読み
    取る読取手段と、 通行者を検知する通行検知手段と、 前記読取手段により読み取られた乗車券媒体のデータを
    基にして通行の可否判定処理を行う通行可否判定手段
    と、 開閉することにより通行者の通行を許可または阻止する
    通行阻止ドアと、 前記通行阻止ドアの位置を検出するドア位置検出手段
    と、 前記ドア位置検出手段により検出される通行阻止ドアの
    位置、前記通行可否判定手段による通行判定結果、およ
    び前記通行検知手段による通行者の検知状況のうちの少
    なくとも一つのデータを基にして、通行者の通行が許可
    または阻止されるように前記通行阻止ドアの開閉駆動を
    制御する通行阻止制御手段と、 前記通行阻止ドアに加わる衝撃を検出する衝撃検出手段
    と、 前記衝撃検出手段による衝撃の検出状況に応じて、前記
    通行阻止ドアの開閉駆動を停止させる衝撃緩和制御手段
    と、 前記衝撃緩和制御手段により開閉駆動が停止された後、
    前記通行阻止ドアを開位置へ復帰させる復帰制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする自動改集札装置。
  6. 【請求項6】乗車券媒体に記録されているデータを読み
    取る読取手段と、 通行者を検知する通行検知手段と、 前記読取手段により読み取られた乗車券媒体のデータを
    基にして通行の可否判定処理を行う通行可否判定手段
    と、 駆動電流が供給されることにより、通行者の通行を許可
    または阻止する通行阻止手段と、 前記通行阻止手段の開閉駆動を制御する制御手段と、 前記駆動電流の供給が停止されている状態で前記通行阻
    止手段を所定位置に保持するドア位置保持手段と、 を備えたことを特徴とする自動改集札装置。
  7. 【請求項7】乗車券媒体に記録されているデータを読み
    取る読取手段と、 通行者を検知する通行検知手段と、 前記読取手段により読み取られた乗車券媒体のデータを
    基にして通行の可否判定処理を行う通行可否判定手段
    と、 駆動電流の供給により開閉して通行者の通行を許可また
    は阻止する通行阻止ドアと、 前記通行阻止ドアの開閉駆動を制御する制御手段と、 前記通行阻止ドアの位置を検出するドア位置検出手段
    と、 前記駆動電流の供給が停止されている状態で前記通行阻
    止ドアを閉位置に保持するドア位置保持手段と、 を備えたことを特徴とする自動改集札装置。
JP8144526A 1996-06-06 1996-06-06 自動改集札装置 Pending JPH09326054A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8144526A JPH09326054A (ja) 1996-06-06 1996-06-06 自動改集札装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8144526A JPH09326054A (ja) 1996-06-06 1996-06-06 自動改集札装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09326054A true JPH09326054A (ja) 1997-12-16

Family

ID=15364385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8144526A Pending JPH09326054A (ja) 1996-06-06 1996-06-06 自動改集札装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09326054A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013254285A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Jr East Mechatronics Co Ltd 自動改札機
CN103761780A (zh) * 2013-12-10 2014-04-30 广州地铁设计研究院有限公司 应用于城市轨道交通的出站摆门系统及检票方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013254285A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Jr East Mechatronics Co Ltd 自動改札機
CN103761780A (zh) * 2013-12-10 2014-04-30 广州地铁设计研究院有限公司 应用于城市轨道交通的出站摆门系统及检票方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0778276A (ja) 自動改札装置
JPH09326054A (ja) 自動改集札装置
JP4091169B2 (ja) 自動改札装置
JP3730328B2 (ja) 自動改札システム
JP2988794B2 (ja) ゲートシステム制御方法
JP5216489B2 (ja) 自動改札装置及び自動改札装置のゲート扉制御方法
JP3967413B2 (ja) 自動改札システム
JP3782181B2 (ja) 改札装置及び改札方法
JP2801480B2 (ja) ゲートシステム
JP3368731B2 (ja) ゲート装置
JP3029411B2 (ja) 自動改札システム
KR200405940Y1 (ko) 자동 표 검색 및 분리 배출장치
JP3061974B2 (ja) ゲートシステム制御方法
JP5752540B2 (ja) 自動改札装置
JP3802188B2 (ja) 自動改札装置および自動改札方法
KR0184696B1 (ko) 자동개찰 시스템
JP2000137839A (ja) 自動改札装置
JP5931525B2 (ja) 自動改札装置
JPH0883363A (ja) 記録媒体処理装置
JP3637103B2 (ja) 自動改札装置
JPH02227793A (ja) 自動改札機
JP2001052211A (ja) 媒体処理装置
JPH06215200A (ja) 受け入れ装置及び判定装置
JPH0793607A (ja) 記録媒体処理装置
JP5420867B2 (ja) 自動改札装置