JPH0883363A - 記録媒体処理装置 - Google Patents

記録媒体処理装置

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Publication number
JPH0883363A
JPH0883363A JP6219750A JP21975094A JPH0883363A JP H0883363 A JPH0883363 A JP H0883363A JP 6219750 A JP6219750 A JP 6219750A JP 21975094 A JP21975094 A JP 21975094A JP H0883363 A JPH0883363 A JP H0883363A
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JP
Japan
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recording medium
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ticket
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opening
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Withdrawn
Application number
JP6219750A
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English (en)
Inventor
Yasushi Mochizuki
裕史 望月
Hiroyoshi Sekine
弘義 関根
Masahito Namiki
雅人 並木
Nobuyuki Sueki
信之 末木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0883363A publication Critical patent/JPH0883363A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動改札装置を健常者が通過する速度に対して
多少遅い人でも安全に利用できるようにする。 【構成】この自動改札装置は、投入された乗車券2が身
障者や老人などを示す特種券の場合、通常の動作モード
から安全モードに切り替えられ、乗車券投入後、直ちに
券投入口シャッター34を閉じるようシャッター制御回
路35に指示すると共に、磁気情報が正常でない場合で
も、ドア制御回路60に対して出口扉32の開閉速度を
遅くして閉じるよう指示するCPU42を具備してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば乗車券などの記
録媒体の改札あるいは集札を行う自動改札装置などの記
録媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば鉄道関係において、改札の
省力化を目的として、鉄道などの施設の入場口あるいは
出場口などに設けられ、施設を利用する利用者が施設に
入場あるいは出場する際または施設の乗換えを行う際、
利用者が携行する乗車券を取り込んで検査し、乗車券か
適当であれば利用者の通過を許可し、不適であれば利用
者の通過を阻止する自動改札装置が導入されている。
【0003】この自動改札装置は、入場、出場あるいは
乗換えの際に利用者により投入された乗車券の片面(裏
面)に記録されている磁気情報(例えば、入場駅および
有効な料金など)を読み取り、この読み取った情報に基
づいて利用者の通過の許可あるいは阻止を決定し、その
乗車券に所定処理、例えば印字処理などを施した後、そ
の乗車券を排出するものである。
【0004】上記した従来の自動改札装置は、平均的な
歩行速度で歩くことのできる利用者(健常者)を主に対
象としており、入口扉と出口扉の開閉制御動作は以下の
ように行われている。
【0005】まず利用者が入口扉が開いているのを確
認してから乗車券を投入する。
【0006】取出口に乗車券が残っているか否かを判
断し、残っていれば投入口のシャッタ−(券投入口シャ
ッタ−)を閉める。
【0007】乗車券から磁気ヘッドで磁気情報を読み
取り、正常であれば出口扉を開放し、また異常があった
場合には出口扉を閉じる。
【0008】ところで、上記した一連の動作は、入場者
1人が自動改札装置本体を通過する時間を約1.0 秒(ス
ピードとして2000mm/sec程度)と仮定し、自動改札装置
内部で乗車券の処理を実行するようにしているが、例え
ば利用者が連続して入口に入ってきた場合などは、自動
改札装置の処理スピードが 2人目の入場者に追い付かな
くなる。
【0009】そこで、乗車券の処理を円滑に行うため
に、通常、自動改札装置は、先に投入された乗車券を処
理中、例えば取出口に乗車券が残っていても、次の乗車
券を自動改札装置本体内に 1枚だけプールできるように
なっている。この場合、所定時間が経過すると、取出口
に残っていた乗車券は集札される。
【0010】しかしながら、上述した従来の自動改札装
置では、例えば身障者や老人などの動きの遅い利用者が
初めに進入し、その後から続いて健常者が進入し乗車券
を投入した場合、後ろの健常者(利用者)が投入した乗
車券でエラー判定が行われると、前の人が装置本体を通
過中に通過阻止動作が行われるようになる。
【0011】この場合、通過阻止のために直ちに出口側
の扉が勢いよく閉まることになり、この閉じた扉に動き
の遅い利用者が衝突したり挟み込まれるようなことがあ
る。また利用者が連続しなくとも、動きの遅い利用者が
投入した乗車券でエラー判定した場合も上記同様なこと
が起こり得る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の自動
改札装置、つまり記録媒体処理装置では、記録媒体を処
理するスピードが、動きの遅い利用者の歩行速度に合わ
ないことから、投入した記録媒体がエラー判定された場
合などは、利用者が通過中に出口側の扉が閉まることに
なり、特に利用者が老人などでは非常に危険である。
【0013】また自動改札装置は、他にも不正行為を防
止する機能が設けられている。例えば一度通過阻止のた
めに閉めた扉は、多少無理な力がかかっても開かないよ
うな扉の開閉構造になっており、このため装置本体を通
過中に利用者が転倒した場合などは、その扉にぶつかり
怪我をする恐れがありこれも危険である。
【0014】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、健常者よりも歩行速度が遅い人でも安
全に利用することのできる自動改札装置などの記録媒体
処理装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の記録媒体処理装置は、記録媒体
が投入される投入口に、該投入口を開閉自在に設けられ
た記録媒体投入阻止手段と、前記記録媒体投入阻止手段
が開放中、前記投入口に投入された前記記録媒体から情
報を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取ら
れた前記記録媒体の情報から、動きの遅い人を示す特殊
情報の有無を判断する判断手段と、この判断手段により
特殊情報があることが判断された場合、前記投入口の前
記記録媒体投入阻止手段を所定時間閉じる制御を行う制
御手段とを具備している。
【0016】また請求項2記載の記録媒体処理装置は、
投入口に投入された記録媒体が正規なものか否かに応じ
て、前記記録媒体を投入した利用者に対して扉を開閉し
通過阻止あるいは通過させる扉開閉機構を有する記録媒
体処理装置において、前記投入口に投入された記録媒体
から情報を読み取る読取手段と、前記読取手段が読み取
った情報を基に前記記録媒体が正規なものか否かと、そ
の情報に動きの遅い人を示す特殊情報が存在するか否か
を判断する判断手段と、この判断手段により前記記録媒
体が不正なものと判断され、かつ前記記録媒体の情報に
特殊情報が存在した場合、前記扉の開閉速度を遅くして
閉じるよう前記扉開閉機構を制御する制御手段とを具備
している。
【0017】さらに請求項3記載の記録媒体処理装置
は、記録媒体が投入される投入口に、該投入口を開閉自
在に設けられた記録媒体投入阻止手段と、前記記録媒体
投入阻止手段が開放中、前記投入口に投入された前記記
録媒体から情報を読み取る読取手段と、前記読取手段が
読み取った情報を基に前記記録媒体が正規なものか否か
と、その情報に動きの遅い人を示す特殊情報が存在する
か否かを判断する判断手段と、前記判断手段により判断
された結果に応じて、前記記録媒体を投入した利用者に
対して扉を開閉し通過阻止あるいは通過させる扉開閉機
構と、前記判断手段により前記記録媒体が不正なものと
判断され、かつ前記記録媒体の情報に特殊情報が存在し
た場合、前記投入口の前記記録媒体投入阻止手段を所定
時間閉じる制御を行うと共に、前記扉の開閉速度を遅く
して閉じるよう前記扉開閉機構を制御する制御手段とを
具備している。
【0018】請求項4記載の記録媒体処理装置は、請求
項2及び3記載の記録媒体処理装置において、前記扉開
閉機構は、前記扉を閉じたとき、その位置でロックする
固定手段と、前記固定手段によりロックされた前記扉に
加えられた圧力を検知する圧力検知手段と、前記制御手
段により制御されて前記扉を閉じた場合、前記圧力検知
手段により検知された応力が所定応力を越えたとき、前
記固定手段のロックを解除する制御手段とを具備してい
る。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明では、記録媒体から読み取
った情報に特殊情報があることが判断された場合、投入
口の記録媒体投入阻止手段が所定時間閉じられる。
【0020】したがって、動きの遅い人が、この特殊情
報を記録した記録媒体を持っていれば、動きの遅い人に
続いて他の利用者が処理装置へ進入できなくなり、後ろ
の人のエラーで扉が閉まるようなことがなくなる。
【0021】また請求項2記載の発明では、記録媒体が
不正なものと判断され、かつ記録媒体の情報に特殊情報
が存在した場合、扉が開閉速度を遅くして閉じられるの
で、動きの遅い人でも扉に衝突したり、挟み込まれるこ
とがなくなる。
【0022】さらに請求項3記載の発明では、記録媒体
から読み取った情報に特殊情報があることが判断された
場合、投入口の記録媒体投入阻止手段が所定時間閉じら
れると共に、記録媒体が不正なものと判断された場合は
扉が開閉速度を遅くして閉じられるので、後ろの人のエ
ラーで扉が閉まることがなく、記録媒体が不正なもので
も動きの遅い人が扉に衝突したり、挟み込まれることが
なくなる。
【0023】また請求項4記載の発明では、記録媒体の
情報に特殊情報があり、かつ記録媒体が不正のために扉
が閉じられた場合でも、扉に加えられた応力が所定応力
値を越えたときには、前記固定手段のロックが解除され
るので、利用者が装置本体を通過中に転倒し、閉じた扉
にぶつかっても、怪我をする恐れがなくなる。
【0024】この結果、健常者よりも歩行速度が遅い人
でも記録媒体処理装置としての自動改札装置を安全に利
用することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0026】図1は本発明の記録媒体処理装置に係る一
実施例の自動改札装置の構成を概略的に示す図である。
【0027】同図に示すように、自動改札装置本体1の
一端部には、磁気記録方式などにより情報が記憶される
磁気記録部を所定面(裏面)に備えるカード状記録媒体
としての乗車券2を受入れる投入口3と、他端部には投
入口3から投入された乗車券2が排出される取出口4と
が設けられている。この乗車券2としては、例えば金銭
的価値を有する料金前払方式のもの(普通乗車券、定期
券および回数券など)や金銭的価値を有する料金前払で
都度減額するSF方式(ストアード・フェアー方式)の
ものなど、厚さ、幅などがさまざまに異なる乗車券2が
使用される。例えば普通乗車券は紙券でありその幅は小
型のいわゆる切符サイズであり、定期券および回数券な
どはプラスチックカードであり、その幅はいわゆる定期
券サイズである。なお、回数券とは乗車毎に券面の所定
位置にパンチ穴が開けられてゆく定期券サイズの乗車券
である。
【0028】すなわち、乗車券2の幅は大別して2種
類、厚みとなるとその素材によってほぼ0.18mm〜0.45mm
程度までばらつくことになる。
【0029】この投入口3と取出口4との間には、投入
口3により投入された乗車券2を取出口4に搬送するた
めの搬送路5が形成されている。この搬送路5上には、
複数の検知器(センサ)6、7、8、9が設けられてお
り搬送される乗車券2の通過を検知する。
【0030】またこの搬送路5上には、投入口3から取
出口4までの間に、乗車券2に記録されている磁気情報
を読み取る磁気情報読取部(読取ヘッド)10、11、
乗車券2に対して磁気情報を記録する磁気情報記録部
(書込ヘッド)12、13、記録した磁気情報を読み取
る磁気情報読取部(読取ヘッド)14、15が設けられ
ている。これら各読取・書込ヘッド10〜15には、搬
送路5として所定の間隔をあけ、かつそれぞれの間隔を
保持するようにそれぞれ支持部材(回転ローラー)16
〜21が設けられている。また各読取・書込ヘッド10
〜15には、回転ローラー16〜21と共に自動改札装
置本体1の一側面に取り付られている。なお、各読取・
書込磁気ヘッド10〜15は乗車券2が表裏どちらの状
態で投入されたときにも裏面の磁気情報を読取および書
込可能なように搬送路5の上下にそれぞれ1対づつ設け
られている。また搬送路5上には、乗車券2を振り分け
る振分部22、23が設けられている。振分部22は普
通乗車券とそれ以外のもので後処理が異なるため、乗車
券2をその幅に応じて、例えばストアード・フェアー方
式のカード(以下SFカードと称す)などはSF処理部
24側に、普通乗車券はサーマルプリンタ25および入
鋏パンチ26側にそれぞれ振り分けるためのものであ
る。振分部23は投入された乗車券2が排出すべきもの
であった場合にその乗車券2を取出口4の方向に、また
投入された乗車券2が集札すべきものであった場合にそ
の乗車券2を集札部30方向へ振り分けるものである。
また自動改札装置本体1には、閉じることにより利用者
の通行を阻止する入口扉31と出口扉32が設けられて
いる。出口扉32には、圧力センサ33が設けられてお
り、特殊情報が記録されている乗車券2を処理中、閉じ
た出口扉32に所定応力以上の応力が加えられると、信
号を出力するようになっている。投入口3には券投入口
シャッター34が設けられており、閉めることにより投
入口3への次の乗車券投入を阻止する。
【0031】続いて図2を参照してこの自動改札装置の
制御系統の構成について説明する。同図に示すように、
この自動改札装置の制御系統は、自動改札装置全体を制
御するセントラル・プロセッシング・ユニット42(以
下CPUと称す)、このCPU42の制御プログラムと
乗車券2の磁気情報が正常であるか否かを判別するため
のデータとを記憶しているリード・オンリー・メモリ4
4(以下ROMと称す)、乗車券2から読み取った磁気
情報の記憶および制御プログラムのバッファとして情報
を記憶するランダム・アクセス・メモリ46(以下RA
Mと称す)、乗車券2の使用が開始された入場駅( ある
いは入場駅に対応した入場駅コード)に対応した運賃情
報を記憶している運賃メモリ48、読取ヘッド10、1
1、14、15を制御する読取回路50、書込ヘッド1
2、13を制御する記録回路52、検知器6〜9の出力
に基づき乗車券2の搬送状態を検知する乗車券検知回路
54、乗車券2を投入口3から取出口4までの間の搬送
路5に沿って搬送させる搬送用モータ55を制御する搬
送制御回路56、上記入口扉31、出口扉32を駆動す
るドア開閉機構58を制御するドア制御回路60、ドア
開閉機構58の出口扉32にこの扉を閉じた状態のとき
に加えられた圧力を検知する圧力センサ33、乗車券2
のプール状況に応じて券投入口シャッター34を開閉制
御するシャッター制御回路35、自動改札装置本体1を
制御する図示しない制御盤あるいはホストコンピュータ
などとの間で情報の伝達を行う伝達制御回路62などか
ら構成されている。ドア開閉機構58には、出口扉32
を閉じた状態でロックするような機械的なロック機構が
設けられており、このロック機構はロック解除信号が入
力されると扉のロックを解除する。
【0032】続いて、図3および図4を参照して自動改
札装置の動作について説明する。
【0033】図3は自動改札装置本体1を上方から見た
図、図4は通常の乗車券処理の動作を示すフローチャー
ト、図5は特種券の処理動作を示すフローチャートであ
る。この自動改札装置の場合、図3に示すように、通
常、連設された自動改札装置本体1の入口扉31および
投入口3の券投入口シャッター34は開放されている。
そして自動改札装置本体1の間、つまり入口の手前に
利用者がきたときに(矢印A)、利用者は入口扉31が
開放されいるのを確認してから一方の投入口3に、例え
ば普通乗車券、定期券、回数券、SFカードなどの乗車
券2を投入する。
【0034】ここで、乗車券2が既に投入口3に投入さ
れ(図4のステップ401 )、処理済みの乗車券2が取出
口4に残っていることが検知器9によって検知されると
(ステップ402 のYes )、券投入口シャッター34が閉
められる(ステップ403 )。一方、乗車券2が取出口4
に残っていなければ(ステップ402 のNo)、券投入口シ
ャッター34は開放されたままであり、投入口3に乗車
券2が投入可能になる。そして乗車券2が投入される
と、検知器6、7によりその幅方向のサイズが検知さ
れ、この検出結果、正規の幅であれば、入口扉31は開
放されたままの状態が維持される。
【0035】そして乗車券2は表裏にかかわらずそのま
ま搬送路5を通じて搬送されて1対づつ設けられた読取
ヘッド10、11のうちのいずれか一方により磁気情報
が読み取られ、その磁気情報は読取回路50を通じてC
PU42に取り込まれる。
【0036】ここでCPU42は取り込んだ磁気情報を
基に、投入された乗車券2の内容を判断する(ステップ
404 )。
【0037】すなわち、投入された乗車券2の磁気情報
が正常か否か、正常であれば、その乗車券2が通常のも
のが特種券かなどを判断する。ここで特種券とは、通常
の乗車券2と同じ形状で、磁気情報として身障者や老人
などのように歩行速度(動き)が遅いことを示す情報が
記録されている券である。
【0038】この判断結果、乗車券2が正常なものであ
れば(ステップ404 のYes )、出口扉32を開放したま
まにする(ステップ405 )。また乗車券2が不正でなけ
れば(ステップ404 のYes )、出口扉32を閉める(ス
テップ406 )。
【0039】ここで、図5を参照して特種券の処理につ
いて説明する。
【0040】同図に示すように、乗車券2の磁気情報を
読み取った結果(図5のステップ501 〜502 )、投入さ
れた乗車券2が特種券の場合(ステップ503 のYes )、
CPU42の処理は、通常の動作モードから安全モード
に切り替えられる。
【0041】そしてこの安全モードでは、特種券が投入
された場合、CPU42は直ちにシャッター制御回路3
5に対して券投入口シャッター34を閉じるよう指示
し、シャッター制御回路35により券投入口シャッター
34が閉じられる(ステップ504 )。このときの券投入
口シャッター34を閉じている時間は、次の人が続いて
乗車券2を投入しないように、例えば通常の閉鎖時間
(約1.0 秒)よりも長い時間とする。
【0042】なお投入された乗車券2が通常の乗車券2
の場合は(ステップ503 のNo)、通常の処理のままであ
る(ステップ505 )。
【0043】そして、特種券と判断した乗車券2に記録
されている磁気情報が正常であれば(ステップ506 のYe
s )、出口扉32を開放したままにする(ステップ507
)。また磁気情報が正常でない場合(ステップ506 のN
o)でも、CPU42はドア制御回路60に対して出口
扉32の開閉速度(扉開閉用のモータの回転スピード)
を遅くして閉じるよう指示し、ドア制御回路60により
ドア開閉機構58が制御されて、出口扉32がゆっくり
と閉じられて(ステップ508 )、ロックされる。しかも
この場合、閉じられた出口扉32に所定応力値を越える
ような無理な力、つまり瞬間的に大きな力が加わると、
圧力センサ33がこれを検知してCPU42に信号を出
力し、CPU42は即座にドア開閉機構58にロック解
除信号を出力し、扉のロックが解除されるので、出口扉
32はフリーな状態になる。
【0044】また通常の動作モードは、処理済みの乗車
券2が取出口4に所定時間以上、残されていた場合は、
自動的に集札部30に取り込むようプログラムされてい
るが、この安全モードではこの機能は解除される。
【0045】なおCPU42は、上記以外にも、乗車券
2から得た磁気情報を基に、さまざまな処理の判断を行
う。例えば投入された乗車券2の記録面の向きが上向き
か下向きか、集札すべきものか、そのまま排出すべきも
のか、乗車券2に磁気処理、パンチ処理および印刷処理
などを実行すべきかなどを判断する。
【0046】そして判断結果、例えば磁気処理などを乗
車券2に行う場合は、1対づつ設けられた書込ヘッド1
2、13のうちのいずれか一方で乗車券2の裏面に磁気
情報を書き込み、書き込み結果を、1対づつ設けられた
読取ヘッド14、15のうちのいずれか一方で読み取り
確認する。そしてCPU42は乗車券2のサイズが定期
券サイズであれば、振分部22を制御して乗車券2をS
F処理部24側に振り分ける。SF処理部24に振り分
けられた乗車券2が回数券であれば、その使用頻度に応
じて目安穴があけられ、裏面の記録部に入札駅の駅名な
どが印字される。その後、乗車券2はSF処理部24よ
り排出されて、最終的に取出口4より排出される。なお
上記した一連の動作(乗車券2が投入されてから排出す
るまでの動作)は、約1.0 秒間の間に行われる。
【0047】このように本実施例の自動改札装置によれ
ば、乗車券2に入出場するための通常の情報の他に、身
障者や老人など、利用者が動きの遅いことを示す情報を
記録しておき、それを特種券と位置付けることにより、
投入された乗車券2の磁気情報を読み取ったとき、乗車
券2が特種券であれば、CPU42は安全モードに切り
替わり、直ちに券投入口シャッター34を閉じて次の利
用者が続いて入ってくるのを防止したので、後ろから来
た人のエラーで扉が閉まるようなことがなくなる。
【0048】また乗車券2の磁気情報が正常でない場合
も乗車券2が特種券であれば、出口扉32の閉まる速度
が遅くなるので、動きの遅い人でも扉に衝突したり、挟
み込まれることがなくなる。
【0049】さらに閉じた出口扉32に瞬間的に大きな
力がかかった場合には、出口扉32をその力の方向に開
くようにしたので、身障者や老人などが装置本体を通過
中に転倒しても、閉じた出口扉32にぶつかって怪我を
する恐れがなくなる。
【0050】この結果、身障者や老人などが自動改札装
置を安全に利用できるようになる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、記録媒体から読み取った情報に特殊情報があ
ると、投入口の記録媒体投入阻止手段が所定時間閉じら
れるので、この記録媒体を動きの遅い人が持つことによ
り、記録媒体処理装置に利用者が連続して進入できなく
なり、後ろの人のエラーで扉が閉まるようなことがなく
なる。
【0052】また請求項2記載の発明によれば、記録媒
体が不正なものと判断され、かつ記録媒体の情報に特殊
情報が存在した場合、扉の開閉速度を遅くして閉じられ
るので、動きの遅い人でも扉に衝突したり、挟み込まれ
ることがなくなる。
【0053】さらに請求項3記載の発明によれば、記録
媒体から読み取った情報に特殊情報があり、記録媒体が
不正なものであった場合、投入口の記録媒体投入阻止手
段が所定時間閉じられると共に、扉が開閉速度を遅くし
て閉じられるので、後ろの人のエラーでは扉が閉まるこ
とがなく、また自身の記録媒体の不正のため、扉が閉ま
る場合もゆっくりと閉まるので、動きの遅い人が、閉ま
る扉に衝突したり、挟み込まれることがなくなる。
【0054】また請求項4記載の発明によれば、記録媒
体の情報に特殊情報があり、かつ記録媒体が不正のため
扉が閉じられた場合でも、扉に応力が加えられると、扉
がその方向に開くようになるので、利用者が装置本体を
通過中に転倒し閉じた扉にぶつかっても、怪我をする恐
れがなくなる。
【0055】この結果、健常者よりも歩行速度が遅い人
でも記録媒体処理装置としての自動改札装置を安全に利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体処理装置としての自動改札装
置の構成を概略的に示す図である。
【図2】図1の自動改札装置の制御系統を概略的に示す
図である。
【図3】連設された自動改札装置本体を上方から見た図
である。
【図4】この自動改札装置の通常動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】この自動改札装置に投入された乗車券が特種券
である場合の安全動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…自動改札装置本体、2…乗車券、3…投入口、4…
取出口、6、7、8、9…検知器、31…入口扉、32
…出口扉、33…圧力センサ、34…券投入口シャッタ
ー、35…シャッター制御回路、42…セントラル・プ
ロセッシング・ユニット(CPU)、58…ドア開閉機
構、60…ドア制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末木 信之 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が投入される投入口に、該投入
    口を開閉自在に設けられた記録媒体投入阻止手段と、 前記記録媒体投入阻止手段が開放中、前記投入口に投入
    された前記記録媒体から情報を読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られた前記記録媒体の情報か
    ら、動きの遅い人を示す特殊情報の有無を判断する判断
    手段と、 この判断手段により特殊情報があることが判断された場
    合、前記投入口の前記記録媒体投入阻止手段を所定時間
    閉じる制御を行う制御手段とを具備したことを特徴とす
    る記録媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 投入口に投入された記録媒体が正規なも
    のか否かに応じて、前記記録媒体を投入した利用者に対
    して扉を開閉し通過阻止あるいは通過させる扉開閉機構
    を有する記録媒体処理装置において、 前記投入口に投入された記録媒体から情報を読み取る読
    取手段と、 前記読取手段が読み取った情報を基に前記記録媒体が正
    規なものか否かと、その情報に動きの遅い人を示す特殊
    情報が存在するか否かを判断する判断手段と、 この判断手段により前記記録媒体が不正なものと判断さ
    れ、かつ前記記録媒体の情報に特殊情報が存在した場
    合、前記扉の開閉速度を遅くして閉じるよう前記扉開閉
    機構を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする
    記録媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体が投入される投入口に、該投入
    口を開閉自在に設けられた記録媒体投入阻止手段と、 前記記録媒体投入阻止手段が開放中、前記投入口に投入
    された前記記録媒体から情報を読み取る読取手段と、 前記読取手段が読み取った情報を基に前記記録媒体が正
    規なものか否かと、その情報に動きの遅い人を示す特殊
    情報が存在するか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により判断された結果に応じて、前記記録
    媒体を投入した利用者に対して扉を開閉し通過阻止ある
    いは通過させる扉開閉機構と、 前記判断手段により前記記録媒体が不正なものと判断さ
    れ、かつ前記記録媒体の情報に特殊情報が存在した場
    合、前記投入口の前記記録媒体投入阻止手段を所定時間
    閉じる制御を行うと共に、前記扉の開閉速度を遅くして
    閉じるよう前記扉開閉機構を制御する制御手段とを具備
    したことを特徴とする記録媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2及び3記載の記録媒体処理装置
    において、 前記扉開閉機構は、 前記扉を閉じたとき、その位置でロックする固定手段
    と、 前記固定手段によりロックされた前記扉に加えられた圧
    力を検知する圧力検知手段と、 前記制御手段により制御されて前記扉を閉じた場合、前
    記圧力検知手段により検知された応力が所定応力値を越
    えたとき、前記固定手段のロックを解除する制御手段と
    を具備したことを特徴とする記録媒体処理装置。
JP6219750A 1994-09-14 1994-09-14 記録媒体処理装置 Withdrawn JPH0883363A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008071181A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Toshiba Corp 券売機、改札機、及び、駅務システム
JP2012230541A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Nippon Signal Co Ltd:The 通行弱者検知システムおよびこれを備えたゲート装置

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