JPH09325850A - ペン入力装置 - Google Patents

ペン入力装置

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Publication number
JPH09325850A
JPH09325850A JP8141434A JP14143496A JPH09325850A JP H09325850 A JPH09325850 A JP H09325850A JP 8141434 A JP8141434 A JP 8141434A JP 14143496 A JP14143496 A JP 14143496A JP H09325850 A JPH09325850 A JP H09325850A
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JP
Japan
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pen
tablet
turned
switch
cursor
Prior art date
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Pending
Application number
JP8141434A
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English (en)
Inventor
Koujirou Yamamoto
好次郎 山本
Takeyuki Takagi
猛行 高木
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペンを介してタブレット上で描画データを入
力する際にペンスイッチをオンするタイミングについて
特段の注意を払う必要なく、通常の描画状態でペンによ
り描画するだけで簡単に描画データを入力することがで
き、もって操作当初からスムーズに描画作業を行うこと
ができるペン入力装置を提供する。 【解決手段】 ペン11を介してタブレット10がオン
されており(S1:NO、S2:YES)、且つ、ペン
スイッチ7がオンされている場合(S3:YES)に図
形等の描画が可能となるように構成する(S6乃至S1
2)。これにより、ペンスイッチ7をオンした状態でペ
ン11をタブレット10上で移動させれば図形等の描画
が可能となり、また、ペン11をタブレット10から離
せば描画が終了され、従って、ペンスイッチ7をオンす
るタイミングについて特段の注意を払う必要なく、通常
の描画状態でペン11により描画するだけで簡単に描画
データが入力され、もって使用者が初心者であっても操
作当初からスムーズに描画作業が行われ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペンにより各種の
情報が入力されるタブレットを有し、ペンスイッチを介
してタブレットをペン入力可能な状態にセットして各種
の情報を入力するペン入力装置に関し、特に、ペンを介
してタブレット上で描画データを入力する際にペンスイ
ッチをオンするタイミングについて特段の注意を払う必
要なく、通常の描画状態でペンにより描画するだけで簡
単に描画データを入力可能なペン入力装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、一対の透明電極シートをスペ
ーサにより離間させて構成されたタブレットを備え、か
かるタブレットを各種の入力モード(例えば、文字入力
モード、図形等の描画モード等)に設定した状態でペン
を介して各種の情報をディスプレイ上に表示しながら入
力可能としたペン入力装置が種々提案されている。この
種のペン入力装置において、例えば、描画モード下でペ
ンにより図形等の描画データを入力する場合、ペン入力
装置の構成に従って次のような入力方法が採用されてい
る。
【0003】例えば、描画データの入力を可能な状態に
セットするペンスイッチをペンの先端に設けておき、図
形等の描画を行う際には、タブレット上で描画始点から
ペンの先端を強く押圧してペンスイッチをオンにすると
ともに、ペンスイッチをオンに保持したまま描画終点ま
でペンを移動させ、描画終点でペンをタブレットから離
すか、或いは、押圧力を弱めるかしてペンスイッチをオ
フにすることにより一筆の描画データの入力を行う方法
が存在する。かかる描画データの入力中、その描画デー
タはディスプレイ上に表示されており、使用者は、描画
データをディスプレイ上で確認しながら、前記作業を連
続して行うことにより図形等の描画データが作成され
る。
【0004】また、ペンスイッチがペンの先端ではなく
ペン入力装置本体に設けられている場合には、タブレッ
ト上で描画始点にペンが配置された時点でペン入力装置
の本体側にてペンスイッチをオンしたままディスプレイ
上で描画データを確認しつつペンをタブレット上で描画
終点まで移動させた後、ペンスイッチをオフすることに
より一筆の描画データの入力を行う方法も存在する。
【0005】更に、ペン入力装置によっては、ペンの横
位置にペンスイッチを設けた装置が存在するが、かかる
ペン入力装置においても描画データの入力方法は、ペン
入力装置の本体側にペンスイッチが設けられている場合
と同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た3つの従来におけるペン入力装置では、いずれもペン
スイッチをオンした時点で描画データが入力可能な状態
となり、ペンがタブレットに当接した位置で描画開始位
置が決定されてしまう。この描画開始位置はディスプレ
イ上で確認されるものの、ペンをタブレットに当接した
位置が必ずしも所望の描画開始位置であるとは限らな
い。従って、前記のように決定された描画開始位置が所
望の位置でない場合には、再度描画開始位置を決定する
作業を行わなければならず、描画作業が煩雑なものとな
る問題がある。
【0007】また、前記第1番目の入力方法では、ペン
の先端にあるペンスイッチをタブレットに押圧した時点
でペンスイッチがオンとなるので、タブレット上におけ
るペン操作とペンスイッチをオンするタイミングについ
て特段の注意を払う必要はないが、前記第2番目及び第
3番目の入力方法の場合には、ペンスイッチがペン入力
装置の本体側又はペンの横位置に設けられていることか
ら、ペン操作とペンスイッチをオンさせるタイミングと
を合致させる必要がある。このように、ペン操作とペン
スイッチオンのタイミングとを合致させることは、ペン
入力装置の操作に習熟するまでは困難なものであり、従
って、操作当初からスムーズに描画作業を行うことがで
きないという問題がある。
【0008】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、ペンを介してタブレット上で描
画データを入力する際にペンスイッチをオンするタイミ
ングについて特段の注意を払う必要なく、通常の描画状
態でペンにより描画するだけで簡単に描画データを入力
することができ、もって操作当初からスムーズに描画作
業を行うことができるペン入力装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るペン入力装置は、ペンを介して各種の情
報が入力されるタブレットと、タブレットをペン入力可
能な状態にセットするペンスイッチと、ペンスイッチを
オンしつつタブレット上でペンにより入力された情報を
表示するディスプレイとを有するペン入力装置におい
て、ペンによりタブレットがオンされているかどうかを
判断する第1判断手段と、ペンスイッチがオンされてい
るかどうかを判断する第2判断手段と、第1判断手段に
よりタブレットがオンされていると判断され、且つ、第
2判断手段によりペンスイッチがオンされていると判断
された場合に、ペンを介して各種情報の入力を可能とす
る制御手段とを備えた構成を有する。
【0010】請求項1のペン入力装置では、第1判断手
段によりペンを介してタブレットがオンされていると判
断され、且つ、第2判断手段によりペンスイッチがオン
されていると判断された場合に各種情報の入力が可能と
なるので、ペンスイッチをオンした状態でペンをタブレ
ット上で移動させれば図形等の描画が可能となり、ま
た、ペンをタブレットから離せば描画が終了される。従
って、ペンスイッチをオンするタイミングについて特段
の注意を払う必要なく、通常の描画状態でペンにより描
画するだけで簡単に描画データを入力することができ、
もって操作当初からスムーズに描画作業を行うことがで
きる。
【0011】また、請求項2に係るペン入力装置は、請
求項1のペン入力装置において、前記第1判断手段によ
りタブレットがオンされていると判断された場合に、ペ
ンがタブレットに当接している位置に対応してディスプ
レイ上にカーソルを表示するカーソル表示手段を備えた
ことを特徴とする。請求項2のペン入力装置では、ペン
によりタブレットがオンされていれば、常に、カーソル
表示手段を介してペンがタブレットに当接している位置
に対応してカーソルがディスプレイ上に表示されること
となり、これによりタブレットのオン状態をカーソル表
示の有無に基づき確認することができ、特に、タブレッ
トとディスプレイとが別々の位置に設けられている場合
には、ディスプレイ上のカーソルの存在を確認すればタ
ブレットのオン状態が確認できるので、タブレットのオ
ン状態を確認するにつき非常に有効なものとなる。ま
た、ペンスイッチをオンして図形等を描画している間に
おいても、タブレットがオンしていることに基づいてカ
ーソルがディスプレイ上に表示されることとなり、従っ
て、カーソルの有無によって描画データが確実に入力さ
れているかどうかも確認することができる。
【0012】更に、請求項3に係るペン入力装置は、請
求項2のペン入力装置において、前記第1判断手段によ
りタブレットがオンされていると判断され、且つ、前記
第2判断手段によりペンスイッチがオンされていないと
判断された場合に、前記カーソル表示手段はペンがタブ
レットに当接している位置に対応してディスプレイ上に
カーソルを表示し、前記制御手段は各種情報の入力を不
可能とすることを特徴とする。請求項3のペン入力装置
では、第1判断手段によりタブレットがオンされている
と判断され、且つ、第2判断手段によりペンスイッチが
オンされていないと判断された場合には、制御手段によ
り各種情報の入力が不可能とされる一方、カーソル表示
手段を介してタブレットにおけるペンの当接位置に対応
してカーソルが表示されることとなり、これにより例え
ば、図形等を描画する際に描画始点を決定する場合に、
ペンをタブレット上に当接しつつ移動させることにより
カーソルをディスプレイ上で移動表示させながら所望の
描画開始位置を決定することができ、また、この状態で
ペンスイッチをオンすれば描画開始位置を確定すること
ができる。かかるペン入力装置は、タブレットとディス
プレイが別々に設けられている場合に描画開始位置を決
定するにつき非常に有効なものである。
【0013】更に、請求項4に係るペン入力装置は、請
求項1乃至請求項3のいずれかのペン入力装置におい
て、前記タブレット上でペンの当接位置が移動したかど
うかを判断する第3判断手段と、その第3判断手段によ
りペンの当接位置が移動したと判断された場合にペンの
移動量に対応して描画データを作成する描画データ作成
手段とを備えたことを特徴とする。請求項4のペン入力
装置では、第3判断手段によりタブレット上でペンの当
接位置が移動したと判断された場合、そのペンの移動量
に対応して描画データ作成手段により描画データが作成
される。
【0014】また、請求項5に係るペン入力装置は、請
求項4のペン入力装置において、前記カーソル表示手段
は、ペンが移動した際におけるタブレットとの最終当接
位置に対応してディスプレイ上にカーソルを表示するこ
とを特徴とする。このようにタブレットにおけるペンの
最終当接位置に対応してディスプレイ上にカーソルが表
示されるので、図形等の描画を続行する場合には、その
カーソル表示位置から再度描画を行えばよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るペン入力装置
について、本発明を具体化した実施形態に基づき図面を
参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るペ
ン入力装置の概略構成について図1に基づき説明する。
図1はペン入力装置の斜視図である。
【0016】図1において、ペン入力装置1は、本体3
と蓋2等から構成されている。かかる蓋2の中央部には
開口部5が設けられ、その開口部5からタブレット10
の上面が露出している。また、開口部5の横には多数の
孔6を有しており、かかる孔6からもタブレット10の
上面が露出している。更に、本体3には、ディスプレイ
であるLCD4が設けられており、かかるLCD4にお
いて、タブレット10を介してペン入力された文字、図
形等の内容が表示される。
【0017】また、蓋2の前端部(図1中、左端部)に
はペンスイッチ7が配設されており、かかるペンスイッ
チ7は、後述する図形等の描画を行う際に、タブレット
10を描画可能な状態にセットするスイッチである。こ
こに、ペンスイッチ7を押下してオンした状態で、ペン
11をタブレット10上面に当接してタブレット10を
オンさせつつ移動させると、ペン11の移動量に従って
図形等の描画データが作成されるとともに、その描画デ
ータがLCD4上に表示される。また、ペンスイッチ7
がオフされた状態では、タブレット10は描画可能な状
態にセットされず、従って、この場合には図形等の描画
は不可能な状態に保持される。
【0018】次に、タブレット10の詳細な構成につい
て図2を参照しながら説明する。図2はタブレット10
の平面図であり、タブレット10は、一対の透明電極シ
ートの間にスペーサを介在させてなる公知の構成を有し
ており、かかるタブレット10上には、文字、記号等を
入力するための各種のキー領域8や各種のファンクショ
ンキー領域が印刷形成された保護シート9が被着されて
いる。ここに、タブレット10は、キー領域8を介して
各種キー情報や図形等の描画時に座標情報等を出力する
ものである。
【0019】また、蓋2の孔6から露出するタブレット
10の面については、孔6から露出するタブレット10
の面をペン11で触れると、かかる孔6に該当するメニ
ュー(蓋2に印刷されたもの)を実行することができ
る。例えば、メニュー12に該当する孔6から露出する
タブレット10の面をペン11で触れると、タブレット
10の状態を図形入力モード(描画モード)またはキー
入力モードに切り替えることができる。
【0020】また、蓋2の開口部5から露出するタブレ
ット10の面については、本来のタブレットとして使用
するだけでなく、タッチパネルのように使用されること
もある。すなわち、活字等をキー入力する際には、メニ
ュー12に該当する孔6から露出するタブレット10の
面をペン11で触れて、タブレット10をキー入力モー
ドにする。タブレット10のキー入力モードでは、タブ
レット10はタッチパネルのように使用できる状態にあ
り、保護シート9に印刷されたキー領域8にペン11を
触れることより、タブレット10で文字等のキー入力を
行うことができる。
【0021】また、手書きの絵等をペン11で図形入力
する際には、メニュー12に該当する孔6から露出する
タブレット10の面をペン11で触れて、タブレット1
0を図形入力モードにする。タブレット10の図形入力
モードでは、タブレット10は保護シート9に印刷され
たキー領域8を無視(キー入力不能な状態に)できる状
態にあり、タブレット10を本来のタブレットとして使
用し、ペン11をタブレット10上に当接してタブレッ
ト10をオンさせつつ移動することにより各種の図形等
の図形入力を行うことができる。
【0022】次に、ペン入力装置1の制御系について図
3に基づき説明する。図3はペン入力装置の制御ブロッ
ク図であり、ペン入力装置1は、前記タブレット10に
加え、制御ユニット20、印字機構ユニット21等から
構成される。制御ユニット20は、CPU30、CG−
ROM31、モータ駆動回路32、LCD4等を有して
おり、電源ON/OFF、タブレット10からのキー検
出及び座標検出、印字機構ユニット21の制御、LCD
4の表示制御などを行うものである。
【0023】CPU30は、タブレット10、LCD
4、印字機構ユニット21等を制御する信号の入力/出
力を行うものであり、かかるCPU30にはROM及び
RAMが内蔵されている。ROMには、後述する描画制
御プログラム、LCD4の表示制御プログラム、その他
ペン入力装置の制御上必要な各種のプログラム等が記憶
されており、CPU30はこれらのプログラムに従って
タブレット10、LCD4、印字機構ユニット21等の
制御を行う。また、RAMには、LCD4用の表示バッ
ファ、印字バッファ等の記憶領域が設けられており、文
字のコードデータのバッファとして使用したり、描画デ
ータの展開・保存に使用される。
【0024】CG−ROM31は、文字を表示/印字す
る場合のキャラクタージェネレータであり、各種の文字
や絵などのデータを内蔵するものである。モータ駆動回
路32は、印字機構ユニット21内のモータ35を駆動
するための回路である。LCD4は、シールに印刷する
内容(例えば、タブレット10においてペン11で入力
された文字、図形等)を表示したり、また、操作補助の
ためにメニューやキー入力の結果を表示するものであ
る。
【0025】印字機構ユニット21は、カセットセンサ
33、サーマルヘッド34、モータ35などから構成さ
れており、セットされたテープカセットのテープに印字
を行うものである。カセットセンサ33は、テープカセ
ットのセットの有無、テープ種類、テープ幅、インク種
類等の情報を検知して、その検知データをCPU30に
出力するものである。サーマルヘッド34は、セットさ
れたテープカセットに熱転写印字を行うための印字ヘッ
ドであり、モータ35でテープを送りながら複数の発熱
素子を選択的に駆動して文字、図形等をインクリボンを
介してテープ上に印字する。モータ35は、セットされ
たテープカセットのインクリボンやテープを送るための
ものである。尚、印字機構ユニット21の構成について
は公知であり、従って、ここではその詳細な説明を省略
する。
【0026】続いて、前記ペン入力装置1において図形
入力モード(描画モード)が設定されている時に行われ
る描画制御について図4に基づき説明する。図4は描画
制御プログラムのフローチャートである。
【0027】図4において、描画制御が開始されると、
ステップ(以下、Sと略記する)1においてタブレット
10上の保護シート9におけるファンクションキー領域
がオンしているかどうか判断される。ファンクションキ
ー領域がオンしている場合(S1:YES)には、その
ファンクションに対応する処理を行うべく描画制御を終
了するが、これに対して、ファンクションキー領域がオ
ンしていない場合(S1:NO)には、S2に移行す
る。
【0028】S2においては、ペン11がタブレット1
0に当接されてタブレット10がオンしているかどうか
判断される。タブレット10がオンしていない場合(S
2:NO)にはS1に戻ってタブレット10がオンされ
るまで待機する一方、タブレット10がオンしている場
合(S2:YES)には、S3にてペンスイッチ7がオ
ンしているかどうか判断される。
【0029】ペンスイッチ7がオンしている場合(S
3:YES)には、ペン11とタブレット10を介して
図形等の描画が可能な状態となり、S5にてペン11が
タブレット10に当接している位置が描画開始位置
(点)として決定される。このように、タブレット10
がオンしており(S2:YES)、且つ、ペンスイッチ
7がオンしている(S3:YES)場合に、図形等の描
画が可能となるので、ペンスイッチ7をオンするタイミ
ングについて特段の注意を払う必要なく、通常の描画状
態でペンにより描画するだけで簡単に描画データを入力
することができ、従って、使用者が初心者である場合に
おいても操作当初からスムーズに描画作業を行うことが
できる。
【0030】一方、ペンスイッチ7がオンしていない場
合(S3:NO)には、S4にてタブレット10におけ
るペン11の当接位置に対応してLCD4上にカーソル
Kを表示(図5等参照)した後、S1に戻る。このよう
に、S2にてタブレット10がオンしていると判断され
(S2:YES)、且つ、S3にてペンスイッチ7がオ
ンしていないと判断された(S3:NO)場合には、描
画データの入力を可能とすることなく、ペン11の当接
位置に対応してカーソルKをLCD4上に表示するの
で、これにより例えば、図形等を描画する際に描画開始
位置を決定する場合に、ペン11をタブレット10上に
当接しつつ移動させることによりカーソルKをLCD4
上で移動表示させながら所望の描画開始位置を決定する
ことができる。また、この状態でペンスイッチ7をオン
すればS5にて描画開始位置を確定することができる。
従って、本実施形態におけるように、タブレット10と
LCD4が別々に設けられている場合に描画開始位置を
決定するにつき非常に有効なものである。
【0031】S6においては、タブレット10がオン状
態にあるかどうか再度判断される。タブレット10がオ
ン状態にある場合(S6:YES)にはS8に移行する
一方、タブレット10が既にオン状態にない場合(S
6:NO)には、描画が中止されたものとしてS7にて
LCD4に表示したカーソルKを消した後、S1に戻
る。また、S8においては、ペンスイッチ7がオンされ
ているかどうか判断される。ペンスイッチ7がオンされ
ている場合(S8:YES)には、S9にてタブレット
10上でペン11が移動されたか、換言すれば、タブレ
ット10上のオン位置が移動して座標変化が発生したか
どうか判断される。一方、ペンスイッチ7がオンされて
いない場合(S8:NO)にはS12に移行する。
【0032】S9において、タブレット10上でオン位
置の座標変化が発生したと判断された場合(S9:YE
S)、前記S5にて決定された描画開始位置からその時
点における現在位置(点)まで、タブレット10上にお
けるオン位置の変化量に従って直線データを作成すると
ともに、その直線を描画する(S10)。かかる直線は
LCD4上にも表示される。一方、タブレット10上で
オン位置の座標変化がない場合(S9:NO)にはS1
2に移行する。また、S11では、タブレット10上に
おけるオン位置の現在位置(点)を開始位置(始点)と
して設定し、更に、S12では、S11にて設定された
開始位置に対応してLCD4上にカーソルKを表示す
る。この後、S6に戻って前記S6以降の処理が行われ
る。
【0033】ここに、前記S5にて描画開始位置が決定
された後、ペン11によりタブレット10がオンされて
いれば(S6:YES)、ペンスイッチ7がオンされて
いるかどうかに拘わらず(S8:YES又はNO)、常
に、タブレット10上においてペン11が当接している
現在の当接位置とに対応してカーソルKがLCD4上に
表示されるので(S12)、タブレット10のオン状態
をカーソル表示の有無に基づき確認することができる。
特に、本実施形態におけるようにタブレット10とLC
D4とが別々の位置に設けられている場合には、LCD
4上のカーソルKの存在を確認すればタブレット10の
オン状態が確認できるので、タブレット10のオン状態
を確認するにつき非常に有効なものとなる。また、ペン
スイッチ7をオンして図形等の描画中(S8:YES、
S9:YES、S10乃至S12)においても、タブレ
ット10がオンしていることに基づいてカーソルKがL
CD4上に表示されることとなり、従って、カーソルK
の有無によって描画データが確実に入力されているかど
うかも確認することができる。
【0034】また、S12において、タブレット10に
おけるペン11の最終当接位置(現在におけるタブレッ
トオン位置)に対応してLCD4にカーソルKが表示さ
れるので、図形等の描画を続行する場合には、そのカー
ソル位置から再度描画を行えばよい。
【0035】次に、前記した描画制御処理の理解を容易
にするためペン入力装置1を介して図形を描画する例に
ついて図5乃至図7に基づき説明する。図5はタブレッ
ト10上に当接されたペン11の位置に対応してLCD
4上にカーソルKを表示した状態を模式的に示す説明
図、図6はタブレット10上でペン11を移動させなが
ら図形を描画しているLCD4の状態を模式的に示す説
明図、図7は描画終了後の図形をLCD4に表示してい
る状態を模式的に示す説明図である。
【0036】先ず、ペン入力装置1において、ペン11
を介してタブレット10上で図形を描画しようとする場
合、ペン11をタブレット10上に当接してタブレット
をオン状態にする(S1:NO、S2:YES)。これ
により、ペンスイッチ7をオンにしなくても(S3:N
O)、ペン11の当接位置にカーソルKが表示される
(S4)。このようにカーソルKがLCD4に表示され
た状態が図5に示されている。この状態では、図形の描
画は不可能な状態にあり、従って、先ず図形を描画する
につき描画開始位置を決定する場合に、ペン11をタブ
レット10上に当接しつつ移動させることによりカーソ
ルKをLCD4で移動表示させながら所望の描画開始位
置が決定される。この後ペンスイッチ7がオンされると
(S3:YES)、ペン11の当接位置にて描画開始位
置が確定される(S5)。
【0037】前記のように描画開始位置が確定された
後、ペンスイッチ7をオンしながらタブレット10上で
ペン11を移動させることにより描画の一筆が描かれ
(S6:YES、S8:YES、S9:YES、S10
乃至S12)、かかる描画操作を繰り返して行えば徐々
に図形Fが描画されていく。この状態が図6に示されて
いる。そして、図形Fの描画が終了した後に、タブレッ
ト10からペン11を離した場合にはタブレット10は
オフとなり(S6:NO)、これによりカーソルKはL
CD4上から消される(S7)。この状態が図7に示さ
れている。前記したようにペン11をタブレット10上
で操作することにより図形Fが描画されていくものであ
る。
【0038】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
ペン入力装置1では、ペン11を介してタブレット10
がオンされており、且つ、ペンスイッチ7がオンされて
いる場合に図形等の描画が可能となるように構成したの
で、ペンスイッチ7をオンした状態でペン11をタブレ
ット10上で移動させれば図形等の描画が可能となり、
また、ペン11をタブレット10から離せば描画が終了
され、従って、ペンスイッチ7をオンするタイミングに
ついて特段の注意を払う必要なく、通常の描画状態でペ
ン11により描画するだけで簡単に描画データを入力す
ることができ、もって使用者が初心者であっても操作当
初からスムーズに描画作業を行うことができる。
【0039】また、ペン11によりタブレット10がオ
ンされていれば、常に、ペン11がタブレット1に当接
している位置に対応してカーソルKがLCD4上に表示
されることとなり、これによりタブレット10のオン状
態をカーソル表示の有無に基づき確認することができ
る。特に、タブレット10とLCD4とが別々の位置に
設けられている本実施形態の場合には、LCD4上のカ
ーソルKの存在を確認すればタブレット10のオン状態
が確認できるので、タブレット10のオン状態を確認す
るにつき非常に有効なものとなる。更に、ペンスイッチ
7をオンして図形等の描画中においても、タブレット1
0がオンしていることに基づいてカーソルKがLCD4
上に表示されることとなり、従って、カーソルKの有無
によって描画データが確実に入力されているかどうかも
確認することができる。
【0040】更に、タブレット10がオンされていると
判断され、且つ、ペンスイッチ7がオンされていないと
判断された場合には、図形等の入力が不可能とされる一
方、タブレット10におけるペン11の当接位置に対応
してカーソルKが表示され、従って図形等を描画する際
に描画開始位置を決定する場合に、ペン11をタブレッ
ト10上に当接しつつ移動させることによりカーソルK
をLCD4上で移動表示させながら所望の描画開始位置
を決定することができる。また、この状態でペンスイッ
チ7をオンすれば描画開始位置を確定することができ
る。かかる構成は、タブレット10とLCD4が別々に
設けられている本実施形態にあっては描画開始位置を決
定するにつき非常に有効なものである。
【0041】また、ペン11が移動した際におけるタブ
レット10との最終当接位置に対応してLCD4上にカ
ーソルKが表示されるので、図形等の描画を続行する場
合には、そのカーソル表示位置から再度描画を行えばよ
い。
【0042】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1のペン入力装
置では、第1判断手段によりペンを介してタブレットが
オンされていると判断され、且つ、第2判断手段により
ペンスイッチがオンされていると判断された場合に各種
情報の入力が可能となるので、ペンスイッチをオンした
状態でペンをタブレット上で移動させれば図形等の描画
が可能となり、また、ペンをタブレットから離せば描画
が終了される。従って、ペンスイッチをオンするタイミ
ングについて特段の注意を払う必要なく、通常の描画状
態でペンにより描画するだけで簡単に描画データを入力
することができ、もって操作当初からスムーズに描画作
業を行うことができる。
【0044】また、請求項2のペン入力装置では、ペン
によりタブレットがオンされていれば、常に、カーソル
表示手段を介してペンがタブレットに当接している位置
に対応してカーソルがディスプレイ上に表示されること
となり、これによりタブレットのオン状態をカーソル表
示の有無に基づき確認することができ、特に、タブレッ
トとディスプレイとが別々の位置に設けられている場合
には、ディスプレイ上のカーソルの存在を確認すればタ
ブレットのオン状態が確認できるので、タブレットのオ
ン状態を確認するにつき非常に有効なものとなる。ま
た、ペンスイッチをオンして図形等の描画中において
も、タブレットがオンしていることに基づいてカーソル
がディスプレイ上に表示されることとなり、従って、カ
ーソルの有無によって描画データが確実に入力されてい
るかどうかも確認することができる。
【0045】更に、請求項3のペン入力装置では、第1
判断手段によりタブレットがオンされていると判断さ
れ、且つ、第2判断手段によりペンスイッチがオンされ
ていないと判断された場合には、制御手段により各種情
報の入力が不可能とされる一方、カーソル表示手段を介
してタブレットにおけるペンの当接位置に対応してカー
ソルが表示されることとなり、これにより例えば、図形
等を描画する際に描画始点を決定する場合に、ペンをタ
ブレット上に当接しつつ移動させることによりカーソル
をディスプレイ上で移動表示させながら所望の描画開始
位置を決定することができ、また、この状態でペンスイ
ッチをオンすれば描画開始位置を確定することができ
る。かかるペン入力装置は、タブレットとディスプレイ
が別々に設けられている場合に描画開始位置を決定する
につき非常に有効なものである。
【0046】更に、請求項4のペン入力装置では、第3
判断手段によりタブレット上でペンの当接位置が移動し
たと判断された場合、そのペンの移動量に対応して描画
データ作成手段により描画データが作成される。また、
請求項5のペン入力装置では、タブレットにおけるペン
の最終当接位置に対応してディスプレイ上にカーソルが
表示されるので、図形等の描画を続行する場合には、そ
のカーソル表示位置から再度描画を行えばよい。
【0047】以上より本発明は、ペンを介してタブレッ
ト上で描画データを入力する際にペンスイッチをオンす
るタイミングについて特段の注意を払う必要なく、通常
の描画状態でペンにより描画するだけで簡単に描画デー
タを入力することができ、もって操作当初からスムーズ
に描画作業を行うことができるペン入力装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ペン入力装置の斜視図である。
【図2】タブレットの平面図である。
【図3】ペン入力装置の制御ブロック図である。
【図4】描画制御プログラムのフローチャートである。
【図5】タブレット上に当接されたペンの位置に対応し
てLCD上にカーソルを表示した状態を模式的に示す説
明図である。
【図6】タブレット上でペンを移動させながら図形を描
画しているLCDの状態を模式的に示す説明図である。
【図7】描画終了後の図形をLCDに表示している状態
を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 ペン入力装置 4 LCD 7 ペンスイッチ 10 タブレット 11 ペン 20 制御ユニット 21 印字機構ユニット 30 CPU K カーソル F 図形

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペンを介して各種の情報が入力される
    タブレットと、タブレットをペン入力可能な状態にセッ
    トするペンスイッチと、ペンスイッチをオンしつつタブ
    レット上でペンにより入力された情報を表示するディス
    プレイとを有するペン入力装置において、 ペンによりタブレットがオンされているかどうかを判断
    する第1判断手段と、 ペンスイッチがオンされているかどうかを判断する第2
    判断手段と、 第1判断手段によりタブレットがオンされていると判断
    され、且つ、第2判断手段によりペンスイッチがオンさ
    れていると判断された場合に、ペンを介して各種情報の
    入力を可能とする制御手段とを備えたことを特徴とする
    ペン入力装置。
  2. 【請求項2】 前記第1判断手段によりタブレットが
    オンされていると判断された場合に、ペンがタブレット
    に当接している位置に対応してディスプレイ上にカーソ
    ルを表示するカーソル表示手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のペン入力装置。
  3. 【請求項3】 前記第1判断手段によりタブレットが
    オンされていると判断され、且つ、前記第2判断手段に
    よりペンスイッチがオンされていないと判断された場合
    に、前記カーソル表示手段はペンがタブレットに当接し
    ている位置に対応してディスプレイ上にカーソルを表示
    し、前記制御手段は各種情報の入力を不可能とすること
    を特徴とする請求項2記載のペン入力装置。
  4. 【請求項4】 前記タブレット上でペンの当接位置が
    移動したかどうかを判断する第3判断手段と、その第3
    判断手段によりペンの当接位置が移動したと判断された
    場合にペンの移動量に対応して描画データを作成する描
    画データ作成手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載のペン入力装置。
  5. 【請求項5】 前記カーソル表示手段は、ペンが移動
    した際におけるタブレットとの最終当接位置に対応して
    ディスプレイ上にカーソルを表示することを特徴とする
    請求項4記載のペン入力装置。
JP8141434A 1996-06-04 1996-06-04 ペン入力装置 Pending JPH09325850A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8032177B2 (en) 2003-12-26 2011-10-04 Lg Electronics Inc. Mobile communication device with enhanced image communication capability
US9065997B2 (en) 2004-07-27 2015-06-23 Lg Electronics Inc. Image signal processing apparatus and method thereof in mobile communications terminal

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8032177B2 (en) 2003-12-26 2011-10-04 Lg Electronics Inc. Mobile communication device with enhanced image communication capability
US8115798B2 (en) 2003-12-26 2012-02-14 Lg Electronics Inc. Mobile communication device with enhanced image communication capability
US9065997B2 (en) 2004-07-27 2015-06-23 Lg Electronics Inc. Image signal processing apparatus and method thereof in mobile communications terminal

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