JPH09212305A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JPH09212305A
JPH09212305A JP1442496A JP1442496A JPH09212305A JP H09212305 A JPH09212305 A JP H09212305A JP 1442496 A JP1442496 A JP 1442496A JP 1442496 A JP1442496 A JP 1442496A JP H09212305 A JPH09212305 A JP H09212305A
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JP
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image
screen
coordinate
pointing device
coordinates
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Application number
JP1442496A
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English (en)
Inventor
Junji Teragaki
淳二 寺垣
Junji Ikegami
淳二 池上
Hideji Hotta
英児 堀田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポインティングデバイスによる画像移動する
ためのモード切替操作を、キー操作やアイコン選択を伴
うことなく簡単に済ませる。 【解決手段】 原画像データはデータ記憶部2に記憶さ
れ、そのうち表示分の画像データが表示メモリ3に記憶
されて表示部4の画面に表示される。ポインティングデ
バイス6を操作して指定された画面上の座標は、座標検
出部7により検出され、そのうち描画領域内を指定する
座標信号が画像データ検出部8から切替制御部9を介し
てスクロール処理部10または画像処理部11に送られ
る。画像処理部11は入力した座標信号に基づき描画等
の画像処理を行い、スクロール処理部10は入力した座
標信号に基づき画像をスクロールさせる。切替制御部9
からの座標信号の転送先はポインティングデバイス6に
設けられた切替操作部6aを操作することにより手元で
切替可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マウスやペン等か
らなるポインティングデバイスの操作でスクロール等の
画像移動処理をする機能を備えた表示制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えばある解像度の原画像のデータを、
異なる解像度のディスプレイ装置の画面上に表示させる
場合、原画像データの1ビットがディスプレイ装置の画
面の1ピスセルに対応させて表示されることになる。こ
の場合、画面上に原画像の全てを表示し切れなければそ
の一部分だけが表示されることになる。そこで、画面上
に現在表示されていない部分を見られるように、表示さ
れる画像を移動させるスクロール等の画像移動機能が備
えられている。
【0003】スクロールの方法として、スクロールキー
等のキーを操作して画像を例えば上下左右に移動させる
方法と、マウス等のポインティングデバイスを用いて行
う方法とが知られている。キー操作による方法によると
上下左右など所定方向にしか画像を移動できないので原
画像を所望する位置に移動させるためには操作が非常に
面倒である。
【0004】これに対し、ポインティングデバイスによ
る方法は、画面上に表示されている画像上の任意の位置
にカーソルを移動し、マウスをその操作部を押したまま
移動させるドラッグ操作をする。このとき、最初に指定
した点でカーソルに原画像が貼り付いた状態となり、マ
ウスを操作したカーソルの移動に追随して原画像全体が
任意の位置に移動し、操作者が原画像全体をリアルタイ
ムに得ることができるようになっている(例えば特開昭
61−240767号公報)。従って、マウス等のポイ
ンティングデバイスを使用してスクロールする方法によ
れば、斜め方向や曲線軌跡を描くような画像の移動が可
能であるため所望する位置に原画像を簡単に移動させる
ことができる。
【0005】また、画面上に表示されている画像データ
に、直線,曲線,四角形等の画像を描画する図形処理モ
ードを備えている表示制御装置がある。例えば、操作者
が描画する図形を指定し、マウス等のポインティングデ
バイスを用いて、表示されている画像データ上の任意の
位置にカーソルを移動し、例えばマウスのドラッグ操作
をすることにより指定した図形を描画する画像処理用ソ
フトウェアが市販されている(例えばマイクログラフィ
ックス社製の「Windows Draw」)。また、表示されてい
る画像データ上でドラッグ操作することにより、ポイン
ティングデバイスの軌跡を描画する機能も実現されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば画面上に原画像
の一部しか表示されていない画面上でポインティングデ
バイスを使用して描画しているときに、現在画面に表示
されていない部分に描画を加えたい場合には、スクロー
ルにより画像を移動させる必要がある。描画に使用して
いるポインティングデバイスを使用してスクロールする
場合、ポインティングデバイスをスクロールのための使
用できるようにするため描画モードからスクロールモー
ドに切り換える切換操作が必要があった。このモードの
切換操作は、通常キー操作によるか、画面上に表示され
たアイコンをポインティングデバイスで選択することに
より行われる。
【0007】例えばキー操作による場合、描画中にスク
ロールするためには、キー操作してまず描画モードから
スクロールモードに切換え、ポインティングデバイスを
操作して所望する位置に原画像をスクロールさせた後、
再びキー操作してスクロールモードから元の描画モード
に切換える。このように描画中にスクロールするときの
操作が面倒であるという問題があった。また、キー操作
によるモード切換えのために視点を画面から外す必要が
あり、モード切換操作に意識が奪われるため、描画のイ
メージが中断されてしまう。
【0008】一方、画面上に表示されたアイコンを選択
してモード切換操作する場合は、視点を画面から離す必
要はないものの、モード切替えのためのアイコン選択の
ためカーソルをいちいち画面端部まで移動させるポイン
ティングデバイスの操作が必要であった。すなわち、ス
クロールするために描画を途中で止めたそのカーソル位
置から直ぐにスクロール操作を開始することができなか
った。また、カーソルを画面端部のアイコン位置まで移
動させる操作に意識が奪われ、やはり描画のイメージが
中断される。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、ポインティングデバイス
による画像移動のためのモード切換え操作を、キー操作
やカーソル移動操作を伴うことなく簡単に済ませること
ができる表示制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、ポインティングデバイス
に画像処理モードと画像移動モード間のモード切替えの
ための切替操作部を設けた。
【0011】請求項2に記載の発明では、表示手段の画
面上の任意の座標を指定する操作をするためのポインテ
ィングデバイスと、前記ポインティングデバイスにより
指定された座標を検出する座標検出手段と、前記座標検
出手段からの入力座標に基づき表示手段の表示枠内の画
像を移動させる画像移動手段と、前記座標検出手段から
の入力座標に基づき表示手段の表示枠内に描画する画像
処理手段と、前記座標検出手段により検出された座標信
号の転送先を、少なくとも画像移動手段と前記画像処理
手段との間で切り替える切替制御手段と、前記ポインテ
ィングデバイスに設けられ、前記切替制御手段に対して
前記座標検出手段からの座標信号の転送先の切り替えを
指令するための切替操作部とを備えた。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の前記表示制御装置において、前記ポインティングデ
バイスはマウスである。請求項4に記載の発明では、請
求項2に記載の前記表示制御装置において、前記座標検
出手段は前記表示手段の画面上に筆記された座標を検出
可能に前記画面上に設けられたタブレットであって、前
記画面上に筆記するための前記ポインティングデバイス
としての筆記手段に前記切替操作部が設けられている。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の表示制御装置において、前記画像処理手段は、前記
筆記手段により画面上に筆記された文字の入力座標に基
づき文字を認識するとともに、認識した文字を所定の書
体で画面上に出力する文字認識手段を備えた。
【0014】請求項6に記載の発明では、請求項2〜請
求項5のいずれか一項に記載の表示制御装置において、
前記画像移動手段は、前記ポインティングデバイスによ
り指定された座標経路に追随して前記画像を移動させる
スクロール手段である。
【0015】請求項7に記載の発明では、請求項2〜請
求項6に記載の表示制御装置において、前記画像移動手
段は、前記ポインティングデバイスにより画面上に指定
された座標経路の始点位置から終点位置に一度で画像を
移動させるようにした。
【0016】請求項8に記載の発明では、請求項2〜請
求項7に記載の表示制御装置において、前記画像移動手
段による画像移動方向は、前記ポインティングデバイス
による座標移動方向と同一方向に設定されている。
【0017】従って、請求項1に記載の発明によれば、
ポインティングデバイスに設けられた切替操作部を手元
で操作するだけで、画像処理モードと画像移動モード間
のモード切替えが可能となる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、ポインテ
ィングデバイスに設けられた切替操作部の操作により、
ポインティングデバイスにより指定された座標を検出し
た座標検出手段からの座標信号の転送先が、画像移動手
段と画像処理手段との間で切替制御手段により切り替わ
る。座標信号の転送先が画像処理手段のとき、ポインテ
ィングデバイスにより指定された座標に基づき画像処理
手段により表示手段の表示枠内に描画または文字が表示
される。一方、この状態から切替操作部が操作されて座
標信号の転送先が画像移動手段となると、ポインティン
グデバイスにより指定された座標に基づき画像移動手段
により表示手段の表示枠内の画像が移動される。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、マウスに
設けられた切替操作部の切替操作により、マウスによる
指定座標に基づく処理が描画処理と画像移動処理とに切
り替わる。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、筆記手段
による表示画面上への筆記により指定れた座標信号がタ
ブレットから画像移動手段または画像処理手段に転送さ
れる。筆記手段に設けられた切替操作部を手元で切替え
操作することにより、画像処理モードと画像移動モード
とのモード切替えが可能となる。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、文字認識
手段により、筆記手段により画面上に筆記された文字の
入力座標に基づきその文字が認識され、その認識された
文字が所定の書体で画面上に出力される。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、切替操作
部が画像移動モードに操作されているとき、スクロール
手段により画面上の画像は、ポインティングデバイスに
より指定された座標経路に追随して移動する。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、ポインテ
ィングデバイスに設けられた切替操作部が画像移動モー
ドに操作されているとき、画像移動手段によりポインテ
ィングデバイスにより画面上に指定された座標経路の始
点位置から終点位置に一度で画像が移動する。
【0024】請求項8に記載の発明によれば、画像移動
手段により画像は、ポインティングデバイスによる座標
移動方向と同一方向に移動される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態の表示制御装置を図1〜図10に基づいて説明す
る。
【0026】図1は表示制御装置の機能ブロック図であ
る。図1に示すように、表示制御装置は、中央制御部
1,データ記憶部2,表示メモリ3,表示手段としての
表示部4,データ入力部5,ポインティングデバイス
6,座標検出部7,画像データ検出部8,切替制御部
9,画像移動手段及びスクロール手段としてのスクロー
ル制御部10,画像処理手段としての画像処理部11,
及び入力指示部12を備えている。
【0027】中央制御部1は、各部とのデータの入出力
制御や演算処理等を行って、本装置を統括的に制御す
る。データ記憶部2は、画像データやテキストデータを
記憶し、例えば原画像データのビットマップデータ(以
下、原画データという)や原文書データのビットマップ
データを記憶する。
【0028】表示メモリ3は、データ記憶部2に記憶さ
れている原画データや原文書データのうち表示部4に表
示する一部の画像データや文書データを記憶するための
ものである。
【0029】表示部4は、表示メモリ3に記憶された画
像データや文書データを画面上に視覚的に表示するため
のものであり、通常LCDやCRT,LEDディスプレ
イ,プラズマディスプレイ等からなるものである。
【0030】データ入力部5は、装置外部から原画デー
タや文書データを取り込むためのものである。例えば入
力インタフェースと、これに接続されるスキャナ等の読
取装置、電話回線やLAN,WAN等の通信回線と接続
するためのモデム等の接続装置、ハードディスクやフロ
ッピーディスク,光ディスク,光磁気ディスク,不揮発
性RAM等の記憶媒体からデータを取り込むための外部
記憶装置などから構成される。
【0031】ポインティングデバイス6は、利用者が描
画やアイコン指定などするため画面上の任意の座標を入
力するために操作するものである。座標検出部7は、ポ
インティングデバイス6により指定された座標を検出す
るためのものである。
【0032】画像データ検出部8は、座標検出部7によ
り検出された座標が画面のどのエリア内に属するかによ
ってその入力信号の指令内容を判別するためのものであ
り、例えば検出座標が画面の描画エリア内であれば描画
信号と、アイコンエリア内であればそのアイコンの指令
内容を実行させる指令信号と判別する。
【0033】切替制御部9は、画像データ検出部8から
の座標信号の伝送先を、ポインティングデバイス6に設
けられた切替操作部6aからの信号に基づきスクロール
制御部10と画像制御部11との間で切替制御するため
のものである。
【0034】スクロール制御部10は、切替制御部9か
ら入力した座標信号に基づき画面上の表示画面をスクロ
ールさせる制御をするためのものである。画像処理部1
1は、切替制御部9から入力した座標信号に基づきその
座標軌跡に沿った描画を画面上に出力する表示制御をす
るためのものである。
【0035】入力指示部12は、モード切替えなどを利
用者がポインティングデバイス6以外による入力操作、
例えばキー操作などで指示操作するためのものである。
本実施形態では、この表示制御装置はディスプレイ画面
にペンを用いて筆記して画面上に描画可能な図3に示す
手書き入力装置20で構成される。図2は手書き入力装
置20の電気構成ブロック図である。
【0036】図2に示すように、手書き入力装置20
は、中央制御装置(以下、CPUという)21,ROM
22,画像メモリ(RAM)23,ビデオRAM24,
LCD25,入力インタフェース26,LCDコントロ
ーラ27,タブレットコントローラ28及びタブレット
29を備えている。各装置21〜28はシステムバス3
0を介して互いに接続されている。また、入力インタフ
ェース26には外部記憶装置31,スキャナ32,各種
キー33,ペン34に設けられたスイッチ34a及びモ
デム35が接続されている。
【0037】図3に破線で示すように、LCD25はT
N(Twisted Nematic )型のマトリクス液晶表示装置で
あり、そのLCD25上には静電式の透明なタブレット
29が重ね合わせ配置されている。ペン34は、静電方
式のペン型ポインティングデバイスである。タブレット
29は利用者によるペン34を用いた筆記入力に応じ
て、その筆跡の座標を検出する。ペン34には筆記時に
握った状態で操作し易いグリップ部にスイッチ34aが
設けられており、そのスイッチ34aが描画モードとス
クロールモードとを切替える切替スイッチとなってい
る。また、LCD25とタブレット29で一体型の描画
装置36が構成されている。
【0038】手書き入力装置20の制御を司るCPU2
1及び各種プログラムデータ等を記憶するROM22に
より前記中央制御部1が構成される。入力インタフェー
ス26に接続された外部記憶装置31,スキャナ32ま
たはモデム35を介する電話回線から原画データが外部
から取り込み可能となっており、取り込まれた原画デー
タを記憶する画像メモリ23により前記データ記憶部2
が構成される。また、外部から原画データを入力するた
め外部記憶装置31,スキャナ32またはモデム35を
接続するための入力インタフェース26によりデータ入
力部が構成される。
【0039】画像メモリ23に記憶された原画データの
うち画面表示される画像データがビデオRAM24に転
送されてLCD25の画面上に表示されるようになって
おり、画面表示される画像データを記憶するビデオRA
M24により表示メモリ3が構成され、画像データを視
覚化するLCD25により表示部4が構成される。ビデ
オRAM24に記憶された画像データの表示処理は、L
CDコントローラ27によりCPU21からの表示指令
信号に基づいて行われる。
【0040】また、ペン34の筆跡に応じた画面上の座
標を検出するタブレット29により座標検出部7が構成
される。タブレットコントローラ31は、タブレット2
9から入力した検出信号をA/D変換器(図示せず)を
介してデジタル化したタブレット信号をCPU21に転
送制御する。
【0041】ROM22には、タブレット信号が画像処
理(描画処理)、スクロール処理、アイコン処理のいず
れの処理をすべきものであるかをその座標値から判断
し、その判断結果に応じた所定の処理を行うための図5
〜図7にフローチャートで示すプログラムデータが記憶
されている。手書き入力装置20の画面20aにはアイ
コンが表示されるアイコン領域ARと、ペン34による
描画が可能な描画領域DRとに区画されて表示される。
アイコン領域ARには画面上の画像を上下左右に移動さ
せるためのスクロールボタン37a〜37d,文書モー
ドを指定するための文書指定ボタン38及び画像(描
画)モードを指定するための画像指定ボタン39が表示
されるようになっている。
【0042】CPU21はROM22に記憶されたプロ
グラムデータに基づき動作し、次に述べる機能を有す
る。 (1) タブレット信号の座標値が画面上のどのエリア内に
あるかを判断する機能。
【0043】(2) タブレット信号の座標値がアイコン領
域ARにあればそのアイコンに該当する指令内容を実行
する機能。 (3) タブレット信号の座標値が描画領域DRにあれば、
スイッチ34aからの入力信号のオン・オフを判断する
機能。
【0044】(4) スイッチ34aからの入力信号がオフ
のとき、タブレット信号に基づく画像処理を実行する機
能。 (5) スイッチ34aからの入力信号がオンのとき、タブ
レット信号に基づくスクロール処理を実行する機能。
【0045】ここで、前記画像データ検出部8,切替制
御部9,スクロール制御部10及び画像処理部11はC
PU21により構成され、各部8〜11の機能がそれぞ
れCPU21による機能(1) ,機能(3) ,機能(5) 及び
機能(4) に相当している。
【0046】また、図3に示すように、手書き入力装置
20には各種キー33が設けられており、利用者が手書
き入力装置20に対して指令を指示するための各種キー
33により入力指示部12が構成される。なお、LCD
25は、640×480ドットの解像度を有し、その座
標(0,0)を原点として600×480ドットの領域
が描画領域DRに設定されている。
【0047】ここで、ペン34で画面20aを筆記する
操作は図8に示すように、(1) ペン34を画面20aに
当てる操作、(2) 画面20aに当てたペン34を移動さ
せる操作、(3) 画面20aからペン34を離す操作の3
つの操作から成り立っている。本実施形態では、CPU
21は入力したタブレット信号によりこの各操作(1)〜
(3) を識別できるようになっている。タブレット信号の
未入力状態からタブレット信号の入力があると、そのタ
ブレット信号をペンを画面20aに当てたときの座標指
定信号と認識し、入力するタブレット信号の座標値が変
化すると、そのタブレット信号をペン34の移動操作時
の移動信号と認識し、さらに、タブレット信号の入力が
無くなると、ペン34を画面20aから離した解除信号
と認識する。
【0048】また、CPU21には、4種類のレジスタ
21a〜21dが備えられており、図5〜図7のフロー
チャート中の各種の判断処理や演算処理に使用される。
例えばレジスタ21aは、画像モードかスクロールモー
ドかを記憶するとともに、ビデオRAM24中の画像デ
ータのメモリ番地を記憶する。レジスタ21bは、ペン
34が当たっている座標が描画領域DRかアイコン領域
ARかを記憶する。また、レジスタ21cは、スイッチ
34aの操作位置のオン・オフを記憶する。レジスタ2
1dは、後述する画像処理及びスクロール処理における
演算処理に使用されるようになっている。
【0049】次に、この手書き入力装置20の動作を説
明する。この手書き入力装置20への原画像の入力は、
例えば図3に示すように入力インタフェース26(図2
に図示)に接続されたスキャナ32から読み取られる。
例えば図3に示すようにA4サイズ(210mm ×297mm )
の紙面に描かれた画像を原画データとして取り込む場合
を例にして説明する。
【0050】利用者がキー33を操作してデータ入力を
指示すると、スキャナ32による画像の読み取りが行わ
れる。スキャナ32から入力インタフェース26を介し
てバス30に取り込まれた原画データは画像メモリ23
に記憶される。
【0051】スキャナ27により読み取られた画像は、
例えば図3に示すようにA4サイズ(210mm ×297mm )
の画像で、解像度200dpi (8dot/mm) で読み取られ
る。ここで、A4サイズの画像を200dpi で読み取る
と、1680(主走査方向)×2376(副走査方向)
ドットの原画データとなる。この読み取り時には画面内
に収まる解像度で原画像が画面表示される。
【0052】次に、利用者がキー33を操作して拡大表
示を指示して、ペン34で画面の所望位置(例えば座標
(x1,y1))を指定すると、CPU21は画像メモ
リ23に記憶された原画データのうち、指定された座標
(x1,y1)を左上座標とした600×480ドット
分のデータ(すなわち、右下座標(x1+599,y1
+479))をビデオRAM24に転送する。ビデオR
AM24にはその600×480ドット分の画像データ
が、その表示メモリの座標(0,0)に座標(x1,y
1)が位置した状態で取り込まれる。そして、ビデオR
AM24に取り込まれた画像データは、LCD25の画
面の描画領域DR内に、1ドットが画面の1ピクセルに
対応するように表示される。つまり、LCD25の画面
上には、原画データのうちペン34で指定した点を左上
点とする600×480ドット分の領域が描画領域DR
一杯に画面表示されることになる(図4の表示状態)。
【0053】このとき、CPU21は、レジスタ21a
に画像データが表示されている旨(画像モード)のフラ
グを立てるとともに、画像データの左上座標(0,0)
と右下座標(599,479)を記憶する。この設定以
後、CPU21はタブレット32からタブレットコント
ローラ28を介して入力される検出信号を、レジスタ2
1a中の設定データに基づきビデオRAM24中のメモ
リ番地を原画データのドット座標に変換したタブレット
信号として入力する。
【0054】利用者は、画面上のアイコン領域ARに表
示された各種アイコンをペン34で押す操作をすること
によりアイコンに応じた指令を行い、画面の描画領域D
R内をペン34で筆記することにより画面上に描画をす
る。以下、ペン34による筆記操作に伴うCPU21の
処理動作を図5〜図7に基づいて説明する。
【0055】まずステップ1において、タブレット信号
の検出の有無を判断する。タブレット信号を検出する
と、ステップ2に移行し、その検出座標(ax,ay)
が描画領域DR内であるか否かを判断する。検出座標が
描画領域DR内であればステップ3でレジスタ21bに
「1」をセットし、描画領域DR内に無ければステップ
4でレジスタ21bに「0」をセットする。
【0056】次のステップ5において、レジスタ21b
に「1」がセットされているか否かを判断する。例えば
アイコンがペン34で押された場合でレジスタ21bに
「0」がセットされていると、ステップ7に移行し、該
当するアイコンにより指示された処理内容を実行するア
イコン処理を行う。また、ペン34で描画領域DR内が
押された場合でレジスタ21bに「1」がセットされて
いると、ステップ6に移行する。
【0057】ステップ6では、スイッチ34aの操作位
置を判断する。すなわち、スイッチ34aからの入力信
号のオン・オフを判断する。利用者は、ペン34で画面
に描画しようとするときにはスイッチ34aをオフ位置
にセットしておき、ペン34で画面上の表示画像をスク
ロールするときにはスイッチ34aをオン位置にセット
する。CPU21は、スイッチ34がオンのときレジス
タ21cにフラグを立てる。CPU21はレジスタ21
cにフラグが立っているときにはステップ8に移行して
タブレット信号に基づく画像処理を実行し、レジスタ2
1cにフラグが立っていないときにはステップ9に移行
してタブレット信号に基づくスクロール処理を実行す
る。この画像処理及びスクロール処理については後述す
る。
【0058】ステップ8又はステップ9における処理を
終えると、次のステップ10に移行し、ペン34を移動
させた移動信号を入力したか否かを判断する。移動信号
の入力がなければステップ11に移行し、解除信号の入
力の有無を判断する。そして、ステップ10で移動信号
を入力するか、ステップ11で解除信号を入力するま
で、S10及びS11の処理を繰り返し実行する。ペン
34を用いて描画またはスクロールするときにはペン3
4を移動させるため、座標指定信号の入力後に移動信号
を入力すると、ステップ10からステップ2に移行す
る。但し、座標指定信号入力後、画面に当てたペン34
を移動させずに離したりして解除信号を入力するとその
時点で当該処理を終了する。
【0059】以下、移動信号を入力する度に、ステップ
2以降の処理を同様に繰り返す。すなわち、入力した移
動信号が描画エリアDA内の座標検出であるとき(S2
〜S5)、スイッチ34aがオフ位置であれば(S
6)、ステップ8において画像処理を実行し、スイッチ
34aがオン位置であれば(S6)、ステップ9におい
てスクロール処理を実行する。そして、この処理をステ
ップ11において解除信号を入力するまで実行する。
【0060】次にステップ8における画像処理と、ステ
ップ9におけるスクロール処理について、それぞれ図
6,図7に従って詳しく説明する。まず、図6に基づい
て画像処理について説明する。
【0061】ステップ21において、ポインティングデ
バイスの状態判定をする。すなわち、ペン34を画面に
当てたときの座標指定信号か、画面に当てたペン34を
移動させるときの移動信号かを判断する。座標指定信号
であるときにはステップ22に移行し、座標指定信号の
座標(ax1 ,ay1 )の点描処理をする。例えばビデ
オRAM24の座標(ax1 ,ay1 )に対応するメモ
リ番地を「1」に書き替えて黒色等の点表示をする。そ
して、次のステップ24において、CPU21に設けら
れたレジスタ21dの(bx,by)にその時の検出座
標(ax1 ,ay1 )を記憶させる。
【0062】次にステップ21において、入力されたタ
ブレット信号が移動信号であれば、ステップ23に移行
し、入力した移動信号の座標(ax2 ,ay2 )と、レ
ジスタ21dにセットされた座標(bx,by)との間
の直線描画処理を行う。すなわち、ペン34を画面に当
てた時点の座標(bx,by)=(ax1 ,ay1 )
と、ペン34を移動させて次にドット検出された座標
(ax2 ,ay2 )とを結ぶ線を画面上に表示する。こ
のとき、描画線として設定された線種に応じたビデオR
AM24のメモリ番地が「1」に書き替えられて線表示
される。そして、ステップ24において、その移動信号
の座標(ax2 ,ay2 )をレジスタ21dの座標(b
x,by)としてセットする。
【0063】こうしてペン34を移動させるときにその
座標変化をドットレベルで検出した移動信号を入力する
度に、ステップ23において、その前の検出座標(b
x,by)と新たに検出されたその移動信号の座標(a
x2 ,ay2 )とを結ぶ線が連続的に画面表示されてい
く。その結果、ペン34の筆記に応じたその筆跡に沿っ
た描画線が画面上に描かれる。そして、ペン34が画面
から離された解除信号をステップ11で入力すると、当
該処理を終了する。
【0064】次に、スイッチ34aをオン操作した状態
でペン34で画面上に筆記したときのCPU21による
スクロール処理について図7に基づいて説明する。まず
ステップ31において、入力したタブレット信号からポ
インティングデバイスの状態判定をする。すなわち、入
力したタブレット信号がペン34を画面に当てたときの
座標指定信号であればステップ32に移行し、画面に当
てたペン34を移動させるときの移動信号であればステ
ップ33に移行する。まず、ペン34を画面に当てたと
きの座標指定信号を入力するとステップ32に移行す
る。そして、入力した座標指定信号の座標(ax 1 ,a
y1 )をレジスタ21dの(A,B)にセットするとと
もに、現在表示されている画像データのビデオRAM2
4のメモリ番地(0,0)に相当する原画データのドッ
ト座標(x1,y1)をレジスタ21aから読出してレ
ジスタ21dの(XS ,YS )にセットする。
【0065】ステップ31において、移動信号を入力す
るとステップ33に移行し、入力した移動信号の座標
(ax2 ,ay2 )を用いて、座標(ax 1 ,ay1 )
から座標(ax2 ,ay2 )に向かう方向にその2点間
距離だけ画像をスクロールさせるため、そのスクロール
させたときの左上座標(Xs ,Ys )を演算する。すな
わち、XS =XS +(ax2 −A),Ys =Ys +(a
y2 −B)を演算する。このとき初期値(XS ,YS )
=(x1,y1),(A,B)=(ax1 ,ay1 )で
あるため、スクロール後の左上座標は(XS ,YS )=
(x1+(ax2−ax1 ),y1+(ay2 −ay1
))と求まる。
【0066】次のステップ34では、画像をスクロール
させた後の画像データの右下座標(XE ,YE )を演算
する。すなわち、描画領域DRが600×480ドット
であることから(XE ,YE )=(XS +599,YS
+479)を演算する。
【0067】そして、次のステップ35では、左上座標
(XS ,YS )と右下座標(XE ,YE )で決まる矩形
領域の画像データを画像メモリ23の原画データから読
出すとともに、その読出した画像データをビデオRAM
24に転送してその記憶内容をスクロール後の画像デー
タに書き替える。
【0068】ステップ36において、ビデオRAM24
中の書替えた画像データを画面表示させる。その結果、
画面上の画像は、その移動信号に基づきX方向(画面右
方向)に(ax2 −ax1 )、Y方向(画面下方向)に
(ay2 −ay1 )だけスクロールする。そして、ステ
ップ37において、移動信号の座標(ax2 ,ay2)
をレジスタ21dの(A,B)に記憶する。
【0069】こうしてペン34を画面に当てたまま移動
させるときの座標変化をドットレベルで検出した移動信
号を入力する度に、S33,S34において、その前の
検出座標(A,B)から新たに検出された座標(ax2
,ay2 )に向かう方向にその2点間距離だけスクロ
ールさせたときの左上座標(XS ,YS )と右下座標
(XE ,YE )が演算される。そして、S35,S36
において、左上座標(XS,YS )と右下座標(XE ,
YE )で決まる矩形領域の画像データが画像メモリ23
の原画データから読出されるとともに、ビデオRAM2
4に転送されて画面表示される。その結果、ペン34の
筆跡に追随するように画像がスクロールする。そして、
画面からペン34を離すとそのときの画像に固定され
る。
【0070】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下に列記する効果が得られる。 (a)ペン34に画像モードからスクロールモードに切
替えるためのスイッチ34aを設けた。そのため、ペン
34を握ったまま手元のスイッチ操作だけで描画モード
とスクロールモードとの切替え操作を簡単に行うことが
できる。また、ペン34をモード切替えのために操作す
る必要がなく、描画を止めたその位置から直ぐにスクロ
ールのための筆記を開始することができる。つまり、従
来技術で述べたようなモード切替えのためのキー操作
や、アイコン選択のためのポインティングデバイス操作
などの煩わしい操作を省くことができる。そのため、モ
ード切替えの操作にあまり意識が奪われることがなく、
頭の中の描画イメージが中断されることがない。
【0071】(b)ペン34で画面上を筆記したその移
動経路に追随するように画面上の画像がスクロールする
ようにしたので、画面を見ながら所望する位置かどうか
を判断しながらスクロールさせることができ、所望する
位置に画面上の画像を位置操作し易い。また、リアルタ
イムで原画像を見ることができる。
【0072】(c)スクロールによる画像の移動方向
を、ペン34により指定した座標移動方向と同一方向に
設定したので、ペン34で画面を上から押さえてそのま
ま紙を引きずるときの感覚で原画像を移動させることが
でき、人間の感覚にマッチした画像移動を実現できる。
そのため、スクロール操作にもあまり意識が奪われるこ
とがなく、描画中にスクロール操作に切り替えても頭の
中の描画イメージがさほど中断されない。また、スクロ
ールモードに切り替えるときは画面端部まで描画して余
白を確保する場合が多く、ペン34を持つ手元のスイッ
チ34aでモード切替えをしたときペン34は画面端部
に位置する。この場合、その画面端部側に隠れた画像を
見るためには、その画面端部位置でペン34をそのまま
画面に当てて画面内側へ向かって筆記すればよく、描画
を止めたその位置から直ぐにペン34によるスクロール
のための筆記を開始することができる。そのため、描画
動作から余分なペン34の移動動作を伴わずスムーズに
スクロール動作に移行することができる。
【0073】(d)ペン34を画面に当てることでスク
ロールの始点座標が定まり、ペン34を移動させること
で画像がスクロールし、さらにペン34を画面から離す
ことによりスクロールが停止する。そのため、従来技術
で述べたスクロール方法(例えば特開昭61−2407
67号公報)で必要であったカーソルへの原画像の貼り
付け・切り離しのための操作を不要とすることができ
る。つまり、CPU21が筆記状態を検出し、ペン34
を画面に当てたことで原画像の貼り付け位置を認識し、
画面からペン34が離れたことで原画像の切り離し位置
を認識するため、ペン34の筆記操作だけでスクロール
に必要な全ての操作をすることができる。
【0074】(e)ペン34の筆記に応じた任意な方向
に好きなだけ画像をスクロールさせることができる。 なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のように構成す
ることもできる。
【0075】(1)前記実施形態では本発明を手書き入
力装置20に具体化した。これに対し、図11に示すよ
うにCRTやLCDからなるディスプレイ装置41を表
示手段として装備するとともに、マウス42をポインテ
ィングデバイスとして備えるパーソナルコンピュータに
おいて本発明を適用してもよい。マウス42にはモード
切替用のスイッチ42aが設けられている。また、ディ
スプレイ装置41は表示コントローラ43に制御され、
入力インタフェース26にはキーボード44が接続され
ている。この構成によっても、マウス42による描画中
にスイッチ42aを手元で操作することにより、描画モ
ードからスクロールモードに切替えることができる。従
って、キー操作やアイコン選択などモード切替えのため
の従来技術で述べた煩わしい操作を省くことができる。
その他、前記実施形態と同様の効果を得ることができ
る。なお、この表示制御装置では、画像データだけでな
く文書データのスクロールもマウス42のスイッチ42
aの操作により手元で行うことができる。
【0076】(2)画面上にペンで筆記したその筆記文
字を認識するとともに、その認識文字が所定フォントの
テキストデータに変換可能な図2に二点鎖線で示した文
字認識装置45を備えた手書き入力装置20において本
発明を適用してもよい。この構成によっても、画面から
隠れた文書をペンの筆記操作によるスクロールで見るこ
とができるとともに、文章を記載するための余白をペン
34の筆記操作によるスクロールで画面上に確保するこ
とができる。そして、画面上に筆記入力しているときに
文書モードからスクロールモードに切替えるときには、
ペン34を握った手で手元のスイッチ34aを操作する
だけでスクロールモードに切替えることができる。従っ
て、モード切替操作を簡単な操作で済ませられる。
【0077】(3)ペン34に設けたスイッチ34aの
位置は適宜変更することができる。例えばペン34の頭
部にスイッチ34aを設けてもよい。 (4)スイッチ34aの操作方式は任意に設定すること
ができる。例えばスライド式、押しボタン式などを採用
することができる。また、同じ操作を繰り返しにより1
回操作毎にモードが切り替わる例えば回転式あるいはプ
ッシュ式の方式の切替操作部を採用してもよい。この構
成によれば、ペンを握った状態で操作し易い方向にだけ
操作すれば済むうえ、切替操作部をどちらに操作すれば
よいかを判断するために頭を使わずに済み、切替操作部
の切替操作を単純操作とすることができる。従って、ス
クロールモードへの切替操作に意識を奪われることを一
層回避することができる。 (5)スイッチ34a等の切替操作部による切替えモー
ド数は画像モードとスクロールモードなどの2モードに
限定されない。例えば、文書モード、描画モード及びス
クロールモードの3モードが切替え可能であってもよ
い。また、多数モード切替えを可能とするためペン34
に複数のスイッチを設けもよい。
【0078】(6)切替操作部をペンに埋設した圧力セ
ンサで構成し、ペンの握り方を変えることでモードが切
替わるようにしてもよい。 (7)ペンの頭部で筆記することでスクロールとなる構
成としてもよい。例えばペンに振り子式のセンサを内蔵
し、ペンを上下反転させたことをセンサが検出するとス
クロールモードに切替わる構成としてもよい。この場
合、このセンサが切替操作部を構成する。
【0079】(8)画像移動はスクロールに限定されな
い。例えばスクロールモードでペン34による筆記を終
えると、その筆記の始点座標と終点座標まで画像を一度
で移動させてもよい。この構成によれば、スクロール処
理のように座標変化を検出する度に画像の移動先を演算
して逐次表示メモリのデータを書替える必要がないた
め、その画像移動速度を速くすることができ、所望する
位置に画像を素早く移動させることができる。
【0080】前記実施形態から把握され、特許請求の範
囲に記載されていない発明を、その効果とともに以下に
記載する。 (イ)筆記手段の画面に対する筆跡に応じて画面上の画
像がスクロールする手書き入力装置。この構成によれ
ば、筆記手段の筆跡に応じた任意な方向に画面上の画像
をスクロールさせることができるとともに、人間が紙面
上に描画するときに紙面を移動させる感覚で画像をスク
ロールさせることができる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、ポインティングデバイスに設けられた切
替操作部を操作することにより手元でモード切替えをす
ることができ、画像移動モードへのモード切換操作が簡
単で済ませることができる。
【0082】請求項2に記載の発明によれば、ポインテ
ィングデバイスにより指定された座標を検出した座標検
出手段からの座標信号の転送先を切り替え可能な切替操
作部をポインティングデバイスに設けためので、ポイン
ティングデバイスの手元の操作だけで画像処理モードと
画像移動モードを切替えでき、ポインティングデバイス
による画像移動するためのモード切換操作を簡単で済ま
せることができる。
【0083】請求項3に記載の発明によれば、マウスに
切替操作部を設けたので、マウスの手元の操作で画像処
理モードと画像移動モードを切替えることができる。請
求項4に記載の発明によれば、筆記手段により表示手段
の画面上に筆記することにより画面上の任意の座標を指
定可能な表示制御装置において、筆記手段に切替操作部
を設けたので、筆記手段の手元の操作で画像処理モード
と画像移動モードを切替えることができる。
【0084】請求項5に記載の発明によれば、筆記手段
により画面上に筆記した文字を認識して所定の書体で画
面表示可能な文字認識手段を備えた表示制御手段におい
て、画面上に文字を筆記入力しているとき、手元で画面
移動モードに切替えができるのでモード切替操作により
文章作成の考えが中断されることがない。
【0085】請求項6に記載の発明によれば、画像移動
手段をスクロール手段としたので、ポインティングデバ
イスにより画面上の座標を指定すると、その座標経路に
追随させて画像を移動させることができる。
【0086】請求項7に記載の発明によれば、ポインテ
ィングデバイスにより画面上に指定された座標経路の始
点位置から終点位置に一度で画像が移動するようにした
ので、所望する位置に画像を素早く移動させることがで
きる。
【0087】請求項8に記載の発明によれば、画像の移
動方向を、ポインティングデバイスによる座標移動方向
と同一方向に設定したので、ポインティングデバイスで
指定した座標位置を上から押さえてそのまま紙を引きず
るときの感覚で原画像を移動させることができ、人間の
感覚にマッチした画像移動を実現できる。また、画像処
理モードで画面端部まで描画等してポインティングデバ
イスが画面端部を指定した状態にあっても、その画面端
部側に隠れた画像を見るために画像移動するときは、そ
の画面端部の座標位置から画面内側へ向かってポインテ
ィングデバイスを移動させればよいので、画像処理モー
ドでの描画等を画像移動のために止めたその位置座標か
らポインティングデバイスによるスクロール操作を開始
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示制御装置の機能ブロック図。
【図2】手書き入力装置の電気構成ブロック図。
【図3】スキャナを接続した手書き入力装置の斜視図。
【図4】手書き入力装置の平面図。
【図5】画像処理及びスクロール処理のフローチャート
図。
【図6】画像処理のフローチャート図。
【図7】スクロール処理のフローチャート図。
【図8】手書き入力装置の平面図。
【図9】同じく平面図。
【図10】同じく平面図。
【図11】別例の表示制御装置の電気構成ブロック図。
【符号の説明】
4…表示手段としての表示部、6…ポインティングデバ
イス、6a…切替操作部、10…画像移動手段及びスク
ロール手段としてのスクロール制御部、11…画像処理
手段としての画像処理部、20…表示制御装置としての
手書き入力装置、20a…表示枠としての画面、29…
座標検出手段としてのタブレット、34…ポインティン
グデバイス及び筆記手段としてのペン、34a…切替操
作部としてのスイッチ、42…ポインティングデバイス
としてのマウス、42a…切替操作部としてのスイッ
チ、45…文字認識手段としての文字認識装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポインティングデバイス(6,34,4
    2)に画像処理モードと画像移動モード間のモード切替
    えのための切替操作部(6a,34a,42a)を設け
    た表示制御装置。
  2. 【請求項2】 表示手段(4)の画面上の任意の座標を
    指定する操作をするためのポインティングデバイス
    (6,34,42)と、 前記ポインティングデバイス(6,34,42)により
    指定された座標を検出する座標検出手段(7)と、 前記座標検出手段(7,29)からの入力座標に基づき
    表示手段(4)の表示枠内の画像を移動させる画像移動
    手段(10)と、 前記座標検出手段(7,29)からの入力座標に基づき
    表示手段(4)の表示枠内に描画する画像処理手段(1
    1)と、 前記座標検出手段(7,29)により検出された座標信
    号の転送先を、少なくとも画像移動手段(10)と前記
    画像処理手段(11)との間で切り替える切替制御手段
    (9)と、 前記ポインティングデバイス(6,34,42)に設け
    られ、前記切替制御手段(9)に対して前記座標検出手
    段(7,29)からの座標信号の転送先の切り替えを指
    令するための切替操作部(6a,34a,42a)とを
    備えた表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ポインティングデバイス(6,3
    4,42)は、マウス(42)である請求項2に記載の
    表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記座標検出手段(7,29)は前記表
    示手段(4)の画面上に筆記された座標を検出可能に前
    記画面上に設けられたタブレット(29)であって、前
    記画面上に筆記するための前記ポインティングデバイス
    (6,34,42)としての筆記手段(34)に前記切
    替操作部(34a)が設けられている請求項3に記載の
    前記表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理手段(11)は、前記筆記
    手段(34)により画面上に筆記された文字の入力座標
    に基づき文字を認識するとともに、認識した文字を所定
    の書体で画面上に出力する文字認識手段(45)を備え
    た請求項4に記載の表示制御装置。
  6. 【請求項6】 前記画像移動手段(10)は、前記ポイ
    ンティングデバイス(6,34,42)により指定され
    た座標経路に追随して前記画像を移動させるスクロール
    手段(10)である請求項2〜請求項5のいずれか一項
    に記載の表示制御装置。
  7. 【請求項7】 前記画像移動手段(10)は、前記ポイ
    ンティングデバイス(6,34,42)により画面上に
    指定された座標経路の始点位置から終点位置に一度で画
    像を移動させる請求項2〜請求項6に記載の表示制御装
    置。
  8. 【請求項8】 前記画像移動手段(10)による画像移
    動方向は、前記ポインティングデバイス(6,34,4
    2)による座標移動方向と同一方向に設定されている請
    求項2〜請求項7に記載の表示制御装置。
JP1442496A 1996-01-30 1996-01-30 表示制御装置 Pending JPH09212305A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009009612A (ja) * 2008-10-10 2009-01-15 Sony Corp 情報処理装置、入力操作モード制御方法及び情報処理装置に用いるプログラム
JP2010134897A (ja) * 2008-10-28 2010-06-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 描画装置、描画方法、プログラムおよび記録媒体
JP2014006671A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Yahoo Japan Corp 画像表示装置、画像表示方法、及び、画像表示プログラム

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