JPH09324509A - 軒樋用ドレン - Google Patents

軒樋用ドレン

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JPH09324509A
JPH09324509A JP17916296A JP17916296A JPH09324509A JP H09324509 A JPH09324509 A JP H09324509A JP 17916296 A JP17916296 A JP 17916296A JP 17916296 A JP17916296 A JP 17916296A JP H09324509 A JPH09324509 A JP H09324509A
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cylinder
drainage
drain
locking
eaves gutter
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Hidetaka Sakai
秀隆 酒井
Kenzo Sugimoto
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 排水下筒4の上部を排水上筒3の筒体3
1と内側筒体33の隙間36に挿入し、排水下筒4の係
止爪43を内側筒体33の貫通孔35の中に移動可能に
挿入して、排水下筒4を排水上筒3に連結する。 【効果】 排水上筒3の内側筒体33を伝って落下する
雨水は排水下筒4の中に入ってゆくからこの連結部分で
漏れない。又、軒樋が熱膨張収縮すると、軒樋に取り付
けられている排水上筒3が膨張収縮する方向に移動する
が、排水下筒4と排水上筒3の間が上下左右に移動し
て、軒樋の膨張収縮による歪みを吸収する。従って、軒
樋や軒樋用ドレン1、竪樋等に無理な力が加わらず破壊
されない。又、係止爪43や貫通孔35は排水上筒3の
下部に隠れて見えない。従って、この連結部分が美麗で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軒樋用ドレンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の軒樋用ドレンは、実公昭63−4
8740号公報に記載あるように、係止筒と排水筒とか
らなり、係止筒は外周面に雄ネジが設けられている筒体
で、この筒体の上端部に外方向に突出して設けられた上
側フランジからなる上側軒樋挟持部とが設けられ、前記
排水筒は内周面に雌ネジが設けられている筒体で、この
筒部の上端部に外方向に突出して設けられた下側フラン
ジからなる下側軒樋挟持部が設けられているものであ
る。
【0003】そして、この軒樋用ドレンの施工方法およ
び使用方法は、軒樋の底壁に通孔を設け、この通孔の下
側周縁部に排水筒の下側軒樋挟持部を当接させ、軒樋の
上方から通孔を通して係止筒の筒体を挿入し、この係止
筒の雄ネジを排水筒の雌ネジに螺入して、係止筒の上側
軒樋挟持部と排水筒の下側軒樋挟持部とで軒樋の通孔周
縁部を挟んで軒樋に軒樋用ドレンを取り付ける。必要が
あれば、軒樋と上側軒樋挟持部や下側軒樋挟持部とを接
着剤で接着する。その後、この軒樋用ドレンの排水筒の
筒体の下部に直接竪樋を取り付けるか、またはエルボを
取り付け、このエルボの先方に竪樋を取り付ける。する
と、軒樋を流れる雨水はこの軒樋用ドレンを通って竪樋
に、または、エルボを経て竪樋に流れるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この軒樋用ド
レンを軒樋に接続し、この軒樋用ドレンを竪樋を取り付
けたり、エルボを介して竪樋を取り付けていると、夏冬
・昼夜の温度差によって軒樋が膨張収縮する結果、軒樋
用ドレン、エルボ、軒樋等が破損することがある。この
一例を図8および図9を参照しながら説明する。図8に
は、軒樋101に軒樋用ドレン102を取り付け、この
軒樋用ドレン102をエルボ103に接続し、このエル
ボ103、呼び樋104を介して竪樋105に接続され
ている図が記載されている。
【0005】すると、夏冬・昼夜の温度差によって軒樋
101が軒先に沿って矢印方向に膨張収縮する。しか
し、壁に取り付けられている竪樋105は移動しない。
従って、竪樋105と軒樋101との間に偶力が働く。
その結果、エルボ103と軒樋用ドレン102との接続
部にはエルボ103を回動させようとする力が働き、図
9に示すように、エルボ103や軒樋用ドレン102等
にクラック106が入りエルボ103や軒樋用ドレン1
02が破損することがある。そこで、本発明の目的は、
軒樋が膨張収縮を繰り返してもエルボ、軒樋用ドレン、
軒樋等が破損しない軒樋用ドレンを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項1記載の発明
は、係止筒と排水上筒と排水下筒からなる軒樋用ドレン
であって、前記係止筒は外周面に雄ネジが設けられてい
る筒体で、この筒体の上端部に上側軒樋挟持部が設けら
れ、前記排水上筒は内周面に前記係止筒の雄ネジに螺合
する雌ネジが設けられている筒体で、この筒体の上端部
に下側軒樋挟持部と、筒体の下部内側に筒体より小さい
内側筒体と、この内側筒体の側壁に貫通孔とが設けら
れ、前記排水下筒は下部が竪樋またはエルボを取り付け
る接続部になされた筒体で、この筒体の上部に内方向に
突出している係止爪が設けられ、この排水下筒の上部が
前記排水上筒の筒体と内側筒体の隙間に挿入され、排水
下筒の係止爪が排水上筒の内側筒部の貫通孔の中に移動
可能に挿入されて排水下筒が排水上筒に連結されている
ものである。
【0007】請求項2記載の発明は、係止筒と排水上筒
と連結筒と排水下筒からなる軒樋用ドレンであって、前
記係止筒は外周面に雄ネジが設けられている筒体で、こ
の筒体の上端部に上側軒樋挟持部が設けられ、前記排水
上筒は内周面に前記係止筒の雄ネジに螺合する雌ネジが
設けられている筒体で、この筒体の上端部に下側軒樋挟
持部と、筒体の下部内側に筒体より小さい第一内側筒体
と、この第一内側筒体の側壁に第一貫通孔とが設けら
れ、前記連結筒は筒体で、この筒体の上部に内方向に突
出した第一係止爪と、筒体の下部内側に筒体より小さい
第二内側筒部と、この第二内側筒体と筒体との間に筒体
から内方向に突出した第二係止爪とが設けられ、前記排
水下筒は下部が竪樋またはエルボを取り付ける接続部に
なされた筒体で、この筒体の上部内側に筒体より小さい
第三内側筒体と、この第三内側筒体の側壁に第二貫通孔
とが設けられ、前記連結筒の上部が前記排水上筒の筒体
と第一内側筒体の隙間に挿入され、連結筒の第一係止爪
が排水上筒の第一内側筒体の第一貫通孔の中に移動可能
に挿入されて連結筒が排水上筒に連結され、前記排水下
筒の第三内側筒体が前記連結筒の筒体と第二内側筒体の
隙間に挿入され、連結筒の第二係止爪が排水下筒の第三
内側筒体の第二貫通孔の中に移動可能に挿入されて排水
下筒が連結筒に連結されているものである。
【0008】請求項3記載の発明は、係止筒と排水上筒
と排水下筒からなる軒樋用ドレンであって、前記係止筒
は外周面に雄ネジが設けられている筒体で、この筒体の
上端部に上側軒樋挟持部が設けられ、前記排水上筒は内
周面に前記係止筒の雄ネジに螺合する雌ネジが設けられ
ている筒体で、この筒体の上端部に下側軒樋挟持部と、
筒体の下部に外方向に突出した環状の係止リングとが設
けられ、前記排水下筒は下部が竪樋またはエルボを取り
付ける接続部になされた筒体で、この筒体の上部に内方
向に突出している係止爪が設けられ、この排水下筒の上
部の中に前記排水上筒の下部が挿入され、排水上筒の係
止リングの上に排水下筒の係止爪が移動可能に載置され
て排水下筒が排水上筒に連結されているものである。
【0009】請求項4記載の発明は、係止筒と排水上筒
と連結筒と排水下筒からなる軒樋用ドレンであって、前
記係止筒は外周面に雄ネジが設けられている筒体で、こ
の筒体の上端部に上側軒樋挟持部が設けられ、前記排水
上筒は内周面に前記係止筒の雄ネジに螺合する雌ネジが
設けられている筒体で、この筒体の上端部に下側軒樋挟
持部と、筒体の下部に外方向に突出した環状の上側係止
リングとが設けられ、前記連結筒は筒体で、この筒体の
上部に内方向に突出した上側係止爪と、筒体の下部内側
に筒体より小さい内側筒体と、この内側筒体と筒体との
間に筒体から内方向に突出した下側係止爪とが設けら
れ、前記排水下筒は下部が竪樋またはエルボを取り付け
る接続部になされた筒体で、この筒体の上部に外方向に
突出した環状の下側係止リングが設けられ、前記排水上
筒の下部が前記連結筒の上部の中に挿入され、連結筒の
上側係止爪が排水上筒の上側係止リングの上に移動可能
に載置されて連結筒が排水上管に連結され、前記排水下
筒の上部が前記連結筒の筒体と内側筒体の隙間に挿入さ
れ、排水下筒の下側係止リングが連結筒の下側係止爪の
上に移動可能に載置されて排水下筒が連結筒に連結され
ているものである。
【0010】請求項5記載の発明は、係止筒と排水上筒
と排水下筒からなる軒樋用ドレンであって、前記係止筒
は外周面に雄ネジが設けられている筒体で、この筒体の
上端部に上側軒樋挟持部が設けられ、前記排水上筒は内
周面に前記係止筒の雄ネジに螺合する雌ネジが設けられ
ている筒体で、この筒体に貫通孔が設けられ、この筒体
の上端部に外方向にほぼ水平に突出した下側軒樋挟持部
と、この下側軒樋挟持部から下方に垂下し、前記貫通孔
の外側を覆う外側筒体が設けられ、前記排水下筒は下部
が竪樋またはエルボを取り付ける接続部になされた筒体
で、この筒体の上部に内方向に突出している係止爪が設
けられ、この排水下筒の上部が前記排水上筒の筒体と外
側筒体の隙間に挿入され、排水下筒の係止爪が排水上筒
の貫通孔の中に移動可能に挿入されて排水下筒が排水上
筒に連結されているものである。
【0011】請求項6記載の発明は、係止筒と排水上筒
と排水下筒からなる軒樋用ドレンであって、前記係止筒
は外周面に雄ネジが設けられている筒体で、この筒体の
上端部に上側軒樋挟持部が設けられ、筒体の下端部の径
が縮小されたガイド筒が形成され、前記排水上筒は上部
内周面に前記係止筒の雄ネジに螺合する雌ネジが設けら
れている筒体で、この筒体の上端部に下側軒樋挟持部が
設けられ、筒体の下部の内周面が球面状になされ、前記
排水下筒は下部が竪樋またはエルボを取り付ける接続部
になされた筒体で、この筒体の上部の外周面が球面状に
なされ、前記排水下筒の上部の球面状の外周面が前記排
水上筒の下部の球面状の内周面の中に回動自在に嵌合さ
れ、係止筒の雄ネジが排水上筒の雌ネジに螺入される
と、係止筒のガイド筒が排水下筒と排水上筒の嵌合部よ
り内側に挿入されるものである。
【0012】(作用)本発明軒樋用ドレンの施工方法お
よび使用方法を説明しながら作用について説明する。本
発明軒樋用ドレンの施工方法は、従来の軒樋用ドレンの
施工方法と同じように、軒樋の底壁に通孔を設け、この
通孔の下側周縁部に排水上筒の下側軒樋挟持部を当接さ
せ、軒樋の上方から通孔を通して係止筒の筒体を挿入
し、この係止筒の雄ネジを排水上筒の雌ネジに螺入し
て、係止筒の上側軒樋挟持部と排水上筒の下側軒樋挟持
部とで軒樋の通孔周縁部を挟んで軒樋に軒樋用ドレンを
取り付ける。又、この軒樋用ドレンの排水下筒の接続部
に直接竪樋を取り付けるか、エルボを取り付け、このエ
ルボの先方に竪樋を取り付ける。必要があれば、軒樋と
上側軒樋挟持部や下側軒樋挟持部とを接着剤で接着す
る。
【0013】すると、請求項1記載の発明では、軒樋を
流れる雨水は軒樋用ドレンの係止筒に入り、この係止筒
から排水上筒に、そして、排水下筒に取り付けられてい
る竪樋やエルボに流れてゆく。この際、請求項1記載の
発明では、排水下筒の上部が排水上筒の筒体と内側筒体
の隙間に挿入されて排水下筒が排水上筒に連結されいる
から、排水上筒の内側筒体の内周面を伝って落下する雨
水はすべて排水下筒の中に入ってゆく。従って、排水上
筒と排水下筒の間から雨水が漏れない。
【0014】このように軒樋用ドレンで軒樋と竪樋とを
連結して使用していると、夏冬・昼夜等の温度差によっ
て軒樋が膨張収縮する。この結果、この軒樋に取り付け
られている係止筒と排水上筒は軒樋と共に軒先に沿った
方向に移動するが、壁に取り付けられている竪樋やこの
竪樋に取り付けられているエルボは軒先に沿った方向に
移動しない。
【0015】しかし、請求項1記載の発明では、排水下
筒の係止爪が排水上筒の内側筒体の貫通孔の中に移動可
能に挿入されているから、軒樋が膨張収縮すると、排水
下筒の係止爪が排水上筒の内側筒体の貫通孔の中を上下
に移動して排水下筒が軒樋の膨張収縮する方向に傾斜し
たり左右にスライドして、この軒樋、係止筒、排水上筒
の移動による歪みを吸収する。又、貫通孔が設けられて
いる内側筒体は排水上筒の筒体の下部内側に設けられて
いるから、外部から貫通孔が見えなくこの連結部分が美
麗である。
【0016】又、請求項2記載の発明では、軒樋を流れ
る雨水は軒樋用ドレンの係止筒に入り、この係止筒から
排水上筒、連結筒に、そして、排水下筒に取り付けられ
ている竪樋またはエルボに流れてゆく。この際、請求項
2記載の発明では、連結筒の上部が排水上筒の筒体と第
一内側筒体の隙間に挿入されて連結筒が排水上筒に連結
されているから、排水上筒の第一内側筒体の内周面を伝
って落下する雨水はすべて連結筒の中に入ってゆく。従
って、排水上筒と連結筒の間から雨水が漏れない。又、
排水下筒の第三内側筒体が連結筒の筒体と第二内側筒体
の隙間の中に挿入され排水下筒が連結筒に連結されてい
るから、連結筒の第二内側筒体の内周面を伝って落下す
る雨水はすべて排水下筒の中に入ってゆく。従って、連
結筒と排水下筒の間から雨水が漏れない。
【0017】このように軒樋用ドレンで軒樋と竪樋とを
連結して使用していると、夏冬・昼夜等の温度差によっ
て軒樋が膨張収縮する。この結果、この軒樋に取り付け
られている係止筒と排水上筒は軒樋と共に軒先に沿った
方向に移動するが、壁に取り付けられている竪樋やこの
竪樋に取り付けられているエルボは軒先に沿った方向に
移動しない。
【0018】しかし、請求項2記載の発明では、排水上
筒の第一内側筒体の第一貫通孔の中に連結筒の第一係止
爪が移動可能に挿入されているから、軒樋が膨張収縮す
ると、連結筒の第一係止爪が排水上筒の第一内側筒体の
第一貫通孔の中を上下に移動して連結筒が軒樋の膨張収
縮する方向に傾斜したり左右にスライドする。更に、こ
のように連結筒が軒樋の膨張収縮する方向に傾斜した
り、左右にスライドしても、排水下筒の第三内側筒体に
設けられている第二貫通孔の中に連結筒の第二係止爪が
移動可能に挿入されているから、この排水下筒の第二貫
通孔の中を連結筒の第二係止爪が上下に移動したり左右
にスライドするので支障がない。このように、排水上筒
と連結筒の連結部分および連結筒と排水下筒の連結部分
の両方が移動するから、軒樋、係止筒、排水上筒の移動
による歪みを請求項1記載の発明より更に無理なく吸収
する。
【0019】又、第一貫通孔が設けられている第一内側
筒体は排水上筒の筒体の下部内側に設けられているし、
第二貫通孔が設けられている第三内側筒体は排水下筒の
筒体の上部内側に設けられているから、第一内側筒体、
第一貫通孔および第三内側筒体、第二貫通孔が外部から
見えなく、これ等の連結部分が美麗である。
【0020】又、請求項3記載の発明では、軒樋を流れ
る雨水は軒樋用ドレンの係止筒に入り、この係止筒から
排水上筒に、そして、排水下筒に取り付けられている竪
樋またはエルボに流れてゆく。この際、請求項3記載の
発明では、排水下筒の上部の中に排水上筒の下部が挿入
されて排水下筒が排水上筒に連結されているから、排水
上筒の内周面を伝って落下する雨水はすべて排水下筒の
中に入ってゆく。従って、排水上筒と排水下筒の間から
雨水が漏れることがない。このように軒樋用ドレンで軒
樋と竪樋とを連結して使用していると、夏冬・昼夜の温
度差によって軒樋が膨張収縮する。この結果、この軒樋
に取り付けられている係止筒と排水上筒は軒樋と共に軒
先に沿った方向に移動するが、壁に取り付けられている
竪樋やこの竪樋に取り付けられているエルボは軒先に沿
った方向に移動しない。
【0021】しかし、請求項3記載の発明では、排水上
筒の係止リングの上に排水下筒の内方向に突出している
係止爪が移動可能に載置されて排水下筒が排水上筒に連
結されているから、軒樋が膨張収縮すると、排水上筒の
係止リングの上で排水下筒の係止爪が上下に移動して排
水下筒が軒樋の膨張収縮する方向に傾斜したり左右にス
ライドして、この軒樋、係止筒、排水上筒の移動による
歪みを吸収する。又、係止リングが設けられている排水
上筒の下部は排水下筒の中に挿入されているし、係止爪
は排水下筒の上部に内方向に突出しているから、この係
止リングと係止爪は排水下筒の上部の中に隠れて見えな
くこの連結部分が美麗である。
【0022】又、請求項4記載の発明では、軒樋を流れ
る雨水は軒樋用ドレンの係止筒に入り、この係止筒から
排水上筒、連結筒に、そして、排水下筒に取り付けられ
ている竪樋またはエルボを経て竪樋に流れてゆく。この
際、請求項4記載の発明では、排水上筒の下部が連結筒
の筒体の上部の中に挿入されて連結筒が排水上筒に連結
されているから、排水上筒の内周面を伝って落下する雨
水はすべて連結筒の中に入ってゆく。従って、排水上筒
と連結筒の間から雨水が漏れない。又、排水下筒の上部
が連結筒の筒体と内側筒体の隙間の中に挿入されている
から、連結筒の内側筒体の内周面を伝って落下する雨水
はすべて排水下筒の中に入ってゆく。従って、連結筒と
排水下筒の間から雨水が漏れない。
【0023】このように軒樋用ドレンで軒樋と竪樋とを
連結して使用していると、夏冬・昼夜の温度差によって
軒樋が膨張収縮する。この結果、この軒樋に取り付けら
れている係止筒と排水上筒は軒樋と共に軒先に沿った方
向に移動するが、壁に取り付けられている竪樋やこの竪
樋に取り付けられているエルボは軒先に沿った方向に移
動しない。しかし、請求項4記載の発明では、排水上筒
の上側係止リングの上に連結管の上側係止爪が移動可能
に載置されているから、軒樋が膨張収縮すると、排水上
筒の係止リングの上で連結筒の上側係止爪が上下に移動
して連結筒が軒樋の膨張収縮する方向に傾斜したり左右
にスライドする。更に、このように連結筒が軒樋の膨張
収縮する方向に傾斜したり左右にスライドしても、連結
筒の下側係止爪の上に排水下筒の下側係止リングが移動
可能に載置されているから、この連結筒の下側係止爪の
上で排水下筒の下側環状リングが上下に移動したり左右
にスライドするので支障がない。
【0024】このように、排水上筒と連結筒の連結部分
および連結筒と排水下筒との連結部分の両方が移動する
から、軒樋、係止筒、排水上筒の移動による歪みを請求
項1記載の発明や請求項3記載の発明より更に無理なく
吸収する。又、上側係止リングが設けられている排水上
筒の下部は連結筒の上部の中に挿入され、連結筒の上側
係止爪は連結筒の上部内方に突出しているから、上側係
止リングや上側係止爪は連結筒の上部に隠れる。又、連
結筒の内側筒体や下側係止爪は連結筒の下部内側に設け
られ、排水下筒の下側係止リングが設けられている排水
上筒の上部は連結筒の筒体と内側筒体の隙間に挿入され
ているから、内側筒体、下側係止爪、下側係止リングは
連結筒の下部に隠れる。このようになっているから、こ
の両方の連結部分が美麗である。
【0025】又、請求項5記載の発明では、軒樋を流れ
る雨水は軒樋用ドレンの係止筒に入り、この係止筒から
排水上筒に、そして、排水下筒に取り付けられている竪
樋やエルボに流れてゆく。この際、請求項5記載の発明
では、排水下筒の上部が排水上筒の筒体と外側筒体の隙
間に挿入されて排水下筒が排水上筒に連結されいるか
ら、排水上筒の内周面を伝って落下する雨水はすべて排
水下筒の中に入ってゆく。従って、排水上筒と排水下筒
の間から雨水が漏れない。
【0026】このように軒樋用ドレンで軒樋と竪樋とを
連結して使用していると、夏冬・昼夜の温度差によって
軒樋が膨張収縮する。この結果、この軒樋に取り付けら
れている係止筒と排水上筒は軒樋と共に軒先に沿った方
向に移動するが、壁に取り付けられている竪樋やこの竪
樋に取り付けられているエルボは軒先に沿った方向に移
動しない。しかし、請求項5記載の発明では、排水下筒
の係止爪が排水上筒の貫通孔の中に移動可能に挿入され
ているから、軒樋が膨張収縮すると、排水下筒の係止爪
が排水上筒の貫通孔の中を上下に移動して排水下筒が軒
樋の膨張収縮する方向に傾斜したり左右にスライドし
て、この軒樋、係止筒、排水上筒の移動による歪みを吸
収する。又、排水上筒の貫通孔の外側を覆う外側筒体が
設けられているから、外部から貫通孔が見えなくこの連
結部分が美麗である。
【0027】又、請求項6記載の発明では、軒樋を流れ
る雨水は軒樋用ドレンの係止筒に入り、この係止筒から
排水上筒に、そして、排水下筒に取り付けられている竪
樋やエルボに流れてゆく。この際、請求項6記載の発明
では、係止筒の雄ネジが排水上筒の雌ネジに螺入される
と、係止筒のガイド筒が排水下筒と排水上筒の嵌合部よ
り内側に挿入されるから、排水上筒の内側筒体の内周面
を伝って落下する雨水はすべて嵌合部を通り越してガイ
ド筒から排水下筒の中に入ってゆく。従って、排水上筒
と排水下筒の間から雨水が漏れない。
【0028】このように軒樋用ドレンで軒樋と竪樋とを
連結して使用していると、夏冬・昼夜の温度差によって
軒樋が膨張収縮する。この結果、この軒樋に取り付けら
れている係止筒と排水上筒は軒樋と共に軒先に沿った方
向に移動するが、壁に取り付けられている竪樋やこの竪
樋に取り付けられているエルボは軒先に沿った方向に移
動しない。しかし、請求項6記載の発明では、排水下筒
の上部の球面状の外周面が排水上筒の下部の球面状の内
周面の中に回動自在に嵌合されているから、軒樋が膨張
収縮すると、排水下筒の球面状の外周面が排水上筒の球
面状の内周面に沿って回動して排水下筒が軒樋の膨張収
縮する方向に傾斜して、この軒樋、係止筒、排水上筒の
移動による歪みを吸収する。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。 (実施例1)図1および図2は本発明軒樋用ドレンの一
実施例を示すもので、図1は軒樋用ドレンの一部切欠正
面図、図2は軒樋用ドレンを軒樋に取り付けている状態
を示す説明図である。
【0030】図1および図2において、1はポリ塩化ビ
ニル樹脂製の軒樋用ドレンであり、この軒樋用ドレン1
は係止筒2と排水上筒3と排水下筒4とからなる。係止
筒2は外周面に雄ネジ211が設けられている筒体21
で、この筒体21の上端部に外方向に突出したフランジ
からなる上側軒樋挟持部22が設けられている。又、こ
の筒体21の上側には上端の開口を覆って網状のドレン
キャップ23が設けられている。
【0031】排水上筒3は内周面に係止筒2の雄ネジ2
11に螺合する雌ネジ311が設けられている筒体31
で、この筒部31の上端部に外方向に突出したフランジ
からなる下側軒樋挟持部32と、筒体31の下部内側に
筒体31より小さい内側筒体33とが設けられている。
この内側筒体33は筒体31の内周面に内方向に水平に
突出した水平部331と、この水平部331の内側先端
からほぼ垂直に垂下した垂直部332からなり、内側筒
体33と筒体31との間に隙間36が形成されている。
そして、この垂直部332にはほぼ等間隔に4個の貫通
孔35が設けられている。
【0032】排水下筒4は下部が竪樋6を取り付ける接
続部42になされた筒体41で、この筒体41の上部内
周面には内方向に突出した係止爪43が設けられてい
る。この係止爪43は内側筒体33に設けられている4
個の貫通孔35に対応する位置に設けられている。そし
て、この排水下筒4の上部が排水上筒3の筒体31と内
側筒体33の隙間に挿入され、排水下筒4の係止爪43
が排水上筒3の貫通孔35の中に挿入されて排水下筒4
が排水上筒3に連結されている。
【0033】尚、貫通孔35の大きさは係止爪43より
ずっと大きくなされている。従って、貫通孔35の中に
係止爪43を挿入すると、移動可能になっていて、点線
で示すように排水下筒4が傾斜したり、矢印で示すよう
に左右にスライドできるようになっている。排水上筒3
に排水下筒4を連結する方法の一例を示す。即ち、排水
上筒3の下方から係止爪43を変形させながら強引に排
水下筒4の上部を排水上筒3の筒体31と内側筒体33
の隙間36に挿入する。すると、係止爪43が貫通孔3
5の中に入ったときに係止爪43が元の形状に戻って排
水上筒3に排水下筒4が連結される。又、別の方法とし
て、予め、排水下筒4を縦に2分割したものを製造し、
この排水下筒4の上部を排水上筒3の筒体31と内側筒
体33の隙間36に挿入し排水下筒4の係止爪43を貫
通孔35に挿入した後、この2分割した排水下筒4を元
の形状に接着する。
【0034】このように連結していると、排水上筒3の
内側筒体33は筒体31の内側に設けられているから、
この内側筒体33に設けられている貫通孔35が外部か
ら見えなく、この連結部分が美麗である。5はポリ塩化
ビニル樹脂製の軒樋であり、この軒樋5には、軒樋用ド
レン1を取り付ける位置に係止筒2の筒体21が挿入で
きる通孔51が設けられている。6は竪樋であり、この
竪樋6は建物の壁に取付具で取り付けられている。
【0035】次に、この軒樋用ドレンの施工方法、使用
方法および作用について説明する。軒先の所々に複数の
軒樋吊り具を取り付け、この複数の軒樋吊り具に軒樋5
を架け渡し、この軒樋5を軒樋吊り具に取り付ける。次
に、軒樋5の軒樋用ドレン1を取り付ける位置(水落と
し位置)に係止筒2の筒体21が挿入できる大きさの通
孔51を設ける。そして、この通孔51の下側周縁部に
排水上筒3の下側軒樋挟持部32を当接させ、軒樋5の
上方から通孔51を通して係止筒2の筒部21を挿入
し、この係止筒2の雄ネジ211を排水筒3の雌ネジ3
11に螺入して、係止筒2の上側軒樋挟持部22と排水
筒3の下側軒樋挟持部32とで軒樋5の通孔51の周縁
部を挟んで軒樋5に軒樋用ドレン1を取り付ける。一
方、建物の壁に竪樋6を竪樋取付具で取り付ける。そし
て、軒樋用ドレン1の排水下筒4の接続部42に直接竪
樋6を取り付ける。
【0036】すると、軒樋5を流れる雨水は軒樋用ドレ
ン1の係止筒2に入り、この係止筒2から排水上筒3を
経て排水下筒4に取り付けられている竪樋6に流れてゆ
く。この際、排水下筒4の上部が排水上筒3の筒体31
と内側筒体33の隙間36に挿入されているから、排水
上筒3の内周面を伝って落下する雨水はすべて内側筒体
33の水平部331から垂直部332を経て、排水下筒
4の中に入ってゆく。従って、排水上筒3と排水下筒4
の間から雨水が漏れない。又、落ち葉等のゴミは網状の
ドレンキャップ23によって遮られて竪樋6の中に入っ
て行かない。
【0037】このように軒樋用ドレン1で軒樋5と竪樋
6とを連結して使用していると、夏冬・昼夜等の温度差
によって軒樋5が膨張収縮する。この結果、この軒樋5
に取り付けられている係止筒2と排水上筒3は軒樋5と
共に軒先に沿った方向に移動するが、壁に取り付けられ
ている竪樋6は軒先に沿った方向に移動しない。しか
し、排水上筒3の内側筒体33の貫通孔35の中に排水
下筒4の係止爪41が移動可能に挿入されているから、
軒樋5が膨張収縮すると、排水下筒4の係止爪43が排
水上筒3の内側筒体33の貫通孔35の中を上下に移動
して排水下筒4が軒樋5の膨張収縮する方向に傾斜した
り左右にスライドして、この軒樋5、係止筒2、排水上
筒3の移動による歪みを吸収する。従って、軒樋5が膨
張収縮を繰り返しても軒樋用ドレン1、軒樋5等が破損
しない。
【0038】(実施例2)図3は本発明軒樋用ドレンの
他の実施例を示すもので、軒樋用ドレンの一部切欠正面
図である。
【0039】図3において、1aはポリ塩化ビニル樹脂
製の軒樋用ドレンであり、この軒樋用ドレン1aは係止
筒2aと排水上筒3aと連結筒7aと排水下筒4aとか
らなる。係止筒2aは外周面に雄ネジ211aが設けら
れている筒体21aで、この筒体21aの上端部に外方
向に突出したフランジからなる上側軒樋挟持部22aが
設けられている。又、筒体21aの上側には上端の開口
を覆って網状のドレンキャップ23aが設けられてい
る。
【0040】排水上筒3aは内周面に係止筒2aの雄ネ
ジ211aに螺合する雌ネジ311aが設けられている
筒体31aで、この筒体31aの上端部に外方向に突出
したフランジからなる下側軒樋挟持部32aと、筒体3
1aの下部内側に筒体31aより小さい第一内側筒体3
3aとが設けられている。そして、この第一内側筒体3
3aの側壁にはほぼ等間隔に4個の第一貫通孔35aが
設けられている。連結筒7aは筒体71aで、この筒体
71aの上部に内方向に突出した第一係止爪72aと、
筒体71aの下部内側に筒体71aより小さい第二内側
筒体73aと、この第二内側筒体73aと筒体71aと
の間に筒体71aから内方向に突出した第二係止爪74
aとが設けられている。
【0041】排水下筒4aは下部が竪樋6aを取り付け
る接続部42aになされた筒体41aで、この筒体41
aの上部内側には筒体41aより小さい第三内側筒体4
5aが設けられている。この第三内側筒体45aは筒体
41aの内周面に内方向に水平に突出した水平部451
aと、この水平部451aの内側先端からほぼ垂直に立
設された垂直部452aからなり、この垂直部452a
にはほぼ等間隔に4個の第二貫通孔46aが設けられて
いる。そして、連結筒7aの上部が排水上筒3aの筒体
31aと第一内側筒体33aの隙間に挿入され、連結筒
7aの第一係止爪72aが排水上筒3aの第一内側筒体
33aの第一貫通孔35aの中に挿入されて連結筒7a
が排水上筒3aに連結されている。
【0042】尚、第一貫通孔35aの大きさは第一係止
爪72aよりずっと大きくなされている。従って、第一
貫通孔35aの中に第一係止爪72aを挿入すると、移
動可能になっていて、点線で示すように連結筒7が傾斜
したり、矢印で示すように左右にスライドできるように
なっている。又、排水下筒4aの第三内側筒体45aが
連結筒7aの筒体71aと第二内側筒体73aの隙間に
挿入され、連結筒7aの第二係止爪74aが排水下筒4
aの第三内側筒体45aの第二貫通孔46aの中に移動
可能に挿入されて排水下筒4aが連結筒7aに連結され
ている。
【0043】この第二係止爪74aが第二貫通孔46a
の中に移動可能に挿入されている構造は第一係止爪72
aが第一貫通孔35aに移動可能に挿入されている構造
と同じであって、連結筒7aが傾斜したり左右にスライ
ドできるようになっている。この排水上筒3aに連結筒
7aを連結したり、連結筒7aに排水下筒4aを連結す
る方法の一例を示す。即ち、連結筒7aの第一係止爪7
2aを変形させながら強引に連結筒7aの上部を排水上
筒3aの筒体31aと第一内側筒体33aの隙間に挿入
する。すると、第一係止爪72aが第一貫通孔35aの
中に入ったときに、第一係止爪72aが元の形状に戻っ
て排水上筒3aに連結筒7aが連結される。又、第二係
止爪74aを変形させながら強引に連結筒7aの下方か
ら第二内側筒体73aと筒体71aとの隙間に第三内側
筒体45aを挿入すると、第二係止爪74aが第二貫通
孔46aの中に入ったときに第二係止爪74aが元の形
状に戻って連結筒7aに排水下筒4が連結される。又、
別の方法として、予め、連結筒7aを縦に2分割したも
のを製造し、連結筒7aの上部を排水上筒3aの筒体3
1aと第一内側筒体33aの隙間に挿入して連結筒7a
の係止爪72aを第一貫通孔35aの中に挿入し、又、
連結筒7aの下部の第二内側筒体73aと筒体71aの
間に排水下筒4aの第三内側筒体45aを挿入して第二
係止爪74aを第二貫通孔46aの中に挿入する。その
後、この2分割した連結筒7aを元の形に接着する。
【0044】このように連結していると、第一貫通孔3
5aが設けられている排水上筒3aの第一内側筒体33
aは筒体31aの下部内側に設けられているし、第二貫
通孔46aが設けられている第三内側筒体45aは筒体
41aの上部内側に設けられているから、第一内側筒体
33a、第一貫通孔35aおよび第三内側筒体45a、
第二貫通孔46aが外部から見えなくこれ等の連結部分
が美麗である。6aは竪樋であり、この竪樋6aは建物
の壁に竪樋取付具で取り付けられている。
【0045】次に、この軒樋用ドレンの施工方法、使用
方法および作用について説明する。軒先の所々に複数の
軒樋取付具を取り付け、この複数の軒樋取付具に軒樋を
架け渡し、この軒樋を軒樋取付具に取り付ける。次に、
軒樋の軒樋用ドレン1aを取り付ける位置(水落とし位
置)に係止筒2aの筒体21aが挿入できる大きさの通
孔を設ける。そして、この通孔の下側周縁部に排水筒3
aの下側軒樋挟持部32aを当接させ、軒樋の上方から
通孔を通して係止筒2aの筒部21aを挿入し、この係
止筒2aの雄ネジ211aを排水筒3aの雌ネジ311
aに螺入して、係止筒2aの上側軒樋挟持部22aと排
水筒3aの下側軒樋挟持部32aとで軒樋の通孔周縁部
を挟んで軒樋に軒樋用ドレン1aを取り付ける。
【0046】一方、建物の壁に竪樋6aを竪樋取付具で
取り付ける。そして、竪樋6aを軒樋用ドレン1aの排
水下筒4aに連結する。すると、軒樋を流れる雨水は軒
樋用ドレン1aの係止筒2aに入り、この係止筒2aか
ら排水上筒3a、連結筒7aを経て、排水下筒4aに取
り付けられている竪樋6aに流れてゆく。この際、連結
筒7aの上部が排水上筒3aの筒体31aと第一内側筒
体33aの隙間に挿入されているから、排水上筒3aの
内周面を伝って落下する雨水はすべて排水上筒3aの第
一内側筒体33aの内周面を経て、連結筒7aの中に入
ってゆく。従って、排水上筒3aと連結筒7aの間から
雨水が漏れない。又、排水下筒4aの第三内側筒体45
aが連結筒7aの筒体71aと第二内側筒体73aの隙
間の中に挿入されているから、連結筒7aの内周面を伝
って落下する雨水はすべて第三内側筒体73aから排水
筒部4aの中に入ってゆく。従って、連結筒7aと排水
下筒4aの間から雨水が漏れない。又、落ち葉等のゴミ
は網状のドレンキャップ23aによって遮られて竪樋6
aの中に入ってゆかない。
【0047】このように軒樋用ドレン1aで軒樋と竪樋
6aとを連結して使用していると、夏冬・昼夜等の温度
差によって軒樋が膨張収縮する。この結果、この軒樋に
取り付けられている係止筒2aと排水上筒3aは軒樋と
共に軒先に沿った方向に移動するが、壁に取り付けられ
ている竪樋6aは軒先に沿った方向に移動しない。
【0048】しかし、排水上筒3aの第一内側筒体33
aの第一貫通孔35aの中に連結筒7aの第一係止爪7
2aが移動可能に挿入されているから、軒樋が膨張収縮
すると、この連結筒7aの第一係止爪72aが排水上筒
3aの第一内側筒体33aの第一貫通孔35aの中を上
下に移動して連結筒7aが軒樋の膨張収縮する方向に傾
斜したり左右にスライドする。更に、このように連結筒
7aが軒樋の膨張収縮する方向に傾斜したり左右にスラ
イドしても、排水下筒4aの第三内側筒体45aに設け
られている第二貫通孔46aの中に連結筒7aの第二係
止爪74aが移動可能に挿入されているから、この排水
下筒4aの第二貫通孔46aの中を連結筒7aの第二係
止爪74aが上下に移動したり左右にスライドするので
支障がない。
【0049】このように、排水上筒3aと連結筒7aと
の連結部分と連結筒7aと排水下筒4aとの連結部分の
両方で軒樋、係止筒2a、排水上筒3aの移動による歪
みを実施例1より更に無理なく吸収することができる。
従って、軒樋が膨張収縮を繰り返しても軒樋用ドレン1
a、軒樋等が破損しない。
【0050】(実施例3)図4は本発明軒樋用ドレンの
別の実施例を示すもので、軒樋用ドレンの一部切欠正面
図である。
【0051】図4において、1bはポリ塩化ビニル樹脂
製の軒樋用ドレンであり、この軒樋用ドレン1bは係止
筒2bと排水上筒3bと排水下筒4bとからなる。係止
筒2bは外周面に雄ネジ211bが設けられている筒体
21bで、この筒体21bの上端部に外方向に突出して
いるフランジからなる上側軒樋挟持部22bが設けられ
ている。又、この筒体21bの上側には上端の開口を覆
って網状のドレンキャップ23bが設けられている。排
水上筒3bは内周面に係止筒2bの雄ネジ211bに螺
合する雌ネジ311bが設けられている筒体31bで、
この筒体31bの上端は拡径されて下側軒樋挟持部32
bとなっている。又、筒体31bの下部には外方向に突
出した環状の係止リング37bが設けられている。
【0052】排水下筒4bは下部が竪樋を取り付ける接
続部42bになされた筒体41bで、この筒体41bの
上部に内方向に突出している係止爪47bが設けられて
いる。接続部42bは竪樋の中に挿入し易いように外周
面がテーパー状に細くなっている。そして、排水下筒4
bの上部の中に排水上筒3bの筒部31bの下部が挿入
され、排水上筒3bの係止リング37bの上に排水下筒
4bの係止爪47bが上下左右に移動可能に載置されて
排水下筒4bが排水上筒3bに連結されている。
【0053】この排水上筒3bに排水下筒4bを連結す
る方法の一例を示す。即ち、排水上筒4bの係止爪47
bを変形させながら強引に排水上筒3bの下部を排水下
筒4bの上部の中に挿入する。すると、係止リング37
bが係止爪47bを通過すると、係止爪47bが元の形
状に戻って排水上筒3bに排水下筒4bが連結される。
又、別の方法として、予め、排水下筒4bを縦に2分割
したものを製造し、排水下筒4bの係止爪47bを排水
上筒3bの係止リング37bの上に載せながら2分割し
た排水下筒4aを元の形状に接着する。このように連結
していると、係止リング37bと係止爪47bは排水下
筒4bの上部の中に隠れて見えないのでこの部分が美麗
である。
【0054】次に、この軒樋用ドレンの施工方法、使用
方法および作用について説明する。軒先の所々に複数の
軒樋吊り具を取り付け、この複数の軒樋吊り具に軒樋を
架け渡して軒樋を軒樋吊り具に取り付ける。次に、軒樋
の軒樋用ドレン1bを取り付ける位置(水落とし位置)
に係止筒2bの筒体21bが挿入できる大きさの通孔を
設ける。そして、この通孔の下側周縁部に排水筒3bの
下側軒樋挟持部32bを当接させ、軒樋5の上方から通
孔を通して係止筒2bの筒部21bを挿入し、この係止
筒2bの雄ネジ211bを排水筒3bの雌ネジ311b
に螺入して、係止筒2bの上側軒樋挟持部22bと排水
筒3bの下側軒樋挟持部32bとで軒樋の通孔周縁部を
挟んで軒樋に軒樋用ドレン1bを取り付ける。一方、建
物の壁に竪樋を竪樋取付具で取り付ける。
【0055】そして、軒樋用ドレン1bの排水下筒4b
の接続部42bに直接竪樋を取り付ける。すると、軒樋
を流れる雨水は軒樋用ドレン1bの係止筒2bに入り、
この係止筒2bから排水上筒3bを経て排水下筒4bに
取り付けられている竪樋に流れてゆく。この際、排水下
筒4bの上部の中に排水上筒3bの下部が挿入されてい
るから、排水上筒3bの内周面を伝って落下する雨水は
すべて排水下筒4bの中に入ってゆく。従って、排水上
筒3bと排水下筒4bの間から雨水が漏れることがな
い。又、落ち葉等のゴミは網状のドレンキャップ23b
によって遮られて竪樋の中に入って行かない。
【0056】このように軒樋と竪樋とを軒樋用ドレン1
bで連結して使用していると、夏冬・昼夜の温度差によ
って軒樋が膨張収縮し、軒樋が軒先に沿った方向に移動
する。この結果、この軒樋に取り付けられている係止筒
2bと排水上筒3bは軒樋と共に軒先に沿った方向に移
動するが、壁に取り付けられている竪樋は軒先に沿った
方向に移動しない。しかし、排水上筒3bの係止リング
37bの上に排水下筒4bの係止爪47bが移動可能に
載置されて排水下筒4bが排水上筒3bに連結されてい
るから、軒樋が膨張収縮すると、この排水上筒3bの係
止リング37bの上で排水下筒4bの係止爪47bが上
下に移動して排水下筒4bが軒樋の膨張収縮する方向に
傾斜したり左右にスライドして、この軒樋、係止筒2
b、排水上筒3bの移動による歪みを吸収する。従っ
て、軒樋が膨張収縮を繰り返しても軒樋用ドレン1b、
軒樋等が破損しない。
【0057】(実施例4)図5は本発明軒樋用ドレンの
更に別の実施例を示すもので、軒樋用ドレンの一部切欠
正面図である。
【0058】図5において、1cはポリ塩化ビニル樹脂
製の軒樋用ドレンであり、この軒樋用ドレン1cは係止
筒2cと排水上筒3cと連結筒7cと排水下筒4cとか
らなる。係止筒2cは外周面に雄ネジ211cが設けら
れている筒体21cで、この筒体21cの上端に外方向
に突出したフランジからなる上側軒樋挟持部22cが設
けられている。又、この筒体21cの上側には上方の開
口を覆って網状のドレンキャップ23cが設けられてい
る。排水上筒3cは内周面に係止筒2cの雄ネジ211
cに螺合する雌ネジ311cが設けられている筒体31
cで、この筒体31cの上端は拡大されて下側軒樋挟持
部32cとなっている。又、筒体31cの下部に外方向
に突出した環状の上側係止リング37cが設けられてい
る。
【0059】連結筒7cは筒体71cで、この筒体71
cの上部に内方向に突出した上側係止爪77cと、筒体
71cの下部内側に筒体71cより小さい内側筒体72
cと、この内側筒体72cと筒体71cとの間に筒体7
1cから内方向に突出した下側係止爪73cとが設けら
れている。排水下筒4cは下部が竪樋6cを取り付ける
接続部42cになされた筒体41cで、この筒体41c
の上部に外方向に突出した環状の下側係止リング47c
が設けられている。接続部42cは拡径されて、この中
に竪樋6cを取り付け易くなっている。
【0060】そして、排水上筒3cの下部が連結筒7c
の筒体71cの上部の中に挿入され、連結筒7cの上側
係止爪77cが排水上筒3cの上側係止リング37cの
上に移動可能に載置されて連結筒7cが排水上管3cに
連結されている。又、排水下筒4cの上部が連結筒7c
の筒体71cと内側筒体72cの隙間に挿入され、排水
下筒4cの下側係止リング47cが連結筒7cの下側係
止爪73cの上に移動可能に載置されて排水下筒4cが
連結筒7cに連結されている。この排水上筒3cと連結
筒7cとを、又、連結筒7cと排水下筒4cとをそれぞ
れ連結する方法の一例を示す。
【0061】即ち、連結筒7cの上側係止爪77cを変
形させながら強引に連結筒7cの上部の中に排水上筒3
cの下部を挿入する。すると、上側係止爪77cが上側
係止リング37cを越えると上側係止爪77cが元の形
状に戻って排水上筒3cに連結筒7cが連結される。
又、連結筒7cの下側係止爪73cを変形させながら強
引に排水下筒4cの上部を連結筒7cの筒体71cと内
側筒体72cとの隙間に挿入する。すると、下側係止爪
73cが下側係止リング47cを越えると下側係止爪7
3cが元の形状に戻って連結筒7cに排水下筒4cが連
結される。又、別の方法として、予め、連結筒7cを縦
に2分割したものを製造し、連結筒7cの上側係止爪7
7cを排水上筒3aの上側係止リング37cの上に載
せ、又、連結筒7cの下側係止爪73cを排水下筒4c
の下側係止リング47cの上に載せながら、この2分割
した連結筒7aを元の形に接着する。
【0062】このように連結していると、排水上筒3c
の上側係止リング37cや連結筒7cの上側係止爪77
cは連結筒7cの上部に隠れるし、連結筒7cの内側筒
体72cや下側係止爪73cや排水下筒4cの下側係止
リング47cは連結筒7cの下部に隠れて見えなくこれ
等の連結部分が美麗である。
【0063】次に、この軒樋用ドレンの施工方法、使用
方法および作用について説明する。軒先の所々に複数の
軒樋取付具を取り付け、この複数の軒樋取付具に軒樋を
架け渡して軒樋を軒樋取付具に取り付ける。次に、軒樋
の軒樋用ドレン1cを取り付ける位置(水落とし位置)
に係止筒2cの筒体21cが挿入できる大きさの通孔を
設ける。そして、この通孔の下側周縁部に排水筒3cの
下側軒樋挟持部32cを当接させ、軒樋の上方から通孔
を通して係止筒2cの筒部21cを挿入し、この係止筒
2cの雄ネジ211cを排水筒3cの雌ネジ311cに
螺入して、係止筒2cの上側軒樋挟持部22cと排水筒
3cの下側軒樋挟持部32cとで軒樋の通孔周縁部を挟
んで軒樋に軒樋用ドレン1cを取り付ける。一方、建物
の壁に竪樋を竪樋取付具で取り付ける。
【0064】そして、竪樋6cを軒樋用ドレン1cの排
水下筒4cに連結する。すると、軒樋を流れる雨水は軒
樋用ドレン1cの係止筒2cに入り、この係止筒2cか
ら排水上筒3c、連結筒7cを経て排水下筒4cに取り
付けられている竪樋6cに流れてゆく。この際、連結筒
7cの筒体71cの上部の中に排水上筒3cの下部が挿
入されているから、排水上筒3cの内周面を伝って落下
する雨水はすべて排水上筒3cから連結筒7cの中に入
ってゆく。従って、排水上筒3cと連結筒7cの間から
雨水が漏れない。又、連結筒7cの筒体71cと内側筒
体72cの隙間に排水下筒4cの上部が挿入されている
から、連結筒7cの内側筒体72cの内周面を伝って落
下する雨水cはすべて排水筒部4cの中に入ってゆく。
従って、連結筒7cと排水下筒4cの間から雨水が漏れ
ない。又、落ち葉等のゴミは網状のドレンキャップ23
cによって遮られて竪樋の中に入って行かない。
【0065】このように軒樋用ドレン1cで軒樋と竪樋
6cとを連結して使用していると、夏冬・昼夜等のの温
度差によって軒樋が膨張収縮し、軒樋が軒先に沿った方
向に移動する。この結果、この軒樋に取り付けられてい
る係止筒2cと排水上筒3cは軒樋と共に軒先に沿った
方向に移動するが、壁に取り付けられている竪樋6cは
軒先に沿った方向に移動しない。しかし、排水上筒3c
の上側係止リング37cが連結管7cの内方向に突出し
ている上側係止爪77cの上にが移動可能に載置されて
いるから、軒樋が膨張収縮すると、排水上筒3cの係止
リング37cの上で連結筒7cの上側係止爪77cが上
下に移動して連結筒7cが軒樋の膨張収縮する方向に傾
斜したり左右にスライドする。更に、このように連結筒
7cが軒樋の膨張収縮する方向に傾斜しても、連結筒7
cの下側係止爪73cの上に排水下筒4cの下側係止リ
ング47cが移動可能に載置されているから、この連結
筒7cの下側係止爪73cの上で排水下筒4cの下側係
止リング47cが上下に移動したり、左右にスライドす
るので支障がない。
【0066】このように、排水上筒3cと連結筒7cの
連結部分および連結筒7cと排水下筒4cの連結部分の
両方で軒樋、係止筒2c、排水上筒3cの移動による歪
みを実施例1、実施例3より更に無理なく吸収すること
ができる。従って、軒樋が膨張収縮を繰り返しても軒樋
用ドレン1c、軒樋等が破損しない。
【0067】(実施例5)図6は本発明軒樋用ドレンの
更に別の実施例を示すもので、軒樋用ドレンの使用状態
を示す一部切欠正面図である。
【0068】図6において、1dはポリ塩化ビニル樹脂
製の軒樋用ドレンであり、この軒樋用ドレン1dは係止
筒2dと排水上筒3dと排水下筒4dとからなる。係止
筒2dは外周面に雄ネジ211dが設けられている筒体
21dで、この筒体21dの上端部に外方向に突出した
フランジからなる上側軒樋挟持部22dが設けられてい
る。又、この筒体21dの上側には上端の開口を覆って
網状のドレンキャップ23dが設けられている。
【0069】排水上筒3dは内周面に係止筒2dの雄ネ
ジ211dに螺合する雌ネジ311dが設けられている
筒体31dで、この排水上筒3dには筒部31dの上端
部から外方向に突出した下側軒樋挟持部32dと、この
下側軒樋挟持部32dの外側から下方に垂下した外側筒
体38dが設けられていて、外側筒体38dと筒体31
dとの間に隙間36dが形成されている。又、筒体31
dにはほぼ等間隔に4個の貫通孔35dが設けられて、
外側筒体38dがこの貫通孔35dの外側を覆ってい
て、外側から貫通孔35dが見えなくなっている。
【0070】排水下筒4dは下部が竪樋やエルボ落とし
61d等を取り付ける接続部42dになされた筒体41
dで、この筒体41dの上部内周面には内方向に突出し
た係止爪43dが設けられている。この係止爪43dは
筒体31dに設けられている4個の貫通孔35dに対応
する位置に設けられている。そして、この排水下筒4d
の上部が排水上筒3dの筒体31dと外側筒体38dの
隙間36cに挿入され、排水下筒4dの係止爪43dが
筒体31dの貫通孔35dの中に挿入されて排水下筒4
dが排水上筒3dに連結されている。
【0071】尚、貫通孔35dの大きさは係止爪43d
よりずっと大きくなされている。従って、貫通孔35d
の中に係止爪43dを挿入すると、移動可能になってい
る。又、この貫通孔35dと係止爪43dは外側筒体3
8dが覆っているから、この接続部分は美麗である。こ
の排水上筒3dに排水下筒4dに連結する方法の一例を
示す。即ち、排水下筒4dの係止爪43dを変形させな
がら強引に排水上筒3dの外側筒体38dと筒体31d
の隙間36cに挿入する。すると、係止爪43dが貫通
孔35dの中に入ったときに係止爪43dが元の形状に
戻って排水下筒4dが排水上筒3dに連結される。又、
別の方法として、予め、排水下筒4dを縦に2分割した
ものを製造し、この排水下筒4dの上部を排水上筒3d
の筒体31dと外側筒体38dの隙間36cに挿入し排
水下筒4dの係止爪43dを貫通孔35dの中に挿入し
た後、この2分割した排水下筒4dを元の形に接着す
る。
【0072】5dはポリ塩化ビニル樹脂製の軒樋であ
り、この軒樋5dには、軒樋用ドレン1dを取り付ける
位置に係止筒2dの筒体21dが挿入できる通孔が設け
られている。61dはエルボ落としであり、このエルボ
落とし61dの先方は建物の壁に取り付けられている竪
樋に接続されている。
【0073】次に、この軒樋用ドレンの施工方法、使用
方法および作用について説明する。軒先の所々に複数の
軒樋吊り具を取り付け、この複数の軒樋吊り具に軒樋5
dを架け渡し、この軒樋5dを軒樋吊り具に取り付け
る。次に、軒樋5dの軒樋用ドレン1dを取り付ける位
置(水落とし位置)に係止筒2dの筒体21dが挿入で
きる大きさの通孔を設ける。そして、この通孔51dの
下側周縁部に排水筒3dの下側軒樋挟持部32dを当接
させ、軒樋5dの上方から通孔51dを通して係止筒2
dの筒部21dを挿入し、この係止筒2dの雄ネジ21
1dを排水筒3dの雌ネジ311dに螺入して、係止筒
2dの上側軒樋挟持部22dと排水筒3dの下側軒樋挟
持部32dとで軒樋の通孔の周縁部を挟んで軒樋に軒樋
用ドレン1dを取り付ける。一方、建物の壁に竪樋を竪
樋取付具で取り付ける。
【0074】そして、軒樋用ドレン1aの排水下筒4d
の接続部42dと竪樋との間をエルボ落とし61d、這
樋等で連結する。すると、軒樋5dを流れる雨水は軒樋
用ドレン1dの係止筒2dに入り、この係止筒2dから
排水上筒3dを経て排水下筒4dに取り付けられている
エルボ落とし61dから竪樋6dに流れてゆく。この
際、排水上筒3dの筒体31dの下部は排水下筒4dの
中に挿入されているから、排水上筒3dの筒体31dの
内周面を伝って落下する雨水はすべて排水上筒3dの筒
体31dから排水下筒4dの中に入ってゆく。従って、
排水上筒3dと排水下筒4dの間から雨水が漏れない。
又、落ち葉等のゴミは網状のドレンキャップ23dによ
って遮られて竪樋6dの中に入って行かない。
【0075】このように軒樋用ドレン1dで軒樋5dと
竪樋とを連結して使用していると、夏冬・昼夜等の温度
差によって軒樋5dが膨張収縮する。この結果、この軒
樋5dに取り付けられている係止筒2dと排水上筒3d
は軒樋5dと共に軒先に沿った方向に移動するが、壁に
取り付けられている竪樋は軒先に沿った方向に移動しな
い。しかし、排水上筒3dの筒体31dの貫通孔35d
の中に排水下筒4dの係止爪43dが移動可能に挿入さ
れているから、軒樋が膨張収縮すると、排水下筒4dの
係止爪43dが排水上筒3dの筒体31dの貫通孔35
dの中を上下に移動して排水下筒4dが軒樋5dの膨張
収縮する方向に傾斜したり左右にスライドして、この軒
樋5d、係止筒2d、排水上筒3dの移動による歪みを
吸収する。従って、軒樋5dが膨張収縮を繰り返しても
軒樋用ドレン1d、軒樋5d等が破損しない。
【0076】(実施例6)図7は本発明軒樋用ドレンの
更に別の実施例を示すもので、軒樋用ドレンの使用状態
を示す一部切欠正面図である。
【0077】図7において、1eはポリ塩化ビニル樹脂
製の軒樋用ドレンであり、この軒樋用ドレン1eは係止
筒2eと排水上筒3eと排水下筒4eとからなる。係止
筒2eは外周面に雄ネジ211eが設けられている筒体
21eで、この筒体21eの上端部に外方向に突出した
フランジからなる上側軒樋挟持部22eが設けられてい
る。又、この筒体21eの上側には上端の開口を覆って
網状のドレンキャップ23eが設けられている。又、筒
体21eの下端は縮小されて筒体21eより径の小さい
ガイド筒29eが形成されている。
【0078】排水上筒3eは内周面に係止筒2eの雄ネ
ジ211eに螺合する雌ネジ311eが設けられている
筒体31eで、この筒部31の上端部には外方向に突出
したフランジからなる下側軒樋挟持部32eが設けられ
ている。又、筒体31eの下部の内周面39eが球面状
になされている。排水下筒4eは下部が竪樋6eやエル
ボ落とし等に接続される接続部42eになされた筒体4
1eで、この筒体41eの上部の外周面49eが球面状
になされている。そして、この排水下筒4eの筒体41
eの上部の球面状の外周面49eが排水上筒3eの筒体
31eの下部の球面状の内周面39eの中に回動自在に
嵌合されている。従って、排水下筒4eの球面状の外周
面49eを排水上筒3eの球面状の内周面39eに沿っ
て回動させることによって排水下筒4eを適当な方向に
向けることができるようになっている。又、係止筒2d
の雄ネジ211eを排水上筒3dの雌ネジ311eに螺
入して係止筒2dを排水上筒3dに取り付けると、ガイ
ド筒29eが排水上筒3eと排水下筒4eの接続部の内
側を覆うようになっている。
【0079】5eはポリ塩化ビニル樹脂製の軒樋であ
り、この軒樋5eには、軒樋用ドレン1eを取り付ける
位置に係止筒2eの筒体21eが挿入できる通孔が設け
られている。6eは竪樋であり、この竪樋6eは建物の
壁に取付具で取り付けられている。
【0080】次に、この軒樋用ドレンの施工方法、使用
方法および作用について説明する。軒先の所々に複数の
軒樋吊り具を取り付け、この複数の軒樋吊り具に軒樋5
を架け渡し、この軒樋5を軒樋吊り具に取り付ける。次
に、軒樋5eの軒樋用ドレン1eを取り付ける位置(水
落とし位置)に係止筒2eの筒体21eが挿入できる大
きさの通孔を設ける。そして、この通孔の下側周縁部に
排水筒3eの下側軒樋挟持部32eを当接させ、軒樋5
eの上方から通孔を通して係止筒2eの筒部21eを挿
入し、この係止筒2eの雄ネジ211eを排水筒3eの
雌ネジ311eに螺入して、係止筒2eの上側軒樋挟持
部22eと排水筒3eの下側軒樋挟持部32eとで軒樋
5eの通孔の周縁部を挟んで軒樋5eに軒樋用ドレン1
eを取り付ける。一方、建物の壁に竪樋6eを竪樋取付
具で取り付ける。
【0081】そして、軒樋用ドレン1eの排水下筒4e
の接続部42eに直接竪樋6eを取り付ける。すると、
軒樋5eを流れる雨水は軒樋用ドレン1eの係止筒2e
に入り、この係止筒2eから排水下筒4eに取り付けら
れている竪樋6eに流れてゆく。この際、係止筒2eの
下部のガイド筒29eが排水上筒3eと排水下筒4eの
接続部の内側を覆っているから、係止筒2eのガイド筒
29eの内周面を伝って落下する雨水はすべて排水下筒
4の中に入ってゆく。従って、排水上筒3eと排水下筒
4eの間から雨水が漏れない。又、落ち葉等のゴミは網
状のドレンキャップ23eによって遮られて竪樋6eの
中に入って行かない。
【0082】このように軒樋用ドレン1eで軒樋5eと
竪樋6eとを連結して使用していると、夏冬・昼夜等の
温度差によって軒樋5eが膨張収縮する。この結果、こ
の軒樋5eに取り付けられている係止筒2eと排水上筒
3eは軒樋5eと共に軒先に沿った方向に移動するが、
壁に取り付けられている竪樋6eは軒先に沿った方向に
移動しない。しかし、排水下筒4eの筒体41eの上部
の球面状の外周面49eが排水上筒3eの筒体31eの
下部の球面状の内周面39eの中に回動自在に嵌合され
ているから、軒樋が膨張収縮すると、排水下筒4eの球
面状の外周面49eを排水上筒3eの球面状の内周面3
9eに沿って回動して排水下筒4eが軒樋5eの膨張収
縮する方向に傾斜し、この軒樋5e、係止筒2e、排水
上筒3eの移動による歪みを吸収する。従って、軒樋5
eが膨張収縮を繰り返しても軒樋用ドレン1e、軒樋5
e等が破損しない。
【0083】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、排水上筒の筒
体の下部内側に内側筒体が設けられ、この排水上筒の筒
体と内側筒体の隙間に排水下筒の上部が挿入されて排水
下筒が排水上筒に連結されいるから、排水上筒の内側筒
体の内周面を伝って落下する雨水はすべて排水下筒の中
に入ってゆく。従って、排水上筒と排水下筒の間から雨
水が漏れないので安心である。
【0084】又、排水上筒の内側筒体の貫通孔の中に排
水下筒の係止爪が移動可能に挿入されているから、軒樋
が膨張収縮すると、排水下筒の係止爪が排水上筒の内側
筒体の貫通孔の中を上下に移動して排水下筒が軒樋の膨
張収縮する方向に傾斜したり左右にスライドして、この
軒樋、係止筒、排水上筒の移動を吸収するので軒樋、軒
樋用ドレン等が破損しない。しかも、貫通孔が設けられ
ている排水上筒の内側筒体は筒体の内側に設けられてい
るから、貫通孔が外部から見えなくこの連結部分が美麗
である。
【0085】又、請求項2記載の発明では、排水上筒の
筒体の下部内側に第一内側筒体が設けられ、この排水上
筒の筒体と第一内側筒体の隙間に連結筒の上部が挿入さ
れて連結筒が排水上筒に連結されているから、排水上筒
の第一内側筒体の内周面を伝って落下する雨水はすべて
連結筒の中に入ってゆく。従って、排水上筒と連結筒の
間から雨水が漏れない。又、排水下筒の第三内側筒体が
連結筒の筒体と第二内側筒体の隙間の中に挿入されてい
るから、連結筒の第二内側筒体の内周面を伝って落下す
る雨水はすべて排水下筒の中に入ってゆく。従って、連
結筒と排水下筒の間から雨水が漏れないので安心であ
る。
【0086】又、排水上筒の第一内側筒体の第一貫通孔
の中に連結筒の第一係止爪が移動可能に挿入されている
から、軒樋が膨張収縮すると、連結筒の第一係止爪が排
水上筒の第一内側筒体の第一貫通孔の中を上下に移動し
て連結筒が軒樋の膨張収縮する方向に傾斜したり左右に
スライドする。更に、このように連結筒が軒樋の膨張収
縮する方向に傾斜しても、排水下筒の第三内側筒体に設
けられている第二貫通孔の中に連結筒の第二係止爪が移
動可能に挿入されているから、この排水下筒の第二貫通
孔の中を連結筒の第二係止爪が上下に移動したり左右に
スライドする。
【0087】このように、排水上筒と連結筒の連結部分
および連結筒と排水下筒の連結部分の両方で移動するか
ら、軒樋、係止筒、排水上筒の移動による歪みを請求項
1記載の発明より更に無理なく吸収するので軒樋、軒樋
用ドレン等が破損しない。又、第一貫通孔が設けられて
いる排水上筒の第一内側筒体は排水上筒の筒体の内側に
設けられているし、第二貫通孔が設けられている排水下
筒の第三内側筒体は排水下筒の筒体の内側に設けられて
いるから、第一貫通孔や第二貫通孔が外部から見えなく
これ等の連結部分が美麗である。
【0088】又、請求項3記載の発明では、排水下筒の
上部の中に排水上筒の下部が挿入されて排水下筒が排水
上筒に連結されているから、排水上筒の内周面を伝って
落下する雨水はすべて排水下筒の中に入ってゆく。従っ
て、排水上筒と排水下筒の間から雨水が漏れることがな
いので安心である。
【0089】又、排水上筒の係止リングの上に排水下筒
の内方向に突出している係止爪が移動可能に載置されて
排水下筒が排水上筒に連結されているから、軒樋が膨張
収縮すると、排水上筒の係止リングの上で排水下筒の係
止爪が上下に移動して排水下筒が軒樋の膨張収縮する方
向に傾斜したり左右にスライドして、この軒樋、係止
筒、排水上筒の移動による歪みを吸収するので軒樋、軒
樋用ドレン等が破損しない。又、係止リングのある排水
上筒の下部は排水下筒の中に挿入されるし、係止爪は排
水下筒の内方向に突出しているから、この係止リングと
係止爪は排水下筒の上部の中に隠れて見えないのでこの
部分が美麗である。
【0090】又、請求項4記載の発明では、連結筒の筒
体の上部の中に排水上筒の下部が挿入されて連結筒が排
水上筒に連結されているから、排水上筒の内周面を伝っ
て落下する雨水はすべて連結筒の中に入ってゆく。従っ
て、排水上筒と連結筒の間から雨水が漏れない。又、連
結筒の筒体の下部内側に設けられている内側筒体と筒体
の隙間の中に排水下筒の上部が挿入されているから、連
結筒の内側筒体の内周面を伝って落下する雨水はすべて
排水下筒の中に入ってゆく。従って、連結筒と排水下筒
の間から雨水が漏れることがないので安心である。
【0091】又、排水上筒の上側係止リングの上に連結
管の内方向に突出している上側係止爪が移動可能に載置
されているから、軒樋が膨張収縮すると、排水上筒の係
止リングの上で連結筒の上側係止爪が上下に移動して連
結筒が軒樋の膨張収縮する方向に傾斜したり左右にスラ
イドする。更に、連結筒が軒樋の膨張収縮する方向に傾
斜したり左右にスライドしても、連結筒の下側係止爪の
上に排水下筒の下側係止リングが移動可能に載置されて
いるから、この連結筒の下側係止爪の上で排水下筒の下
側環状リングが上下に移動したり左右にスライドする。
このように排水上筒と連結筒の連結部分および連結筒と
排水下筒の連結部分の両方で移動するから、軒樋、係止
筒、排水上筒の移動による歪みを請求項1記載の発明や
請求項3記載の発明より更に無理なく吸収するので軒
樋、軒樋用ドレン等が破損しない。
【0092】又、上側係止リングのある排水上筒の下部
は連結筒の上部の中に挿入され、連結筒の上側係止爪は
連結筒の内方に突出しているから、上側係止リングや上
側係止爪は連結筒の上部に隠れる。又、連結筒の内側筒
体や下側係止爪は連結筒の内側に設けられ、排水下筒の
下側係止リングは連結筒の下部の中に挿入されているか
ら、内側筒体、下側係止爪、下側係止リングは連結筒の
下部に隠れる。このようになっているから、この両方の
連結部分が美麗である。
【0093】請求項5記載の発明では、排水下筒の上部
が排水上筒の筒体と外側筒体の隙間に挿入されているか
ら、排水上筒の内周面を伝って落下する雨水はすべて排
水下筒の中に入ってゆく。従って、排水上筒と排水下筒
の間から雨水が漏れないので安心である。又、排水下筒
の係止爪が排水上筒の貫通孔の中に移動可能に挿入され
ているから、軒樋が膨張収縮すると、排水下筒の係止爪
が排水上筒の貫通孔の中を上下に移動して排水下筒が軒
樋の膨張収縮する方向に傾斜したり左右にスライドし
て、この軒樋、係止筒、排水上筒の移動による歪みを吸
収するので軒樋、軒樋用ドレン等が破損しない。又、排
水上筒の貫通孔の外側を覆う外側筒体が設けられている
から、外部から貫通孔が見えなくこの連結部が美麗であ
る。
【0094】請求項6記載の発明では、係止筒の雄ネジ
が排水上筒の雌ネジに螺入されると、係止筒のガイド筒
が排水下筒と排水上筒の嵌合部より内側に挿入されるか
ら、係止筒の内周面を伝って落下する雨水はすべて嵌合
部を越してガイド筒から排水下筒の中に入ってゆく。従
って、排水上筒と排水下筒の間から雨水が漏れないので
安心である。又、排水下筒の上部の球面状の外周面が排
水上筒の下部の球面状の内周面の中に回動自在に嵌合す
るから、軒樋が膨張収縮すると、排水下筒の球面状の外
周面が排水上筒の球面状の内周面に沿って回動して排水
下筒が軒樋の膨張収縮する方向に傾斜して、この軒樋、
係止筒排水上筒の移動による歪みを吸収するので軒樋、
軒樋用ドレン等が破損しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明軒樋用ドレンの一実施例を示すもので、
軒樋用ドレンの一部切欠正面図である。
【図2】軒樋用ドレンを取り付けている状態を示す説明
図である。
【図3】本発明軒樋用ドレンの他の実施例を示すもの
で、軒樋用ドレンの一部切欠正面図である。
【図4】本発明軒樋用ドレンの別の実施例を示すもの
で、軒樋用ドレンの一部切欠正面図である。
【図5】本発明軒樋用ドレンの更に別の実施例を示すも
ので、軒樋用ドレンの一部切欠正面図である。
【図6】本発明軒樋用ドレンの更に別の実施例を示すも
ので、軒樋用ドレンの使用状態を示す一部切欠正面図で
ある。
【図7】本発明軒樋用ドレンの更に別の実施例を示すも
ので、軒樋用ドレンの使用状態を示す一部切欠正面図で
ある。
【図8】従来の軒樋用ドレンの取り付けられている状態
を示す説明図である。
【図9】従来の軒樋用ドレンとエルボにクラックが発生
した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d、1e 軒樋用ドレン 2、2a、2b、2c、2d、2e 係止筒 21、21a、21b、21c、21d、21e 筒
体 211、211a、211b、211c、211d、2
11e 雄ネジ 22、22a、22b、22c、22d、22e 上
側軒樋挟持部 29e ガイド筒 3、3a、3b、3c、3d、3e 排水筒 31、31a、31b、31c、31d、31e 筒
体 311、311a、311b、311c、311d、3
11e 雌ネジ 32、32a、32b、32c、32d、32e 下
側軒樋挟持部 33 内側筒体 33a 第一内側筒体 35、35d 貫通孔 35a 第一貫通孔 37b 係止リング 37c 上側係止リング 38d 外側筒体 39e 球面状の内周面 4、4a、4b、4c、4d、4e 排水下筒 41、41a、41b、41c、41d、41e 筒
体 42、42a、42b、42c、42d、42e 接
続部 43、43d 係止爪 45a 第三内側筒体 46a 第二貫通孔 47b 係止爪 47c 下側係止リング 49e 球面状の外周面 7a、7c 連結筒 71a、71c 筒体 72a 第一係止爪 72c 内側筒体 73a 第二内側筒体 73c 下側係止爪 74a 第二係止爪 77c 上側係止爪

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係止筒と排水上筒と排水下筒からなる軒
    樋用ドレンであって、前記係止筒は外周面に雄ネジが設
    けられている筒体で、この筒体の上端部に上側軒樋挟持
    部が設けられ、前記排水上筒は内周面に前記係止筒の雄
    ネジに螺合する雌ネジが設けられている筒体で、この筒
    体の上端部に下側軒樋挟持部と、筒体の下部内側に筒体
    より小さい内側筒体と、この内側筒体の側壁に貫通孔と
    が設けられ、前記排水下筒は下部が竪樋またはエルボを
    取り付ける接続部になされた筒体で、この筒体の上部に
    内方向に突出している係止爪が設けられ、この排水下筒
    の上部が前記排水上筒の筒体と内側筒体の隙間に挿入さ
    れ、排水下筒の係止爪が排水上筒の内側筒体の貫通孔の
    中に移動可能に挿入されて排水下筒が排水上筒に連結さ
    れていることを特徴とする軒樋用ドレン。
  2. 【請求項2】 係止筒と排水上筒と連結筒と排水下筒か
    らなる軒樋用ドレンであって、前記係止筒は外周面に雄
    ネジが設けられている筒体で、この筒体の上端部に上側
    軒樋挟持部が設けられ、前記排水上筒は内周面に前記係
    止筒の雄ネジに螺合する雌ネジが設けられている筒体
    で、この筒体の上端部に下側軒樋挟持部と、筒体の下部
    内側に筒体より小さい第一内側筒体と、この第一内側筒
    体の側壁に第一貫通孔とが設けられ、前記連結筒は筒体
    で、この筒体の上部に内方向に突出した第一係止爪と、
    筒体の下部内部に筒体より小さい第二内側筒体と、この
    第二内側筒体と筒体との間に筒体から内方向に突出した
    第二係止爪とが設けられ、前記排水下筒は下部が竪樋ま
    たはエルボを取り付ける接続部になされた筒体で、この
    筒体の上部内側に筒体より小さい第三内側筒体と、この
    第三内側筒体の側壁に第二貫通孔とが設けられ、前記連
    結筒の上部が前記排水上筒の筒体と第一内側筒体の隙間
    に挿入され、連結筒の第一係止爪が排水上筒の第一内側
    筒体の第一貫通孔の中に移動可能に挿入されて連結筒が
    排水上筒に連結され、前記排水下筒の第三内側筒体が前
    記連結筒の筒体と第二内側筒体の隙間に挿入され、連結
    筒の第二係止爪が排水下筒の第三内側筒体の第二貫通孔
    の中に移動可能に挿入されて排水下筒が連結筒に連結さ
    れていることを特徴とする軒樋用ドレン。
  3. 【請求項3】 係止筒と排水上筒と排水下筒からなる軒
    樋用ドレンであって、前記係止筒は外周面に雄ネジが設
    けられている筒体で、この筒体の上端部に上側軒樋挟持
    部が設けられ、前記排水上筒は内周面に前記係止筒の雄
    ネジに螺合する雌ネジが設けられている筒体で、この筒
    体の上端部に下側軒樋挟持部と、筒体の下部に外方向に
    突出した環状の係止リングとが設けられ、前記排水下筒
    は下部が竪樋またはエルボを取り付ける接続部になされ
    た筒体で、この筒体の上部に内方向に突出している係止
    爪が設けられ、この排水下筒の上部の中に前記排水上筒
    の下部が挿入され、排水上筒の係止リングの上に排水下
    筒の係止爪が移動可能に載置されて排水下筒が排水上筒
    に連結されていることを特徴とする軒樋用ドレン。
  4. 【請求項4】 係止筒と排水上筒と連結筒と排水下筒か
    らなる軒樋用ドレンであって、前記係止筒は外周面に雄
    ネジが設けられている筒体で、この筒体の上端部に上側
    軒樋挟持部が設けられ、前記排水上筒は内周面に前記係
    止筒の雄ネジに螺合する雌ネジが設けられている筒体
    で、この筒体の上端部に下側軒樋挟持部と、筒体の下部
    に外方向に突出した環状の上側係止リングとが設けら
    れ、前記連結筒は筒体で、この筒体の上部に内方向に突
    出した上側係止爪と、筒体の下部内側に筒体より小さい
    内側筒体と、この内側筒体と筒体との間に筒体から内方
    向に突出した下側係止爪とが設けられ、前記排水下筒は
    下部が竪樋またはエルボを取り付ける接続部になされた
    筒体で、この筒体の上部に外方向に突出した環状の下側
    係止リングが設けられ、前記排水上筒の下部が前記連結
    筒の上部の中に挿入され、連結筒の上側係止爪が排水上
    筒の上側係止リングの上に移動可能に載置されて連結筒
    が排水上管に連結され、前記排水下筒の上部が前記連結
    筒の筒体と内側筒体の隙間に挿入され、排水下筒の下側
    係止リングが連結筒の下側係止爪の上に移動可能に載置
    されて排水下筒が連結筒に連結されていることを特徴と
    する軒樋用ドレン。
  5. 【請求項5】 係止筒と排水上筒と排水下筒からなる軒
    樋用ドレンであって、前記係止筒は外周面に雄ネジが設
    けられている筒体で、この筒体の上端部に上側軒樋挟持
    部が設けられ、前記排水上筒は内周面に前記係止筒の雄
    ネジに螺合する雌ネジが設けられている筒体で、この筒
    体に貫通孔が設けられ、この筒体の上端部に外方向にほ
    ぼ水平に突出した下側軒樋挟持部と、この下側軒樋挟持
    部から下方に垂下し、前記貫通孔の外側を覆う外側筒体
    が設けられ、前記排水下筒は下部が竪樋またはエルボを
    取り付ける接続部になされた筒体で、この筒体の上部に
    内方向に突出している係止爪が設けられ、この排水下筒
    の上部が前記排水上筒の筒体と外側筒体の隙間に挿入さ
    れ、排水下筒の係止爪が排水上筒の貫通孔の中に移動可
    能に挿入されて排水下筒が排水上筒に連結されているこ
    とを特徴とする軒樋用ドレン。
  6. 【請求項6】 係止筒と排水上筒と排水下筒からなる軒
    樋用ドレンであって、前記係止筒は外周面に雄ネジが設
    けられている筒体で、この筒体の上端部に上側軒樋挟持
    部が設けられ、筒体の下端部の径が縮小されたガイド筒
    が形成され、前記排水上筒は上部内周面に前記係止筒の
    雄ネジに螺合する雌ネジが設けられている筒体で、この
    筒体の上端部に下側軒樋挟持部が設けられ、筒体の下部
    の内周面が球面状になされ、前記排水下筒は下部が竪樋
    またはエルボを取り付ける接続部になされた筒体で、こ
    の筒体の上部の外周面が球面状になされ、前記排水下筒
    の上部の球面状の外周面が前記排水上筒の下部の球面状
    の内周面の中に回動自在に嵌合され、係止筒の雄ネジが
    排水上筒の雌ネジに螺入されると、係止筒のガイド筒が
    排水下筒と排水上筒の嵌合部より内側に挿入されること
    を特徴とする軒樋用ドレン。
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JP2022164869A (ja) * 2018-06-07 2022-10-27 積水化学工業株式会社 排水部材および雨樋

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