JPH09324426A - 杭打方法及び杭打装置 - Google Patents
杭打方法及び杭打装置Info
- Publication number
- JPH09324426A JPH09324426A JP14428096A JP14428096A JPH09324426A JP H09324426 A JPH09324426 A JP H09324426A JP 14428096 A JP14428096 A JP 14428096A JP 14428096 A JP14428096 A JP 14428096A JP H09324426 A JPH09324426 A JP H09324426A
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- JP
- Japan
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- pile
- driving device
- reaction force
- peripheral surface
- outer peripheral
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- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置全体の小型化、軽量化等を図りながら、
掘削軸を内蔵する杭を良好に地中へ打ち込む。 【解決手段】 掘削軸24を内蔵した杭22を地中へ打
ち込むための方法及び装置。掘削軸24に回転駆動装置
19を連結し、掘削軸24を回転させながら杭打を進め
る。このとき、掘削軸24から回転駆動装置19が受け
る回転反力はキャップ26等を介して杭22に伝達する
ようにし、この杭22の地盤近傍部分をベースマシン1
0等の装置本体側に設けられた反力受け手段28で密着
保持して上記回転反力が杭22からそのままベースマシ
ン10に伝達されるようにする。
掘削軸を内蔵する杭を良好に地中へ打ち込む。 【解決手段】 掘削軸24を内蔵した杭22を地中へ打
ち込むための方法及び装置。掘削軸24に回転駆動装置
19を連結し、掘削軸24を回転させながら杭打を進め
る。このとき、掘削軸24から回転駆動装置19が受け
る回転反力はキャップ26等を介して杭22に伝達する
ようにし、この杭22の地盤近傍部分をベースマシン1
0等の装置本体側に設けられた反力受け手段28で密着
保持して上記回転反力が杭22からそのままベースマシ
ン10に伝達されるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘削軸を内蔵する
杭を地中に打ち込むための杭打方法及び杭打装置に関す
るものである。
杭を地中に打ち込むための杭打方法及び杭打装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、掘削軸を内蔵した杭を地中に打ち
込むための装置として、次のようなものが知られてい
る。
込むための装置として、次のようなものが知られてい
る。
【0003】従来技術A(図28):図において、装置
本体であるベースマシン90には上下に延びるリーダ9
1が立設され、このリーダ91がステー92によって背
後から支持されている。リーダ91には、これに沿って
昇降可能に回転駆動装置93が設けられ、この回転駆動
装置93は、図略のウインチから引出されてリーダ頂部
のトップシーブ94に掛けられたワイヤ95により吊下
げ支持され、上記ウインチの作動によって昇降駆動され
るようになっている。
本体であるベースマシン90には上下に延びるリーダ9
1が立設され、このリーダ91がステー92によって背
後から支持されている。リーダ91には、これに沿って
昇降可能に回転駆動装置93が設けられ、この回転駆動
装置93は、図略のウインチから引出されてリーダ頂部
のトップシーブ94に掛けられたワイヤ95により吊下
げ支持され、上記ウインチの作動によって昇降駆動され
るようになっている。
【0004】一方、杭97の内部にはスクリューオーガ
等の掘削軸が回転可能に設けられている。そして、この
掘削軸の上端に上記回転駆動装置93の出力軸96が連
結されている。
等の掘削軸が回転可能に設けられている。そして、この
掘削軸の上端に上記回転駆動装置93の出力軸96が連
結されている。
【0005】このような装置において、回転駆動装置9
3が作動すると、これに連結されている掘削軸が回転駆
動されて地盤を掘削することとなり、これによって杭9
7が次第に地中に貫入されていく。この時、回転駆動装
置93は上記掘削軸から回転反力を受けるが、この回転
反力はリーダ91を介してベースマシン90に伝達さ
れ、最終的にこのベースマシン90で受けられる。
3が作動すると、これに連結されている掘削軸が回転駆
動されて地盤を掘削することとなり、これによって杭9
7が次第に地中に貫入されていく。この時、回転駆動装
置93は上記掘削軸から回転反力を受けるが、この回転
反力はリーダ91を介してベースマシン90に伝達さ
れ、最終的にこのベースマシン90で受けられる。
【0006】従来技術B(特公平7−3050号公
報):上記従来技術Aと同様に回転駆動装置を掘削軸の
上端に連結するが、この回転駆動装置は上記リーダに連
結せず、杭の上端に相対回転不能に連結する。リーダに
は、上記回転駆動装置に代えてホルダを昇降可能に取付
け、このホルダによって杭の外周面を保持する。そし
て、上記回転駆動装置によって掘削軸を回転駆動しなが
ら、上記ホルダを上記リーダに沿って下降させることに
より、杭を打ち込んでいく。従って、この装置では、掘
削軸からの回転反力が上記回転駆動装置→杭→ホルダ→
リーダ→ベースマシンの順に伝達されることになる。
報):上記従来技術Aと同様に回転駆動装置を掘削軸の
上端に連結するが、この回転駆動装置は上記リーダに連
結せず、杭の上端に相対回転不能に連結する。リーダに
は、上記回転駆動装置に代えてホルダを昇降可能に取付
け、このホルダによって杭の外周面を保持する。そし
て、上記回転駆動装置によって掘削軸を回転駆動しなが
ら、上記ホルダを上記リーダに沿って下降させることに
より、杭を打ち込んでいく。従って、この装置では、掘
削軸からの回転反力が上記回転駆動装置→杭→ホルダ→
リーダ→ベースマシンの順に伝達されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術A,Bは
いずれも、掘削軸から回転駆動装置が受ける回転反力が
そのままリーダの上部に伝達される。このリーダは長尺
であり、その下部はベースマシンに固定されている。従
って、上記回転反力がリーダ上部に伝達されると、この
リーダには非常に大きなねじり荷重が作用することとな
る。よって従来装置では、上記のような大きなねじり荷
重に耐え得るようにリーダの直径をかなり大きくしなけ
ればならず、これが装置全体の小型化や簡素化、軽量化
の大きな妨げとなっている。
いずれも、掘削軸から回転駆動装置が受ける回転反力が
そのままリーダの上部に伝達される。このリーダは長尺
であり、その下部はベースマシンに固定されている。従
って、上記回転反力がリーダ上部に伝達されると、この
リーダには非常に大きなねじり荷重が作用することとな
る。よって従来装置では、上記のような大きなねじり荷
重に耐え得るようにリーダの直径をかなり大きくしなけ
ればならず、これが装置全体の小型化や簡素化、軽量化
の大きな妨げとなっている。
【0008】本発明は、このような事情に鑑み、杭打装
置全体の小型化、簡素化、軽量化を図りながら、掘削軸
を内蔵する杭を良好に地中へ打ち込むことができる杭打
方法及び杭打装置を提供することを目的とする。
置全体の小型化、簡素化、軽量化を図りながら、掘削軸
を内蔵する杭を良好に地中へ打ち込むことができる杭打
方法及び杭打装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、杭に内蔵された掘削軸を回転
させながらこの杭を地中に打ち込む杭打方法において、
上記掘削軸の上端にこれを回転駆動する回転駆動手段を
連結するとともに、この回転駆動手段が上記掘削軸から
受ける回転反力をこの回転駆動手段から上記杭に直接伝
達させ、かつ、この杭に伝達された回転反力を杭におけ
る地盤近傍部分から地盤上の杭打装置本体に伝達させな
がら、杭打を進めるものである。
の手段として、本発明は、杭に内蔵された掘削軸を回転
させながらこの杭を地中に打ち込む杭打方法において、
上記掘削軸の上端にこれを回転駆動する回転駆動手段を
連結するとともに、この回転駆動手段が上記掘削軸から
受ける回転反力をこの回転駆動手段から上記杭に直接伝
達させ、かつ、この杭に伝達された回転反力を杭におけ
る地盤近傍部分から地盤上の杭打装置本体に伝達させな
がら、杭打を進めるものである。
【0010】また本発明は、上記方法の発明を支持する
ための杭打装置であって、上記掘削軸の上端に連結さ
れ、この掘削軸を回転駆動する回転駆動手段と、この回
転駆動手段の受ける反力を上記杭に伝達する反力伝達手
段と、地盤上の装置本体とほぼ同等の高さ位置に設けら
れ、上記杭における地盤近傍部分の外周面を昇降可能に
密着保持して上記回転駆動手段から上記杭に伝達された
回転反力を上記装置本体に伝達する反力受け手段とを備
えたものである。
ための杭打装置であって、上記掘削軸の上端に連結さ
れ、この掘削軸を回転駆動する回転駆動手段と、この回
転駆動手段の受ける反力を上記杭に伝達する反力伝達手
段と、地盤上の装置本体とほぼ同等の高さ位置に設けら
れ、上記杭における地盤近傍部分の外周面を昇降可能に
密着保持して上記回転駆動手段から上記杭に伝達された
回転反力を上記装置本体に伝達する反力受け手段とを備
えたものである。
【0011】なお、ここでいう「地盤近傍部分」とは、
地盤上の装置本体とほぼ同等の高さ位置における部分を
いうものとする。
地盤上の装置本体とほぼ同等の高さ位置における部分を
いうものとする。
【0012】以上の構成によれば、回転駆動手段が掘削
軸から受ける回転反力は、この回転駆動手段から杭に伝
達され、さらに、この杭の地盤近傍部分を密着保持する
反力受け手段からこれと同等の高さ位置の装置本体へ伝
達されるので、反力を受ける手段としてのリーダは不要
であり、また仮に、このリーダを設けたとしても、その
強度的負担が非常に軽いためにリーダの小径化、軽量化
が可能になる。
軸から受ける回転反力は、この回転駆動手段から杭に伝
達され、さらに、この杭の地盤近傍部分を密着保持する
反力受け手段からこれと同等の高さ位置の装置本体へ伝
達されるので、反力を受ける手段としてのリーダは不要
であり、また仮に、このリーダを設けたとしても、その
強度的負担が非常に軽いためにリーダの小径化、軽量化
が可能になる。
【0013】上記反力受け手段は、例えば微小すき間を
おいて杭の外周面と近接し、この杭が上記回転反力を受
けて微小角度回転した時点から当該杭の外周面と当接
し、この時点から杭の回転反力を受けるものでもよい
が、この場合、上記当接時に杭の外周面及び反力受け手
段に衝撃荷重が作用するため、その分両者の強度的負担
が大きくなる。これに対し、上記反力受け手段が杭打作
業当初から杭の外周面の一部または全部と密着した状態
でこの杭を回転方向に拘束するものであれば、杭及び反
力受け手段にはほぼ静的な荷重しか作用せず、両者の強
度的負担がより軽減される。
おいて杭の外周面と近接し、この杭が上記回転反力を受
けて微小角度回転した時点から当該杭の外周面と当接
し、この時点から杭の回転反力を受けるものでもよい
が、この場合、上記当接時に杭の外周面及び反力受け手
段に衝撃荷重が作用するため、その分両者の強度的負担
が大きくなる。これに対し、上記反力受け手段が杭打作
業当初から杭の外周面の一部または全部と密着した状態
でこの杭を回転方向に拘束するものであれば、杭及び反
力受け手段にはほぼ静的な荷重しか作用せず、両者の強
度的負担がより軽減される。
【0014】この場合、上記反力受け手段は、上記杭の
外周面の一部または全部を密着保持する保持状態と上記
杭を解放する解放状態とに切換可能なものが、好まし
い。この反力受け手段を解放状態にすることにより、杭
を容易にセットでき、このセット後、反力受け手段を解
放状態から保持状態に切換えることにより、この反力受
け手段で確実に杭を密着保持できる。
外周面の一部または全部を密着保持する保持状態と上記
杭を解放する解放状態とに切換可能なものが、好まし
い。この反力受け手段を解放状態にすることにより、杭
を容易にセットでき、このセット後、反力受け手段を解
放状態から保持状態に切換えることにより、この反力受
け手段で確実に杭を密着保持できる。
【0015】より具体的には、上記反力受け手段とし
て、開閉可能な一対の開閉部材を備え、これらの開閉部
材が閉じた状態で両開閉部材の内側部が上記杭の外周面
の一部または全部を密着保持するように構成したものが
好適である。この場合には、開閉部材を開いた状態で反
力受け手段に対して杭を側方からアプローチさせること
ができ、そのセット作業はより容易になる。
て、開閉可能な一対の開閉部材を備え、これらの開閉部
材が閉じた状態で両開閉部材の内側部が上記杭の外周面
の一部または全部を密着保持するように構成したものが
好適である。この場合には、開閉部材を開いた状態で反
力受け手段に対して杭を側方からアプローチさせること
ができ、そのセット作業はより容易になる。
【0016】また、上記反力受け手段として、互いに接
離可能な一対の接離部材を備え、これらの接離部材が互
いに接近した状態で両開閉部材の内側部が上記杭の外周
面の一部または全部を密着保持するようにしても、保持
状態と解放状態との切換が可能である。
離可能な一対の接離部材を備え、これらの接離部材が互
いに接近した状態で両開閉部材の内側部が上記杭の外周
面の一部または全部を密着保持するようにしても、保持
状態と解放状態との切換が可能である。
【0017】上記反力受け手段は、その内周面全域が杭
に同時密着するようにしてもよいが、この場合、反力受
け手段と杭との上下方向の摩擦抵抗、すなわち杭打抵抗
が大きくなってしまう。これに対し、反力受け手段の内
周部に複数の接触部を周方向に間欠的に設け、これらの
接触部のみが上記杭の外周面に接触するように構成すれ
ば、上記杭打抵抗を削減しながら杭の密着保持ができ
る。
に同時密着するようにしてもよいが、この場合、反力受
け手段と杭との上下方向の摩擦抵抗、すなわち杭打抵抗
が大きくなってしまう。これに対し、反力受け手段の内
周部に複数の接触部を周方向に間欠的に設け、これらの
接触部のみが上記杭の外周面に接触するように構成すれ
ば、上記杭打抵抗を削減しながら杭の密着保持ができ
る。
【0018】上記接触部は、杭の外周面と通常の面接触
をするものでもよいが、この接触部として略水平軸回り
に回転可能にローラを配すれば、このローラを杭に強く
圧接させて周方向の密着保持力を高めながら、ローラの
回転によって杭打抵抗を大幅に減らすことが可能にな
る。
をするものでもよいが、この接触部として略水平軸回り
に回転可能にローラを配すれば、このローラを杭に強く
圧接させて周方向の密着保持力を高めながら、ローラの
回転によって杭打抵抗を大幅に減らすことが可能にな
る。
【0019】また、上記接触部を上記杭の外周面に対し
て接離する方向に移動可能に設けるとともに、各接触部
を杭の外周面に押付ける押付け手段を備えれば、杭の断
面寸法に多少のバラツキがあってもこれにフレキシブル
に対応でき、常に適正な力で杭を密着保持できる。
て接離する方向に移動可能に設けるとともに、各接触部
を杭の外周面に押付ける押付け手段を備えれば、杭の断
面寸法に多少のバラツキがあってもこれにフレキシブル
に対応でき、常に適正な力で杭を密着保持できる。
【0020】また、上記杭の外周面に上下方向に延びる
凸部もしくは凹部を設け、上記反力受け手段に上記凸部
もしくは凹部と係合して杭の回転を規制する回転規制部
を設ければ、丸杭すなわち断面円状の杭であってもこの
杭と反力受け手段との相対回転を確実に阻止でき、杭か
ら反力受け手段に良好に回転反力を伝達できる。
凸部もしくは凹部を設け、上記反力受け手段に上記凸部
もしくは凹部と係合して杭の回転を規制する回転規制部
を設ければ、丸杭すなわち断面円状の杭であってもこの
杭と反力受け手段との相対回転を確実に阻止でき、杭か
ら反力受け手段に良好に回転反力を伝達できる。
【0021】杭上端と回転駆動装置との間の反力伝達手
段としては、上記回転駆動手段の下部に、上記杭の上端
外周面を回転不能に保持するキャップを固定したものが
好適である。このキャップの保持により、杭と回転駆動
手段との相対回転を規制でき、これにより回転駆動手段
から杭へ回転反力を伝達できる。
段としては、上記回転駆動手段の下部に、上記杭の上端
外周面を回転不能に保持するキャップを固定したものが
好適である。このキャップの保持により、杭と回転駆動
手段との相対回転を規制でき、これにより回転駆動手段
から杭へ回転反力を伝達できる。
【0022】ここで、上記キャップの内側面に下方に向
かうに従って広がるテーパー面をもつ複数の接触部を設
け、これら接触部の内側に上記杭の上端が挿入されてそ
の外周面が各接触部と接触するようにしたものでは、上
記テーパー面の存在により接触部の内側に杭の上端が挿
入しやすくなる。そして、この挿入がなされた状態で
は、各接触部が杭上端外周面と接触することによってこ
の杭上端を回転不能に保持することになる。
かうに従って広がるテーパー面をもつ複数の接触部を設
け、これら接触部の内側に上記杭の上端が挿入されてそ
の外周面が各接触部と接触するようにしたものでは、上
記テーパー面の存在により接触部の内側に杭の上端が挿
入しやすくなる。そして、この挿入がなされた状態で
は、各接触部が杭上端外周面と接触することによってこ
の杭上端を回転不能に保持することになる。
【0023】また、上記キャップの内側面に複数の接触
部を径方向に移動可能に設けるとともに、これら接触部
を杭の外周面に押付ける押付け手段を備えたものでは、
杭上端の断面寸法に多少のバラツキがあってもこれにフ
レキシブルに対応でき、適正な力で杭を密着保持でき
る。
部を径方向に移動可能に設けるとともに、これら接触部
を杭の外周面に押付ける押付け手段を備えたものでは、
杭上端の断面寸法に多少のバラツキがあってもこれにフ
レキシブルに対応でき、適正な力で杭を密着保持でき
る。
【0024】上記押付け手段は、各接触部を内側に付勢
するばね等でもよいが、この押付け手段として、各接触
部をこれら接触部が杭の外周面に圧接する圧接位置と杭
の外周面から離間する離間位置との間で移動させる接触
部駆動手段を備えたものによれば、各接触部を離間位置
にした状態でこれら接触部の内側に杭上端を容易に挿入
することができ、この挿入後、各接触部を離間位置から
圧接位置に切換えることにより、これら接触部によって
杭上端を確実に保持できる。
するばね等でもよいが、この押付け手段として、各接触
部をこれら接触部が杭の外周面に圧接する圧接位置と杭
の外周面から離間する離間位置との間で移動させる接触
部駆動手段を備えたものによれば、各接触部を離間位置
にした状態でこれら接触部の内側に杭上端を容易に挿入
することができ、この挿入後、各接触部を離間位置から
圧接位置に切換えることにより、これら接触部によって
杭上端を確実に保持できる。
【0025】また、上記杭の上端外周面に上下方向に延
びる凸部もしくは凸部を設け、上記キャップに上記凸部
もしくは凹部と係合して杭の回転を規制する回転規制部
を設ければ、丸杭でも確実に回転不能に保持できる。
びる凸部もしくは凸部を設け、上記キャップに上記凸部
もしくは凹部と係合して杭の回転を規制する回転規制部
を設ければ、丸杭でも確実に回転不能に保持できる。
【0026】あるいは、上記キャップの下端における周
方向の一部にキャップ側爪を設ける一方、上記杭の上端
において上記キャップ側爪と周方向に外れた部分に杭側
爪を設け、これらキャップ側爪と杭側爪との周方向の当
接によりキャップから杭に回転反力が伝達されるように
しても、良好な反力伝達手段を構成できる。
方向の一部にキャップ側爪を設ける一方、上記杭の上端
において上記キャップ側爪と周方向に外れた部分に杭側
爪を設け、これらキャップ側爪と杭側爪との周方向の当
接によりキャップから杭に回転反力が伝達されるように
しても、良好な反力伝達手段を構成できる。
【0027】上述のように、本発明においてリーダは不
可欠の要素ではなくなるが、従来と同様に装置本体に上
記杭と略平行に延びるリーダを立設した上で、このリー
ダにおいて上記反力受け手段よりも上方の位置に、上記
杭の外周面に径方向外側から近接してこの杭を上下方向
に案内する(すなわち杭の傾倒を阻止する)杭案内手段
を設ければ、より円滑な杭打作業が実現できる。この場
合も、杭に伝達された回転反力は主として地盤近傍部分
の反力受け手段により受けられるため、この杭から上記
杭案内手段を通じてリーダの上部に回転反力が伝わるこ
とはほとんどなく、よってリーダに大きなねじり荷重が
作用するおそれはない。
可欠の要素ではなくなるが、従来と同様に装置本体に上
記杭と略平行に延びるリーダを立設した上で、このリー
ダにおいて上記反力受け手段よりも上方の位置に、上記
杭の外周面に径方向外側から近接してこの杭を上下方向
に案内する(すなわち杭の傾倒を阻止する)杭案内手段
を設ければ、より円滑な杭打作業が実現できる。この場
合も、杭に伝達された回転反力は主として地盤近傍部分
の反力受け手段により受けられるため、この杭から上記
杭案内手段を通じてリーダの上部に回転反力が伝わるこ
とはほとんどなく、よってリーダに大きなねじり荷重が
作用するおそれはない。
【0028】上記リーダは、杭案内手段を適当な高さ位
置に保持できるものであればよいので、このリーダを上
記杭よりも短くすることが可能であり、これにより装置
はさらに小型化、軽量化される。
置に保持できるものであればよいので、このリーダを上
記杭よりも短くすることが可能であり、これにより装置
はさらに小型化、軽量化される。
【0029】また、このようなリーダを設ける場合、反
力受け手段は装置本体に直接設けてもよいし、上記リー
ダの下端部に設けるようにしてもよい。後者の場合、回
転反力がリーダに伝達されることになるが、この伝達が
なされる高さ位置は地盤上の装置本体とほぼ同等の高さ
位置であるため、リーダに大きなねじり荷重が作用する
おそれはない。
力受け手段は装置本体に直接設けてもよいし、上記リー
ダの下端部に設けるようにしてもよい。後者の場合、回
転反力がリーダに伝達されることになるが、この伝達が
なされる高さ位置は地盤上の装置本体とほぼ同等の高さ
位置であるため、リーダに大きなねじり荷重が作用する
おそれはない。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図11に基づいて説明する。
〜図11に基づいて説明する。
【0031】図1に示す杭打装置は、その本体であるベ
ースマシン10を備え、このベースマシン10にリーダ
14が立設されるとともに、このリーダ14がステー1
2によって背後から支持されている。リーダ14の上端
にはトップシーブ16が回転可能に設けられ、ベースマ
シン10には図略のウインチが搭載されている。このウ
インチから引出されたワイヤ18が上記トップシーブ1
6に掛けられ、このワイヤ18を介して回転駆動装置1
9が吊下げ支持された状態となっている。従って、上記
ウインチの作動により回転駆動装置19が昇降駆動され
るようになっている。
ースマシン10を備え、このベースマシン10にリーダ
14が立設されるとともに、このリーダ14がステー1
2によって背後から支持されている。リーダ14の上端
にはトップシーブ16が回転可能に設けられ、ベースマ
シン10には図略のウインチが搭載されている。このウ
インチから引出されたワイヤ18が上記トップシーブ1
6に掛けられ、このワイヤ18を介して回転駆動装置1
9が吊下げ支持された状態となっている。従って、上記
ウインチの作動により回転駆動装置19が昇降駆動され
るようになっている。
【0032】この装置の対象となる杭22は、その内部
にオーガスクリュー等からなる掘削軸24を回転可能に
保持している。これに対し、上記回転駆動装置19は、
筒状のハウジング21と、その上端に固定された回転駆
動モータ20とからなり、上記ハウジング21内におい
て回転駆動モータ20の出力軸と上記掘削軸24の上端
とが継手25を介して連結されている。また、ハウジン
グ21の下端には、杭22の上端を回転不能に保持する
ためのキャップ26が設けられている。
にオーガスクリュー等からなる掘削軸24を回転可能に
保持している。これに対し、上記回転駆動装置19は、
筒状のハウジング21と、その上端に固定された回転駆
動モータ20とからなり、上記ハウジング21内におい
て回転駆動モータ20の出力軸と上記掘削軸24の上端
とが継手25を介して連結されている。また、ハウジン
グ21の下端には、杭22の上端を回転不能に保持する
ためのキャップ26が設けられている。
【0033】上記ベースマシン10の前端には、ブラケ
ット27を介して反力受け手段28が固定されている。
この反力受け手段28は、杭22の外周面を密着保持す
るものである。また、リーダ14の中間位置には、杭2
2を上下方向に案内するための杭案内手段30が設けら
れている。
ット27を介して反力受け手段28が固定されている。
この反力受け手段28は、杭22の外周面を密着保持す
るものである。また、リーダ14の中間位置には、杭2
2を上下方向に案内するための杭案内手段30が設けら
れている。
【0034】上記反力受け手段28の詳細を図2及び図
3に示す。前記ブラケット27には水平方向のガイド3
1が固定され、このガイド31の左右前面にそれぞれ水
平なレール32が固定されている。左右の各レール32
にはこれに沿ってスライド可能にスライダ33が嵌合さ
れ、各スライダ33に左右一対の接離部材34のそれぞ
れが固定されている。
3に示す。前記ブラケット27には水平方向のガイド3
1が固定され、このガイド31の左右前面にそれぞれ水
平なレール32が固定されている。左右の各レール32
にはこれに沿ってスライド可能にスライダ33が嵌合さ
れ、各スライダ33に左右一対の接離部材34のそれぞ
れが固定されている。
【0035】これらの接離部材34は、杭22に対して
両側から密着する形状の内周面34aを有している。図
2の例では、杭22が角筒であるため、その左右両端部
に外嵌するように上記内周面34aがコ字状とされてい
る。
両側から密着する形状の内周面34aを有している。図
2の例では、杭22が角筒であるため、その左右両端部
に外嵌するように上記内周面34aがコ字状とされてい
る。
【0036】両接離部材34同士は、水平方向に伸縮す
る前後一対(図2では上下一対)の油圧シリンダ36に
よって連結されている。そして、この油圧シリンダ36
の伸縮作動により、図2の実線に示すように両接離部材
34同士が接近する状態と、同図二点鎖線に示すように
両接離部材34同士が大きく離れる状態とに切換えられ
るようになっており、前者の状態で両接離部材34の内
周面34aが杭22の外周面に密着するようになってい
る。
る前後一対(図2では上下一対)の油圧シリンダ36に
よって連結されている。そして、この油圧シリンダ36
の伸縮作動により、図2の実線に示すように両接離部材
34同士が接近する状態と、同図二点鎖線に示すように
両接離部材34同士が大きく離れる状態とに切換えられ
るようになっており、前者の状態で両接離部材34の内
周面34aが杭22の外周面に密着するようになってい
る。
【0037】なお、上記接離部材34の内周面34aの
形状は、杭22の外周面の形状に対応して設定すればよ
く、例えば図4に示すような丸杭22を保持する場合に
は、同図に示すように接離部材34の内周面34aを円
弧状に設定すればよい。ただし、この場合、開閉部材内
周面34aに対して杭22が周方向に滑り易く、後述の
ように杭22に伝達される回転反力が反力受け手段28
にうまく伝達されないおそれがあるので、この場合に
は、図5に示すように杭22の外周面に上下に延びる凹
溝(もしくは突条でもよい)22bを形成し、接離部材
34の内周面34aに上記凹部と係合する回転規制部
(杭22に凹溝が設けられている場合には凸部)34b
を形成して、この回転規制部34bと上記凹部(もしく
は凸部)との係合により反力受け手段26に対する杭2
2の相対回転を規制することが、より好ましい。
形状は、杭22の外周面の形状に対応して設定すればよ
く、例えば図4に示すような丸杭22を保持する場合に
は、同図に示すように接離部材34の内周面34aを円
弧状に設定すればよい。ただし、この場合、開閉部材内
周面34aに対して杭22が周方向に滑り易く、後述の
ように杭22に伝達される回転反力が反力受け手段28
にうまく伝達されないおそれがあるので、この場合に
は、図5に示すように杭22の外周面に上下に延びる凹
溝(もしくは突条でもよい)22bを形成し、接離部材
34の内周面34aに上記凹部と係合する回転規制部
(杭22に凹溝が設けられている場合には凸部)34b
を形成して、この回転規制部34bと上記凹部(もしく
は凸部)との係合により反力受け手段26に対する杭2
2の相対回転を規制することが、より好ましい。
【0038】前記杭案内手段30の構造を図6〜図8に
示す。この実施の形態では、杭案内手段30がリーダ1
4に沿ってスライド可能に設けられている。すなわち、
リーダ14には、これに沿って延びる左右一対のガイド
38が固定される一方、杭案内手段30の本体ブロック
42には各ガイド38に嵌合するスライダ40が固定さ
れており、この本体ブロック42がガイド38に沿って
昇降可能とされている。そして、任意の位置で図略のボ
ルト等により上記本体ブロック42がガイド14側に固
定可能とされている。
示す。この実施の形態では、杭案内手段30がリーダ1
4に沿ってスライド可能に設けられている。すなわち、
リーダ14には、これに沿って延びる左右一対のガイド
38が固定される一方、杭案内手段30の本体ブロック
42には各ガイド38に嵌合するスライダ40が固定さ
れており、この本体ブロック42がガイド38に沿って
昇降可能とされている。そして、任意の位置で図略のボ
ルト等により上記本体ブロック42がガイド14側に固
定可能とされている。
【0039】上記本体ブロック42の左右両側部には、
垂直方向のピン44を支点として回動可能に開閉部材4
5,46が連結されている。すなわち、両開閉部材4
5,46は、図6に実線で示す閉位置と、同図に二点鎖
線で示す開位置との間で開閉可能とされている。
垂直方向のピン44を支点として回動可能に開閉部材4
5,46が連結されている。すなわち、両開閉部材4
5,46は、図6に実線で示す閉位置と、同図に二点鎖
線で示す開位置との間で開閉可能とされている。
【0040】上記開閉部材45は、杭22の一方の側面
と前面(図6では右面)を径方向外側から覆う形状を有
し、開閉部材46は杭22の他方の側面を径方向外側か
ら覆う形状を有している。すなわち、両開閉部材45,
46は、上記閉位置で杭22を囲む(すなわち径方向外
側から近接する)形状に設定されている。より詳しく
は、この閉位置で開閉部材45,46の内周面と杭22
の外周面との間に微小すき間δ(図6)が確保されるよ
うに両開閉部材45,46の形状が設定されている。
と前面(図6では右面)を径方向外側から覆う形状を有
し、開閉部材46は杭22の他方の側面を径方向外側か
ら覆う形状を有している。すなわち、両開閉部材45,
46は、上記閉位置で杭22を囲む(すなわち径方向外
側から近接する)形状に設定されている。より詳しく
は、この閉位置で開閉部材45,46の内周面と杭22
の外周面との間に微小すき間δ(図6)が確保されるよ
うに両開閉部材45,46の形状が設定されている。
【0041】上記開閉部材45の先端部には、これを上
下に貫通するピン挿通孔47が設けられている。開閉部
材46の先端部には、上記開閉部材45の先端部と上下
に重合可能な重合部48が突設され、この重合部48に
上下方向のピン挿通孔49が設けられている。そして、
この重合部48と開閉部材45の先端部とが重合した状
態で両ピン挿通孔47,49にピン50が挿通されるこ
とにより、両開閉部材45,46が上記閉位置に保持さ
れるようになっている。
下に貫通するピン挿通孔47が設けられている。開閉部
材46の先端部には、上記開閉部材45の先端部と上下
に重合可能な重合部48が突設され、この重合部48に
上下方向のピン挿通孔49が設けられている。そして、
この重合部48と開閉部材45の先端部とが重合した状
態で両ピン挿通孔47,49にピン50が挿通されるこ
とにより、両開閉部材45,46が上記閉位置に保持さ
れるようになっている。
【0042】なお、図6〜図8には、開閉部材45,4
6を手動で開閉するものを示しているが、図9及び図1
0に示すように、両開閉部材45,46の外側面と本体
ブロック42の左右両側部とをそれぞれ油圧シリンダ5
2で連結し、各油圧シリンダ52の伸縮によって開閉部
材45,46を開閉駆動できるようにしてもよい。
6を手動で開閉するものを示しているが、図9及び図1
0に示すように、両開閉部材45,46の外側面と本体
ブロック42の左右両側部とをそれぞれ油圧シリンダ5
2で連結し、各油圧シリンダ52の伸縮によって開閉部
材45,46を開閉駆動できるようにしてもよい。
【0043】上記キャップ26の構造を図11(a)
(b)に示す。このキャップ26は、フランジ部54
と、このフランジ部54から下方に延びる角筒状の周壁
56とを有し、フランジ部54がボルト等によって前記
回転駆動装置19のハウジング21の下端に連結、固定
されている。周壁56は、杭22よりも一回り大きい内
周形状を有し、その内周面に複数のガイドパッド(接触
部)58が周方向に間欠的に設けられている。各ガイド
パッド58の下部内側面は下方に向かうに従って広がる
テーパー面58aとされ、これらテーパー面58aの内
側に杭22の上端が嵌入され、その外周面が上記各ガイ
ドパッド58によって密着保持されるようになってい
る。
(b)に示す。このキャップ26は、フランジ部54
と、このフランジ部54から下方に延びる角筒状の周壁
56とを有し、フランジ部54がボルト等によって前記
回転駆動装置19のハウジング21の下端に連結、固定
されている。周壁56は、杭22よりも一回り大きい内
周形状を有し、その内周面に複数のガイドパッド(接触
部)58が周方向に間欠的に設けられている。各ガイド
パッド58の下部内側面は下方に向かうに従って広がる
テーパー面58aとされ、これらテーパー面58aの内
側に杭22の上端が嵌入され、その外周面が上記各ガイ
ドパッド58によって密着保持されるようになってい
る。
【0044】次に、この杭打装置による杭打方法を説明
する。
する。
【0045】1)掘削軸24を内蔵した杭22を図略の
クレーンで吊り上げ、所定の杭打位置で宙吊りの状態に
する。
クレーンで吊り上げ、所定の杭打位置で宙吊りの状態に
する。
【0046】2)杭打装置を杭受入れ状態にする。具体
的には、反力受け手段28における両接離部材34を図
2二点鎖線のように大きく離間させ、杭案内手段30に
おける両開閉部材45,46を図6二点鎖線の開位置に
する。回転駆動装置19は、図略のウインチでワイヤ1
8を巻き上げることによりリーダ14の上部の位置まで
吊り上げておく。
的には、反力受け手段28における両接離部材34を図
2二点鎖線のように大きく離間させ、杭案内手段30に
おける両開閉部材45,46を図6二点鎖線の開位置に
する。回転駆動装置19は、図略のウインチでワイヤ1
8を巻き上げることによりリーダ14の上部の位置まで
吊り上げておく。
【0047】3)上記状態のまま、ベースマシン10を
適宜走行させ、またベースマシン10の上部旋回体を適
宜旋回させる等して、反力受け手段28を杭22の真下
の位置にセットすると同時に、杭案内手段30をこの杭
案内手段30が杭22に径方向外側から近接可能となる
位置にセットする。
適宜走行させ、またベースマシン10の上部旋回体を適
宜旋回させる等して、反力受け手段28を杭22の真下
の位置にセットすると同時に、杭案内手段30をこの杭
案内手段30が杭22に径方向外側から近接可能となる
位置にセットする。
【0048】4)杭22を降ろして反力受け手段28の
両接離部材34同士の間に上から挿入し、その後両接離
部材34同士を接近させることにより、これら接離部材
34で杭22の下部すなわち地盤近傍部分を密着保持す
る。また、杭案内手段30の開閉部材45,46も上記
開位置から閉位置に切換え、両開閉部材45,46の内
周面を杭22の外周面に近接させる。
両接離部材34同士の間に上から挿入し、その後両接離
部材34同士を接近させることにより、これら接離部材
34で杭22の下部すなわち地盤近傍部分を密着保持す
る。また、杭案内手段30の開閉部材45,46も上記
開位置から閉位置に切換え、両開閉部材45,46の内
周面を杭22の外周面に近接させる。
【0049】5)回転駆動装置19を下降させ、その下
端のキャップ26における各ガイドパッド58の内側に
杭22の上端を嵌入するとともに、回転駆動装置19の
回転駆動モータ20の出力軸に継手25を介して掘削軸
24の上端を連結する。ここで、各ガイドパッド58の
下端には案内用のテーパー面58aが形成されているの
で、これらガイドパッド58の内側に杭22を比較的容
易に嵌入することができる。
端のキャップ26における各ガイドパッド58の内側に
杭22の上端を嵌入するとともに、回転駆動装置19の
回転駆動モータ20の出力軸に継手25を介して掘削軸
24の上端を連結する。ここで、各ガイドパッド58の
下端には案内用のテーパー面58aが形成されているの
で、これらガイドパッド58の内側に杭22を比較的容
易に嵌入することができる。
【0050】6)回転駆動モータ20を作動させ、掘削
軸24を回転駆動する。これにより掘削軸24は地盤を
掘削し、杭22は次第に地中へ貫入されていく。
軸24を回転駆動する。これにより掘削軸24は地盤を
掘削し、杭22は次第に地中へ貫入されていく。
【0051】この時、回転駆動装置19は掘削軸24か
ら回転反力を受け、この回転反力はキャップ26を介し
て杭22に伝達されるが、この杭22とリーダ14側の
杭案内手段30とは微小すき間δをおいて近接している
だけであるので、杭22に伝達された回転反力はリーダ
14の上部には伝達されず、この杭22を密着保持して
いる反力受け手段28に専ら伝達される。すなわち、回
転駆動装置19が受けた回転反力は、リーダ14を経由
することなく、専ら杭22及び反力受け手段28を介し
てベースマシン10に伝達される。従って、リーダ14
の強度的負担は非常に少なく、その小径化が可能であ
り、これにより装置全体の小型化、簡素化、軽量化が実
現できる。しかも、上記杭案内手段30の存在により、
打ち込み中に杭22が傾くことが規制される(すなわち
この杭22が上下方向に案内される)ため、この杭案内
手段30がない場合に比べてより安定した杭打作業が保
証できる。
ら回転反力を受け、この回転反力はキャップ26を介し
て杭22に伝達されるが、この杭22とリーダ14側の
杭案内手段30とは微小すき間δをおいて近接している
だけであるので、杭22に伝達された回転反力はリーダ
14の上部には伝達されず、この杭22を密着保持して
いる反力受け手段28に専ら伝達される。すなわち、回
転駆動装置19が受けた回転反力は、リーダ14を経由
することなく、専ら杭22及び反力受け手段28を介し
てベースマシン10に伝達される。従って、リーダ14
の強度的負担は非常に少なく、その小径化が可能であ
り、これにより装置全体の小型化、簡素化、軽量化が実
現できる。しかも、上記杭案内手段30の存在により、
打ち込み中に杭22が傾くことが規制される(すなわち
この杭22が上下方向に案内される)ため、この杭案内
手段30がない場合に比べてより安定した杭打作業が保
証できる。
【0052】なお、上記反力受け手段28及び杭案内手
段30は、必ずしも互いに接離可能や開閉可能な部材で
構成されていなくてもよい。ただし、これらを接離可能
あるいは開閉可能とすることにより、上記のように反力
受け手段28の接離部材34や杭案内手段30の開閉部
材45,46を離間状態あるいは開状態にすることによ
り、杭22のセットがより容易になる。特に、開閉可能
とした場合には、開状態で杭22を側方からアプローチ
させることができ、上記セット作業はより簡単になる。
段30は、必ずしも互いに接離可能や開閉可能な部材で
構成されていなくてもよい。ただし、これらを接離可能
あるいは開閉可能とすることにより、上記のように反力
受け手段28の接離部材34や杭案内手段30の開閉部
材45,46を離間状態あるいは開状態にすることによ
り、杭22のセットがより容易になる。特に、開閉可能
とした場合には、開状態で杭22を側方からアプローチ
させることができ、上記セット作業はより簡単になる。
【0053】また、前記キャップ26は、回転駆動装置
19が受ける回転反力を確実に杭22に伝達できるもの
であればよく、このキャップ26については次のような
変形例が考えられる。
19が受ける回転反力を確実に杭22に伝達できるもの
であればよく、このキャップ26については次のような
変形例が考えられる。
【0054】第1の変形例(図12(a)(b)):
ここでは、各ガイドパッド58が径方向に移動可能に筒
壁56に取付けられている。詳しくは、上記周壁58に
径方向に延びる軸60が固定される一方、各ガイドパッ
ド58の外側面からも径方向に軸62が突設され、両軸
60,62が一直線状に並んだ状態で両軸60,62の
周囲にばね(押付け手段)64が配されている。このば
ね64は、周壁56よりも外側の位置に固定されたばね
座板65と上記ガイドパッド58の外側面との間に圧縮
状態で介在しており、このばね64の弾発力によってガ
イドパッド58が径方向内側に付勢されている。
ここでは、各ガイドパッド58が径方向に移動可能に筒
壁56に取付けられている。詳しくは、上記周壁58に
径方向に延びる軸60が固定される一方、各ガイドパッ
ド58の外側面からも径方向に軸62が突設され、両軸
60,62が一直線状に並んだ状態で両軸60,62の
周囲にばね(押付け手段)64が配されている。このば
ね64は、周壁56よりも外側の位置に固定されたばね
座板65と上記ガイドパッド58の外側面との間に圧縮
状態で介在しており、このばね64の弾発力によってガ
イドパッド58が径方向内側に付勢されている。
【0055】この変形例によれば、各ばね64の弾発力
に抗してガイドパッド58の内側に杭22の上端を押し
込むことにより、この杭22とキャップ26とを結合で
き、この結合状態では、ばね64が各ガイドパッド58
を杭22の上端外周面に押付けるため、その分だけより
強い力で杭22がキャップ26側に密着保持されること
になる。また、杭22の断面寸法にバラツキがある場合
でも、これに各ガイドパッド58の位置がフレキシブル
に対応でき、常に適正な力で杭22の保持ができる。
に抗してガイドパッド58の内側に杭22の上端を押し
込むことにより、この杭22とキャップ26とを結合で
き、この結合状態では、ばね64が各ガイドパッド58
を杭22の上端外周面に押付けるため、その分だけより
強い力で杭22がキャップ26側に密着保持されること
になる。また、杭22の断面寸法にバラツキがある場合
でも、これに各ガイドパッド58の位置がフレキシブル
に対応でき、常に適正な力で杭22の保持ができる。
【0056】第2の変形例(図13及び図14(a)
(b)):この変形例では、杭22が丸杭のものを示し
ている。キャップ26において、90°間隔で配された
4つのガイドパッドのうち、相対向する一対のガイドパ
ッドとして、前記図11(a)(b)に示したガイドパ
ッド58と同様のものが周壁56の内側面に直接固定さ
れ、残りの一対のガイドパッドとして、内側に突起59
aを有するガイドパッド59が前記図12に示したもの
と同様にばね64で内側方向に付勢された状態で取付け
られている。これに対し、杭22の外周面には、上下方
向に延びる一対の凹溝22aが形成されており、この凹
溝22aに上記ばね64の弾発力で上記突起59aが嵌
入されるようになっている。
(b)):この変形例では、杭22が丸杭のものを示し
ている。キャップ26において、90°間隔で配された
4つのガイドパッドのうち、相対向する一対のガイドパ
ッドとして、前記図11(a)(b)に示したガイドパ
ッド58と同様のものが周壁56の内側面に直接固定さ
れ、残りの一対のガイドパッドとして、内側に突起59
aを有するガイドパッド59が前記図12に示したもの
と同様にばね64で内側方向に付勢された状態で取付け
られている。これに対し、杭22の外周面には、上下方
向に延びる一対の凹溝22aが形成されており、この凹
溝22aに上記ばね64の弾発力で上記突起59aが嵌
入されるようになっている。
【0057】この変形例によれば、上記突起59aと凹
溝22aとの嵌合によってキャップ26と杭22との相
対回転が規制されるため、杭22が丸杭であっても、キ
ャップ26から杭22に確実に回転反力を伝達すること
ができる。
溝22aとの嵌合によってキャップ26と杭22との相
対回転が規制されるため、杭22が丸杭であっても、キ
ャップ26から杭22に確実に回転反力を伝達すること
ができる。
【0058】なお、上記相対回転の規制は、ガイドパッ
ド59側に凹部を形成し、杭22の外周面に上記凹部と
係合される上下方向の突条を設けるようにしても行うこ
とができる。
ド59側に凹部を形成し、杭22の外周面に上記凹部と
係合される上下方向の突条を設けるようにしても行うこ
とができる。
【0059】第3の変形例(図15(a)(b)):
ここでは、周壁56の4隅の位置に垂直方向のピン66
を支点としてリンク68の中間部が回動可能に支持さ
れ、各リンク68の一端部に、各ガイドパッド58から
径方向外側に突設された軸72がピン70を介して回動
可能に連結され、相隣接するリンク68の他端部同士が
油圧シリンダ76及びその両端のピン74を介して連結
されている。そして、各油圧シリンダ76が伸長するこ
とにより全ガイドパッド58が杭22の外周面に同時に
押付けられ(保持位置)、各油圧シリンダ76が収縮す
ることにより全ガイド58が杭22の外周面から径方向
外側に離間する(離間位置)ように構成されている。
ここでは、周壁56の4隅の位置に垂直方向のピン66
を支点としてリンク68の中間部が回動可能に支持さ
れ、各リンク68の一端部に、各ガイドパッド58から
径方向外側に突設された軸72がピン70を介して回動
可能に連結され、相隣接するリンク68の他端部同士が
油圧シリンダ76及びその両端のピン74を介して連結
されている。そして、各油圧シリンダ76が伸長するこ
とにより全ガイドパッド58が杭22の外周面に同時に
押付けられ(保持位置)、各油圧シリンダ76が収縮す
ることにより全ガイド58が杭22の外周面から径方向
外側に離間する(離間位置)ように構成されている。
【0060】この構成によれば、各ガイドパッド58を
離間位置に切換えた状態で、これらガイドパッド58の
内側に杭22を容易に挿入でき、この挿入後に各ガイド
パッド58を保持位置に切換えることにより、このガイ
ドパッド58をキャップ26側に確実に密着保持するこ
とができる。
離間位置に切換えた状態で、これらガイドパッド58の
内側に杭22を容易に挿入でき、この挿入後に各ガイド
パッド58を保持位置に切換えることにより、このガイ
ドパッド58をキャップ26側に確実に密着保持するこ
とができる。
【0061】第4の変形例(図16(a)(b)):
この変形例は、前記図13及び図14(a)で示した突
起59a付ガイドパッド59を、同図のばね64に代
え、前記図15に示したリンク68と油圧シリンダ76
との組み合わせで杭22に押付けるようにしたものであ
る。
この変形例は、前記図13及び図14(a)で示した突
起59a付ガイドパッド59を、同図のばね64に代
え、前記図15に示したリンク68と油圧シリンダ76
との組み合わせで杭22に押付けるようにしたものであ
る。
【0062】第5の変形例(図17(a)(b)):
この変形例では、角杭である杭22を保持するにあた
り、キャップ26に水平方向のピン78を支点として回
動可能に左右一対の回動部材80を支持している。各回
動部材80は、杭22のコーナー部に合致するV字状の
ブラケット81を有し、このブラケット81の内側に上
記杭22の外周面と接触するパッド82が固定されてい
る。キャップ26の本体壁には水平方向のピン84を介
して油圧シリンダ86の一端部が結合され、この油圧シ
リンダ86の他端部がピン88を介して前記回動部材8
0の上端部(ピン78を挟んで上記ブラケット81と反
対側の部分)に結合されており、上記油圧シリンダ86
の伸縮により、回動部材80が上記ピン78回りに回動
駆動されるようになっている。
この変形例では、角杭である杭22を保持するにあた
り、キャップ26に水平方向のピン78を支点として回
動可能に左右一対の回動部材80を支持している。各回
動部材80は、杭22のコーナー部に合致するV字状の
ブラケット81を有し、このブラケット81の内側に上
記杭22の外周面と接触するパッド82が固定されてい
る。キャップ26の本体壁には水平方向のピン84を介
して油圧シリンダ86の一端部が結合され、この油圧シ
リンダ86の他端部がピン88を介して前記回動部材8
0の上端部(ピン78を挟んで上記ブラケット81と反
対側の部分)に結合されており、上記油圧シリンダ86
の伸縮により、回動部材80が上記ピン78回りに回動
駆動されるようになっている。
【0063】この変形例においても、油圧シリンダ86
を収縮させて回動部材80を下に向かせた状態で、キャ
ップ26に杭22の上端を挿入でき、この挿入後、油圧
シリンダ86を伸長させて各回動部材80を水平位置ま
で回動させることにより、これら回動部材80における
パッド82を杭22に密着させてこの杭22を保持する
ことができる。
を収縮させて回動部材80を下に向かせた状態で、キャ
ップ26に杭22の上端を挿入でき、この挿入後、油圧
シリンダ86を伸長させて各回動部材80を水平位置ま
で回動させることにより、これら回動部材80における
パッド82を杭22に密着させてこの杭22を保持する
ことができる。
【0064】第6の変形例(図18(a)(b)):
この変形例は、前記第5の変形例と同じ原理で、断面正
六角形状の杭22を保持するようにしたものである。こ
の場合、ブラケット81同士のなす角度を120°に設
定すればよい。
この変形例は、前記第5の変形例と同じ原理で、断面正
六角形状の杭22を保持するようにしたものである。こ
の場合、ブラケット81同士のなす角度を120°に設
定すればよい。
【0065】第7の変形例(図19(a)(b)):
この変形例では、前記第5の変形例に示した回動部材8
0と同等のもので、丸杭である杭22を保持するととも
に、各回動部材80の中央から径方向内側に軸83を伸
ばしてその先端に突起付ガイドパッド59を固定し、杭
22の外周面に突起59aが嵌入される凹溝22aを形
成することにより、相対回転を規制するようにしたもの
である。
この変形例では、前記第5の変形例に示した回動部材8
0と同等のもので、丸杭である杭22を保持するととも
に、各回動部材80の中央から径方向内側に軸83を伸
ばしてその先端に突起付ガイドパッド59を固定し、杭
22の外周面に突起59aが嵌入される凹溝22aを形
成することにより、相対回転を規制するようにしたもの
である。
【0066】第8の変形例(図20(a)(b)):
この変形例では、キャップ26の周壁56の下端内周面
に、中心角が略90°の断面扇形の一対のキャップ側爪
89が90°間隔をおいて突設される一方、杭22の上
端に上記各キャップ側爪89と同形の杭側爪22cが上
方に突設されている。また、周壁56の下端部には、下
方に向かうに従って広がる方向のテーパー面56aが形
成され、この周壁56の内側に杭22が挿入しやすくな
るように配慮がなされている。
この変形例では、キャップ26の周壁56の下端内周面
に、中心角が略90°の断面扇形の一対のキャップ側爪
89が90°間隔をおいて突設される一方、杭22の上
端に上記各キャップ側爪89と同形の杭側爪22cが上
方に突設されている。また、周壁56の下端部には、下
方に向かうに従って広がる方向のテーパー面56aが形
成され、この周壁56の内側に杭22が挿入しやすくな
るように配慮がなされている。
【0067】この構成において、周壁56の内側に杭2
2の上端を挿入し、その杭側爪22cをキャップ側爪8
9同士の間に嵌入すれば、これら杭側爪22cとキャッ
プ側爪89との周方向の当接によって、キャップ26と
杭22との相対回転を規制することができる。
2の上端を挿入し、その杭側爪22cをキャップ側爪8
9同士の間に嵌入すれば、これら杭側爪22cとキャッ
プ側爪89との周方向の当接によって、キャップ26と
杭22との相対回転を規制することができる。
【0068】次に、第2の実施の形態を図21及び図2
2に基づいて説明する。
2に基づいて説明する。
【0069】ここでは、リーダ14が杭22よりも短く
設定されており、このリーダ14の上端に上記杭案内手
段30が設けられている。従って、杭22の上端に位置
する回転駆動装置19は、その回転駆動モータ20の出
力軸が杭22内の掘削軸に連結され、ハウジング21が
キャップ26を介して杭22に結合されているのみで、
リーダ14とは全く切り離された状態となっている。
設定されており、このリーダ14の上端に上記杭案内手
段30が設けられている。従って、杭22の上端に位置
する回転駆動装置19は、その回転駆動モータ20の出
力軸が杭22内の掘削軸に連結され、ハウジング21が
キャップ26を介して杭22に結合されているのみで、
リーダ14とは全く切り離された状態となっている。
【0070】また、反力受け手段28は、リーダ14の
下端部に取付けられ、このリーダ14に沿って上下方向
に多少配設位置が変更できるようになっている。
下端部に取付けられ、このリーダ14に沿って上下方向
に多少配設位置が変更できるようになっている。
【0071】この反力受け手段28の具体的な構造を図
22に示す。この反力受け手段28は、リーダ14のレ
ール38に昇降可能に支持される昇降板94を備え、こ
の昇降板94はベースマシン10と略同等の高さ領域内
の適当な位置で図略のボルトによりリーダ14に固定可
能とされている。この昇降板94からは前方(図22で
は右方)に支持軸95が突設され、この支持軸95の前
端に水平方向に延びる固定部材96が固定されている。
22に示す。この反力受け手段28は、リーダ14のレ
ール38に昇降可能に支持される昇降板94を備え、こ
の昇降板94はベースマシン10と略同等の高さ領域内
の適当な位置で図略のボルトによりリーダ14に固定可
能とされている。この昇降板94からは前方(図22で
は右方)に支持軸95が突設され、この支持軸95の前
端に水平方向に延びる固定部材96が固定されている。
【0072】上記昇降板94から両斜め前方にはブラケ
ット98が延設され、各ブラケット98の前端に垂直方
向のピン100を支点として回動可能に開閉部材102
が支持されている。すなわち、両開閉部材102は、図
22に実線で示す開位置と、同図に二点鎖線で示す閉位
置との間で開閉可能とされている。
ット98が延設され、各ブラケット98の前端に垂直方
向のピン100を支点として回動可能に開閉部材102
が支持されている。すなわち、両開閉部材102は、図
22に実線で示す開位置と、同図に二点鎖線で示す閉位
置との間で開閉可能とされている。
【0073】両開閉部材102は、上記閉位置で上記固
定部材96とともに角杭である杭22を四方から囲む形
状に設定されている。これら開閉部材102及び固定部
材96の内側面には、複数のパッド(接触部)104が
周方向に間欠的に配設され、上記閉位置で全パッド10
4が杭22の外周面に同時圧接するように構成されてい
る。また、上記昇降板94と各回動部材102とは油圧
シリンダ103を介して連結されており、これら油圧シ
リンダ103の伸縮によって各開閉部材102が開閉駆
動されるようになっている。
定部材96とともに角杭である杭22を四方から囲む形
状に設定されている。これら開閉部材102及び固定部
材96の内側面には、複数のパッド(接触部)104が
周方向に間欠的に配設され、上記閉位置で全パッド10
4が杭22の外周面に同時圧接するように構成されてい
る。また、上記昇降板94と各回動部材102とは油圧
シリンダ103を介して連結されており、これら油圧シ
リンダ103の伸縮によって各開閉部材102が開閉駆
動されるようになっている。
【0074】この実施の形態では、リーダ14を杭22
よりも短くする分、さらに小型化、軽量化、及び簡素化
を進めることができる。また、反力受け手段28はリー
ダ14に取付けられているが、その取付位置はベースマ
シン10と同等の高さ位置、すなわち地盤近傍位置であ
るので、リーダ14に大きなねじり荷重は作用せず、よ
って前記第1の実施の形態と同様にリーダ14の小径化
も可能である。
よりも短くする分、さらに小型化、軽量化、及び簡素化
を進めることができる。また、反力受け手段28はリー
ダ14に取付けられているが、その取付位置はベースマ
シン10と同等の高さ位置、すなわち地盤近傍位置であ
るので、リーダ14に大きなねじり荷重は作用せず、よ
って前記第1の実施の形態と同様にリーダ14の小径化
も可能である。
【0075】なお、本発明において、反力受け手段28
は、杭22に伝達された回転反力を地盤近傍部分で受け
るものであればよく、例えば微小すき間をおいて杭22
の外周面と近接し、この杭22が上記回転反力を受けて
微小角度回転した時点から当該杭22の外周面と当接
し、この時点から杭22の回転反力を受けるといったも
のでもよいが、この場合、上記当接時に杭22の外周面
及び反力受け手段28に衝撃荷重が作用するため、その
分両者の強度的負担が大きくなる。これに対し、上記反
力受け手段が杭打作業当初から杭の外周面と密着した状
態でこの杭を回転方向に拘束するものであれば、杭及び
反力受け手段にはほぼ静的な荷重しか作用せず、両者の
強度的負担がより軽減されることになる。
は、杭22に伝達された回転反力を地盤近傍部分で受け
るものであればよく、例えば微小すき間をおいて杭22
の外周面と近接し、この杭22が上記回転反力を受けて
微小角度回転した時点から当該杭22の外周面と当接
し、この時点から杭22の回転反力を受けるといったも
のでもよいが、この場合、上記当接時に杭22の外周面
及び反力受け手段28に衝撃荷重が作用するため、その
分両者の強度的負担が大きくなる。これに対し、上記反
力受け手段が杭打作業当初から杭の外周面と密着した状
態でこの杭を回転方向に拘束するものであれば、杭及び
反力受け手段にはほぼ静的な荷重しか作用せず、両者の
強度的負担がより軽減されることになる。
【0076】この反力受け手段28についても、前記杭
案内手段30と同様、次のような種々の変形例が考えら
れる。
案内手段30と同様、次のような種々の変形例が考えら
れる。
【0077】第1の変形例(図23):ここでは、丸
杭である杭22を保持すべく、両開閉部材102の内側
に、前記パッド104に代え、杭22の外周面と合致す
る周面をもつ鼓状のローラ106が水平軸回りに回転可
能に取付けられている。
杭である杭22を保持すべく、両開閉部材102の内側
に、前記パッド104に代え、杭22の外周面と合致す
る周面をもつ鼓状のローラ106が水平軸回りに回転可
能に取付けられている。
【0078】この構成によれば、開閉部材102が閉位
置にある状態で各ローラ106を杭22の外周面に強く
圧接させ、これにより杭22の密着保持力を高めながら
も、各ローラ106の回転によって杭22の上下方向の
移動を低抵抗を大幅に低下させることができる利点が得
られる。
置にある状態で各ローラ106を杭22の外周面に強く
圧接させ、これにより杭22の密着保持力を高めながら
も、各ローラ106の回転によって杭22の上下方向の
移動を低抵抗を大幅に低下させることができる利点が得
られる。
【0079】第2の変形例(図24):この変形例
は、前記第1の変形例と同じ原理で、断面正六角形状の
杭22を保持するようにしたものである。この場合、ロ
ーラ106には、杭22のコーナー部と合致する形状
(すなわち2つの円錐台を合体させた形状)のものを用
いればよい。
は、前記第1の変形例と同じ原理で、断面正六角形状の
杭22を保持するようにしたものである。この場合、ロ
ーラ106には、杭22のコーナー部と合致する形状
(すなわち2つの円錐台を合体させた形状)のものを用
いればよい。
【0080】第3の変形例(図25):この変形例で
は、前記図23に示した反力受け手段28において、両
油圧シリンダ103に代えて油圧シリンダ110の基端
部をピン108を介して回動可能に一方の開閉部材10
2の前側面(図25では右側面)に連結し、油圧シリン
ダ110の伸縮ロッド111の先端部がピン112の挿
脱によって他方の開閉部材102の前側面に係脱可能に
連結されるようにしている。
は、前記図23に示した反力受け手段28において、両
油圧シリンダ103に代えて油圧シリンダ110の基端
部をピン108を介して回動可能に一方の開閉部材10
2の前側面(図25では右側面)に連結し、油圧シリン
ダ110の伸縮ロッド111の先端部がピン112の挿
脱によって他方の開閉部材102の前側面に係脱可能に
連結されるようにしている。
【0081】この変形例によれば、ピン112を抜いた
状態で手動により自由に開閉部材102を開くことがで
きる一方、ローラ106を杭22の外周面に接触させな
がら開閉部材102を閉じ、この状態で伸縮ロッド11
1の先端を上記ピン112の挿入によって相手方の開閉
部材102に結合し、油圧シリンダ110を収縮させて
両開閉部材10にさらに閉方向の外力を加えることによ
り、ローラ106をより強く杭22に圧接させることが
でき、密着保持力を強化できる。
状態で手動により自由に開閉部材102を開くことがで
きる一方、ローラ106を杭22の外周面に接触させな
がら開閉部材102を閉じ、この状態で伸縮ロッド11
1の先端を上記ピン112の挿入によって相手方の開閉
部材102に結合し、油圧シリンダ110を収縮させて
両開閉部材10にさらに閉方向の外力を加えることによ
り、ローラ106をより強く杭22に圧接させることが
でき、密着保持力を強化できる。
【0082】第4の変形例(図26(a)(b)):
この変形例では、前記図22で示した固定部材96に水
平軸130が固定され、この水平軸130の周囲に軸受
132を介してローラ134が回転可能に支持されてい
る。また、前記図22に示したピン100と同様のピン
によって開閉部材117,118が回動可能(すなわち
開閉可能)に支持され、これら開閉部材117,118
の内側にも前記ローラ134が配設されている。
この変形例では、前記図22で示した固定部材96に水
平軸130が固定され、この水平軸130の周囲に軸受
132を介してローラ134が回転可能に支持されてい
る。また、前記図22に示したピン100と同様のピン
によって開閉部材117,118が回動可能(すなわち
開閉可能)に支持され、これら開閉部材117,118
の内側にも前記ローラ134が配設されている。
【0083】上記開閉部材117は、杭22の一方の側
面と前面(図6では下面)を径方向外側から覆う形状を
有し、開閉部材118は杭22の他方の側面を径方向外
側から覆う形状を有している。すなわち、両開閉部材1
17,118は、上記閉位置で杭22を囲む(すなわち
径方向外側から近接する)形状に設定されている。開閉
部材117の先端部には、これを上下に貫通するピン挿
通孔が設けられ、開閉部材118の先端部には、上記開
閉部材117の先端部と上下に重合可能な重合部119
が突設され、この重合部119に上下方向のピン挿通孔
が設けられている。そして、この重合部119と開閉部
材117の先端部とが重合した状態で両ピン挿通孔にピ
ン120が挿通されることにより、両開閉部材117,
118が上記閉位置に保持されるようになっている。
面と前面(図6では下面)を径方向外側から覆う形状を
有し、開閉部材118は杭22の他方の側面を径方向外
側から覆う形状を有している。すなわち、両開閉部材1
17,118は、上記閉位置で杭22を囲む(すなわち
径方向外側から近接する)形状に設定されている。開閉
部材117の先端部には、これを上下に貫通するピン挿
通孔が設けられ、開閉部材118の先端部には、上記開
閉部材117の先端部と上下に重合可能な重合部119
が突設され、この重合部119に上下方向のピン挿通孔
が設けられている。そして、この重合部119と開閉部
材117の先端部とが重合した状態で両ピン挿通孔にピ
ン120が挿通されることにより、両開閉部材117,
118が上記閉位置に保持されるようになっている。
【0084】開閉部材117,118には、複数の移動
板122が径方向に移動可能に取付けられている。詳し
くは、開閉部材117,118の外壁に径方向に延びる
軸124が固定される一方、各移動板122の外側面か
らも径方向に軸126が突設され、両軸124,126
が一直線状に並んだ状態で両軸124,126の周囲に
ばね(押付け手段)128が配されている。このばね1
28は、開閉部材117,118の外壁と上記移動板1
22の外側面との間に圧縮状態で介在しており、このば
ね128の弾発力によって移動板122が径方向内側に
付勢されている。そして、各移動板122の内側にこれ
と平行に上記軸130が固定され、各軸130の周囲に
軸受132を介してローラ134が回転可能に支持され
ている。
板122が径方向に移動可能に取付けられている。詳し
くは、開閉部材117,118の外壁に径方向に延びる
軸124が固定される一方、各移動板122の外側面か
らも径方向に軸126が突設され、両軸124,126
が一直線状に並んだ状態で両軸124,126の周囲に
ばね(押付け手段)128が配されている。このばね1
28は、開閉部材117,118の外壁と上記移動板1
22の外側面との間に圧縮状態で介在しており、このば
ね128の弾発力によって移動板122が径方向内側に
付勢されている。そして、各移動板122の内側にこれ
と平行に上記軸130が固定され、各軸130の周囲に
軸受132を介してローラ134が回転可能に支持され
ている。
【0085】この変形例によれば、開閉部材117,1
18を開いた状態で、これらの内側に杭22を容易にセ
ットでき、このセット後、開閉部材117,118を閉
じてピン120で結合することにより、この状態で各ば
ね128の弾発力により各ローラ134を杭22の外周
面に押付けてこれを確実に密着保持することができる。
しかも、杭22の断面寸法にバラツキがある場合でも、
これに各ローラ134の位置がフレキシブルに対応で
き、常に適正な力で杭22の密着保持ができる。
18を開いた状態で、これらの内側に杭22を容易にセ
ットでき、このセット後、開閉部材117,118を閉
じてピン120で結合することにより、この状態で各ば
ね128の弾発力により各ローラ134を杭22の外周
面に押付けてこれを確実に密着保持することができる。
しかも、杭22の断面寸法にバラツキがある場合でも、
これに各ローラ134の位置がフレキシブルに対応で
き、常に適正な力で杭22の密着保持ができる。
【0086】なお、図示は省略するが、第5の変形例と
して、前記図15で示したリンク68と油圧シリンダ7
6との組み合わせ等により、上記各ローラ134をこれ
らのローラ134が杭22に接触する保持位置と杭22
から離間する離間位置との間で駆動できるようにし、各
ローラ134が離間位置にある状態でこれらローラ13
4の内側に上方から杭22を挿入するようにしてもよ
い。
して、前記図15で示したリンク68と油圧シリンダ7
6との組み合わせ等により、上記各ローラ134をこれ
らのローラ134が杭22に接触する保持位置と杭22
から離間する離間位置との間で駆動できるようにし、各
ローラ134が離間位置にある状態でこれらローラ13
4の内側に上方から杭22を挿入するようにしてもよ
い。
【0087】第3の実施の形態を図27に示す。ここで
は、前述のリーダ14及び杭案内手段30を省略し、反
力受け手段28のみで杭22を保持するようにしてい
る。このように、本発明によれば、リーダ14の小型化
にとどまらず、その省略も可能であり、これにより装置
全体の小型化、簡素化、及び軽量化をさらに進めること
が可能である。ただし、この実施の形態では、杭22が
不安定な状態にあるので、別のクレーン等で回転駆動装
置19を吊り上げ支持しておくことが好ましい。
は、前述のリーダ14及び杭案内手段30を省略し、反
力受け手段28のみで杭22を保持するようにしてい
る。このように、本発明によれば、リーダ14の小型化
にとどまらず、その省略も可能であり、これにより装置
全体の小型化、簡素化、及び軽量化をさらに進めること
が可能である。ただし、この実施の形態では、杭22が
不安定な状態にあるので、別のクレーン等で回転駆動装
置19を吊り上げ支持しておくことが好ましい。
【0088】
【発明の効果】以上のように本発明は、上記掘削軸の上
端に回転駆動手段を連結して掘削軸を回転させ、このと
き回転駆動手段が上記掘削軸から受ける回転反力をこの
回転駆動手段から上記杭に直接伝達させ、かつ、この杭
に伝達された回転反力を杭における地盤近傍部分から地
盤上の杭打装置本体に伝達させながら、杭打を進める方
法であるので、リーダを不要にでき、あるいはリーダを
設けるとしてもその強度的負担を大幅に軽減してその小
径化を図ることができ、これにより、杭打を行うための
装置全体を小型化、簡素化、及び軽量化できる効果があ
る。
端に回転駆動手段を連結して掘削軸を回転させ、このと
き回転駆動手段が上記掘削軸から受ける回転反力をこの
回転駆動手段から上記杭に直接伝達させ、かつ、この杭
に伝達された回転反力を杭における地盤近傍部分から地
盤上の杭打装置本体に伝達させながら、杭打を進める方
法であるので、リーダを不要にでき、あるいはリーダを
設けるとしてもその強度的負担を大幅に軽減してその小
径化を図ることができ、これにより、杭打を行うための
装置全体を小型化、簡素化、及び軽量化できる効果があ
る。
【0089】また本発明は、上記回転駆動手段と、この
回転駆動手段の受ける反力を上記杭に伝達する反力伝達
手段と、地盤上の装置本体とほぼ同等の高さ位置に設け
られ、上記杭における地盤近傍部分の外周面を昇降可能
に密着保持して上記回転駆動手段から上記杭に伝達され
た回転反力を上記装置本体に伝達する反力受け手段とを
備えたものであるので、上記反力受け手段で杭における
地盤近傍部分の外周面の一部または全部を密着保持する
ことにより、この杭の受ける回転反力をそのまま装置本
体へ伝達できる。
回転駆動手段の受ける反力を上記杭に伝達する反力伝達
手段と、地盤上の装置本体とほぼ同等の高さ位置に設け
られ、上記杭における地盤近傍部分の外周面を昇降可能
に密着保持して上記回転駆動手段から上記杭に伝達され
た回転反力を上記装置本体に伝達する反力受け手段とを
備えたものであるので、上記反力受け手段で杭における
地盤近傍部分の外周面の一部または全部を密着保持する
ことにより、この杭の受ける回転反力をそのまま装置本
体へ伝達できる。
【0090】上記反力受け手段が杭打作業当初から杭の
外周面と密着した状態でこの杭を回転方向に拘束するも
のであれば、杭打作業開始時に杭と反力受け手段とが衝
撃的に当接するのを避けることができ、両者の強度的負
担をより軽減できる効果が得られる。
外周面と密着した状態でこの杭を回転方向に拘束するも
のであれば、杭打作業開始時に杭と反力受け手段とが衝
撃的に当接するのを避けることができ、両者の強度的負
担をより軽減できる効果が得られる。
【0091】この場合、上記反力受け手段を、上記杭の
外周面の一部または全部を密着保持する保持状態と上記
杭を解放する解放状態とに切換可能に構成すれば、反力
受け手段を解放状態にすることにより、杭を容易にセッ
トでき、これにより作業性を向上させることができる効
果が得られる。
外周面の一部または全部を密着保持する保持状態と上記
杭を解放する解放状態とに切換可能に構成すれば、反力
受け手段を解放状態にすることにより、杭を容易にセッ
トでき、これにより作業性を向上させることができる効
果が得られる。
【0092】より具体的に、上記反力受け手段として、
開閉可能な一対の開閉部材を備え、これらの開閉部材が
閉じた状態で両開閉部材の内側部が上記杭の外周面の一
部または全部を密着保持するように構成したものによれ
ば、開閉部材を開いた状態で反力受け手段に対して杭を
側方からアプローチさせることができ、そのセット作業
をさらに容易にすることができる。
開閉可能な一対の開閉部材を備え、これらの開閉部材が
閉じた状態で両開閉部材の内側部が上記杭の外周面の一
部または全部を密着保持するように構成したものによれ
ば、開閉部材を開いた状態で反力受け手段に対して杭を
側方からアプローチさせることができ、そのセット作業
をさらに容易にすることができる。
【0093】上記反力受け手段の内周部に複数の接触部
を周方向に間欠的に設け、これらの接触部のみが上記杭
の外周面に接触するように構成すれば、その接触面積を
減らして杭打方向(すなわち上下方向)の杭の移動抵抗
を削減しながら、杭の密着保持ができる効果が得られ
る。
を周方向に間欠的に設け、これらの接触部のみが上記杭
の外周面に接触するように構成すれば、その接触面積を
減らして杭打方向(すなわち上下方向)の杭の移動抵抗
を削減しながら、杭の密着保持ができる効果が得られ
る。
【0094】特に、上記接触部として略水平軸回りに回
転可能にローラを配したものによれば、このローラを杭
に強く圧接させて周方向の密着保持力を高めながら、ロ
ーラの回転によって杭打抵抗を大幅に減らすことができ
る効果が得られる。
転可能にローラを配したものによれば、このローラを杭
に強く圧接させて周方向の密着保持力を高めながら、ロ
ーラの回転によって杭打抵抗を大幅に減らすことができ
る効果が得られる。
【0095】また、上記接触部を上記杭の外周面に対し
て接離する方向に移動可能に設けるとともに、各接触部
を杭の外周面に押付ける押付け手段を備えたものによれ
ば、杭の断面寸法に多少のバラツキがあってもこれにフ
レキシブルに対応でき、常に適正な力で杭を密着保持で
きる効果が得られる。
て接離する方向に移動可能に設けるとともに、各接触部
を杭の外周面に押付ける押付け手段を備えたものによれ
ば、杭の断面寸法に多少のバラツキがあってもこれにフ
レキシブルに対応でき、常に適正な力で杭を密着保持で
きる効果が得られる。
【0096】また、上記杭の外周面に上下方向に延びる
凸部もしくは凹部を設け、上記反力受け手段に上記凸部
もしくは凹部と係合して杭の回転を規制する回転規制部
を設けたものによれば、丸杭すなわち断面円状の杭であ
ってもこの杭と反力受け手段との相対回転を確実に阻止
でき、杭から反力受け手段に良好に回転反力を伝達でき
る効果が得られる。
凸部もしくは凹部を設け、上記反力受け手段に上記凸部
もしくは凹部と係合して杭の回転を規制する回転規制部
を設けたものによれば、丸杭すなわち断面円状の杭であ
ってもこの杭と反力受け手段との相対回転を確実に阻止
でき、杭から反力受け手段に良好に回転反力を伝達でき
る効果が得られる。
【0097】上記反力伝達手段として、上記回転駆動手
段の下部に、上記杭の上端外周面を回転不能に保持する
キャップを固定したものによれば、このキャップの保持
によって杭と回転駆動手段との相対回転を規制でき、こ
れにより回転駆動手段から杭へ回転反力を良好に伝達で
きる効果が得られる。
段の下部に、上記杭の上端外周面を回転不能に保持する
キャップを固定したものによれば、このキャップの保持
によって杭と回転駆動手段との相対回転を規制でき、こ
れにより回転駆動手段から杭へ回転反力を良好に伝達で
きる効果が得られる。
【0098】特に、上記キャップの内側面に下方に向か
うに従って広がるテーパー面をもつ複数の接触部を設
け、これら接触部の内側に上記杭の上端が挿入されてそ
の外周面が各接触部と接触するようにしたものでは、各
接触部の内側への杭の上端挿入作業を容易化できる効果
が得られる。
うに従って広がるテーパー面をもつ複数の接触部を設
け、これら接触部の内側に上記杭の上端が挿入されてそ
の外周面が各接触部と接触するようにしたものでは、各
接触部の内側への杭の上端挿入作業を容易化できる効果
が得られる。
【0099】また、上記キャップの内側面に複数の接触
部を径方向に移動可能に設けるとともに、これら接触部
を杭の外周面に押付ける押付け手段を備えたものでは、
杭上端の断面寸法に多少のバラツキがあってもこれにフ
レキシブルに対応でき、適正な力で杭を密着保持できる
効果が得られる。
部を径方向に移動可能に設けるとともに、これら接触部
を杭の外周面に押付ける押付け手段を備えたものでは、
杭上端の断面寸法に多少のバラツキがあってもこれにフ
レキシブルに対応でき、適正な力で杭を密着保持できる
効果が得られる。
【0100】特に、上記押付け手段として、各接触部を
これら接触部が杭の外周面に圧接する圧接位置と杭の外
周面から離間する離間位置との間で移動させる接触部駆
動手段を備えたものによれば、各接触部を離間位置にし
た状態でこれら接触部の内側に杭上端を容易に挿入する
ことができ、これによりキャップと杭との連結作業をよ
り容易化できる効果が得られる。
これら接触部が杭の外周面に圧接する圧接位置と杭の外
周面から離間する離間位置との間で移動させる接触部駆
動手段を備えたものによれば、各接触部を離間位置にし
た状態でこれら接触部の内側に杭上端を容易に挿入する
ことができ、これによりキャップと杭との連結作業をよ
り容易化できる効果が得られる。
【0101】また、上記杭の上端外周面に上下方向に延
びる凸部もしくは凸部を設け、上記キャップに上記凸部
もしくは凹部と係合して杭の回転を規制する回転規制部
を設ければ、丸杭でも確実に回転不能に保持でき、回転
駆動手段の受けた回転反力を確実に杭に伝達できる効果
が得られる。
びる凸部もしくは凸部を設け、上記キャップに上記凸部
もしくは凹部と係合して杭の回転を規制する回転規制部
を設ければ、丸杭でも確実に回転不能に保持でき、回転
駆動手段の受けた回転反力を確実に杭に伝達できる効果
が得られる。
【0102】また、上記キャップの下端における周方向
の一部にキャップ側爪を設ける一方、上記杭の上端にお
いて上記キャップ側爪と周方向に外れた部分に杭側爪を
設け、これらキャップ側爪と杭側爪との周方向の当接に
よりキャップから杭に回転反力が伝達されるようにした
ものによれば、簡単な構造で確実に上記回転反力の伝達
ができる。
の一部にキャップ側爪を設ける一方、上記杭の上端にお
いて上記キャップ側爪と周方向に外れた部分に杭側爪を
設け、これらキャップ側爪と杭側爪との周方向の当接に
よりキャップから杭に回転反力が伝達されるようにした
ものによれば、簡単な構造で確実に上記回転反力の伝達
ができる。
【0103】以上の各装置において、装置本体に上記杭
と略平行に延びるリーダを立設した上で、このリーダに
おいて上記反力受け手段よりも上方の位置に、上記杭の
外周面に径方向外側から近接してこの杭を上下方向に案
内する杭案内手段を設けたものによれば、これによる案
内で杭打作業をより円滑に行うことができる。しかも、
上記杭に伝達された回転反力は主として上記反力受け手
段で受けられるため、上記杭案内手段を通じてリーダの
上部に回転反力が伝わることはほとんどなく、このリー
ダに大きなねじり荷重が作用するおそれはない。
と略平行に延びるリーダを立設した上で、このリーダに
おいて上記反力受け手段よりも上方の位置に、上記杭の
外周面に径方向外側から近接してこの杭を上下方向に案
内する杭案内手段を設けたものによれば、これによる案
内で杭打作業をより円滑に行うことができる。しかも、
上記杭に伝達された回転反力は主として上記反力受け手
段で受けられるため、上記杭案内手段を通じてリーダの
上部に回転反力が伝わることはほとんどなく、このリー
ダに大きなねじり荷重が作用するおそれはない。
【0104】上記リーダは、杭案内手段を適当な高さ位
置に保持できるものであればよいので、このリーダを上
記杭よりも短くすることができ、これにより装置をさら
に小型化、軽量化できる効果が得られる。
置に保持できるものであればよいので、このリーダを上
記杭よりも短くすることができ、これにより装置をさら
に小型化、軽量化できる効果が得られる。
【0105】上記杭案内手段として、開閉可能な一対の
開閉部材を備え、これらの開閉部材が閉じた状態で両開
閉部材の内周面が上記杭の外周面に径方向外側から近接
するように構成したものによれば、両開閉部材を開いた
状態で杭を側方から簡単にセットでき、作業性を向上さ
せることができる効果が得られる。
開閉部材を備え、これらの開閉部材が閉じた状態で両開
閉部材の内周面が上記杭の外周面に径方向外側から近接
するように構成したものによれば、両開閉部材を開いた
状態で杭を側方から簡単にセットでき、作業性を向上さ
せることができる効果が得られる。
【0106】また、上記杭案内手段を上記リーダに沿っ
て昇降可能に設けたものによれば、杭の高さ等に応じて
杭案内手段の高さ位置を好ましい位置に調節でき、これ
によってさらに効果的な杭の案内ができる。
て昇降可能に設けたものによれば、杭の高さ等に応じて
杭案内手段の高さ位置を好ましい位置に調節でき、これ
によってさらに効果的な杭の案内ができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における杭打装置の
全体図である。
全体図である。
【図2】上記杭打装置に設けられる反力受け手段とこれ
に密着保持される杭とを示す断面平面図である。
に密着保持される杭とを示す断面平面図である。
【図3】上記反力受け手段の正面図である。
【図4】上記反力受け手段の変形例を示す断面平面図で
ある。
ある。
【図5】上記反力受け手段の変形例を示す断面平面図で
ある。
ある。
【図6】上記杭打装置に設けられる杭案内手段を示す断
面平面図である。
面平面図である。
【図7】上記杭案内手段の側面図である。
【図8】上記杭案内手段の正面図である。
【図9】上記杭案内手段の変形例を示す断面平面図であ
る。
る。
【図10】図9の杭案内手段の側面図である。
【図11】(a)は上記杭打装置に設けられるキャップ
の一部断面平面図、(b)は同キャップの断面正面図で
ある。
の一部断面平面図、(b)は同キャップの断面正面図で
ある。
【図12】(a)は上記キャップの第1の変形例を示す
一部断面平面図、(b)は同キャップの断面正面図であ
る。
一部断面平面図、(b)は同キャップの断面正面図であ
る。
【図13】上記キャップの第2の変形例を示す断面平面
図である。
図である。
【図14】(a)は図13のA−A線断面図、(b)は
(a)のB−B線断面図である。
(a)のB−B線断面図である。
【図15】(a)は上記キャップの第3の変形例を示す
断面平面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。
断面平面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。
【図16】(a)は上記キャップの第4の変形例を示す
断面平面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。
断面平面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。
【図17】(a)は上記キャップの第5の変形例を示す
平面図、(b)はその正面図である。
平面図、(b)はその正面図である。
【図18】上記キャップの第6の変形例を示す平面図で
ある。
ある。
【図19】上記キャップの第7の変形例を示す平面図で
ある。
ある。
【図20】(a)は上記キャップの第8の変形例を示す
断面平面図であって(b)のF−F線断面図、(b)は
(a)のE−E線断面図である。
断面平面図であって(b)のF−F線断面図、(b)は
(a)のE−E線断面図である。
【図21】本発明の第2の実施の形態における杭打装置
の全体図である。
の全体図である。
【図22】上記杭打装置に設けられる反力受け手段の断
面平面図である。
面平面図である。
【図23】上記反力受け手段の第1の変形例を示す断面
平面図である。
平面図である。
【図24】上記反力受け手段の第2の変形例を示す断面
平面図である。
平面図である。
【図25】上記反力受け手段の第3の変形例を示す断面
平面図である。
平面図である。
【図26】(a)は上記反力受け手段の第4の変形例を
示す断面平面図、(b)はその断面正面図である。
示す断面平面図、(b)はその断面正面図である。
【図27】本発明の第3の実施の形態における杭打装置
の全体図である。
の全体図である。
【図28】従来の杭打装置の一例を示す全体図である。
10 ベースマシン(装置本体) 14 リーダ 19 回転駆動装置 22 杭 22a,22b 凹溝 22c 杭側爪 24 掘削軸 26 キャップ 28 反力受け手段 30 杭案内手段 34 開閉部材 34b 回転規制部 45,46 開閉部材 58,59 ガイドパッド(接触部) 58a テーパー面 59a 突起(凸部) 64 ばね(押付け手段) 76 油圧シリンダ(接触部駆動手段) 89 キャップ側爪 102 開閉部材 104 パッド(接触部) 106 ローラ 117,118 開閉部材 128 ばね(押付け手段) 134 ローラ
Claims (21)
- 【請求項1】 杭に内蔵された掘削軸を回転させながら
この杭を地中に打ち込む杭打方法において、上記掘削軸
の上端にこれを回転駆動する回転駆動手段を連結すると
ともに、この回転駆動手段が上記掘削軸から受ける回転
反力をこの回転駆動手段から上記杭に直接伝達させ、か
つ、この杭に伝達された回転反力を杭における地盤近傍
部分から地盤上の杭打装置本体に伝達させながら、杭打
を進めることを特徴とする杭打方法。 - 【請求項2】 杭に内蔵された掘削軸を回転させながら
この杭を地中に打ち込む杭打装置において、上記掘削軸
の上端に連結され、この掘削軸を回転駆動する回転駆動
手段と、この回転駆動手段の受ける反力を上記杭に伝達
する反力伝達手段と、地盤上の装置本体とほぼ同等の高
さ位置に設けられ、上記杭における地盤近傍部分を昇降
可能に保持して上記回転駆動手段から上記杭に伝達され
た回転反力を上記装置本体に伝達する反力受け手段とを
備えたことを特徴とする杭打装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の杭打装置において、上記
反力受け手段は上記杭の外周面の一部または全部に密着
した状態でこの杭を回転方向に拘束するものであること
を特徴とする杭打装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の杭打装置において、上記
反力受け手段を、上記杭の外周面を密着保持する保持状
態と上記杭を解放する解放状態とに切換可能に構成した
ことを特徴とする杭打装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の杭打装置において、上記
反力受け手段として、開閉可能な一対の開閉部材を備
え、これらの開閉部材が閉じた状態で両開閉部材の内側
部が上記杭の外周面の一部または全部を密着保持するよ
うに構成したことを特徴とする杭打装置。 - 【請求項6】 請求項4記載の杭打装置において、上記
反力受け手段として、互いに接離可能な一対の接離部材
を備え、これらの接離部材が互いに接近した状態で両開
閉部材の内側部が上記杭の外周面の一部または全部を密
着保持するように構成したことを特徴とする杭打装置。 - 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかに記載の杭打装
置において、上記反力受け手段の内周部に複数の接触部
を周方向に間欠的に設け、これらの接触部のみが上記杭
の外周面に接触するように構成したことを特徴とする杭
打装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の杭打装置において、上記
接触部として略水平軸回りに回転可能にローラを配した
ことを特徴とする杭打装置。 - 【請求項9】 請求項7または8記載の杭打装置におい
て、上記接触部を上記杭の外周面に対して接離する方向
に移動可能に設けるとともに、各接触部を杭の外周面に
押付ける押付け手段を備えたことを特徴とする杭打装
置。 - 【請求項10】 請求項2〜9のいずれかに記載の杭打
装置において、上記杭の外周面に上下方向に延びる凸部
もしくは凹部を設け、上記反力受け手段に上記凸部もし
くは凹部と係合して杭の回転を規制する回転規制部を設
けたことを特徴とする杭打装置。 - 【請求項11】 請求項2〜10のいずれかに記載の杭
打装置において、上記反力伝達手段として、上記回転駆
動手段の下部に、上記杭の上端外周面を回転不能に保持
するキャップを固定したことを特徴とする杭打装置。 - 【請求項12】 請求項11記載の杭打装置において、
上記キャップの内側面に下方に向かうに従って広がるテ
ーパー面をもつ複数の接触部を設け、これら接触部の内
側に上記杭の上端が挿入されてその外周面が各接触部と
接触するように構成したことを特徴とする杭打装置。 - 【請求項13】 請求項11または12記載の杭打装置
において、上記キャップの内側面に複数の接触部を径方
向に移動可能に設けるとともに、これら接触部を杭の外
周面に押付ける押付け手段を備えたことを特徴とする杭
打装置。 - 【請求項14】 請求項13記載の杭打装置において、
上記押付け手段は、各接触部をこれら接触部が杭の外周
面に圧接する圧接位置と杭の外周面から離間する離間位
置との間で移動させる接触部駆動手段であることを特徴
とする杭打装置。 - 【請求項15】 請求項11〜14のいずれかに記載の
杭打装置において、上記杭の上端外周面に上下方向に延
びる凸部もしくは凸部を設け、上記キャップに上記凸部
もしくは凹部と係合して杭の回転を規制する回転規制部
を設けたことを特徴とする杭打装置。 - 【請求項16】 請求項11記載の杭打装置において、
上記キャップの下端における周方向の一部にキャップ側
爪を設ける一方、上記杭の上端において上記キャップ側
爪と周方向に外れた部分に杭側爪を設け、これらキャッ
プ側爪と杭側爪との周方向の当接によりキャップから杭
に回転反力が伝達されるようにしたことを特徴とする杭
打装置。 - 【請求項17】 請求項2〜16のいずれかに記載の杭
打装置において、上記装置本体に上記杭と略平行に延び
るリーダを立設し、このリーダにおいて上記反力受け手
段よりも上方の位置に、上記杭の外周面に径方向外側か
ら近接してこの杭を上下方向に案内する杭案内手段を設
けたことを特徴とする杭打装置。 - 【請求項18】 請求項17記載の杭打装置において、
上記リーダを上記杭よりも短くしたことを特徴とする杭
打装置。 - 【請求項19】 請求項17または18記載の杭打装置
において、上記反力受け手段を上記リーダの下端部に設
けたことを特徴とする杭打装置。 - 【請求項20】 請求項17〜19のいずれかに記載の
杭打装置において、上記杭案内手段として、開閉可能な
一対の開閉部材を備え、これらの開閉部材が閉じた状態
で両開閉部材の内周面が上記杭の外周面に径方向外側か
ら近接するように構成したことを特徴とする杭打装置。 - 【請求項21】 請求項17〜20のいずれかに記載の
杭打装置において、上記杭案内手段を上記リーダに沿っ
て昇降可能に設けたことを特徴とする杭打装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14428096A JPH09324426A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 杭打方法及び杭打装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14428096A JPH09324426A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 杭打方法及び杭打装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09324426A true JPH09324426A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15358414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14428096A Withdrawn JPH09324426A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 杭打方法及び杭打装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09324426A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007315038A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Zenitaka Corp | 角形鋼管用ケーシングキャップ及び角形ケーシングを用いた土壌改良工法 |
JP2012251384A (ja) * | 2011-06-06 | 2012-12-20 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 杭打機 |
-
1996
- 1996-06-06 JP JP14428096A patent/JPH09324426A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007315038A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Zenitaka Corp | 角形鋼管用ケーシングキャップ及び角形ケーシングを用いた土壌改良工法 |
JP2012251384A (ja) * | 2011-06-06 | 2012-12-20 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 杭打機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |