JPH09323918A - 誘眠化粧料 - Google Patents

誘眠化粧料

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JPH09323918A
JPH09323918A JP8161183A JP16118396A JPH09323918A JP H09323918 A JPH09323918 A JP H09323918A JP 8161183 A JP8161183 A JP 8161183A JP 16118396 A JP16118396 A JP 16118396A JP H09323918 A JPH09323918 A JP H09323918A
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JP
Japan
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sleep
oil
inducing
perfumery
fragrance
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Withdrawn
Application number
JP8161183A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Ide
信之 井手
Takuya Hanada
琢也 花田
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は誘眠香料を適切かつ効果的に
使用し得る誘眠化粧料を提供することにある。 【解決手段】 眠りを促す誘眠香料を含むことを特徴と
する誘眠化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧料、特に外用に
より眠りを促す誘眠化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、種々のストレスを反映して不眠を
訴える人々が増えている。このような環境下で「睡眠」
に関しては、現代特有のさまざまな症状や悩みがクロー
ズアップされてきており、雑誌や週刊誌等でもテーマと
して頻繁に取り上げられている。具体的な症状として
は、「不定愁訴」による浅い眠り、眠っているのに眠っ
た気がしない「不眠神経症」、睡眠に満足できない「自
称不眠症」、夜と昼が逆転してしまう「リズム障害」な
どさまざまな悩みがあり、それと連動して"朝なかなか
起きられない"、"何時間寝ても目覚めの気分が冴えな
い"など「目覚め」に関する声も多く聞かれる。
【0003】一方、特に心因性不眠症や鬱病が緩解した
後に不眠を訴える人々などに対してはペントバルビター
ル等の睡眠薬や、抗不安薬などを服用させることが行わ
れている。しかし、これらの睡眠用薬剤は往々にして習
慣化したり、長期連用で効果が薄れ、投与量を増やす必
要を生じる場合があり、これは肉体的な健康面から好ま
しいことではない。これに対し、例えば特開平7−31
6582に開示されるように、特定の香料を用いて眠り
を促す方法も考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、誘眠香
料組成物を用いた場合には、その香気が同室の者にも影
響を与え、しかも香気には人により好みがあるため、適
用の場面が限られると言う問題があった。本発明は前記
従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は
誘眠香料を適切かつ効果的に使用し得る誘眠化粧料を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らが鋭意検討を行った結果、誘眠を欲する人
に直接塗布される化粧料に誘眠香料を配合することによ
り、優れた誘眠効果と容易な適用性を発揮し得ることを
見出し本発明を完成するに至った。すなわち本発明にか
かる誘眠化粧料は、眠りを促す誘眠香料を含むことを特
徴とする。
【0006】また、本発明にかかる誘眠化粧料は、胸部
に塗布されマッサージして用いられることが好適であ
る。また、本発明にかかる誘眠化粧料に用いられる誘眠
香料はオリス系香料、サンダルウッド系香料およびロー
ズ系香料を含むことが好適である。また、本発明にかか
る誘眠化粧料は、オリス系香料:サンダルウッド系香
料:ローズ系香料が1〜8:10〜50:2〜10であ
ることが好適である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。なお、本発明はこれらの実施形態に限定され
るものではない。本発明は誘眠香料を配合していること
を特徴とする化粧料で、塗布することによってリラック
ス感を得、より深く、安らかな眠りへと誘うものであ
る。
【0008】本発明に係る化粧料としては、前記誘眠香
料を配合し得るものであれば、いずれの形態でもよく、
例えば化粧水などの水、アルコール系、クリームなどの
水中油、油中水型乳化系、ジェルなどの増粘系などが挙
げられる。しかしながら、前記誘眠香料が通常夜間就寝
前に適用されることを考えると、いわゆるメークアップ
化粧料などよりは基礎化粧料などに用いられることが好
適である。また、後述するように顔面などに適用される
化粧料より胸部に適用されるマッサージ化粧料として用
いる方が効果的である。
【0009】本発明においてオリス系香料としては、ア
ヤメ科アヤメ属に属するIris pallidaの乾燥根茎を溶剤
抽出して得られる天然精油が例として挙げられる。ま
た、本発明においてサンダルウッド系香料としては、ビ
ャクダン科ビャクダン属に属するSantalum albumの材
片、根片等を水蒸気蒸留して得られた天然精油が例とし
て挙げられる。また、本発明においてローズ系香料とし
ては、Rosa damascena,Rosa centifelia等のバラ科バ
ラ属に属する植物の花から水蒸気蒸留或いは溶媒抽出に
より得られた天然精油が例として挙げられる。
【0010】本発明において、各香料の組成比は特に限
定されるものではないが、官能的に好ましい香気となる
ためには、オリス系香料:サンダルウッド系香料:ロー
ズ系香料が、1〜8:10〜50:2〜10であること
が好ましい。このように香料の組合せで優れた誘眠効果
が生じることを考慮すると、香料中のある成分が誘眠効
果を生じさせるというよりも、むしろ特定の官能的な意
味での香気が誘眠効果を生じさせると考えられ、前記官
能的に好ましい香気範囲は誘眠効果を得る上でも優れた
ものである。
【0011】また、本発明において誘眠香料の化粧料中
への配合量は好ましくは0.01〜10重量%、特に好
ましくは0.3〜5重量%である。0.01重量%未満
の配合量では十分な効果が得られない可能性があり、1
0重量%を越えて配合することは処方上困難である。本
発明にかかる化粧料の香料以外の成分として用いられる
ものとしては、次のようなものが挙げられる。
【0012】液体油脂としては、アボガド油、ツバキ
油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ
油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ
油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ
油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆
油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギ
リ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリ
ン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミ チン
酸グリセリン等がある。
【0013】固体油脂としては、カカオ脂、ヤシ油、馬
脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パ
ーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚
脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等がある。
【0014】ロウ類としては、ミツロウ、カンデリラロ
ウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタ
ロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カ
ポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビ
ロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシ
ル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セ
ラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノ
リンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテ
ル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素
添加ラノリンアルコールエーテル等がある。
【0015】炭化水素油としては、流動パラフィン、オ
ゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セ
レシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリン
ワックス等がある。高級脂肪酸としては、例えば、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
ベヘン(ベヘニン)酸、オレイン酸、12-ヒドロキシス
テアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリ
ン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン
酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げ
られる。
【0016】高級アルコールとしては、例えば、ラウリ
ルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレ
イルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖ア
ルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチル
アルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンア
ルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシ
ルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチル
ドデカノール等の分枝鎖アルコール等が挙げられる。
【0017】合成エステル油としては、ミリスチン酸イ
ソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブ
チル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、
オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステ
アリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12
-ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ-2- エチル
ヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトー
ル脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグ
リコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リン
ゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グ
リセリン、トリ-2- エチルヘキシル酸トリメチロールプ
ロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、テトラ-2- エチルヘキシル酸ペンタンエリスリトー
ル、トリー2-エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソス
テアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘ
キサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミ
リスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸
グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイ
ン酸オイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプ
チルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイ
ル-L-グルタミン酸 -2-オクチルドデシルエステル、ア
ジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレー
ト、セバチン酸ジ−2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-
ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジ
ピン酸2-ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、
コハク酸2-エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、
酢酸アミル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
【0018】シリコーンとしては、例えば、ジメチルポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチル
ハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサ
ン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロ
キサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキ
サンなどの環状ポリシロキサン、3次元網目構造を形成
しているシリコン樹脂、シリコンゴム等が挙げられる。
【0019】本発明に用いられる粉末としては次のよう
なものが挙げられる。粉末成分としては、タルク、カリ
オン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、
合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、パーミキュラ
イト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アル
ミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸
マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸
金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリ
ウム、焼成硫酸カルシウム、(焼セッコウ)、リン酸カ
ルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セ
ラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パル
ミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒
化ホウ素等の無機粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン
粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉
末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合
体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エ
チレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末、二酸化チタ
ン、酸化亜鉛等の無機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ)、
チタン酸鉄等の無機赤色系顔料、γ−酸化鉄等の無機褐
色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料黒酸化
鉄、カーボンブラック、低次酸化チタン等の無機黒色系
顔料、マンゴバイオレット、コバルトバイオ レット等
の無機紫色系顔料、酸化クロム、水酸化クロム、チタン
酸コバルト等の無機緑色系顔料、群青、紺青等の無機青
色系顔料、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコ
ーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタ
ルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビ
スマス、魚鱗箔等のパール顔料、アルミニウムパウダ
ー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料、赤色201
号、赤色202号、 赤色204号、赤色205号、赤
色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405
号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色
401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3
号、赤 色104号、赤色106号、赤色227号、赤
色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205
号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203
号、緑色3号及び青色1号などのジルコニウム、バリウ
ム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料、クロロフィ
ル、β−カロリン等の天然色素等が挙げられる。これら
は一種を用いてもよいし二種以上を用いてもよい。但
し、一般の化粧品に適用できる粉末であれば良く、上記
の成分に限定されるものではない。
【0020】本発明に用いられる水溶性高分子としては
次のようなものが挙げられる。天然の水溶性高分子とし
ては、例えば、アラアビアガム、トラガカントガム、ガ
ラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラ
ギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マル
メロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン
(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチ
ルリチン酸等の植物系高分子、キサンタンガム、デキス
トラン、サクシノグルカン、ブルラン等の微生物系高分
子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の
動物系高分子が挙げられる。半合成の水溶性高分子とし
ては、例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒド
ロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチル
セルロース、 ニトロセルロース、エチルセルロース、
メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシ
プロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナト
リウム(CMC)、結晶セルロース、セルロース末等のセル
ロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プ
ロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子が
挙げられる。合成の水溶性高分子としては例えば、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビ
ニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー( カーボポ
ール)、アルキル変性カルボキシビニルポリマー等のビ
ニル系高分子、ポリエチレングリコール1500、4000、60
00等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレン共重合体共重合系高分子、ポリ
アクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリ
アクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイ
ミン、カチオンポリマー等が挙げられる。無機の水溶性
高分子としては例えば、ベントナイト、ケイ酸AlMg( ビ
ーガム)、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等が
挙げられる。
【0021】保湿剤としては、例えばポリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3-ブチ
レングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチ
トール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチ
ン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル
-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸
塩、dl- ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲ
ン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イサイヨバラ抽出物、
セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙
げられる。
【0022】紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香
酸 (以下 PABA と略す) 、PABAモノグリセリンエステ
ル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエト
キシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエス
テル、N, N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチ
ルPABAブチルエステル等の安息香酸系、ホモメンチル-N
- アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系、ア
ミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチ
ルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリ
シレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノール
フェニルサリシレート等のサリチル酸系、オクチルシン
ナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチ
ル-2,5- ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4- ジ
イソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピ
ルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、
イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-
メトキシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメ
ート(2- エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート) 、2
-エトキシエチル-p- メトキシシンナメート、シクロヘ
キシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ−
β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シア
ノ-β-フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2- エチ
ルヘキサノイル- ジパラメトキシシンナメート、3, 4,
5-トリメトキシ桂皮酸3-メチル-4-[メチルビス(トリ
メチルシロキシ)シリル]ブチル等の桂皮酸系、2,4-ジ
ヒドロキシベンゾフェノン、2, 2'- ジヒドロキシ-4-
メトキシベンゾフェノン、2,2'- ジヒドロキシ-4,4'-ジ
メトキシベンゾフェノン、2,2',4,4'-テトラヒドロキシ
ベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェ
ノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシ-4'-メチルベンゾフェ
ノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン-5- ス
ルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノン、2-エチルヘキ
シル-4'-フェニル- ベンゾフェノン-2- カルボキシレー
ト、2-ヒドロキシ-4-n- オクトキシベンゾフェノン、4-
ヒドロキシ-3- カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフ
ェノン系、3-(4'-メチルベンジリデン)-d,1- カンファ
ー、3-ベンジリデン-d,1- カンファー、ウロカニン酸、
ウロカニン酸エチルエステル、2-フェニル-5- メチルベ
ンゾキサゾール、2,2'- ヒドロキシ-5- メチルフェニル
ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチル
フェニル) ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-
メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、
ジアニソイルメタン、4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾ
イルメタン、5-(3,3- ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3
-ペンタン-2- オン等がある。
【0023】さらに薬剤、糖類、アミノ酸、pH調整剤、
金属封鎖剤、酸化防止剤、香料等を本発明の効果を損な
わない範囲で配合できる。次に本発明者等は本発明の効
果を確認するため、下記のような試験を行った。
【0024】 試験例1 マッサージ用ジェル 成 分 (重量%) (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0 (2) ワセリン 0.2 (3) ビタミンA油 0.05 (4) パントテン酸 0.05 (5) l-メントール 0.1 (6) パラオキシ安息香酸ブチル 0.1 (7) 香料 0.5 (8) ソルビトール 2.0 (9) 1、3-ブチレングリコール 1.0 (10)カルボキシビニルポリマー 0.7 (11)2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール 0.2 (12)メタリン酸ナトリウム 0.1 (13)精製水 残余
【0025】(製法)油相部(1)〜(7)を加熱攪拌溶解す
る。水相部(8)〜(13)を別に攪拌溶解し、油相部を水相
部に添加し、乳化、冷却してマッサージ用ジェルを得
た。また、上記組成物中、香料としては以下のものを用
いた。
【0026】上記組成物は、フローラルオリエンタルに
分類される。なお、対象としては成分(7)香料を抜去
したものを用いた。 使用方法:夜就寝前に、上記化粧料を指先に少量ずつと
り、適用箇所(適用例1:胸元から首筋にかけて 適用
例2:顔面)にマッサージしながら伸ばす。 パネル:不眠に悩む女性パネルに対して、就寝時間と起
床時間を固定し、睡眠評価を得た(N=10)。結果を
次の表1に示す。
【0027】
【表1】 ──────────────────────────────────── 化粧料 試験例1 対 象 適用部位 胸部 顔面 胸部 顔面 ──────────────────────────────────── 入眠潜時の変化 18分 20分 25分 25分 中途覚醒の変化 0.7回 0.8回 1.2回 1.1回 ────────────────────────────────────
【0028】上記表1より明らかなように、本発明に係
る化粧料(試験例1)を適用した場合には、香料を含ま
ない化粧料(対象)を適用した場合と比較し、入眠潜
時、中途覚醒の回数ともに減少し、深く安らかな眠りの
ために役立つことが理解される。なお、図1および図2
にそれぞれ試験例1の役立ち度を対象化粧料と比較した
場合について示した。テスト終了時の評価では、パネル
全員が試験例1のマッサージ化粧料の香りが眠りに役立
ったと答えており、特に「スムーズに眠りに入れた」、
「入眠まで安心だった」という点が高く評価された。
【0029】また、適用部位の比較を見ると、対象化粧
料では胸部適用の場合と顔面適用の場合とでほとんど差
が見られないのに対し、試験例1のマッサージ化粧料で
は顔面適用に比較し胸部適用の場合に明らかな効果の改
善が認められた。従って、本発明に係る化粧料は、特に
胸部マッサージ用に用いられることが好適である。
【0030】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明する。なお本発明はこれに限定されるものではない。
配合量はすべて重量%である。また、以下の化粧料の香
料としては前記試験例1の誘眠香料を用いた。
【0031】実施例1 化粧水 成 分 (重量%) (1) エタノール 20.0 (2) 1、3-ブチレングリコール 5.0 (3) ヒアルロン酸ナトリウム 0.3 (4) ポリオキシエチレン(以下POEと略す)(15モル)オレイルエーテル 5.0 (5) ジメチルポリシロキサン 1.0 (6) パルミチン酸イソプロピル 1.0 (7) エチルパラベン 0.1 (8) 香料 0.3 (9) 乳糖 5.0 (10)精製水 残余
【0032】(製法)(1)の一部に(4)、(5)、(6)、(7)お
よび(8)を溶解する。別に(10)と(1)の残部に(2)、(3)お
よび(9)を溶解する。エタノール相を水相中に添加、可
溶化して化粧水を得た。
【0033】実施例2 栄養乳液 成 分 (重量%) (1) ビースワックス 1.0 (2) ワセリン 2.0 (3) 脱臭ラノリン 1.5 (4) ホホバ油 2.0 (5) メチルフェニルポリシロキサン 3.0 (6) セチルイソオクタノエート 20.0 (7) POE-2-オクチルドデカノール 2.0 (8) エチルパラベン 0.2 (9) ブチルパラベン 0.1 (10)香料 2.0 (11)ヒアルロン酸ナトリウム 0.3 (12)コンドロイチン-4-硫酸カリウム 0.3 (13)ショ糖 1.0 (14)ジプロピレングリコール 2.0 (15)カルボキシメチルセルロース 0.2 (16)L-アルギニン 0.2 (17)精製水 残余
【0034】(製法)油相部(1)〜(10)と水相部(11)〜(1
7)を別々に加熱攪拌溶解する。油相部を水相部に添加
し、乳化、冷却して栄養乳液を得た。
【0035】実施例3 クリーム 成 分 (重量%) (1) セトステアリルアルコール 2.0 (2) スクワラン 2.0 (3) ラウリン酸ヘキシル 5.0 (4) ミツロウ 1.0 (5) 還元ラノリン 1.0 (6) エチルパラベン 0.3 (7) POE(20モル)ソルビタンモノパルミチン酸エステル 2.0 (8) ステアリン酸モノグリセリド 2.0 (9) N-ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 0.5 (10)デカメチルペンタシロキサン 5.0 (11)ポリエチレン粉末 2.0 (12)ビタミンEアセテート 0.1 (13)グリチルレチン酸ステアリル 0.1 (14)エルゴカルシフェロール液(200万単位) 0.1 (15)香料 3.0 (16)1、3-ブチレングリコール 2.0 (17)ポリエチレングリコール1500 2.0 (18)トレハロース 0.3 (19)精製水 残余 (製法)油相部(1)〜(15)と水相部(16)〜(19)を別々に加
熱攪拌溶解する。油相部を水相部に添加し、乳化、冷却
してクリームを得た。
【0036】実施例4 シャンプー 成 分 (重量%) (1) ラウリルポリオキシエチレン(3モル)硫酸エステル ナトリウム塩(30%水溶液) 30.0 (2) ラウリル硫酸エステルナトリウム塩(30%水溶液) 10.0 (3) ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5.0 (4) グリセリン 1.0 (5) 香料 1.0 (6) 色素 適量 (7) 防腐剤 適量 (8) 金属封鎖剤 適量 (9) pH調製剤 適量 (10) 精製水 残余 (製法)精製水を70℃に加熱し、他成分を加え均一に溶
解した後、冷却する。
【0037】実施例5 リンス 成 分 (重量%) (1) シリコーン油 3.0 (2) 流動パラフィン 1.0 (3) セチルアルコール 1.5 (4) ステアリルアルコール 1.0 (5) 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.7 (6) グリセリン 3.0 (7) 香料 適量 (8) 色素 適量 (9) 防腐剤 適量 (10) 精製水 残余 (製法)精製水に塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、グリセリンと色素を加え70℃に保ち(水相)、他
の成分を混合し、加熱融解し70℃に保つ(油相)。水
相に油相を加えホモミキサーで乳化後撹拌しながら冷却
する。
【0038】実施例6 洗浄剤 成 分 (重量%) (1) N−ラウリル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン (30%水溶液) 30.0 (2) ラウリン酸トリエタノールアミン 20.0 (3) ラウリルイミダゾリニウムベタイン 5.0 (4) ラウロイルジエタノールアミド 5.0 (5) プロピレングリコール 7.0 (6) 香料 0.1 (7) 染料 適量 (8) 防腐剤 適量 (9) 金属封鎖剤 適量 (10) 精製水 残余 (製法)常法により製造した。
【0039】実施例7 毛髪化粧料 成 分 (重量%) 部 (1) 流動パラフィン 15.0 (2) ワセリン 15.0 (3) サラシミツロウ 2.0 (4) 防腐剤 適量 (5) 香料 5.0 部 (6) カルボキシビニルポリマー 0.1 (7) キサンタンガム 0.1 (8) グリセリン 5.0 (9) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.0 (10) キレート剤 適量 (11) 色素 適量 (12) 精製水 残余 部 (13) 苛性ソーダ 0.05 (製法)部を加熱溶解し80℃に調整した。部を加熱
溶解し80℃に調整した。撹拌しながら部を部に加
え、ホモジナイザーを用いて乳化した。冷却を行い30
℃になった後、部を加え均一になるまで撹拌した。
【0040】実施例8 防臭化粧料 成 分 (重量%) (1) アルミニウムクロロハイドレート(微粉末) 30.0 (2) 無水ケイ酸(微粉末) 11.0 (3) シリコン処理タルク 11.0 (4) 酸化亜鉛(微粉末) 5.0 (5) トリクロサン 0.1 (6) ミリスチン酸イソプロピル 21.9 (7) ジメチルポリシロキサン 10.0 (8) ソルビタン脂肪酸エステル 3.0 (9) 香料 8.0 (製法)粉末部分と液状部分をそれぞれ混合し、粉末部は
篩を通し、液状部は濾過を行う。粉末部と液状部をそれ
ぞれ容器に充填した。
【0041】
【発明の効果】本発明にかかる誘眠化粧料は、誘眠香料
を配合していることで、効率的かつ他の者に影響を与え
ることなくリラックス感を得ることができ、より深く、
安らかな眠りを確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる誘眠化粧料を適用し
た場合の香りの役立ち度を示した説明図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる誘眠化粧料を適用し
た場合の寝覚めの改良状態の説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/46 A61K 7/46 A 7/48 7/48 7/50 7/50 A61M 21/02 C11B 9/00 A C11B 9/00 A61M 21/00 300Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眠りを促す誘眠香料を含むことを特徴と
    する誘眠化粧料。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の化粧料において、誘眠化
    粧料は胸部にマッサージ塗布されることを特徴とするマ
    ッサージ誘眠化粧料。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の化粧料におい
    て、誘眠香料はオリス系香料、サンダルウッド系香料お
    よびローズ系香料を含むことを特徴とする誘眠化粧料。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の化粧料において、オリス
    系香料:サンダルウッド系香料:ローズ系香料が1〜
    8:10〜50:2〜10であることを特徴とする誘眠
    化粧料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002205932A (ja) * 2001-01-11 2002-07-23 Pola Chem Ind Inc 覚醒用の香料組成物及びそれを含有するエステティック用の化粧料
JP2002308724A (ja) * 2001-03-29 2002-10-23 Council Scient Ind Res 薬用化粧品に有用な、安全で環境に優しく、健康を守る草本性の色彩及び芳香
JP2002370938A (ja) * 2001-06-18 2002-12-24 Kanebo Ltd 毛髪化粧料

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JP2002308724A (ja) * 2001-03-29 2002-10-23 Council Scient Ind Res 薬用化粧品に有用な、安全で環境に優しく、健康を守る草本性の色彩及び芳香
JP2002370938A (ja) * 2001-06-18 2002-12-24 Kanebo Ltd 毛髪化粧料

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