JPH09323463A - 通信端末およびその制御方法 - Google Patents

通信端末およびその制御方法

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JPH09323463A
JPH09323463A JP14335296A JP14335296A JPH09323463A JP H09323463 A JPH09323463 A JP H09323463A JP 14335296 A JP14335296 A JP 14335296A JP 14335296 A JP14335296 A JP 14335296A JP H09323463 A JPH09323463 A JP H09323463A
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JP14335296A
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Masayo Miyasaka
昌代 宮坂
Mitsuaki Terahira
光明 寺平
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用性のあるドライバなどを備えたオペレー
ティングシステム上で動作可能なアプリケーションソフ
トによってエラーやホールド後の処理を行える通信端末
を提供する。 【解決手段】 エラー要因62a、ホールド要因62b
およびバッファフル59aでビジィー信号を出力してホ
スト側にデータ処理が不可能になったことを指示するモ
ード1と、エラー要因62aおよびホールド要因62b
ではビジィー信号を出力せずに、これらの要因に対処す
るコマンドをホスト側から受信できるモード2とビジィ
ー要因選択部82に設け、リアルタイムコマンドに対応
したアプリケーションソフト5に対してはモード2を設
定し、エラーやオフランのときにアプリケーションソフ
ト5が通信端末10の問題解決に関与できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、POSシステムに
用いられるターミナルプリンタやプロッタなどの通信端
末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードウェアおよびソフトウェア
の処理速度および汎用性が増大している。このため、特
定の目的を持った情報処理システムをその処理目的に合
わせて開発された専用のハードウェアやソフトウェアを
組み合わせて構築する代わりに、汎用性のあるハードウ
ェアやソフトウェアを組み合わせることにが多くなって
いる。汎用性のあるハードウェアやソフトウェアを用い
ることにより、情報処理システムを安価に構築でき、さ
らに、その情報処理システムを多目的に用いることがで
きる。また、市販されている多種多用のハードウェアや
ソフトウェアを組み合わせることにより、ユーザの目的
や環境に合致した情報処理システムをフレキシブルに構
築することができる。
【0003】POSシステムもその1例であり、従来の
プリンタやキーボードなどが一体化されたPOS専用機
から、パソコンを中心にプリンタ、ディスプレイあるい
はドロワなどを接続したPOSシステムが開発され、ユ
ーザに利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなパソコンを
中心とした情報処理システムにおいては、カスタマーデ
ィスプレイ、ドロワ、プリンタ、プロッタ、モデム、バ
ーコードリーダなどの多種多用なデータ処理端末が用い
られる。これらのデータ処理端末の多くは、シリアル通
信ポート(RS−232C)を介してパソコンに接続さ
れ、パソコンをホスト側としてデータ端末との間で処理
用のデータあるいはコマンドデータが転送される。従っ
て、転送されるデータやコマンドの互換性を保ち、これ
らを保護するためにインタフェースの仕様や制御方式は
規格化されており、例えば、ホスト側からデータ端末に
送られるデータやコマンドが転送途中で欠落するのを防
止するためにデータ端末レディ(DTR)信号が用意さ
れている。このDTR信号によって端末側がデータある
いはコマンドを受信可能な状態であるか否かをホスト側
に指示できるようになっており、ホスト側は、DTR信
号を受けるとデータセットレディ(DSR)信号を返
し、双方が動作可能な状態であることを確認した後にデ
ータやコマンドを送信することによりデータやコマンド
が欠落するのを防止している。
【0005】POSシステムに多用されている通信端末
であるターミナルプリンタにおいては、受信バッファが
満杯状態、カバーオープンなどの原因によって受信バッ
ファからのデータの取り出しが一時的に停止してしまう
ホールド状態、または、紙ジャムなどのエラー状態の要
因によってDTR信号がビジィーになる。この信号を受
けて、ホスト側のプリンタドライバはデータまたはコマ
ンドの送信を一次停止してデータを保護すると共にディ
スプレイなどにエラーの発生を表示する。そして、プリ
ンタ側におけるこれらの要因がオペレータなどによって
解決され、プリンタの機能が正常な状態にリセットされ
ると、オペレータがホスト側およびプリンタ側を操作し
てデータ通信が再開されて印刷が行われる。
【0006】近年のPOSシステム用のターミナルプリ
ンタとして、ロール紙を用いたレシート印字を行う機能
に加えて、単票用紙を用いたスリップ印字を行う機能や
磁気インク文字を読む機能などの複数の機能を備えたプ
リンタが登場している。このような複合的な機能を備え
たプリンタにおいては、スリップ印字を行うために単票
用紙待ちのホールド状態となってDTR信号がビジィー
となり、その後、レシート印字のデータがホスト側で用
意できているにもかかわらず印刷処理が進行しないとい
った事態が発生する。また、プリンタ側で紙ジャムなど
のエラーが起こるとDTR信号がビジィーとなりデータ
転送を中止する。その後、オペレータがエラーを解決し
てプリンタをリセットとプリンタに送信されまま印刷さ
れてないデータが欠落したり、データの2重に印刷され
るなどに事態が発生する。
【0007】これらの事態は、例えばソフトウェアによ
ってプリンタが用紙待ち状態であることを検出したり、
プリンタに発生したエラーの種類を検出し、それに対応
してデータを再送したり、あるいは、バッファ内のデー
タを消去するなどの処理を行うことにより解決すること
ができる。しかしながら、汎用的なシルアルポートドラ
イバやプリンタドライバにおいては、DTR信号がビジ
ィーになるとコマンドを転送することができないので、
ホスト側のソフトウェアでは対処できない。ホスト側の
ソフトウェアで対処するためには、DTR信号を無視し
てシリアル端末にアクセスできる特殊なドライバを作成
する必要があり、汎用的なオペレーティングシステムを
用いた情報処理システムが構築できなくなってしまう。
さらに、ホスト側とシリアル端末との間でDTR信号な
どの規格化あるいは標準化されたインタフェース信号と
異なる信号によって通信を制御するシステムでは、汎用
性のあるハードウェアやソフトウェアを使用できないの
で、システムの拡張性が失われてしまう。また、DTR
信号を単に無視してコマンドやデータを送るのでは、転
送中にデータが欠落する危険があり、システムの信頼性
が低下してしまうのでPOSシステムなどのデータの信
頼性が必要とされるシステムは構築できない。
【0008】そこで、本発明においては、ホスト側と通
信端末側との間のシリアル転送における規格化あるいは
標準化された仕様を変更することなく、ホスト側のソフ
トウェアによってホールド状態やエラー状態に対処する
ことが可能な通信端末を提供することを目的としてい
る。また、通信端末の汎用性を犠牲にすることなく、ホ
スト側からホールド状態やエラー状態への関与を可能に
した通信端末を提供することを目的としている。さら
に、ホールド状態やエラー状態にホスト側が対処できる
と共に、ホスト側から端末へ転送されるデータの欠落を
防止し、信頼性の高い情報処理システムを構築できる通
信端末を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の通信
端末においては、DTR信号などを用いてデータを受信
可能な否かをホスト側に指示する通信許可手段におい
て、印刷機能などを備えた処理部がデータを処理できな
いときに受信不可能であることを示す第1のモードと、
処理部がデータを処理できないときに受信不可能である
ことは示さない第2のモードとを設け、さらに、第2の
モードにセットされたときは、処理部にデータを処理で
きない状況が発生するとそのステータスを自動的にホス
ト側に送信できるようにしている。
【0010】すなわち、本発明の通信端末は、ホスト側
から転送されたデータを受信するインタフェースと、受
信したデータを一次的に格納する受信バッファと、受信
バッファに格納されたデータを処理する処理部と、処理
部の状況または受信バッファの状況をホスト側に送信可
能なステータス送信手段と、ホスト側に対しインタフェ
ースを介してデータを受信可能な否かを指示する通信許
可手段とを有しており、この通信許可手段が、処理部が
データを処理できないときに受信不可能であることを示
す第1のモードと、処理部がデータを処理できないとき
に受信不可能であることは示さない第2のモードとを備
え、さらに、ステータス送信手段が、通信許可手段が第
2のモードにセットされた状態で処理部がデータを処理
できない状況になると自動的にそのステータスを送信す
ることを特徴としている。
【0011】本発明の通信端末においては、通信許可手
段を第1のモードにセットしておけば、シリアルインタ
フェースあるいはパラレルインタフェースを用いた標準
的な転送処理に従い、処理部がデータを処理できないと
受信不可能であることが示されるのでデータの転送が停
止されデータが保護される。一方、通信許可手段を第2
のモードにセットすると、処理部でデータを処理できな
くても受信不可能であることが示されないので、ホスト
側のオペレーティングシステムはデータを送信すること
を禁止しない。従って、ホスト側のアプリケーションソ
フトウェアは通信端末にコマンドデータを送ってエラー
後の処理を行うといったシステム特有の処理を通信端末
に対し行うことができる。処理部の状況はステータス送
信手段によって判明するので、ホストのアプリケーショ
ンソフトウェア側で通信端末の状況を把握しデータの保
護を図ることが可能である。このように、本発明の通信
端末においては、通信許可手段を第1のモードにセット
することにより、標準的な転送処理方法によりデータの
保護を図ることができ、第2のモードにセットすること
によりホスト側のアプリケーションソフトウェアが通信
端末内の処理に関与できる範囲を広げ、エラーやホール
ド状態などにおいてフレキシブルな処理が行える。一
方、本発明の通信端末においては、通信許可手段が標準
的な信号を用いて受信可能な否かの指示を出すという機
能はモード1および2のいずれにおいても同じであるの
で、ホスト側のオペレーティングシステムを変更する必
要はなく、汎用性の高いオペレーティングシステムおよ
びハードウェアを用いてシステムを構築できる。
【0012】また、通信端末の制御においては、通信許
可手段の設定されているモードを判別する工程と、通信
許可手段が第2のモードにセットされているときは、処
理部がデータを処理できなくなるとステータス送信手段
によってその状況を自動的に送信する工程とを設けるこ
とにより、通信許可手段がモード1およびモード2のい
ずれにセットされている場合でも通信端末の状況をホス
ト側にフィードバックすることができる。このような制
御方法は通信端末に搭載されたCPUの制御ソフトウェ
アとして提供することができ、通信端末のROMなどの
記憶媒体に格納されて提供される。
【0013】通信許可手段の第1のモードにおいては、
受信バッファが満杯状態であること、処理部にエラーが
発生したこと、および処理部が受信バッファに格納され
たデータを一時的に処理できなくなったホールド状態で
あることのいずれか要因によって受信不可能であると判
断することにより、転送されたまま処理されないデータ
の欠落を最小限に止めることができる。また、第2のモ
ードにおいては、受信バッファが満杯状態であることを
要因として受信不可能であると判断し、受信バッファが
オーバーフローしてデータが受信されずに欠落してしま
うことは防止できるようにすることが望ましい。
【0014】通信許可手段のモード1およびモード2を
通信端末側のハードウェアあるいはソフトウェアによる
スイッチ手段によりユーザがマニュアルで設定しても良
いし、あるいはホスト側のソフトウェアによって操作で
きるスイッチ手段を設けてアプリケーションソフトウェ
アが選択できるようにしても良い。
【0015】さらに、通信許可手段をモード2に設定す
ると、通信端末の処理部がホールド状態やエラー状態に
なりデータを処理できなくともホスト側からコマンドを
送信して処理を行える状態になる。しかし、通信端末の
処理部においてデータ処理が進まないのでは受信バッフ
ァに蓄積されたデータが処理されず、受信バッファに蓄
積された順番にデータが解析されるのではホールド状態
やエラー状態などに対しホスト側のアプリケーションソ
フトウェアが対処できない。そこで、受信バッファに格
納されたデータを順番に解析する第1の解析手段に加
え、インタフェースから受信バッファに渡されるデータ
を解析して処理を行う第2の解析手段を設けておくこと
が望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1に、本発明に係る通信端末の
例として、POSシステムを構築するのに好適なターミ
ナルプリンタを示してある。本例のターミナルプリンタ
10は、スリップ紙19、ジャーナル紙18およびレシ
ート紙17を記録紙として印刷できるプリンタである。
スリップ紙19は不定型の伝票用紙などの単票用紙であ
り、プリンタ10の手前のスリップ紙挿入口21から矢
印19Aの方向に挿入すると、不図示の紙検出器がスリ
ップ用紙を検出し、ケース15内の紙経路を通って印刷
ヘッド1に導かれる。そして、印刷ヘッド1が左右の方
向1Aに動いて印刷が行われ、さらに矢印19Bの方向
に動いて排出される。本例のプリンタ10は、ワイヤド
ットタイプの印刷ヘッド1が採用されており、インクリ
ボン3を介してスリップ紙19や、後述するジャーナル
紙18およびレシート紙17に印刷を行う。
【0017】ジャーナル紙18およびレシート紙17は
共に連続用紙であり、本例のプリンタ10ではロール紙
の状態で供給されており、印刷ヘッド1に対してスリッ
プ用紙19と反対の方向からケース15内を通って印刷
ヘッド1に導かれる。レシート用紙17は領収書として
の情報が印刷された後、カッターユニット14に導かれ
てカットされ客先に渡さるようになっている。ジャーナ
ル紙18は、記録用紙としての情報が印刷され、不図示
の巻き取り装置に巻き取られ保管される。それぞれのロ
ール紙17および18には、ロール紙の終わりを検出す
るニアエンド検出器20が装着されている。ニアエンド
検出器20は、ロール紙の外径により矢印20Aの方向
に揺動する検出レバー20aと、この検出レバー20a
によりオンオフするスイッチ20bを備えている。ロー
ル紙が終わりに近づいて外径が小さくなると検出レバー
20aが内側に揺動し、その結果、スイッチ20bがオ
フとなってロール紙の終わりが近いことを検出できる。
【0018】プリンタ10のケース15には、図示され
ていないがカバーが装着されており、ロール紙17ある
いは18、またはインクリボン3を交換するなどの場合
を除きカバーをケース15に被せた状態で印刷が行われ
るようになっている。このため、カバーの開閉を検出す
るためのカバー検出器22がケース15に装着されてお
り、カバーが開けられると自動的にホールド状態となっ
て印刷機能を一時停止するなどの処理が取れるようにな
っている。
【0019】図2に、パソコン30をホスト側とし、本
例のターミナルプリンタ10を通信端末として用いて構
成したPOSシステムの一例を示してある。このPOS
システムにおいては、パソコン30のシリアル通信ポー
ト(RS−232C)ドライバ31を介してカスタマデ
ィスプレイ40、ターミナルプリンタ10およびキャッ
シュドロワ45がシリアルに接続されており、RS−2
32Cを介してこれら3つのデータ端末にデータを送信
して処理できるようになっている。このため、本例のパ
ソコン30のオペレーティングシステム32は、シリア
ル通信ポートドライバ31に加え、POS用のオペレー
ティングシステム(OS)33と、キーボードやディス
プレイなどのパソコン30を一般に構成する機器および
それらを制御するアプリケーションソフトウェアを制御
する基本OS34とを備えている。POS用のOS33
は、プリンタ10、カスタマディスプレイ40およびキ
ャッシュドロワ45の制御用のOS35と、プリンタ1
0をレシートあるいはジャーナル用紙といった連続用紙
に印刷するレシート印刷用のドライバ36と、プリンタ
10をスリップ用紙を用いて印刷するスリップ印刷用の
ドライバ37と、カスタマディスプレイ40を制御する
ためのドライバ38と、さらに、キャッシュドロワ45
を制御するためのドライバ39を備えている。
【0020】パソコン30のPOS用アプリケーション
ソフトウェア5および表計算などのその他のアプリケー
ションソフト6は基本OS34およびPOS用OS33
の制御の下で動作する。また、カスタマディスプレイ4
0、ターミナルプリンタ10およびキャッシュドロワ4
5との間のデータの送受信は、ドライバ36〜39、ポ
ートドライバ31およびその他の汎用OS33を介して
行われる。
【0021】RS−232Cポートドライバ31には、
カスタマディスプレイ40のインタフェース41、ター
ミナルプリンタ10のインタフェース51およびキャッ
シュドロワ45のインタフェース46がこの順番に接続
されている。ポートドライバ31から出力されたそれぞ
れの端末に対するデータあるいはコマンドは、これらの
インタフェースによって選別される。カスタマディスプ
レイ40に対するデータおよびコマンドはディスプレイ
処理部42によって処理され、ドロワ45に対するコマ
ンドはドロワ処理部47によって処理される。
【0022】ターミナルプリンタ10においては、イン
タフェース51に受信されたデータがプリンタ10に対
するデータであると割り込みが発生してデータ受信部5
2がインタフェースからデータを取り出す。インタフェ
ース51から取り出されたデータは同様の割り込み処理
の中でリアルタイムコマンド解析部53を通ってリアル
タイムコマンドが解析された後、受信バッファに格納さ
れる。リアルタイムコマンド解析部53は、データ受信
部52から送られたデータの中に含まれたリアルタイム
コマンドを認識すると、そのコマンドに基づき予め設定
された処理を行う。リアルタイムコマンド解析部53を
通って受信バッファ54に格納されたデータは、コマン
ド解析部55によって1データつづ取り出され、データ
コードが解析された後、コマンドデータであれば制御部
57によってそのコマンドに従った処理が行われ、印刷
データであればプリンタバッファ56に収納される。次
に、制御部57は、コマンドに従って印刷処理部60の
制御を行うと共に、プリンタバッファ56に記憶された
印刷データを印刷処理部60に送って印刷を行う。
【0023】制御部57は、印刷処理部60の設定およ
び制御、さらに印刷データの管理などの他に、プリンタ
10の各部の状況を監視する機能も備えており、その結
果がコモンステータス検出部59に出力される。例え
ば、受信バッファ54が満杯に近い状態であったり、単
票用紙待ちの状態であるとその状況(ステータス)がコ
モンステータス検出部59に与えられる。また、印刷処
理部60においても、プリンタ機構61の状態、例え
ば、カバーが開放されてデータ処理が一時的に中止され
たホールド状態、紙ジャムなどのエラー状態、あるいは
ロール紙のニアエンド検出などのステータスがステータ
ス検出部62に与えられるようになっている。
【0024】コモンステータス検出部59およびプリン
タ機構のステータス検出部62において検出されたステ
ータスはステータス送信部70のステータスデータ生成
部72に供給される。ステータス送信部70は、ステー
タスデータ生成部72に集められたプリンタ機構61の
ステータスおよび受信バッファの状況などのプリンタ1
0に係わるその他のステータスを自動ステータス送信部
71によってホスト側に発信する機能を備えている。自
動ステータス送信部71は、制御部57の制御の下に所
定のステータスの状態が変化したときにそのステータス
データを送信するようになっており、状態が変化してス
テータスデータを送信するトリガとなるステータスは選
択できるようになっている。自動ステータス送信部71
から出力されたステータスデータはデータ送信部58を
介してインタフェース51に供給され、ホスト側のRS
−232Cポートドライバ31に送られる。そして、プ
リンタドライバなどを備えたPOS用OS33を介して
アプリケーションソフト5に伝達され、アプリケーショ
ンソフト5がプリンタ10に発生した状況にマッチした
処理を選択してプリンタ10に指示できるようになって
いる。
【0025】このようなステータス送信部70を設けて
おくことにより、プリンタ機構やターミナルプリンタ1
0の状況が変化するとステータスデータがアプリケーシ
ョン5側に伝達されるのでアプリケーション側でターミ
ナルプリンタ10の全体の状況を把握することができ
る。また、状況が変化したときにだけステータスデータ
を送信するようにできるので、ステータスデータの送受
信に係わるホスト側およびターミナルプリンタ側におけ
る処理負荷が軽減され、シリアル転送におけるスループ
ットを向上できる。
【0026】コモンステータス検出部59における受信
バッファが満杯であるこを示すステータス(以降におい
てバッファフルステータス)59a、プリンタ機構61
のステータス検出部62におけるエラー要因(エラース
テータス)62aおよびホールド要因(ホールドステー
タス)62bは通信許可部80のビジィー要因選択部8
2にも供給される。そして、バッファフル59a、エラ
ー62aあるいはホールド62bのいずれかの要因が検
出されると、ビジィー設定部83がインタフェース51
に対しビジィー信号を出力してホスト30の側にデータ
送信の禁止を指示し、送信されたデータがデータ端末
側、すなわちターミナルプリンタ10の側で処理されず
に欠落するのを防止している。RS−232Cを介して
データをシリアル転送する場合は、DTR(データ端末
レディー)信号がビジィー信号の機能を果たすために用
意されており、ホスト側のRS−232Cポートドライ
バ31、あるいはプリンタドライバ36および37は、
DTR信号が高レベルのときのみデータ送信を行い、タ
ーミナルプリンタ10がビジィーになってDTR信号が
低レベルになるとデータ送信を停止するようになってい
る。
【0027】ニアエンド検出などの所定のステータスが
変化してステータスデータが送信されると、アプリケー
ション5からターミナルプリンタ10にステータスを確
認するコマンドや、送られたステータス以外のプリンタ
の状況を把握するために全てのステータスデータの送信
を指示するコマンドを出力するようにできる。従来のタ
ーミナルプリンタにおいては、このコマンドは受信バッ
ファ54に印刷データと共に蓄えられ、データ処理が進
んでコマンドを解析する順番になるとそのコマンドに従
った処理が行われる。このため、受信バッファ54にデ
ータが蓄積されているとコマンドの処理に非常に時間が
かかる。さらに、受信バッファ54がフルのときにコマ
ンドを送信しても受信バッファ54に受け入れられない
のでコマンドは実施されない。
【0028】そこで、本例のターミナルプリンタ10に
おいては、リアルタイムコマンド解析部53を設けてあ
り、リアルタイムコマンドが送信された場合は、受信バ
ッファ54に転送される前に解析してリアルタイムコマ
ンドに従った処理が行えるようにしている。リアルタイ
ムコマンドは、例えば、「GS」+「R」の2バイトの
受信データによって判別され、この2バイトに続く1バ
イトの値nによりプリンタにおいて実行される処理内容
が指示される。nにより指示される処理内容は、例えば
次の表1に示されるようなものがある。
【0029】
【表1】
【0030】このように、リアルタイムコマンド解析部
53においては、コマンド解析部55と異なり、データ
受信部52によって受信されたコマンドを直に解析して
処理できる。従って、リアルタイムコマンドで指示され
た処理は、受信バッファ54において処理を待っている
データあるいはコマンドの順番とは係わりなくリアルタ
イムで行われる。また、受信バッファ54が満杯になっ
て受信されたデータやコマンドが受信バッファ54に格
納できない状況であっても、リアルタイムコマンドが解
析されずに欠落することはないので、リアルタイムコマ
ンドによって指示された処理は確実にターミナルプリン
タ10の側において実行される。例えば、n=0のリア
ルタイムコマンドは、プリンタステータスの送信要求で
あり、リアルタイムコマンド解析部53は、ステータス
データ生成部72に集められた各ステータスデータをデ
ータ送信部58を介してホスト30のアプリケーション
5に送信する。もちろん、リアルタイムコマンド解析部
53が自動ステータス送信部71を制御して同様の処理
を行っても良い。このように、本例では、リアルタイム
コマンドを用いてターミナルプリンタ10を制御するこ
とが可能であり、受信バッファ54を介してコマンド解
析部55によって解析されたコマンドと同様の処理を時
間遅れなく行うことができる。
【0031】さらに、リアルタイムコマンドはターミナ
ルプリンタ10において受信バッファ54に起因する時
間遅れなしに処理されるので、エラー要因を解除した
り、あるいは、スリップ用紙がセットされていないため
にホールド状態となっているときにスリップ印刷を解除
してレシート印字を開始するなどといったフレキシブル
な処理をアプリケーション5の側でコントロールするこ
とが可能になる。
【0032】しかしながら、ターミナルプリンタ10で
エラーが発生したり、ホールド状態となると、通信許可
部80のビジィー要因選択部82においてビジィーと判
断される。このため、通信許可部80においては、ビジ
ィー信号設定部83においてDTR信号が低レベルとな
る。従って、ホスト側のOS33はターミナルプリンタ
10に対するデータ転送を中止するので、ホストのアプ
リケーション5がリアルタイムコマンドをターミナルプ
リンタ10に送信しようとしてもホスト30からターミ
ナルプリンタ10に送信されず、ターミナルプリンタ1
0のリアルタイムコマンド解析部53にコマンドが到達
しない。従って、アプリケーション5がリアルタイムコ
マンドを使用する機能を備えており、ターミナルプリン
タ10がリアルタイムコマンドを解析する機能を備えて
いても、上記のようにビジィー要因と重なるとリアルタ
イムコマンドを用いた処理が行えず、リアルタイムコマ
ンドの実質的な機能が制限される。
【0033】ホスト側のOS32を用いずに、アプリケ
ーション5で直にシリアルポートを制御したり、あるい
はリアルタイムコマンドを使用するアプリケーション5
のために専用のOS(プリンタドライバなど)を作成し
てパソコンに導入することも可能である。しかしなが
ら、OS32を用いずにアプリケーション5を作成する
のは非常に手間と時間のかかる作業であり、特に、OS
32の機能を利用しない場合は各メーカのパソコン用に
独自のプログラムを開発する必要がある。また、ドライ
バなどの機能を取り込むとアプリケーション5自体が非
常に大きく高価なものになる。従って、OS32を用い
ずに各メーカのパソコンでそれぞれ動くリアルタイムコ
マンド用対応のPOSアプリケーションソフトを作成す
ることは現実的に無理である。また、特殊のOSを導入
すると、表計算などの他のアプリケーションソフトが使
用できないので、システムの拡張性がなくなり、ユーザ
の環境や目的に合わせてカスタマイズすることも難しく
なってしまう。
【0034】また、ターミナルプリンタ10からDTR
信号のビジィー機能を削除して、ステータス送信部70
から送信されたステータスデータのみでターミナルプリ
ンタに対するデータの信頼性を確保することも可能であ
る。しかしながら、そのようなターミナルプリンタで
は、ステータスデータを解析できないアプリケーション
プログラムに対しては使用できず、汎用性がなくなって
しまう。さらに、リアルタイムコマンドを用いないアプ
リケーションプログラムに対してはDTR信号の機能を
削除するメリットは認められず、シリアル転送されるデ
ータを保護するという点ではDTR信号の機能を保持し
ておく必要がある。
【0035】そこで、本例のターミナルプリンタ10に
おいては、通信許可部80のビジィー要因選択部82で
ビジィー信号を出力する要因を選択できるようにしてお
り、エラー62a、ホールド62bおよびバッファフル
59aのいずれかが発生するとビジィーと判断するモー
ド1と、エラー62aおよびホールド62bはビジィー
と判断せずに、バッファフル59aのみをビジィー要因
とするモード2のいずれかを選択できるようにしてあ
る。バッファフルの場合は、その後に送信されたデータ
が欠落する恐れがあるのでビジィー要因に残してある
が、自動ステータス送信部71によってバッファフルが
ホストのアプリケーション側に伝達され、リアルタイム
コマンドなどを用いてデータの欠落を防止できるにすれ
ば、モード2においてはビジィー信号を出力しないよう
にすることも可能である。
【0036】本例のターミナルプリンタ10は、このよ
うなモード1およびモード2をディップスイッチを用い
たスイッチ部81で設定できるようになっている。さら
に、本例のターミナルプリンタ10においては、ディッ
プスイッチ81によってモード2を選択すると自動的
に、自動ステータス送信部71の制御をホールド要因が
発生したときにステータスデータを送信するように設定
している。これにより、ホールド要因が発生してDTR
信号が低レベルに変化、すなわちビジィーにならなくと
も、ホストのアプリケーション5がステータスデータに
よってホールド状態であることを把握できるので、デー
タの欠落などを防止する処理を取ることができる。従っ
て、DTR信号の機能からホールド要因を削除してもデ
ータ転送の信頼性を確保することができる。もちろん、
エラー要因が発生した場合に自動ステータス送信部71
からステータスをアプリケーション5に送り、エラー要
因に応じた対処をリアルタイムコマンドによってプリン
タに指示してデータの信頼性を高めた処置をとることも
可能である。
【0037】このように、本例のターミナルプリンタ1
0は、リアルタイムコマンドに対応したアプリケーショ
ンの下では、ディップスイッチ81によってビジィー要
因選択部82をモード2にセットし、ホールドやエラー
ではビジィー信号設定部83においてDTR信号が低レ
ベルにならないようにすることが可能である。このた
め、ホールド中やエラー中にリアルタイムコマンドを有
効に活用してアプリケーション5にいっそうフレキシブ
ルな処理機能を持たせることができる。一方、リアルタ
イムコマンドに対応していないアプリケーションの下で
は、ディップスイッチ81によってビジィー要因選択部
82をモード1にセットし、ホールド、エラーおよびバ
ッファフルといった通常の要因でDTR信号を低レベル
にし、転送データの保護を図ることができる。なお、モ
ード1およびモード2の切替えは、ソフトスイッチによ
って行うことももちろん可能であり、ターミナルプリン
タ10を用いるアプリケーションの種類によって、ホス
ト側からビジィー要因選択部82の設定を随時変えるこ
とも可能である。
【0038】図3に本例のターミナルプリンタ10の通
信許可部80を用いてビジィー信号を出力する処理を示
してある。通信許可部80においては、ステップ91、
92および93でエラー要因、ホールド要因およびバッ
ファフルを検出する。そして、ステップ91および92
でエラー要因およびホールド要因を検出すると、ステッ
プ94においてモード選択部81に設定されたモードを
判断する。モード設定部81においてモード2がセット
されていると、ステップ96において自動ステータス送
信部71を用いてエラー要因あるいはホールド要因をホ
スト側に送る。しかしながら、ビジィー信号は発生させ
ない。一方、ステップ94においてモード1がセットさ
れているか、あるいはステップ93においてバッファフ
ルが検出されると、ステップ95に移行し、ビジィー信
号を発生させてホスト側に送信し、ホスト側からのデー
タの転送を停止させる。
【0039】このように、本例のターミナルプリンタ1
0は、RS−232Cを介して送信されたデータが印刷
処理部60で処理できなくなった場合に、ビジィー信号
であるDTR信号を低レベルにするモード(モード1)
と、DTR信号を低レベルにしないモード(モード2)
を切換できるようになっている。従って、ホスト側のア
プリケーションソフトがリアルタイムコマンドなどの機
能を有し、ターミナルプリンタ10でデータ処理ができ
ない時に対処するコマンドを送信可能なソフトウェアで
あるときは、ターミナルプリンタをモード2に設定す
る。これによって、エラー要因やホールド要因が発生し
てもアプリケーションソフトによってターミナルプリン
タを操作できるようになるので、アプリケーションソフ
トウェアによってエラー要因やホールド要因に対応した
処置が安全に、そして確実に行うことができる。従っ
て、オペレータの労力を軽減し、POSで管理される売
上データなどの諸データの安全性を確保することができ
る。一方、リアルタイムコマンドなどの制御機能を持た
ないアプリケーションソフトによってターミナルプリン
タを用いるときは、モード1に設定することによりDT
R信号を用いてホスト側との通信を管理できデータの安
全性を従来と同様に確保することができる。
【0040】さらに、DTR信号の要因をターミナルプ
リンタ側で設定できるようにすることにより、DTR信
号に関連するホスト側のOSの仕様を変更しなくとも上
記のようにリアルタイムコマンドの機能を十分に活用す
ることができる。従って、POSシステムなどのシステ
ムを構築する際にアプリケーションソフトの汎用性およ
びプリンタの汎用性を減じることなく、アプリケーショ
ンソフト側からエラーやホールドの状態となったターミ
ナルプリンタに関与し処理できるシステムを構築するこ
とができる。
【0041】なお、上記においては、POSシステムを
構築する際に好適なターミナルプリンタ10を通信端末
の例として本発明を説明してあるが、通信端末はターミ
ナルプリンタに限定されることはなく、プロッタ、スキ
ャナーさらにはモデムなどのシリアルインタフェースに
接続可能な通信端末、また、パラレルインタフェースに
接続されるプリンタなどに対し本発明を適用できること
は勿論である。そして、これらの通信端末に対し本発明
を適用することにより、送信されたデータの処理ができ
ない状態になった場合でも、ホスト側のアプリケーショ
ンプログラムを通信端末の問題解決に関与させることが
可能になる。従って、通信端末側にエラー要因などが発
生した場合にオペレータに処理を一任するのではなく、
アプリケーション側で対処することができる。そして、
オペレータの労力を軽減すると共にミスオペレーション
の危険をなくし、より安全で信頼性の高いシステムを、
パソコンや汎用OSといった汎用性が高く、カスタマイ
ズが容易で安価なハードウェアやソフトウェアを用いて
構築することが可能になる。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の通信端
末は、エラー要因、ホールド要因およびバッファフルと
いった標準的な要因でビジィー信号を出力してホスト側
にデータ処理が不可能になったことを指示する第1のモ
ードと、エラー要因およびホールド要因ではビジィー信
号を出力せずに、これらの要因に対処するコマンドをホ
スト側から受信できる第2のモードとを備えている。こ
のため、本発明の通信端末により、標準的な通信端末用
のドライバを備えた汎用性のあるOSを用いて、通信端
末に発生したエラー要因やホールド要因に対し即時に対
処可能なアプリケーションソフトを稼動させることがで
き、その機能をフルに発揮させることが可能になる。さ
らに、ビジィー信号に代わってホールド要因などをアプ
リケーションソフトに送信できるステータス送信手段を
採用することにより、ホスト側から転送されるデータの
安全性やシステムの信頼性を確保することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るターミナルプリンタ
の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すターミナルプリンタおよびパソコン
を用いたPOSシステムの概略構成を示すブロック図で
ある。
【図3】本例のターミナルプリンタの通信許可部を用い
てビジィー信号を出力する処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1・・印刷ヘッド 5、6・・アプリケーションプログラム 3・・リボンカセット 10・・ターミナルプリンタ 17・・レシート用紙 18・・ジャーナル用紙 19・・スリップ用紙 20・・ニアエンド検出器 22・・カバー検出器 30・・パソコン(ホスト) 31・・シリアルポートドライバ 32・・オペレーティングシステム 33・・POS用OS 34・・基本OS 36〜39・・ドライバ 40・・カスタマディスプレイ 41、46・・インタフェース 42、47・・処理部 45・・キャッシュドロワ 51・・プリンタインタフェース 52・・データ受信部 53・・リアルタイムコマンド解析部 54・・受信バッファ 55・・コマンド解析部 56・・プリンタバッファ 57・・制御部 58・・データ送信部 59・・コモンステータス検出部 59a・・バッファフル要因 60・・印刷処理部 61・・プリンタ機構 62・・ステータス検出部 62a・・エラー要因 62b・・ホールド要因 70・・ステータス送信部 71・・自動ステータス送信部 72・・ステータスデータ生成部 80・・通信許可部 81・・モード選択部(スイッチ部) 82・・ビジィー要因選択部 83・・ビジィー信号設定部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト側から転送されたデータを受信す
    るインタフェースと、 受信した前記データを一次的に格納する受信バッファ
    と、 前記受信バッファに格納された前記データを処理する処
    理部と、 前記処理部の状況または前記受信バッファの状況を前記
    ホスト側に送信可能なステータス送信手段と、 前記ホスト側に対し前記インタフェースを介して前記デ
    ータを受信可能な否かを指示する通信許可手段とを有
    し、 前記通信許可手段は、前記処理部が前記データを処理で
    きないときに受信不可能であることを示す第1のモード
    と、前記処理部が前記データを処理できないときに受信
    不可能であることは示さない第2のモードとを備えてお
    り、 前記ステータス送信手段は、前記通信許可手段が前記第
    2のモードにセットされた状態で、前記処理部が前記デ
    ータを処理できなくなるとその状況を自動的に送信する
    ことを特徴とする通信端末。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記受信バッファに
    格納された前記データから順番にコマンドを解析する第
    1の解析手段と、 前記インタフェースから前記受信バッファに渡される前
    記データからコマンドを解析可能な第2の解析手段とを
    備えていることを特徴とする通信端末。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記通信許可手段
    は、前記第1のモードにおいて、前記受信バッファが満
    杯状態であること、前記処理部にエラーが発生したこ
    と、および前記処理部がホールド状態であることのいず
    れか要因によって受信不可能であると判断し、前記第2
    のモードにおいて、前記受信バッファが満杯状態である
    ことを要因として受信不可能であると判断することを特
    徴とする通信端末。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記第1および第2
    のモードを選択するスイッチ手段を有することを特徴と
    する通信端末。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記処理部は印刷機
    能を備えていることを特徴とする通信端末。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記インタフェース
    がシリアルインタフェースであることを特徴とする通信
    端末。
  7. 【請求項7】 ホスト側からインタフェースを介して転
    送されたデータを受信バッファに一次的に格納した後に
    処理を行う通信端末の制御方法であって、 前記通信端末は、前記処理部の状況または前記受信バッ
    ファの状況を前記ホスト側に送信可能なステータス送信
    手段と、 前記ホスト側に対し前記インタフェースを介して前記デ
    ータを受信可能な否かを指示する際に、前記処理部が前
    記データを処理できないときに受信不可能であることを
    示す第1のモード、および、前記処理部が前記データを
    処理できないときに受信不可能であることは示さない第
    2のモードとを選択可能な通信許可手段とを有してお
    り、 前記通信許可手段の設定されているモードを判別する工
    程と、 前記通信許可手段が前記第2のモードにセットされてい
    るときは、前記処理部が前記データを処理できなくなる
    と前記ステータス送信手段によってその状況を自動的に
    送信する工程とを有することを特徴とする通信端末の制
    御方法。
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