JP2001331300A - 通信端末装置、受信データ処理方法及び記録媒体 - Google Patents

通信端末装置、受信データ処理方法及び記録媒体

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JP2001331300A
JP2001331300A JP2001069333A JP2001069333A JP2001331300A JP 2001331300 A JP2001331300 A JP 2001331300A JP 2001069333 A JP2001069333 A JP 2001069333A JP 2001069333 A JP2001069333 A JP 2001069333A JP 2001331300 A JP2001331300 A JP 2001331300A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信端末がオフライン状態等でその動作を停
止しているときに、ホスト装置から各種データを効率よ
く受信バッファに格納し、受信バッファフルに成り難く
すること。 【解決手段】 受信バッファの内容を入力順に解析する
データ解析部と、解析済みのコマンドを記憶するアクシ
ョンバッファと、アクションバッファのコマンドを記憶
順に実行する実行部とを設けて、データ解析部は実行部
が停止状態のときでも解析動作を継続し、データ解析に
よりリアルタイムコマンドと確認されたら、そのコマン
ドはアクションバッファに記憶せず廃棄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動現金預貯金機
(ATM)、自動現金引出機(CD)、POSシステ
ム、コンビニエンスストア等に設置されるいわゆるKI
OSK端末装置等に使用される印刷装置、表示装置、現
金受け入れ装置等の各種通信端末装置に関するものであ
り、特に受信データの一時格納をおこなう場合の当該受
信データの処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ATM、CD、POS端末装置及
びKIOSK端末装置等は、その内部にパーソナルコン
ピュータ(以下PCと略称する)のような主制御装置
(又は、ホスト装置)の他、印刷装置、各種表示装置、
現金収納装置、バーコードリーダー等の各種機能を有す
る端末装置を複数有している。このホスト装置は、AT
M、POS等の装置(以下本体装置と呼ぶ)の全体を動
作を統一的に制御する他、内蔵している上記各種端末装
置の其々の動作も制御する。具体的には、ホスト装置
は、端末装置へ制御コマンドその他のデータを送信する
ことにより端末装置の動作を制御する。本体装置内部に
設けられた各種端末装置の多くは、シリアルポート(R
S―232C)等を介してホスト装置に接続され、コマ
ンドや処理用データが転送される。
【0003】これらの装置にはそれぞれインタフェース
回路が設けられ、通信を制御するための制御線が用意さ
れている。例えば、データ端末レディ(DTR)信号に
よって端末装置側がデータの受信が可能な状態であるか
否かをホスト装置に表明できるようになっており、ホス
ト装置側は、DTR信号がアクティブ(活性状態)にな
るとデータセットレディ(DSR)信号をアクティブと
し、双方が動作可能な状態であることを確認した後にデ
ータを送信することにより、データの欠落を防止してい
る。本明細書では、上述のような端末装置を「通信端末
装置」と呼ぶことにする。
【0004】従来、ターミナルプリンタ(以下単にプリ
ンタと称す)などの通信端末装置においては、ホスト装
置から受信したデータを受信バッファに格納する。格納
された受信データは、コマンド解析手段により格納され
た順に解析され、解析の結果コマンドであればそのコマ
ンドが実行されて、受信バッファから消去される。
【0005】また、もしカバーオープン、印字用紙のジ
ャムその他の理由により通信端末装置が動作を停止して
いるとき(以下オフライン状態と称す)には、上述のコ
マンド解析手段はその解析及び実行動作を停止する。従
って、オフライン状態のときにホスト装置から各種デー
タが送信されてくると、受信バッファ内のデータ処理が
行われないために、すぐに受信バッファが満杯(受信バ
ッファフル)になってしまう。
【0006】受信バッファフルになると、その後受信し
たデータは受信バッファに格納できないためにそのまま
廃棄されてしまう。このような状態を防止するために、
通信端末装置は、受信バッファフルになるとDTR信号
をインアクティブにして、ホスト装置からのデータの送
信を禁止する。
【0007】一方、通信端末装置がオフライン状態にな
ると、ホスト装置は通信端末装置の状況(ステータス)
を確認し、その状況に応じて各種対応処理を実行する必
要がある。このためにはホスト装置は、オフライン状態
であっても通信端末装置に制御コマンドを送りこみ、そ
のステータスをホスト装置に報告させる等の動作を通信
端末装置に実行させる必要がある。そのために、特別な
制御データ(以下リアルタイムコマンドと称す)を設
け、リアルタイムコマンドを受信したら直ちにそのコマ
ンドを実行し、その後に受信バッファに格納するように
した通信端末装置も存在する。実行後のリアルタイムコ
マンドを受信バッファに格納するのは、リアルタイムコ
マンドとして処理したそのコード列が、実は画像データ
等のバイナリデータの一部であった場合に、そのバイナ
リデータの欠落を防止するためである。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、オフ
ライン状態となったらホスト装置のソフトウェアは、通
信端末装置の現況を詳細に知る必要があるために頻繁に
リアルタイムコマンドを送信することになる。この場
合、リアルタイムコマンドは、受信後すぐに実行される
一方、受信バッファにも格納される。
【0009】他方、コマンド解析手段はオフライン状態
のときには受信バッファに格納されているデータの解析
は行わないので、受信バッファはホスト装置から送信さ
れるリアルタイムコマンド等の送信データで、すぐに受
信バッファフルの状態になってしまう。このようにし
て、受信バッファフルの状態になったらホスト装置から
データの送信ができなくなるため、以後ホスト装置のソ
フトウェアによる制御ができなくなる。
【0010】この発明は、受信バッファに不要な受信デ
ータが蓄積されて受信バッファの機能が損なわれるのを
防止することを目的とする。例えば、エラー等何らかの
原因で通信端末装置の動作が停止している場合であって
も、受信バッファに入力されたデータの解析動作を継続
し、通信端末が動作可能になったときに実行動作を行う
ようにしたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の通信端末装置は、ホスト装置との間でデー
タの通信を行うインタフェース手段と、データを記憶す
る記憶手段と、前記インタフェース手段が受信した受信
データを前記記憶手段に格納する第1のデータ処理手段
と、前記記憶手段に格納された前記受信データを格納さ
れた順に読み出し及び解釈する解釈手段と、前記解釈手
段により解釈された受信データから所定のデータを検出
する検出手段と、前記検出手段により検出された前記所
定のデータを除き前記解釈手段によって解釈された受信
データに基づきこれに対応する制御情報を解釈された順
に前記記憶手段に格納する第2のデータ処理手段と、前
記記憶手段に格納された前記制御情報に基づいて当該通
信端末装置の制御を行う第1の制御手段とを有すること
を特徴とする。
【0012】本態様により、例えば既に実行処理が完了
しているリアルコマンド等の所定のデータに基づく制御
情報は格納手段に格納しないようにして、格納手段を効
率的に利用することが可能となる。
【0013】この場合において、前記解釈手段によって
読み出された前記受信データを前記記憶手段から削除す
る削除手段をさらに有することが望ましい。
【0014】更に、上記の場合において、前記記憶手段
は、前記受信データを格納するための第1の領域と、前
記制御情報を格納するための第2の領域とを有すること
が望ましい。通信端末装置として機能するプリンタにお
いては、受信バッファに制御コマンド及び印刷データ等
の各種データが大量に送信されるので、本発明のよう
に、受信バッファの内容を順次解析して処理していくこ
とは、受信バッファを効率的に使用するのに極めて有効
である。この場合には、前記制御情報は印刷制御情報及
び印刷データを含み、前記第2のデータ処理手段は、前
記印刷制御情報と前記印刷データとを関連付けて格納す
ることが望ましい。このとき、前記記憶手段は当該印刷
制御情報を格納するための印刷制御情報領域と、当該印
刷データを格納するための印刷データ領域とを有し、前
記第2のデータ処理手段は、前記印刷制御情報に関連し
た前記印刷データが格納される前記印刷データ領域内の
アドレスを当該印刷制御情報に付加して、前記印刷制御
情報領域に格納することが望ましい。
【0015】また、上記の場合において、前記受信デー
タの内から前記所定のデータを、前記第1のデータ処理
手段によって前記記憶手段に格納される前に、検出する
データ検出手段と、当該データ検出手段によって検出さ
れた当該所定のデータに応じて、前記第1の制御手段よ
りも高い優先順位で、当該通信端末装置の制御を行う第
2の制御手段とを有することが望ましい。この場合にお
いて、前記第2の制御手段は、前記所定のデータに応じ
て、前記ホスト装置に当該通信端末装置のステータスデ
ータを送信するように構成することができる。
【0016】本態様により、所定のデータであるリアル
タイムコマンドが受信バッファに格納される前又は格納
と平行して実行されることになり、オフライン状態であ
ってもホスト装置から、リアルタイムコマンドによる所
定の制御が可能となる。また、ホスト装置のソフトウェ
アは通信端末装置の動作状態にかかわらずに通信端末装
置のステータスを詳細に知る事が可能となり、ステータ
スに応じて適切な対応処理が可能となる。
【0017】また、上記の場合において、通信端末装置
の所定の状態を検出する状態検出手段と、前記状態検出
手段の検出結果に応じて前記第1の制御手段の動作を停
止する停止手段とを有し、前記解釈手段は、前記第1の
制御手段が停止状態であっても、前記受信データの解釈
を行うことが望ましい。
【0018】かかる構成により、前記解釈手段が前記第
1の制御手段の停止状態においても前記データの解析を
行うので、たとえば、カバーオ−プン、印字用紙ジャム
等により、通信端末装置が動作を停止しているときで
も、受信バッファ内に格納されたデータのコマンド解析
が行われ、コマンド実行準備のためのセットアップ(例
えば印字データのセットアップ等)及び記憶手段の受信
データ格納領域の解放が可能となった。
【0019】本発明は上記の通信端末装置の受信データ
処理方法としても成り立つものであり、それぞれ同様の
作用、効果を奏するものである。また、本発明の通信端
末装置の受信データ処理方法は当該装置に設けられたマ
イクロプロセッサ等のコンピュータを用いて実施するこ
とが望ましく、かかる場合においてはコンピュータを用
いて当該方法を実現するためのコンピュータプログラム
を格納した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体等の
コンピュータプログラムプロダクトも本発明の技術的範
囲に含まれるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の一実施形態を詳細に説明する。本発明は、上述の通
り、各種通信端末装置に適用することができるものであ
るが、以下の実施形態では、ATM、POS、KIOS
K端末等に多用されており、ホスト装置とのデータ送受
信の量及びステータスの種類も多いプリンタ、特にPO
Sシステム用のターミナルプリンタを用いて説明する。
【0021】図1に、本発明に係る通信端末装置の例と
して、POSシステムに用いるターミナルプリンタを示
す。本例のターミナルプリンタ10は、スリップ用紙1
9、ジャーナル用紙18及びレシート用紙17を記録紙
として印刷できるプリンタである。スリップ用紙19は
不定形の伝票用紙等の単票用紙であり、プリンタ10の
手前のスリップ用紙挿入口21から矢印19Aの方向に
挿入すると、図示されていない紙検出器がスリップ用紙
を検出し、ケース15内の紙搬送経路を通って印刷ヘッ
ド1に導かれる。そして、印刷ヘッド1が左右の方向1
Aに動いて印刷が行われ、スリップ用紙19はさらに矢
印19Bの方向に搬送され、排出される。プリンタ10
の印刷ヘッド1は、ワイヤドットタイプのヘッドでも、
サーマルヘッドでもよい。
【0022】ジャーナル用紙18及びレシート用紙17
は共に連続用紙であり、本例のプリンタ10ではロール
紙の状態で供給されている。これらの連続用紙17,1
8は印刷ヘッド1に対してスリップ用紙19と反対の方
向からケース15内を通って印刷ヘッド1に導かれる。
レシート用紙17は領収書としての情報が印刷された
後、カッタ−ユニット14に導かれてカットされ顧客に
渡されるようになっている。
【0023】ジャーナル用紙18には店舗で保存すべき
所定の情報が印刷され、図示しない巻き取り装置に巻き
取られて保管される。それぞれのロール紙17及び18
の近傍には、ロール紙が残り少なくなったことを検出す
るニアエンド検出器20が設けられている。
【0024】ニアエンド検出器20はロール紙の側面に
接し、その外径に応じて矢印20Aの方向に揺動する検
出レバー20aと、この検出レバー20aによりオン又
はオフするスイッチ20bとを備えている。ロール紙が
終わりに近づいて外径が小さくなると検出レバー20a
が内側に揺動し、その結果、スイッチ20bがオフとな
ってロール紙の終わりが近いことを検出できる。
【0025】プリンタ10のケース15には、図示され
ていないカバーが装着されており、ロール紙17または
18を交換するなどの場合を除きカバーをケース15に
被せた状態で印刷が行われるようになっている。このた
め、カバーの開閉を検出するためのカバー検出器22が
ケース15に装着されており、カバーが開けられると自
動的にホールド状態となって印刷機能を一時停止するな
どの処理を行うようになっている。
【0026】図2を用いて本発明の第1の実施例を説明
する。図2は本発明の基本構成を説明するためのPOS
システムの機能ブロック図である。ホスト装置90は、
POSシステム全体を制御するとともにPOSシステム
に接続されている各種端末装置の動作を、相互のデータ
通信により制御する。本実施例では、説明を簡潔にする
ためにターミナルプリンタ10のみを示している。
【0027】プリンタ10の制御は、ホスト装置90か
らプリンタ10に制御コマンド及び各種データを送信す
ることにより行われる。ホスト装置90には、汎用のパ
ーソナルコンピュータを用いることができる。ホスト装
置90はプリンタ10を制御するに当たり、プリンタ1
0の状況(ステータス)を確認する必要があるが、プリ
ンタ10はホスト装置90からの要求に応じて、そのス
テータスを送信することができる。
【0028】ホスト装置90とプリンタ10とは例え
ば、シリアル通信ポート(RS−232C)ドライバを
介して接続される。ホスト装置から送信されたプリンタ
制御用コマンド等のデータは、プリンタ10のインタフ
ェース30を介して受信部31により、受信される。受
信されたデータは受信バッファ32に格納(記憶)され
る。受信バッファに格納されたデータは、データ解析部
33により、格納された順番に解析される。
【0029】データ解析部33では、受信データを解析
すると共にそのデータに対応して実行準備のためのセッ
トアップ処理を行う。例えば印字データであれば、プリ
ントバッファ37に印字データのセットアップを行う。
文字装飾コマンドであれば、物理的な動作を伴なわず実
行可能であるので解析と同時に装飾情報を制御部38内
のメモリにセットアップするが、印字コマンド又は印字
用紙カットなどのような物理動作を伴うコマンドは実行
せずにアクションバッファ34に格納する。
【0030】すなわち、コマンド解析部33は受信バッ
ファ32のデータを処理して受信バッファにデータが留
まることを防止するとともに、実行可能なコマンドは実
行し、実行不能なコマンドは必要な準備処理を行った後
にアクションバッファ34に格納するようにしている。
【0031】アクションバッファ34に格納されたコマ
ンド情報は、プリンタ10が動作可能となった後に制御
部38によって取り出され、印刷等の動作が実行され
る。アクションバッファ34に格納されているコマンド
情報は、ホスト装置90から送信されたコマンドをその
まま格納しても、プリンタ10の内部処理用の情報に変
換された形態で格納するようにしてもよい。
【0032】ただし、いずれの方法をとるにしても、送
信されたデータが印字データの場合には、印刷動作を実
行するためにアクションバッファ34にプリンタ側で定
義した印字コマンドを格納する。そして、この場合に
は、その印字コマンドにはプリントバッファ37に格納
された対応する印字データとの関連を示す情報が含まれ
ていなければならない。制御部38は、アクションバッ
ファ34の内容を格納順に取出し、それが印刷コマンド
の実行である場合には、プリントバッファ37及びプリ
ンタ機構39を制御し、プリントバッファ37内の関連
付けされた印刷データをプリンタ機構39により印刷さ
せる。ステータス検出部36は、プリンタ機構39、バ
ッファ32、34等に接続されており、各部の状況を検
出して記憶しており、求めに応じて送信部35、インタ
フェース30を介してホスト装置90に送信する。
【0033】図3は図2で示した本発明の実施例の機能
を実現する制御回路の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0034】印字ヘッド45、モータ類46及びプラン
ジャ類47並びにこれらを駆動する印字機構駆動回路4
2により、前述のプリンタ機構39を構成している。こ
れらのプリンタ機構39には、キャリッジ検出器48、
ホームポジション検出器49、オートカッタ検出器5
0、用紙検出器51、カバー検出器52が設けられてお
り、中央制御装置(CPU)40と接続されている。こ
れらの検出器48〜52により、カッタエラー、カバー
オープン等のエラー状態を検出する。
【0035】ROM43には前述した図2の各部の機能
を実現するためのソフトウェア(ファームウェアを含
む)及びデータを記憶しており、CPU40がこれを読
み出すことにより、各種機能を実現する。RAM44は
受信バッファ32、アクションバッファ34、プリント
バッファ37その他の必要なデータの記憶装置として機
能する。尚、各種バッファ等32、34、37等は、こ
のようなRAMに限定することなく、レジスタ等を用い
てもよい。ホスト装置90とのデータ通信はインタフェ
ース30を介して行われる。
【0036】図4は、ホスト装置90から受信したデー
タが受信バッファ32に格納された後に、コマンド解析
を通じてどのように処理されるかを示すイメージ図であ
る。
【0037】いまホスト装置90から装飾情報指定コ
マンド、“ABC”の印刷をしてラインフィードする
コマンド、“DEF”の印刷をしてラインフィードす
るコマンド、印字用紙をカットするコマンド、リア
ルタイムコマンド(後述する)、“abc”の印刷を
してラインフィードするコマンドの順にデータを受信し
たとする。
【0038】データ解析部33は受信バッファ32に格
納された順番〜にデータを取り出し解析する。まず
受信バッファ32からを取り出し解析すると、文字の
装飾情報の指定であることが判明する。この場合データ
解析部は、その後の印字情報に備えてメモリ内に装飾情
報をセットする。この段階で、処理は受信バッファ3
2から削除される。
【0039】次に、を取り出し解析すると、印字とラ
インフィードを要求するコマンドであることが判明す
る。この場合には印字データ“ABC”をメモリ44内
の装飾情報に従って処理してプリントバッファ37に格
納するとともに、アクションバッファ34に印字コマン
ド及びラインフィード処理の実行命令を記憶させる。そ
の際に、この実行命令とプリントバッファ37の記憶
“ABC”とは関連付けて記憶される。さらに詳しく
は、プリントバッファ37内の印字データが展開されて
いる領域を引数とし、この領域内の印字データを印刷し
た後改行するという機能を有する印字関数を定義する。
プリントバッファ37内の“ABC”が展開された領
域、例えば先頭及び末尾の番地を引数とするこの印字関
数の呼出をアクションバッファ34に記載する。この処
理が終わると受信バッファ32のデータは消去される
(以下消去動作は同様のため省略する)。
【0040】同様に受信バッファ32に格納されている
データもコマンド解析されて、プリントバッファ3
7、アクションバッファ34に所定のデータが格納され
る。次にデータが取り出され解析される。この処理は
印字用紙のカットであるので、アクションバッファ34
に実行命令のみが格納される。この場合には、引数のな
い切断関数を定義しておき、この関数の呼出をアクショ
ンバッファに記載する。
【0041】受信バッファ32に格納された5番目のデ
ータはリアルタイムコマンドである。コマンド解析に
よりリアルタイムコマンドであることが判明すると廃棄
される。リアルタイムコマンドの具体的内容については
後述する。
【0042】6番目のデータは印字コマンドであるの
で、又はと同様の処理が行われる。次にこれらの動
作をフローチャートを用いて説明する。図5に本発明の
第1の実施例の動作を説明するフローチャートを示す。
【0043】データ解析部33は、受信バッファ32に
データが格納されているかどうかを確認し(ステップ6
0)、データがあるとそのデータを格納順に解析し(ス
テップ61)、解析したデータに応じて装飾情報のセッ
ト(ステップ62)、印字データのプリントバッファ3
7へのセットアップ(ステップ63)、印字実行命令
(印字関数呼出)のアクションバッファ34への格納
(ステップ64)、印字用紙のカット命令(切断関数呼
出)のアクションバッファ34へのセット(ステップ6
5)等の処理を行う。尚、このステップ62〜65は例
示であり、コマンドに応じてその他の各種処理を行う。
【0044】次に、プリンタが一時停止状態かどうかの
確認をし(ステップ66)、動作中であれば、アクショ
ンバッファ34内の実行命令(関数)を実行する(ステ
ップ67)。プリンタの一時停止状態とは、例えばオフ
ライン状態をいうが、これに限定されることなく自由に
設定可能である。
【0045】プリンタが一時停止状態であれば、その原
因等に応じて所定の処理を行う(ステップ68)。例え
ば、紙ジャムが発生している場合には、用紙搬送モータ
を停止させるとともにLEDを点灯させたり、ステータ
スを所定の記憶部に記憶させる等の各種処理が行われ
る。所定の処理が終わると、受信バッファ内のデータの
処理を行う(ステップ60)次に本発明の第2の実施例
を説明する。
【0046】図6にパーソナルコンピュータ(PC)9
0をホスト装置側とし、本例のターミナルプリンタ10
を通信端末として構成したPOSシステムの一例を示
す。このPOSシステムにおいては、PC90のシリア
ル通信ポート(RS−232C)ドライバ92を介して
カストマディスプレイ110及びキャッシュドロワ11
5が電気的に接続されている。また、PC90とカスト
マディスプレイ110及びプリンタ10とはそれぞれR
S232Cインタフェースを介して接続されて、データ
の送受信を行うようになっている。
【0047】また、キャッシュドロワ115はプリンタ
10に接続されており、PC90はプリンタ10に所要
のコマンドを送信することにより、キャッシュドロワ1
15を制御することができる。尚、カストマディスプレ
イ110はパススルー機能を有しており、ディスプレイ
処理部112は、PCからのコマンドによってカストマ
ディスプレイ110が選択されている場合にのみ、PC
から受信したコマンド及びデータの処理を行う。プリン
タ10も同様の機能を有しており、選択されている場合
にのみ、PCからのコマンド及びデータの処理を行う。
【0048】尚、カストマディスプレイ110からのD
TR信号はPC90側のCS信号端子に入力されてお
り、プリンタ10からのDTR信号と競合しないように
なっている。また、カストマディスプレイ110はPC
90へステータス等のデータを送信する場合はないの
で、プリンタ10からのステータスデータとは競合する
ことはない。
【0049】このような接続形態であるため、本例のP
C90のオペレーティングシステム93は、シリアルポ
ートドライバ92に加えて、POS用のオペレーティン
グシステム(OS)94と、キーボードやディスプレイ
等のPC90を一般に構成する機器及びそれらを制御す
るアプリケーションソフトウェア97を制御する基本O
S95とを備えている。
【0050】POS用のOS94は、プリンタ10をレ
シートあるいはジャーナル用紙といった連続用紙に印刷
するレシート印刷用のドライバ100と、プリンタ10
によってスリップ用紙の印刷を行うためのスリップ印刷
用のドライバ101と、カストマディスプレイ110を
制御するためのドライバ102と、キャッシュドロワ1
15を制御するためのドライバ103と、さらにこれら
のデバイスドライバを統合的に制御するOS96とを備
えている。
【0051】PC90のPOS用アプリケーションソフ
トウェア97及び表計算などのその他のアプリケーショ
ンソフト98は基本OS95及びPOS用OS94の制
御の下で動作する。
【0052】プリンタ10においては、インタフェース
30からデータが受信されると割り込みが発生し、デー
タ受信部31がインタフェース30からデータを取り出
す。インタフェース30から取り出されたデータは同一
の割り込み処理の中でリアルタイムデータ解析部73を
経由して受信バッファに格納される。リアルタイムデー
タ解析部73では、データ受信部31から送られたデー
タの中に含まれたリアルタイムコマンドを認識すると、
そのコマンドに応じて所定の処理を行う。リアルタイム
データ解析部73を通って受信バッファ32に格納され
たデータは、データ解析部33によって格納された順番
に取り出され、データコードが解析される。そして、コ
マンドデータであれば、制御部38によってそのコマン
ドに従った実行の準備のための処理が行われ、印刷デー
タであればフリントバッファ37にそのデータが印字で
きる状態のデータとして格納される。
【0053】データ解析部で解析されたデータコードの
うち、コマンドのような制御データはアクションバッフ
ァ34に格納される。アクションバッファ34に格納さ
れた制御データは、プリントバッファ37に格納された
関連する印字データと関連付けられている。アクション
バッファ34に格納された制御データはその格納された
順番に制御部38によって取り出され、順次実行され
る。制御部はアクションバッファ34から取り出したコ
マンドに従って印刷処理部85の制御を行うと共に、フ
リントバッファ37に格納された印刷データを印刷制御
部85に送りこれを制御して印刷を行う。
【0054】制御部38は、印刷処理部85の設定及び
制御、さらに印刷データの管理などの他にプリンタ10
の各部の状況を監視する機能も備えており、その結果が
ステータス検出部36の一部であるコモンステータス検
出部79に出力される。例えば、受信バッファ32が満
杯に近い状態であったり、単票用紙待ちの状態である
と、その状況(ステータス)がコモンステータス検出部
79に与えられる。また、印刷処理部85において、プ
リンタ機構39の状態、例えば、カバーが開放されてデ
ータ処理が一時的に中止されたホールド状態、紙ジャム
等のエラー状態、あるいはロール紙のニアエンド検出な
どが発生すると、そのステータスがステータス検出部3
6の一部であるプリンタ機構ステータス検出部87に与
えられるようになっている。
【0055】コモンステータス検出部79及びプリンタ
機構ステータス検出部87において検出されたステータ
スは、ステータス送信部80のステータスデータ生成部
82に供給される。ステータス送信部80は、ステータ
スデータ生成部82に集められたプリンタ機構39のス
テータス及び受信バッファの状況など、プリンタ10に
係わるその他のステータスを自動ステータス送信部81
によってホスト側に発信する機能を備えている。自動ス
テータス送信部81は、制御部38の制御の下に所定の
ステータスの状態が変化したときにそのステータスデー
タを送信するようになっている。ステータスデータを送
信するトリガとなるステータスは、ホスト装置であるP
Cからの所定のコマンドによって選択できるようになっ
ている。
【0056】自動ステータス送信部81から出力された
ステータスデータは、データ送信部35を介してインタ
フェース30に供給され、ホスト装置側のRS−232
Cポートドライバ92に送られる。そして、プリンタド
ライバ等を備えたPOS用OS94を介してアプリケー
ションソフト97に伝達され、アプリケーションソフト
97がプリンタ10の現況に適した処理を選択してプリ
ンタ10に指示できるようになっている。
【0057】このようなステータス送信部80を設けて
おくことにより、プリンタ機構やターミナルプリンタ1
0の状況が変化するとステータスデータがアプリケーシ
ョン97側に伝達されるので、アプリケーション側でタ
ーミナルプリンタ10の全体の状況を把握することがで
きる。又、状況が変化したときだけステータスデータを
送信するようにできるので、ステータスデータの送受信
に係わるホスト装置側及びプリンタ側における処理負荷
が軽減され、スループットを向上することができる。
【0058】コモンステータス検出部79で検出した受
信バッファが満杯であることを示すステータス(バッフ
ァフルステータス)79a、プリンタ機構ステータス検
出部87におけるエラー要因(エラーステータス)87
aおよびホールド要因(ホールドステータス)87b
は、通信許可部88のビジィー要因選択部89にも供給
される。バッファフル79a、エラー87aあるいはホ
ールド87bのいずれかの要因が検出されると、ビジィ
ー設定部70はインタフェース30に対してビジィー信
号を出力して、ホスト90の側にデータの送信の禁止す
べき旨を伝える。これにより、ホスト装置から送信され
たデータが通信端末装置側、すなわちターミナルプリン
タ10側の受信バッファに格納できずに欠落するのを防
止している。
【0059】すなわち、RS−232Cにおいては、ビ
ジィー信号の機能を果たすためにDTR信号が用意され
ており、ホスト装置側のRS−232Cポートドライバ
92あるいはプリンタドライバ100および101は、
DTR信号がアクティブのときのみデータ送信を行い、
プリンタ10がビジィー状態となってDTR信号がイン
アクティブになるとデータの送信を停止するようになっ
ている。
【0060】ニアエンド検出などの所定のステータスが
変化してステータスデータが送信されると、アプリケー
ション97からプリンタ10にステータスを確認するコ
マンド、又はさらに詳細なステータスを要求するコマン
ドを出力するよう構成することができる。通常、プリン
タで受信したデータは、受信した順番に順次受信バッフ
ァ32に蓄えられ、その格納順にコマンド解析及びその
処理が行われる。そのため、先行するデータが大量に蓄
積されていると、必要なコマンド処理の開始までに非常
に時間がかかる場合がある。
【0061】このような場合にリアルタイムコマンドを
使用すると、受信バッファに転送する前にリアルタイム
データ解析部で解析され処理されるため、このようにコ
マンド解析及び実行が遅延することを防止することがで
きる。リアルタイムコマンドでは、受信バッファ32に
おいて処理を待っているデータ又はコマンドの順番には
関係なくそのコマンドが実行されるので、ホスト側のア
プリケーションはプリンタから即座にステータスなどの
情報を得ること及び所定の処理を実行させることがで
き、エラー要因の解除などフレキシブルな処理が可能と
なる。
【0062】しかし、一般的なプリンタでは、エラーが
発生した場合又はホールド状態になると、通信許可部8
8のビジィー要因選択部89においてプリンタがビジィ
ー状態で動作不能であると判断する。このため、通信許
可部88においてDTR信号をインアクティブにする。
ホスト装置側のOS93は、これを受けてプリンタ10
に対するデータの転送を中止する。従って、ホスト装置
のアプリケーション97がリアルタイムコマンドを送信
しようとしてもそれがOS93によって禁止されてしま
い、プリンタ10へのコマンドの送信ができない。
【0063】このように、アプリケーション97がリア
ルタイムコマンドを使用する機能を備えており、プリン
タ10がリアルタイムコマンドを解析実行する機能を有
していてもビジィー信号が出力されると、リアルタイム
コマンドの実質的な機能が制限されることになる。
【0064】そこで、通信許可部88のビジィー要因選
択部89でビジィー信号を出力する要因を選択できるよ
うにしておき、バッファフル等の重大な問題が発生する
恐れがあるときのみ、ビジィーにするようにしている。
【0065】このようにビジィー要因をバッファフル等
の特定の要因に絞ることにより、ホスト装置のアプリケ
ーション97の自由度はかなり向上するが、未だ完全と
はいえない。例えば、紙ジャム等が発生した場合に、ア
プリケーション97はその詳細ステータスを要求した
り、その後のステータスの変化状況を確認するために多
くのリアルタイムコマンドを出力することになる。紙ジ
ャム解除後の早期に印字開始できるように、所定の印字
データを予め送信しておく場合もある。また、紙ジャム
が発生した時点で、すでに多くのデータが受信バッファ
に格納されている場合も考えられる。
【0066】一方、従来のプリンタでは、紙ジャムが発
生している状態では印刷ができないため、受信バッファ
のデータはコマンド解析されずそのまま残っている。従
って、受信バッファはリアルタイムコマンド等ですぐに
バッファフルになる可能性がある。バッファフルになる
と、上述のようにビジィー信号が出力されるため、ホス
ト装置のOS93がデータの送信を禁止するため、アプ
リケーション97はエラーに対処することができなくな
る。
【0067】このような状態を解消すべく、本実施例で
は、受信バッファのデータは紙ジャム等のエラーによ
り、プリンタ10の動作が停止していてもコマンド解析
を継続するとともに印字データのセットアップ等の処理
を行っている。解析が行われたコマンドは、リアルタイ
ムコマンドを除き印字データとの関連付けされて、アク
ションバッファ34に格納される。アクションバッファ
34に格納されたコマンドは、エラー等の状況が解除さ
れた後、制御部による制御の下で格納された順番に実行
される。コマンド解析は、アクションバッファ34が格
納可能な限り継続するように設定することができる。
【0068】この実施例では、プリンタ10の状態に係
わりなくコマンド解析し、リアルタイムコマンドを受信
バッファに溜め込むことがない。そのため、ホスト装置
から多くのリアルタイムコマンド送信することが可能と
なり、ホスト装置のアプリケーション処理の自由度を格
段に向上させることができる。
【0069】また、エラー状況若しくはオフライン状況
が解消したときには、既に複数行の印字データのセット
アップが完了しているので、印字ヘッドで印字できる最
大行の印字を、最初から同時に印字開始できるという利
点もある。
【0070】以上説明した第2の実施例の制御関連の機
能も、第1の実施例と同様に、図3に示すCPU40、
ROM43、RAM44等を用いて実現することも可能
である。このような場合、制御の手順をROM、CD‐
ROM、FD、等のコンピュータで読み取り可能な記録
媒体に記録しておき、CPU40で読み取らせて、ロー
ドモジュールを作成することもできる。また、記録媒体
にロードモジュールの形で記憶させておき、それを直接
読み取らせて動作させること、又はコピーして動作させ
ることも可能である。
【0071】尚、本実施例では、通信端末装置としてP
OSシステムのターミナルプリンタを用いて説明した
が、当業者から明らかな通り、このようなプリンタに限
らず、例えばATM、CD、KIOSK端末装置等に使
用される各種端末装置であって、ホスト装置からデータ
を送信することによりその動作を制御する通信端末装置
は、本発明の適用範囲である。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、プ
リンタの動作が一時停止している状態であっても受信デ
ータの解析を行い、解析済みのデータのうちその後の実
行動作が必要な実行命令はアクションバッファに格納す
るとともに、印字データをプリントバッファに印字可能
な状態でセットしておくよう構成したので、プリンタの
動作が停止している間も受信バッファ内のデータの処理
が進められるために受信バッファフルになることが少な
くなり、ホスト装置からの制御をよりフレキシブルに行
うことができるようになった。
【0073】また、プリンタの動作停止中もプリントデ
ータのフリントバッファへのセットアップ等が行われる
ので、停止原因回復後は速やかな処理を行うことができ
る。特に最初から連続して複数行印字する場合には、既
にフリントバッファのセットは完了しているので、回復
直後から複数行同時に印字することが可能となるという
効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信端末装置の例として、POS
システムに使用するターミナルプリンタの概観を示す図
である。
【図2】本発明の1実施例に係る基本構成を説明するた
めのPOSシステムの機能ブロック図である。
【図3】図2で示した本発明の実施例の機能を実現する
制御回路等の概略構成を示すブロック図である。
【図4】ホスト装置90から受信したデータが、受信バ
ッファ32に格納された後に、コマンド解析を通じてど
のように処理されるかを示すイメージ図である。。
【図5】本発明の1実施例の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第2の実施例を示す機能ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 10 プリンタ 17 レシート用紙 18 ジャーナル紙 19 スリップ用紙 30 インタフェース 31 受信部 32 受信バッファ 33 データ解析部 34 アクションバッファ 35 送信部 36 ステータス検出部 37 プリントバッファ 38 制御部 39 プリンタ機構 40 中央制御装置(CPU) 42 印字機構駆動回路 73 リアルタイムデータ解析部 79 コモンステータス検出部 80 ステータス送信部 87 プリンタ機構ステータス検出部 88 通信許可部 90 ホスト装置(PC) 92 通信ポート 93 ホスト装置のオペレレーティングシステム(O
S) 94 POS用のオペレーティングシステム(OS) 95 基本OS 96 POS制御用OS 97 POS用アプリケーションソフトウェア 98 その他のアプリケーションソフトウェア 100〜103 POS通信端末用の各種ドライバ 110 カストマディスプレイ110 112 ディスプレイ処理部 115 キャッシュドロワ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置との間でデータの通信を行う
    インタフェース手段と、 データを記憶する記憶手段と、 前記インタフェース手段が受信した受信データを前記記
    憶手段に格納する第1のデータ処理手段と、 前記記憶手段に格納された前記受信データを格納された
    順に読み出し、及び解釈する解釈手段と、 前記解釈手段により解釈された受信データから所定のデ
    ータを検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記所定のデータを除
    き、前記解釈手段によって解釈された受信データに基づ
    き、これに対応する制御情報を解釈された順に前記記憶
    手段に格納する第2のデータ処理手段と、 前記記憶手段に格納された前記制御情報に基づいて当該
    通信端末装置の制御を行う第1の制御手段と、を有する
    ことを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信端末装置において、 前記解釈手段によって読み出された前記受信データを、
    前記記憶手段から削除する削除手段、 をさらに有することを特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の通信端末装置において、 前記記憶手段は、前記受信データを格納するための第1
    の領域と、前記制御情報を格納するための第2の領域と
    を有することを特徴とする通信端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の通信端末措置において、 前記制御情報は印刷制御情報及び印刷データを含み、 前記第2のデータ処理手段は、前記印刷制御情報と前記
    印刷データとを関連付けて格納することを特徴とする通
    信端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の通信端末装置において、 前記記憶手段は当該印刷制御情報を格納するための印刷
    制御情報領域と、当該印刷データを格納するための印刷
    データ領域とを有し、 前記第2のデータ処理手段は、前記印刷制御情報に関連
    した前記印刷データが格納される前記印刷データ領域内
    のアドレスを当該印刷制御情報に付加して、前記印刷制
    御情報領域に格納することを特徴とする通信端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の通信端末装置において、 前記受信データの内から前記所定のデータを、前記第1
    のデータ処理手段によって前記記憶手段に格納される前
    に、検出するデータ検出手段と、 当該データ検出手段によって検出された当該所定のデー
    タに応じて、前記第1の制御手段よりも高い優先順位
    で、当該通信端末装置の制御を行う第2の制御手段と、 を有することを特徴とする通信端末装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の通信端末装置において、 前記第2の制御手段は、前記所定のデータに応じて、前
    記ホスト装置に当該通信端末装置のステータスデータを
    送信することを特徴とする通信端末装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の通信端末装置において、 通信端末装置の所定の状態を検出する状態検出手段と、 前記状態検出手段の検出結果に応じて前記第1の制御手
    段の動作を停止する停止手段とを有し、 前記解釈手段は、前記第1の制御手段が停止状態であっ
    ても、前記受信データの解釈を行うことを特徴とする通
    信端末装置。
  9. 【請求項9】 (a)ホスト装置との間でデータの通信
    を行う工程と、 (b)工程(a)において受信した受信データを格納す
    る工程と、 (c)工程(b)において格納された前記受信データを
    格納された順に読み出し、及び解釈する工程と、 (d)工程(c)において解釈された受信データから所
    定のデータを検出する工程と、 (e)工程(d)において検出された前記所定のデータ
    を除き、工程(c)において解釈された受信データに基
    づき、これに対応する制御情報を解釈された順に格納す
    る工程と、 (f)工程(e)において格納された前記制御情報に基
    づいて当該通信端末装置の制御を行う工程と、を有する
    ことを特徴とする受信データの処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法において、 (g)工程(c)において読み出された前記受信データ
    を、その格納場所から削除する工程、 をさらに有することを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の方法において、 工程(b)においては、前記受信データを第1の格納場
    所に格納し、工程(e)においては、前記制御情報を前
    記代1の格納場所とは異なる第2の格納場所に格納する
    ことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の方法において、 前記制御情報は印刷制御情報及び印刷データを含み、 工程(e)においては、前記印刷制御情報と前記印刷デ
    ータとを関連付けて格納することを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の方法において、 工程(e)は、 (e1)前記印刷データを格納する工程と、 (e2)当該印刷データの格納アドレス情報を当該印刷
    データに関連した前記印刷制御情報に付加する工程と、 (e3)当該印刷制御情報と前記格納アドレス情報とを
    前記印刷データの格納領域とは異なる領域に格納する工
    程と、 を有することを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項9記載の方法において、 (h)前記受信データの内から前記所定のデータを、工
    程(b)において格納される前に、検出する工程と、 (i)工程(h)において検出された当該所定のデータ
    に応じて、工程(f)よりも高い優先順位で、当該通信
    端末装置の制御を行う工程、 を有することを特徴とする工程。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の方法において、 工程(i)は、 (i1)前記所定のデータに応じて、前記ホスト装置に
    当該通信端末装置のステータスデータを送信する工程を
    有することを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項9記載の方法において、 (j)通信端末装置の所定の状態を検出する工程と、 (k)工程(j)における検出結果に応じて工程(f)
    における処理を停止する工程とを有し、 少なくとも工程(c)乃至(e)における処理は、工程
    (k)にかかわらず、行われることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項9乃至16の何れか1項に記載
    の受信データの処理方法をコンピュータを用いて実現す
    るための制御プログラムを有するコンピュータプログラ
    ムプロダクト。
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