JP2001282394A - 通信端末装置、その制御方法及びその記録媒体 - Google Patents

通信端末装置、その制御方法及びその記録媒体

Info

Publication number
JP2001282394A
JP2001282394A JP2000095705A JP2000095705A JP2001282394A JP 2001282394 A JP2001282394 A JP 2001282394A JP 2000095705 A JP2000095705 A JP 2000095705A JP 2000095705 A JP2000095705 A JP 2000095705A JP 2001282394 A JP2001282394 A JP 2001282394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
communication terminal
command
host device
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000095705A
Other languages
English (en)
Inventor
Yushi Takamizawa
雄史 高見沢
Atsushi Yamaji
篤志 山路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000095705A priority Critical patent/JP2001282394A/ja
Priority to US09/796,065 priority patent/US6886050B2/en
Publication of JP2001282394A publication Critical patent/JP2001282394A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入時に通信端末装置がオフライン状態
であっても、通信端末装置の有するステータスを自動的
にホスト装置に送信するオートステータスバック機能
(ASB)、オフラインレスポンス等の機能のうち、ホ
スト装置から予め指定されている所定の機能を自立的に
立ち上げることができる通信端末装置を提供する。 【解決手段】 ステータスモニターコマンドを設け、正
常動作時に、ホスト装置から通信端末装置にこのコマン
ドを送信して、所定のデータを通信端末装置内の不揮発
性メモリーに記憶させておく。通信端末装置は、電源投
入時に不揮発性メモリーの記憶内容を読み出して、記憶
内容に応じて対応する各種機能、例えば、ASB、オフ
ラインレスポンス等の機能を初期設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動現金預貯金機
(ATM)、自動現金引出機(CD)、POSシステ
ム、コンビニエンスストア等に設置されるKIOSK端
末装置等の装置内部に使用している印刷装置、表示装
置、現金受け入れ装置等の各種通信端末装置に関するも
のであり、特に、電源投入時に自動報告機能を初期設定
することができる通信端末装置及びその初期設定方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ATM、CD、POS端末装置及
びKIOSK端末装置等は、その内部にパーソナルコン
ピュータ(以下PC又はホスト装置と称する)のような
主制御装置の他、印刷装置、各種表示装置、現金収納装
置、バーコードリーダー等の各種機能を有する処理端末
装置を複数有している。ホスト装置は、ATM、、PO
S等の装置(以下本体装置と呼ぶ)全体の動作を統一的
に制御する他、内蔵している上記各種処理端末装置の其
々の動作も制御する。具体的には、ホスト装置は、処理
端末装置へ制御コマンドその他のデータを送信すること
により処理端末装置の動作を制御する。本体装置内部に
設けられた各種処理端末装置の多くは、シリアルポート
(RS―232C)等を介してホスト装置に接続され、
ホスト装置と上記各種処理端末装置との間でコマンドや
処理用データ等が相互に転送される。
【0003】これらの装置間にはインタフェース装置が
設けられ、通信を制御するための制御線が用意されてい
る。例えば、データ端末レディ(DTR)信号によっ
て、処理端末装置側はデータの受信が可能な状態である
か否かをホスト装置に表明できるようになっている。ホ
スト装置側は、DTR信号がアクティブ(活性状態)に
なるとデータセットレディ(DSR)信号をアクティブ
とし、双方が動作可能な状態であることを確認した後に
データを送信する。これにより、データ通信におけるデ
ータの欠落を防止している。本明細書では、上述のよう
な処理端末装置を「通信端末装置」と呼ぶことにする。
【0004】例えば、ATM、POSシステム等に多用
されているプリンタにおいては、印字用紙のジャム等の
エラー状態又はカバーオープン等の種々の原因により、
受信バッファからのデータの取り出しが一時的に停止し
てしまうホールド状態(以下このような状態をオフライ
ンと称する)となる。オフライン状態になると、DTR
信号がインアクティブ(不活性状態)となり、通信端末
装置(プリンタ)がビジィー状態であることをホスト装
置に対して表明する。ホスト装置の汎用OSでは、この
ビジィー信号に応答して、DTR信号がアクティブとな
るまでデータの送信を一時停止するような制御を行う。
このようなオフライン状況が解消しDTR信号がアクテ
ィブになると、ホスト装置はデータの送信を開始して印
字等を再開する。その際、オフライン発生状況に応じた
適切な処置を行わないと、種々の問題が発生するおそれ
がある。
【0005】例えば、プリンタ側で用紙ジャム等のエラ
ーが起こるとDTR信号がインアクティブとなりデータ
転送の中止を要求する。その後、オペレータがエラーを
解除してプリンタをリセットすると、プリンタに受信さ
れたままで印刷がされていないデータが失われてしま
う。
【0006】このような事態は、例えば、ホスト装置の
ソフトウェアによって通信端末装置の状態(ステータ
ス)を検出することができれば、そのエラー状況に対応
した制御コマンドを送信することにより、回避すること
が可能である。しかしながら、ホスト装置によりこのよ
うな処理をするには、以下の点に対処する必要がある。 (1)汎用的なシリアルポートドライバやプリンタドラ
イバにおいては、DTR信号がインアクティブになると
ホスト装置からコマンドを転送することができない。 (2)仮にデータ送信ができたとしても、通信端末装
置、例えばプリンタにおいては、オフライン状態になっ
たらコマンド解析動作を停止する。そのため仮に通信端
末装置に制御コマンドを送信できたとしても通信端末装
置がそのコマンドを実行してくれない。上記(1)の問題
を解決するために、 受信バッファフルの時だけDTR信号をインアクテ
ィブにし、その他のオフライン状態では、DTR信号を
アクティブの状態に維持するようにする方法を採用して
いる通信端末装置が提案されている。
【0007】この通信端末装置によると、バッファフル
以外であれば、オフライン状態であってもホスト装置か
ら通信端末装置への制御コマンドの送信が可能となる。
上記(2)の問題を解決するために、 特別な制御コマンド(以下リアルタイムコマンドと
称す)を設けて、通信端末装置がリアルタイムコマンド
を受信したら直ちにそのコマンドを実行するようにし
て、オフライン状態でも特別の処理を実行できるようし
た通信端末装置が提案されている。その他に、上記
(1)、(2)の問題の双方を解決するため、 通信端末装置の状態が変化したときに、通信端末装
置がその変化したステータスを自動的にホスト装置側に
知らせる機能(オートステータスバック:以下ASBと
称する)を備えている通信端末装置も提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電源を
投入した時点において何らかの原因で通信端末装置が最
初からオフライン状態になっていたら、上述の技術、
、による通信端末装置であっても、ホスト装置から
適当な対応処理を実行させることが困難となることがあ
る。
【0009】例えば、上述の技術、を組み合せた通
信端末装置、すなわち、受信バッファフル以外ではDT
R信号をアクティブに保つようにしておき、リアルタイ
ムコマンドで特別の処理を実行可能にした通信端末装置
の場合について説明する。今、電源投入時にカバーオー
プン状態であったとする。この場合、ホスト装置は、リ
アルタイムコマンドを通信端末装置に送信して、通信端
末装置の現在のステータスをホスト装置に報告するよう
に指示することができる。これにより、ホスト装置は、
通信端末装置が現在カバーオプンであることが認識する
ことができる。
【0010】その後、ホスト装置は、カバーオ−プン状
態が解消した後に印字等の処理を再開するため、カバー
オプンが解消されたかどうかを確認するリアルタイムコ
マンドを頻繁に送信する。リアルタイムコマンドは、通
信端末装置に受信されたら直ちに実行されるが、実行後
に受信バッファに格納される。
【0011】一方、上述の通り、通信端末装置は、オフ
ライン状態の時には、受信バッファのコマンド解析を停
止している。従って、受信したリアルタイムコマンドは
順次受信バッファに溜めこまれていくことになる。この
ようにして、リアルタイムコマンドにより受信バッファ
が満杯になりバッファフルとなる。バッファフルになる
とプリンタはホスト装置にBUSYを表明するので、ホ
スト装置からリアルタイムコマンドを送信することもで
きなくなり、通信端末装置の制御ができなくなる。
【0012】また、上述の技術のASBの機能による
場合には以下のような課題がある。ASB機能は、電源
投入後にホスト装置から通常のコマンド(リアルタイム
コマンド以外のコマンド)によって当該機能を設定(活
性化)して始めて実行される機能である。従って、電源
投入時には活性化しておらず、必要があれば通常のコマ
ンドによりASB機能を設定する必要がある。しかし、
電源投入時から通信端末装置がオフライン状態のときに
は、ASBを設定するコマンドの解析は行われないため
に、ホスト装置からASB機能の設定ができず、ASB
機能を活用できない。
【0013】そこで本発明は、通信端末装置がその端末
装置の各部の状況(ステータス)をホスト装置に送信す
る機能を、電源投入時にホスト装置からの要求なしに自
動的に初期設定するようにした通信端末装置及びその初
期設定に係る制御方法並びにその制御方法を実現するプ
ログラムを記録したコンピュータで読み取り可能なプロ
グラム記録媒体を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願は、上記目的を達成
するため、下記の発明を提供するものである。
【0015】本発明の第一の態様にかかる通信端末装置
は、(a)ホスト装置との間でデータの通信を行うイン
ターフェイス手段と、(b)初期設定データを記憶する
記憶保持可能な記憶手段と、(c)設定により活性状態
となり、活性状態のときに所定の処理を自動的に実行し
てインタフェース手段を介してホスト装置に所定のデー
タ又は情報を送信するよう制御する自動報告制御手段
と、(d)記憶手段及び自動報告制御手段に接続されて
おり、通信端末装置の電源投入時に記憶手段から初期設
定データを読み出して、当該読み出した初期設定データ
に基づいて、自動報告制御手段を活性状態に設定する初
期設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】この態様によると、自動報告機能を初期設
定するための所定のデータ又は情報を記憶保持可能な記
憶手段に予め記憶させておくことにより、電源投入時の
初期設定動作で報告機能が活性状態にセットさる。従っ
て、ホスト装置からのコマンドの要求がなくても、通信
端末から自動的に所定の報告が送信される。これによ
り、オフライン状態であってもホスト装置は通信端末装
置の状態を知ることが可能となる。
【0017】本発明の第2の態様にかかる通信端末装置
は、自動報告制御手段は、所定のデータ又は情報を定期
的にホスト装置に送信する手段であることを特徴とす
る。この態様によると、ホスト装置はステータスの変化
にかかわらず定期的に通信端末からの情報を得ることが
できる。
【0018】本発明の第3の態様にかかる通信端末装置
は、自動報告制御手段が、通信端末装置の各種ステータ
スを前記ホスト装置に自動的に送信する手段であること
を特徴とする。この態様は、カバーオプン、紙ジャム等
のオフライン状態になるステータスのみならず、例え
ば、インクの残量、印字済み印字用紙の回収処理状況、
その他各種状況を報告可能にすることができることを明
確にしたものである。
【0019】本発明の第4の態様にかかる通信端末装置
は、自動報告制御手段は、各種のステータスが変化した
ときにホスト装置にそのステータスを送信する手段であ
ることを特徴とする。この態様による初期設定では、通
信端末装置のステータスが変化したときだけデータ送信
が行われるので、通信に伴なう負荷をホスト装置及び通
信端末装置の双方とも軽減できる。
【0020】本発明の第5の態様にかかる通信端末装置
は、通信端末装置はさらに、(e)ホスト装置から送信
された所定のコマンドにより、自動報告制御手段を活性
状態にする所定のデータ又は情報を記憶手段に記憶させ
る記憶制御手段を備えることを特徴とする。これによ
り、ホスト装置から極めた簡単に所定コマンドで初期設
定により活性化する機能を指定することができる。
【0021】本発明の第6の態様にかかる通信端末装置
は、記憶制御手段が、所定のコマンドに後続する受信デ
ータに基づいて所定のデータ又は情報を記憶手段に記憶
する手段であり、所定のコマンドに後続するデータによ
って活性状態にする報告処理を指定可能であることを特
徴とする。
【0022】本発明の第7の態様にかかる通信端末装置
は、記憶制御手段が、所定のコマンド受信時に記憶手段
に既に記憶している記憶内容と所定のコマンドに基づき
記憶すべきデータ又は情報とが同じである場合には記憶
手段への書き込み処理を行わないことを特徴とする。こ
の態様により、例えばフラッシュメモリー等の記憶手段
に無用の書き込みを行わないようにして、このような記
憶手段の劣化をできる限り少なくすることが可能とな
る。
【0023】本発明の第8の態様にかかる通信端末装置
の報告処理機能を初期設定する方法は、(a)通信端末
装置に電源が投入されたときに、記憶保持可能な記憶手
段から所定のデータ又は情報を読み出す工程と、(b)
記憶手段から読み出したデータ又は情報に基づいて、所
定の処理機能を活性状態に設定する工程と、(c)所定
の処理機能が活性状態に設定されているときに当該所定
の処理を自動的に実行して当該通信端末装置に接続され
ているホスト装置に所定のデータ又は情報を送信する工
程とを備えることを特徴とする。
【0024】本発明の第9の態様にかかる通信端末装置
の報告処理機能を初期設定する方法はさらに、(d)ホ
スト装置から送信されるコマンド及びデータを受信する
工程と、(e)ホスト装置から受信したコマンドを解析
する工程と、(f)解析したコマンドが所定のコマンド
である場合には、当該コマンドに後続する所定の受信デ
ータに基づき所定のデータ又は情報を記憶保持可能な記
憶手段に記憶させる工程とを備えることを特徴とする。
【0025】本発明の第10の態様にかかる通信端末装
置の報告処理機能を初期設定する方法は、工程(c)に
おいてホスト装置に送信されるデータまたは情報は前記
通信端末装置の各種ステータス情報であり、当該送信さ
れるステータス情報の種類は工程(d)において受信す
る所定のコマンド及び後続する所定のデータにより指定
されることを特徴とする。
【0026】本発明の第11の態様にかかる通信端末装
置の報告処理機能を初期設定する方法は、工程(f)に
おいて、記憶手段の記憶内容と所定のコマンドに基づき
記憶すべきデータ又は情報とが同じである場合には記憶
手段への書き込み処理を行わないことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施形態を詳細に説明する。本発明は、上述の通り、
各種通信端末装置に適用することができるものである
が、以下の実施形態では、ATM、POS、KIOSK
端末等に多用されており、ホスト装置とのデータ送受信
の量及びステータスの種類も多いプリンタ、特にPOS
システム用のプリンタを用いて説明する。
【0028】図1に、本発明に係る通信端末装置の例と
して、POSシステムに用いるプリンタの外形を示す。
本例のプリンタ10は、スリップ用紙19、ジャーナル
用紙18及びレシート用紙17を記録紙として印刷でき
るプリンタである。スリップ用紙19は不定形の伝票用
紙等の単票用紙であり、プリンタ10の手前のスリップ
用紙挿入口21から矢印19Aの方向に挿入すると、図
示されていない紙検出器がスリップ用紙を検出し、ケー
ス15内の紙搬送経路を通って印刷ヘッド1に導かれ
る。そして、印刷ヘッド1が左右の方向1Aに動いて印
刷が行われ、スリップ用紙19はさらに矢印19Bの方
向に搬送され、排出される。プリンタ10の印刷ヘッド
1は、ワイヤドットタイプのヘッドでも、サーマルヘッ
ドでもよい。
【0029】ジャーナル用紙18及びレシート用紙17
は共に連続用紙であり、本例のプリンタ10ではロール
紙の状態で供給されている。これらの連続用紙17、1
8は印刷ヘッド1に対してスリップ用紙19と反対の方
向からケース15内を通って印刷ヘッド1に導かれる。
レシート用紙17は領収書としての情報が印刷された
後、カッタ−ユニット14に導かれてカットされ顧客に
渡されるようになっている。
【0030】ジャーナル用紙18には店舗で保存すべき
所定の情報が印刷され、図示しない巻き取り装置に巻き
取られて保管される。それぞれのロール紙17及び18
の近傍には、ロール紙が残り少なくなったことを検出す
るニアエンド検出器20が設けられている。
【0031】ニアエンド検出器20はロール紙の側面に
接し、その外径に応じて矢印20Aの方向に揺動する検
出レバー20aと、この検出レバー20aによりオン又
はオフするスイッチ20bとを備えている。ロール紙が
終わりに近づいて外径が小さくなると検出レバー20a
が内側に揺動し、その結果、スイッチ20bがオフとな
ってロール紙の終わりが近いことを検出できる。
【0032】プリンタ10のケース15には、図示され
ていないカバーが装着されており、ロール紙17または
18を交換するなどの場合を除きカバーをケース15に
被せた状態で印刷が行われるようになっている。このた
め、カバーの開閉を検出するためのカバー検出器22が
ケース15に装着されており、カバーが開けられると自
動的にオフライン状態となって印刷機能を一時停止する
などの処理を行うようになっている。
【0033】図2を用いて本発明の第1の実施例を説明
する。図2は本発明の実施例の基本構成を説明するため
のPOSシステムの機能ブロック図である。ホスト装置
90は、POSシステム全体を制御するとともにPOS
システムに接続されている各種端末装置の動作を、相互
のデータ通信により制御する。本実施例では、説明を簡
潔にするためにプリンタ10のみを示している。
【0034】プリンタ10の制御は、ホスト装置90か
らプリンタ10に制御コマンド及び各種データを送信す
ることにより行われる。ホスト装置90には、汎用のパ
ーソナルコンピュータを用いることができる。ホスト装
置90はプリンタ10を制御するに当たり、プリンタ1
0の状況(ステータス)を確認する必要があるが、プリ
ンタ10はホスト装置90からの要求に応じて、そのス
テータスを送信することができる。
【0035】ホスト装置90とプリンタ10とは例え
ば、シリアル通信ポート(RS−232C)を介して接
続される。ホスト装置90から送信されたプリンタ制御
用コマンド等のデータは、プリンタ10のインタフェー
ス30を介して受信手段31により、受信される。受信
されたデータは受信バッファ32に格納(記憶)され
る。受信バッファ32に格納されたデータは、データ解
析部33により、格納された順番に解析される。
【0036】データ解析部33では、コマンドを解析
し、そのコマンドを実行する。例えば印字コマンドであ
れば、プリントバッファ35に印字データのセットアッ
プし、制御手段の制御により、印字機構36により印字
を行う。
【0037】今、解析されたコマンドが、「記憶保持可
能な記憶手段38に初期設定情報を記憶させるコマンド
(初期設定コマンドまたはステータスモニターコマンド
と称す)」であったとする。データ解析33により初期
設定コマンドであることが判明すると、記憶制御手段3
7が記憶手段38の所定のアドレスに初期設定コマンド
により指定された情報が設定される。初期設定コマンド
の形式は自由に決めることができる。記憶すべきデータ
は、コマンドに後続するデータにより指定することがで
きる。後続するデータは、パラメータであっても、記憶
手段38に記憶するデータそのものであってもよい。こ
のようにして、記憶手段38に初期設定データが記憶さ
れる。
【0038】記憶手段38は、プリンタ10の電源をオ
フしても記憶保持可能な記憶手段である。不揮発性の記
憶手段が好ましいが、内部の小電力源(電池等)により
記憶保持動作を行うものであっても、ディスク装置等で
あってもよい。
【0039】記憶手段38に記憶された初期設定データ
は、初期設定手段39により自動報告制御手段40を初
期設定する。初期設定動作は、制御手段34に入力され
る初期制御信号により開始される。初期設定信号は、電
源投入時には必ず出力されるように構成する他、リセッ
ト時に出力するように構成してもよい。
【0040】自動報告制御手段40は、エラー、カバー
オープン、用紙位置、インク残量、発行済み印字用紙の
処理状況等の種々の状況(ステータス)を各種検知部5
0〜56等により検出し、これらの各種ステータスを、
送信手段41により、インタフェース30を介して、ホ
スト装置90に送信する。自動報告制御手段40はこれ
らのステータスのうち、送信指定された(活性化され
た)ステータスのみをホスト装置90に送信する。
【0041】また、自動報告制御手段40がホスト装置
90にステータスデータを送信するタイミングは、所定
の時間間隔毎に定期的に報告するようにしてもよいし、
電源投入時及びステータスが変化したときにのみ報告す
るようにすることもできる。
【0042】尚、従来から行われているコマンドにより
設定可能なオートステータスバック(ASB)、オフラ
インレスポンス、発行済み用紙の結果送信、拡張AS
B、インクASB等の各種ステータス報告機能は、本発
明の初期設定コマンド及び初期設定動作により選択的に
設定することが可能である。本発明の明細書(特許請求
の範囲を含む)で使用する「ステータス」の語は、上述
の各種ステータス報告機能で報告されるステータスの全
てを含み、かつこれら以外であっても通信端末装置の状
況に関する情報は全て包含する意味で用いている。
【0043】ASBとは、所定のステータスを自動的に
ホスト装置90に送信する機能であり、オフラインレス
ポンスとはオフライン状態になったときに所定のステー
タスを自動的に報告する機能である。発行済み用紙の結
果送信とは既に発行済みの用紙が顧客に発行された(印
刷済みの用紙が取り除かれた)のか回収された(タイム
アウトによりプリンタが印刷済みの用紙を内部に引き込
んで格納した)のかを報告する機能であり、拡張ASB
とは前述のASB機能をさらに強化すべく拡張したもの
であり、インクASBとはインク残量をステータスとし
て自動的に報告するものである。
【0044】これら従来の自動報告機能は、それぞれに
対応する所定のコマンドによって設定して始めて活性状
態となり、その後は自動的にステータスの報告がされる
が、電源が切断されると全てクリアされてしまう。これ
に対し本発明は、ホスト装置90からのコマンドを受信
しなくとも、記憶保持可能な記憶手段38に記憶された
データに基づき、電源投入時に自動報告機能を初期設定
するものである。記憶手段38の記憶内容は、ホスト装
置90から初期設定コマンドを送信することにより書き
換えることが可能である。従って、プリンタ10が電源
投入時にエラー状態となっていたとしても、初期設定動
作により自動報告機能が活性状態に設定され、ホスト装
置90は、何らコマンドを送信することなくプリンタ1
0のステータスを知ることが可能となる。
【0045】図3を用いて初期設定動作を説明する。図
3は、電源を投入したときの自動報告機能の初期設定動
作を説明するためのフローチャートを示す。電源が投入
されると、初期設定信号が制御部34に入力される。こ
れにより初期設定手段38が起動されて、ステップ(以
下Sと略す)101において、記憶手段38から初期設
定情報が読み出される。
【0046】読み出した初期設定情報105の例を図3
のフローチャートの左側に示している。この例では、初
期設定情報105が4ビットで構成されており、ビット
1が用紙処理状況ステータス、ビット2がインク残量ス
テータス、ビット3が拡張ASB、ビット4がASBを
指定しているものとする。
【0047】今、初期設定データが存在し、ビット2と
4のみが、オンであるのであるので、自動報告制御手段
40のインク残量ステータスと、ASBの報告機能を活
性状態にする(S102、103)。これにより、指定
された自動報告機能が電源投入と同時に活性化される。
【0048】図4を用いて初期設定情報を記憶手段38
に記憶させる動作を説明する。図4は、ホスト装置90
から初期設定コマンドを受信した場合の初期設定情報の
記憶動作処理を説明するためのフローチャートである。
ホスト装置90から受信したデータは、受信バッファ3
2に格納される。その後格納順にデータ解析33により
解析される(S110)。
【0049】解析の結果、初期設定コマンドでなければ
(S111)、そのコマンドを実行し(S116)、コ
マンドの実行が終了すると次のデータ解析に移る(S1
17、S110)。
【0050】解析の結果、初期設定コマンドであれば
(S111)、記憶手段38の初期設定情報を読み出す
(S112)。その結果、既に記憶している初期設定情
報と初期設定コマンドにより記憶しようとする初期設定
情報が同一の場合には書き込みは行わず(S113)、
同一でなければ記憶手段38への書き込みを行う(S1
14)。書き込みが終了すると、初期設定動作を終了す
る(S115)。
【0051】ここで、記憶手段38に記憶済みの初期設
定情報を読み出して、同一かどうかを比較するのは、フ
ラッシュメモリなどでは無用の書き換えをできるだけ抑
制して、メモリ装置が劣化しないようにするものであ
る。しかし、このような確認動作は行わないようにする
ことも可能である。
【0052】図5は、図2に示す第1の実施例の各制御
手段を中央制御装置(CPU)60及びROM61、R
AM62により実現する場合の概略構成を示す機能ブロ
ック図である。
【0053】印字ヘッド64、モータ類65及びプラン
ジャ類66並びにこれらを駆動する印字機構駆動回路6
3は、印字用紙の搬送、印字、切断等の物理的動作を伴
なう印字機構36を構成している。CPU60には、エ
ラー検出器50、カバーオプン検出器51、用紙検出器
52、周辺機器状態検出器53、インク残量検出器5
4、発行済用紙処理状態検出器55、その他の検出器5
6等が接続されている。これらの検出器は、カッタエラ
ー、紙ジャム等のエラー状態、カバーオプン、インク残
量、用紙位置等を検出し、検出結果はCPU60に入力
される。
【0054】ROM61には前述した各機能を実現する
ためのプログラム及びデータを記憶しており、CPU6
0がこれを読み出し実行することにより、前述の各種機
能を実現する。
【0055】図6を用いて発明の第2の実施例を説明す
る。図6は、パーソナルコンピュータ(PC)90をホ
スト装置側とし、本例のプリンタ10を通信端末として
構成したPOSシステムの他の例を示している。
【0056】このPOSシステムにおいても、ホスト装
置90のシリアル通信ポート(RS−232C)ドライ
バ94を介してプリンタ10に接続されている。POS
システムにおいては、この他、カスタマディスプレイ、
キャッシュドロワ、スキャナ等がホスト装置90に接続
され、ホスト装置90から選択されている場合にのみ、
受信したコマンド及びデータの処理を行う。本実施例に
おいては、説明をわかりやすくするため、カスタマディ
スプレイ等は図示しない。
【0057】本実施例のホスト装置90のオペレーティ
ングシステム(OS)91は、ホスト装置90を構成し
ているキーボードやディスプレイ等の基本的な機器を制
御する基本OS92、POS用のOS93、及びシリア
ル通信ポートドライバ94とを備えている。このOS9
1の制御の下、キーボード等を制御するアプリケーショ
ンソフトウェア95と、POS用アプリケーションソフ
トウェア96とが動作する。POS用のOS93は、プ
リンタ10の他、カスタマディスプレイ及びキャッシュ
ドロワ等の通信端末装置を制御する通信端末用OS97
と、各種ドライバ98を備えている。
【0058】ホスト装置90の表計算その他のアプリケ
ーションソフト95は基本OS92の制御の下で動作
し、POS用アプリケーションソフトウェア97はPO
S用OS93の制御の下で動作する。また、プリンタ1
0その他通信端末装置との間のデータの送受信は、PO
S用OS93、すなわち通信端末用OS97及び各種ド
ライバ98の制御の下、シリアル通信ポートドライバ9
4を介して行われる。
【0059】プリンタ10においては、インタフェース
30がデータを受信すると割り込みが発生し、データ受
信手段31がインタフェース30からデータを取り出
す。インタフェース30から取り出されたデータは同一
の割り込み処理の中でリアルタイムデータ解析手段70
を経由して受信バッファ32に格納される。リアルタイ
ムデータ解析手段70では、データ受信手段31から送
られたデータの中に含まれたリアルタイムコマンドを認
識すると、そのコマンドに応じて所定の処理を行う。
【0060】リアルタイムデータ解析手段70を通って
受信バッファ32に格納されたデータは、データ解析手
段33によって格納された順番に取り出され、解析され
る。そして、制御コマンドであれば、制御手段(制御回
路)34によってそのコマンドに従った実行の準備のた
めの処理が行われ、印刷データであればプリントバッフ
ァ35にそのデータが印字できる状態のデータとして格
納される。
【0061】データ解析部38で解析されたデータが、
記憶保持可能な記憶手段37に初期設定情報を記憶させ
るコマンド(初期設定コマンド)であったとする。デー
タ解析38により初期設定コマンドであることが判明す
ると、記憶制御手段37により初期設定情報記憶手段3
8の所定のアドレスに初期設定コマンドで指定された情
報が設定される。初期設定コマンドの形式は自由に決め
ることができる。記憶すべきデータは、コマンドに後続
するデータによって指定することができる。後続するデ
ータは、パラメータであっても、初期設定情報記憶手段
38に記憶するデータそのものであってもよい。このよ
うにして、初期設定情報記憶手段38のデータが記憶さ
れる。
【0062】初期設定情報記憶手段38は、実施例1と
同様に、プリンタ10の電源をオフしても記憶保持可能
な記憶手段である。不揮発性の記憶手段が好ましいが、
内部の小電力源(電池等)により記憶保持動作を行うも
のであっても、ディスク装置等であってもよい。
【0063】記憶手段38に記憶された初期設定データ
は、初期設定手段39によりステータス送信選択手段7
1を初期設定する。初期設定動作は、制御手段34に入
力される初期制御信号により開始される。初期設定信号
は、電源投入時には必ず出力されるように構成する他、
リセット時に出力するように構成してもよい。
【0064】初期設定によって、ステータス送信選択手
段71に、ホスト装置90に送信されるべきステータス
の種類が、ビット・フラグ等により指定される。検知部
50〜56及び77等が所定のエラー状態等を検知する
と、その検知状態を、ステータス生成手段72及び制御
手段34に通知する。
【0065】ステータスデータ生成手段72は、検知部
50〜56及び77等の検知状態に応じて、各種ステー
タスを生成する。ステータスデータ生成手段72は、ス
テータス送信選択手段71の制御により、ステータスの
自動送信が設定されているステータスをステータスデー
タ比較手段73に出力する。
【0066】例えば、受信バッファ32が満杯に近い状
態であったり、単票用紙設定待ちの状態であると、その
状況(ステータス)が制御手段34及びステータスデー
タ生成手段72に伝達される。また、プリンタ機構36
の状態、例えば、カバーが開放されてデータ処理が一時
的に中止されたオフライン状態、紙ジャム等のエラー状
態、あるいはロール紙のニアエンド検出などが発生する
と、制御手段34及びステータスデータ生成手段72に
伝達される。一方、ステータス送信選択手段71には、
電源投入時の初期設定又はその後のコマンドにより、ど
のようなステータスをホスト装置90に自動的に送信す
るべきかがセットされる。例えば、インクの残量が所定
の量以下になった場合に、ホスト装置にステータスを送
信するようにセットすることも可能である。
【0067】ステータスデータ生成手段72において検
知部51等からの検知信号によって生成されたステータ
スは、ステータス送信選択手段71の制御の下、ステー
タスデータ比較手段73に出力される。ステータスデー
タ比較手段73では、ステータスデータ保持手段74に
記憶しているステータスデータと、今回のステータスと
を比較する。ステータスデータ保持手段74には、前回
ホスト装置90に送信したステータスデータが記憶され
ている。前回送付したステータスと今回のステータスと
が同じであれば、ステータスデータ比較手段73は、そ
のステータスはホスト装置90に送信しない。このよう
に無駄な送信をしないことにより、ホスト装置90との
データ通信に伴なう負荷を少なくしている。
【0068】ステータスを自動的に送信するタイミング
は、定期的に送信するように設定することも、ステータ
スに変化があったときにのみ送信するように設定するこ
ともできる。
【0069】ステータスデータ比較手段73から送信さ
れるステータスデータは、データ送信手段41を介して
プリンタインタフェース30に供給され、ホスト装置9
0の側のシリアル(RS−232C)ポートドライバ9
4に送られる。そして、プリンタドライバ等を備えたP
OS用OS93を介してアプリケーションソフト96に
伝達され、アプリケーションソフト96がプリンタ10
の現況に適した処理を選択してプリンタ10に指示でき
るようになっている。
【0070】このように、プリンタ10のステータスを
ホスト装置90に自動的送信する機能を設けておくこと
により、印字機構やプリンタ10の状況の変化を自動的
にアプリケーション96側に伝達できるので、アプリケ
ーション96側でプリンタ10の全体の現況を把握する
ことができる。又、状況が変化したときだけステータス
データを送信するように設定すると、無駄な通信が抑制
されるため、ステータスデータの送受信に係わるホスト
装置90及びプリンタ10の処理負荷を双方とも軽減す
ることができ、スループットを向上することができる。
【0071】受信バッファ32が満杯であることを示す
ステータス(バッファフルステータス)、印字機構36
のエラー要因(エラーステータス)およびオフライン要
因(オフライン要因ステータス)は、ステータスデータ
生成手段72を介して又は直接(図示せず)ビジィー要
因選択部75にも供給される。バッファフル、エラーあ
るいはオフラインのいずれかの要因が検出されると、ビ
ジィー設定部75はインタフェース30に対してビジィ
ー信号を出力して、ホスト装置90にデータの送信を禁
止すべき旨を伝える。これにより、プリンタ10の動作
停止時にホスト装置90から送信されたデータが、プリ
ンタ10側の受信バッファ32に格納できずに欠落する
のを防止している。
【0072】すなわち、RS−232Cにおいては、ビ
ジィー信号の機能を果たすためにDTR信号が用意され
ており、ホスト装置90側のシリアル(RS−232
C)ポートドライバ94あるいはプリンタドライバ98
は、DTR信号がアクティブのときのみデータ送信を行
い、プリンタ10がビジィー状態となってDTR信号が
インアクティブになるとデータの送信を停止するように
なっている。
【0073】ニアエンド検出などの所定のステータスが
変化してステータスデータが送信されると、アプリケー
ション97からプリンタ10にステータスを確認するコ
マンド、又はさらに詳細なステータスを要求するコマン
ドを出力するよう構成することができる。通常、プリン
タ10で受信したデータは、受信した順番に順次受信バ
ッファ32に蓄えられ、その格納順にデータ解析及びそ
の処理が行われる。そのため、先行するデータが大量に
蓄積されていると、必要なコマンド処理の開始までに非
常に時間がかかる場合がある。
【0074】このような場合にリアルタイムコマンドを
使用すると、受信バッファ32に転送する前にリアルタ
イムデータ解析手段70で解析され処理されるため、こ
のようにコマンド解析及び実行が遅延することを防止す
ることができる。リアルタイムコマンドでは、受信バッ
ファ32において処理を待っているデータ又はコマンド
の順番には関係なくそのコマンドが実行されるので、ホ
スト装置90のアプリケーションはプリンタ10から即
座にステータスなどの情報を得ること及び所定の処理を
実行させることができ、エラー要因の解除などフレキシ
ブルな処理が可能となる。
【0075】しかし、一般的なプリンタでは、エラーが
発生した場合又はオフライン状態になると、ビジィー要
因選択手段75においてプリンタがビジィー状態で動作
不能であると判断する。このため、ビジィー設定手段7
6においてDTR信号をインアクティブにする。ホスト
装置側のOS91は、これを受けてプリンタ10に対す
るデータの転送を中止する。従って、ホスト装置のアプ
リケーション96がリアルタイムコマンドを送信しよう
としてもそれがOS91によって禁止されてしまい、プ
リンタ10へのコマンドの送信ができない。
【0076】このように、アプリケーション96がリア
ルタイムコマンドを使用する機能を備えており、プリン
タ10がリアルタイムコマンドを解析実行する機能を有
していてもビジィー信号が出力されると、リアルタイム
コマンドの実質的な機能が制限されることになる。
【0077】そこで、ビジィー要因選択手段75でビジ
ィー信号を出力する要因を選択できるようにしておき、
バッファフル等の重大な問題が発生する恐れがあるとき
のみ、ビジィーにするようにすることができる。
【0078】図7に、ホスト装置90のPOSアプリケ
ーション97で使用する、プリンタ10の状況を監視す
るための監視画面の一例を示す。プリンタ10など通信
端末を状況を監視することをステータスモニターと呼
ぶ。図7のようなステータスモニター画面120によ
り、ホスト装置90ではプリンタ10などの通信端末の
状況を常時知ることが可能である。画面120の最上段
は、本画面がステータスモニター画面であることを示し
ており、その下には使用しているドライバーの名前が表
示される。
【0079】ステータスモニター画面120は、機能部
分が9区画に分かれており、121で表される区画部分
は、画面120を他の画面に切り換ええたり、プリンタ
10に各種の命令を与える機能である。前述のオートス
テータスバック機能の設定又は解除もこの画面から指定
できる。
【0080】その他の表示区画は、プリンタインフォメ
ーション122、ペーパーセンサーインフォメーション
123、プリンタ情報124、スペシャルID125、
オンラインコード情報126、シートコントロール12
7、メンテナンスカウンター128、プリントチェック
129等が確認可能となっている。
【0081】例えば、プリントインフォメーション12
2では、エラー等プリンタ10の全体の状況が把握でき
るようになっている。今、オフラインにマークがあり、
オフライン状況であることがわかる。ペーパーセンサー
インフォメーション123では、印字用紙の状況がすぐ
にわかるようになっている。その他、メンテナンスに関
する情報、プリント状況に関する状況等も、この画面1
20から把握することができる。
【0082】本画面120は、プリンタ10用の画面で
あるので、他の通信端末装置の場合には、その機能に応
じて、別の画面となる。さらに、このような画面は、種
々の表示方法が自由に作成できる。
【0083】以上説明した第2の実施例の制御関連の機
能も、第1の実施例と同様に、図3に示すCPU60、
ROM61、RAM62等を用いて実現することも可能
である。このような場合において、第1第2の実施例の
各制御の方法をROM、CD‐ROM、FD、デジタル
ディスク、半導体メモリー等のコンピュータで読み取り
可能な記録媒体に記録しておき、それをCPU40で読
み取らせて、ロードモジュールを作成することもでき
る。また、記録媒体にロードモジュールの形で記憶させ
ておき、それを直接読み取らせて動作させること、又は
コピーして動作させることも可能である。
【0084】尚、本実施例では、通信端末装置としてP
OSシステムのプリンタを用いて説明したが、当業者か
ら明らかな通り、このようなプリンタに限らず、例えば
ATM、CD、KIOSK端末装置等に使用される各種
端末装置であって、ホスト装置からデータを送信するこ
とによりその動作を制御する通信端末装置は、本発明の
想定する適用範囲である。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、通
信端末装置がその端末装置の各部の状況(ステータス)
をホスト装置に自動的に送信する機能を、電源投入時に
初期設定するようにした。これにより、電源投入時に通
信端末装置がオフライン状態であっても、自動的にステ
ータスをホスト装置に送信させることができるようにな
った。また、ホスト装置からコマンドにより初期設定が
できるため、簡単かつ迅速な設定が可能となった。その
ため、特定の期間だけ特定のステータスを初期設定し、
その後は解除する等木目細かい処理が可能であり、ホス
ト装置側のアプリケーションによる制御の自由度が大幅
に向上するという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信端末装置の例として、POS
システムに用いるプリンタの外形を示す図である。
【図2】図2は本発明の実施例の基本構成を説明するた
めのPOSシステムの機能ブロック図である。
【図3】電源を投入したときの自動報告機能の初期設定
動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】ホスト装置から初期設定コマンドを受信した場
合の初期設定情報の記憶動作処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図5】第1の実施例の各制御手段を中央制御装置(C
PU)60及びROM61、RAM62により実現する
場合の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図6】パーソナルコンピュータ(PC)90をホスト
装置側とし、本例のプリンタ10を通信端末として構成
したPOSシステムの他の例を示す図である。
【図7】ホスト装置90のPOSアプリケーション97
で使用する、プリンタ10の状況を監視するための監視
画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 10 プリンタ 17 レシート用紙 18 ジャーナル紙 19 スリップ用紙 30 インタフェース 31 受信手段 32 受信バッファ 33 データ解析手段 34 制御手段 35 プリントバッファ 36 印字機構 37 記憶制御手段 38 初期設定情報記憶手段 39 初期設定手段 40 自動報告制御手段 41 送信手段 90 ホスト装置(PC) 91 ホスト装置のオペレーティングシステム(OS) 92 ホスト装置の基本的な機器を制御する基本OS 93 POS用のOS 94 シリアルポートドライバ 95 ホスト装置用アプリケーションソフトウェア 96 POS用アプリケーションソフトウェア 97 POS制御用OS 98 POS端末用ドライバ 105 初期設定データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07G 1/12 331 G06F 1/00 334B 9A001 Fターム(参考) 2C061 AQ01 AQ04 AS02 AS06 HK06 HK11 HN15 HN21 HN27 HP08 HQ20 HV09 HV10 3E042 CB01 CB02 EA01 EA06 5B011 EB08 MB11 5B021 BB01 DD20 MM01 NN00 5B054 AA01 BB01 CC04 9A001 BB03 BB04 CZ02 HH34 JJ61 JZ58 JZ64

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の手段を備えることを特徴とする通
    信端末装置。 (a)ホスト装置との間でデータの通信を行うインター
    フェイス手段と、(b)初期設定データを記憶する記憶
    保持可能な記憶手段と、(c)設定により活性状態とな
    り、活性状態のときに所定の処理を自動的に実行して前
    記インタフェース手段を介して前記ホスト装置に所定の
    データ又は情報を送信する自動報告制御手段と、(d)
    前記記憶手段及び前記自動報告制御手段に接続されてお
    り、前記通信端末装置の電源投入時に前記記憶手段から
    前記初期設定データを読み出して、当該読み出した初期
    設定データに基づいて、前記自動報告制御手段を活性状
    態に設定する初期設定手段。
  2. 【請求項2】 前記自動報告制御手段は、前記所定のデ
    ータ又は情報を定期的に前記ホスト装置に送信する手段
    であることを特徴とする請求項1に記載の通信端末装
    置。
  3. 【請求項3】 前記自動報告制御手段は、前記通信端末
    装置の各種ステータスを前記ホスト装置に自動的に送信
    する手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記自動報告制御手段は、前記各種のス
    テータスが変化したときに前記ホスト装置にそのステー
    タスを送信する手段であることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記通信端末装置はさらに、(e)前記
    ホスト装置から送信された所定のコマンドにより、前記
    自動報告制御手段を活性状態にする前記所定のデータ又
    は情報を前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段を備え
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の通信端末装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶制御手段は、前記所定のコマン
    ドに後続する受信データに基づいて前記所定のデータ又
    は情報を前記記憶手段に記憶する手段であり、前記所定
    のコマンドに後続するデータに基づいて活性状態にする
    前記自動報告制御手段の報告処理を指定可能であること
    を特徴とする請求項5に記載の通信端末装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶制御手段は、前記所定のコマン
    ドを受信時に既に前記記憶手段に記憶している内容と当
    該受信した所定のコマンドに基づき記憶すべきデータ又
    は情報とが同じである場合には前記記憶手段への書き込
    み処理を行わないことを特徴とする請求項6に記載の通
    信端末装置。
  8. 【請求項8】 以下の工程を備えることを特徴とする通
    信端末装置の制御方法。 (a)通信端末装置に電源が投入されたときに、記憶保
    持可能な記憶手段から所定のデータ又は情報を読み出す
    工程と、(b)前記記憶手段から読み出したデータ又は
    情報に基づいて、所定の処理機能を活性状態に設定する
    工程と、(c)前記所定の処理機能が活性状態に設定さ
    れているときに当該所定の処理を自動的に実行して当該
    通信端末装置に接続されているホスト装置に所定のデー
    タ又は情報を送信する工程。
  9. 【請求項9】 さらに、(d)前記ホスト装置から送信
    されるコマンド及びデータを受信する工程と、(e)前
    記ホスト装置から受信した前記コマンドを解析する工程
    と、(f)前記解析したコマンドが所定のコマンドであ
    る場合には、当該コマンドに後続する所定の受信データ
    に基づき所定のデータ又は情報を前記記憶保持可能な記
    憶手段に記憶させる工程と、を備えることを特徴とする
    請求項8に記載の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記工程(c)において前記ホスト装
    置に送信されるデータまたは情報は前記通信端末装置の
    各種ステータス情報であり、当該送信される前記ステー
    タス情報の種類は前記工程(d)において受信する前記
    所定のコマンド及び前記後続する所定のデータにより指
    定されることを特徴とする請求項9に記載の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記工程(f)において、前記記憶手
    段の記憶内容と前記所定のコマンドに基づき記憶すべき
    データ又は情報とが同じである場合には前記記憶手段へ
    の書き込み処理を行わないことを特徴とする請求項9又
    は10に記載の制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項8から11のいずれか1項に記
    載の制御方法の各工程を実現するプログラムを記録した
    コンピュータで読み取り可能な情報記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記記録媒体は、コンパクト・ディス
    ク、フロッピー(登録商標)・ディスク、ハードディス
    ク、光磁気ディスク、ディジタル・ビデオ・ディスク、
    磁気テープ、半導体メモリー及びメモリー装置を含むこ
    とを特徴とする請求項12のプログラムを記録した情報
    記録媒体。
JP2000095705A 1999-10-29 2000-03-30 通信端末装置、その制御方法及びその記録媒体 Pending JP2001282394A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000095705A JP2001282394A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 通信端末装置、その制御方法及びその記録媒体
US09/796,065 US6886050B2 (en) 1999-10-29 2001-02-27 Method for controlling a communication terminal device and rewritable storage medium having initialization setting data

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000095705A JP2001282394A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 通信端末装置、その制御方法及びその記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001282394A true JP2001282394A (ja) 2001-10-12

Family

ID=18610569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000095705A Pending JP2001282394A (ja) 1999-10-29 2000-03-30 通信端末装置、その制御方法及びその記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001282394A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005271356A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Fuji Xerox Co Ltd 制御システム及びこれに用いる被制御装置並びに制御装置
JP2006051635A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Fuji Xerox Co Ltd 印刷制御装置および方法およびプログラム
JP2014160484A (ja) * 2014-04-03 2014-09-04 Seiko Epson Corp コントローラーの制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005271356A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Fuji Xerox Co Ltd 制御システム及びこれに用いる被制御装置並びに制御装置
JP2006051635A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Fuji Xerox Co Ltd 印刷制御装置および方法およびプログラム
JP4604605B2 (ja) * 2004-08-10 2011-01-05 富士ゼロックス株式会社 印刷制御装置および方法およびプログラム
JP2014160484A (ja) * 2014-04-03 2014-09-04 Seiko Epson Corp コントローラーの制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5594653A (en) Printing apparatus, a control method therefor, and a data processing apparatus using said printing apparatus
KR100255889B1 (ko) 통신 단말 및 그 제어방법
US5800081A (en) Printing apparatus and a control method therefor
US7869063B2 (en) Printing apparatus, printer control method, printer control program, and printing system
US6205363B1 (en) Printer and control method for obtaining printer status
US7503712B2 (en) Printing apparatus for selecting the appropriate error state mode according to the application type and user desired print results
EP0834828B1 (en) Hybrid printer equipped with a plurality of printing mechanisms and method of controlling it
CN100429611C (zh) 打印机和打印机控制方法
JP4924748B2 (ja) プリンタ、及び受信データの処理方法
US6886050B2 (en) Method for controlling a communication terminal device and rewritable storage medium having initialization setting data
KR100589818B1 (ko) 프린터의 제어 방법
JPH10333856A (ja) 通信端末およびその制御方法、並びに当該制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2001282394A (ja) 通信端末装置、その制御方法及びその記録媒体
JP2011068022A (ja) 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム
JP4865140B2 (ja) プリンタ、受信データの処理方法及びプログラム
JP3985135B2 (ja) 制御システムにおけるデバイス初期化方法、制御システム、コンピュータにデバイス初期化方法を実行させるためのプログラム、このプログラムを記録した記録媒体
JP3856341B2 (ja) インタフェース制御方式
JP3938123B2 (ja) データ処理端末及びその制御方法
JP3992022B2 (ja) プリンタの制御方法
JP2009073131A (ja) 印刷装置
JP2002178617A (ja) 印刷装置及びその制御方法並びに該印刷装置を用いた情報処理装置
JP2000168200A (ja) 印字装置、その動作履歴の通知方法及び記録媒体
JPH0930088A (ja) プリンタ装置及びその制御方法
JP2002200804A (ja) 印刷装置及びその制御方法並びに該印刷装置を用いた情報処理装置
JP2004062875A (ja) 印刷システム、印刷装置、及び印刷制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080620

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080924