JPH0932306A - 外壁タイルの補修方法 - Google Patents

外壁タイルの補修方法

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JPH0932306A
JPH0932306A JP21390095A JP21390095A JPH0932306A JP H0932306 A JPH0932306 A JP H0932306A JP 21390095 A JP21390095 A JP 21390095A JP 21390095 A JP21390095 A JP 21390095A JP H0932306 A JPH0932306 A JP H0932306A
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JP
Japan
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tile
tiles
repair
polymer cement
performance
Prior art date
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Application number
JP21390095A
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English (en)
Inventor
Akira Yoshida
晃 吉田
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NICHIEE YOSHIDA KK
Original Assignee
NICHIEE YOSHIDA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 劣化損傷し或いは剥落したタイルを在来通り
の状態に復元して同一仕上げすることを目的とする。 【構成】 劣化損傷したり剥落したタイルをポリマーセ
メントモルタルで成形し在来タイルの色調に合わせたポ
リマー混合顔料を添加又は塗布して着色した後艶又は艶
消しの性能を有する合成樹脂防水材を塗工してタイルを
復元させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート建物に
施工した外壁タイルの劣化損傷又は剥落したタイルの復
元に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来劣化損傷又は剥落したタイルを補修
するには、類似したタイルを探してその損傷箇所に貼り
つけていたが、タイルは窯で焼成して製造するため同一
タイルを入手することは殆ど不可能とも言うべく、かか
る実情から補修用タイルは自ら在来タイルとは異なった
ものとなって補修箇所が目立ち外壁タイルの意匠性を著
しく低下させていた。
【0003】外壁タイルに生じたひび割れの補修方法は
防水をかねてシーリング材をその表面に充填シールす
る。そのためタイルの表面はひび割れがより歴然となっ
て美観を損なうだけでなく財産的価値をも減少させてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように外壁タイル
の補修は、在来タイルと同一な仕上げとならず異和感の
ある仕上げとなっているのは、元来タイルには陶器質、
せっき質、磁気質などのものがあり、吸水性の違いと艶
のあるもの、艷消しのものがあるなど多種多様な性質を
異にしており、本発明ではこれをポリマーセメントモル
タルで成形し耐久性のあるタイルとし、異和感のあった
従来のタイル補修を全く同一の意匠性のあるものに仕上
げ耐久性を付与したタイルとして復元せしめんとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の現状に鑑み、本発
明は意匠性を著しく低下した従来の外壁タイルの補修方
法を根本から脱却して全く同一視されるタイルをポリマ
ーセメントモルタル、顔料と合成樹脂によって造成し、
外壁タイルの補修方法としての新規な成形手段を成立し
たものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は劣化損傷したタイル例え
ば欠け、ひび割れしたものや剥落欠損したものに対して
既往のタイルに合わせてポリマーセメントモルタルで成
形するものとし、ひび割れについては尓後も環境作用を
受けてムーブメントに伴う応力が発生するため特公平4
−17268号公報記載に係るひび割れ補修方法を用い
補修した後に成形する。
【0007】上記のようにタイルは多種多様な性質を異
にするがポリマーセメントモルタルで簡単に成形でき、
しかもタイルとしての圧縮強度、付着力、吸水防止性は
充分付与することができる。
【0008】上記成形材に関しては社団法人建築研究振
興協会及び仕上げ技術研究会による試験結果を引用する
もので、図1は本願成形材の材齢と圧縮強度との関係を
示し、図中「NY−調合樹脂モルタル」の記載は本願出
願人が使用するポリマーセメントモルタルに対する商標
名である。(以下同様とする。)なお図中▲黒四角▼▲
●印は昭和60年〜平成元年の試験結果、□△印は平成
3年〜5年の結果である。
【0009】図2は付着力に関し引張り試験による付着
結果を示すもので(昭和60年4月〜昭和61年12月
試験結果)、建研式付着試験によった結果も下表の通り
で(平成3年8月〜平成5年4月試験結果)、NY−調
合樹脂モルタルの付着強度は、プレーンモルタル(川砂
モルタル)と比較して2倍以上の強度が得られたことが
確認される。
【0010】
【表1】
【0011】図3は吸水率の経時変化を示すもので、図
中▲黒四角▼▲●印は昭和60年〜61年の試験結果、
□△印は平成3年〜5年の試験結果である。NY−調合
樹脂モルタルの吸水率は材齢4週、13週ともプレーン
・モルタル(川砂モルタル)と比較して著しく小さいこ
とが認められた。
【0012】ポリマーセメントモルタルで成形した表面
には在来タイルの色調に合わせた顔料を添加又は塗布し
て在来の意匠性を同一とし、後に艶、半艶や艶消消しを
適宜透明合成樹脂塗材で塗工して更に表面に防水塗材を
塗工するもである。
【0013】成形、着色、透明合成樹脂塗材の塗工によ
って在来タイルとの異和感の排除、補修タイルの耐久性
が付与され、外壁タイルの損傷によって失われたタイル
の意匠性は回復され美観を取り戻すことができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は劣化損傷
したり剥落したタイルをポリマーセメントモルタルで成
形し、顔料の塗布により在来の色調を回復し、合成樹脂
を塗工して艶又は艶消しを行った後にタイル表面に防水
塗材を塗工することによって在来タイルとの同一性仕上
げが得られ、しかも耐久性、防水性の付与と美観の回復
によって建物としての意匠性及び財産的価値を高めるこ
とができ、施工も簡単でタイルの補修方法を改革し顕著
な効果を発揚するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明成形材の材齢と圧縮強度との関係図であ
る。
【図2】本発明成形材の付着強度を示すプレーンモルタ
ルとの比較図である
【図3】本発明成形材の経時吸水率を示すプレーンモル
タルとの比較図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】劣化損傷したり剥落したタイルをポリマー
    セメントモルタルで成形し、在来タイルの色調に合わせ
    たポリマー混合顔料を添加又は塗布して着色した後、艶
    又は艶消しの性能を有する合成樹脂防水材を塗工してタ
    イルを復元せしめることを特徴とした外壁タイルの補修
    方法
  2. 【請求項2】劣化損傷したり剥落したタイルを、ポリマ
    ーセメントモルタルで成形し、在来タイルの色調に合わ
    せたポリマー混合顔料を添加又は塗布して着色した後、
    浸透性吸水防止材を塗工し、更に艶又は艶消しの性能を
    有する合成樹脂防水材を塗布してタイルを復元せしめる
    ことを特徴とした請求項1記載の外壁タイルの補修方法
JP21390095A 1995-07-18 1995-07-18 外壁タイルの補修方法 Pending JPH0932306A (ja)

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