JP2876519B2 - コンクリート打放し状表面の防水仕上方法 - Google Patents

コンクリート打放し状表面の防水仕上方法

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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンクリート打放し状
表面の防水仕上方法及び防水仕上材に関するもので補修
工事に適するものである。例えばベニヤ板等の木材や鉄
等の金属或はガラス又は古タイル等より成る建造物の表
面や、軽量気泡コンクリート或はコンクリートブロック
等より成る建造物や、モルタル壁の表面をコンクリート
状の感触が得られるように仕上げたり、あるいはコンク
リート建築物自体の補修工事で簡単にコンクリート状の
感触が得られるようにコンクリート打放し状表面を形成
する場合における防水仕上方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この発明者はコンクリート打放し状表面
を形成する方法について特願平5−304554号を提
案した。この明細書には工事部分に白色セメント及び普
通セメントより成るセメントと、高分子エマルジョン
と、着色材と、水とを包含する混合した材料で仕上塗り
する段階と、着色材と、高分子エマルジョンと、水とを
包含する混合した材料を塗布して着色仕上する段階とを
包含することを特徴とするコンクリート打放し状表面を
形成する方法が示してある。更にその色を維持するため
にシーラーとして例えばアクリル系合成高分子エマルジ
ョンを塗布する。次に透水防止のためにフッソ樹脂を全
面に塗布したり、あるいは例えばセル建材工業株式会社
から市販されている主剤と硬化剤の割合が1:1の無黄
色アクリルウレタントップを150〜180g/m2
布して乾燥させる場合もある。このような従来の技術に
おいては補修工事の場合アクリル系の材料を使用するこ
とにより例えば工事を行なわなかった部分の境界部分が
ぬり肌色というコンクリートに水を掛けた状態と同じく
黒みがかった色になる欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
点を解決して工事を行なわなかった部分の境界部分がぬ
り肌色に成るのを防止出来るようにしたコンクリート打
放し状表面の防水仕上方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は工事部分に白
色セメント及び普通セメントより成るセメントと、高分
子エマルジョンと、着色材と、水とを包含する混合した
材料で仕上塗りする段階と、着色材と、高分子エマルジ
ョンと、水とを包含する混合した材料を塗布して着色仕
上する段階とを包含する方法であって、シラン系水性エ
マルジョンと、アクリル酸エステル系共重合エマルジョ
ンと、白色の顔料とを包含する材料を混合した防水仕上
材を塗布する段階を包含することを特徴とするコンクリ
ート打放し状表面の防水仕上方法を提供するものであ
る。
【0005】
【実施例】以下この発明の実施例について説明する。こ
こで使用する材料には高分子エマルジョンにセメント,
硅砂,及び例えば硝子繊維或はメチルセルロース等の特
殊添加材を混合した既調合モルタルがある。高分子エマ
ルジョンとしてはSBRラテックス,EVAエマルジョ
ン,アクリルエマルジョン,スチレン・アクリルエマル
ジョンの何れかを用いることができ、以下の説明の各場
合も同様である。
【0006】この方法を実施するためには最初に診断す
る必要があり、ひび割れ,表面の錆汁等の不良箇所を目
視したり又はハンマーの打診で調査し、必要箇所にマー
キングする。この診断の結果マーキングした部分があれ
ば手斫り等で完全に除去し、露出鉄筋の錆はワイヤーブ
ラシ等でケレンを行なって不良部分を全て除去する。こ
こでケレンとは削り取ることを意味するものである。
【0007】次に清掃を行なう必要があり、施行しよう
とする表面に付着しているレイタンス,ほこり,剥離剤
等を例えば高圧水やブラシ等で除去する。次に工事部分
に水分が吸収されないようにするため浸透性プライマー
を刷毛その他により薄く塗布し乾燥後次の工程に移る。
次に下地処理を施す。この下地処理では既調合モルタ
ル,高分子エマルジョン,及び水を混合した材料をロー
ラ又は刷毛で1mm程度塗布する。この場合の材料とし
ては合成ゴムラテックス混入パウダーペーストとしてセ
ル建材工業株式会社から市販されているものを使用する
ことも出来る。下地処理を施して乾燥後次の工程に移
る。
【0008】工事しようとする表面でモルタル或はコン
クリート等が落ちているような場合には補修する。大き
い補修の必要のある場所ではセメント,軽量骨材,例え
ばメチルセルロース等の化学のり,高分子エマルジョ
ン,及び水を混合した材料を塗布して補修したり、合成
ゴムラテックス混入の前記既調合モルタル又は軽量モル
タルで補修する。小さい補修の場所では下地処理と同じ
材料を塗布して補修する。クラック部分は寒冷紗で保護
する。
【0009】次に以上のような下地処理あるいはこれに
相当する処理を施した表面に中塗りを施す。この中塗り
では既調合モルタル又は軽量モルタルに合成ゴムラテッ
クスを混入して塗布する。3〜4日程度で乾燥し次工程
に移る。例えば軽量気泡コンクリートより成る工事部分
に適用する場合には以上の工程を省略することができ
る。次に上塗りを行なう。薄塗り用既調合モルタルに合
成ゴムラテックス及び水を混合した材料で1〜2mm程
度の厚さに塗布する。養生期間は1日で次の工程に移
る。また、この発明はベニヤ板,ボード等の表面にコン
クリート打ち放し状表面を形成する場合には適当な骨材
を有する樹脂モルタルを例えば1〜5mm程度等全面に
塗る。以上の範囲では従来補修工事等で用いられる公知
の材料を同様に用いるものである。
【0010】次に模様仕上を行なう。適当な割合にした
白色セメント及び普通セメントより成るセメント,高分
子エマルジョン,顔料より成る着色材,及び水を混合し
た材料により仕上塗りを行なう。顔料としては黒色,青
色,黄色,錆色,赤色を混合したり単独に用いることが
できる。養生期間は1日で次の工程に移る。次に顔料よ
り成る着色材,高分子エマルジョン,水を混合した材料
を塗布して着色仕上を行なう。顔料としては黒色,青
色,黄色,錆色,赤色を混合したり単独に用いることが
できるが、主として黒色を用いるものである。乾燥後次
工程に移る。
【0011】次に防水仕上材を全面に塗布する。この防
水仕上材はシラン系水性エマルジョンと、アクリル酸エ
ステル系共重合エマルジョンと、白色の顔料とを包含す
る混合したものである。例えばシラン系水性エマルジョ
ン,アクリル酸エステル系共重合エマルジョン,白色の
顔料の割合は72.8%,24.3%,2.9%とした
場合に良好な結果が得られた。しカルながら、この割合
は41.7%,41.7%,16.6%としても同様な
結果が期待できる。何れにしても白色の顔料は2〜20
%程度で十分であるが、シラン系水性エマルジョンとア
クリル酸エステル系共重合エマルジョンとの割合は大き
く変更することが出来る。アクリル酸エステル系共重合
エマルジョンにはつや消しのものとつや有りのもののい
ずれを用いてもよいが、つや消しの方がより良い結果が
得られた。このような処理により工事をした場合工事を
しなかった部分の境界部分がぬり肌色にならなくなっ
た。また、シラン系水性エマルジョンにより透水も防止
出来るものである。必要に応じ防水性を高めるためにこ
のような表面に更にフッソ樹脂を全面に塗布して乾燥さ
せてもよい。
【0012】
【発明の効果】この発明は前述したような防水仕上材を
使用するので補修工事を行なった場合工事を行わなかっ
た部分の境界部分がぬり肌色に成るのを防止出来て、部
分的な補修をする場合補修しない部分との区別がつかな
くなるという効果を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 14:06 14:42 24:38 14:36 24:42) 111:27

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工事部分に白色セメント及び普通セメン
    トより成るセメントと、高分子エマルジョンと、着色材
    と、水とを包含する混合した材料で仕上塗りする段階
    と、着色材と、高分子エマルジョンと、水とを包含する
    混合した材料を塗布して着色仕上する段階とを包含する
    方法であって、シラン系水性エマルジョンと、アクリル
    酸エステル系共重合エマルジョンと、白色の顔料とを包
    含する材料を混合した防水仕上材を塗布する段階を包含
    することを特徴とするコンクリート打放し状表面の防水
    仕上方法。
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