JPH09322798A - α−アミラーゼ活性の測定方法及び測定試薬 - Google Patents

α−アミラーゼ活性の測定方法及び測定試薬

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JPH09322798A
JPH09322798A JP8165091A JP16509196A JPH09322798A JP H09322798 A JPH09322798 A JP H09322798A JP 8165091 A JP8165091 A JP 8165091A JP 16509196 A JP16509196 A JP 16509196A JP H09322798 A JPH09322798 A JP H09322798A
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JP
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amylase
maltotrioside
aryl
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JP8165091A
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Shoichi Tokutake
昌一 徳武
Nobuyuki Yamatsugu
信幸 山次
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Original Assignee
Kikkoman Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 α−アミラーゼ活性を、精度よく、安全にか
つ短時間に効率的に測定する方法及びその測定試薬を提
供する。 【解決手段】 α−アミラーゼ含有試料に、次の一般式 【化1】 (式中のRは芳香族発色性基、Xはアジド基、ハロゲン
原子、N−モノアルキルカルバモイルオキシ基又はアリ
ール若しくはアルキルスルホニルオキシ基、YはN−モ
ノアルキルカルバモイルオキシ基、アリール若しくはア
ルキルスルホニルオキシ基、α−グルコシル基、α−マ
ルトシル基又は水酸基である)で表される非還元末端修
飾α−マルトトリオシド誘導体を基質として用い、酵素
活性剤としてアルカリ金属シアン酸塩を添加して酵素反
応を行わせ、遊離する芳香族発色化合物を定量してα−
アミラーゼ活性を測定する方法及びその測定試薬。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非還元末端修飾α
−マルトトリオシド誘導体を基質とし、酵素活性剤とし
てアルカリ金属シアン酸塩を添加して、α−アミラーゼ
活性を精度よく、かつ安全に測定する方法及び測定試薬
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】血清、尿、膵液、唾液などの体液を対象
とするヒトα−アミラーゼ活性の測定は、臨床診断上極
めて重要であり、特に急性や慢性の膵臓炎、膵臓ガン、
流行性耳下腺炎、肺炎、腎不全などの鑑別診断において
は、従来必須の測定項目となっている。このα−アミラ
ーゼ活性の測定方法については従来より種々の方法が知
られているが、近年、各種の芳香族発色性基を還元末端
に配糖体として有するマルトオリゴシド類(グルコース
の重合度が4〜7)の非還元末端が各種の置換基で修飾
された物質(ブロック体;共役酵素系に耐性すなわち安
定性を有する特徴を持つ)を基質として利用し、α−ア
ミラーゼにより切断した後、共役酵素系すなわちα−及
び/又はβ−グルコシダーゼやグルコアミラーゼを作用
させ、生成する発色性物質をそのまま、あるいは必要に
応じてpHを変化させたり、縮合させた後に比色定量す
る方法が、広く用いられるようになってきた(特開平7
−135998号、特開平6−9676号、特開平6−
46895号など参照)。
【0003】 ところで、前記の非還元末端が修飾され
たマルトオリゴシド類(グルコース重合度が4〜7)、
いわゆるブロック体それ自体は、共役酵素系において安
定性を示すが、ブロック体の製造・精製過程で非還元末
端グルコースが修飾されていないマルトオリゴシド類、
いわゆる非ブロック体と完全に分離することができなか
ったり、あるいはブロック体を長期間保存中に一部が分
解するなどして非ブロック体を生成するため、ブロック
体製品中に非ブロック体が微量含有されるのを免れ得な
い。この非ブロック体は、前記した共役酵素類が存在す
ると、加水分解を受けやすく、発色性化合物が生成す
る。そのため前記のようなブロック体を基質として用
い、前記共役酵素が共存する場合には、α−アミラーゼ
活性の測定時に、あるいは保存中に目的としない発色が
起こり、その結果ブランク値が上昇して相対的な感度が
低下するという欠点を有している。
【0004】 こうした問題を解決するために、基質に
α−マルトシド誘導体(グルコース重合度が2)やα−
マルトトリオシド誘導体(グルコース重合度が3)を用
い、共役酵素系を使用しない方法も用いられ、又は報告
されている(例えば「クリニカル・ケミストリー(Cl
in.Chem.)」第23巻、2279ページ(19
77年)、「クリニカル・ケミストリー(Clin.C
hem.)」第34巻、754ページ(1988年)、
特開昭63−183595号、特開平6−315399
号、特開平8−291号など)。しかしこれらの方法に
おいては、α−アミラーゼによる切断速度が極めて低い
こと、糖転移反応が起こるためにα−アミラーゼ水解反
応の一部しか測定できないこと、ヒトα−アミラーゼの
2種のアイソザイム(唾液腺由来及び膵臓由来)の切断
速度が異なるため、α−アミラーゼ活性の増減を正確に
知ることができないこと、などの欠点が指摘されてい
る。
【0005】 一方基質にα−マルトトリオシド誘導体
を用い、酵素活性化剤としてアジ化物を添加することに
より、ヒトα−アミラーゼの2種のアイソザイムの切断
速度比を調節できることが知られている(例えば特開昭
63−183595号参照)が、アジ化物又はアジ化水
素ガスは極めて毒性が強く、さらに爆発性を有するため
使用することが危険である。また、酵素活性剤としてチ
オシアン酸塩も知られているが、これはごく一部の基質
を使用したときのみに有効であり、一般的に利用されて
いない。またα−マルトトリオシド誘導体が非ブロック
体の場合には、α−グルコシダーゼなどのエキソ型の糖
化酵素類に加水分解されて発色するので、エキソ型の糖
化酵素類が共存するサンプルについては事実上、α−ア
ミラーゼ活性の正確な測定は不可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来用いら
れ、あるいは報告されている、α−アミラーゼ活性の測
定方法が有する前記した欠点を克服し、α−アミラーゼ
活性を精度よく、安全にかつ効率的に測定しうる方法を
提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために種々研究を重ねた結果、特定の非還元
末端修飾基をもつα−マルトトリオシド誘導体を基質に
用い、酵素活性剤としてアルカリ金属シアン酸塩を添加
すると、2種のヒトα−アミラーゼが速やかにかつ同じ
速度で、還元末端の発色性基のα−グルコシド結合を切
断することを見い出した。そして本発明者らは、該非還
元末端修飾α−マルトトリオシド誘導体を基質に用い、
酵素活性剤としてアルカリ金属シアン酸塩を添加してα
−アミラーゼ活性を測定すれば、従来用いられていた共
役酵素類を使用することなく、また糖転移反応も起こす
ことなく、生成した所定の発色性化合物をそのまま比色
などの定量系に、高感度、高正確度でかつ安全に導くこ
とができることを見い出し、この知見に基づいて本発明
を完成するに至った。すなわち本発明は、α−アミラー
ゼ含有試料に、一般式(3)
【0008】
【化3】
【0009】(式中のRは芳香族発色性基、Xはアジド
基、ハロゲン原子、N−モノアルキルカルバモイルオキ
シ基又はアリール若しくはアルキルスルホニルオキシ
基、YはN−モノアルキルカルバモイルオキシ基、アリ
ール若しくはアルキルスルホニルオキシ基、α−グルコ
シル基、α−マルトシル基又は水酸基である)で表され
る非還元末端修飾α−マルトトリオシド誘導体を基質と
して用い、酵素活性剤としてアルカリ金属シアン酸塩を
添加して酵素反応を行わせ、遊離する芳香族発色化合物
を定量することを特徴とする、α−アミラーゼ活性の測
定方法であり、また前記の非還元末端修飾α−マルトト
リオシド誘導体及び前記の酵素活性剤を有効成分として
含有する、ヒトα−アミラーゼ活性測定試薬である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
前記一般式(3)で表される非還元末端修飾α−マルト
トリオシド誘導体において、Xはアジド基、ハロゲン原
子、N−モノアルキルカルバモイルオキシ基又はアリー
ル若しくはアルキルスルホニルオキシ基、YはN−モノ
アルキルカルバモイルオキシ基、アリール若しくはアル
キルスルホニルオキシ基、α−グルコシル基、α−マル
トシル基又は水酸基である。X及びYのN−モノアルキ
ルカルバモイルオキシ基のアルキル部は、例えばメチル
基、エチル基、イソプロピル基、ブチル基、シクロヘキ
シルなどの直鎖状、分枝状又は環状のアルキル基であ
る。またX及びYのアリール若しくはアルキルスルホニ
ルオキシ基の例としては、メタンスルホニルオキシ基、
トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、トルエンスル
ホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、ナフタ
レンスルホニルオキシ基、4−フルオロベンゼンスルホ
ニルオキシ基などが挙げられる。なお前記一般式(3)
で表される非還元末端修飾α−マルトトリオシド誘導体
において、Yが水酸基でXに前記した修飾基を有する化
合物(すなわち6−O−モノ置換体)よりもX、Yとも
に前記した修飾基を有する化合物(すなわち4,6−ジ
置換体)の方がα−アミラーゼにより速く加水分解され
るため好適である。中でも特にX及びYの両方がN−モ
ノアルキルカルバモイルオキシ基であるもの又はXがト
ルエンスルホニルオキシ基、Yがα−グルコシル基であ
るものが、製造法が簡単であることからより好ましい。
【0011】 次に前記一般式(3)で表される非還元
末端修飾α−マルトトリオシド誘導体において、還元末
端グルコースの1位の水酸基に置換されるRの芳香族発
色性基としては、分光学的に検出できればどのようなも
のを用いてもよいが、例えば次の一般式(4)
【0012】
【化4】
【0013】(式中R1〜R5は水素原子、ハロゲン原
子、ニトロ基、アルキル基、アリール基、アリル基、ア
ミノ基、スルホン酸基、又はカルボキシル基であり、そ
れぞれ同一であってもよいし、また異なっていてもよ
く、又R1とR2、又はR2とR3が結合して、縮合芳香環
を形成してもよい)で表されるものが挙げられる。中で
も前記一般式(4)で表され、かつベンゼン環の4位が
ニトロ基で置換された4−ニトロフェニル=非還元末端
修飾α−マルトトリオシドは、遊離される4−ニトロフ
ェノールの分子吸光係数(ε)が大きいこと、合成原料
が入手しやすいことなどから好ましい。さらにそのなか
でも一般式(5)
【0014】
【化5】
【0015】(式中のWは水素原子、ハロゲン原子又は
ニトロ基である)で表される4−ニトロフェニル基の2
位がハロゲン原子やニトロ基などの電子吸引性基で置換
された、2−置換−4−ニトロフェニル=非還元末端修
飾α−マルトトリオシドは、前記した4−ニトロフェニ
ル誘導体の利点に加えて、遊離される2−置換−4−ニ
トロフェノールのpKa値が小さいことから、液性が中
性付近(例えばヒトα−アミラーゼの至適pHは7であ
る)においてもほぼ100%解離するため、高感度が得
られるという優位性を有している。
【0016】 したがって、前記一般式(3)で表され
る化合物としては、例えば2−クロロ−4−ニトロフェ
ニル=43,63−ジO−(N−イソプロピル)カルバモ
イル−α−マルトトリオシド、2−クロロ−4−ニトロ
フェニル=43,63−ジO−(N−エチル)カルバモイ
ル−α−マルトトリオシド、2−フルオロ−4−ニトロ
フェニル=63−ブロモ−63−デオキシ−α−マルトト
リオシド、2−クロロ−4−ニトロフェニル=63−O
−トシル−α−マルトテトラオシド、2−クロロ−4−
ニトロフェニル=63−アジド−63−デオキシ−α−マ
ルトテトラオシド、2−クロロ−4−ニトロフェニル=
3−O−(N−イソプロピル)カルバモイル−α−マ
ルトトリオシド、2−クロロ−4−ニトロフェニル=4
3,63−ジO−メタンスルホニル−α−マルトトリオシ
ド、2−クロロ−4−ニトロフェニル=63−デオキシ
−63−ヨード−α−マルトペンタオシド、2−クロロ
−4−ニトロフェニル=63−ブロモ−63−デオキシ−
α−マルテトラオシド、2,4−ジニトロフェニル=6
3−デオキシ−63−ヨード−α−マルトペンタオシドな
どが挙げられる。これらのうち、2−クロロ−4−ニト
ロフェニル=43,63−ジO−(N−イソプロピル)カ
ルバモイル−α−マルトトリオシド、2− クロロ−4
−ニトロフェニル=43,63−ジO−(N−エチル)カ
ルバモイル−α−マルトトリオシドが特に好ましい。な
お、前記において使用している記号の63−、43−など
は、マルトオリゴシドを構成するグルコース鎖の還元末
端側から3番めのグルコースの6位、4位水酸基の位置
が置換されていることを示す。
【0017】 本発明の前記一般式(3)で表される非
還元末端修飾α−マルトトリオシド誘導体を製造するた
めにはどのような方法を用いてもよいが、例えば次の方
法によって製造することが出来る。 (1) 前記一般式(3)において、Xがアジド基又は
ハロゲン原子、YがN−アルキルカルバモイルオキシ
基、アリール若しくはアルキルスルホニルオキシ基又は
水酸基である化合物を得る場合;例えば市販又は公知の
方法で得たα−マルトトリオシド誘導体に、テトラメト
キシメタンを作用させて非還元末端43,63−位OHを
ジメトキシメチリデン化した後、アセチル化し、得られ
た生成物のジメトキシメチリデン基を酢酸/水を作用さ
せて除去し、43,63−OH誘導体とする。続いてトシ
ルクロライドを作用させる選択的63−O−トシル化反
応を行う。63位のみを修飾する場合は43−O−アセチ
ル化反応を行い、43位も修飾する場合はN−アルキル
イソシアネートなどを作用させて43−O−(N−アル
キル)カルバモイル化反応又はアリール若しくはアルキ
ルスルホニルクロライドなどを作用させて43−O−ス
ルホニル化反応を行う。次いでアジ化ナトリウムなどを
作用させるアジド化反応(Xがアジド基の場合)、又は
ハロゲン化ナトリウムなどを作用させるハロゲン化反応
(Xがハロゲン原子の場合)を行って63−アジド又は
ハロゲノアセチルマルトオリゴ糖誘導体とした後、最後
に塩酸/メタノールなどを作用させて脱アセチル化反応
を行うことによって得られる(特開平5−32687
号、「カルボハイドレート・リサーチ(Carbohy
dr.Res.)」第51巻、第73〜84ページ(1
976年)、特開平5−1091号などを参照)。
【0018】(2)前記一般式(3)において、XがN
−アルキルカルバモイルオキシ基又はアリール若しくは
アルキルスルホニルオキシ基、YがN−アルキルカルバ
モイルオキシ基、アリール若しくはアルキルスルホニル
オキシ基、又は水酸基である化合物を得る場合;例えば
前記一般式(3)における43,63−OH誘導体に、N
−アルキルイソシアネートなど及び/又はアリール若し
くはアルキルスルホニルクロライドなどを同時に又は順
次に作用させて63−O−及び/又は43−O−置換反応
を行う。その際の反応試薬、反応温度、反応時間などの
反応条件及び精製法を適宜選択することにより、63
O−モノ置換体又は43,63−O−ジ置換体を得ること
が出来る。最後にこれらに脱アセチル化反応を行うこと
により得られる(特開平5−32687号、「プロテク
ティブグループス・イン・オーガニックシンセシス(P
rotective Groups in Organ
ic Synthesis)」、第16〜39ページ
(T.W.Greene著、1981年、JOHN W
ILEY & SONS、New York)、特開平
4−346994号参照)。
【0019】(3)前記一般式(3)において、Yがα
−グルコシル基又はα−マルトシル基である化合物を得
る場合;例えばまず市販又は公知の方法で得たモノ6−
O−置換サイクロデキストリン(モノ6−O−トシル−
α−サイクロデキストリンなどが好適である)にグルコ
ースもしくはマルトースの存在下サイクロデキスグルカ
ノトランスフェラーゼを作用させるか、グルコースの存
在下もしくはグルコースがない状態でサイクロデキスト
リナーゼを作用させてサイクロデキストリン環を開環さ
せる。次いで例えばヒト唾液腺由来などのα−アミラー
ゼを作用させると糖鎖長選択的な水解が起こり、63
O−置換マルトペンタオース又は63−O−置換マルト
テトラオースが得られる。これに公知の方法でα−配位
に芳香族発色性基を導入し、最後に脱アセチル化反応を
行うことによって得られる。
【0020】 本発明の酵素活性化剤であるアルカリ金
属シアン酸塩の例としては、シアン酸ナトリウム、シア
ン酸カリウム、シアン酸カルシウム、シアン酸マグネシ
ウムなどが挙げられ、その添加濃度は5.0mM〜1.
0M程度が用いられる。前記のうちシアン酸ナトリウム
は、水溶性が高く、安価でかつ分子量が小さいため重量
濃度が低く抑えられるので特に好ましく用いられる。
【0021】 α−アミラーゼ活性を測定するための有
利な系としては、例えば一般式(3)で表される非還元
末端修飾α−マルトトリオシド誘導体0.2〜20m
M、アルカリ金属シアン酸塩5.0mM〜100mM及
び緩衝液2〜300mMを含有するpH4〜7の系が挙
げられる。この系に用いられる緩衝剤としては例えばグ
ッド緩衝液、リン酸塩、酢酸塩、ホウ酸塩、クエン酸
塩、β−グリセロリン酸塩、ジメチルグルタル酸塩など
が挙げられる。このような系に、前記成分以外に、本発
明の目的をそこなわない範囲で、さらに必要に応じて慣
用の種々の添加成分、例えば溶解補助剤、安定化剤とし
て、グリセリン、牛血清アルブミン、α−又はβ−シク
ロデキストリン、トリトンX−100などを加えること
もでき、また追加的な酵素活性化剤として、NaCl、
MgCl2、Ca(CH3COO)2、CaCl2などの形
で用いられるCl-イオン、Ca2+イオン、Mg2+イオ
ンなどを加えてもよい。これらの添加成分は1種用いて
もよいし、2種以上組合せて用いてもよく、またそれら
を前記系調製の適当な段階で加えることができる。
【0022】 本発明の試薬は、乾燥物あるいは溶解し
た形で用いてもよいし、薄膜状の担体、例えばシート、
含浸性の紙などに含浸させて用いてもよい。このような
本発明の試薬を用いることにより、各種の試料中のα−
アミラーゼ活性を簡単な操作で正確に、かつ高感度で安
全に測定することができる。
【0023】 次に、本発明方法の好適な実施態様を説
明する。まず、α−アミラーゼを含む試料に、前記した
非還元末端修飾α−マルトトリオシド誘導体を0.2〜
20mM、好ましくは2.0〜10mM及びアルカリ金
属シアン酸塩5.0mM〜100mM、好ましくは10
mM〜50mMを前記した緩衝剤とともに添加した後、
温度25〜45℃好ましくは35〜40℃、pH4〜
7、好ましくは5〜6の条件下で少なくとも1分間、好
ましくは2〜10分間酵素反応させ、生成した発色性化
合物を常法に従いそのままであるいは必要に応じpHを
調整したのち又は縮合反応を行ったのちに、適当な吸光
波長で連続的に又は断続的に吸光度変化量を測定し、あ
らかじめ測定したα−アミラーゼ標品の吸光度変化量と
対比させて試料中のα−アミラーゼ活性を算出する。ま
た芳香族発色性化合物の分子吸光係数から算出すること
もできる。
【0024】 本発明に用いられるα−アミラーゼ含有
試料については、α−アミラーゼ活性を含有するもので
あれば特に制限はないが、例えばヒトの体液や組織及び
それらの抽出液などを用いることができる。
【0025】
【実施例】以下に参考例及び実施例を示し、さらに具体
的に説明するが、本発明は、これらの例に限定されるも
のではない。なお各例中の高速液体高速液体クロマトグ
ラフィは、YMC社製ODSAQ−312カラム(6.
0mmID×150mm)(以下、「ODS」と略す)
を用いた。またクロマトグラフィの溶離液はアセトニト
リル/水(v/v)の混合液を用い、流速は1.0ml
/分で行った。以下の例中には用いたカラム、検出法、
溶離液の混合比及びリテンションタイム(tR)を示
す。また例中の比旋光度は25℃においてナトリウムの
D線で測定した値である。
【0026】参考例 (2−クロロ−4−ニトロフェニ
ル=43,63−ジO−(N−イソプロピル)カルバモイ
ル−α−マルトトリオシドの製造方法) 市販の2−クロロ−4−ニトロフェニル=α−マルトト
リオシド10.0g(15.2mmol)を無水DMF
20mlに溶解し、テトラメトキシメタン10.0ml
(75.4mmol)、及びアンバーリスト(15E)
5.0gを加え、35℃で4時間、かきまぜながら反応
させた。次いでアンバーリスト(15E)をグラスフィ
ルターを用いて除去し、濾液にピリジン150ml、無
水酢酸75ml(789mmol)を加え、室温で2日
間かきまぜながら反応させた。次いで反応液を減圧下濃
縮し、ここに含まれるピリジン、無水酢酸、酢酸を留去
した。得られたオイル状のアセチル体をクロマトグラフ
ィなどによる精製精製を行わずに、酢酸1.0lに溶解
し、水200mlを加え、30℃で2日間、かきまぜな
がら反応させた。次いでこの反応液を氷水1.0l中
へ、かきまぜながらゆっくりと滴下した後、この混合液
をジクロロメタン500mlで3回抽出した。次いでジ
クロロメタン層を水1.0lで3回洗浄し、ジクロロメ
タン層部を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾別した後、濾
液を減圧下濃縮し、ジクロロメタンを留去した。この残
査をシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製し、
酢酸エチル−メタノール−ジクロロメタン混液(容量比
50:2:48)で溶出した目的区分を濃縮して、2−
クロロ−4−ニトロフェニル=O−(2,3−ジ−O−
アセチル−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−
O−(2,3,6−トリ−O−アセチル−α−D−グル
コピラノシル)−(1→4)−2,3,6−トリ−O−
アセチル−α−D−グルコピラノシド8.78g(8.
82mmol,3工程通算収率58%)が得られた。
【0027】 この内の4.00g(4.02mmo
l)をピリジン100mlに溶解し、イソプロピルイソ
シアネート19.7ml(200mmol)、ジメチル
アミノピリジン122mg(1.00mmol)、及び
モレキュラシーブス4A8.0gを加え、80℃で4時
間かきまぜながら反応させた。次いでこの反応液を室温
まで冷却し、メタノール20mlを加え、室温で1.5
時間かきまぜながら反応させて過剰のイソプロピルイソ
シアネートを分解した。得られた反応液をセライトベッ
トで濾過し、濾液中のピリジンを減圧下留去し、得られ
た残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−により精
製し、酢酸エチル−メタノール−ジクロロメタン混液
(容量比33:3:97)で溶出した目的区分を濃縮し
て、2−クロロ−4−ニトロフェニル=O−[2,3−
ジ−O−アセチル−4,6−ジO−(N−イソプロピ
ル)カルバモイル−α−D−グルコピラノシル]−(1
→4)−O−(2,3,6−トリ−O−アセチル−α−
D−グルコピラノシル)−(1→4)−2,3,6−ト
リ−O−アセチル−α−D−グルコピラノシド3.90
g(3.34mmol,収率83%)を得た。この内の
3.25g(2.79mmol)にメタノール−クロロ
ホルム−濃塩酸混液(容量比10:4:1)175ml
を加え、25℃で2.5日間さらに30℃で1日間かき
まぜながら反応させた。次いで反応液を1NのNaOH
水で中和してpHを5.5とした後減、圧濃縮し、ここ
に含まれるメタノール、クロロホルムを留去した。次い
でその濃縮液をODSカラムクロマトグラフィにより精
製し、アセトニトリル−水混液(容量比33:67)で
溶出した目的区分を濃縮し、凍結乾燥して、2−クロロ
−4−ニトロフェニル=43,63−ジO−(N−イソプ
ロピル)カルバモイル−α−マルトトリオシド1.39
g(1.67mmol,収率64%)を得た。
【0028】融点(℃) :158〜160 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)ppm(DMS
O−d6/D2O=10:1,v/v) :1.07(3
H,d,J=6.3Hz),1.08(3H,d,J=
6.6Hz),3.25〜4.25(m),4.40
(2H,t様),5.10(1H,d,J=3.7H
z),5.11(1H,d,J=3.4Hz),5.8
3(1H,d,J=3.7Hz),7.54(1H,
d,J=9.3Hz),8.21(1H,dd,J=
9.3Hz,2.9Hz),8.31(1H,d,J=
2.9Hz) 高速液体クロマトグラフィ(ODSカラム,280nm
検出,溶離液3:7):15.8min 比旋光度[α]:(c 0.500,メタノール);+
148° 元素分析 :C3248ClN320として C H N 理論値(%) 46.30 5.83 5.06 実測値(%) 46.08 5.94 4.94
【0029】実施例1 (α−アミラーゼ活性の測定
法) (1)Km値の測定 参考例で得た2−クロロ−4−ニトロフェニル=43
3−ジO−(N−イソプロピル)カルバモイル−α−
マルトトリオシド(以下、DIPG3αCNPと略す)
のヒトα−アミラーゼに対するKm値を、25mM−N
aOCN、40mM−NaCl及び2mM−CaCl2
を含有する50mMMES緩衝液(pH5.5)中で温
度37℃の条件で測定した。その結果、ヒト膵臓由来α
−アミラーゼ(以下、HPAという)に対するKm値
は、0.70mM、ヒト唾液腺由来α−アミラーゼ(以
下、HSAという)に対するKm値は、1.19mMで
あった。 (2)基質液の調製 DIPG3αCNPを6.0mM(最終濃度がKm値の
5倍以上)の濃度となるように、40mM−NaCl及
び2mM−CaCl2を含有する50mMMES緩衝液
(pH5.5)に溶解した。 (3)酵素活性剤液の調製 シアン酸ナトリウム(NaOCN)が最終濃度25mM
になるように40mM−NaCl及び2mM−CaCl
2を含有する50mMMES緩衝液(pH5.5)に溶
解した。 (4)標品α−アミラーゼ液の調製 市販のヒトα−アミラーゼに精製水を加え、0、10
0、200、300U/l(HPA:HSA=1:1)
の濃度に溶解して標品α−アミラーゼ液とした。なお、
この市販のヒトα−アミラーゼは、国際試薬(株)製の
「キャリブザイム・AMY」を使用した。また、α−ア
ミラーゼの活性は、37℃、1分間に1μmolの2−
クロロ−4−ニトロフェニル=α−マルトペンタオシド
(市販品)を分解する酵素量を1単位(U)として定義
した。 (5)試料液の調製 α−アミラーゼ活性測定用試料が液体の場合はそのまま
試料液とし、固体の場合は、通常、試料500mgを正
確に秤量し、精製水を加えて全量を5.0mlとし、こ
れを試料液とした。また不溶物があるときは、ろ過して
除去してから用いた。 (6)検量線の作成 基質液2.0mlを37℃で1分間加温したのち、前記
の酵素活性剤液250μl及び標品α−アミラーゼ液2
50μlを加えてかきまぜ、37℃で2分間加温した後
からの1分間の400nmにおける吸光度の変化量を測
定した。各標品α−アミラーゼ液の活性と、吸光度の変
化量の関係より検量線を作成した。その結果、検量線の
式 U=1.18・ΔA ×103 + 10.4 [式中、U;酵素活性(U/l)、ΔA;1分間当りの
吸光度の変化量]を得た。そのグラフを図1に示す。
【0030】(7)試料液中のα−アミラーゼ活性の測
定 基質液2.0mlを37℃で1分間加温したのち、酵素
活性剤液250μl及びα−アミラーゼ含有試料液25
0μlを加えてかきまぜ、37℃で1分間加温した後か
らの2分間の400nmにおける吸光度の変化量を測定
した。この測定値と前記(6)で作成した検量線から算
出して、試料液中のα−アミラーゼ活性の測定を行っ
た。なお、試料液の酵素活性の値が検量線の測定範囲を
越えた場合は、精製水を用いて相当する倍数の希釈を行
った後、再測定を行った。
【0031】実施例2 (ヒトα−アミラーゼの2種の
アイソザイムの切断速度比の測定) 参考例と同様にして得たDIPG3αCNPを基質に用
い、以下の方法でヒトα−アミラーゼの2種のアイソザ
イムの切断速度比を測定した。 (1)α−アミラーゼ液の調製 市販のヒトα−アミラーゼ(HPA、HSA)に精製水
を加え、約300U/lの濃度に溶解してα−アミラー
ゼ液とした。なお、この市販のヒトα−アミラーゼは国
際試薬(株)製「キャリブザイム・AMY」を使用し
た。また、α−アミラーゼの活性は、実施例1の(4)
に示したように、37℃、1分間に1μmolの2−ク
ロロ−4−ニトロフェニル=α−マルトペンタオシド
(市販品)を分解する酵素量を1単位(U)として定義
した。 (2)基質液の調製 DIPG3αCNPの濃度が酵素加水分解反応時に6.
0mMになるように、40mM−NaCl及び2mM−
CaCl2を含有する50mMMES緩衝液(pH5.
5)に溶解した。 (3)シアン酸ナトリウム(NaOCN)液の調整 シアン酸ナトリウムの濃度が酵素加水分解反応時に、
0、25、50、100、150mMになるように、4
0mM−NaCl及び2mM−CaCl2を含有する5
0mMMES緩衝液(pH5.5)に溶解した。 (4)酵素加水分解反応 α−アミラーゼ液250μlを37℃で1分間加温後、
基質液2.0ml及び各濃度のシアン酸ナトリウム液2
50μlを同時に加え、よくかき混ぜた後37℃で1分
間加温後からの2分間の400nmにおける吸光度の変
化量を測定した。吸光度の変化量と時間との関係により
得られる直線の式は A = a・t + b [A;吸光度(OD)、t;反応時間(min)、a;
速度定数(OD/min)、b;初期(t=0)吸光
度]であるから、各々の濃度のシアン酸ナトリウム存在
下におけるヒトα−アミラーゼがDIPG3αCNPを
加水分解する速度は、単位時間当りの吸光度の増加量す
なわちaの値で比較できる。さらにヒトα−アミラーゼ
の2種のアイソザイムの速度を比較するために、該a値
を、充分量の2−クロロ−4−ニトロフェニル=α−マ
ルトペンタオシド(市販品)を同条件でヒトα−アミラ
ーゼが加水分解したときのa値で除することにより、c
値を算出した。すなわちc値は基準物質である2−クロ
ロ−4−ニトロフェニル=α−マルトペンタオシドとの
相対速度を示す。これらを表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】表1から、シアン酸ナトリウムを系内に適
当な濃度で添加することにより、ヒトα−アミラーゼの
活性を共役酵素を共存させないで測定(直接定量)する
ときに、ヒトα−アミラーゼの2種のアイソザイムのそ
れぞれの水解速度を実質的に低下させることなく、速度
比を1.0に極めて近い範囲で任意に調整することがで
きることが分かる。また比較のため、シアン酸ナトリウ
ムの代わりに、チオシアン酸ナトリウム(NaSCN)
を25mM、50mM加えること以外は、前記と同様の
操作でヒトα−アミラーゼの2種のアイソザイムの切断
速度比の測定を行った。その結果を表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】表2から、チオシアン酸ナトリウムを系内
に適当な濃度で添加することにより、ヒトα−アミラー
ゼの水解速度が低下すること、すなわち正確に酵素活性
を測定するという目的において、チオシアン酸ナトリウ
ムを用いることは適していないことがわかる。
【0036】実施例3 (測定用試薬) 精製水に、表3に示す濃度となるようにして各成分を溶
解して本発明の試薬を調製した。
【0037】
【表3】
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、試料中に含まれるグル
コ−ス、マルト−ス、ビリルビン、ヘモグロビン、グル
コシダ−ゼ類、グルコアミラーゼなどの影響を受けるこ
となく、また全く糖転移反応を伴わずに、α−アミラー
ゼ活性を自動分析法、用手法などにより、低ブランク値
で精度よく短時間で容易に測定することができる。さら
に酵素活性剤としてアジ化物の代わりにアルカリ金属シ
アン酸塩を加えることにより、ヒトα−アミラーゼの2
種のアイソザイムの速度比を調整することが可能で、ア
ジ化物を使用したときのような毒性あるいは爆発性など
の危険性を伴わずに安全に、正確にかつ効率よくα−ア
ミラーゼ活性を測定することができるので、極めて有用
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 各標品α−アミラーゼ液の活性と、吸光度の
変化量の関係を示すグラフ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α−アミラーゼ含有試料に、一般式
    (1) 【化1】 (式中のRは芳香族発色性基、Xはアジド基、ハロゲン
    原子、N−モノアルキルカルバモイルオキシ基又はアリ
    ール若しくはアルキルスルホニルオキシ基、YはN−モ
    ノアルキルカルバモイルオキシ基、アリール若しくはア
    ルキルスルホニルオキシ基、α−グルコシル基、α−マ
    ルトシル基又は水酸基である)で表される非還元末端修
    飾α−マルトトリオシド誘導体を基質として用い、酵素
    活性剤としてアルカリ金属シアン酸塩を添加して酵素反
    応を行わせ、遊離する芳香族発色化合物を定量すること
    を特徴とする、α−アミラーゼ活性の測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の非還元末端修飾α−マル
    トトリオシド誘導体のX及びYがN−モノアルキルカル
    バモイルオキシ基であり、Rが一般式(2) 【化2】 (式中のWは水素原子、ハロゲン原子又はニトロ基であ
    る)で表される芳香族発色性基であり、酵素活性剤がシ
    アン酸ナトリウムである請求項1記載のα−アミラーゼ
    活性の測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の非還元末端
    修飾α−マルトトリオシド誘導体及び酵素活性剤を有効
    成分として含有する、ヒトα−アミラーゼ活性測定試
    薬。
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