JPH09322616A - 田植機のローリングロック構造 - Google Patents
田植機のローリングロック構造Info
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- JPH09322616A JPH09322616A JP14414696A JP14414696A JPH09322616A JP H09322616 A JPH09322616 A JP H09322616A JP 14414696 A JP14414696 A JP 14414696A JP 14414696 A JP14414696 A JP 14414696A JP H09322616 A JPH09322616 A JP H09322616A
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- seedling planting
- planting device
- link
- rolling
- elastic
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Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 苗植付装置の上限高さが多少異なっても、確
実にローリング動を規制できるロック構造を提供する。 【解決手段】 苗植付装置Aの上限への上昇に伴って、
ロアーリンク45と植付装置側の規制アーム60とを、
2個のクッションゴム61,62を介して接当させるこ
とで苗植付装置Aのローリング動を阻止するロック装置
Dを構成する。2個のクッションゴム61,62を、ロ
アーリンク45の長手方向に間隔を隔てて装備するとと
もに、苗植付装置Aに近い第2クッションゴム62が、
先当たりするように設定する。
実にローリング動を規制できるロック構造を提供する。 【解決手段】 苗植付装置Aの上限への上昇に伴って、
ロアーリンク45と植付装置側の規制アーム60とを、
2個のクッションゴム61,62を介して接当させるこ
とで苗植付装置Aのローリング動を阻止するロック装置
Dを構成する。2個のクッションゴム61,62を、ロ
アーリンク45の長手方向に間隔を隔てて装備するとと
もに、苗植付装置Aに近い第2クッションゴム62が、
先当たりするように設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、苗植付装置をロー
リング自在に四連リンク機構に支持してある田植機にお
いて、移動走行するべく上限まで苗植付装置を上昇する
と、自動的にローリングしないようにロックする構造に
関するものである。
リング自在に四連リンク機構に支持してある田植機にお
いて、移動走行するべく上限まで苗植付装置を上昇する
と、自動的にローリングしないようにロックする構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】苗植付装置の上限上昇に伴うローリング
ロック装置としては、特開平5‐260802号公報に
示されるもののように、先端に規制具を取付た左右一対
の腕を苗植付装置から前方に出し、上限まで苗植付装置
を上昇させると規制具が四連リンク機構の左右のロア−
リンク下面に接当するように設定することで構成されて
いた。
ロック装置としては、特開平5‐260802号公報に
示されるもののように、先端に規制具を取付た左右一対
の腕を苗植付装置から前方に出し、上限まで苗植付装置
を上昇させると規制具が四連リンク機構の左右のロア−
リンク下面に接当するように設定することで構成されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のロッ
ク構造では、時折ロックが不完全になって移動走行中に
少しローリング動してガタつくことがあった。つまり、
田植機では、フロートにも接地反力を負担し得るよう
に、四連リンク機構と昇降用油圧シリンダとをサスペン
ションを介して連結してあるため、苗載せ台の苗の残量
や施肥装置の有無等による植付装置の重量変化によっ
て、上限上昇時の高さが一義的な値に決まらない。とこ
ろが、前述したロック構造では、規制具とロアーリンク
との適切な接当条件は一義的に決まってしまうものであ
るため、条件によってはローリングロック作用が不十分
になるのである。本発明の目的は、苗植付装置の上限高
さが多少異なっても、確実にローリング動を規制できる
ロック構造を提供する点にある。
ク構造では、時折ロックが不完全になって移動走行中に
少しローリング動してガタつくことがあった。つまり、
田植機では、フロートにも接地反力を負担し得るよう
に、四連リンク機構と昇降用油圧シリンダとをサスペン
ションを介して連結してあるため、苗載せ台の苗の残量
や施肥装置の有無等による植付装置の重量変化によっ
て、上限上昇時の高さが一義的な値に決まらない。とこ
ろが、前述したロック構造では、規制具とロアーリンク
との適切な接当条件は一義的に決まってしまうものであ
るため、条件によってはローリングロック作用が不十分
になるのである。本発明の目的は、苗植付装置の上限高
さが多少異なっても、確実にローリング動を規制できる
ロック構造を提供する点にある。
【0004】
〔構成〕第1発明は、走行機体の後部に、上下のリンク
部材を備えた四連リンク機構を介して昇降可能に苗植付
装置を連結し、かつ、この苗植付装置を四連リンク機構
に対して自由ローリング可能に支持してある田植機のロ
ーリングロック構造において、苗植付装置側の支持部材
と、リンク部材と、このリンク部材下面と支持部材との
間に配置された弾性部材とを備え、苗植付装置の上限へ
の上昇に伴ってリンク部材と支持部材とが弾性部材を挟
み込んで接当することで苗植付装置のローリング動を阻
止するロック装置を構成するとともに、弾性部材を、リ
ンク部材の長手方向に間隔を隔てて2個装備してあるこ
とを特徴とする。
部材を備えた四連リンク機構を介して昇降可能に苗植付
装置を連結し、かつ、この苗植付装置を四連リンク機構
に対して自由ローリング可能に支持してある田植機のロ
ーリングロック構造において、苗植付装置側の支持部材
と、リンク部材と、このリンク部材下面と支持部材との
間に配置された弾性部材とを備え、苗植付装置の上限へ
の上昇に伴ってリンク部材と支持部材とが弾性部材を挟
み込んで接当することで苗植付装置のローリング動を阻
止するロック装置を構成するとともに、弾性部材を、リ
ンク部材の長手方向に間隔を隔てて2個装備してあるこ
とを特徴とする。
【0005】第2発明は、第1発明において、2個の弾
性部材のうちの苗植付装置に近い後側弾性部材が、苗植
付装置の上昇に伴って先に接当するようにしてあること
を特徴とする。
性部材のうちの苗植付装置に近い後側弾性部材が、苗植
付装置の上昇に伴って先に接当するようにしてあること
を特徴とする。
【0006】第3発明は、第1発明において、2個の弾
性部材のうちの苗植付装置に近い後側弾性部材を、リン
ク部材に取付けてあることを特徴とする。
性部材のうちの苗植付装置に近い後側弾性部材を、リン
ク部材に取付けてあることを特徴とする。
【0007】〔作用〕請求項1の構成によれば、四連リ
ンク機構側のリンク部材と苗植付装置側の支持部材とは
弾性部材を挟み込んで接当する構造であるから、弾性部
材の弾性変形による融通によって接当位置の変化に対応
できるようになる。そして、その弾性部材を、リンク部
材長手方向2箇所に、すなわち揺動半径の異なる2箇所
に設けてあるから、弾性部材の弾性による融通作用幅を
大きくでき、苗植付装置の上限高さ位置が多少異なって
も確実にロックできるようになる。
ンク機構側のリンク部材と苗植付装置側の支持部材とは
弾性部材を挟み込んで接当する構造であるから、弾性部
材の弾性変形による融通によって接当位置の変化に対応
できるようになる。そして、その弾性部材を、リンク部
材長手方向2箇所に、すなわち揺動半径の異なる2箇所
に設けてあるから、弾性部材の弾性による融通作用幅を
大きくでき、苗植付装置の上限高さ位置が多少異なって
も確実にロックできるようになる。
【0008】比較として、2個の弾性部材を左右方向に
並べる手段では、その融通幅の増加割合が1個の場合の
単なる2倍となるのであるが、揺動半径の異なる箇所に
設ける本願の手段では、揺動角度変化に対する昇降量に
差が付くので、半径の短い方の弾性部材の変形による融
通作用が半径の長い方のものよりも拡大されるととも
に、半径の長い方の弾性部材は、半径の短いものに比べ
て弾性が硬くなったことに相当し、節度を出しながら接
当して受止めできるようになる。従って、融通幅の増加
割合を弾性部材1個の場合の2倍+αにでき、ロック作
用の融通幅をより有効に増加させることができるように
なる。
並べる手段では、その融通幅の増加割合が1個の場合の
単なる2倍となるのであるが、揺動半径の異なる箇所に
設ける本願の手段では、揺動角度変化に対する昇降量に
差が付くので、半径の短い方の弾性部材の変形による融
通作用が半径の長い方のものよりも拡大されるととも
に、半径の長い方の弾性部材は、半径の短いものに比べ
て弾性が硬くなったことに相当し、節度を出しながら接
当して受止めできるようになる。従って、融通幅の増加
割合を弾性部材1個の場合の2倍+αにでき、ロック作
用の融通幅をより有効に増加させることができるように
なる。
【0009】例えば、設定された接当条件における弾性
係数(すなわち、接当時の節度)を従来の弾性部材1個
のときと同じとした場合には、弾性部材2個を並列装備
する手段では弾性硬度を半分にすることになり、その結
果融通幅が2倍になる。これに対して、半径の短い方を
半径の長い方の半分の距離として遠近に離して2個設け
る手段では、遠い方の弾性部材では弾性硬度を半分に、
かつ、近い方の弾性部材では弾性硬度を約4分の1に設
定することになるから、すなわち、遠い方の弾性部材で
は融通幅が2倍に、かつ、近い方の弾性部材では融通幅
が約4倍となり、従って、設定箇所のローリングロック
作用条件を同じとしながらも、弾性部材を弾性変形させ
た状態でリンク部材と支持部材とが接当する状態の融通
幅を拡大することができるのである。又、弾性硬度を適
宜に設定すれば、設定箇所におけるローリングロック節
度を強化しながら、上記融通幅を拡大することも可能で
ある。
係数(すなわち、接当時の節度)を従来の弾性部材1個
のときと同じとした場合には、弾性部材2個を並列装備
する手段では弾性硬度を半分にすることになり、その結
果融通幅が2倍になる。これに対して、半径の短い方を
半径の長い方の半分の距離として遠近に離して2個設け
る手段では、遠い方の弾性部材では弾性硬度を半分に、
かつ、近い方の弾性部材では弾性硬度を約4分の1に設
定することになるから、すなわち、遠い方の弾性部材で
は融通幅が2倍に、かつ、近い方の弾性部材では融通幅
が約4倍となり、従って、設定箇所のローリングロック
作用条件を同じとしながらも、弾性部材を弾性変形させ
た状態でリンク部材と支持部材とが接当する状態の融通
幅を拡大することができるのである。又、弾性硬度を適
宜に設定すれば、設定箇所におけるローリングロック節
度を強化しながら、上記融通幅を拡大することも可能で
ある。
【0010】請求項2の構成によれば、苗植付装置の昇
降に伴う角度変化の少ない側の弾性部材が先に接当する
から、他方の弾性部材が先に接当する場合に比べて、2
個の弾性部材を同じものとしながらも融通幅の拡大作用
と確実な受止め作用とをより有効に発揮できるようにな
る。すなわち、苗植付装置側の弾性部材に作用する負荷
は他方の弾性部材に作用する負荷より大であるから、2
個の弾性部材の弾性強さが同じ場合では、実際の弾性強
さは苗植付装置側のものの方が柔らかなったことに相当
する。
降に伴う角度変化の少ない側の弾性部材が先に接当する
から、他方の弾性部材が先に接当する場合に比べて、2
個の弾性部材を同じものとしながらも融通幅の拡大作用
と確実な受止め作用とをより有効に発揮できるようにな
る。すなわち、苗植付装置側の弾性部材に作用する負荷
は他方の弾性部材に作用する負荷より大であるから、2
個の弾性部材の弾性強さが同じ場合では、実際の弾性強
さは苗植付装置側のものの方が柔らかなったことに相当
する。
【0011】故に、仮に苗植付装置から遠い側の弾性部
材に先当たりすると、硬い弾性によって融通幅が少なく
なり、かつ、その次に当たる言わばストッパー的役割と
なる苗植付装置側弾性部材の柔い弾性によって接当節度
に欠けることになって、これを防止するには、苗植付装
置側の弾性部材をかなり硬いものにする必要があり、従
って同一の弾性部材を使用できない不利となるのであ
る。又、仮に、半径の短い方の弾性部材に圧縮変形範囲
でロックできた状態において、凸部乗り越え等で過大な
ローリング力が作用した場合には、半径の長い方の弾性
部材がその比較的硬い弾性による受止め作用により、確
実なストッパーとして作用するようになるのである。
材に先当たりすると、硬い弾性によって融通幅が少なく
なり、かつ、その次に当たる言わばストッパー的役割と
なる苗植付装置側弾性部材の柔い弾性によって接当節度
に欠けることになって、これを防止するには、苗植付装
置側の弾性部材をかなり硬いものにする必要があり、従
って同一の弾性部材を使用できない不利となるのであ
る。又、仮に、半径の短い方の弾性部材に圧縮変形範囲
でロックできた状態において、凸部乗り越え等で過大な
ローリング力が作用した場合には、半径の長い方の弾性
部材がその比較的硬い弾性による受止め作用により、確
実なストッパーとして作用するようになるのである。
【0012】ところで、田植機の汎用性を改善するため
に、機種によっては苗植付装置に代えて肥料散布機や溝
切り機等の他の作業装置を装備することがある。従っ
て、請求項3の構成のように、四連リンク機構側に弾性
部材を装備しておけば、取り換えた作業装置にはローリ
ングロック用の弾性部材が不要となる。但し、溝切り機
等のローリングする他の作業装置は苗植付装置よりも軽
量であることが多いので、苗植付装置側の弾性部材のみ
を共用とすれば、取り換えた作業装置でも上限上昇にお
ける高さ融通が適切となる実情に合ったローリングロッ
クが行えるようになる。
に、機種によっては苗植付装置に代えて肥料散布機や溝
切り機等の他の作業装置を装備することがある。従っ
て、請求項3の構成のように、四連リンク機構側に弾性
部材を装備しておけば、取り換えた作業装置にはローリ
ングロック用の弾性部材が不要となる。但し、溝切り機
等のローリングする他の作業装置は苗植付装置よりも軽
量であることが多いので、苗植付装置側の弾性部材のみ
を共用とすれば、取り換えた作業装置でも上限上昇にお
ける高さ融通が適切となる実情に合ったローリングロッ
クが行えるようになる。
【0013】〔効果〕請求項1〜3のいずれに記載の田
植機でも、(イ)四連リンク機構の長手方向に離して2
個の弾性部材を設ける工夫により、重量変化等によっ
て、多少苗植付装置の上限高さがズレても確実にローリ
ングロックできるようになった。
植機でも、(イ)四連リンク機構の長手方向に離して2
個の弾性部材を設ける工夫により、重量変化等によっ
て、多少苗植付装置の上限高さがズレても確実にローリ
ングロックできるようになった。
【0014】請求項2に記載の田植機では、苗植付装置
側の弾性部材が先当たりするように接当順序を付ける工
夫により、上限高さのズレ幅がより大になっても上記効
果(イ)が得られる利点がある。
側の弾性部材が先当たりするように接当順序を付ける工
夫により、上限高さのズレ幅がより大になっても上記効
果(イ)が得られる利点がある。
【0015】請求項3に記載の田植機では、上記効果
(イ)を有しながら、苗植付装置を他の作業装置に付け
換えた場合に新たに弾性部材を設けることなく、他の作
業装置を上限上昇させればローリングロックが行える利
点がある。
(イ)を有しながら、苗植付装置を他の作業装置に付け
換えた場合に新たに弾性部材を設けることなく、他の作
業装置を上限上昇させればローリングロックが行える利
点がある。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に示すように、ステアリング
操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2
を備えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載すると共
に、この走行機体3の後部にエンジン4からの動力が伝
えられる静油圧式無段変速装置(HST)5、及び、変
速ケース6を配置し、又、走行機体3の中央部に運転座
席7を配置し、走行機体3の後端部に対し油圧シリンダ
8で駆動昇降する四連リンク機構Cを介して苗植付装置
Aを連結して乗用型の田植機を構成する。前記運転座席
7の右側部に苗植付装置Aの昇降制御と植付クラッチの
入り切り操作とを行う昇降レバー10を備え、又、運転
座席7の左側部には変速レバー11を備えている。
操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2
を備えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載すると共
に、この走行機体3の後部にエンジン4からの動力が伝
えられる静油圧式無段変速装置(HST)5、及び、変
速ケース6を配置し、又、走行機体3の中央部に運転座
席7を配置し、走行機体3の後端部に対し油圧シリンダ
8で駆動昇降する四連リンク機構Cを介して苗植付装置
Aを連結して乗用型の田植機を構成する。前記運転座席
7の右側部に苗植付装置Aの昇降制御と植付クラッチの
入り切り操作とを行う昇降レバー10を備え、又、運転
座席7の左側部には変速レバー11を備えている。
【0017】苗植付装置Aはマット状苗Wを載置し、か
つ、その上端側が走行機体3の前方側に傾斜する姿勢の
苗載せ台13、変速ケース6より伝動軸12を介して動
力が伝えられる左右一対の伝動ケース14,14、この
伝動ケース14からチェーンケース15を介して伝えら
れる動力で回転するロータリケース16、このロータリ
ケース16に一対ずつ備えられた植付アーム17、複数
の整地フロート18夫々を備えて8条植え用に構成され
ると共に、ホッパー、繰出し機構、作溝器等を有した施
肥装置19を備え、作業時には苗載せ台13に載置され
たマット状苗Wの下端から苗を植付アーム17が1株ず
つ切出して圃場面に植え付けると同時に、植付けた苗の
近傍の圃場面に施肥装置19で肥料を供給する。尚、ロ
ータリケース16、植付アーム17、及び、これらを駆
動する系で苗植付機構が構成されている。
つ、その上端側が走行機体3の前方側に傾斜する姿勢の
苗載せ台13、変速ケース6より伝動軸12を介して動
力が伝えられる左右一対の伝動ケース14,14、この
伝動ケース14からチェーンケース15を介して伝えら
れる動力で回転するロータリケース16、このロータリ
ケース16に一対ずつ備えられた植付アーム17、複数
の整地フロート18夫々を備えて8条植え用に構成され
ると共に、ホッパー、繰出し機構、作溝器等を有した施
肥装置19を備え、作業時には苗載せ台13に載置され
たマット状苗Wの下端から苗を植付アーム17が1株ず
つ切出して圃場面に植え付けると同時に、植付けた苗の
近傍の圃場面に施肥装置19で肥料を供給する。尚、ロ
ータリケース16、植付アーム17、及び、これらを駆
動する系で苗植付機構が構成されている。
【0018】図2及び図3に示すように、この田植機で
は苗植付装置Aの左右方向での中央位置で4条ずつに2
分割自在に構成してあり、夫々の分割苗植付装置部A
L,ARを、その分割苗植付装置部AL,ARを構成す
るフレーム部材20に対して縦向き姿勢の第1軸芯X1
周りで回動自在に支持し、更に、リンク機構Cの後端に
備えた主フレーム21に対して、このフレーム部材20
を縦向き姿勢の第2軸芯X2周りで回動自在に支持して
ある。
は苗植付装置Aの左右方向での中央位置で4条ずつに2
分割自在に構成してあり、夫々の分割苗植付装置部A
L,ARを、その分割苗植付装置部AL,ARを構成す
るフレーム部材20に対して縦向き姿勢の第1軸芯X1
周りで回動自在に支持し、更に、リンク機構Cの後端に
備えた主フレーム21に対して、このフレーム部材20
を縦向き姿勢の第2軸芯X2周りで回動自在に支持して
ある。
【0019】図2、図3及び図10に示すように、リン
ク機構Cは上部に配置されるトップリンク44と下部に
配置されるロアーリンク45とで成り、夫々の後端を支
持する縦リンク42の下端部に形成したローリング支承
部としてのローリングボス46に対して前後向き姿勢の
ローリング軸芯Y周りでローリング自在に連結プレート
23を支持する。この連結プレート23に対して上部プ
レート21Aと下部パイプ21Bとで成る主フレーム2
1を固設すると共に、この主フレーム21の左右両端部
に第2軸芯X2と同軸芯に配置した第2軸24に回動自
在に外嵌するボス部材20Aに対して丸パイプ状のフレ
ーム部材20を固設して該フレーム部材20を第2軸芯
X2周りで回動自在に支持する。
ク機構Cは上部に配置されるトップリンク44と下部に
配置されるロアーリンク45とで成り、夫々の後端を支
持する縦リンク42の下端部に形成したローリング支承
部としてのローリングボス46に対して前後向き姿勢の
ローリング軸芯Y周りでローリング自在に連結プレート
23を支持する。この連結プレート23に対して上部プ
レート21Aと下部パイプ21Bとで成る主フレーム2
1を固設すると共に、この主フレーム21の左右両端部
に第2軸芯X2と同軸芯に配置した第2軸24に回動自
在に外嵌するボス部材20Aに対して丸パイプ状のフレ
ーム部材20を固設して該フレーム部材20を第2軸芯
X2周りで回動自在に支持する。
【0020】又、夫々のフレーム部材20,20の外端
部に第1軸芯X1と同軸芯に配置した第1軸25に対し
てチャンネル状のブラケット26を介して角パイプ状の
支持フレーム27を該第1軸芯X1周りで回動自在に支
持する。この支持フレーム27に対して左右の伝動ケー
ス14、及び、チェーンケース15を固設し、更に、分
割苗植付装置部AL,AR夫々の一対のチェーンケース
15,15の上面に対して苗載せ台13を支持する左右
の摺動レール28,28を設けてある。
部に第1軸芯X1と同軸芯に配置した第1軸25に対し
てチャンネル状のブラケット26を介して角パイプ状の
支持フレーム27を該第1軸芯X1周りで回動自在に支
持する。この支持フレーム27に対して左右の伝動ケー
ス14、及び、チェーンケース15を固設し、更に、分
割苗植付装置部AL,AR夫々の一対のチェーンケース
15,15の上面に対して苗載せ台13を支持する左右
の摺動レール28,28を設けてある。
【0021】図2に示すように、左側の伝動ケース14
の動力で回転駆動される螺旋軸29を、該伝動ケース1
4と、この側の支持フレーム27の端部の軸受部材30
との間に亘って備えてあり、この螺旋軸29の螺旋溝に
係入するコマ(図示せず)の移動力を左側の分割苗載せ
台部13Lに伝える移動部材31を備えて、苗載せ台1
3の横送り機構Bを構成してある。尚、苗載せ台13は
左右の分割苗載せ台部13L,13R夫々が連結部材で
連結されることで、この横送り機構Bからの動力で摺動
レール28,28上を一体的に横方向に往復移動する。
の動力で回転駆動される螺旋軸29を、該伝動ケース1
4と、この側の支持フレーム27の端部の軸受部材30
との間に亘って備えてあり、この螺旋軸29の螺旋溝に
係入するコマ(図示せず)の移動力を左側の分割苗載せ
台部13Lに伝える移動部材31を備えて、苗載せ台1
3の横送り機構Bを構成してある。尚、苗載せ台13は
左右の分割苗載せ台部13L,13R夫々が連結部材で
連結されることで、この横送り機構Bからの動力で摺動
レール28,28上を一体的に横方向に往復移動する。
【0022】伝動軸12からの動力が伝えられる軸体
(図示せず)をローリング軸芯Yと平行に遊転支承して
あり、図2に示すように、この軸体の動力をベベルケー
ス32、ベベルケース32に備えた一対の出力軸、クラ
ッチ機構34、中間軸35夫々を介して左右の伝動ケー
ス14,14に伝える伝動系を形成してある。
(図示せず)をローリング軸芯Yと平行に遊転支承して
あり、図2に示すように、この軸体の動力をベベルケー
ス32、ベベルケース32に備えた一対の出力軸、クラ
ッチ機構34、中間軸35夫々を介して左右の伝動ケー
ス14,14に伝える伝動系を形成してある。
【0023】図4に示すように、第2軸24を主フレー
ム21に対して回転不能に設け、第1軸25をフレーム
部材20に回転不能に設けてある。第2軸24の上部位
置に第2軸芯X2と同軸芯に主スプロケット36を固設
すると共に、この第2軸24の上端位置に第2軸芯X2
周りで回動自在にプレート状の回動部材37を備えてい
る。又、第1軸25に対して回動自在にブラケット26
を支持すると共に、このブラケット26と一体回転し、
かつ、主スプロケット36の歯数の1/2の歯数の従動
スプロケット38を第1軸芯X1と同軸芯に配置し、主
スプロケット36と従動スプロケット38とに亘ってチ
ェーン39を巻回してある。
ム21に対して回転不能に設け、第1軸25をフレーム
部材20に回転不能に設けてある。第2軸24の上部位
置に第2軸芯X2と同軸芯に主スプロケット36を固設
すると共に、この第2軸24の上端位置に第2軸芯X2
周りで回動自在にプレート状の回動部材37を備えてい
る。又、第1軸25に対して回動自在にブラケット26
を支持すると共に、このブラケット26と一体回転し、
かつ、主スプロケット36の歯数の1/2の歯数の従動
スプロケット38を第1軸芯X1と同軸芯に配置し、主
スプロケット36と従動スプロケット38とに亘ってチ
ェーン39を巻回してある。
【0024】左右の回動部材37,37夫々を左右のフ
レーム部材20,20より高レベルに配置すると共に、
このフレーム部材20,20の回動力に連動して回動す
るよう吊り下げ姿勢のロッド40,40を介して連結固
定し、又、左右の回動部材37,37を互いに逆方向に
回転させるよう、夫々の間に交差姿勢で一対のワイヤ4
1,41を張設してある。
レーム部材20,20より高レベルに配置すると共に、
このフレーム部材20,20の回動力に連動して回動す
るよう吊り下げ姿勢のロッド40,40を介して連結固
定し、又、左右の回動部材37,37を互いに逆方向に
回転させるよう、夫々の間に交差姿勢で一対のワイヤ4
1,41を張設してある。
【0025】このような構成から、苗植付装置Aを格納
する場合には、地面から離間するレベルまで苗植付装置
Aを上昇させた状態で、人為的に一方の苗植付装置部A
L,ARを回動操作すると、一方の支持フレーム27と
フレーム部材20とが回動しワイヤ41,41で連結さ
れた他方の支持フレーム27とフレーム部材20とが回
動して、図3に示すような格納姿勢になる。作業姿勢に
戻すには、逆向きの操作を行えばよい。
する場合には、地面から離間するレベルまで苗植付装置
Aを上昇させた状態で、人為的に一方の苗植付装置部A
L,ARを回動操作すると、一方の支持フレーム27と
フレーム部材20とが回動しワイヤ41,41で連結さ
れた他方の支持フレーム27とフレーム部材20とが回
動して、図3に示すような格納姿勢になる。作業姿勢に
戻すには、逆向きの操作を行えばよい。
【0026】次に、四連リンク機構Cの縦リンク42に
ついて説明する。図5〜図9に示すように、縦向き姿勢
で一定の横幅を有する主フレーム部43を設けるととも
に、この主フレーム部43の上部側より下方に向けて、
トップリンク連結部43A、ロアーリンク連結部43
B、下端にローリング支承部46としてのローリングボ
スを設けてある。主フレーム部43の両横側面よりトッ
プリンク連結部43Aとロアーリンク連結部43Bとを
突出させて、左側に突出する部分を第1トップリンク突
出部43aと第1ロアーリンク突出部43bとし、右側
に突出する部分を第2トップリンク突出部43cと第2
ロアーリンク突出部43dとする。第1トップリンク突
出部43aと第1ロアーリンク突出部43bとを縦向き
の第1サイドフレーム部47Aで、第2トップリンク突
出部43cと第2ロアーリンク突出部43dとを縦向き
の第2サイドフレーム部47Bで連結してある。
ついて説明する。図5〜図9に示すように、縦向き姿勢
で一定の横幅を有する主フレーム部43を設けるととも
に、この主フレーム部43の上部側より下方に向けて、
トップリンク連結部43A、ロアーリンク連結部43
B、下端にローリング支承部46としてのローリングボ
スを設けてある。主フレーム部43の両横側面よりトッ
プリンク連結部43Aとロアーリンク連結部43Bとを
突出させて、左側に突出する部分を第1トップリンク突
出部43aと第1ロアーリンク突出部43bとし、右側
に突出する部分を第2トップリンク突出部43cと第2
ロアーリンク突出部43dとする。第1トップリンク突
出部43aと第1ロアーリンク突出部43bとを縦向き
の第1サイドフレーム部47Aで、第2トップリンク突
出部43cと第2ロアーリンク突出部43dとを縦向き
の第2サイドフレーム部47Bで連結してある。
【0027】主フレーム部43は、図7に示すように、
トップリンク連結部43Aからローリング支承部46に
至る領域で左右に一定幅を有する平面48を設けてあ
り、トップリンク連結部43Aからロアーリンク連結部
43Bまでの間においては、平面48を後面に設けて第
1平面部48Aとするとともに、ロアーリンク連結部4
3Bからローリング支承部46までの間においては、平
面48を前後中間位置に設けて第2平面部48Bとして
ある。第1平面部48Aと第2平面部48Bとを前後向
き姿勢の第3平面部48Cで連結し、段差部を形成して
いる。
トップリンク連結部43Aからローリング支承部46に
至る領域で左右に一定幅を有する平面48を設けてあ
り、トップリンク連結部43Aからロアーリンク連結部
43Bまでの間においては、平面48を後面に設けて第
1平面部48Aとするとともに、ロアーリンク連結部4
3Bからローリング支承部46までの間においては、平
面48を前後中間位置に設けて第2平面部48Bとして
ある。第1平面部48Aと第2平面部48Bとを前後向
き姿勢の第3平面部48Cで連結し、段差部を形成して
いる。
【0028】図6及び図7に示すように、上記した平面
48に対して、前後向き姿勢の補強リブを設けてある。
主フレーム部43の左右中央位置でトップリンク連結部
43Aからローリング支承部46に至る範囲で主リブ4
9を設けてある。この主リブ49と平行に主フレーム部
43の左右端に、左右リブ50を設けて主フレーム部4
3の横側面を形成するとともに、主リブ49について
は、トップリンク連結部43Aの下方で止めてある。主
リブ49と左右リブ50とは、トップリンク連結部43
Aからロアーリンク連結部43Bまでは前方に向けて延
出してあるが、ロアーリンク連結部43Bからローリン
グ支承部46までの間においては、前後方に向けて延出
してある。
48に対して、前後向き姿勢の補強リブを設けてある。
主フレーム部43の左右中央位置でトップリンク連結部
43Aからローリング支承部46に至る範囲で主リブ4
9を設けてある。この主リブ49と平行に主フレーム部
43の左右端に、左右リブ50を設けて主フレーム部4
3の横側面を形成するとともに、主リブ49について
は、トップリンク連結部43Aの下方で止めてある。主
リブ49と左右リブ50とは、トップリンク連結部43
Aからロアーリンク連結部43Bまでは前方に向けて延
出してあるが、ロアーリンク連結部43Bからローリン
グ支承部46までの間においては、前後方に向けて延出
してある。
【0029】主リブ49と左右リブ50との間には、両
リブ49,50を連結する状態で左右向きの連結リブ5
1を複数個設けてある。ただし、連結リブ51のうち、
ロアーリンク連結部43Bからローリング支承部46の
間におけるリブは補助リブ51Aとして、完全な左右向
きではなく、上下に二又に別れる斜め姿勢に設けてあ
る。第1サイドフレーム部47A,47Bは、アングル
状の断面を呈しており、後面に軽量化のための抜孔47
aを設けてある。以上のような、主フレーム部43、ト
ップリンク突出部43a,43c、ロアーリンク突出部
43b,43d、ローリング支承部46を一体で鋳造成
形するようにしてある。
リブ49,50を連結する状態で左右向きの連結リブ5
1を複数個設けてある。ただし、連結リブ51のうち、
ロアーリンク連結部43Bからローリング支承部46の
間におけるリブは補助リブ51Aとして、完全な左右向
きではなく、上下に二又に別れる斜め姿勢に設けてあ
る。第1サイドフレーム部47A,47Bは、アングル
状の断面を呈しており、後面に軽量化のための抜孔47
aを設けてある。以上のような、主フレーム部43、ト
ップリンク突出部43a,43c、ロアーリンク突出部
43b,43d、ローリング支承部46を一体で鋳造成
形するようにしてある。
【0030】主フレーム部43の平面48でトップリン
ク連結部43Aに対応する部分に、苗植付装置Aをロー
リング駆動するローリング駆動機構Eの取付座52を設
けてある。図10に示すように、螺旋軸53と咬合して
その軸芯方向に往復移動する移動体54と螺旋軸53を
駆動する電動モータ55を設けて、この取付座52に取
り付けてある。この移動体54の左右への移動によっ
て、この移動体54と軸芯X2位置とに亘って掛け渡さ
れる引張バネ56の付勢力をバランスするように、苗植
付装置Aをローリング作動させる。尚、図10中の57
は、苗植付装置Aのバランスバネである。
ク連結部43Aに対応する部分に、苗植付装置Aをロー
リング駆動するローリング駆動機構Eの取付座52を設
けてある。図10に示すように、螺旋軸53と咬合して
その軸芯方向に往復移動する移動体54と螺旋軸53を
駆動する電動モータ55を設けて、この取付座52に取
り付けてある。この移動体54の左右への移動によっ
て、この移動体54と軸芯X2位置とに亘って掛け渡さ
れる引張バネ56の付勢力をバランスするように、苗植
付装置Aをローリング作動させる。尚、図10中の57
は、苗植付装置Aのバランスバネである。
【0031】次に、ローリングのロック装置Dについて
説明する。図11、図12に示すように、主フレーム2
1から前方突出された左右の規制アーム(苗植付装置側
の支持部材の一例)60,60と、左右のロアーリンク
(リンク部材に相当)45,45と、ロアーリンク45
下面と規制アーム60との間に配置されたクッションゴ
ム(弾性部材の一例)61,62とを備え、苗植付装置
Aの上限への上昇に伴ってロアーリンク45と規制アー
ム60とがクッションゴム61,62を挟み込んで接当
することで苗植付装置Aのローリング動を阻止するロッ
ク装置Dが構成されている。
説明する。図11、図12に示すように、主フレーム2
1から前方突出された左右の規制アーム(苗植付装置側
の支持部材の一例)60,60と、左右のロアーリンク
(リンク部材に相当)45,45と、ロアーリンク45
下面と規制アーム60との間に配置されたクッションゴ
ム(弾性部材の一例)61,62とを備え、苗植付装置
Aの上限への上昇に伴ってロアーリンク45と規制アー
ム60とがクッションゴム61,62を挟み込んで接当
することで苗植付装置Aのローリング動を阻止するロッ
ク装置Dが構成されている。
【0032】クッショゴム61,62は、前側の第1ク
ッションゴム61と後側の第2クッションゴム62と
を、ロアーリンク45の長手方向に間隔を隔てて装備し
てあり、苗植付装置に近い第2クッションゴム62が、
苗植付装置Aの上昇に伴って先に接当するようにしてあ
る。つまり、苗植付装置Aを上限まで上昇すると、先
ず、第2クッションゴム62がロアーリンク45に接当
し、ある程度圧縮変形してから第1クッションゴム61
がロアーリンク45に接当するのである。
ッションゴム61と後側の第2クッションゴム62と
を、ロアーリンク45の長手方向に間隔を隔てて装備し
てあり、苗植付装置に近い第2クッションゴム62が、
苗植付装置Aの上昇に伴って先に接当するようにしてあ
る。つまり、苗植付装置Aを上限まで上昇すると、先
ず、第2クッションゴム62がロアーリンク45に接当
し、ある程度圧縮変形してから第1クッションゴム61
がロアーリンク45に接当するのである。
【0033】〔別実施形態〕図13,図14に示すよう
に、苗植付装置Aを四連リンク機構Cに対して着脱可能
としたものに本願を適用しても良い。すなわち、四連リ
ンク機構Cを、トップリンク44と左右のロアーリンク
45,45と第2縦リンク63とで構成し、苗植付装置
Aの主フレーム21に着脱フレーム64を固定する。第
2縦リンク63の頂部には、着脱フレーム64の上側軸
65を受止める側面視V字状のブラケット66が、か
つ、下部には、着脱フレーム64の下側軸67を下方か
ら引掛け可能な操作アーム68が装備されている。
に、苗植付装置Aを四連リンク機構Cに対して着脱可能
としたものに本願を適用しても良い。すなわち、四連リ
ンク機構Cを、トップリンク44と左右のロアーリンク
45,45と第2縦リンク63とで構成し、苗植付装置
Aの主フレーム21に着脱フレーム64を固定する。第
2縦リンク63の頂部には、着脱フレーム64の上側軸
65を受止める側面視V字状のブラケット66が、か
つ、下部には、着脱フレーム64の下側軸67を下方か
ら引掛け可能な操作アーム68が装備されている。
【0034】つまり、先ず、上側軸65をブラケット6
6に入込み、それから、操作アーム68を支点Pで揺動
させて下側軸67に下方から係合させることによって結
合操作が完了する。外す場合は逆の操作を行えば良い。
又、この構造では、第2クッションゴム62をロアーリ
ンク45下面に装着する等で取付けてあり、苗植付装置
Aを取外しても第2クッションゴム62は四連リンク機
構C側に残るようにしてある。
6に入込み、それから、操作アーム68を支点Pで揺動
させて下側軸67に下方から係合させることによって結
合操作が完了する。外す場合は逆の操作を行えば良い。
又、この構造では、第2クッションゴム62をロアーリ
ンク45下面に装着する等で取付けてあり、苗植付装置
Aを取外しても第2クッションゴム62は四連リンク機
構C側に残るようにしてある。
【0035】従って、図15に示すように、苗植付装置
Aに代えて、溝切り機69等の他の作業装置を装備した
場合では、溝切り機69の上限上昇に伴って、作業装置
側の規制アーム70とロアーリンク45とが第2クッシ
ョンゴム62を介して接当することでローリングロック
されるようになり、溝切り機69等の他の作業装置に
は、クッションゴムが不要となるロック装置Dが構成さ
れるのである。
Aに代えて、溝切り機69等の他の作業装置を装備した
場合では、溝切り機69の上限上昇に伴って、作業装置
側の規制アーム70とロアーリンク45とが第2クッシ
ョンゴム62を介して接当することでローリングロック
されるようになり、溝切り機69等の他の作業装置に
は、クッションゴムが不要となるロック装置Dが構成さ
れるのである。
【図1】田植機の全体側面図
【図2】苗植付装置の伝動系の平面図
【図3】格納姿勢の苗植付装置の伝動系の平面図
【図4】主フレーム、フレーム部材の一部切欠き後面図
【図5】縦リンクの背面図
【図6】縦リンクの正面図
【図7】縦リンクの側面図
【図8】図5におけるA−A断面図
【図9】図5におけるC−C断面図
【図10】ローリング機構と縦リンクとを示す背面図
【図11】下降時のローリングロック装置を示す側面図
【図12】上限上昇時のローリングロック装置の作用を
示す側面図
示す側面図
【図13】ローリングロック装置の他の構造を示す側面
図
図
【図14】図13に示すローリングロック装置の作用を
示す側面図
示す側面図
【図15】作業装置取付部の別構造を示す側面図
44,45 リンク部材 60 支持部材 61,62 弾性部材 A 苗植付装置 C 四連リンク機構 D ロック装置
フロントページの続き (72)発明者 南川 泰秀 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内
Claims (3)
- 【請求項1】 走行機体の後部に、上下のリンク部材を
備えた四連リンク機構を介して昇降可能に苗植付装置を
連結し、かつ、この苗植付装置を前記四連リンク機構に
対して自由ローリング可能に支持してある田植機のロー
リングロック構造であって、 前記苗植付装置側の支持部材と、前記リンク部材と、こ
のリンク部材下面と前記支持部材との間に配置された弾
性部材とを備え、前記苗植付装置の上限への上昇に伴っ
て前記リンク部材と前記支持部材とが前記弾性部材を挟
み込んで接当することで苗植付装置のローリング動を阻
止するロック装置を構成するとともに、前記弾性部材
を、前記リンク部材の長手方向に間隔を隔てて2個装備
してある田植機のローリングロック構造。 - 【請求項2】 前記2個の弾性部材のうちの苗植付装置
に近い後側弾性部材が、前記苗植付装置の上昇に伴って
先に接当するようにしてある請求項1に記載の田植機の
ローリングロック構造。 - 【請求項3】 前記2個の弾性部材のうちの苗植付装置
に近い後側弾性部材を、前記リンク部材に取付けてある
請求項1又は2に記載の田植機のローリングロック構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14414696A JPH09322616A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 田植機のローリングロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14414696A JPH09322616A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 田植機のローリングロック構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09322616A true JPH09322616A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15355295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14414696A Pending JPH09322616A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 田植機のローリングロック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09322616A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015223103A (ja) * | 2014-05-27 | 2015-12-14 | 株式会社クボタ | 植播系作業機 |
JP2016073205A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-12 | 小橋工業株式会社 | 作業機及び作業機のカバー動作補助機構 |
JP2020099274A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | 株式会社クボタ | 作業機 |
JP2020099267A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | 株式会社クボタ | 作業機 |
JP2020099273A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | 株式会社クボタ | 作業機 |
-
1996
- 1996-06-06 JP JP14414696A patent/JPH09322616A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015223103A (ja) * | 2014-05-27 | 2015-12-14 | 株式会社クボタ | 植播系作業機 |
JP2016073205A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-12 | 小橋工業株式会社 | 作業機及び作業機のカバー動作補助機構 |
JP2020099274A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | 株式会社クボタ | 作業機 |
JP2020099267A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | 株式会社クボタ | 作業機 |
JP2020099273A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | 株式会社クボタ | 作業機 |
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