JP2016073205A - 作業機及び作業機のカバー動作補助機構 - Google Patents

作業機及び作業機のカバー動作補助機構 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、コンパクトなカバー動作補助機構を実現し、設計自由度を向上させることができる作業機及び作業機のカバー動作補助機構を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の一実施形態によるカバー動作補助機構は、作業爪を回転させる作業ロータと、作業ロータの上方を覆う第1カバーと、第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、を有する作業機に装着し、第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構であって、第1カバーに設けられた支持部材と、支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、支持部材の他方側に接続され、ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換するアーム部材と、アーム部材に接し、アーム部材の回転移動に伴って移動し、第2カバーに接続されるリンク部材と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、作業機及び作業機のカバー動作補助機構に関する。特に、耕耘機や代かき機など、作業によって発生する飛散物の飛散を抑制するカバーの動作を補助する機能を有する作業機及び作業機のカバー動作補助機構に関する。
従来、農作業の労働時間を軽減するために作業機のオートマチック化が進められ、様々な作業機が開発されている。特に、トラクタ等の走行機体の後部に装着され、作業の種類に応じて交換可能な作業機は、トラクタ等の走行機体に対してアタッチメントのように交換するだけで様々な農作業に対応することが可能であり、農作業のコスト低減に大きく寄与している。
このような作業機の中で、例えば、耕耘機や代かき機は、作業爪を回転させることで土壌を耕して土塊を砕く作業ロータを有する。上記のように、作業ロータを有する作業機は、作業爪によって跳ね上げられた土、草、及び小石などの飛散物が作業機の外部に飛散することを抑制するために、作業ロータの上方、後方、及び側面方向にカバーを有する。
このように、作業による飛散物の飛散を抑制するカバーが備えられた作業機では、作業ロータやカバーに付着した飛散物を掻き落とす作業、劣化又は故障した作業ロータや作業爪を取り換える作業を行う場合に、カバーを上方に跳ね上げて、その状態で保持して当該作業を行う必要がある。
しかし、作業機に装着されたカバーは非常に重いため、カバーを跳ね上げる作業は、作業者への負担が大きいだけでなく、跳ね上げ作業中にカバーを落下させてしまうと作業者が怪我をする危険性や機器が破損する危険性を含んでいる。そこで、例えば、特許文献1に示すように、カバー動作補助機構又はカバー動作補助機構を有する作業機が開発されている。特許文献1では、ロータリ作業機は耕耘部の上面及び後方を覆うカバーを有しており、耕耘部の後方を覆うリアカバーの上方に伸縮差動するカバー動作補助機構が備えられている。上記のロータリ作業機では、カバー動作補助機構がリアカバーに連結された各部品を上方に引き上げることで、当該リアカバーが跳ね上げられる。
特開2009−284878号公報
しかしながら、特許文献1に示すようなカバー動作補助機構は、リアカバーに連結された各部品を上方に引き上げる動作によってリアカバーを跳ね上げるため、当該リアカバーの上方にカバー動作補助機構又は当該補助機構と連動する部品が設けられる。したがって、リアカバー上方の空間が制限され、リアカバー上方には当該補助機構以外の部品を設置することができず、設計の自由度が低下するという問題があった。
本発明は、そのような課題に鑑みてなされたものであり、コンパクトなカバー動作補助機構を実現し、設計自由度を向上させることができる作業機及び作業機のカバー動作補助機構を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態によるカバー動作補助機構は、作業爪を有し、作業爪を回転させる作業ロータと、作業ロータの上方を覆う第1カバーと、第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、を有する作業機に装着し、第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構であって、第1カバーに設けられた支持部材と、支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、支持部材の他方側に接続され、ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換するアーム部材と、アーム部材に当接し、アーム部材の回転移動に伴って移動し、第2カバーに接続されるリンク部材と、を有し、ガススプリングが伸びることで、第2カバーを上方へ回転移動させる。
また、別の態様において、リンク部材は、回転移動するアーム部材に当接する第1ストッパを有し、アーム部材の回転移動に伴って回転移動してもよい。
また、別の態様において、リンク部材は、第1リンク部材及び第2リンク部材を含み、第1リンク部材は、アーム部材に当接し、アーム部材の回転移動に伴って移動し、第2リンク部材の一方側は、回転移動可能に第1リンク部材に接続され、第2リンク部材の他方側は、第2カバーに接続されてもよい。
また、別の態様において、アーム部材又はリンク部材は、アーム部材がリンク部材に作用する箇所の少なくとも一部には緩衝材が設けられてもよい。
また、別の態様において、アーム部材は、第2ストッパを有し、第2ストッパと接触することで、アーム部材の回転移動を制限するロック状態と、アーム部材が回転移動することを可能にするロック解除状態と、を切り替え可能なロック部材をさらに有してもよい。
本発明の一実施形態によるカバー動作補助機構は、作業爪を有し、作業爪を回転させる作業ロータと、作業ロータの上方を覆う第1カバーと、第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、を有する作業機に装着し、第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構であって、第1カバーに設けられた支持部材と、支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、第2カバーの一部が移動可能に接するスライド部を有し、支持部材の他方側に接続され、ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換するリンク部材と、を有し、ガススプリングが伸びることで、第2カバーを上方へ回転移動させる。
本発明の一実施形態によるカバー動作補助機構は、作業爪を有し、作業爪を回転させる作業ロータと、作業ロータの上方を覆う第1カバーと、第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、を有する作業機に装着し、第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構であって、第1カバーに設けられた支持部材と、支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、支持部材の他方側に接続され、ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換するリンク部材と、リンク部材の一部は第2カバーに固定されたガイド部材に沿ってスライド移動可能に設けられ、ガススプリングが伸びることで、第2カバーを上方へ回転移動させる。
また、別の態様において、リンク部材は、第1リンク部材及び第2リンク部材を含み、第1リンク部材は、ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換し、第2リンク部材の一方側は、第1リンク部材に接続され、第2リンク部材の他方側は、第2カバーに固定されたガイド部材に沿ってスライド移動可能に設けられてもよい。
本発明の一実施形態によるカバー動作補助機構は、作業爪を有し、作業爪を回転させる作業ロータと、作業ロータの上方を覆う第1カバーと、第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、を有する作業機に装着し、第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構であって、第1カバーに設けられた支持部材と、支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、スライド部を有し、支持部材の他方側に接続され、ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換する第1リンク部材と、第2カバーに接続され、一部がスライド部に移動可能に接する第2リンク部材と、を有し、ガススプリングが伸びることで、第2カバーを上方へ回転移動させる。
また、別の態様において、ガススプリングは、シリンダと、シリンダの内部をガススプリングの伸縮方向に移動可能なピストンロッドと、を含み、シリンダは、アーム部材、リンク部材、又は第1リンク部材に接続され、ピストンロッドは、支持部材に接続され、鉛直方向において、ピストンロッドの支持部材への接続部はアーム部材、リンク部材、又は第1リンク部材の下方に位置してもよい。
本発明の一実施形態による作業機は、作業爪を有し、作業爪を回転させる作業ロータと、作業ロータの上方を覆う第1カバーと、第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構と、を有し、カバー動作補助機構は、第1カバーに設けられた支持部材と、支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、支持部材の他方側に接続され、ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換するアーム部材と、アーム部材に当接し、アーム部材の回転移動に伴って移動し、第2カバーに接続されるリンク部材と、を有し、ガススプリングが伸びることで、第2カバーを上方へ回転移動させる。
本発明の一実施形態による作業機は、作業爪を有し、作業爪を回転させる作業ロータと、作業ロータの上方を覆う第1カバーと、第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構と、を有し、カバー動作補助機構は、第1カバーに設けられた支持部材と、支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、第2カバーの一部が移動可能に接するスライド部を有し、支持部材の他方側に接続され、ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換するリンク部材と、を有し、ガススプリングが伸びることで、第2カバーを上方へ回転移動させる。
本発明の一実施形態による作業機は、作業爪を有し、作業爪を回転させる作業ロータと、作業ロータの上方を覆う第1カバーと、第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構と、を有し、カバー動作補助機構は、第1カバーに設けられた支持部材と、支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、支持部材の他方側に接続され、ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換するリンク部材と、リンク部材の一部は第2カバーに固定されたガイド部材に沿ってスライド移動可能に設けられ、ガススプリングが伸びることで、第2カバーを上方へ回転移動させる。
本発明の一実施形態による作業機は、作業爪を有し、作業爪を回転させる作業ロータと、作業ロータの上方を覆う第1カバーと、第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構と、を有し、カバー動作補助機構は、第1カバーに設けられた支持部材と、支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、スライド部を有し、支持部材の他方側に接続され、ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換する第1リンク部材と、第2カバーに接続され、一部がスライド部に移動可能に接する第2リンク部材と、を有し、ガススプリングが伸びることで、第2カバーを上方へ回転移動させる。
本発明に係る作業機及び作業機のカバー動作補助機構によれば、コンパクトなカバー動作補助機構を実現し、設計自由度を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構の全体構成を示す平面図である。 本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構の全体構成を示す側面図である。 本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構において、ロック部材がロック状態に位置する場合を示す側面図である。 本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構において、ロック部材がロック解除状態に位置する場合を示す側面図である。 本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構の動作方法において、第2カバーの跳ね上げ動作に伴い、アーム部材がロック部材に接触しながら、ロック部材がわずかにロック待機状態へ移行しつつある状態を示す側面図である。 本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構の動作方法において、第2カバーの跳ね上げ動作に伴い、アーム部材がロック部材を図5の状態から、さらに下方に押し下げた状態を示す側面図である。 本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構の動作方法において、アーム部材のロックピン(第2ストッパ)がロック部材に接触し、ロック待機状態となった様子を示す側面図である。 本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構の動作方法において、第2カバーを下降動作中の様子を示す側面図である。 本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構の動作方法において、カバー動作補助機構を使用せず、第2カバーを跳ね上げた状態を示す側面図である。 本発明の実施形態2に係るカバー動作補助機構の全体構成を示す側面図である。 本発明の実施形態2に係るカバー動作補助機構の動作方法において、ロック解除状態で第2カバーを跳ね上げる動作を説明する側面図である。 本発明の実施形態2に係るカバー動作補助機構の動作方法において、カバー動作補助機構を使用せず、第2カバーを跳ね上げる動作を説明する側面図である。 本発明の実施形態3に係るカバー動作補助機構の全体構成を示す側面図である。 本発明の実施形態3に係るカバー動作補助機構の動作方法において、ロック解除状態で第2カバーを跳ね上げる動作を説明する側面図である。 本発明の実施形態3に係るカバー動作補助機構の動作方法において、カバー動作補助機構を使用せず、第2カバーを跳ね上げる動作を説明する側面図である。 本発明の実施形態4に係るカバー動作補助機構の全体構成を示す側面図である。 本発明の実施形態4に係るカバー動作補助機構の動作方法において、ロック解除状態で第2カバーを跳ね上げる動作を説明する側面図である。 本発明の実施形態4に係るカバー動作補助機構の動作方法において、カバー動作補助機構を使用せず、第2カバーを跳ね上げる動作を説明する側面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る作業機及び作業機のカバー動作補助機構について説明する。但し、本発明の作業機及び作業機のカバー動作補助機構は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、説明の便宜上、上方又は下方という語句を用いて説明するが、上下関係が図示と逆になるように配置されてもよい。また、同様に、前方又は後方という語句を用いて説明するが、前後関係が図示と逆になるように配置されてもよい。
〈実施形態1〉
図1乃至図9を用いて、本発明の実施形態1に係る作業機のカバー動作補助機構の概要を説明する。図1乃至図9では、耕耘機や代かき機のように、作業爪を回転させることで土壌を耕す作業機に取り付けられ、飛散物の飛散を抑制するカバーの跳ね上げ動作を補助するカバー動作補助機構について説明する。ただし、本発明に係るカバー動作補助機構は、上記のように耕耘機や代かき機に用いられるものに限定されない。
[カバー動作補助機構10の構成]
図1は、本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構の全体構成を示す平面図である。また、図2は、本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構の全体構成を示す側面図である。図1及び2で説明するカバー動作補助機構10が設置された作業機20は、図2に示すように、作業爪(図示せず)を有し、作業爪を回転させることで土壌を耕して土塊を砕く作業ロータ190と、作業ロータの上方を覆い、作業ロータによる泥や土等の飛散物の飛散を抑制する第1カバー180と、接続部171において、第1カバー180に対して回転移動可能に接続された第2カバー170と、を有する。また、図1及び2で説明するカバー動作補助機構10は、第2カバー170の上方への回転移動(跳ね上げ動作)を補助するものである。
図1に示すように、カバー動作補助機構10は、支持部材200、伸縮可能なガススプリング300、アーム部材400、第1リンク部材500、第2リンク部材550、及びロック部材600を有する。また、図2に示すように、支持部材200の上方には、作業機の強化部材であるフレームパイプ700が配置されている。なお、フレームパイプ700は作業機によって設置されている箇所が異なる(実線で示す位置である場合や二点鎖線で示す位置である場合がある)。
支持部材200は、支持部材200の機械的強度を強化し、支持部材200の内部に配置される部材を保護する枠部210と、ネジやボルトなどの締結具221を用いて他の部材に固定するための支持脚220と、支持部材200及びロック部材600を接続するバネ231の一端を固定するバネ固定部230と、を有する。ここで、図2に示すように、支持部材200は締結具221によって第1カバー180に固定されている。また、枠部210の一部には開口部が設けられており、当該開口部によって第1軸241、第2軸242、及び第3軸243が保持されている。これらの軸は枠部210に固定されていてもよく、これらの軸の軸方向又は回転方向に動作するように枠部210に保持されていてもよい。
ガススプリング300は、シリンダ310と、シリンダ310の内部をガススプリング300の伸縮方向に移動可能なピストンロッド320と、を含む。ピストンロッド320は第1接続部321を有しており、第1接続部321は支持部材200に固定又は動作可能に保持された第1軸241に回転移動可能に接続されている。つまり、ガススプリング300は、支持部材200の一方側に接続されている。ここで、第1軸241と第1接続部321とが接続される箇所を第1部331という。換言すると、伸縮可能なガススプリング300は、第1部331において支持部材200に接続されている。また、シリンダ310は第2接続部311を有しており、第2接続部311は第4軸244に回転移動可能に接続されている。ここで、第4軸244と第2接続部311とが接続される箇所を第2部332という。換言すると、ガススプリング300は第2部332においてアーム部材400に接続されている。
ここで、ガススプリング300は、作業機20に取り付けた状態で、シリンダ310からピストンロッド320に向かって鉛直方向の下方に傾くように設置されている。つまり、ガススプリング300は、鉛直方向において、ピストンロッド320の支持部材200への接続部がシリンダ310のアーム部材400への接続部の下方に位置するように配置されている。換言すると、ガススプリング300は、鉛直方向において第1部331が第2部332よりも下方に位置するように配置されている。このように、ガススプリング300のシリンダ310が鉛直方向の下方を向くように傾いて配置されていることで、ガススプリング300に充填されたガスが抜けにくくすることができる。
図2では、鉛直方向において第1部331が第2部332よりも下方に位置するようにガススプリング300が配置された構成を示した。しかし、この構成に限定されず、例えばシリンダ310が支持部材200に接続され、ピストンロッド320がアーム部材400に接続されている場合、つまり、図2とはシリンダ310とピストンロッド320との位置が逆の場合は、鉛直方向において第1部331(支持部材200とシリンダ310との接続部分)が第2部332(アーム部材400とピストンロッド320との接続部分)よりも上方に位置するようにガススプリング300が配置されてもよい。
また、ガススプリング300は必ずしもシリンダ310からピストンロッド320に向かって鉛直方向の下方に傾くように配置されている必要はない。つまり、ガススプリング300が、その内部に充填されたガスが抜けにくい構造である、又はガススプリング300の内部に充填されたガスが抜けても実使用上問題が生じなければ、ガススプリング300は水平に配置されていてもよく、また、シリンダ310からピストンロッド320に向かって鉛直方向の上方に傾くように配置されていてもよい。
アーム部材400は、シリンダ310の第2接続部311が接続された第4軸244に対して回転移動可能に接続されている。ここで、シリンダ310の第2接続部311及びアーム部材400が第4軸244と接続される箇所を第2部332という。換言すると、アーム部材400は、ガススプリング300の第1部331とは反対側の第2部332においてガススプリング300に接続されている。また、アーム部材400は支持部材200に固定又は動作可能に保持された第3軸243に回転移動可能に接続されている。つまり、アーム部材400は支持部材200の他方側に回転移動可能に接続されている。ここで、第3軸243とアーム部材400とが接続される箇所を第3部333という。アーム部材400は、ガススプリング300が伸縮すると第2部332における作用によって第3軸243を軸として回転移動する。換言すると、アーム部材400は、ガススプリング300の伸縮動作を第3部333を中心に回転移動する回転動作に変換する。また、アーム部材400は、ロック状態においてロック部材600と接触することで、アーム部材400の回転移動を制限するロックピン410を有する。また、アーム部材400が第1リンク部材500の第1ストッパ510に作用する箇所の少なくとも一部に緩衝材430が設けられている。緩衝材430はアーム部材400側に設けられていてもよく、第1リンク部材500側(図2においては第1ストッパ510側)に設けられていてもよい。
第1リンク部材500は、回転移動するアーム部材400に当接する第1ストッパ510を有する。第1リンク部材500は、アーム部材400と同様に第3軸243に回転移動可能に接続されている。ここで、アーム部材400が第3軸243を中心に反時計回りに回転移動すると、アーム部材400の支持部420が第1ストッパ510に緩衝材430を介して当接し、第1リンク部材500はアーム部材400の回転移動に伴って移動する。図2に示すように、第1リンク部材500が第3軸243に接続されている場合は、第1リンク部材500はアーム部材400の回転移動に伴って第3軸243を中心に回転移動する。ここで、図2では、アーム部材400と第1リンク部材500との間に緩衝材430が設けられた構成を例示したが、緩衝材430が設けられていなくてもよく、例えばアーム部材400が第1リンク部材500に当接してもよい。
ここで、図2では、第1リンク部材500が第3軸243に接続された構成を例示したが、この構成に限定されず、第1リンク部材500は、例えばアーム部材400の回転移動に伴って第1リンク部材500が上方に移動するように誘導するガイド部材を介してアーム部材400に接続されていてもよい。この場合は、第1リンク部材500はアーム部材400の回転移動に伴って当該ガイド部材の誘導方向に沿って移動する。また、図2では、第1リンク部材500が第1ストッパ510を有する構成を例示したが、第1リンク部材500が第1ストッパ510を有さない場合であっても、アーム部材400の一部が第1リンク部材500の一部と当接することで、アーム部材400の回転移動に伴って第1リンク部材500が移動する構成であればよい。ここで、上記と同様に、アーム部材400と第1リンク部材500との接点には緩衝材430が設けられていてもよい。
第2リンク部材550は、第2カバー170に固定又は動作可能に保持された第5軸245に回転移動可能に接続されている。ここで、第5軸245と第2カバー170とが接続される箇所を第4部334という。また、第2リンク部材550は、第1リンク部材500に固定又は動作可能に保持された第6軸246に回転移動可能に接続されている。ここで、第6軸246、第1リンク部材500、及び第2リンク部材550が接続される箇所を第5部335という。
上記では、第1リンク部材500と第2リンク部材550とを分けて説明したが、第1リンク部材500及び第2リンク部材550を合わせて1つのリンク部材590と呼んでもよい。
上記のように、カバー動作補助機構10は、ガススプリング300が後方に伸びることで、第2部332で接続されたアーム部材400を押し込み、アーム部材400及び第1リンク部材500を第3軸243を中心に反時計回りに回転移動させる。回転移動した第1リンク部材500は第2リンク部材550を上方に引き上げ、第2カバー170を跳ね上げる。換言すると、カバー動作補助機構10は、第2部332が第2カバー170に近づく方向に移動する、すなわち、ガススプリング300が第2カバー170側に近づく方向に伸びることで、第2カバー170を跳ね上げる。
ロック部材600は、ロック状態においてアーム部材400に設けられたロックピン410に係止することで、アーム部材400の回転移動を制限する係止部620を有する。ここで、ロックピンを第2ストッパという場合もある。また、ロック部材600は、第7軸247及び第7軸247に接続されたレバー610に固定されている。ここで、第7軸247の一端にはバネ231が固定されている。つまり、バネ231は支持部材200のバネ固定部230及びロック部材600に固定された第7軸247に固定されており、互いを引っ張り合うように配置されている。ロック部材600は第2軸242に係止又は回転移動可能に接続されており、第2軸242を中心に回転移動する。ここで、レバー610を上方に引き上げると、ロック部材600は第2軸242を中心に反時計回りに回転移動する。図4に示すように、ロック部材600が第2軸242を中心として反時計回りに回転移動すると、バネ231は一度引き伸ばされるが、ロック部材600が一定量以上回転移動するとバネ231は再び縮み、ロック部材600の位置を安定させる。
以上のように、本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構10は、ガススプリング300の前方の一端が固定されてガススプリング300が後方に伸び、アーム部材400を押し込む(押し上げる)ことで第2カバー170の跳ね上げ動作を補助する。したがって、図2に示すように支持部材200上方の空間にカバー動作補助機構の部材を配置する必要がなく、例えば、図2のようにフレームパイプ700等の部材を配置することができる。また、図2に示すように、フレームパイプ700の位置が作業機によって異なる場合でも対応することができる。つまり、コンパクトなカバー動作補助機構を実現し、設計の自由度を向上させることができる。したがって、カバー動作補助機構を取り付け可能な作業機の機種が増加する。
[ロック部材600の動作方法]
図3及び図4を用いて、ロック部材600の位置によって「ロック状態」及び「ロック解除状態」を切り替える例について説明する。図3は、本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構において、ロック部材がロック状態に位置する場合を示す側面図である。また、図4は、本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構において、ロック部材がロック解除状態に位置する場合を示す側面図である。図3及び図4において、ロック部材600及びレバー610を太線で示した。
図3に示すように、ロック状態では、アーム部材400の第2ストッパ410とロック部材600の係止部620とが接触するため、アーム部材400が第3軸243を中心に反時計回りに回転移動する動作が制限される。つまり、第2ストッパ410と係止部620とが接触することで、アーム部材400の回転移動が制限される。一方、図4に示すように、ロック解除状態では、レバー610を上方に持ち上げてロック部材600を第2軸242を中心に反時計回りに回転移動させ、第2ストッパ410とロック部材600とを非接触にすることで、アーム部材400が第3軸243を中心に反時計回りに回転移動することを可能にする。
ここで、図3に示すロック状態からレバー610を上方に持ち上げてロック部材600を第2軸242を中心に反時計回りに回転移動させると、バネ231は引き伸ばされる。ロック部材600の回転移動によって引き伸ばされたバネ231は、バネ固定部230、第2軸242、及び第7軸247が一直線上に並ぶ位置のときに最も引き伸ばされ、ロック部材600をさらに反時計回りに回転移動させると、バネ231が縮んでレバー610が上方に持ち上がった状態で安定する。つまり、ロック部材600の位置によって「ロック状態」及び「ロック解除状態」の二つの状態を切り替えることができる。また、これら2つの状態を切り替えるためにはバネ231を引き伸ばす外力が必要となる。つまり、ロック部材600に取り付けられたバネ231によって、「ロック状態」及び「ロック解除状態」の状態を得ることができる。
[作業機20の動作方法]
図5乃至図9を用いて、第2カバー170を跳ね上げるときのカバー動作補助機構10及び作業機20の動作について説明する。図5乃至図8では、ロック解除状態でカバー動作補助機構10の補助を受けて第2カバー170を跳ね上げる動作について説明し、図9では、ロック状態でカバー動作補助機構10の補助なしに第2カバー170を跳ね上げる動作について説明する。
図5は、本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構の動作方法において、第2カバーの跳ね上げ動作に伴い、アーム部材がロック部材に接触した状態を示す側面図である。図5に示すように、カバー動作補助機構10の補助を受けて第2カバー170を上方に跳ね上げると、第2リンク部材550は上方に移動し、第1リンク部材500は第3軸243を中心に反時計回りに回転移動する。このとき、第1リンク部材500の第1ストッパ510はアーム部材400の支持部420によって上方に持ち上げられる。第1リンク部材500が回転移動すると、第1リンク部材500に設けられた係止部520がロック部材600の突起部630と接触する。
図6は、本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構の動作方法において、第2カバーの跳ね上げ動作に伴い、アーム部材がロック部材を下方に押し下げた状態を示す側面図である。第1リンク部材500の係止部520がロック部材600の突起部630と接触した状態から、さらに第2カバー170を上方に跳ね上げると、係止部520はロック部材600の突起部630との接触箇所を下方へ押し下げ、ロック部材600は第2軸242を中心に時計回りに回転移動する。
図7は、本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構の動作方法において、アーム部材の第2ストッパ(ロックピン)がロック部材に接触し、ロック待機状態となった様子を示す側面図である。図6の状態から第2カバー170をさらに上方に跳ね上げると、係止部520の作用によってロック部材600はさらに時計回りに回転移動する。そして、ロック部材600が、バネ固定部230、第2軸242、及び第7軸247が一直線上に並ぶ位置を越して時計回りに回転移動すると、ロック部材600はバネ231の弾性力によって時計回りに回転移動する(ロック状態に戻ろうとする)。つまり、第2カバー170の跳ね上げ動作によって、ロック部材600はロック解除状態からロック状態に戻ろうとする状態(ロック待機状態)に変わる。
図8は、本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構の動作方法において、第2カバーを下降動作中の様子を示す側面図である。図7の状態から、第2カバー170の跳ね上げ動作を止めて、第2カバー170を下方に下降動作させると、第1リンク部材500及びアーム部材400は第3軸243を中心に時計回りに回転移動する。このとき、第1リンク部材500の係止部520はロック部材600の突起部630から離れるため、ロック部材600を第2軸242を中心に時計回りに回転移動させる係止部520による作用は働かなくなる。しかし、バネ231の弾性力によってロック部材600を第2軸242を中心に時計回りに回転移動させる作用は維持される。したがって、ロック部材600はバネ231の弾性力によって第2ストッパ410に押し付けられる。これによって、第2カバーを下降動作させると、図8の矢印で示すように第2ストッパ410はロック部材600に沿ってスライド移動し、ロック状態へ戻る。
図9は、本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構の動作方法において、カバー動作補助機構の補助なしに第2カバーを跳ね上げた状態を示す側面図である。アーム部材400及び第1リンク部材500は、互いに独立して第3軸243に接続されているため、第1ストッパ510と支持部420とが緩衝材430を介して当接している状態を除き、それぞれが独立して回転移動することができる。したがって、ロック部材600の位置がロック状態にあり、アーム部材400の回転移動が制限された状態であっても、図9に示すように第2カバー170を跳ね上げることができる。これによって、例えば、耕耘する地面の凹凸が大きく、第2カバー170と地面とが衝突する場合に、第2カバー170が跳ね上げられることで衝突のエネルギーを分散させることができる。また、この場合は、カバー動作補助機構10が機能しないので、衝突によって跳ね上げられた第2カバー170は自重で元の位置に戻ろうとする。したがって、地面の凹凸に追従して第2カバー170は上下動できるので、第2カバー170によって地面を整地する通常の機能も維持される。
以上のように、本発明の実施形態1に係るカバー動作補助機構10は、バネ231の弾性力を利用して「ロック状態」及び「ロック解除状態」を切り替えることができる。「ロック状態」から「ロック解除状態」への切り替えは、レバー610を上方に持ち上げることで行われ、「ロック解除状態」から「ロック状態」への切り替えは、第2カバー170を上方に跳ね上げる動作において自動的に行われる。また、アーム部材400及び第1リンク部材500が互いに第3軸243に接続されて回転移動することで、例えば、長孔及びその内部をスライドするピンのような部材を使用する必要がない。つまり、部材同士が摩耗することなく第2カバー170の跳ね上げ動作を行うことができるため、部材同士の摩耗による劣化が発生しにくいカバー動作補助機構10を得ることができる。
〈実施形態2〉
図10乃至図12を用いて、本発明の実施形態2に係る作業機のカバー動作補助機構の概要を説明する。図10乃至図12では、第2カバー172を上方に跳ね上げるリンク部材800がガススプリング300に直接接続されたカバー動作補助機構11について説明する。
[カバー動作補助機構11の構成]
図10は、本発明の実施形態2に係るカバー動作補助機構の全体構成を示す側面図である。図10で説明するカバー動作補助機構11が設置された作業機21は、図2と同様に、作業爪を有し、作業爪を回転させることで土壌を耕して土塊を砕く作業ロータ190と、作業ロータの上方を覆い、作業ロータによる泥や土等の飛散物の飛散を抑制する第1カバー180と、接続部171において、第1カバー180に対して回転移動可能に接続された第2カバー172と、を有する。ここで、カバー動作補助機構11は、第2カバー172の上方への回転移動を補助するものである。
図10に示すように、カバー動作補助機構11は、支持部材200、伸縮可能なガススプリング300、リンク部材800、及びロック部材600を有する。ここで、支持部材200、ガススプリング300、及びロック部材600については、図2と同様であるので、ここでは説明を省略する。
第2カバー172は、一部がリンク部材800の上方に突き出た形状を有しており、リンク部材800の上方を摺接移動又は回転移動するスライドピン173が設けられている。スライドピン173は、第2カバー172と一体形成、又は固定されていてもよく、また、スライドピン173がスライド部801上を回転しながら移動できるように回転可能に第2カバー172に接続されていてもよい。
リンク部材800は、スライドピン173が移動可能に接するスライド部801を有する。また、リンク部材800は、支持部材200の他方側(ガススプリング300が支持部材200に接続されている側とは異なる側)に回転移動可能に接続されている。換言すると、リンク部材800は、ガススプリング300の第1部331とは反対側の第2部332においてガススプリング300に接続されている。具体的には、リンク部材800は、第2部332においてシリンダ310の第2接続部311と接続されている。また、リンク部材800は支持部材200に固定又は動作可能に保持された第3軸243に回転移動可能に接続されている。ここで、第3軸243とリンク部材800とが接続される箇所を第3部333という。リンク部材800は、ガススプリング300が伸縮すると第2部332における作用によって第3軸243を軸として回転移動する。換言すると、リンク部材800は、ガススプリング300の伸縮動作を第3部333を中心に回転移動する回転動作に変換する。また、リンク部材800は、ロック状態においてロック部材600と接触することで、リンク部材800の回転移動を制限するロックピン802を有する。
[作業機21の動作方法]
図11及び図12を用いて、第2カバー172を跳ね上げるときのカバー動作補助機構11及び作業機21の動作について説明する。図11では、ロック解除状態でカバー動作補助機構11の補助を受けて第2カバー172を跳ね上げる動作について説明し、図12では、ロック状態でカバー動作補助機構11の補助なしに第2カバー172を跳ね上げる動作について説明する。図11及び図12において、実線で描かれた第2カバー172及びリンク部材800は第2カバー跳ね上げ動作前の状態を示し、二点鎖線で描かれた第2カバー172及びリンク部材800は第2カバー跳ね上げ動作後の状態を示す。ここで、説明の便宜上、ガススプリング300については第2カバー跳ね上げ動作前の状態のみを示した。
図11は、本発明の実施形態2に係るカバー動作補助機構の動作方法において、ロック解除状態で第2カバーを跳ね上げる動作を説明する側面図である。図11に示すように、カバー動作補助機構11の補助を受けて第2カバー172を上方に跳ね上げると、リンク部材800はガススプリング300から補助力を受けて第3軸243を中心に反時計回りに回転移動する。このとき、第2カバー172のスライドピン173はリンク部材800のスライド部801をスライドしながらリンク部材800によって上方に持ち上げられる。
上記のように、カバー動作補助機構11は、ガススプリング300が後方に伸びることで、第2部332で接続されたリンク部材800を押し込み、リンク部材800を第3軸243を中心に反時計回りに回転移動させる。回転移動したリンク部材800はスライドピン173を上方に持ち上げ、第2カバー172を跳ね上げる。換言すると、カバー動作補助機構11は、第2部332が第2カバー172に近づく方向に移動する、すなわち、ガススプリング300が第2カバー172側に近づく方向に伸びることで、第2カバー172を跳ね上げる。
図12は、本発明の実施形態2に係るカバー動作補助機構の動作方法において、ロック状態で第2カバーを跳ね上げる動作を説明する側面図である。つまり、カバー動作補助機構の補助なしに第2カバーを跳ね上げた状態である。第2カバー172の跳ね上げ動作前の状態では、スライドピン173はスライド部801に接しているが、スライドピン173が接続部171を中心に反時計回りに回転移動することを制限する部材は配置されていない。したがって、ロック部材600の位置がロック状態にあり、リンク部材800の回転移動が制限された状態であっても、図12に示すように第2カバー172を跳ね上げることができる。これによって、例えば、耕耘する地面の凹凸が大きく、第2カバー172と地面とが衝突する場合に、第2カバー172が跳ね上げられることで衝突のエネルギーを分散させることができる。また、この場合は、カバー動作補助機構11が機能しないので、衝突によって跳ね上げられた第2カバー172は自重で元の位置に戻ろうとする。したがって、地面の凹凸に追従して第2カバー170は上下動できるので、第2カバー172によって地面を整地する通常の機能も維持される。
以上のように、本発明の実施形態2に係るカバー動作補助機構11は、ガススプリング300の前方の一端が固定されてガススプリング300が後方に伸び、リンク部材800を押し込むことで第2カバー172の跳ね上げ動作を補助する。したがって、図11に示すように支持部材200上方の空間にカバー動作補助機構の部材を配置する必要がなく、例えば、図2のようにフレームパイプ700等の部材を配置することができる。つまり、コンパクトなカバー動作補助機構を実現し、設計の自由度を向上させることができる。また、実施形態1のアーム部材を用いなくてもよいため、カバー動作補助機構を実現する部品点数を少なくさせることができる。また、スライドピン173を回転可能に第2カバー172に接続することで、スライドピン173及びスライド部801の摩耗による劣化が発生しにくいカバー動作補助機構を得ることができる。
〈実施形態3〉
図13乃至図15を用いて、本発明の実施形態3に係る作業機のカバー動作補助機構の概要を説明する。図13乃至図15では、第1リンク部材810がガススプリング300に直接接続され、第1リンク部材810に接続された第2リンク部材550が第2カバー170に固定されたガイド部材820に移動可能に接続されたカバー動作補助機構12について説明する。
[カバー動作補助機構12の構成]
図13は、本発明の実施形態3に係るカバー動作補助機構の全体構成を示す側面図である。図13で説明するカバー動作補助機構12が設置された作業機22は、図2と同様に、作業爪を有し、作業爪を回転させることで土壌を耕して土塊を砕く作業ロータ190と、作業ロータの上方を覆い、作業ロータによる泥や土等の飛散物の飛散を抑制する第1カバー180と、接続部171において、第1カバー180に対して回転移動可能に接続された第2カバー170と、を有する。ここで、カバー動作補助機構12は、第2カバー170の上方への回転移動を補助するものである。
図13に示すように、カバー動作補助機構12は、支持部材200、伸縮可能なガススプリング300、第1リンク部材810、第2リンク部材550、ガイド部材820、及びロック部材600を有する。ここで、支持部材200、ガススプリング300、及びロック部材600については、図2と同様であるので、ここでは説明を省略する。
第1リンク部材810は、支持部材200の他方側(ガススプリング300が支持部材200に接続されている側とは異なる側)に回転移動可能に接続されている。換言すると、第1リンク部材810は、ガススプリング300の第1部331とは反対側の第2部332においてガススプリング300に接続されている。具体的には、第1リンク部材810は、第2部332においてシリンダ310の第2接続部311と接続されている。また、第1リンク部材810は支持部材200に固定又は動作可能に保持された第3軸243に回転移動可能に接続されている。ここで、第3軸243と第1リンク部材810とが接続される箇所を第3部333という。第1リンク部材810は、ガススプリング300が伸縮すると第2部332における作用によって第3軸243を軸として回転移動する。換言すると、第1リンク部材810は、ガススプリング300の伸縮動作を第3部333を中心に回転移動する回転動作に変換する。また、第1リンク部材810は、ロック状態においてロック部材600と接触することで、第1リンク部材810の回転移動を制限するロックピン812を有する。
第2リンク部材550は、第1リンク部材810に固定又は動作可能に保持された第6軸246に回転移動可能に接続されている。ここで、第6軸246、第1リンク部材810、及び第2リンク部材550が接続される箇所を第5部335という。
第2カバー170に固定されたガイド部材820は、長孔が設けられたスライド部821を有する。スライド部821の長孔内部には第5軸245がスライド移動可能に配置されている。ここで、第5軸245を第2リンク部材550の一部とした場合、第2リンク部材550の一部はガイド部材820に沿ってスライド移動可能に配置されている、ということもできる。また、換言すると、第2リンク部材550は第4部334においてガイド部材820と直線移動可能に接続されている。
[作業機22の動作方法]
図14及び図15を用いて、第2カバー170を跳ね上げるときのカバー動作補助機構12及び作業機22の動作について説明する。図14では、ロック解除状態でカバー動作補助機構12の補助を受けて第2カバー170を跳ね上げる動作について説明し、図15では、ロック状態でカバー動作補助機構12の補助なしに第2カバー170を跳ね上げる動作について説明する。図14及び図15において、実線で描かれた第2カバー170、ガイド部材820、第2リンク部材550、及び第1リンク部材810は第2カバー跳ね上げ動作前の状態を示し、二点鎖線で描かれた第2カバー170、ガイド部材820、第2リンク部材550、及び第1リンク部材810は第2カバー跳ね上げ動作後の状態を示す。ここで、説明の便宜上、ガススプリング300については第2カバー跳ね上げ動作前の状態のみを示した。
図14は、本発明の実施形態3に係るカバー動作補助機構の動作方法において、ロック解除状態で第2カバーを跳ね上げる動作を説明する側面図である。図14に示すように、カバー動作補助機構12の補助を受けて第2カバー170を上方に跳ね上げると、第1リンク部材810はガススプリング300から補助力を受けて第3軸243を中心に反時計回りに回転移動し、第2リンク部材550は第6軸246を中心に反時計回りに回転移動しながら第1リンク部材810によって上方に引き上げられる。ここで、上記の動作において、第5軸245のスライド部821における相対位置は変わらない。つまり、上記の動作中は、第5軸245はスライド部821のうち接続部171に最も近い位置にいる。
上記のように、カバー動作補助機構12は、ガススプリング300が後方に伸びることで、第2部332で接続された第1リンク部材810を押し込み、第1リンク部材810を第3軸243を中心に反時計回りに回転移動させる。回転移動した第1リンク部材810は第2リンク部材550を上方に引き上げ、第2カバー170を跳ね上げる。換言すると、カバー動作補助機構12は、第2部332が第2カバー170に近づく方向に移動する、すなわち、ガススプリング300が第2カバー170側に近づく方向に伸びることで、第2カバー170を跳ね上げる。
図15は、本発明の実施形態3に係るカバー動作補助機構の動作方法において、ロック状態で第2カバーを跳ね上げる動作を説明する側面図である。つまり、カバー動作補助機構の補助なしに第2カバーを跳ね上げた状態である。ロック状態では、第1リンク部材810は移動しないが、第2リンク部材550が第6軸246を中心に反時計回りに回転移動しながら、第5軸245がスライド部821内部を移動することで第2カバー170が跳ね上げられる。つまり、ロック部材600の位置がロック状態にあり、第1リンク部材810の回転移動が制限された状態であっても、図15に示すように第2カバー170を跳ね上げることができる。これによって、例えば、耕耘する地面の凹凸が大きく、第2カバー170と地面とが衝突する場合に、第2カバー170が跳ね上げられることで衝突のエネルギーを分散させることができる。また、この場合は、カバー動作補助機構12が機能しないので、衝突によって跳ね上げられた第2カバー170は自重で元の位置に戻ろうとする。したがって、地面の凹凸に追従して第2カバー170は上下動できるので、第2カバー170によって地面を整地する通常の機能も維持される。
以上のように、本発明の実施形態3に係るカバー動作補助機構12は、ガススプリング300の前方の一端が固定されてガススプリング300が後方に伸び、第1リンク部材810を押し込むことで第2カバー170の跳ね上げ動作を補助する。したがって、図14に示すように支持部材200上方の空間にカバー動作補助機構の部材を配置する必要がなく、例えば、図2のようにフレームパイプ700等の部材を配置することができる。つまり、コンパクトなカバー動作補助機構を実現し、設計の自由度を向上させることができる。また、実施形態1のアーム部材を用いなくてもよいため、カバー動作補助機構を実現する部品点数を少なくさせることができる。
〈実施形態4〉
図16乃至図18を用いて、本発明の実施形態4に係る作業機のカバー動作補助機構の概要を説明する。図16乃至図18では、第1リンク部材830がガススプリング300に直接接続され、第1リンク部材830と第2リンク部材550とが移動可能に接続されたカバー動作補助機構13について説明する。
[カバー動作補助機構13の構成]
図16は、本発明の実施形態4に係るカバー動作補助機構の全体構成を示す側面図である。図16で説明するカバー動作補助機構13が設置された作業機23は、図2と同様に、作業爪を有し、作業爪を回転させることで土壌を耕して土塊を砕く作業ロータ190と、作業ロータの上方を覆い、作業ロータによる泥や土等の飛散物の飛散を抑制する第1カバー180と、接続部171において、第1カバー180に対して回転移動可能に接続された第2カバー170と、を有する。ここで、カバー動作補助機構13は、第2カバー170の上方への回転移動を補助するものである。
図16に示すように、カバー動作補助機構13は、支持部材200、伸縮可能なガススプリング300、第1リンク部材830、第2リンク部材550、及びロック部材600を有する。ここで、支持部材200、ガススプリング300、及びロック部材600については、図2と同様であるので、ここでは説明を省略する。
第1リンク部材830は、長孔のスライド部831を有する。スライド部831の長孔内部には第6軸246がスライド移動可能に配置されている。ここで、第6軸246を第2リンク部材550の一部とした場合、第2リンク部材550の一部は第1リンク部材830に沿ってスライド移動可能に配置されている、ということもできる。また、換言すると、第2リンク部材550は第5部335(第6軸246、第1リンク部材830、及び第2リンク部材550が接続される箇所)において第1リンク部材830と直線移動可能に接続されている。
また、第1リンク部材830は、支持部材200の他方側(ガススプリング300が支持部材200に接続されている側とは異なる側)に回転移動可能に接続されている。換言すると、第1リンク部材830は、ガススプリング300の第1部331とは反対側の第2部332においてガススプリング300に接続されている。具体的には、第1リンク部材830は、第2部332においてシリンダ310の第2接続部311と接続されている。また、第1リンク部材830は支持部材200に固定又は動作可能に保持された第3軸243に回転移動可能に接続されている。ここで、第3軸243と第1リンク部材830とが接続される箇所を第3部333という。第1リンク部材830は、ガススプリング300が伸縮すると第2部332における作用によって第3軸243を軸として回転移動する。換言すると、第1リンク部材830は、ガススプリング300の伸縮動作を第3部333を中心に回転移動する回転動作に変換する。また、第1リンク部材830は、ロック状態においてロック部材600と接触することで、第1リンク部材830の回転移動を制限するロックピン832を有する。
第2リンク部材550は、図2と同様に第4部334において第2カバー170と接続されている。
[作業機23の動作方法]
図17及び図18を用いて、第2カバー170を跳ね上げるときのカバー動作補助機構13及び作業機23の動作について説明する。図17では、ロック解除状態でカバー動作補助機構13の補助を受けて第2カバー170を跳ね上げる動作について説明し、図18では、ロック状態でカバー動作補助機構13の補助なしに第2カバー170を跳ね上げる動作について説明する。図17及び図18において、実線で描かれた第2カバー170、第2リンク部材550、及び第1リンク部材830は第2カバー跳ね上げ動作前の状態を示し、二点鎖線で描かれた第2カバー170、第2リンク部材550、及び第1リンク部材830は第2カバー跳ね上げ動作後の状態を示す。ここで、説明の便宜上、ガススプリング300については第2カバー跳ね上げ動作前の状態のみを示した。
図17は、本発明の実施形態4に係るカバー動作補助機構の動作方法において、ロック解除状態で第2カバーを跳ね上げる動作を説明する側面図である。図17に示すように、カバー動作補助機構13の補助を受けて第2カバー170を上方に跳ね上げると、第1リンク部材830はガススプリング300から補助力を受けて第3軸243を中心に反時計回りに回転移動し、第2リンク部材550は第6軸246を中心に第1リンク部材830に対して相対的に反時計回りに回転移動しながら第1リンク部材830によって上方に引き上げられる。ここで、上記の動作において、第6軸246のスライド部831における相対位置は変わらない。つまり、上記の動作中は、第6軸246はスライド部831のうち第3軸243から最も遠い位置にいる。
上記のように、カバー動作補助機構13は、ガススプリング300が後方に伸びることで、第2部332で接続された第1リンク部材830を押し込み、第1リンク部材830を第3軸243を中心に反時計回りに回転移動させる。回転移動した第1リンク部材830は第2リンク部材550を上方に引き上げ、第2カバー172を跳ね上げる。換言すると、カバー動作補助機構13は、第2部332が第2カバー170に近づく方向に移動する、すなわち、ガススプリング300が第2カバー170側に近づく方向に伸びることで、第2カバー170を跳ね上げる。
図18は、本発明の実施形態4に係るカバー動作補助機構の動作方法において、ロック状態で第2カバーを跳ね上げる動作を説明する側面図である。つまり、カバー動作補助機構の補助なしに第2カバーを跳ね上げた状態である。ロック状態では、第1リンク部材830は移動しないが、第6軸246がスライド部831内部を移動することで第2リンク部材550が上方に移動し、第2カバー170が跳ね上げられる。つまり、ロック部材600の位置がロック状態にあり、第1リンク部材830の回転移動が制限された状態であっても、図18に示すように第2カバー170を跳ね上げることができる。これによって、例えば、耕耘する地面の凹凸が大きく、第2カバー170と地面とが衝突する場合に、第2カバー170が跳ね上げられることで衝突のエネルギーを分散させることができる。また、この場合は、カバー動作補助機構13が機能しないので、衝突によって跳ね上げられた第2カバー170は自重で元の位置に戻ろうとする。したがって、地面の凹凸に追従して第2カバー170は上下動できるので、第2カバー170によって地面を整地する通常の機能も維持される。
以上のように、本発明の実施形態4に係るカバー動作補助機構13は、ガススプリング300の前方の一端が固定されてガススプリング300が後方に伸び、第1リンク部材830を押し込むことで第2カバー170の跳ね上げ動作を補助する。したがって、図18に示すように支持部材200上方の空間にカバー動作補助機構の部材を配置する必要がなく、例えば、図2のようにフレームパイプ700等の部材を配置することができる。つまり、コンパクトなカバー動作補助機構を実現し、設計の自由度を向上させることができる。また、実施形態1のアーム部材を用いなくてもよいため、カバー動作補助機構を実現する部品点数を少なくさせることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10、11、12、13:カバー動作補助機構
20、21、22、23:作業機
170、172:第2カバー
171:接続部
173:スライドピン
180:第1カバー
190:作業ロータ
200:支持部材
210:枠部
220:支持脚
221:締結具
230:バネ固定部
231:バネ
241:第1軸
242:第2軸
243:第3軸
244:第4軸
245:第5軸
246:第6軸
247:第7軸
300:ガススプリング
310:シリンダ
311:第2接続部
320:ピストンロッド
321:第1接続部
331:第1部
332:第2部
333:第3部
334:第4部
335:第5部
400:アーム部材
410、802、812、832:ロックピン(第2ストッパ)
420:支持部
500、810、830:第1リンク部材
510:第1ストッパ
520:係止部
550:第2リンク部材
590、800:リンク部材
600:ロック部材
610:レバー
620:係止部
630:突起部
700:フレームパイプ
801、821、831:スライド部
820:ガイド部材

Claims (16)

  1. 作業爪を有し、前記作業爪を回転させる作業ロータと、前記作業ロータの上方を覆う第1カバーと、前記第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、を有する作業機に装着し、前記第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構であって、
    前記第1カバーに設けられた支持部材と、
    前記支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、
    前記支持部材の他方側に接続され、前記ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換するアーム部材と、
    前記アーム部材に当接し、前記アーム部材の回転移動に伴って移動し、前記第2カバーに接続されるリンク部材と、を有し、
    前記ガススプリングが伸びることで、前記第2カバーを上方へ回転移動させることを特徴とするカバー動作補助機構。
  2. 前記リンク部材は、回転移動する前記アーム部材に当接する第1ストッパを有し、前記アーム部材の回転移動に伴って回転移動することを特徴とする請求項1に記載のカバー動作補助機構。
  3. 前記リンク部材は、第1リンク部材及び第2リンク部材を含み、
    前記第1リンク部材は、前記アーム部材に当接し、前記アーム部材の回転移動に伴って移動し、
    前記第2リンク部材の一方側は、回転移動可能に前記第1リンク部材に接続され、前記第2リンク部材の他方側は、前記第2カバーに接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載のカバー動作補助機構。
  4. 前記アーム部材又は前記リンク部材は、前記アーム部材が前記リンク部材に作用する箇所の少なくとも一部には緩衝材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のカバー動作補助機構。
  5. 前記アーム部材は、第2ストッパを有し、
    前記第2ストッパと接触することで、前記アーム部材の回転移動を制限するロック状態と、前記アーム部材が回転移動することを可能にするロック解除状態と、を切り替え可能なロック部材をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のカバー動作補助機構。
  6. 前記ガススプリングは、
    シリンダと、
    前記シリンダの内部を前記ガススプリングの伸縮方向に移動可能なピストンロッドと、
    を含み、
    前記シリンダは、前記アーム部材に接続され、
    前記ピストンロッドは、前記支持部材に接続され、
    鉛直方向において、前記ピストンロッドの前記支持部材への接続部は前記シリンダの前記アーム部材への接続部の下方に位置することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載のカバー動作補助機構。
  7. 作業爪を有し、前記作業爪を回転させる作業ロータと、前記作業ロータの上方を覆う第1カバーと、前記第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、を有する作業機に装着し、前記第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構であって、
    前記第1カバーに設けられた支持部材と、
    前記支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、
    前記第2カバーの一部が移動可能に接するスライド部を有し、前記支持部材の他方側に接続され、前記ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換するリンク部材と、を有し、
    前記ガススプリングが伸びることで、前記第2カバーを上方へ回転移動させることを特徴とするカバー動作補助機構。
  8. 作業爪を有し、前記作業爪を回転させる作業ロータと、前記作業ロータの上方を覆う第1カバーと、前記第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、を有する作業機に装着し、前記第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構であって、
    前記第1カバーに設けられた支持部材と、
    前記支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、
    前記支持部材の他方側に接続され、前記ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換するリンク部材と、
    前記第2カバーに固定されたガイド部材と、を有し、
    前記リンク部材の一部は前記ガイド部材に沿ってスライド移動可能に設けられ、
    前記ガススプリングが伸びることで、前記第2カバーを上方へ回転移動させることを特徴とするカバー動作補助機構。
  9. 前記リンク部材は、第1リンク部材及び第2リンク部材を含み、
    前記第1リンク部材は、前記ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換し、
    前記第2リンク部材の一方側は、前記第1リンク部材に接続され、
    前記第2リンク部材の他方側は、前記第2カバーに固定されたガイド部材に沿ってスライド移動可能に設けられることを特徴とする請求項8に記載のカバー動作補助機構。
  10. 前記ガススプリングは、
    シリンダと、
    前記シリンダの内部を前記ガススプリングの伸縮方向に移動可能なピストンロッドと、
    を含み、
    前記シリンダは、前記リンク部材に接続され、
    前記ピストンロッドは、前記支持部材に接続され、
    鉛直方向において、前記ピストンロッドの前記支持部材への接続部は前記シリンダの前記リンク部材への接続部の下方に位置することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一に記載のカバー動作補助機構。
  11. 作業爪を有し、前記作業爪を回転させる作業ロータと、前記作業ロータの上方を覆う第1カバーと、前記第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、を有する作業機に装着し、前記第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構であって、
    前記第1カバーに設けられた支持部材と、
    前記支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、
    スライド部を有し、前記支持部材の他方側に接続され、前記ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換する第1リンク部材と、
    前記第2カバーに接続され、一部が前記スライド部に移動可能に接する第2リンク部材と、を有し、
    前記ガススプリングが伸びることで、前記第2カバーを上方へ回転移動させることを特徴とするカバー動作補助機構。
  12. 前記ガススプリングは、
    シリンダと、
    前記シリンダの内部を前記ガススプリングの伸縮方向に移動可能なピストンロッドと、
    を含み、
    前記シリンダは、前記第1リンク部材に接続され、
    前記ピストンロッドは、前記支持部材に接続され、
    鉛直方向において、前記ピストンロッドの前記支持部材への接続部は前記シリンダの前記第1リンク部材への接続部の下方に位置することを特徴とする請求項11に記載のカバー動作補助機構。
  13. 作業爪を有し、前記作業爪を回転させる作業ロータと、
    前記作業ロータの上方を覆う第1カバーと、
    前記第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、
    前記第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構と、を有し、
    前記カバー動作補助機構は、
    前記第1カバーに設けられた支持部材と、
    前記支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、
    前記支持部材の他方側に接続され、前記ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換するアーム部材と、
    前記アーム部材に当接し、前記アーム部材の回転移動に伴って移動し、前記第2カバーに接続されるリンク部材と、を有し、
    前記ガススプリングが伸びることで、前記第2カバーを上方へ回転移動させることを特徴とする作業機。
  14. 作業爪を有し、前記作業爪を回転させる作業ロータと、
    前記作業ロータの上方を覆う第1カバーと、
    前記第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、
    前記第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構と、を有し、
    前記カバー動作補助機構は、
    前記第1カバーに設けられた支持部材と、
    前記支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、
    前記第2カバーの一部が移動可能に接するスライド部を有し、前記支持部材の他方側に接続され、前記ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換するリンク部材と、を有し、
    前記ガススプリングが伸びることで、前記第2カバーを上方へ回転移動させることを特徴とする作業機。
  15. 作業爪を有し、前記作業爪を回転させる作業ロータと、
    前記作業ロータの上方を覆う第1カバーと、
    前記第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、
    前記第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構と、を有し、
    前記カバー動作補助機構は、
    前記第1カバーに設けられた支持部材と、
    前記支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、
    前記支持部材の他方側に接続され、前記ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換するリンク部材と、
    前記リンク部材の一部は前記第2カバーに固定されたガイド部材に沿ってスライド移動可能に設けられ、
    前記ガススプリングが伸びることで、前記第2カバーを上方へ回転移動させることを特徴とする作業機。
  16. 作業爪を有し、前記作業爪を回転させる作業ロータと、
    前記作業ロータの上方を覆う第1カバーと、
    前記第1カバーに対して回転移動可能に接続された第2カバーと、
    前記第2カバーの動作を補助するカバー動作補助機構と、を有し、
    前記カバー動作補助機構は、
    前記第1カバーに設けられた支持部材と、
    前記支持部材の一方側に接続された伸縮可能なガススプリングと、
    スライド部を有し、前記支持部材の他方側に接続され、前記ガススプリングの伸縮動作を回転動作に変換する第1リンク部材と、
    前記第2カバーに接続され、一部が前記スライド部に移動可能に接する第2リンク部材と、を有し、
    前記ガススプリングが伸びることで、前記第2カバーを上方へ回転移動させることを特徴とする作業機。
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