JP6537283B2 - 作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、圃場を移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、走行機体に対して前後方向での一端側に作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備えた作業機に関する。
上記のようにリンク機構を備えて作業装置を昇降操作するようにした作業機としては、例えば、下記[1]〜「6」に記載の構造のものがある。
[1]走行機体の後部に立設された支持台にリンク機構の前端部が枢支されており、そのリンク機構を昇降操作する油圧シリンダに下降規制手段を設けた構造のものである(特許文献1参照)。
[2]走行機体の後部に立設された支持台にリンク機構の前端部が枢支されており、そのリンク機構は、支持台に対して相対回転不能に固定された状態の連結ボルトにロアーリンクの前端部が取り付けられた構造のものである(特許文献2参照)。
[3]走行機体の後部にリンク機構の前端部が枢支され、リンク機構は、前後方向に長い左右一対のリンク部材同士を組み合わせて構成された上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備えたものである(特許文献3参照)。
[4]走行機体の後部にリンク機構の前端部が枢支され、リンク機構は、上方側で前後方向に長い一本のトップリンクと下方側に位置する左右一対のロアーリンクとを備えたものである(特許文献4参照)。
[5]走行機体の後部にリンク機構を介して作業機を昇降操作自在に連結し、その作業機を所定高さに上昇させたとき、作業機のローリング作動を抑制するストッパー機構として、リンク機構のロアーリンクの下面側に当接するクッションゴムを備えたもの(特許文献5参照)。
[6]走行機体の後部にリンク機構を介して作業機としての苗植付装置を連結し、その苗植付装置を、前後方向の軸心回りでローリング揺動可能に構成し、かつ、電動モータを用いて苗植付装置を、リンク機構に対する所定のローリング角度範囲に揺動復帰させるように構成したもの(特許文献6参照)。
特開平10−295122号公報(段落番号「0045」、「0053」、図2、図3、図4参照) 特許第4052912号公報(段落番号「0032」、「0033」、図4、図6乃至図8参照) 特開平10−295122号公報(段落番号「0046」、図3、図5参照) 特許第4052912号公報(段落番号「0028」、図2参照) 特開平09−322616号公報(段落番号「0031」、「0032」、図11乃至図14参照) 特開2003−169512号公報(段落番号「0056」、「0057」、図13、図14参照)
上記の特許文献1に記載された作業機では、リンク機構の下降範囲を一定範囲に制限する下降規制手段が備えられている。その下降規制手段は、リンク機構を昇降操作する油圧シリンダの最大伸長量を一定範囲に制限するワイヤを用いることによって構成されている。
この構造では、リンク機構が下限位置に近づいて油圧シリンダが予定される最大伸長位置に達すると、ワイヤが緊張状態となってそれ以上の油圧シリンダの伸長が制限される。
その結果、作業装置としての苗植付装置が所定高さに位置保持されるものであるが、ワイヤには苗植付装置の重量が作用した状態となる。このため、長期間の使用のうちにはワイヤの延びによって、僅かではあるが苗植付装置の位置保持されるべき所定高さに変化が生じる虞がある点で、改善の余地がある。
上記の特許文献2に記載された作業機では、支持台に連結されるリンク機構のうち、ロアーリンクの前端部が、支持台に対して相対回転不能に固定された状態の連結ボルトに外嵌する筒ボスに取り付けられている。このような構造を採用すれば、連結ボルトに対して相対回転しない支持台側の部材は摩耗しないので、ロアーリンクの前端部を枢支する連結ボルトが損耗しても、小部品である連結ボルトを交換するだけで、作業機全体としての耐久性を向上し得る点で有用である。
しかしながら、その連結ボルトを支持台に対して相対回転不能に固定するために、連結ボルトに回り止め用の切り欠き部分を設けたり、支持台側の連結孔を特殊な形状に加工するなど、支持強度面、あるいは製作加工面での新たな問題が生じる可能性があり、この点で改善の余地がある。
上記の特許文献3に記載された作業機では、トップリンクが、前後方向に長い左右一対のリンク部材同士を組み合わせて構成され、そのリンク部材の作業装置側の端部に縦リンクが装着されている。また、特許文献4に記載された作業機では、トップリンクが一本の幅広のチャンネル状部材によって構成され、その幅広のチャンネル状部材の作業装置側の端部に縦リンクが装着されている。
左右一対のリンク部材同士を組み合わせてトップリンクを構成したところの、前記特許文献3に記載された作業機では、個々のリンク部材が十分な強度を有したものでないとトップリンクとしての強度を保ち難い虞があり、十分な強度を有した部材を用いるとトップリンクの重量が大きくなる虞がある。
一本の幅広のチャンネル状部材によってトップリンクを構成したところの前記特許文献3に記載された作業機では、幅広のチャンネル状部材によって十分な強度を確保し易いが、その分、重量が大きくなる虞がある。
したがって、いずれの場合も、より軽量で十分な強度を有した構造を得にくい点で改善の余地がある。
上記の特許文献5に記載された作業機では、作業機を所定高さに上昇させたとき、作業機のローリング作動を抑制するように、リンク機構のロアーリンクの下面側に当接するクッションゴムを備えている。しかしながら、この構造では、ロアーリンクの下面に対するクッションゴムの当接のみによってリンク機構のローリング作動を抑制する構造であるため、ゴムの弾性の範囲内で作業機のある程度のローリング作動が生じる可能性があり、また、クッションゴムの摩耗などによって、さらに作業機に対するローリング作動抑制の作用が低減する可能性があるという点で改善の余地がある。
上記の特許文献6に記載された作業機では、走行機体の後部にリンク機構を介して連結される苗植付装置を、前後方向の軸心回りでローリング揺動させるための電動モータを備えて、苗植付装置のローリング作動制御を電動モータの作動によって的確に行い易いものである。しかしながら、電動モータ側の出力軸に備えたピニオンと、そのピニオンに噛合する伝動ギヤを介してローリング操作用のケーブルを巻回させた駆動プーリの回転を制御するにあたり、伝動ギヤの肉厚を変更した場合などに、出力軸側のピニオンとの噛合位置が出力軸の軸心方向で位置ずれして、噛合箇所が伝動ギヤやピニオンの軸心線方向での一部分的に偏ったままで摩耗する虞があるという点で改善の余地がある。
本発明は、リンク機構の下限位置を設定するための下限規制手段を、簡単な構造で耐久性の良いものによって構成しようとするものである。
また、本発明は、支持台に対するロアーリンクの連結作業を簡便に行え、かつ支持台側での強度低下も避けられるようにしようとするものである。
また、本発明は、リンク機構の下降作動範囲の限界位置で、作業装置のローリング作動を抑制するための装置の耐久性向上を図り得るものである。
また、本発明は、トップリンクを重量増加を避けながら強度の高い構造にしようとするものである。
また、本発明は、作業装置のローリング作動を制御する電動モータとして、市販品の電動モータを構成部品として採用した際に間隔調節部材として用いるスペーサを、電動モータを取り付けた支持枠部材の補強手段としても利用できるようにしようとするものである。
〔解決手段1〕
上記課題を解決するために講じた本発明における作業機の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成されているということである。
〔解決手段1にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段1にかかる発明の構成によると、トップリンク枢支軸と、ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結されている。
つまり、トップリンク枢支軸とロアーリンクとにわたって掛け渡されたストッパーリンクを下降規制手段として利用するものであるから、ワイヤを用いた場合のような、延びによる規制位置の変化を避けることができ、簡単な構造で耐久性に優れた下降規制手段を得られる利点がある。
しかも、トップリンク枢支軸と、ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたるストッパーリンクは、油圧シリンダの伸縮方向や伸縮量とは異なる方向や範囲に設けることができ、取り付け箇所の自由度が増す点でも有利である。
〔解決手段2〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクは、前記トップリンクの横外側に位置する状態で配設され、前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成されていているということである。
〔解決手段2にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段2によれば、前記解決手段1の場合と同様の作用及び効果を備えている。
また、ストッパーリンクは、トップリンクの横外側に位置する状態で配設されているので、トップリンクの横外側に位置する左右のロアーリンクに対して短い距離で連結し易い点で有利である。
〔解決手段3〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクには、前記リンク機構が最下端に達した状態での、前記走行機体の機体フレームとの当接を回避するための凹部が形成されているということである。
〔解決手段3にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段3によれば、前記解決手段1の場合と同様の作用及び効果を備えている。
そして、ストッパーリンクには、リンク機構が揺動範囲の最下端に達した状態での、走行機体の機体フレームとの当接を回避するための凹部が形成されているので、ストッパーリンクをできるだけ短くコンパクトに構成することができる利点がある。
つまり、トップリンク枢支軸に一端端側が連結されたストッパーリンクの他端側は、前記凹部が形成されたストッパーリンクと前記凹部が存在しないストッパーリンクとで比較して見ると、凹部が形成されたストッパーリンクの他端側を、より機体フレームに近接した状態に配設することが可能である。したがって、その分ストッパーリンクの長さを短縮し得る。
〔解決手段4〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクは、前記トップリンクの横外側に位置する状態で配設されているとともに、当該ストッパーリンクに、前記リンク機構が最下端に達した状態での、前記走行機体の機体フレームとの当接を回避するための凹部が形成されているということである。
〔解決手段4にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段4によれば、前記解決手段2、及び3の場合と同様の作用及び効果を備えている。
〔解決手段5〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクには、前記リンク機構が最下端に達した状態での、前記走行機体の機体フレームとの当接を回避するための凹部と、前記ロアーリンクとの連結箇所で、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔とが形成されており、かつ、前記凹部と前記長孔とが、前記ストッパーリンクの長さ方向で異なる位置に形成されているということである。
〔解決手段5にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段5によれば、前記解決手段3の場合と同様の作用及び効果を備えている。
そして、ストッパーリンクには、リンク機構が最下端に達した状態での走行機体の機体フレームとの当接を回避するための凹部と、ロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔とが形成され、その凹部と長孔とが、ストッパーリンクの長さ方向で異なる位置に形成されている。これにより、前記凹部と長孔とがストッパーリンクの長さ方向で重複する位置に存在する場合に比べて、ストッパーリンクの長さ方向に交差する方向での幅を広く形成する必要がない点で有利である。
〔解決手段6〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクは、前記トップリンクの横外側に位置する状態で配設され、前記ストッパーリンクには、前記リンク機構が最下端に達した状態での、前記走行機体の機体フレームとの当接を回避するための凹部と、前記ロアーリンクとの連結箇所で、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔とが形成されており、かつ、前記凹部と前記長孔とが、前記ストッパーリンクの長さ方向で異なる位置に形成されているということである。
〔解決手段6にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段6によれば、前記解決手段2又は5の場合と同様の作用及び効果を備えている。
〔解決手段7〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクには、前記リンク機構が最下端に達した状態での、前記走行機体の機体フレームとの当接を回避するための凹部と、前記ロアーリンクとの連結箇所で、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔とが形成されており、かつ、前記凹部と前記長孔とが、前記ストッパーリンクの長さ方向で異なる位置に形成され、前記長孔は、前記ロアーリンクの上限位置よりも上方側への揺動を許容するように、前記上下揺動範囲の上限側端部よりも上方側にも形成されているということである。
〔解決手段7にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段7によれば、前記解決手段5の場合と同様の作用及び効果を備えている。
そして、ロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔は、ロアーリンクの上限位置よりも上方側への揺動を許容するように、前記上下揺動範囲の上限側端部よりも上方側にも形成されているので、ロアーリンクの連結箇所が長孔の上端部に衝突することを回避できる。したがって、作業装置を上昇させた状態での走行中における機体振動等によって、ロアーリンクの連結箇所が長孔の上端部に接触してガタツキが生じることを回避し得る利点がある。
〔解決手段8〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクは、前記トップリンクの横外側に位置する状態で配設され、前記ストッパーリンクには、前記リンク機構が最下端に達した状態での、前記走行機体の機体フレームとの当接を回避するための凹部と、前記ロアーリンクとの連結箇所で、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔とが形成されており、かつ、前記凹部と前記長孔とが、前記ストッパーリンクの長さ方向で異なる位置に形成され、前記長孔は、前記ロアーリンクの上限位置よりも上方側への揺動を許容するように、前記上下揺動範囲の上限側端部よりも上方側にも形成されているということである。
〔解決手段8にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段8によれば、前記解決手段6の場合と同様の作用及び効果を備えている。
そして、ロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔は、ロアーリンクの上限位置よりも上方側への揺動を許容するように、前記上下揺動範囲の上限側端部よりも上方側にも形成されているので、ロアーリンクの連結箇所が長孔の上端部に衝突することを回避できる。したがって、作業装置を上昇させた状態での走行中における機体振動等によって、ロアーリンクの連結箇所が長孔の上端部に接触してガタツキが生じることを回避し得る利点がある。
〔解決手段9〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ロアーリンクの前記走行機体側の端部が連結される前記走行機体の機体フレームに対して、左右方向に沿う一直線上に横軸心を有したロアーリンク枢支軸を介して前記ロアーリンクが枢支され、前記ロアーリンク枢支軸は、前記機体フレームに連結固定される回り止め部材を介して回り止め状態に支持され、前記回り止め部材は、前記機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有した当接面を備え、その当接面を連結ボルトで前記機体フレームに連結固定してあるということである。
〔解決手段9にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段9によれば、前記解決手段1の場合と同様の作用及び効果を備えている。
そして、ロアーリンクの走行機体側の端部がロアーリンク枢支軸を介して機体フレームに枢支され、ロアーリンク枢支軸は、回り止め部材を介して機体フレームに回り止め状態に連結固定される。このとき、回り止め部材は、機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有した当接面を備え、その当接面を連結ボルトで機体フレームに連結固定されるものであるから、連結ボルトの締め付け力によって生じる面圧を、機体フレームの左右方向幅と同程度にまで幅広に形成された回り止め部材によって幅広く分散させることができる。これによって、機体フレームの一部に対して大きな締め付け力が作用するような事態を避けながら、強固に支持し得る利点がある。
〔解決手段10〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ロアーリンクの前記走行機体側の端部が連結される前記走行機体の機体フレームに対して、左右方向に沿う一直線上に横軸心を有したロアーリンク枢支軸を介して前記ロアーリンクが枢支され、前記ロアーリンク枢支軸は、前記機体フレームに連結固定される回り止め部材を介して回り止め状態に支持され、前記回り止め部材は、前記機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有した当接面を備え、その当接面を連結ボルトで前記機体フレームに連結固定してあり、前記連結ボルトは、前記機体フレームを貫通して、前記回り止め部材が存在する側とは反対側にも延出され、その連結ボルトの延出部分に装着可能な当て金具を備え、前記連結ボルトの締め込み操作に伴って、前記当て金具と前記回り止め部材とで前記機体フレームを挟み込むように構成され、前記当て金具は前記機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有して前記機体フレームと接触する当たり面を備えているということである。
〔解決手段10にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段10によれば、前記解決手段9の場合と同様の作用及び効果を備えている。
また、回り止め部材の当接面を機体フレームに連結固定する連結ボルトは、機体フレームを貫通して、回り止め部材が存在する側とは反対側にも延出されている。この連結ボルトの延出部分には機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有した当て金具が装着されていて、連結ボルトの締め込み操作に伴って、当て金具と回り止め部材とで機体フレームを挟み込むように構成されている。
したがって、連結ボルトの締め付け力によって生じる面圧を、機体フレームの左右方向幅と同程度にまで幅広に形成された回り止め部材や当て金具によって幅広く分散させることができる。これによって、機体フレームの一部に対して大きな締め付け力が作用するような事態を避けながら、強固に支持し得る利点がある。
〔解決手段11〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ロアーリンクの前記走行機体側の端部が連結される前記走行機体の機体フレームに対して、左右方向に沿う一直線上に横軸心を有したロアーリンク枢支軸を介して前記ロアーリンクが枢支され、前記ロアーリンク枢支軸は、前記機体フレームに連結固定される回り止め部材を介して回り止め状態に支持され、前記回り止め部材は、前記機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有した当接面を備え、その当接面を連結ボルトで前記機体フレームに連結固定してあり、前記連結ボルトは、前記機体フレームを貫通して、前記回り止め部材が存在する側とは反対側にも延出され、その連結ボルトの延出部分に装着可能な当て金具を備え、前記連結ボルトの締め込み操作に伴って、前記当て金具と前記回り止め部材とで前記機体フレームを挟み込むように構成され、前記当て金具は前記機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有して前記機体フレームと接触する当たり面を備え、その当たり面の背面側に、前記左右方向に沿う補強用のリブ部分を形成してあるということである。
〔解決手段11にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段11によれば、前記解決手段10の場合と同様の作用及び効果を備えている。
また、当て金具は機体フレームと接触する当たり面の背面側に、左右方向に沿う補強用のリブ部分を形成してあるので、その当て金具自体の保形性が高められる。したがって、連結ボルトの締め付け力によって生じる面圧を、より広範囲に分散させて、機体フレームの一部に対して大きな締め付け力が作用することを避け易いという利点がある。
〔解決手段12〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ロアーリンクの前記走行機体側の端部が連結される前記走行機体の機体フレームに対して、左右方向に沿う一直線上に横軸心を有したロアーリンク枢支軸を介して前記ロアーリンクが枢支され、前記ロアーリンク枢支軸は、前記機体フレームに連結固定される左右一対の回り止め部材を介して回り止め状態に支持され、前記回り止め部材は、前記機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有した当接面を備え、その当接面を連結ボルトで前記機体フレームに連結固定してあり、前記連結ボルトは、前記機体フレームを貫通して、前記回り止め部材が存在する側とは反対側にも延出され、その連結ボルトの延出部分に装着可能な左右一対の当て金具を備え、前記連結ボルトの締め込み操作に伴って、前記当て金具と前記回り止め部材とで前記機体フレームを挟み込むように構成され、前記当て金具は前記機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有して前記機体フレームと接触する当たり面を備え、その当たり面の背面側に、前記左右方向に沿う補強用のリブ部分を形成してあり、かつ、前記当て金具及び前記回り止め部材は、左右で同一構造のもので構成されているということである。
〔解決手段12にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段12によれば、前記解決手段11の場合と同様の作用及び効果を備えている。
また、当て金具及び回り止め部材は、左右で同一構造のもので構成されているので、部品の兼用による部品点数の削減により、コスト節減を図り得る利点がある。
〔解決手段13〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、前記トップリンクは、前後方向に長い左右一対のリンク部材同士を組み合わせて構成され、前記リンク部材の前記作業装置側の端部に、前記作業装置が装着される縦リンクを、連結支点軸を介して相対回動可能に連結してあり、前記リンク部材における前記連結支点軸が設けられた箇所の周辺を補強する補強金具を備えたということである。
〔解決手段13にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段13によれば、前記解決手段1の場合と同様の作用及び効果を備えている。
また、トップリンクは、前後方向に長い左右一対のリンク部材同士を組み合わせて構成され、そのリンク部材の作業装置側の端部に、作業装置が装着される縦リンクを備えている。そして、リンク部材のうち、縦リンクを連結する連結支点軸が設けられた箇所の周辺を補強する補強金具を備えたことにより、左右のリンク部材による縦リンクの支持を強固に行える利点がある。
〔解決手段14〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、前記トップリンクは、前後方向に長い左右一対のリンク部材同士を組み合わせて構成され、前記リンク部材の前記作業装置側の端部に、前記作業装置が装着される縦リンクを、連結支点軸を介して相対回動可能に連結してあり、前記リンク部材における前記連結支点軸が設けられた箇所の周辺を補強する補強金具を備え、前記補強金具は、前記リンク部材同士の相対向する側の側面に対して当接する当接面を備えた単一部品で構成されているということである。
〔解決手段14にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段14によれば、前記解決手段13の場合と同様の作用及び効果を備えている。
また、リンク部材における前記連結支点軸が設けられた箇所の周辺を補強する補強金具は、リンク部材同士の相対向する側の側面に対して当接する当接面を備えた単一部品で構成されているので、リンク部材同士の位置決め部材も兼ねて、少ない部品点数で構造の簡素化を図り得る利点がある。
〔解決手段15〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、前記トップリンクは、前後方向に長い左右一対のリンク部材同士を組み合わせて構成され、前記リンク部材の前記作業装置側の端部に、前記作業装置が装着される縦リンクを、連結支点軸を介して相対回動可能に連結してあり、前記リンク部材における前記連結支点軸が設けられた箇所の周辺を補強する補強金具を備え、前記補強金具は、前記リンク部材同士の相対向する側の側面と、左右一対の前記トップリンクの上面とに当接する当接面を備えているということである。
〔解決手段15にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段15によれば、前記解決手段14場合と同様の作用及び効果を備えている。
また、リンク部材における前記連結支点軸が設けられた箇所の周辺を補強する補強金具は、リンク部材同士の相対向する側の側面と上面とに対する当接面を備えているので、リンク部材同士の左右方向及び上下方向での位置決め部材も兼ねて、少ない部品点数で構造の簡素化を図り得る利点がある。
〔解決手段16〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、前記トップリンクは、前後方向に長い左右一対のリンク部材同士を組み合わせて構成され、前記リンク部材の前記作業装置側の端部に、前記作業装置が装着される縦リンクを、連結支点軸を介して相対回動可能に連結してあり、前記リンク部材における前記連結支点軸が設けられた箇所の周辺を補強する補強金具を備え、前記補強金具の近傍で、その補強金具よりも前記トップリンク枢支軸が位置する側寄りの箇所に、左右一対の前記リンク部材同士の相対向する側の側面同士を連結する連結部材が設けられているということである。
〔解決手段16にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段16によれば、前記解決手段13の場合と同様の作用及び効果を備えている。
また、縦リンクを連結する連結支点軸が設けられた箇所の周辺を補強する補強金具の近傍で、その補強金具よりもトップリンク枢支軸が位置する側寄りの箇所に、左右一対のリンク部材同士の相対向する側の側面同士を連結する連結部材が設けられている。
これにより、トップリンクの作業装置側の端部が補強金具と連結部材との両方で連結され、より連結強度を向上し得る利点がある。
〔解決手段17〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、前記トップリンクは、前後方向に長い左右一対のリンク部材同士を組み合わせて構成され、前記リンク部材の前記作業装置側の端部に、前記作業装置が装着される縦リンクを、連結支点軸を介して相対回動可能に連結してあり、前記リンク部材における前記連結支点軸が設けられた箇所の周辺を補強する補強金具を備え、前記補強金具の近傍で、その補強金具よりも前記トップリンク枢支軸が位置する側寄りの箇所に、左右一対の前記リンク部材同士の相対向する側の側面同士を連結する連結部材が設けられ、前記連結部材は、前記補強金具に向かう側が開放されたU字状に形成されているということである。
〔解決手段17にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段17によれば、前記解決手段16の場合と同様の作用及び効果を備えている。
また、補強金具の近傍で、その補強金具よりもトップリンク枢支軸が位置する側寄りの箇所に設けられた連結部材は、前記補強金具に向かう側が開放されたU字状に形成されている。このため、連結部材を単なる板状体や棒状態で構成した場合に比べて、連結部材自体を高い強度で軽量化された構造とすることができる利点がある。
〔解決手段18〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、前記作業装置は前記リンク機構に対して前後方向のローリング軸心回りでローリング作動可能に連結されており、この作業装置と左右一対の前記ロアーリンクとの間に、前記ロアーリンクとの当接によって前記作業装置のローリング作動を制限する制限具を設けてあり、前記制限具は、体積弾性変形可能なゴム又は合成樹脂材料で構成された弾性材と、その弾性材の下面側を支持する台座部と、前記弾性材の上面側に位置する板状のホルダー部材とを備え、かつ、前記弾性材よりも前記台座部及び前記ホルダー部材が大径であるように形成されているということである。
〔解決手段18にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段18によれば、前記解決手段1の場合と同様の作用及び効果を備えている。
また、この解決手段18では、ローリング作動可能に連結された作業装置と左右一対のロアーリンクとの間で、ロアーリンクとの当接によって作業装置のローリング作動を制限する制限具が、弾性材の耐久性を向上し得る構造となっている。
つまり、体積弾性変形可能なゴム又は合成樹脂材料で構成された弾性材よりも、弾性材の下面側を支持する台座部及び弾性材の上面側に位置する板状のホルダー部材が大径であるように形成されている。これによって、ロアーリンクと当接して圧縮変形した弾性材が径方向に広がっても、ロアーリンクとの直接接触を避け易い。その結果、弾性材の部分的な変形や摩耗による損傷を回避し得て、耐久性を向上し易いという利点がある。
〔解決手段19〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、前記作業装置は前記リンク機構に対して前後方向のローリング軸心回りでローリング作動可能に連結されており、この作業装置と左右一対の前記ロアーリンクとの間に、前記ロアーリンクとの当接によって前記作業装置のローリング作動を制限する制限具を設けてあり、前記制限具は、体積弾性変形可能なゴム又は合成樹脂材料で構成された弾性材と、その弾性材の下面側を支持する台座部と、前記弾性材の上面側に位置する板状のホルダー部材とを備え、前記制限具は、前記リンク機構の予め設定された上下揺動範囲内での上昇限界位置で前記ロアーリンクと当接する上限用制限具と、下降限界位置で前記ロアーリンクと当接する下限用制限具とを備え、かつ、前記上限用制限具における弾性材の上下方向厚さが、前記下限用制限具における弾性材の上下方向厚さよりも大であるように構成されているということである。
〔解決手段19にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段19によれば、前記解決手段18の場合と同様の作用及び効果を備えている。
そして、制限具は、リンク機構の予め設定された上下揺動範囲内での上昇限界位置でロアーリンクと当接する上限用制限具と、下降限界位置でロアーリンクと当接する下限用制限具とを備え、かつ、上限用制限具における弾性材の上下方向厚さが、下限用制限具における弾性材の上下方向厚さよりも大であるように構成されている。
リンク機構で作業装置を下限側にまで下降させるのは、通常、メンテナンス作業等で走行機体を停止させた状態であるのに対し、リンク機構で作業装置を上限側にまで上昇させた姿勢は、作業装置を持ち上げ上昇させた状態で圃場や畦道を走行する際など、比較的高い頻度で用いられる走行状態である場合が多い。
このように、作業装置を上限側にまで上昇させた状態で圃場や畦道等を走行すると、走行路面の凹凸や走行機体の旋回等に伴って作業装置が大きくローリング作動しようとするが、本発明のものでは、上限用制限具によってそのローリング作動を抑制している。そして、その上限制限具の弾性材の上下方向厚さが大であることにより、上限用制限具による弾性抵抗が作用する範囲を広くして、作業装置の大きなローリング作動を無理なく広範囲にわたって抑制し易いものである。
〔解決手段20〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、前記作業装置は前記リンク機構に対して前後方向のローリング軸心回りでローリング作動可能に連結されており、この作業装置と左右一対の前記ロアーリンクとの間に、前記ロアーリンクとの当接によって前記作業装置のローリング作動を制限する制限具を設けてあり、前記制限具は、体積弾性変形可能なゴム又は合成樹脂材料で構成された弾性材と、その弾性材の下面側を支持する台座部と、前記弾性材の上面側に位置する板状のホルダー部材とを備え、かつ、前記弾性材よりも前記台座部及び前記ホルダー部材が大径であるように形成され、前記下限用制限具の台座部の下方側に前記上限用制限具の台座部が入り込むように、両台座部が平面視で部分的に重複した状態に配設されているということである。
〔解決手段20にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段20によれば、前記解決手段18の場合と同様の作用及び効果を備えている。
そして、解決手段20による制限具は、下限用制限具の台座部の下方側に上限用制限具の台座部が入り込むように、両台座部が平面視で部分的に重複した状態に配設されているので、下限用制限具と上限用制限具とを互いに近接した位置に配設して、全体的にコンパクトに構成し易いという利点がある。
〔解決手段21〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、前記作業装置は前記リンク機構に対して前後方向のローリング軸心回りでローリング作動可能に連結されており、この作業装置と左右一対の前記ロアーリンクとの間に、前記ロアーリンクとの当接によって前記作業装置のローリング作動を制限する制限具を設けてあり、前記制限具は、体積弾性変形可能なゴム又は合成樹脂材料で構成された弾性材と、その弾性材の下面側を支持する台座部と、前記弾性材の上面側に位置する板状のホルダー部材とを備え、前記制限具の台座部は、この台座部を上面側に備えたブラケット部材と一体に構成され、前記ブラケット部材は、前記台座部を下方側から支持する左右一対の側壁部を備えて前記作業装置に取り付けられているということである。
〔解決手段21にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段21によれば、前記解決手段18の場合と同様の作用及び効果を備えている。
この解決手段21による制限具は、台座部が、その台座部を上面側に備えたブラケット部材と一体に構成されている。そしてブラケット部材は、台座部を下方側から支持する左右一対の側壁部を備えて作業装置に取り付けられている。
したがって、台座部を左右何れか一方側の側壁部のみで支持する構造のブラケット部材に比べ、ブラケット部材の支持強度を向上させ、制限具の作用を確実に発揮させ易く構成し得たものである。
〔解決手段22〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記作業装置は前記リンク機構に対して前後方向のローリング軸心回りでローリング作動可能に連結されており、この作業装置と左右一対の前記ロアーリンクとの間に、前記ロアーリンクとの当接によって前記作業装置のローリング作動を制限する制限具を設けてあり、前記作業装置には、泥面を滑走する整地用、又は泥面検出用のフロートが備えられ、前記フロートの前部が折り畳みリンク機構を介して前記作業装置の前部に設けた固定用ブラケットに連結され、前記固定用ブラケットが前記制限具の下方側に配設されていて、この固定用ブラケットに、工具挿入用の貫通孔が形成されているということである。
〔解決手段22にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段22によれば、前記解決手段18の場合と同様の作用及び効果を備えている。
また、解決手段21によると、フロートの前部が折り畳みリンク機構を介して作業装置の前部に設けた固定用ブラケットに連結され、その固定用ブラケットが作業装置のローリング作動を制限する制限具の下方側に配設されているが、この固定用ブラケットに、工具挿入用の貫通孔が形成されている。
したがって、メンテナンス作業を行う際に、固定用ブラケットに形成された工具挿入用の貫通孔を介して制限具に下方側から工具を用いてアクセスすることが容易となり、メンテナンス作業を行い易くなる利点がある。
〔解決手段23〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記作業装置は前記リンク機構に対して前後方向のローリング軸心回りでローリング作動可能に連結され、前記作業装置を、前記前後方向軸心回りで前記作業装置が設定姿勢に維持されるように制御するローリング制御機構を備え、前記ローリング制御機構は、前記リンク機構の前記一端側に連結された支持枠部材に取り付けられたローリング作動用電動モータと、そのローリング作動用電動モータの出力軸に取り付けられた駆動ピニオンと、その駆動ピニオンに噛合するように前記支持枠部材に取り付けられた従動ギヤとを備え、前記従動ギヤの回転方向を正逆方向に切換操作して、前記作業装置のローリング作動を制御するように構成され、さらに、前記支持枠部材と前記ローリング作動用電動モータとの間に、間隔調整用のスペーサ部材を装着させてあり、このスペーサ部材に、前記ローリング作動用電動モータの出力部の外周形状に沿う位置決め用凹部を形成してあるということである。
〔解決手段23にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段23によれば、前記解決手段1の場合と同様の作用及び効果を備えている。
この解決手段23によれば、ローリング作動可能な作業装置を、前後方向軸心回りで作業装置が設定姿勢に維持されるように制御するローリング制御機構を備え、作業装置のローリング作動を制御するように構成されているものであるが、そのローリング制御装置を次のように構成して構造簡単に構成している。
つまり、ローリング制御機構は、リンク機構の一端側に連結された支持枠部材に取り付けられたローリング作動用電動モータと、そのローリング作動用電動モータの出力軸に取り付けられた駆動ピニオンと、その駆動ピニオンに噛合するように前記支持枠部材に取り付けられた従動ギヤとを備え、さらに、前記支持枠部材と前記ローリング作動用電動モータとの間に、間隔調整用のスペーサ部材を装着させることにより、ローリング作動用電動モータの出力軸に備えた駆動ピニオンの歯厚や従動ギヤの歯厚による影響少なく、駆動ピニオンと従動ギヤとが互いに歯厚の中央付近で噛合し得る構造とすることができる。これによって、ローリング作動用電動モータとして市販品を採用し、低コスト化を図ることが容易になる利点がある。
また、間隔調整用のスペーサ部材が、ローリング作動用電動モータの出力部の外周形状に沿う位置決め用凹部を備えたものであるから、このスペーサ部材をローリング作動用電動モータの取付位置を決めるための位置決め手段としても活用し易いという利点もある。
〔解決手段24〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、移動走行可能な走行機体と、地面に対して作業を行う作業装置と、前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、前記作業装置は前記リンク機構に対して前後方向のローリング軸心回りでローリング作動可能に連結され、前記作業装置を、前記前後方向軸心回りで前記作業装置が設定姿勢に維持されるように制御するローリング制御機構を備え、前記ローリング制御機構は、前記リンク機構の前記一端側に連結された支持枠部材に取り付けられたローリング作動用電動モータと、そのローリング作動用電動モータの出力軸に取り付けられた駆動ピニオンと、その駆動ピニオンに噛合するように前記支持枠部材に取り付けられた従動ギヤとを備え、前記従動ギヤの回転方向を正逆方向に切換操作して、前記作業装置のローリング作動を制御するように構成され、前記支持枠部材に前記ローリング作動用電動モータの一部が入り込み可能な凹入部を形成してあるとともに、前記支持枠部材と前記ローリング作動用電動モータとの間に、間隔調整用のスペーサ部材を装着させてあり、前記スペーサ部材に、前記ローリング作動用電動モータの出力部の外周形状に沿う位置決め用凹部と、前記支持枠部材に形成された凹入部と同様な凹入部とを形成してあり、このスペーサ部材が、前記支持枠部材に重ね合わせ状態で連結固定されているということである。
〔解決手段24にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段24によれば、前記解決手段23の場合と同様の作用及び効果を備えている。
また、この解決手段24によれば、スペーサ部材には、ローリング作動用電動モータの出力部の外周形状に沿う位置決め用凹部の他に、支持枠部材に形成された凹入部と同様な凹入部が形成されて、このスペーサ部材が、支持枠部材に重ね合わせ状態で連結固定されている。つまり、スペーサ部材が支持部材と同様な形状のもので構成されていて、支持部材に重ね合わせ状態で連結されているので、スペーサが支持部材が支持部材の肉厚を増す状態となって、補強手段としての役割も果たしている。
乗用型田植機の左側面図である。 苗植付装置を示す左側面図である。 苗植付装置を示す正面図である。 走行機体と苗植付装置とを接続するリンク機構を示す左側面図である。 走行機体と苗植付装置とを接続するリンク機構を示す平面図である。 図5におけるVI-VI線断面図である。 図6におけるVII-VII線断面図である。 ロアーリンクの回り止め機構を示す分解斜視図である。 トップリンクの補強構造を示し、(a)は分解斜視図、(b)は組み付け状態を示す斜視図である。 リンク機構と苗植付装置との連結箇所を示す左側面図である。 ローリング規制用の制限具を示す正面視での説明図である。 ローリング規制用の制限具における台座部分を示す平面図である。 ローリング規制用の制限具における台座部分を示す斜視図である。 ローリング制御機構を示す左側面視での部分断面図である。 ローリング制御機構を示す背面視での説明図である。
以下、本発明の実施の形態の一例を図面の記載に基づいて説明する。
尚、以下の実施形態での説明における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。つまり、機体の作業走行時における前進側の進行方向(図1における矢印F参照)が「前」、後進側への進行方向(図1における矢印R参照)が「後」、その前後方向での前向き姿勢を基準としての右側に相当する方向が「右」、同様に左側に相当する方向が「左」である。
〔乗用型田植機の全体構成〕
図1に、本発明にかかる田植機又は播種機の一例である乗用型田植機の左側面が示されている。
この乗用型田植機は、機体フレーム10の下方に、左右一対の操向操作及び駆動自在な前輪11Fと、左右一対の駆動自在な後輪11Rとを備え、機体フレーム10に搭載されたエンジンEからの動力を受けて、前記前輪11Fと後輪11Rとが駆動される自走式の走行機体1を備えている。
走行機体1には、エンジンEを内装した原動部13が機体前部に備えられ、その左右両側に予備苗のせ台14が配備されている。原動部13の後方側で走行機体1の前後方向中央部に、前輪11Fを操向操作するステアリングハンドル15及び運転座席12を有した搭乗運転部が備えられている。走行機体1の後部には、昇降作動用の油圧シリンダ52を有したリンク機構5を介して、苗植付装置2(作業装置に相当する)が昇降自在に支持されている。
このように構成された乗用型田植機は、苗植付装置2によって圃場に対する稲等の苗の植え付け作業を行うものである。
苗植付装置2は6条植型式に構成されており、4個の伝動ケース21、各伝動ケース21の後部の右及び左の横側部に回転駆動自在に支持された植付ケース22、植付ケース22の両端に備えられた一対の植付アーム23、接地フロート24、及び苗が載置される苗のせ台20等を備えている。これにより、苗のせ台20が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、植付ケース22が回転駆動され、苗のせ台20の下部から植付爪を備える植付アーム23が交互に苗を取り出して田面に植え付けるように構成されている。
走行機体1における機体フレーム10の前部には、前輪11Fを軸支したミッションケース3が連結固定されるとともに、機体フレーム10の後部には、後輪11Rを左右に装備した後車軸ケース3Bがローリング可能に支持されている。ミッションケース3からは前方に向けて前フレーム10Fが延出され、この前フレーム10FにエンジンEが横向きに搭載されている。
ミッションケース3の左右両側には、前車軸ケース3Aが左右両外側に向けて延出され、左右の前輪11F,11Fが設けられている。ミッションケース3の上側には、トルクジェネレータ(図示せず;パワーステアリング装置に相当する)や、そのトルクジェネレータから上方へ立設されたステアリング操作軸(図示せず)を介してステアリングハンドル15が設けられている。ステアリングハンドル15の横側部には、静油圧式無段変速装置(図示せず)を操作して車速を変更する主変速レバー16が配設されている。
〔動力伝達系〕
エンジンEの動力は、走行駆動系の前輪11F、及び後輪11R等を駆動するための走行駆動系と、植播系作業装置としての苗植付装置2等を駆動するための植播作業駆動系とに伝達される。
走行駆動系では、エンジンEの動力が図示しないベルト伝動機構を介して静油圧式無段変速装置の入力軸に伝えられる。静油圧式無段変速装置が主変速レバー16で変速可能な主変速装置として用いられ、静油圧式無段変速装置で変速された動力がミッションケース3内へ伝達される。ミッションケース3内では、内部に備えたギヤ式変速機構(図示せず)を経て変速された動力が、前輪11Fと後輪11Rとに伝達される。
また、ミッションケース3内に伝達された動力は、株間変速機構(図示せず)等を経て植播作業駆動系の苗植付装置2へも伝達される。苗植付装置2では、左右往復横移動される苗のせ台20から、植付アーム23に備えた植付爪が所定量ずつ苗を分割して、圃場へ植え付けるように構成されている。
尚、図示はしないが、作業装置が苗植付装置2ではなく、同じ植播系作業装置に相当する播種装置である場合には、その播種装置に対する動力伝達系が植播作業駆動系に相当する。
〔リンク機構について〕
苗植付装置2を昇降操作するリンク機構5は次のように構成されている。
図1、図4乃至図6に示すように、リンク機構5は、左右方向幅の狭い左右一対のリンク部材50,50を備えたトップリンク5Tと、それよりも左右方向幅を広くした左右一対のリンク部材51,51を備えたロアーリンク5Lとによって構成されている。
トップリンク5Tとロアーリンク5Lとの、夫々の後端部は縦リンク5Vに連結されている。この縦リンク5Vの下端部に対して、前後向き姿勢のローリング軸心Z周りで左右ローリング自在に苗植付装置2が連結支持されている。
〔トップリンク〕
トップリンク5Tは、図4乃至図6に示すように、左右方向幅よりも上下方向幅が大きい断面矩形状の角パイプ材からなる左右一対のリンク部材50,50を、前端側の離反間隔が後端側での離反間隔よりも幅広となるように、平面視でY字状に屈曲させてある。その左右のリンク部材50,50の前後方向での中間位置同士がチャンネル状断面の接続板50aで溶接連結され、左右のリンク部材50,50が一体化されたトップリンク5Tを構成している。
トップリンク5Tの前端側は、図4乃至図6に示すように、走行機体1の後部側で機体フレーム10の上側に立設された支持台4に連結されている。
機体フレーム10は、左右一対の前後向きフレーム10A,10Aと、その前後向きフレーム10A,10A同士を後端部側で連結して一体化する横向きフレーム10Bとを備えている。支持台4は、左右の前後向きフレーム10A,10Aの機体内方側の面10aと、横向きフレーム10Bの機体後方側の面10bとに当接した状態で溶接固定されることにより、上方側へ向けて立設された左右一対の角パイプ状の支柱40,40を備えている。
その支柱40,40の上端部は、左右の支柱40,40の上端部同士が横架部材41で連結され、かつ、前後方向では、左右の支柱40,40の上端部が前方側の座席搭載台12Aに前後架材42を介して連結固定されている。
左右の支柱40,40の上部には、左右方向に軸心x1(横軸心に相当する)を沿わせた短筒状のボス40aが、各支柱40,40を貫通する状態で溶接固定され、このボス40aに軸心を合致させた枢支軸43(トップリンク枢支軸に相当する)が挿通されている。
この枢支軸43には、トップリンク5Tの各リンク部材50,50の前端部に備えたボス50b,50bが相対回動自在に外嵌され、また、各リンク部材50,50同士の間に位置させた状態で、昇降作動用の油圧シリンダ52のシリンダ底部側に連設されているU字状の連結腕52aが、取付ボス52bを介して嵌着されている。
つまり、枢支軸43には、トップリンク5Tの前端部と油圧シリンダ52の前端部とが相対回動自在に連結されるものであり、トップリンク5Tの左右のボス50b,50bと、油圧シリンダ52の取付ボス52bとが外嵌されて、その軸線方向での動きは、各ボス50b,50b,52b同士の当たりによって、両側の支柱40,40のボス40a,40a同士の内端側の間隔幅内に位置規制されている。
トップリンク5Tの後端側は、図4,5、及び図9に示すように構成されている。
左右一対の角パイプ材からなるリンク部材50,50と、前方側が開放されたチャンネル状の縦リンク5Vとが、左右方向の軸心x3を有した連結支点軸53を介して相対回動可能に連結されている。
図9(a)に示すように、各リンク部材50,50の後端部には、夫々の後端部を左右方向で貫通する丸孔50c,50cが形成されている。この丸孔50c,50cには、連結支点軸53を枢支する筒ボス53aが挿入され、その筒ボス53aの両端側が左右両側のリンク部材50,50の左右両側に突出する状態で溶接固定され、各リンク部材50,50の後端部同士を筒ボス53aで連結するように構成してある。
〔補強構造〕
筒ボス53aには、その筒ボス53aと一体的に補強金具54が装着され、各リンク部材50,50の後端部同士を補強金具54でも連結している。つまり、補強金具54には、筒ボス53aを挿通可能な挿通孔54aが形成されており、その挿通孔54aに筒ボス53aを挿通した状態で、筒ボス53a及び補強金具54の夫々が各リンク部材50,50の後端部に溶接固定されている。
これによって、補強金具54がリンク部材50,50と縦リンク5Vとを連結する連結支点軸53が設けられた箇所の周辺でリンク部材50,50の後端部を補強する状態で設けられている。
補強金具54は、左右一対のリンク部材50,50同士の相対向する側の各側面に対して当接する側部当接面54b(当接面に相当する)と、左右一対のリンク部材50,50の各上面に当接する上部当接面54c(当接面に相当する)とを左右両側に備えている。つまり、補強金具54は板金製材料のプレス加工などにより、図9(a),(b)に示すように、中央板部54dの左右両側の左右両側に前記側部当接面54bが立設された状態の上向き開放のチャンネル状の断面形状に加工されている。そして、左右両側に側部当接面54bから左右両外側に向けて上部当接面54cを有した横向き突片が延出された状態に加工され、これらが一連の単一部品によって構成されている。
筒ボス53aを挿通可能な挿通孔54aは左右両側の側部当接面54bに形成されており、筒ボス53aは、補強金具54の左右の挿通孔54aと、その外側に位置する各リンク部材50,50の丸孔50c,50cとの両方を貫通する状態で設けられている。
筒ボス53aに挿通される連結支点軸53は、図5に示されているように、筒ボス53aの左右方向長さよりも長く形成されている。そして、その筒ボス53aの左右両側に突出する部分が、縦リンク5Vの上部で左右両横外側に向けて突出させた上方ボス部56aに挿通され、この上方ボス部56aと連結支点軸53との相対回動により、左右一対のリンク部材50,50と縦リンク5Vとが、連結支点軸53の軸心x3の回りで相対回動可能に連結されている。縦リンク5Vの上方ボス部56aからさらに横外側に突出した連結支点軸53の端部は、止めピンなどの適宜止め金具で抜け止め状態に取り付けられている。
左右の各リンク部材50,50の後端部近くには、補強金具54の近傍で、その補強金具54よりもトップリンク5Tの前端側の枢支軸43が位置する側寄りの箇所に、左右一対のリンク部材50,50同士を連結する連結部材55が設けられている。
この連結部材55は、図9(a),(b)に示すように、前記補強金具54に向かう側が開放されたU字状に形成され、その左右両外側の端部が左右の各リンク部材50,50の相対向する側の各側面に当接する状態で溶接して固定されている。
〔トップリンクの回り止め機構〕
トップリンク5Tの前端側を枢支する枢支軸43は、次のようにして回り止め状態で支持されている。
図4乃至図6に示すように、枢支軸43は、左右方向での一端側に、この実施形態では左側の端部に、回り止め機構44としての係止用突片45が溶接固定されている。そして、他端側は支柱40,40のボス40a,40aに対して抜き差し自在に構成され、かつ、その他端部に抜け止めピンによる抜け止め構造が設けられている。
係止用突片45には、支持台4の左側の支柱40の左横側面に当接(この例では、左横側面から少し突出するボス40aの端面に当接する)して枢支軸43の挿入側への移動限界となる当たり面と、前記支柱40の左横側面交差する方向である前面に当接して、枢支軸43の軸心x1回りでの係止用突片45の回転を阻止する当たり面とが備えられている。この係止用突片45は、左側の支柱40を前後方向で貫通する連結ボルト46によって支柱40に連結固定される。
したがって、この連結ボルト46による連結を解除し、他端部の抜け止めピンを抜き出すことにより、枢支軸43を抜き出して支持台4に対するトップリンク5Tの前端部の連結を解除することができる。
トップリンク5Tに対する上記の回り止め機構44は、油圧シリンダ52の伸縮作動を行わせてリンク機構5による苗植付装置の昇降操作を行うように運転座席12の右横側部に設けた昇降レバー(図示せず)とは反対側であるところの、枢支軸43の左側の端部に設けてある。これは、一般に左側から走行機体1に対して昇降する場合が多くて、地上に位置するときはリンク機構5の左側に運転者が位置する可能性が高く、また、運転座席12に搭座した状態では、右腕で昇降レバーを操作する可能性が高いためであるが、これに限らず、回り止め機構44と、反対側の抜け止め構造である抜け止めピンとは、その左右位置が逆に配置されたものであってもよい。
〔ロアーリンク〕
ロアーリンク5Lは、図3乃至図7に示すように、左右方向幅よりも上下方向幅が大きい断面矩形状の角パイプ材からなる左右一対のリンク部材51,51を、前端側の離反間隔が後端側での離反間隔よりも幅広となるように、機体前後方向での中心線CLに対して傾斜した姿勢で配設してある。この傾斜姿勢に配置された左右のリンク部材51,51同士を、左右方向にわたる連結部材51a,51a,で連結して一体化してある。
ロアーリンク5Lの前端部は、走行機体1の機体フレーム10に連結されている。
機体フレーム10の左右一対の前後向きフレーム10A,10Aの後端部近くに、左右方向に沿う同一の軸心x2(横軸心に相当する)を有したリンク連結用の筒ボス10C、10Cが貫通状態で溶接固定され、その各筒ボス10Cに横枢支軸47を挿通させてある。ロアーリンク5L側では、左右一対のリンク部材51,51の前端部に、前部ボス51b,51bが貫通する状態で溶接固定してあり、この前部ボス51b,51bを前記横枢支軸47に外嵌させ、機体フレーム10にロアーリンク5Lの前端部を枢支連結している。
ロアーリンク5Lの後端部は、図3乃至図5に示すように、左右方向の軸心x4を有した連結軸57を介して縦リンク5Vの下部に連結されている。すなわち、連結軸57は、縦リンク5Vの下部で左右両横外側に向けて突出させた下方ボス部56bに挿通され、この下方ボス部56bと連結軸57との相対回動により、左右一対のリンク部材51,51と縦リンク5Vとが、連結軸57の軸心x4の回りで相対回動可能に連結されている。
各リンク部材51,51の後端部には、前記連結軸57を挿通可能な後部ボス51c,51cを溶接固定してあり、この後部ボス51c,51cに、前記下方ボス部56bから横外側方へ突出する連結軸57の突出部分が挿通され、各リンク部材51,51の横外側で、後部ボス51c,51cの横外側へ突出する連結軸57の端部が抜け止めされている。
図5に示すように、縦リンク5Vの下方ボス部56bと各リンク部材51,51の後部ボス51c,51cとの間には、連結軸57に外嵌する筒部57aが設けられている。この筒部57aと、シリンダロッド52cの中間部とが、平面視で台形状の連結金具58を介して連結されている。
連結金具58は、後端部が左右の筒部57aに溶接固定され、前端部に備えた貫通孔(図示せず)をシリンダロッド52cに外嵌させてある。そして、連結金具58の前端部とシリンダロッド52cの後端部に設けた止めナット52dとの間にコイルスプリング52eを介装してあり、コイルスプリング52eを介して、油圧シリンダ52の収縮方向への操作力が連結金具58に伝えられる。
したがって、油圧シリンダ52に圧油が供給されて収縮方向への作動すると、シリンダロッド52cが収縮側へ操作され、止めナット52dで押されたコイルスプリング52eが圧縮方向に押圧され、軸心x1と軸心x4との距離が縮められてリンク機構5の後端側が上昇側へ作動する。
油圧シリンダ52の圧油が排出可能な状態に切り換えられると、苗植付装置2の重量によってシリンダロッド52cが伸長側へ操作され、軸心x1と軸心x4との距離が伸びてリンク機構5の後端側が下降側へ作動する。
〔ロアーリンクの回り止め機構〕
ロアーリンク5Lの前端部を枢支する横枢支軸47に対する回り止め機構44は次のように構成されている。
すなわち、図6乃至図8に示すように、横枢支軸47の一端側、この実施形態では左右方向における走行機体1の内方側の端部に、L字型の下側係止片48Aが溶接されて一体に固定されている。この下側係止片48Aには、機体フレーム10の前後向きフレーム10Aを左右方向に貫通する筒ボス10Cの機体内方側の端面と、前後向きフレーム10Aの底面とに当接する当たり面48Aaが形成されている。
また、前記下側係止片48Aとは別に、前後向きフレーム10Aの上面と機体外方側の面とに当接する当たり面48Baを有した上側係止片48Bも備えられている。
そして、下側係止片48Aと上側係止片48Bとのそれぞれに、ボルト挿通孔48Ab,48Bbが形成され、そのボルト挿通孔48Ab,48Bbと、前後向きフレーム10Aを上下方向で貫通するように設けられたボルト挿通孔10Aaとに、締め付けボルト49を挿嵌して締め付け固定することにより、上側係止片48Bと下側係止片48Aとを前後向きフレーム10Aに取り付け可能に構成してある。
この取り付け状態で、下側係止片48Aの当たり面48Aaが、前後向きフレーム10Aを左右方向に貫通する筒ボス10Cの機体内方側の端面と、前後向きフレーム10Aの底面とに当接し、上側係止片48Bの当たり面48Baが前後向きフレーム10Aの上面と機体外方側の面とに当接して、横枢支軸47の回転と機体内外方向への抜け出しとを規制できるようにしてある。
上記の下側係止片48Aと上側係止片48Bとは、それぞれに形成される当たり面48Aa,48Baが前後向きフレーム10Aの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有している。これは、締め付けボルト49を挿嵌して上側係止片48Bと下側係止片48Aとを強く締め付け固定するとき、その締め付け固定のための作用力が、前後向きフレーム10Aのボルト挿通孔10Aaの周辺近傍に集中的に作用することを避けられるようにするためである。
つまり、このような下側係止片48Aや上側係止片48Bを用いずに、前後向きフレーム10Aのボルト挿通孔10Aaに締め付けボルト49を挿嵌して強く締め付け固定すると、その締め付け力がボルト挿通孔10Aaの近辺にのみ集中的に作用して、前後向きフレーム10Aのボルト挿通孔10Aaの周辺を変形させてしまう虞がある。これに比べて、上述ように前後向きフレーム10Aの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有した下側係止片48Aや上側係止片48Bを用いると、締め付けボルト49で押圧される下側係止片48Aや上側係止片48Bの前後向きフレーム10Aとの対向箇所における接触面積を広くして、単位面積当たりの面圧を下げられる。これによって、ボルト挿通孔10Aaの近辺の面圧が集中的に高まることを避けて、ボルト挿通孔10Aaの近辺が変形するような事態を避け易い。
また、上側係止片48Bには、前後向きフレーム10Aの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有した上向きリブ48Bcも一体に形成されている。この上向きリブ48Bcは、上側係止片48Bに対する上下方向での外力に対する抗力を増大し、上側係止片48Bの全体の保形強度を高め得る。このため、締め付けボルト49の締め付け作用による押し付け力を、より一層上側係止片48Bの左右方向で幅広く分散させ易い。したがって、押し付け方向での面圧をより一層低下させやすくなる傾向がある。
〔ストッパーリンク〕
上記のように構成されたリンク機構5には、リンク機構5の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンク6が設けられている。このストッパーリンク6は次のように構成されている。
図4乃至図6に示すように、ストッパーリンク6は、支持台4に対してトップリンク5Tの前端部を枢支する枢支軸43のうち、左右の支柱40,40の上部に固定された短筒状のボス40aよりも横外側に突出する部分に前端側が連結されている。そして、ストッパーリンク6の後端部は、ロアーリンク5Lの前後方向の中間部箇所に、左右方向で内向きに固定された連結ピン51dに連結されている。したがってストッパーリンク6はトップリンク5Tの横外側でロアーリンク5Lの内方側に位置している。
ストッパーリンク6は、金属製の帯板材で構成される板状吊り部材60によって構成され、枢支軸43に対する連結箇所とは反対側の後端部に、前記連結ピン51dが連結される長孔61が備えられている。
この長孔61は、板状吊り部材60の後端側寄り箇所で長手方向に沿って形成され、リンク機構5の上下揺動にともなって前記連結ピン51dが長孔61内をスライド移動するように構成されている。
図4に示すストッパーリンク6のうち、ストッパーリンク6が実線で示す位置にある状態は、リンク機構5によって、図1で示されるような苗植え付け作業が可能な作業位置に苗植付装置2を支持した状態である。この状態では、ストッパーリンク6の長孔61の中間部に連結ピン51dが係入して、その長孔61の長手方向の前後に連結ピン51dがスライド移動し得る余裕がある。この連結ピン51dが移動可能な範囲は、通常の植付作業中における苗植付装置2の走行機体1に対する相対姿勢の変化に基づく移動量を許容し得る程度である。
図4に仮想線で示すストッパーリンク6のうち、実線で示す位置よりも下方側に後端が位置するように記載されているストッパーリンク6の位置が、リンク機構5の下限位置に相当する位置である。この状態では、ストッパーリンク6の長孔61の後端部に連結ピン51dが当接して、ロアーリンク5Lのそれ以上の下降が規制されている。
図4に仮想線で示すストッパーリンク6のうち、実線で示す位置よりも上方側に後端が位置するように記載されているストッパーリンク6の位置が、リンク機構5の上限位置に相当する位置である。この状態では、連結ピン51dがストッパーリンク6の長孔61の前端部近くに達しているが、長孔61の前端部は連結ピン51dよりもまだ少し前方側にある。つまり、この上限は油圧シリンダ52が最も収縮側に操作された状態によるリンク機構5の上限位置であり、この状態では、連結ピン51dが長孔61の前端部に当接しないように所定間隔d1だけ長孔61の前端部との間に間隔を設けてある。このようにしたことで、リンク機構5が上限位置に達したとき、無用な騒音や衝撃の発生を回避することができる。
図4に仮想線で示すストッパーリンク6のうち、実線で示す位置よりも上方側に後端が位置するように記載されているストッパーリンク6の位置が、リンク機構5の上限位置に相当する位置である。この状態では、連結ピン51dがストッパーリンク6の長孔61の前端部近くに達しているが、長孔61の前端部は連結ピン51dよりもまだ少し前方側にある。つまり、この上限は油圧シリンダ52が最も収縮側に操作された状態によるリンク機構5の上限位置であり、この状態で連結ピン51dが長孔61の前端部に当接しないことで、無用な騒音や衝撃の発生を回避することができる。
図4に示すように、ストッパーリンク6には、長孔61とはストッパーリンク6の長さ方向では重複しない箇所に、リンク機構5が最下端に達した状態での、走行機体1の機体フレーム10との当接を回避するための凹部62が、下向き開放状態で形成されている。
この凹部62が存在することにより、図4に示すように、リンク機構5が最下端に達してもストッパーリンク6が機体フレーム10との当接を回避し得る。
そして、凹部62が長孔61の存在箇所とは、ストッパーリンク6の長さ方向で異なる位置に形成されているので、板状吊り部材60の上下方向幅を、長孔61と凹部62との両方を形成可能であるように幅広く形成する必要はない。
〔ローリング作動の制限具〕
リンク機構5の後端部の縦リンク5Vに対して連結される苗植付装置2には、図3、図10、及び図11に示すように、ロアーリンク5Lの左右のリンク部材51,51との当接によって苗植付装置2のローリング作動を制限するストッパー機構8(制限具に相当する)が備えられている。
このストッパー機構8は、リンク機構5の昇降作動範囲の上限位置で苗植付装置2のローリング作動を制限する上限用制限具80と、下限位置で前記苗植付装置2のローリング作動を制限する下限用制限具81との両方を備えている。
上限用制限具80は、図10にロアーリンク5Lが前下がりの仮想線で示されるように、リンク機構5が昇降作動範囲の上限位置に達した状態でロアーリンク5Lの左右のリンク部材51,51の下向き面と当接する。この上限用制限具80は、体積弾性変形可能なゴム又は合成樹脂材料で構成してある弾性材80aを備えている。この弾性材80aは、図11に示すような円柱状に形成され、上面側に摩滅軽減用の金属製の接触板80bを貼着してあり、この接触板80bの上面が左右のリンク部材51,51の下向き面に対する当たり面となる。
弾性材80aの下面側は台座部80cを上面側に備えたブラケット部材82に支持されている。ブラケット部材82は、苗植付装置2の前部に固定されている。
接触板80b及び台座部80cは、弾性材80aの外径よりも少し大きく形成されていて、弾性材80aが圧縮されて外径が増大した状態でも、接触板80bや台座部80cの外側にはみ出さないように構成してある。このように接触板80bや台座部80cの外径を大きくすることで、軟質の弾性材80aがリンク部材51,51に直接接触して損傷したり、大きく変形することを回避できるようにしてある。
上限用制限具80は、左右のリンク部材51,51の夫々の下向き面に対向する位置で、かつ、左右のリンク部材51,51と縦リンク5Vとの連結軸56の軸心x4(連結点に相当する)よりも、左右のリンク部材51,51と支持台4との連結箇所に近い側に位置している。
そして、この上限用制限具80は、弾性材80aの外径、及び上下方向厚さが、後述する下限用制限具81における弾性材81aの外径、及び上下方向厚さよりも大きなものに設定してあり、大きな荷重に対応し得るように構成されている。
下限用制限具81は、リンク機構5が昇降作動範囲の下限位置に達した状態であるとき、つまり、図10にロアーリンク5Lが前上がりの仮想線で示されている状態であるときに、ロアーリンク5Lの左右のリンク部材51,51の下向き面と当接して苗植付装置2のローリング作動を所定範囲内に制限するものである。この下限用制限具81は、体積弾性変形可能なゴム又は合成樹脂材料で構成してある弾性材81aを備えている。
また、この下限用制限具81の弾性材81aの上面にも、摩滅軽減用の金属製の接触板81bを貼着してある。この接触板81bは、弾性材81aの外径と同程度、もしくは少し大きめに形成されている。この接触板81bの上面が左右のリンク部材51,51の下向き面に対する当たり面となる。弾性材81aの下面側は台座部81cを上面側に備えたブラケット部材82に支持されている。
この下限用制限具81は、左右のリンク部材51,51の夫々の下向き面に対向する位置で、かつ、左右のリンク部材51,51と縦リンク5Vとの連結軸56の軸心x4よりも、左右のリンク部材51,51と支持台4との連結箇所から遠い側に離れるように位置している。
図10に実線で示すロアーリンク5Lの位置は、左右のリンク部材51,51が上限用制限具80及び下限用制限具81の何れにも当接していない状態の、通常の苗植え付け作業状態での使用姿勢を示すものである。
図10及び図12に示すように、前後に位置する台座部80cと台座部81cとは、平面視で僅かではあるが重複するように構成されている。このように台座部80cと台座部81cとが重複することで、ストッパー機構8の全体構造を、連結軸56の軸心x4の近くにおいて、前後方向で僅かではあるが短縮することができる。
また、台座部80c及び台座部81cを備えるブラケット部材82は、図11乃至図13に示すように、台座部80cと台座部81cとを上面側に備えるL字状の第1ブラケット83と、その第1ブラケット83とともに台座部80c及び台座部81cの左右方向の各端部を下方側から支持する側壁部材84(側壁部に相当する)とを備えて、正面視で門形形状に形成されている。このブラケット部材82が苗植付装置2の前部に固定されている。
苗植付装置2の前部には、泥面検出用の接地フロート24の前端部に一端側が連結された折り畳みリンク機構26の他端側を支持する固定用ブラケット85が設けられている。
この固定用ブラケット85は、図11乃至図13に示すように、平面視で一方のブラケット部材82と重複するように配置されている。このため、重複箇所のブラケット部材82に装着された上限用制限具80や下限用制限具81の着脱操作が行い易くするために、固定用ブラケット85にインパクトなどの作業用工具を挿入可能な貫通孔85aを形成してある。
〔ローリング制御機構〕
苗植付装置2は、その昇降範囲の上限又は下限では、上述したストッパー機構8を用いて、ローリング作動が牽制されるように構成されているが、その上限と下限との間では、前述したローリング軸心Z回りで左右ローリング可能に構成されている。
そして、その左右ローリングは、図12及び図13に示すように、縦リンク5Vの上部に一体的に設けられた支持枠部材70と、苗のせ台20の背面側に一体的に設けたガイドレール20Aの左右両端側寄りとを結ぶバランスバネ20Bによって、苗のせ台20が水平方向に対する所定の角度範囲に復元し易いように付勢されている。
さらに、前記縦リンク5Vの上部に一体的に設けられた支持枠部材70には、ローリング作動用電動モータ71によって正逆転方向に駆動される駆動調節プーリ72を設けてあり、この駆動調節プーリ72に中間部を巻き掛けたワイヤ73の両端側を、苗のせ台20の背面側を支持する苗のせ台支持枠25の左右端部に緩衝バネを介して連結し、駆動調節プーリ72の正逆転作動によって、苗のせ台20を強制ローリング作動可能に構成してある。
上記のローリング作動用電動モータ71と、そのローリング作動用電動モータの出力軸に取り付けられた駆動ピニオン74と、その駆動ピニオン74に噛合するように支持枠部材70に取り付けられた従動ギヤ75とを備えることによって、苗植付装置2を水平姿勢に近づけるように制御するローリング制御機構を構成している。
上記駆動調節プーリ72を駆動するローリング作動用電動モータ71から駆動調節プーリ72への動力伝達が、図13乃至図15に示されている。
ローリング作動用電動モータ71の出力軸71aに取り付けられた駆動ピニオン74と、その駆動ピニオン74に噛合するよう支持枠部材70に取り付けられた前記駆動調節プーリ72と一体回動する従動ギヤ75とが備えられ、従動ギヤ75の回転方向を正逆方向に切換操作して、苗植付装置2のローリング作動を制御するように構成されている。
ローリング作動用電動モータ71は、支持枠部材70に対して連結固定されるにより、
その出力軸71aに取り付けられた駆動ピニオン74が従動ギヤ75と噛合するものであるが、この取付箇所では、支持枠部材70とローリング作動用電動モータ71との対向面間に間隔調整用のスペーサ部材76を介在させている。
このようにスペーサ部材76を介在させることによって、スペーサ部材76の肉厚分だけローリング作動用電動モータ71を支持枠部材70から離間させ、その分だけ、出力軸71aに取り付けられた駆動ピニオン74も同方向に移動する。
これによって、出力軸71aに取り付けられた駆動ピニオン74の厚み方向での中心位置を、従動ギヤ75の厚み方向での中心位置とにほぼ一致させる状態で組み付けることができる。
このようにスペーサ部材76を用いたことで、市販品のローリング作動用電動モータ71に付属の駆動ピニオン74を用いても、その駆動ピニオン74の厚み方向での中心位置を、従動ギヤ75の厚み方向での中心位置と合致するように調節することができる。
上記のスペーサ部材76は、図14及び図15に示すように、出力軸71aの軸心方向視で、ローリング作動用電動モータ71の駆動ピニオン74(出力部に相当する)の外周形状に沿う位置決め用凹部76aを形成してある。このように位置決め用凹部76aが形成されていることで、スペーサ部材76を位置決め手段としても活用することが可能である。
また、支持枠部材70には、ローリング作動用電動モータ71の一部が入り込み可能な凹入部70aを形成してあり、スペーサ部材76にも、支持枠部材70に形成された凹入部70aと同様な凹入部76bを形成して、ローリング作動用電動モータ71の一部が入り込み可能であるように構成してある。
スペーサ部材76をこのような形状にして、支持枠部材70に重ね合わせた状態で連結してあることにより、このスペーサ部材76が支持枠部材70の補強部材としても役立つように構成されている。
〔別実施形態の1〕
上記の実施形態では、トップリンク5Tとして、左右一対のリンク部材50を備えた構造のものを示したが、この構造のものに限らず、例えば一本のリンク部材50で構成したものであっても良い。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の2〕
上記の実施形態では、ストッパーリンク6として、板状吊り部材60の前端側を枢支軸43に枢支連結し、後端側をロアーリンク5L側の連結ピン51dに長孔61を介して連結するようにしたが、この構造に限られるものではない。
例えば、板状吊り部材60の後端側をロアーリンク5L側の連結ピン51dに枢支連結し、板状吊り部材60の前端側を枢支軸43に対して長孔61を介して連結するようにしてもよい。
また、板状吊り部材60の前端側と後端側とに長孔61を振り分けて、枢支軸43に対しても連結ピン51dに対してもスライド可能に構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の3〕
上記の実施形態では、ストッパーリンク6として、板状吊り部材60を単一の部材で構成した構造のものを例示したが、この構造に限られるものではない。
例えば、板状吊り部材60を複数の部材で構成して、前端側の部材と後端側の部材とを、長孔61と連結ピン51dとによるスライド可能な構造を用いて連結することにより構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の4〕
上記の実施形態では、板状吊り部材60に長孔61と凹部62との両方が備えられた構造のもを示したが、この構造に限られるものではない。
例えば、凹部62を備えずに長孔61のみを備える構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の5〕
上記の実施形態では、板状吊り部材60に凹部62を設けることによって機体フレーム10との接触を回避するようにしたものであるが、これに限らず、例えば、板状吊り部材60を屈曲させて機体フレーム10との接触を回避するように構成したものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明が適用される対象としては、苗植え付け作業を行う乗用型田植機や、圃場に種籾を播く乗用型直播機等の、植播系の作業機に限らず、農用トラクター等の、機体後方側にリンク機構5を介して何らかの作業装置を連結する作業機であってもよい。
1 走行機体
2 作業装置
4 支持台
5 リンク機構
5T トップリンク
5L ロアーリンク
5V 縦リンク
6 ストッパーリンク
8 ストッパー機構(制限具)
10 機体フレーム
24 フロート
26 折り畳みリンク機構
43 トップリンク枢支軸
47 ロアーリンク枢支軸
48A 回り止め部材
48B 当て金具
48Bc リブ部分
49 連結ボルト
50,50 リンク部材
51,51 リンク部材
53 連結支点軸
54 補強金具
55 連結部材
60 板状吊り部材
61 長孔
62 凹部
70 支持枠部材
70a 凹入部
71 ローリング作動用電動モータ
71a 出力軸
74 駆動ピニオン
75 従動ギヤ
76 スペーサ部材
76a 位置決め用凹部
76b 凹入部
80 上限用制限具
81 下限用制限具
80a,81a 弾性材
80b,81b 接触板
80c,81c 台座部
82 ブラケット部材
84 側壁部
85 固定用ブラケット
85a 貫通孔
x1 軸心(横軸心)
x2 軸心(横軸心)
x3 軸心
x4 軸心
Z ローリング軸心

Claims (24)

  1. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され
    前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成されている作業機。
  2. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクは、前記トップリンクの横外側に位置する状態で配設され
    前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成されている作業機。
  3. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクには、前記リンク機構が最下端に達した状態での、前記走行機体の機体フレームとの当接を回避するための凹部が形成されている作業機。
  4. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクは、前記トップリンクの横外側に位置する状態で配設されているとともに、当該ストッパーリンクに、前記リンク機構が最下端に達した状態での、前記走行機体の機体フレームとの当接を回避するための凹部が形成されている作業機。
  5. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクには、前記リンク機構が最下端に達した状態での、前記走行機体の機体フレームとの当接を回避するための凹部と、前記ロアーリンクとの連結箇所で、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔とが形成されており、かつ、前記凹部と前記長孔とが、前記ストッパーリンクの長さ方向で異なる位置に形成されている作業機。
  6. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクは、前記トップリンクの横外側に位置する状態で配設され、
    前記ストッパーリンクには、前記リンク機構が最下端に達した状態での、前記走行機体の機体フレームとの当接を回避するための凹部と、前記ロアーリンクとの連結箇所で、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔とが形成されており、かつ、前記凹部と前記長孔とが、前記ストッパーリンクの長さ方向で異なる位置に形成されている作業機。
  7. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクには、前記リンク機構が最下端に達した状態での、前記走行機体の機体フレームとの当接を回避するための凹部と、前記ロアーリンクとの連結箇所で、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔とが形成されており、かつ、前記凹部と前記長孔とが、前記ストッパーリンクの長さ方向で異なる位置に形成され、
    前記長孔は、前記ロアーリンクの上限位置よりも上方側への揺動を許容するように、前記上下揺動範囲の上限側端部よりも上方側にも形成されている作業機。
  8. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクは、前記トップリンクの横外側に位置する状態で配設され、
    前記ストッパーリンクには、前記リンク機構が最下端に達した状態での、前記走行機体の機体フレームとの当接を回避するための凹部と、前記ロアーリンクとの連結箇所で、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔とが形成されており、かつ、前記凹部と前記長孔とが、前記ストッパーリンクの長さ方向で異なる位置に形成され、
    前記長孔は、前記ロアーリンクの上限位置よりも上方側への揺動を許容するように、前記上下揺動範囲の上限側端部よりも上方側にも形成されている作業機。
  9. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ロアーリンクの前記走行機体側の端部が連結される前記走行機体の機体フレームに対して、左右方向に沿う一直線上に横軸心を有したロアーリンク枢支軸を介して前記ロアーリンクが枢支され、
    前記ロアーリンク枢支軸は、前記機体フレームに連結固定される回り止め部材を介して回り止め状態に支持され、
    前記回り止め部材は、前記機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有した当接面を備え、その当接面を連結ボルトで前記機体フレームに連結固定してある作業機。
  10. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ロアーリンクの前記走行機体側の端部が連結される前記走行機体の機体フレームに対して、左右方向に沿う一直線上に横軸心を有したロアーリンク枢支軸を介して前記ロアーリンクが枢支され、
    前記ロアーリンク枢支軸は、前記機体フレームに連結固定される回り止め部材を介して回り止め状態に支持され、
    前記回り止め部材は、前記機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有した当接面を備え、その当接面を連結ボルトで前記機体フレームに連結固定してあり、
    前記連結ボルトは、前記機体フレームを貫通して、前記回り止め部材が存在する側とは反対側にも延出され、その連結ボルトの延出部分に装着可能な当て金具を備え、前記連結ボルトの締め込み操作に伴って、前記当て金具と前記回り止め部材とで前記機体フレームを挟み込むように構成され、
    前記当て金具は前記機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有して前記機体フレームと接触する当たり面を備えている作業機。
  11. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ロアーリンクの前記走行機体側の端部が連結される前記走行機体の機体フレームに対して、左右方向に沿う一直線上に横軸心を有したロアーリンク枢支軸を介して前記ロアーリンクが枢支され、
    前記ロアーリンク枢支軸は、前記機体フレームに連結固定される回り止め部材を介して回り止め状態に支持され、
    前記回り止め部材は、前記機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有した当接面を備え、その当接面を連結ボルトで前記機体フレームに連結固定してあり、
    前記連結ボルトは、前記機体フレームを貫通して、前記回り止め部材が存在する側とは反対側にも延出され、その連結ボルトの延出部分に装着可能な当て金具を備え、前記連結ボルトの締め込み操作に伴って、前記当て金具と前記回り止め部材とで前記機体フレームを挟み込むように構成され、
    前記当て金具は前記機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有して前記機体フレームと接触する当たり面を備え、その当たり面の背面側に、前記左右方向に沿う補強用のリブ部分を形成してある作業機。
  12. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ロアーリンクの前記走行機体側の端部が連結される前記走行機体の機体フレームに対して、左右方向に沿う一直線上に横軸心を有したロアーリンク枢支軸を介して前記ロアーリンクが枢支され、
    前記ロアーリンク枢支軸は、前記機体フレームに連結固定される左右一対の回り止め部材を介して回り止め状態に支持され、
    前記回り止め部材は、前記機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有した当接面を備え、その当接面を連結ボルトで前記機体フレームに連結固定してあり、
    前記連結ボルトは、前記機体フレームを貫通して、前記回り止め部材が存在する側とは反対側にも延出され、その連結ボルトの延出部分に装着可能な左右一対の当て金具を備え、前記連結ボルトの締め込み操作に伴って、前記当て金具と前記回り止め部材とで前記機体フレームを挟み込むように構成され、
    前記当て金具は前記機体フレームの左右方向幅と同程度の左右方向幅を有して前記機体フレームと接触する当たり面を備え、その当たり面の背面側に、前記左右方向に沿う補強用のリブ部分を形成してあり、かつ、前記当て金具及び前記回り止め部材は、左右で同一構造のもので構成されている作業機。
  13. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、
    前記トップリンクは、前後方向に長い左右一対のリンク部材同士を組み合わせて構成され、
    前記リンク部材の前記作業装置側の端部に、前記作業装置が装着される縦リンクを、連結支点軸を介して相対回動可能に連結してあり、
    前記リンク部材における前記連結支点軸が設けられた箇所の周辺を補強する補強金具を備えた作業機。
  14. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、
    前記トップリンクは、前後方向に長い左右一対のリンク部材同士を組み合わせて構成され、
    前記リンク部材の前記作業装置側の端部に、前記作業装置が装着される縦リンクを、連結支点軸を介して相対回動可能に連結してあり、
    前記リンク部材における前記連結支点軸が設けられた箇所の周辺を補強する補強金具を備え、
    前記補強金具は、前記リンク部材同士の相対向する側の側面に対して当接する当接面を備えた単一部品で構成されている作業機。
  15. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、
    前記トップリンクは、前後方向に長い左右一対のリンク部材同士を組み合わせて構成され、
    前記リンク部材の前記作業装置側の端部に、前記作業装置が装着される縦リンクを、連結支点軸を介して相対回動可能に連結してあり、
    前記リンク部材における前記連結支点軸が設けられた箇所の周辺を補強する補強金具を備え、
    前記補強金具は、前記リンク部材同士の相対向する側の側面と、左右一対の前記トップリンクの上面とに当接する当接面を備えている作業機。
  16. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、
    前記トップリンクは、前後方向に長い左右一対のリンク部材同士を組み合わせて構成され、
    前記リンク部材の前記作業装置側の端部に、前記作業装置が装着される縦リンクを、連結支点軸を介して相対回動可能に連結してあり、
    前記リンク部材における前記連結支点軸が設けられた箇所の周辺を補強する補強金具を備え、
    前記補強金具の近傍で、その補強金具よりも前記トップリンク枢支軸が位置する側寄りの箇所に、左右一対の前記リンク部材同士の相対向する側の側面同士を連結する連結部材が設けられている作業機。
  17. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、
    前記トップリンクは、前後方向に長い左右一対のリンク部材同士を組み合わせて構成され、
    前記リンク部材の前記作業装置側の端部に、前記作業装置が装着される縦リンクを、連結支点軸を介して相対回動可能に連結してあり、
    前記リンク部材における前記連結支点軸が設けられた箇所の周辺を補強する補強金具を備え、
    前記補強金具の近傍で、その補強金具よりも前記トップリンク枢支軸が位置する側寄りの箇所に、左右一対の前記リンク部材同士の相対向する側の側面同士を連結する連結部材が設けられ、前記連結部材は、前記補強金具に向かう側が開放されたU字状に形成されている作業機。
  18. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、
    前記作業装置は前記リンク機構に対して前後方向のローリング軸心回りでローリング作動可能に連結されており、
    この作業装置と左右一対の前記ロアーリンクとの間に、前記ロアーリンクとの当接によって前記作業装置のローリング作動を制限する制限具を設けてあり、
    前記制限具は、体積弾性変形可能なゴム又は合成樹脂材料で構成された弾性材と、その弾性材の下面側を支持する台座部と、前記弾性材の上面側に位置する板状の接触板とを備え、かつ、前記弾性材よりも前記台座部及び前記接触板が大径であるように形成されている作業機。
  19. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、
    前記作業装置は前記リンク機構に対して前後方向のローリング軸心回りでローリング作動可能に連結されており、
    この作業装置と左右一対の前記ロアーリンクとの間に、前記ロアーリンクとの当接によって前記作業装置のローリング作動を制限する制限具を設けてあり、
    前記制限具は、体積弾性変形可能なゴム又は合成樹脂材料で構成された弾性材と、その弾性材の下面側を支持する台座部と、前記弾性材の上面側に位置する板状の接触板とを備え、
    前記制限具は、前記リンク機構の予め設定された上下揺動範囲内での上昇限界位置で前記ロアーリンクと当接する上限用制限具と、下降限界位置で前記ロアーリンクと当接する下限用制限具とを備え、かつ、前記上限用制限具における前記弾性材の上下方向厚さが、前記下限用制限具における前記弾性材の上下方向厚さよりも大であるように構成されている作業機。
  20. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、
    前記作業装置は前記リンク機構に対して前後方向のローリング軸心回りでローリング作動可能に連結されており、
    この作業装置と左右一対の前記ロアーリンクとの間に、前記ロアーリンクとの当接によって前記作業装置のローリング作動を制限する制限具を設けてあり、
    前記制限具は、体積弾性変形可能なゴム又は合成樹脂材料で構成された弾性材と、その弾性材の下面側を支持する台座部と、前記弾性材の上面側に位置する板状の接触板とを備え、
    前記制限具は、前記リンク機構の予め設定された上下揺動範囲内での上昇限界位置で前記ロアーリンクと当接する上限用制限具と、下降限界位置で前記ロアーリンクと当接する下限用制限具とを備え、かつ、前記弾性材よりも前記台座部及び前記接触板が大径であるように形成され、
    前記下限用制限具の前記台座部の下方側に前記上限用制限具の前記台座部が入り込むように、両台座部が平面視で部分的に重複した状態に配設されている作業機。
  21. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備え
    このトップリンク枢支軸と、前記ロアーリンクの前後方向での中間位置と、にわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記ストッパーリンクは、一端側が前記トップリンク枢支軸に枢支されるとともに、他端側の前記ロアーリンクとの連結箇所に、そのロアーリンクの予め設定された上下揺動範囲内での上下揺動を許容する連結用の長孔が形成され、
    前記作業装置は前記リンク機構に対して前後方向のローリング軸心回りでローリング作動可能に連結されており、
    この作業装置と左右一対の前記ロアーリンクとの間に、前記ロアーリンクとの当接によって前記作業装置のローリング作動を制限する制限具を設けてあり、
    前記制限具は、体積弾性変形可能なゴム又は合成樹脂材料で構成された弾性材と、その弾性材の下面側を支持する台座部と、前記弾性材の上面側に位置する板状の接触板とを備え、
    前記制限具の台座部は、この台座部を上面側に備えたブラケット部材と一体に構成され、前記ブラケット部材は、前記台座部を下方側から支持する左右一対の側壁部を備えて前記作業装置に取り付けられている作業機。
  22. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記作業装置は前記リンク機構に対して前後方向のローリング軸心回りでローリング作動可能に連結されており、
    この作業装置と左右一対の前記ロアーリンクとの間に、前記ロアーリンクとの当接によって前記作業装置のローリング作動を制限する制限具を設けてあり、
    前記作業装置には、泥面を滑走する整地用、又は泥面検出用のフロートが備えられ、
    前記フロートの前部が折り畳みリンク機構を介して前記作業装置の前部に設けた固定用ブラケットに連結され、
    前記固定用ブラケットが前記制限具の下方側に配設されていて、この固定用ブラケットに、工具挿入用の貫通孔が形成されている作業機。
  23. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記作業装置は前記リンク機構に対して前後方向のローリング軸心回りでローリング作動可能に連結され、
    前記作業装置を、前後方向軸心回りで前記作業装置が設定姿勢に維持されるように制御するローリング制御機構を備え、
    前記ローリング制御機構は、前記リンク機構の前記一端側に連結された支持枠部材に取り付けられたローリング作動用電動モータと、そのローリング作動用電動モータの出力軸に取り付けられた駆動ピニオンと、その駆動ピニオンに噛合するように前記支持枠部材に取り付けられた従動ギヤとを備え、前記従動ギヤの回転方向を正逆方向に切換操作して、前記作業装置のローリング作動を制御するように構成され、
    さらに、前記支持枠部材と前記ローリング作動用電動モータとの間に、間隔調整用のスペーサ部材を装着させてあり、
    このスペーサ部材に、前記ローリング作動用電動モータの出力部の外周形状に沿う位置決め用凹部を形成してある作業機。
  24. 移動走行可能な走行機体と、
    地面に対して作業を行う作業装置と、
    前記走行機体に対して前後方向での一端側に前記作業装置を連結して昇降操作するリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、上方側のトップリンクと下方側の左右一対のロアーリンクとを備え、
    前記走行機体に前記リンク機構の前後方向での一端側を支持する支持台が備えられ、
    前記支持台には、前記トップリンクの前記走行機体側の端部を、左右方向に沿う横軸心回りで上下揺動可能に支持するトップリンク枢支軸が備えられ、
    このトップリンク枢支軸と前記ロアーリンクとにわたって、前記リンク機構の下降限界を所定位置に規制するストッパーリンクが連結され、
    前記作業装置は前記リンク機構に対して前後方向のローリング軸心回りでローリング作動可能に連結され、
    前記作業装置を、前後方向軸心回りで前記作業装置が設定姿勢に維持されるように制御するローリング制御機構を備え、
    前記ローリング制御機構は、前記リンク機構の前記一端側に連結された支持枠部材に取り付けられたローリング作動用電動モータと、そのローリング作動用電動モータの出力軸に取り付けられた駆動ピニオンと、その駆動ピニオンに噛合するように前記支持枠部材に取り付けられた従動ギヤとを備え、前記従動ギヤの回転方向を正逆方向に切換操作して、前記作業装置のローリング作動を制御するように構成され、
    前記支持枠部材に前記ローリング作動用電動モータの一部が入り込み可能な凹入部を形成してあるとともに、前記支持枠部材と前記ローリング作動用電動モータとの間に、間隔調整用のスペーサ部材を装着させてあり、
    前記スペーサ部材に、前記ローリング作動用電動モータの出力部の外周形状に沿う位置決め用凹部と、前記支持枠部材に形成された凹入部と同様な凹入部とを形成してあり、このスペーサ部材が、前記支持枠部材に重ね合わせ状態で連結固定されている作業機。
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