JPH09321946A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH09321946A
JPH09321946A JP8152909A JP15290996A JPH09321946A JP H09321946 A JPH09321946 A JP H09321946A JP 8152909 A JP8152909 A JP 8152909A JP 15290996 A JP15290996 A JP 15290996A JP H09321946 A JPH09321946 A JP H09321946A
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JP8152909A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Ikeda
靖彦 池田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラットベッドタイプの画像読取装置にあっ
ては、原稿を載置台に固定載置して読み取るので、少な
くとも読み取られる原稿サイズより装置の方が大きくな
る必要があり、装置が大型化し、また、縮小光学系や、
ラインセンサを移動させて画像の読み取りを行うので、
それらを移動させるための駆動系の構成が大掛かりとな
り、コストダウンを図ることが困難である。 【解決手段】 PC(パーソナルコンピュータ)26の
制御により、原稿挿入口6aから挿入された原稿4を第
1回目の正方向に搬送する際は、所望の解像度より低い
解像度にて読み取り、読み取り終了後に原稿4を負方向
に搬送して、原稿4を第2回目以降の正方向に搬送する
際は、所望の解像度にて読み取り、原稿4を負方向に搬
送する際は、その原稿4を原稿退避経路20に退避す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ周辺
機器や、ファクシミリ装置等に具備され且つシート状の
原稿に形成された画像を読み取る画像読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像読取装置の使用手順
としては、最初に粗い解像度で原稿を読み取り(プリス
キャン)、画像の状態をモニター等の表示手段により確
認してから、画像読取範囲や解像度等の設定を行った後
に本スキャンを行うという動作が一般的に多く行われ
る。
【0003】このためファクシミリ装置に用いられてい
るように、原稿を1回読み取った後に直ちに原稿を原稿
排出口に排出して、次の原稿の読み取り動作を行うよう
な、所謂シートスルータイプの画像読取装置は、上述し
たような使用手順では不向きであるとされている。
【0004】従来の画像読取装置、特にコンピュータ周
辺機器に用いられるスキャナ装置においては、原稿を載
置台ガラス面上に固定載置し、読取手段である縮小光学
系(CCD;撮像素子)や、ラインセンサを移動させて
画像の読み取り動作を行う、所謂フラットベッドタイプ
の画像読取装置が多用されている。
【0005】このような構成の画像読取装置の場合は、
1回原稿を載置すれば何回でも同じ状態で原稿の読み取
り動作を行えるので、画像読取範囲、解像度及び色調等
の設定を何回でも変更して確認することができ、画像の
編集や、OCR等を使用する場合には、非常に使い勝手
が良い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフラットベッドタイプの画像読取装置にあって
は、原稿を載置台ガラス面上に固定載置して読み取り動
作を行うので、少なくとも読み取られる原稿のサイズよ
りも装置の方が大きくなる必要があり、装置の大型化を
避けることができないという問題点があった。
【0007】また、前記縮小光学系や、ラインセンサを
移動させて画像の読み取りを行うので、これら縮小光学
系や、ラインセンサを移動させるための駆動系の構成が
大掛かりなものとなり、コストダウンを図ることが困難
であるという問題点があった。
【0008】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、ADF(自動原稿給送装置)を備えたシ
ートスルータイプの画像読取装置であっても、1枚の原
稿を何回でも繰り返して読み取り動作を行うことができ
ると共に、小型化及びコストダウンを容易に図ることが
でき、また、粗い解像度で読み取り動作を行った後に、
必要な画像の読取範囲を指定することが可能で、しかも
逆方向に原稿を搬送する場合にも読み取り動作を行える
ようにした画像読取装置を提供しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の画像読取装置は、原稿挿入口
から挿入された原稿を1枚ずつ分離して給紙する給紙手
段と、1枚に分離された原稿の先端部及び後端部を検知
する端部検知手段と、前記原稿を原稿挿入口と原稿排出
口との間に亘って搬送する搬送手段と、前記原稿の画像
を読み取る読取手段とを有する画像読取装置において、
前記搬送手段が前記原稿を前記原稿挿入口から前記原稿
排出口に向けて搬送する方向を第1の搬送方向と定義し
且つ前記原稿を前記原稿排出口から前記原稿挿入口に向
けて搬送する方向を第2の搬送方向と定義した場合、前
記原稿挿入口に挿入された前記原稿を前記搬送手段が第
1の搬送方向に搬送するとともに所望の解像度よりも低
い解像度にて前記読取手段が原稿をプリスキャンし、且
つ該プリスキャン終了後に前記端部検知手段が原稿の後
端部を検知した場合に前記搬送手段が原稿を第2の搬送
方向に搬送し、さらに該端部検出手段が原稿の先端部を
検知した場合に前記搬送手段が第1の搬送方向に搬送す
るとともに所望の設定状態にて前記読取手段が原稿の本
スキャンを行うように制御する制御手段と、前記負の搬
送方向に搬送する際には積載された原稿と接触すること
がないように退避する退避経路とを設けたことを特徴と
するものである。
【0010】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項2記載の画像読取装置は、請求項1記載の画像読
取装置において、さらに前記読取手段が読み取る画像の
読取範囲を指定する読取範囲指定手段と、前記原稿挿入
口に挿入された前記原稿を第1の搬送方向に搬送して所
望の解像度よりも低い解像度にて前記読取手段がプリス
キャンを行い、且つ該プリスキャン終了後に前記第2の
搬送方向に搬送した後、前記読取範囲指定手段により画
像の読取範囲を指定し、所望の設定状態と前記指定され
た画像の読取範囲に基づいて前記読取手段が原稿の本ス
キャンを行うように制御する第2の制御手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0011】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項3記載の画像読取装置は、原稿挿入口から挿入さ
れた原稿を1枚ずつ分離して給紙する給紙手段と、1枚
に分離された原稿の先端部及び後端部を検知する端部検
知手段と、前記原稿を原稿挿入口と原稿排出口との間に
亘って搬送する搬送手段と、前記原稿の画像を読み取る
読取手段とを有する画像読取装置において、前記搬送手
段が前記原稿を前記原稿挿入口から前記原稿排出口に向
けて搬送する方向を第1の搬送方向と定義し且つ前記原
稿を前記原稿排出口から前記原稿挿入口に向けて搬送す
る方向を第2の搬送方向と定義した場合、前記原稿挿入
口に挿入された前記原稿を前記搬送手段が第1の搬送方
向に搬送するとともに所望の解像度よりも低い解像度に
て前記読取手段が原稿をプリスキャンし、且つ該プリス
キャン終了後に前記端部検知手段が原稿の後端部を検知
した場合に前記搬送手段が原稿を第2の搬送方向に搬送
するとともに所望の設定状態にて前記読取手段が原稿の
本スキャンを行うように制御する制御手段と、前記負の
搬送方向に搬送する際には積載された原稿と接触するこ
とがないように退避する退避経路とを設けたことを特徴
とするものである。
【0012】更に、上記目的を達成するために本発明の
請求項4記載の画像読取装置は、請求項3記載の画像読
取装置において、さらに前記読取手段が読み取る画像の
読取範囲を指定する読取範囲指定手段と、前記原稿挿入
口に挿入された前記原稿を第1の搬送方向に搬送して所
望の解像度よりも低い解像度にて前記読取手段がプリス
キャンを行い、該プリスキャンし終了後に前記読取範囲
指定手段により画像の読取範囲を指定し、所望の設定状
態と前記指定された画像の読取範囲に基づいて前記読取
手段が原稿の本スキャンを行うように制御する第2の制
御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0014】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1〜図3に基づき説明する。図1は、
本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置の構成を
示す縦断側面図、図2及び図3は、同画像読取装置の動
作説明図である。図1及び図2中、1は原稿読取装置
で、上部筐体2と下部筐体3とを有し、該下部筐体3は
上部筐体2よりも長く設定されている。そして、上部筐
体2の一端側と下部筐体3の一端側とは合致し、下部筐
体3の上部筐体2より他端側に延出した部分の上面が、
読み取られるシート状の原稿4を載置するための原稿台
3aとなっており、この原稿台3aに原稿4が載置され
る。この原稿台3aの両側部にはスライダ5が摺動可能
に設けられている。このスライダ5は、原稿台3aの上
に載置された原稿4の両側部を規制して斜行を防止し、
原稿4を整列させるものである。また、上部筐体2と下
部筐体3との間の間隙が原稿4の搬送路6となってお
り、その一端側(図において右側)が原稿挿入口6a、
他端側(図において左側)が原稿排出口6bとなってい
る。
【0015】下部筐体3には、原稿挿入口6aの近傍に
位置して楕円形状の予備搬送ローラ7が回転可能に設け
られている。この予備搬送ローラ7は、図示しない正逆
回転可能なモータにより回転され、原稿台3aの上に載
置セットされて原稿挿入口6aから挿入された原稿4の
先端部を捌きながら下流側である原稿排出口6b側に給
送するものである。
【0016】また、下部筐体3には、予備搬送ローラ7
よりも搬送方向下流側に位置して分離ローラ8が回転可
能に設けられている。この分離ローラ8は、図示しない
モータにより回転され、原稿台3aの上に載置セットさ
れた原稿4を摩擦力により1枚ずつに分離して搬送方向
下流側に搬送するものである。
【0017】分離ローラ8と同軸的にワンウェイクラッ
チ9が設けられている。そして、原稿4が後述する搬送
ローラ10により搬送される場合には、分離ローラ8が
原稿4に引っ張られるようにして回転し、分離ローラ8
と搬送ローラ10との周速差を打ち消すように作用す
る。また、分離ローラ8が搬送方向下流側に向かう方向
の負荷を受ける場合には、ワンウェイクラッチ9が緩
み、分離ローラ8が図1中、矢印a方向に対しての回転
負荷が軽減される。更に、原稿4が搬送ローラ10に引
っ張られる以前では、分離ローラ8が前記矢印a方向と
は逆方向の回転負荷を受けているので、ワンウェイクラ
ッチ9が締まり、分離ローラ8に搬送力を伝達するよう
に構成されている。
【0018】また、下部筐体3には、分離ローラ8より
も搬送方向下流側に位置して搬送ローラ10が回転可能
に設けられている。この搬送ローラ10は、図示しない
正逆回転可能なモータにより回転され、分離ローラ8に
より1枚に分離されて搬送された原稿4を、搬送方向下
流側の後述する原稿読取部11に搬送するものである。
【0019】また、下部筐体3には、搬送ローラ10よ
りも搬送方向下流側に位置して原稿読取部11が設けら
れている。この原稿読取部11は、搬送ローラ10によ
り搬送されてきた原稿4の画像を電気的に読み取るもの
である。
【0020】また、下部筐体3には、原稿排出口6bの
近傍に位置して排出ローラ12が回転可能に軸支されて
いる。この排出ローラ12は、図示しない正逆回転可能
なモータにより回転されて、原稿4を原稿排出口6bか
ら装置外部へ排出するものである。
【0021】更に、下部筐体3には、原稿挿通路6の部
分に位置して原稿下ガイド13が設けられている。この
原稿下ガイド13は、原稿4の仮面を案内するものであ
る。
【0022】上部筐体2には、原稿挿入口6aの近傍に
位置して原稿検知センサ14と押圧板15が設けられて
いる。原稿検知センサ14は、原稿4が原稿台3aの上
に載置セットされたか否かを検知するものである。押圧
板15は、原稿台3aの上に載置セットされた原稿4を
予備搬送ローラ7に押圧するもので、押圧バネ16によ
り予備搬送ローラ7側に附勢されている。
【0023】また、上部筐体2には、分離ローラ8の上
方に位置して摩擦板17が設けられている。この摩擦板
17は、分離ローラ8と原稿4との摩擦係数の違いを利
用して複数枚の原稿4を1枚ずつに分離するもので、押
圧バネ18により分離ローラ8側に附勢されている。
【0024】また、上部筐体2には、搬送ローラ10の
上方に位置してアイドルローラ19が回転可能に軸支さ
れている。このアイドルローラ19は搬送ローラ10と
接触して回転する。
【0025】また、上部筐体2には、アイドルローラ1
9と摩擦板17との間に位置して原稿退避経路20が設
けられている。この原稿退避経路20は、上部筐体2の
下面側から上面側に亘って形成されたスリットよりな
り、下端側から上端側に向かうに従い原稿挿入口5a側
に近接するように傾斜している。この原稿退避経路20
の底面部には原稿退避ガイド21が設けられている。そ
して、原稿4を逆方向、即ち原稿排出口5b側から原稿
挿入口5a側に向かって搬送した際に、原稿4がその後
端側から原稿退避経路20内に進入することにより、原
稿台3aの上に載置セットされた原稿4に接触すること
がないようになっている。原稿退避経路20の下端部に
は原稿掬い用シート22が、原稿下ガイド13に接触す
るように設けられている。この原稿掬い用シート22は
弾性材により構成されている。そして、原稿4を正方
向、即ち原稿挿入口5a側から原稿排出口5b側に向か
って搬送する際に、原稿掬い用シート22と原稿下ガイ
ド13との間を原稿4が通過できるようになっている。
また、原稿4が逆方向に搬送された場合には、原稿掬い
用シート22が原稿4の後端部を掬い上げて、原稿退避
経路20内に確実に進入するように案内するようになっ
ている。
【0026】また、上部筐体2には、アイドルローラ1
9の近傍に位置して端部検知センサ23が設けられてい
る。この端部検知センサ23は、原稿4の先端部と後端
部の通過状態を検知するもので、原稿4の端部を検知し
た場合はオンとなり、検知しない場合はオフとなるスイ
ッチより構成されている。
【0027】搬送ローラ8と接触して回転するアイドル
ローラ9が回転可能に軸支されている。
【0028】また、上部筐体2には、原稿読取部11の
上方に位置して原稿押さえ部材24が設けられている。
この原稿押さえ部材24は、原稿4を原稿読取部11に
対して圧接するものである。
【0029】更に、上部筐体2には、排出ローラ12と
接触して回転するアイドルローラ25が回転可能に軸支
されている。
【0030】また、本実施の形態に係る画像読取装置1
は、パーソナルコンピュータ(以下、PCと記述する)
26と接続されており、このPC26からのコマンドに
応じて原稿4の読み取り動作を行うようになっている。
【0031】次に、以上の構成になる本実施の形態に係
る画像読取装置1の動作を説明する。
【0032】図1に示す状態において、ユーザーがPC
26からプリスキャンのコマンドを入力すると、各ロー
ラ用モータが正方向に回転して予備搬送ローラ7、分離
ローラ8、搬送ローラ10及び排出ローラ12が図にお
いて反時計回り方向に回転する。そして、原稿台3aの
上に載置セットされた原稿4が、予備搬送ローラ7によ
って先端部が捌かれながら分離ローラ8へ搬送される。
この分離ローラ8は、摩擦板17との摩擦力の差によっ
て、原稿台3aの上に載置セットされた複数枚の原稿4
の内の一番下に位置する1枚を引き出し、搬送方向下流
側の搬送ローラ10方向へ送り出す。この様にして送り
出された原稿4は、原稿掬い用シート22と原稿下ガイ
ド13との間を通過して原稿読取部11まで搬送され、
該原稿読取部11により原稿4の画像が読み取られる
(図2参照)。
【0033】この読み取りは、画像を粗読みして大まか
な概要をつかむための読み取り(プリスキャン)で、原
稿4の後端部が端部検知センサ23を通過することによ
り、該端部検知センサ23がオフになったところで各ロ
ーラ用モータの回転が停止し、予備給送ローラ4、分離
ローラ8、搬送ローラ10及び排出ローラ12の回転が
停止し、原稿4の搬送動作が停止する。そして、粗読み
した画像をインターフェースを介してPC26に転送
し、PC26の画面上に表示する。
【0034】ここでユーザーは、PC26の画面上に表
示された画像を基に、読み取り画像範囲の指定、濃度及
び解像度の設定等を行って再度読取り動作の実行を指示
する。すると、読み取られた原稿4を戻すために、各ロ
ーラ用モータが上記とは逆方向に回転する。これによ
り、搬送ローラ10及び排出ローラ12が図において反
時計回り方向に回転する。すると、読み取られた原稿4
は、原稿挿入口6a側(図1において右側)に向かって
搬送され、図3に示すように、端部検知センサ23をオ
ンさせながら搬送ローラ10とアイドルローラ19との
間に挿入されていく。
【0035】そして、原稿4の後端部が原稿掬い用シー
ト22により掬い上げられることにより、原稿台3aの
上に載置セットされた複数枚の原稿4とは隔絶された部
分である原稿退避経路20内に搬送される。この様にし
て逆搬送された原稿4は、待機中の原稿台3aの上に載
置セットされた複数枚の原稿4とは接触することがない
ので、原稿4の逆搬送による原稿台3a上の積載原稿4
の不整列を生じることがない。
【0036】そして、原稿4の先端部が端部検知センサ
23を通過することにより該端部検知センサ23がオフ
になったところで各ローラ用モータの回転が停止し、搬
送ローラ10及び排出ローラ12の回転が停止し、原稿
4の逆搬送動作が停止する。
【0037】原稿4の逆搬送動作の停止後、各ローラ用
モータを再度正方向に回転させることにより、原稿4が
原稿挿入口6b側に搬送され、設定された状態に基づい
て読取り動作を再度実行する。そして、ワンウェイクラ
ッチ9を用いて分離ローラ8に駆動力が伝達されないよ
うにして、読み取り動作中に原稿台3a上に積載された
原稿4が分離搬送されないようにする。
【0038】読み取り動作が終了した原稿4は、排出ロ
ーラ12とアイドルローラ13との間に挟持されたまま
保持され、設定変更の必要性が発生した場合には、設定
を変更して再度読み取り動作の実行を指示すれば、上述
した場合と同様に原稿4を逆搬送して画像読み取り動作
を実行することができる。
【0039】この様にして1枚目の原稿4の読み取りが
終了した後、2枚目の原稿4のプリスキャン(粗読み取
り)を実行すると、各モータが正方向に回転し、ワンウ
ェイクラッチ9を解除すると、1枚目の原稿4を原稿排
出口6bから排出しつつ、2枚目の原稿4を原稿挿入口
6aから挿入してプリスキャンを実行する。
【0040】以降の動作は、1枚目の原稿4の場合と同
一なので、その説明は省略する。
【0041】以上詳述したように、本実施の形態に係る
画像読取装置によれば、読み取り中の原稿4を、原稿台
3aの上に積載された原稿4とは異なる退避経路20に
退避させたことにより、原稿台3aの上に積載された複
数枚の原稿4の整列性を乱すことなく、同じ原稿を何回
でも読み取り動作を実行することが可能となり、一般的
なスキャニングソフトに対応することが容易になる。
【0042】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。なお、本実施の形態に係る画
像読取装置の基本的な構成は、上述した第1の実施の形
態における図1と同一であるから、同図を流用して説明
する。
【0043】上述した第1の実施の形態においては、プ
リスキャンした後に複数項目の設定を行い、原稿4を逆
方向に搬送(戻し行程)してから再度読み取り動作を行
うようにしたが、本実施の形態は、原稿4を戻すという
行程を省略したものであり、以下、その動作を説明す
る。
【0044】図1に示す状態において、ユーザーがPC
26からプリスキャンのコマンドを入力すると、各ロー
ラ用モータが正方向に回転して予備搬送ローラ7、分離
ローラ8、搬送ローラ10及び排出ローラ12が図にお
いて反時計回り方向に回転する。そして、原稿台3aの
上に載置セットされた原稿4が、予備搬送ローラ7によ
って先端部が捌かれながら分離ローラ8へ搬送される。
この分離ローラ8は、摩擦板17との摩擦力の差によっ
て、原稿台3aの上に載置セットされた複数枚の原稿4
の内の一番下に位置する1枚を引き出し、搬送方向下流
側の搬送ローラ10方向へ送り出す。この様にして送り
出された原稿4は、原稿掬い用シート22と原稿下ガイ
ド13との間を通過して原稿読取部11まで搬送され、
該原稿読取部11により原稿4の画像が読み取られる
(図2参照)。
【0045】この読み取りは、画像を粗読みして大まか
な概要をつかむための読み取り(プリスキャン)で、原
稿4の後端部が端部検知センサ23を通過することによ
り、該端部検知センサ23がオフになったところで各ロ
ーラ用モータの回転が停止し、予備搬送ローラ7、分離
ローラ8、搬送ローラ10及び排出ローラ12の回転が
停止し、原稿4の搬送動作が停止する。そして、粗読み
した画像をインターフェースを介してPC26に転送
し、PC26の画面上に表示する。このとき、原稿4の
後端部は、排出ローラ12とアイドルローラ25との間
に挟持されたままである。
【0046】ここでユーザーは、PC26の画面上に表
示された画像を基に、読み取り画像範囲の指定、濃度及
び解像度の設定等を行って再度読取り動作の実行を指示
する。すると、読み取られた原稿4を戻すために、各ロ
ーラ用モータが上記とは逆方向に回転する。これによ
り、搬送ローラ10及び排出ローラ12が図において反
時計回り方向に回転する。すると、読み取られた原稿4
は逆方向、即ち原稿挿入口6a側(図1において右側)
に向かって搬送されはじめる。このとき原稿4は、逆方
向に搬送されながら、設定された条件の下に後端部側か
ら順次読み取られる。
【0047】この様にして逆方向に搬送された原稿4
は、図3に示すように、端部検知センサ23をオンさせ
ながら搬送ローラ10とアイドルローラ19との間に挿
入されていく。そして、原稿4の後端部が原稿掬い用シ
ート22により掬い上げられることにより、原稿台3a
の上に載置セットされた複数枚の原稿4とは隔絶された
部分である原稿退避経路20内に搬送される。この様に
して逆搬送された原稿4は、待機中の原稿台3aの上に
載置セットされた複数枚の原稿4とは接触することがな
いので、原稿4の逆搬送による原稿台3a上の積載原稿
4の不整列を生じることがない。
【0048】そして、原稿4の先端部が端部検知センサ
23を通過することにより該端部検知センサ23がオフ
になったところで各ローラ用モータの回転が停止し、搬
送ローラ10及び排出ローラ12の回転が停止し、原稿
4の逆搬送動作が停止する。
【0049】原稿4の逆搬送動作の停止後、再度設定を
変更したい場合には、各ローラ用モータを再度正方向に
回転させることにより、原稿4が原稿挿入口6b側に搬
送され、設定された状態に基づいて読取り動作を再度実
行する。そして、ワンウェイクラッチ9を用いて分離ロ
ーラ8に駆動力が伝達されないようにして、読み取り動
作中に原稿台3a上に積載された原稿4が分離搬送され
ないようにする。
【0050】読み取り動作が終了した原稿4は、排出ロ
ーラ12とアイドルローラ13との間に挟持されたまま
保持され、設定変更の必要性が発生した場合には、設定
を変更して再度読み取り動作の実行を指示すれば、上述
した場合と同様に原稿4を逆搬送して画像読み取り動作
を実行することができる。
【0051】この様にして1枚目の原稿4の読み取りが
終了した後、2枚目の原稿4のプリスキャン(粗読み取
り)を実行すると、各モータが正方向に回転し、ワンウ
ェイクラッチ9を解除すると、1枚目の原稿4を原稿排
出口6bから排出しつつ、2枚目の原稿4を原稿挿入口
6aから挿入してプリスキャンを実行する。
【0052】以降の動作は、1枚目の原稿4の場合と同
一なので、その説明は省略する。
【0053】以上詳述したように、本実施の形態に係る
画像読取装置によれば、逆搬送時にも読み取り動作を実
行するようにしたので、時間を無駄にせずに、何回でも
読取り動作を実行することが可能である。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の画像読取装
置によれば、挿入された原稿を第1の方向に搬送してプ
リスキャンする際には、所望の解像度より低い解像度に
て読み取り、読み取り終了後に原稿を第2の方向に搬送
して、さらに原稿を第1の方向に搬送する際には、所望
の解像度にて読み取りを行うようにし、負方向に搬送す
る際には、原稿を退避経路に退避させて、原稿台に積載
セットされた原稿と接触することがないようにしたの
で、ADFを備えたシートスルー方式の画像読取装置に
おいても、フラットベッドタイプの画像読取装置と同様
の使い勝手が実現でき、小型化及びコストダウンを容易
に図ることができる。
【0055】また、挿入された原稿を第1の方向に搬送
してプリスキャンする際には、所望の解像度より低い解
像度にて読み取り、読み取り終了後に原稿を負方向に搬
送しながら、所望の解像度にて読み取りを行い、原稿を
第2の方向に搬送する際には、原稿を退避経路に退避さ
せて、原稿台に積載セットされた原稿と接触することが
ないようにしたので、読み取り動作が完了するまでの待
ち時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の構成を示す縦断側面図である。
【図2】同画像読取装置の動作説明図である。
【図3】同画像読取装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置 2 上部筐体 3 下部筐体(原稿台) 3a 原稿台 4 原稿 5 スライダ 6 搬送路 6a 原稿挿入口 6b 原稿排出口 7 予備搬送ローラ(搬送手段) 8 分離ローラ 9 ワンウェイクラッチ 10 搬送ローラ(搬送手段) 11 画像読取部(読取手段) 12 排出ローラ(搬送手段) 13 原稿下退避ガイド 14 原稿検知センサ 15 押圧板 16 押圧バネ 17 摩擦板 18 押圧バネ 19 アイドルローラ(搬送手段) 20 原稿退避経路 21 原稿退避ガイド 22 原稿掬いシート 23 端部検知シート 24 原稿押さえ部材 25 アイドルローラ(搬送手段) 26 PC(第1及び第2の制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿挿入口から挿入された原稿を1枚ず
    つ分離して給紙する給紙手段と、1枚に分離された原稿
    の先端部及び後端部を検知する端部検知手段と、前記原
    稿を原稿挿入口と原稿排出口との間に亘って搬送する搬
    送手段と、前記原稿の画像を読み取る読取手段とを有す
    る画像読取装置において、前記搬送手段が前記原稿を前
    記原稿挿入口から前記原稿排出口に向けて搬送する方向
    を第1の搬送方向と定義し且つ前記原稿を前記原稿排出
    口から前記原稿挿入口に向けて搬送する方向を第2の搬
    送方向と定義した場合、前記原稿挿入口に挿入された前
    記原稿を前記搬送手段が第1の搬送方向に搬送するとと
    もに所望の解像度よりも低い解像度にて前記読取手段が
    原稿をプリスキャンし、且つ該プリスキャン終了後に前
    記端部検知手段が原稿の後端部を検知した場合に前記搬
    送手段が原稿を第2の搬送方向に搬送し、さらに該端部
    検出手段が原稿の先端部を検知した場合に前記搬送手段
    が第1の搬送方向に搬送するとともに所望の設定状態に
    て前記読取手段が原稿の本スキャンを行うように制御す
    る制御手段と、前記負の搬送方向に搬送する際には積載
    された原稿と接触することがないように退避する退避経
    路とを設けたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 さらに前記読取手段が読み取る画像の読
    取範囲を指定する読取範囲指定手段と、前記原稿挿入口
    に挿入された前記原稿を第1の搬送方向に搬送して所望
    の解像度よりも低い解像度にて前記読取手段がプリスキ
    ャンを行い、且つ該プリスキャン終了後に前記第2の搬
    送方向に搬送した後、前記読取範囲指定手段により画像
    の読取範囲を指定し、所望の設定状態と前記指定された
    画像の読取範囲に基づいて前記読取手段が原稿の本スキ
    ャンを行うように制御する第2の制御手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 原稿挿入口から挿入された原稿を1枚ず
    つ分離して給紙する給紙手段と、1枚に分離された原稿
    の先端部及び後端部を検知する端部検知手段と、前記原
    稿を原稿挿入口と原稿排出口との間に亘って搬送する搬
    送手段と、前記原稿の画像を読み取る読取手段とを有す
    る画像読取装置において、前記搬送手段が前記原稿を前
    記原稿挿入口から前記原稿排出口に向けて搬送する方向
    を第1の搬送方向と定義し且つ前記原稿を前記原稿排出
    口から前記原稿挿入口に向けて搬送する方向を第2の搬
    送方向と定義した場合、前記原稿挿入口に挿入された前
    記原稿を前記搬送手段が第1の搬送方向に搬送するとと
    もに所望の解像度よりも低い解像度にて前記読取手段が
    原稿をプリスキャンし、且つ該プリスキャン終了後に前
    記端部検知手段が原稿の後端部を検知した場合に前記搬
    送手段が原稿を第2の搬送方向に搬送するとともに所望
    の設定状態にて前記読取手段が原稿の本スキャンを行う
    ように制御する制御手段と、前記負の搬送方向に搬送す
    る際には積載された原稿と接触することがないように退
    避する退避経路とを設けたことを特徴とする画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】 さらに前記読取手段が読み取る画像の読
    取範囲を指定する読取範囲指定手段と、前記原稿挿入口
    に挿入された前記原稿を第1の搬送方向に搬送して所望
    の解像度よりも低い解像度にて前記読取手段がプリスキ
    ャンを行い、該プリスキャンし終了後に前記読取範囲指
    定手段により画像の読取範囲を指定し、所望の設定状態
    と前記指定された画像の読取範囲に基づいて前記読取手
    段が原稿の本スキャンを行うように制御する第2の制御
    手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の画像読取
    装置。
JP8152909A 1996-05-27 1996-05-27 画像読取装置 Pending JPH09321946A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219129A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Brother Ind Ltd 画像読取装置
US8089664B2 (en) 2007-01-31 2012-01-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading device
US8159731B2 (en) 2007-01-31 2012-04-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8089664B2 (en) 2007-01-31 2012-01-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading device
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