JPH09321945A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH09321945A
JPH09321945A JP8152908A JP15290896A JPH09321945A JP H09321945 A JPH09321945 A JP H09321945A JP 8152908 A JP8152908 A JP 8152908A JP 15290896 A JP15290896 A JP 15290896A JP H09321945 A JPH09321945 A JP H09321945A
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JP8152908A
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Inventor
Yasuhiko Ikeda
靖彦 池田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラットベッドタイプの画像読取装置にあっ
ては、原稿を載置台ガラス面上に固定載置して読み取り
動作を行うので、少なくとも読み取られる原稿のサイズ
よりも装置の方が大きくなる必要があり、装置の大型化
を避けることができず、また、縮小光学系や、ラインセ
ンサを移動させて画像の読み取りを行うので、これら縮
小光学系や、ラインセンサを移動させるための駆動系の
構成が大掛かりなものとなり、コストダウンを図ること
が困難である。 【解決手段】 PC(パーソナルコンピュータ)14の
制御により、原稿挿入口5aから挿入された原稿4を第
1回目の正方向に搬送する際には、所望の解像度より低
い解像度にて読み取り、読み取り終了後に原稿4を負方
向に搬送して、原稿4を第2回目以降の正方向に搬送す
る際には、所望の解像度にて読み取りを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ周辺
機器や、ファクシミリ装置等に具備され且つシート状の
原稿に形成された画像を読み取る画像読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像読取装置の使用手順
としては、最初に粗い解像度で原稿を読み取り(プリス
キャン)、画像の状態をモニター等の表示手段により確
認してから、画像読取範囲や解像度等の設定を行った後
に本スキャンを行うという動作が一般的に多く行われ
る。
【0003】このためファクシミリ装置に用いられてい
るように、原稿を1回読み取った後に直ちに原稿を原稿
排出口に排出して、次の原稿の読み取り動作を行うよう
な、所謂シートスルータイプの画像読取装置は、上述し
たような使用手順では不向きであるとされている。
【0004】従来の画像読取装置、特にコンピュータ周
辺機器に用いられるスキャナ装置においては、原稿を載
置台ガラス面上に固定載置し、読取手段である縮小光学
系(CCD;撮像素子)や、ラインセンサを移動させて
画像の読み取り動作を行う、所謂フラットベッドタイプ
の画像読取装置が多用されている。
【0005】このような構成の画像読取装置の場合は、
1回原稿を載置すれば何回でも同じ状態で原稿の読み取
り動作を行えるので、画像読取範囲、解像度及び色調等
の設定を何回でも変更して確認することができ、画像の
編集や、OCR等を使用する場合には、非常に使い勝手
が良い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフラットベッドタイプの画像読取装置にあって
は、原稿を載置台ガラス面上に固定載置して読み取り動
作を行うので、少なくとも読み取られる原稿のサイズよ
りも装置の方が大きくなる必要があり、装置の大型化を
避けることができないという問題点があった。
【0007】また、前記縮小光学系や、ラインセンサを
移動させて画像の読み取りを行うので、これら縮小光学
系や、ラインセンサを移動させるための駆動系の構成が
大掛かりなものとなり、コストダウンを図ることが困難
であるという問題点があった。
【0008】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、シートスルータイプの画像読取装置であ
っても、1枚の原稿を何回でも繰り返して読み取り動作
を行うことができると共に、小型化及びコストダウンを
容易に図ることができ、また、粗い解像度で読み取り動
作を行った後に、必要な画像の読取範囲を指定すること
が可能で、しかも逆方向に原稿を搬送する場合にも読み
取り動作を行えるようにした画像読取装置を提供しよう
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の画像読取装置は、読み取られ
る原稿の先端部及び後端部を検知する端部検知手段と、
前記原稿を原稿挿入口と原稿排出口との間に亘って搬送
する搬送手段と、前記原稿の画像を読み取る読取手段と
を有する画像読取装置において、前記搬送手段が前記原
稿を前記原稿挿入口から前記原稿排出口に向けて搬送す
る方向を第1の搬送方向と定義し且つ前記原稿を前記原
稿排出口から前記原稿挿入口に向けて搬送する方向を第
2の搬送方向と定義した場合、前記原稿挿入口に挿入さ
れた前記原稿を前記搬送手段が第1の搬送方向に搬送す
るとともに所望の解像度よりも低い解像度にて前記読取
手段が原稿をプリスキャンし且つ該プリスキャン終了後
に前記端部検知手段が原稿の後端部を検知した場合に前
記搬送手段が原稿を第2の搬送方向に搬送し、さらに該
端部検出手段が原稿の先端部を検知した場合に前記搬送
手段が第1の搬送方向に搬送するとともに所望の設定状
態にて前記読取手段が原稿の本スキャンを行うように制
御する制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0010】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項2記載の画像読取装置は、請求項1記載の画像読
取装置において、さらに前記読取手段が読み取る画像の
読取範囲を指定する読取範囲指定手段と、前記原稿挿入
口に挿入された前記原稿を第1の搬送方向に搬送して所
望の解像度よりも低い解像度にて前記読取手段がプリス
キャンを行い、且つ該プリスキャン終了後に前記第2の
搬送方向に搬送した後、前記読取範囲指定手段により画
像の読取範囲を指定し、所望の設定状態と前記指定され
た画像の読取範囲に基づいて前記読取手段が原稿の本ス
キャンを行うように制御する第2の制御手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0011】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項3記載の画像読取装置は、読み取られる原稿の先
端部及び後端部を検知する端部検知手段と、前記原稿を
原稿挿入口と原稿排出口との間に亘って搬送する搬送手
段と、前記原稿の画像を読み取る読取手段とを有する画
像読取装置において、前記搬送手段が前記原稿を前記原
稿挿入口から前記原稿排出口に向けて搬送する方向を第
1の搬送方向と定義し且つ前記原稿を前記原稿排出口か
ら前記原稿挿入口に向けて搬送する方向を第2の搬送方
向と定義した場合、前記原稿挿入口に挿入された前記原
稿を前記搬送手段が第1の搬送方向に搬送するとともに
所望の解像度よりも低い解像度にて前記読取手段が原稿
をプリスキャンし、且つ該プリスキャン終了後に前記端
部検知手段が原稿の後端部を検知した場合に前記搬送手
段が原稿を第2の搬送方向に搬送するとともに、所望の
設定状態にて前記読取手段が原稿の本スキャンを行うよ
うに制御する制御手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0012】更に、上記目的を達成するために本発明の
請求項4記載の画像読取装置は、請求項3記載の画像読
取装置において、さらに前記読取手段が読み取る画像の
読取範囲を指定する読取範囲指定手段と、前記原稿挿入
口に挿入された前記原稿を第1の搬送方向に搬送して所
望の解像度よりも低い解像度にて前記読取手段がプリス
キャンを行い、該プリスキャン終了後に前記読取範囲指
定手段により画像の読取範囲を指定し、所望の設定状態
と前記指定された画像の読取範囲に基づいて前記読取手
段が原稿の本スキャンを行うように制御する第2の制御
手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0014】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1〜図5に基づき説明する。図1は、
本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置の構成を
示す縦断側面図、図2〜図5は、同画像読取装置の動作
説明図である。各図中、1は原稿読取装置で、上部筐体
2と下部筐体3とを有し、該下部筐体3は、読み取られ
るシート状の原稿4を載置するための原稿台となってお
り、下部筐体3の上面3aに原稿4が載置される。ま
た、上部筐体2と下部筐体3との間の間隙が原稿4の搬
送路5となっており、その一端側(図において右側)が
原稿挿入口5a、他端側(図において左側)が原稿排出
口5bとなっている。
【0015】上部筐体2には給送ローラ6が設けられて
いる。この給送ローラ6は、原稿挿入口5aから挿入さ
れて下部筐体3の上面3aに載置セットされた原稿4を
下流側である原稿排出口5b側に給送するものである。
給送ローラ6は、一端部が下部筐体3の上面3aに接離
する方向(図において矢印A,B方向)に回動するよう
に他端部が上部筐体2に回動可能に軸支されたアーム7
の一端部に回転可能に軸支されている。
【0016】アーム7は、図示しない正逆回転可能なモ
ータにより矢印A,B方向に回動される。そして、この
モータを正回転させることによりアーム7が矢印A方向
に回動して給送ローラ6が下部筐体3の上面3aに接触
し、また、前記モータを逆回転させることによりアーム
7が矢印B方向に回動して給送ローラ6が下部筐体3の
上面3aから離間するようになっている。また、給送ロ
ーラ6も図示しないモータにより正逆方向に回転され
る。
【0017】アーム7の他端部には、該アーム7の回動
軸と同軸回転可能に搬送ローラ8が軸支されている。こ
の搬送ローラ8は、給送ローラ6により給送された原稿
4を、搬送方向下流側に設けられた後述する原稿読取部
10に搬送するもので、図示しない正逆回転可能なモー
タにより回転される。
【0018】下部筐体3には、搬送ローラ8と接触して
回転するアイドルローラ9が回転可能に軸支されてい
る。また、下部筐体3には、アイドルローラ9より搬送
方向下流側に位置して原稿読取部10が設けられてい
る。この原稿読取部10は、搬送ローラ8とアイドルロ
ーラ9との間を挿通されてきた原稿4の画像を電気的に
読み取るものである。
【0019】上部筐体2には、搬送ローラ8と原稿読取
部10との間に位置して端部検知センサ11が設けられ
ている。この端部検知センサ11は、原稿4の先端部と
後端部の通過状態を検知するもので、原稿4の端部を検
知した場合はオンとなり、検知しない場合はオフとなる
スイッチより構成されている。また、上部筐体2には、
原稿排出口5bの近傍に位置して排出ローラ12が回転
可能に軸支されている。この排出ローラ12は、図示し
ない正逆回転可能なモータにより回転されて、原稿4を
原稿排出口5bから装置外部へ排出するものである。更
に、下部筐体3には、排出ローラ12と接触して回転す
るアイドルローラ13が回転可能に軸支されている。
【0020】また、本実施の形態に係る画像読取装置1
は、パーソナルコンピュータ(以下、PCと記述する)
14と接続されており、このPC14からのコマンドに
応じて原稿4の読み取り動作を行うようになっている。
【0021】次に、以上の構成になる本実施の形態に係
る画像読取装置1の動作を、図1〜図5を用いて説明す
る。
【0022】図1に示す状態において、ユーザーがPC
14からプリスキャンのコマンドを入力すると、アーム
用モータが一方向に所定角度回転してアーム7が矢印A
方向に回動して給送ローラ6が下部筐体3の上面3aに
載置された原稿4に接触し且つ各ローラ用モータが正方
向に回転して給送ローラ6、搬送ローラ8及び排出ロー
ラ12が図において時計回り方向に回転する。そして、
給送ローラ6によって原稿4が原稿排出口5b側(図に
おいて左側)に向かって搬送され、搬送ローラ8へ受け
渡される。そして、この搬送ローラ8によって原稿4
は、更に原稿排出口5b側に向かって搬送され(原稿4
の先端部側は排出ローラ12により原稿排出口5bから
装置外方へ延出される)、端部検知センサ11を通過し
て原稿読取部10まで搬送され、該原稿読取部10によ
り原稿4の画像が読み取られる(図2参照)。
【0023】この読み取りは、画像を粗読みして大まか
な概要をつかむための読み取り(プリスキャン)で、原
稿4の後端部が端部検知センサ11を通過することによ
り、該端部検知センサ11がオフになったところで各ロ
ーラ用モータの回転が停止し、給送ローラ6、搬送ロー
ラ8及び排出ローラ12の回転が停止し、原稿4の搬送
動作が停止する(図3参照)。そして、粗読みした画像
をインターフェースを介してPC14に転送し、PC1
4の画面上に表示する。
【0024】ここでユーザーは、PC14の画面上に表
示された画像を基に、読み取り画像範囲の指定、濃度及
び解像度の設定等を行って再度読取り動作の実行を指示
する。すると、読み取られた原稿4を戻すために、アー
ム用モータが上記とは逆方向に所定角度回転すると共
に、各ローラ用モータが上記とは逆方向に回転する。こ
れにより、アーム7が矢印B方向に回動して給送ローラ
6が下部筐体3の上面3aから離間すると共に、給送ロ
ーラ6、搬送ローラ8及び排出ローラ12が図において
反時計回り方向に回転する。すると、読み取られた原稿
4は、図4に示すように、原稿挿入口5a側(図におい
て右側)に向かって搬送され、端部検知センサ11をオ
ンさせながら搬送ローラ8とアイドルローラ9との間に
挿入されていく。
【0025】そして、原稿4の先端部が端部検知センサ
11を通過することにより該端部検知センサ11がオフ
になったところで各ローラ用モータの回転が停止し、給
送ローラ6、搬送ローラ8及び排出ローラ12の回転が
停止し、原稿4の逆搬送動作が停止する(図5参照)。
【0026】原稿4の逆搬送動作の停止後、再度アーム
用モータ及び各ローラ用モータを再度正方向に回転させ
ることにより、図2と同様に原稿4が原稿挿入口5b側
に搬送され、設定された状態に基づいて読取り動作を再
度実行する。そして、読み取り動作が終了した原稿4
は、排出ローラ12とアイドルローラ13との間に挟持
されたまま保持され、設定変更の必要性が発生した場合
には、設定を変更して再度読み取り動作を実行すれば、
上述した場合と同様に原稿4を逆搬送して画像読み取り
動作を実行することができる。
【0027】この様にして1枚目の原稿4の読み取りが
終了した後、2枚目の原稿4のプリスキャン(粗読み取
り)を実行すると、各モータが正方向に回転し、1枚目
の原稿4を原稿排出口5bから排出しつつ、2枚目の原
稿4を原稿挿入口5aから挿入してプリスキャンを実行
する。
【0028】以降の動作は、1枚目の原稿4の場合と同
一なので、その説明は省略する。
【0029】以上詳述したように、本実施の形態に係る
画像読取装置によれば、読み取り中の原稿4を、積載さ
れた原稿4とは異なる経路に退避させたことにより、シ
ートスルー方式の画像読取装置でも、同じ原稿を何回で
も読み取り動作を実行することが可能となり、一般的な
スキャニングソフトに対応することが容易になる。
【0030】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。なお、本実施の形態に係る画
像読取装置の基本的な構成は、上述した第1の実施の形
態における図1と同一であるから、同図を流用して説明
する。
【0031】上述した第1の実施の形態においては、プ
リスキャンした後に複数項目の設定を行い、原稿4を逆
方向に搬送(戻し行程)してから再度読み取り動作を行
うようにしたが、本実施の形態は、原稿4を戻すという
行程を省略したものであり、以下、その動作を説明す
る。
【0032】図1に示す状態において、ユーザーがPC
14からプリスキャンのコマンドを入力すると、アーム
用モータが一方向に所定角度回転してアーム7が矢印A
方向に回動して給送ローラ6が下部筐体3の上面3aに
載置された原稿4に接触し且つ各ローラ用モータが正方
向に回転して給送ローラ6、搬送ローラ8及び排出ロー
ラ12が図において時計回り方向に回転する。そして、
給送ローラ6によって原稿4が原稿排出口5b側(図に
おいて左側)に向かって搬送され、搬送ローラ8へ受け
渡される。そして、この搬送ローラ8によって原稿4
は、更に原稿排出口5b側に向かって搬送され(原稿4
の先端部側は排出ローラ12により原稿排出口5bから
装置外方へ延出される)、端部検知センサ11を通過し
て原稿読取部10まで搬送され、該原稿読取部10によ
り原稿4の画像が読み取られる(図2参照)。
【0033】この読み取りは、画像を粗読みして大まか
な概要をつかむための読み取り(プリスキャン)で、原
稿4の後端部が端部検知センサ11を通過することによ
り、該端部検知センサ11がオフになったところで各ロ
ーラ用モータの回転が停止し、給送ローラ6、搬送ロー
ラ8及び排出ローラ12の回転が停止し、原稿4の搬送
動作が停止する(図3参照)。そして、粗読みした画像
をインターフェースを介してPC14に転送し、PC1
4の画面上に表示する。このとき、原稿4の後端部は排
出ローラ12とアイドルローラ13との間に挟持された
ままである。
【0034】ここでユーザーは、PC14の画面上に表
示された画像を基に、読み取り画像範囲の指定、濃度及
び解像度の設定等を行って再度読取り動作の実行を指示
する。すると、読み取られた原稿4を戻すために、アー
ム用モータが上記とは逆方向に所定角度回転すると共
に、各ローラ用モータが上記とは逆方向に回転する。こ
れにより、アーム7が矢印B方向に回動して給送ローラ
6が下部筐体3の上面3aから離間すると共に、給送ロ
ーラ6、搬送ローラ8及び排出ローラ12が図において
反時計回り方向に回転する。すると、読み取られた原稿
4は、図4に示すように、原稿挿入口5a側(図におい
て右側)に向かって搬送され始める。このとき原稿4
は、逆方向に搬送されながら、設定された条件の下に後
端部側から順次読み取られる。そして、逆方向に搬送さ
れた原稿4は、図4に示すように端部検知センサ11を
オンさせながら搬送ローラ8とアイドルローラ9との間
に挿入されていく。
【0035】そして、原稿4の先端部が端部検知センサ
11を通過することにより該端部検知センサ11がオフ
になったところで各ローラ用モータの回転が停止し、給
送ローラ6、搬送ローラ8及び排出ローラ12の回転が
停止し、原稿4の逆搬送動作が停止する(図5参照)。
【0036】原稿4の逆搬送動作の停止後、再度設定を
変更したい場合は、再度アーム用モータ及び各ローラ用
モータを正方向に回転させることにより、図2と同様に
原稿4が原稿挿入口5b側に搬送され、設定された状態
に基づいて読取り動作を再度実行する。そして、読み取
り動作が終了した原稿4は、排出ローラ12とアイドル
ローラ13との間に挟持されたまま保持され、設定変更
の必要性が発生した場合には、設定を変更して再度読み
取り動作を実行すれば、上述した場合と同様に原稿4を
逆搬送して画像読み取り動作を実行することができる。
【0037】この様にして1枚目の原稿4の読み取りが
終了した後、2枚目の原稿4のプリスキャン(粗読み取
り)を実行すると、各モータが正方向に回転し、1枚目
の原稿4を原稿排出口5bから排出しつつ、2枚目の原
稿4を原稿挿入口5aから挿入してプリスキャンを実行
する。
【0038】以降の動作は、1枚目の原稿4の場合と同
一なので、その説明は省略する。
【0039】以上詳述したように、本実施の形態に係る
画像読取装置によれば、逆搬送時にも読み取り動作を実
行するようにしたので、時間を無駄にせずに、何回でも
読取り動作を実行することが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の画像読取装
置によれば、挿入された原稿を第1の方向に搬送してプ
リスキャンする際には、所望の解像度より低い解像度に
て読み取り、読み取り終了後に原稿を第2の方向に搬送
して、さらに原稿を第1の方向に搬送する際には、所望
の解像度にて読み取りを行うようにしたので、シートス
ルータイプの画像読取装置においても、フラットベッド
タイプの画像読取装置と同様の使い勝手が実現でき、小
型化及びコストダウンを容易に図ることができる。
【0041】また、挿入された原稿を第1の方向に搬送
してプリスキャンする際には、所望の解像度より低い解
像度にて読み取り、読み取り終了後に原稿を第2の方向
に搬送しながら、所望の解像度にて本スキャンを行うよ
うにしたので、読み取り動作が完了するまでの待ち時間
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の構成を示す縦断側面図である。
【図2】同画像読取装置の動作説明図である。
【図3】同画像読取装置の動作説明図である。
【図4】同画像読取装置の動作説明図である。
【図5】同画像読取装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置 2 上部筐体 3 下部筐体(原稿台) 4 原稿 5 搬送路 5a 原稿挿入口 5b 原稿排出口 6 給送ローラ(搬送手段) 7 アーム(搬送手段) 8 搬送ローラ(搬送手段) 9 アイドルローラ(搬送手段) 10 画像読取部(読取手段) 11 端部検知センサ(端部検知手段) 12 排出ローラ(搬送手段) 13 アイドルローラ(搬送手段) 14 PC(第1及び第2の制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取られる原稿の先端部及び後端部を
    検知する端部検知手段と、前記原稿を原稿挿入口と原稿
    排出口との間に亘って搬送する搬送手段と、前記原稿の
    画像を読み取る読取手段とを有する画像読取装置におい
    て、前記搬送手段が前記原稿を前記原稿挿入口から前記
    原稿排出口に向けて搬送する方向を第1の搬送方向と定
    義し且つ前記原稿を前記原稿排出口から前記原稿挿入口
    に向けて搬送する方向を第2の搬送方向と定義した場
    合、前記原稿挿入口に挿入された前記原稿を前記搬送手
    段が第1の搬送方向に搬送するとともに所望の解像度よ
    りも低い解像度にて前記読取手段が原稿をプリスキャン
    し且つ該プリスキャン終了後に前記端部検知手段が原稿
    の後端部を検知した場合に前記搬送手段が原稿を第2の
    搬送方向に搬送し、さらに該端部検出手段が原稿の先端
    部を検知した場合に前記搬送手段が第1の搬送方向に搬
    送するとともに所望の設定状態にて前記読取手段が原稿
    の本スキャンを行うように制御する制御手段を設けたこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 さらに前記読取手段が読み取る画像の読
    取範囲を指定する読取範囲指定手段と、前記原稿挿入口
    に挿入された前記原稿を第1の搬送方向に搬送して所望
    の解像度よりも低い解像度にて前記読取手段がプリスキ
    ャンを行い、且つ該プリスキャン終了後に前記第2の搬
    送方向に搬送した後、前記読取範囲指定手段により画像
    の読取範囲を指定し、所望の設定状態と前記指定された
    画像の読取範囲に基づいて前記読取手段が原稿の本スキ
    ャンを行うように制御する第2の制御手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 読み取られる原稿の先端部及び後端部を
    検知する端部検知手段と、前記原稿を原稿挿入口と原稿
    排出口との間に亘って搬送する搬送手段と、前記原稿の
    画像を読み取る読取手段とを有する画像読取装置におい
    て、前記搬送手段が前記原稿を前記原稿挿入口から前記
    原稿排出口に向けて搬送する方向を第1の搬送方向と定
    義し且つ前記原稿を前記原稿排出口から前記原稿挿入口
    に向けて搬送する方向を第2の搬送方向と定義した場
    合、前記原稿挿入口に挿入された前記原稿を前記搬送手
    段が第1の搬送方向に搬送するとともに所望の解像度よ
    りも低い解像度にて前記読取手段が原稿をプリスキャン
    し、且つ該プリスキャン終了後に前記端部検知手段が原
    稿の後端部を検知した場合に前記搬送手段が原稿を第2
    の搬送方向に搬送するとともに、所望の設定状態にて前
    記読取手段が原稿の本スキャンを行うように制御する制
    御手段を設けたことを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 さらに前記読取手段が読み取る画像の読
    取範囲を指定する読取範囲指定手段と、前記原稿挿入口
    に挿入された前記原稿を第1の搬送方向に搬送して所望
    の解像度よりも低い解像度にて前記読取手段がプリスキ
    ャンを行い、該プリスキャン終了後に前記読取範囲指定
    手段により画像の読取範囲を指定し、所望の設定状態と
    前記指定された画像の読取範囲に基づいて前記読取手段
    が原稿の本スキャンを行うように制御する第2の制御手
    段を設けたことを特徴とする請求項3記載の画像読取装
    置。
JP8152908A 1996-05-27 1996-05-27 画像読取装置 Pending JPH09321945A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146849A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Seiko Epson Corp 光学読取装置、光学読取装置の制御方法、及び、プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146849A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Seiko Epson Corp 光学読取装置、光学読取装置の制御方法、及び、プログラム

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