JPH0932165A - 中空壁パネルの取付け構造 - Google Patents

中空壁パネルの取付け構造

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JPH0932165A
JPH0932165A JP20997595A JP20997595A JPH0932165A JP H0932165 A JPH0932165 A JP H0932165A JP 20997595 A JP20997595 A JP 20997595A JP 20997595 A JP20997595 A JP 20997595A JP H0932165 A JPH0932165 A JP H0932165A
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JP
Japan
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hollow wall
wall panel
fixed
plate
flange portion
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Application number
JP20997595A
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English (en)
Inventor
Motohide Kawasaki
基秀 川崎
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Clion Co Ltd
Original Assignee
Onoda ALC Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中空壁パネルの揺れが地震の変位量よりも大幅
に少なく、中空壁パネル同士が接触して破損するという
ことがないとともに、中空壁パネルの外側への反りをも
抑制する中空壁パネルの取付け構造を提供する。 【解決手段】第1中空壁パネル5の下方小口面6を支承
する断面L形の短尺受け金物7が、第1中空壁パネル5
の幅方向のほぼ中央位置に設けられており、また中空壁
パネルの両側部が固定されているとともに、短冊形プレ
ート11の下部12に穿孔された縦方向の長孔13を通
してボルト止めされている取付け構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空壁パネルの外
側への反りがなく、かつ免震性に優れた中空壁パネルの
取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、中空壁パネルをH形鋼梁に取
り付ける構造として、種々の構造が知られているが、典
型的には図2に示すような構造が知られている。すなわ
ち、中空壁パネル50の外壁はその外側に反るという欠
点があり、その反りを抑制するために、中空壁パネル5
0のほぼ4隅に相当する部位を固定することが行われ
る。その際、上下部の稲妻プレート51、52の一端部
をボルト止めされ、上部の稲妻プレート51はH形鋼梁
53の下方フランジ54に溶接固定された断面逆L字形
の第1通しアングル55に係止される。また、中空壁パ
ネル50をその下方小口面において支承する断面L字形
の第2通しアングル56を下部の稲妻プレート52で抑
え、その抑えられた第2通しアングル56を前記H形鋼
梁53の下層に組み込まれた同様の梁に公知の手段(い
ずれも図示なし)により固定されている構造である。
【0003】しかし、このような取付構造は、中空壁パ
ネル50のほぼ隅部の4か所が通常のボルト貫通孔を通
して梁に固定されている。すなわち、挿入されるボルト
の太さに相当するボルト貫通孔を通して完全に固定され
る。そのため、地震の際には中空壁パネル50が地震の
変位量だけ揺れるようになり、その結果、中空壁パネル
の上下層間の横目地部や縦目地部で中空壁パネル同士接
触して中空壁パネルが破損するという欠点があった。
【0004】これらの欠点をなくすために、特開平7−
90966号のごとく、中空壁パネルの幅方向の中間の
みで、かつ中空壁パネルの上下位置の2カ所で固定する
構造が提案されている。しかし、これらの取付構造では
地震の変位に対しては対応できても、中空壁パネルの外
側への反りを抑制することが困難であるとともに、取付
強度の面でも弱いという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、地震の際に中空壁パネルの揺れが地震の変位量より
も大幅に少なくなり、中空壁パネルがそのパネル同士接
触して破損するということがないと同時に、中空壁パネ
ルが梁に対して確実に固定され、その外側への反りをも
抑制することができる中空壁パネルの取付け構造を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明は次の構成から成る。すなわち、構造躯体1に
対して、第1中空壁パネル5と第2中空壁パネル10が
上下層に建て付けられている中空壁パネルの取付け構造
において、(a)L形鋼定規アングル2の水平フランジ
部3が、垂直フランジ部4を外側にして構造躯体1に係
止・固定されていること、(b)第1中空壁パネル5の
下方小口面6を支承する断面L形の短尺受け金物7が、
第1中空壁パネル5の幅方向のほぼ中央位置で前記垂直
フランジ部4に背中合わせに係止・固定されているこ
と、(c)前記第1中空壁パネル5の下部両側部5a、
5b寄りに稲妻プレート8の上部9がボルト止めされて
いること、(d)前記第1中空壁パネル5の下層に建て
付けられた第2中空壁パネル10の上部両側部10a、
10b寄りに短冊形プレート11の下部12が、それに
穿孔された縦方向の長孔13を通してボルト止めされて
いること、(e)前記短冊形プレート11の上部14と
前記稲妻プレート8の下部15とによって、前記定規ア
ングル3の垂直フランジ部4の両端部が狭持され、かつ
係止・固定されていること、を特徴とする中空壁パネル
の取付け構造である。
【0007】上記のような構造を採用することにより、
本発明は次のように作用する。まず、第1中空壁パネル
の下方小口面を支承する断面L形の受け金物は、短尺で
あり且つ第1中空壁パネルの幅方向のほぼ中央位置に設
けられているため、地震の際に中空壁パネルはその中心
部でロッキングするようになり、その結果、パネルの変
位量が従来よりも大幅に減少する。一方、パネル両側部
が構造驅体に固定されているために地震の祭に生ずるパ
ネルの揺れは、短冊形プレートがその下部に穿孔された
縦方向の長孔を通してボルト止めされていることによっ
て、構造驅体が上下に揺れてもその揺れの変位が吸収さ
れるようになる。従って、中空壁パネルの両側部が固定
されていても、その変位量は従来の固定手段の場合より
もかなり減少するようになる。また、中空壁パネルはそ
の両側部が構造驅体に固定されているため、外側への反
りが抑制され、かつ梁に対して強固に固定される。従っ
て、地震の際の変位量が大幅に減少すると同時に外側へ
の反りも抑制されるようになる。
【発明の実施の形態】
【実施例】次に、本発明を構造驅体である梁に中空壁パ
ネルを取り付ける態様の実施例について、図1に基づい
て詳述する。構造躯体を成す梁1に押出成型法で製造さ
れた縦長(図1においては上方の一部しか描かれていな
い)の中空壁パネル5、10が上下層に建て込まれる。
後述する方法と同様に、又は建物の基礎となる部分に下
層の第2中空壁パネル10が建て込まれており、その上
部両側10a、10b寄りに短冊形プレート11の下部
12が、それに穿孔された縦方向の長孔13を通してボ
ルト止めされているとともに、同プレート11の上部1
4が第2中空壁パネル10の上方小口面から突出されて
いる。
【0008】次に、第2中空壁パネル10の上層階に建
て込まれる第1中空壁パネル5を用意して、その下部両
側部5a、5b寄りに稲妻プレート8の一端部である上
部9を、それに穿孔された縦方向の長孔13を通してボ
ルト止めする。なお、本発明においては、稲妻プレート
8の上部9の長孔13は必須ではないが、この長孔13
が穿孔されていると本発明の目的がより確実に達成され
る。そして、前記梁1の上方水平フランジ部16に、L
形鋼定規アングル2の水平フランジ部3を、垂直フラン
ジ部4を外側にして前記短冊形プレート11と当接する
ように溶接固定する。なお、この固定手段は溶接に限定
されず、ボルト止めでも良い。さらに、第1中空壁パネ
ル5の下方小口面6を支承する断面L形の短尺受け金物
7を、垂直フランジ部4と背中合わせにして、かつ第1
中空壁パネル5の幅方向のほぼ中央位置に溶接固定す
る。なお、この固定手段も溶接に限定されず、ボルト止
めでも良い。
【0009】このような状態にしてから、第1中空壁パ
ネル5を前記短尺受け金物7の上に載置する。そして、
同パネル5とそれに仮止めされている稲妻プレート8の
下部15との間に、短冊形プレート11の上部14と稲
妻プレート8の下部15とによって、定規アングル2の
垂直フランジ部4の両端部が狭持されるように、稲妻プ
レート8を僅かに回動させる。次いで、稲妻プレート8
を仮止めしているボルト17を本締めして、第1中空壁
パネル5の下部と第2中空壁パネル10の上部とを同時
に定規アングル2を介して梁1に固定する。なお、この
稲妻プレート8と定規アングル2と短冊形プレート11
の固定手段も溶接固定、ボルト止めのいずれでも良い。
【0010】以下同様に、それらのパネルに隣接する同
じ階層及びその上の階層の壁を建物の梁に固定する。す
ると、第1、第2中空壁パネル5、10は、短尺受け金
物7及び定規アングル2を介して梁1に支承されるとと
もに、短冊形プレート11、稲妻プレート8及び定規ア
ングル2を介して梁1に固定される。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、第1中空壁パネル5の
下方小口面6を支承する断面L形の短尺受け金物7が、
第1中空壁パネル5の幅方向のほぼ中央位置に設けられ
ており、また中空壁パネルの両側部が固定されていると
ともに、短冊形プレート11の下部12に穿孔された縦
方向の長孔13を通してボルト止めされているため、地
震の際に中空壁パネルの揺れが地震の変位量よりも大幅
に少なくなり、中空壁パネル同士が接触して破損すると
いうことがなく、しかも、中空壁パネルが梁に対して確
実に固定されて、その外側への反りをも抑制することが
できるようになる。すなわち、中空壁パネルの反り防止
と免震性向上が同時に達成される。さらに、本発明によ
れば、図2のような従来の取付け構造と対比した場合
は、第1中空壁パネル5上部の第1通しアングル55を
省略可能となり、部材の使用量を少なくできるという効
果も併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部斜視図。
【図2】従来技術を説明するための要部斜視図。
【符号の説明】
1:梁 2:L形鋼定規アングル 3:L形鋼定規アングルの水平フランジ部 4:L形鋼定規アングルの垂直フランジ部 5:第1中空壁パネル 5a、5b:下部両側部 6:下方小口面 7:短尺受け金物 8:稲妻プレート 9:稲妻プレートの上部 10:第2中空壁パネル 10a、10b:上部両側部 11:短冊形プレート 12:短冊形プレートの下部 13:長孔 14:短冊形プレートの上部 15:稲妻プレートの下部 16:梁の上方水平フランジ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 構造躯体(1)に対して、第1中空壁パネル(5)と第
    2中空壁パネル(10)が上下層に建て付けられている
    中空壁パネルの取付け構造において、(a)L形鋼定規
    アングル(2)の水平フランジ部(3)が、垂直フラン
    ジ部(4)を外側にして構造躯体(1)に係止・固定さ
    れていること、(b)第1中空壁パネル(5)の下方小
    口面(6)を支承する断面L形の短尺受け金物(7)
    が、第1中空壁パネル(5)の幅方向のほぼ中央位置で
    前記垂直フランジ部(4)に背中合わせに係止・固定さ
    れていること、(c)前記第1中空壁パネル(5)の下
    部両側部(5a、5b)寄りに稲妻プレート(8)の上
    部(9)がボルト止めされていること、(d)前記第1
    中空壁パネル(5)の下層に建て付けられた第2中空壁
    パネル(10)の上部両側部(10a、10b)寄りに
    短冊形プレート(11)の下部(12)が、それに穿孔
    された縦方向の長孔(13)を通してボルト止めされて
    いること、(e)前記短冊形プレート(11)の上部
    (14)と前記稲妻プレート(8)の下部(15)とに
    よって、前記定規アングル(3)の垂直フランジ部
    (4)の両端部が狭持され、かつ係止・固定されている
    こと、を特徴とする中空壁パネルの取付け構造。
JP20997595A 1995-07-25 1995-07-25 中空壁パネルの取付け構造 Pending JPH0932165A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100462236B1 (ko) * 2001-11-15 2004-12-17 송규열 구조물 외벽용 패널, 이를 이용한 구조물 지하외벽조립구조 및 구조물지하외벽 시공공법

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